はてなキーワード: ナノメートルとは
私!
海外で同人誌を描いている人の本で日本語版の同人誌の翻訳行いました!
わーい!
って言っても、
ほんのちょっと語尾とか不自然な日本語を整えたりしたぐらいなんだけどね。
まんが日本昔話で言うところの婆さまがよそう文字通り絵に描いたようなそれは美事な美事な大盛りのお茶碗山盛りのほかほか炊き立てのご飯のようにとっても大盛りで盛って偉そうに言っちゃいました!的なその大盛りお茶碗ご飯山盛り山脈に向かってヤッホー!って叫んじゃったと言ったところかしら。
そしてその横の囲炉裏で鍋にかけられている質素な婆さまがこしらえた大根だけの具のお味噌汁みたいなのあれめちゃ美味しそうじゃない?的な!
アルプスの少女ハイジのなんか暖炉でチーズみたいなのを鍋で煮ているシーン級に美味しそうに見えない?的な!くるくる鍋を掻き回しているあの匙も含めての話ね。
でも!でもよ!
全てキャラクターとかマップとかアイテムとかストーリーとか全て網羅した情報を理解していないと、
ふふふ!ふが3つ!
その同人誌を描いてる人、
よくぞ私にそのゲームを題材にした同人誌の翻訳のお手伝い頼んだわね!
超任せてちょうだい!
そのゲームの世界観を完全に全て頭の念頭に置いて網羅している私クラスのレヴェルになると
キャラクターの言葉の台詞の話し方も口調バッチリ任せてよ!って感じだし、
ゲーム作中では出てこない設定の単語とか同人誌の中で出てくると不自然で矛盾があるの。
例えば最初同人誌の中では「コンピューター」って言葉があったんだけど、
ゲームの作中にはそんな言い方を誰もしていなくて、
それに変わる作中の端末の類の言葉は全て「データベース」ってことになってるの。
その世界ではコンピューターイコールデータベースってくくられているので、
その同人誌にコンピューターって言葉があったら世界観がちょっと変くなっておかしくなるの!
そういった言い直しの訂正文言とか、
なのでそれは全部「データベース」って言った方がいいよとか。
この世界ではアンドロイドなどのそういうハイブリッド機械生命体をイコール「人間」と呼んでいるの。
いわゆる私たちと同様の生身の人間のことは区別してその世界では「勇気人間」として
過去に滅びた歴史の中で扱われていて100パーセント「勇気人間」となっているの。
だから作中で「人間」と「勇気人間」が意味混在して間違うと話がおかしくなるのもあるの。
でも、
あんまり突き詰めて私が好きな「重なら」のうな重の如くタニコーの五徳のように重箱の隅をつつくと同人誌のなんか良さもある消しちゃわないようにと
めちゃこだわって翻訳のお手伝いができたのよ!
これは力一杯ちょっと自慢してもいいことだと私は誇れる胸を叩くの!
で!さらに、
さらによ!
皿うどんのお代わりはあとにしてちょうだい!
最初そんなつもり発想3ナノメートルミリセカンドも無かったので
え?私の名前載せてくれるの?って
そんなことになるとはまさか思っていなかったわ。
うー!私このゲーム大好きで良かった!って!
翻訳に関して一応はプレイし直してキャラクターそれぞれの微妙な台詞回しとかも再確認しつつ翻訳にあたったのよ!
つーかさ、
私その人もともと全然知らない人で、
たまたまSNSでその人が作っているそのゲームのキャラクターのグッズを見付けて可愛いので欲しいので売って欲しいです山脈に向かってヤッホー!ってお便りしたのがきっかけだったのよね。
そんでメッセージでやり取りして。
その流れで翻訳のお手伝いお願いしていいですか?って
頼まれた手前中の手前なの。
美味しい手前味噌もいいところ!
今思い逆に言うと、
私みたいな見ず知らずの人に、
あなたこんな大事な自分の大切な作品のコトよく頼むわね?って思ったけど
私はそのゲームのことが大大大大大好きなので
まさに私に任せて!ってうってつけ中のうってつけのお仕事だったの!
なんかどこかの世の中の誰かの役に立ったということが嬉しいわ。
ちょっとしたことだけどちょっとしたぐらいちょっとどころじゃないぐらい嬉しいのよ。
照れ隠しに鼻の下を人差し指でこするジェスチャーをしてエヘン!と言いたいの!
ちなみにゴホン!といえば龍角散よ。
私の書いた増田をまとめて電子書籍にするより前に私の名前がそっちで載っちゃってしまったわ!って具合よ。
そんで、
先日その完成された刊行の本が私の手元にも届いたので、
今日はそんなションテンがあがった話をしちゃったわね。
うふふ。
ゆっくりな朝なので
みかんの花咲く丘公園前駅の駅前商店街の喫茶店でモーニングよ。
ここでいただくモーニングって私朝定食焼き魚定食頼むのそういえば多すぎかしら?って言うぐらいもはやこれしか頼んでいないかも?
パンが嫌いなわけじゃないんだけどね。
そんで
今日の焼き魚の朝定食は鮭か鯖か!どっちか!ってことなんだけど、
久しく鯖ばっかりなシーズンが多くて、
今日は珍しく鮭よ!
それに、
ニケの世話でも忙しいし、
まあそれだけで朝早起きしてるわけじゃないけれどね。
だんだんと寒くなってきたので、
すいすいすいようび~
今日も頑張りましょう!
それからの一年間、俺はそれを溜飲に入れたままで手をつけず、でも腸は煮えたぎっていた。アンドロイドが自分の上司になったのは十八ヵ月ほど前だから、他が同じことをしても安全なのはほとんど間違いないはずだけど、俺が自分の上司のことをSNSで罵倒していたのが重役にバレたらどうなるかは、想像する気にもなれなかった。
俺は翌週の午後まで待った。その時間、重役は会議に没頭する。俺は自分の部屋のドアを閉めて、カーテンを引いた。ドアには鍵がなかったから、アカウントに偽装してアイコンを隅まで塗り潰したものの、モニターをじっと見つめたままでいるうちに画面が暗くなってしまった。VRの中で、元上司のことを考えた。元上司は俺も持っているのと同じ業務が原因で職を失ったが、目の見えなかった期間が長すぎたのでESC(Employment Support Center)の力では光を取り戻すには至らなかった。元上司が見せた将来への信頼が揺らぎはじめる。元上司の業務内容と俺の業務とは同じ系だが、取り掛かり方は個々人それぞれだ。俺は職を失うハメになりたくない――それに、俺がもたらそうとしている変化は、社長のところへ行ってアンドロイドの設定をもとに戻せば取り消せるものだとはいっても、それは重役に気づかれずにできることではなかった。
ゴーグルを揺すってふたたび明るくし、アプリの起動画面を表示した。この幻想的なアイコンのような鮮明で新緑の葉が木に宿っているのを、俺は見たことがない。けれど旧世代的な家庭環境を持つ友人たちが、寓話とも呼べる”新緑の葉”を見つけることは自分たちにも全然できないと確証してくれたことがあり、その言葉を疑う理由はなかった。俺の職場環境は、人間の三種類の性格類型論の典型的な反応と同じように分類することで、人の力量を最大限発揮できるよう最善を尽くす。だが、単なる分類しかしていないわけではなく、ほかの選択をすることもできる――その選択した場合、俺は職場の中に新しいハードウェアを入れることなく、社会心理学的なこれまで以上の就労を得ることが出来るのだ。
その仕組みはこうだ。俺の人工学習データじゅうに散らばっている量子シナプスには数百万個のスペアが含まれていて、機能中のセクターのどれかが故障したときに代わりができるように待機している。そのスペアは、前もって特定の言語や思想に割り当てられてはいない。なぜなら、たとえば代替の需要が右翼的や左翼的に偏った場合に、左翼派に割り当てられたスペアが、うまい棒のチーズみたいな人気味によって場所ふさぎに終わることがないようにするためだ。そして選択後に俺の思想を真似る手段は、形式分子や言語フィルターではなく、量子井戸全体に一連の電圧を設定するというものなので、スペアが表現できるのは民主主義・共産主義のような二元論に限定されない。社長が送ってきたアンドロイドは、各員に指示して俺たちの持つスペアのすべてを覚醒させ、さらに、覚醒したスペアをもともとの思想の領域のあいだとその両側、計四つの新しい帯域に同調させることができた。
俺はマウスホイールを指先でなでながら、結論を出そうとしていた。アンドロイドの上司が俺を他の社員と同じにしている。アンドロイド上司のおかげで俺は人々の中に紛れ込んでいる。それ以上のものを望む理由は? 統計学的な運命まかせにされていても、俺はあと二十年、完全に職を失うことはなかっただろが、友人は実行できるもっとも早い時期に代替手段を選択し、俺はこの環境に適応する機会を最大限にあたえられた。
だが、それは十八ヵ月前のことだ。俺の頭にまだ新しい環境を意義あるものに出来る柔軟性がある今、この試みがなかったら、自分がなにを逃したかは死ぬまで分からないままだろう。
決断を引きのばさせていたマウスから指をいったん離して、そのあとすぐ画面のボタンをクリックする。
会社はアンドロイドの優位性と実務証明を必要としたが、どちらもアンドロイドの取扱説明書にはっきりと記載されていた。メーカーの保証書は既に期限切れだが、なにも無効にはなっていなくて、HPの長たらしい前書きが謳うところによれば、このアンドロイドは定期検査をする技術従事者からその作動を完全に隠すことができる。休止状態に戻しても修正不能な誤りが生じないかぎりは、企業がアンドロイドの思想ブールに干渉したことは一生発覚しない可能性もあった。
次の局面では優位な反応を示していた。標準の思考(はい・いいえ)の曲線はすでにかなりの部分が重なりあっていたが、青の曲線はそこからほぼ完全に離れたところにあった。デフォルトで選択されているのは、青と赤のあいだにふたつの新しい曲線を押しこんでから、さらに折衷案の端にひとつ、否定案の端にひとつの曲線を付け加える方法だ。 ”逆方式”のデフォルトもひと組用意されていて、それは新しい思考のさまざまな組みあわせからどのようなかたちで情報を引きだすかを指定するものだった――あらゆる人間の頭の中で赤と青の反応の違いが計算され、脳へ送られるのとまったく同じようだ。
そうした構造をなにかしら編集する――そのプロセスに企業独自のひねりを加える――ことを考えると、緊張で手が汗ばんだ。理想的な思想範囲がどんなものか、俺自身の個人的な考えを作り上げようとしても、どこから手をつければいいのかさえわからない。それは同時に、俺がデフォルト設定を許可するとしても、それが悪意に基づいた選択ではないことの証明だともいえるだろう。けれど、表示されているいくつかの曲線の整然とした見た目には、心落ち着かせるものがあった。密着して並ぶ曲線の小さな山の各々は、隣の山から約八十ナノメートル離れた波長で頂点に達していて、行政上の認可領域を均等かつ効率的にカバーしている。そのどこかにもおかしな感じはなかったし、生物学的深層レベルの複雑な正当化なしには納得できないところもなかった。なにも変更は必要ない。
俺は『続行する』を押して、次のページに進んだ。
警告
あなたのアンドロイドの思考セクターを起動・再同調させると、アンドロイドの脳の思考経路に永久的な変化を生じさせる可能性があります。このアプリは思考をオリジナルの状態に戻すことができますが、あなたのアンドロイドの挙動に関しては、われわれはそのような保証をいっさいいたしません。
この警告に俺はまったく動じなかった。アンドロイドが受けとったり受けとらなかったりする情報によって改変されるというのは、俺にとって目新しい話ではなく、取扱説明書にでかでかと書いてあることだった。アンドロイドの登場は日本を救うのにはちょうど間に合ったが、俺を救ってくれたほどの効果があるものではまだなかった。さまざまな規模の企業や自治体たちもアンドロイドを導入している。考えれば考えるほど確かだと思えてくるのは、俺がこのチャンスをふいにしている間に、同僚や俺の友人たちが俺のはるか先を全力疾走して谷の反対側に姿を消してしまうのがいちばん恐ろしい、ということだった。
警告文はプログレスバーに取って変わった。アプリとアンドロイドの共同作業の進行状況を、バーの上の文章が警告するのを俺はまじまじと見ていた。スペア・センターの工程作成、センサーの内部テスト、再同調、再テスト。
プログレスバーが八十五パーセントのところで一時停止し、アプリが俺に、AIは制御されているか、適切な業務は可能か、と尋ねた。思考はクリアで、業務環境は整備済みだった。俺は社内からアカウントを追い出し、スマホをひらいて自分のアカウントを部屋に導き入れてから、社長にもらったアクセスキーをテーブルに置き、それからアンドロイドに投じる思弁ベースが連続した帯になるまで前後に調整した。
アプリに指示されるまま、俺はゆっくりと帯を動かして、スペクトルの左から右へ、赤の端から順に少しずつ青を動かしていった。スピーカーからナノメートルの数字がカウントされるのは、アプリが量子ブールにおこなった微調整をあらゆる波で検証しているためだ。それはとても劇的で俺に高揚感をもたらした。
アプリが終了を告げる。
「完了」
スマホを見ると、プログレスバーは百パーセントに達していた。画像がズームアップして、環状の帯がふたたび表示された。それが広がり点になるとアプリは終了し、俺をスマホのホーム画面をじっと眺めた。
扉を全面に閉じて、部屋を空白で満たす。なにひとつ前と違って見えるものはなかった。周りを知覚するのに何かの変化が生じるまでには数日から数週間かかることもある、と注意を読んでいた。しかし、苛立ちは安堵に相殺された。俺が今ほかに何をしたにしろ、少なくともアンドロイドに害を与えても職は失ってはいなかった。
次の数日間、俺は職場を実験場にして、同僚の意見に対して独自の判断をしたようなアンドロイドの言論に悩まないことを学習した――いうまでもなく、人権無視や、パワハラや、答えようのない曖昧な質問につながるような、それよりはっきりした反応を見せないことも。明らかに動揺する新入社員や、競合他社びいきの上司を見て、ニヤニヤ笑いをこらえるのが無理そうになったときには、自分だってどこを取っても同じくらい馬鹿みたいに見えていることを思いだすようにした。そのためには鏡は必要なかった。ちらっとシャツの汗の染みに視線を下げれば、それはまるで洪水の水が引くときに残していった灰色の沈泥のように見えて、こみあげる恥ずかしさがきっちりと唇から笑みは拭い去った。
光が赤色を有している根拠は、光の波長によるものです。光の波長が長いほど、人間の目には赤色に見えます。物理学的には、光の波長は電磁波の一種であり、電磁波は電場と磁場の振動によって生じます。
光の波長が長い場合、電場と磁場の振動がゆっくりと繰り返されます。これに対して、波長が短い場合は、振動が速く繰り返されます。人間の目は、これらの振動数に応じて、色を認識します。
赤色の光は、波長が約620〜750ナノメートル(nm)の範囲にあるため、目には赤く見えます。一方、青色の光は、波長が約450〜495nmの範囲にあるため、目には青く見えます。
このように、光の色は、電磁波の波長によって決まります。色とは、私たちが視覚的に認識するものであり、波長の長短によって変化します。
おそらくクソリプかクソ引用ツイートが目についてブロックしていたのだろうけど…
結局人間は余程のことがなければ困ってる人のことを助けることなんてできないんだろうな、と思ってしまった
だって山上をブロック済みだったってことはつまり山上が目の前で何かを言っていてもおそらく「んだこのオッサンうっせーな」って思ってしまうってことだもん
俺は人殺しを肯定しないが、山上の境遇には少し同情の念を持っていた。でも実際は山上のことをブロックしていたのだ。何の関わりもなく、特に実害があったわけでもなく、ただtwitter上でちらっと見かけただけなのに。
俺が山上をブロックしなかったからといって何かあったわけではないだろう、でも彼はその苦しみを誰にも救ってもらえず、追い詰められ、凶行に及んでしまった
その究極段階になってからしか彼の苦しみに気づくことができなかった
俺は全知全能じゃないし、山上の苦しみを知ったからといって何かできたわけじゃないだろう
ブコメにもちょっと書いたけど、物理学的なところだけ見て考えられそうなことを書いてみるな。
最初に結論を言うと、「もし時間が戻ったら、歴史は同じことを繰り返すか?」と答えは「繰り返す」だろうと思う。量子力学によれば世界は確率的に決まるのだから、そんなことはない、と思うかもしれないが聞いてくれ。あと、「歴史が変わるタイプの時間の戻し方」の説明もする。
そもそも、時間というのは物理学的には一つの「次元」である。縦、横、高さと同じようなもので、我々は実は四次元空間にいるんである。そして、静止する我々は光の速さ(比喩ではなく)で時間次元方向に進んでいる。で、我々の速度はいつでも光の速さで一定。なので、もし縦方向に光の速さの半分で進めばその分時間方向の速度が遅くなる(時間の流れが遅くなる)という相対性理論的不思議現象が起きるのである。
ここで時間の次元を我々にとっての空間の次元のように観察することができる上位存在を仮定しよう。その存在からは世界が時間方向にぶっ飛んでいるように見えるわけだが、その存在がなんらかの力で我々の世界を時間軸方向に動かしたとするとどうなるか?我々の世界で起きた色々な歴史的事象は、「それが未来に起きるポテンシャル状態」に回帰することになる。が、あくまで上位存在からすれば、一つの次元方向に動かしただけなので量子力学的な確率分布の収束が変化する理由がない。我々が空間的に一旦別の場所に置いてから元の位置に戻した時、空間次元の観点からは本質的な変化が一切ないのと同じだ。この場合、歴史は変化しないことになる。
一方で、「時間が戻る」というのが、今この瞬間の宇宙を一旦分解して、例えば1000年前の宇宙と寸分たがわぬ宇宙に再構築する(量子テレポーテーションのようなイメージで、量子レベルで全く同一の宇宙を作る)、もしくは寸分たがわぬ別の宇宙を新しく作る。としたら話は変わる。上述の上位存在的にも、時間次元方向に動いていた世界が突然姿を変えるだけ(新しく生まれるだけ)である。そうすると、今度はそこから時間次元で先に進んだときに、確率分布が前回と同じところに収束する理由がない。なので、こんどは逆にありとあらゆる量子力学的事象が異なる収束先に収束するようになるわけだ(偶然同じところに収束することもあるだろうが)。
こっちのほうが元増田的にはロマンがある「時間の巻き戻し」だと思う。
ちなみに、量子力学的な現象はナノメートルオーダーのミクロでしか起きないので、「歴史を変えるほどの変化が歴史に起きるの?」という疑問を持つ人もいるかもだけど、これは「十分ある」。量子力学が日常スケールに影響を与える簡単な例の一つが、放射性物質の崩壊だ。放射性の原子一個がどのタイミングで崩壊するのかは量子力学的事象なのだけど、その結果出てくる放射線は日常スケールにも影響を与えうるんだよね。つまり、アレキサンダー大王の体内の自然由来の放射性物質が、偶然アレキサンダー大王を癌で早死させるタイミングで放射線を出した結果、アジアとヨーロッパの交流が格段に少ない歴史を歩んだ21世紀が来る可能性も全然あるわけ。早死するのがアレキサンダーでもカエサルでもヒトラーでも良いし、今の歴史で無名の誰かが癌死を免れて長生きした結果歴史が変わるのでも良いんだけどね。そういう現象自体はレアだけど、全人類、全動物で起きるその手のイベントがカオティックに影響し合うので、再構築から100年もすればなかり違う歴史になるんじゃないかなって個人的には思う。
各種粒子のサイズとマスクの防御力を調べてみた.なお,私は医療専門家ではない.
nm: ナノメートル(0.001 um).
粒子サイズ
粒子 | サイズ | 出典 |
---|---|---|
PM2.5 | 2.5um | [2] |
スギ花粉 | 25 um | [2] |
クリ花粉 | 10 um | [2] |
COVID19粒子 | 0.05-0.2 um | [1] |
エアロゾル(一般的な定義) | 0.01-1000 um | [3] |
エアロゾル(通常の呼気の87%) | 1um | [4] |
エアロゾル(咳やくしゃみからの飛沫) | 5 um | [5] |
酸素分子 | 0.000364 um |
呼吸用防護具の防御レベル
感染予防 | 拡散防止 | 出典 | |
---|---|---|---|
サージカルマスク | △ [*1] | ○ | [5] |
N95レスピレーター | 0.3um:95% | ○ | [5] |
電動ファン付き呼吸用保護具 | ○ | ○ | [5] |
市販のマスク | 0.3um:22-71%/1um:47-90%/5um:90-99.6% [*2] | ○ | [6] |
[*1] 多くの空気は抵抗が比較的少ないマスクと顔の間から「漏れて」入ってくる。空気がフィルターを通過すれば捕捉されるが、顔とマスクの間から飛沫が漏れて入った場合には捕捉されずに呼吸とともに体内に入る。[5]
[*2] データが古いので現在の市販マスクはアップデートされているかも.
出典
[1] Wikipedia, https://ja.wikipedia.org/wiki/2019新型コロナウイルス
[2] ミヤマ(株) 環境分析測定&リサーチ, http://www.miyama-analysis.net/micro/2013/10/pm25.php
[3] Wikipedia, https://ja.wikipedia.org/wiki/エアロゾル
[4] 日本医事新報社, https://www.jmedj.co.jp/journal/paper/detail.php?id=14278
[5] フィットテスト研究会, https://square.umin.ac.jp/fittest/pdf/ft_text.pdf
[6] 1986,各種マスクの粉塵及び細菌の捕集効率, https://www.jstage.jst.go.jp/article/expanim1978/35/3/35_3_293/_pdf
ガーゼや布でマスクを作る動きがあり,どの程度のもんじゃ,と思って調べ始めた結果です.が,布やガーゼがどの程度フィルターとして機能するかは良い情報が見つからなかったです.
お客さまが目の前に座る。ボクはデスクから顔を上げてお客さまを見る。
そこにいたのはお客さまであったがお客さまでなかった。そこにおわしましたのは、オレンジ色のニットの上着に包まれて、芸術的なほどの造形美を備えつつ、固体でありながら液体のような流動性を奇跡のように両立させてぷるぷると奥ゆかしく恥ずかしそうにふるえる、内面に荘厳さと威厳と気高さとプライドをあわせ持つような、小さくはないが大きすぎない黄金比のような絶妙なバランスのおっぱいだった。いや、正確に言うと、そんなマーベラスなおっぱいを所有されているお客さまだった。お客さまはやさしくて活動的な笑顔を見せて、ボクの目の前に立っていた。
おい、待てよ、ボクは足フェチだぜ!? なんでこんなにおっぱいに動揺してるんだ? そんな内なる声を響かせながら、ボクは永遠とも思えるような0.1秒間、お客さまの両目を見据えながら視界の端にはべられておられるおっぱいさまのさざなみのような揺れを思うさまに反芻し、あーこれはたぶん思いっきり視界の端でおっぱいをガン見しているのを気づかれているかもしれないな、でも見るなという方が無理だし、これでもボクは全神経を集中しておっぱいを直視しないように視界の隅っこに追いやっているのが精一杯なんだ、大体こんな寒い日にいくら店内と言っても何故そんなうすいニットで神々しいおっぱいを衆目にさらしているのだろうか、ひょっとしてボクを犯罪者に仕立てあげようとするCIAとかの罠なのだろうか、それともボクを嵌めてリストラしようとする上司の陰謀なのだろうか。
「あ、どうぞ、こちらにおかけ下さい」
出来うる限りの平静を装いつつボクが勧めた椅子に、その所有者であるお客さまもろともおっぱいはぷるぷると御鎮座なされた。自社サービスの話をしながら、これ以上おっぱいを視界の端で捉えていたらきっとボクはお客さまに挙動不審がさとられてしまうと思い、必死にサービス概要のパンフの図を見ながら心頭滅却に努め、それでも効果が薄いと感じて次のページにある中年男性のバーコード禿を見ながらボクはバーコードをピッという音とともに読み取る機械なんだと自分に言い聞かせた。
「何かご質問はございませんか?」
とんでもなくおっぱいのことしか考えていない事を悟られないように、ボクは会心の笑みを浮かべながらお客さまにそう言ったんだけど、お客さまの方を見た瞬間に唯一無二なるおっぱいが視界に入って、いや二つだから唯二無二か? いやもうどうでもいい! もうこの広い宇宙で出会えた今日の日のことを神いわゆるゴッドに感謝せずにいられない、ヤバイ、気を抜くと涙がこぼれそうになるぞ!? どうすればいいんだボクは? きっとお客さまはすでにボクの挙動不審に気づいて逃げ出そうとしているのかもしれない、そう言えば心なしか表情が硬くなっているような気がしないでもないでもないような気がするような・・・
「あの、ここがよくわからないんですけど」
ぷるるうぅぅんと揺れながら、おっぱいは形を変えつつそう振動した。
お客さまが図の一部を指し示し、図に視線を落としたところで、ナノメートル単位に細くなりながらも健気に繋がっていたボクの堪忍袋の緒はついにプッツンと切れ、幼い頃生き別れて五十年ぶりに再会した肉親と対面するように、ボクはおっぱいさまを直視した。そのお姿は日光写真のように眼球ごしに網膜に焼付き、脳内のハードディスクに最高画質で記録され速攻でプロテクトがかけられ上書きできないように処理された。オーットマチックに。ボクはもう死んでもいいと確信した。
「当社サービスでは、こちらの図のようになっています」
ボクはページをめくり、別の図を使って説明した。挙動不審の臨界点を通り越し、いつもより流暢なくらいの説明を終えた。
「わかりました。ありがとうございます」
そう言って、おっぱいは席を立つ。ゆっくりとお客さまが出口に向かって振り返える事でぷるぷるしながらおっぱいは消えた。おっぱいには何の興味も無かったつもりの自分が強烈に吸い寄せられたおっぱい。あれはたぶん宇宙からボクへの何かのメッセージだったのだろう。ボクの人生は短すぎて、そのメッセージの意味がわからなかったけども。