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はてなキーワード: ギャルゲとは

2020-11-24

anond:20201124083515

単純に自分が嫌だで済ませりゃいいのに、無駄フアンを煽るようなうぜえ書き方してクリエイターの風上に置けないクソ野郎

呪いってほんとうぜーよな

君と彼女彼女の恋ってエロゲ呪いだったの思い出したぜ

あれにはエロゲキャライデアみたいなキャラが出てくるんだけど、「他のエロゲギャルゲやっても、それに出てくる女の子キャラの中身は実はぜーんぶこいつなんですよ」って呪いかけやがったからな

2020-11-08

anond:20201106184657

最低のアニメ化に終わってしまったエロゲPSでも出てるからギャルゲか?)

この世の果てで恋を唄う少女YU-NO」を思い出した(´・ω・`)


アニメはとにかく意味不明な改変しまくりで、その最たる点が「異世界に行く動機」だった。

現代世界アニメなんだけど「古代人のロストテクノロジー」みたいなのが全編に渡って謎としてあって、

ストーリー上生死不明の親父(考古学者)を追って最終的に異世界に行く。


原作ゲーム

親父の痕跡を辿り、「宝玉」と呼ばれるギミックを解いた結果、意図せず異世界に飛ばされてしまう。

主人公たくやは半狂乱になりながら(現世編では冷静なキャラだったので焦りが特に際立つ)現世に帰る方法を探し、

諦めとか絶望のシーンを経てゲーム内時間が数年飛び、異世界で唯一出会った少女との間に子供生まれる。


アニメ

現代編のストーリーの途中で「異世界」の存在を知る。(原作からするとこの時点でありえん)

ある少女を助けるために異世界に行くと決意し、自らの意思渡航する。

自分意志で来たので絶望とかは無く、「へーここが異世界か」のノリで何故か数年経過

助けるつもりだった少女はどうすんだよ!という視聴者ツッコミも虚しく現地の少女との間に子供生まれる。


まあ結局帰れないのは同じなんだけど

この意味不明な改変って実は近年のストーリートレンドだったのか?

とこのツリー見て思った。

まあアニメの方は作品内で破綻してるから論外なんだけれども

2020-11-04

anond:20201104211007

からギャルゲメーカーも、自分たちのこと「美少女ゲームブランド」って言ったりするし

コギャル発生以後は「ギャル」もそのイメージに引きずられてチャラい系のハイティーン女子を指すようになった

anond:20201104141815

鬼滅の刃って作品は読んだことないからしらんけど、ワイがここ数年で話が面白いと思った作品は、あいりすミスティリアっていうDMMR-18版もあるソシャゲと、ららマジっていうサービス終了したけどスマホソシャゲの2本やで。

前者はオーガストっていうギャルゲの老舗がシナリオ書いてるから良いんやろなあと思うし、後者西村悠さんって人がメインシナリオライターで、オトメイト系の乙女ゲーシナリオで有名な人だったらしい。これは道半ばでサ終してしまたから後にクラウドファンディングで続編小説企画が立ち上がって、目標額を大幅に上回る3000万円弱が集まったっていうから、どれだけファンに愛されてた作品か分かると思うやで。

2020-10-14

anond:20201014100141

自分の在り方」が正義になりすぎてて盲目になってる感じがするけれど

趣味釣り野球、革細工とか)での繋がりも存在してたとか想像できないのかな

エロゲギャルゲ限定しても、ファン同士の交流普通にあって

オフ会即売会ハンドルネームで呼ぶことも当たり前の時代

ハンドルネーム名刺とかも流行ったんだけどねぇ

逆に言えば「読専」なるものの方が、インターネット文化としては傍流でしょうに

だって当人は何にも発信しないのに、「文化」もなにもあったもんじゃないでしょ

2020-09-13

おすすめエロゲorギャルゲ教えてほしい

人生で初めて「オトメドメイン」というエロゲプレイしたのだけど、大学に入って失った人間性みたいなものを取り戻せた気がする。

プレイが終わってお気に入りのシーンを何回か見直してるんだけど、まあ何回も見てると感動するシーンも「いいなぁ」くらいしか思えなくなってきた。

また人間性が失われつつあるので紳士の皆さんのおすすめタイトルを教えて欲しい。

ちなみにHなシーンはそこまで好きじゃないのであまりそういうシーンが激しくないものがうれしいです。

2020-09-12

ふぃぎゅ@俺の養子

10年以上フィギュアを集めた私が、今回フィギュアを売るにあたって、自分気持ちを整理するためにフィギュアに対する想いを長々と綴った。

業者さんに送った文をほとんどそのまま投げる。業者さんの名前は出していいかわかんなかったからとりあえず空白にした。

自分でも今後読み返せるようにしておく。あと誰かに読んでほしかった。

ーーー

から十数年前。高校最後の年に友人から食玩フィギュアをもらったのが、私とフィギュア出会いでした。

あのころガチャガチャ食玩フィギュアが多数存在しており、小さいながらにそのキャラクターの特徴が捉えられていました。ゲームばかりしていた当時の私に多大な衝撃を与えてくれ、自分オタク趣味世界が少し広がりました。バイト代ガチャガチャにつぎ込み、クローズド食玩フィギュアの中身を数少ないフィギュア仲間とトレードしていました。

翌年進学してすぐ、自分へのお祝いとしてショップで初めてのスケールフィギュアを購入しました。マックスファクトリーアル・アジフです。この頃はフィギュア購入者層も限られており、ギャルゲフィギュアが圧倒的に多かった時代でした。

これは偏見かもしれませんが、当時学生だった私のオタク趣味の中でスケールフィギュアというものは、とても高額でありかつガチオタが楽しむものだとされており、とてもハードルが高いものでした。友人間でも冗談で「そっち(スケールフィギュア)に踏み込んだら終わり」という謎の感覚が浸透していたので、ショップ会計をしているとき心臓が早鐘を打っているようにうるさく、とても緊張したのを憶えています。大きい袋を持って帰路につき、自室の机でさっそく開封して台座に立たせました。まずはその圧倒的な存在感。ガチャガチャ食玩と比べてその大きさもさることながら、それまで手の届く範囲にあったものとは圧倒的にクォリティが違いました。こんなすごいものがあるんだと、いろんな角度から夢中で眺めました。

そしてここからズブズブとフィギュア沼にはまっていきます。私はすっかりフィギュアの持つ魅力の虜でした。

この頃はメーカーによってフィギュアの出来に大きく差がついており、好きなキャラクターが出ても購入意欲がそそられないものもある時代でした。そのため私は自然と、知らない作品キャラクターでもクォリティが高ければ買うという、造形買いをし始めます

初めは大手メーカーのものから買い始め、原型師さんによっての造形の違いが分かるようになってくると、好きな原型師さんが作っていれば買うという原型師買いもし始めました。

社会人になると使えるお金も増え、より多くのフィギュアを手に入れられるようになりました。そうすると飾る場所も考えなければなりません。ガラスケースを購入し、大きな部屋に引っ越しするなど、更に管理のために室温なども考えるようになりました。

そうして現在、多くの素晴らしいフィギュアリリースされる時代になりました。有名なキャラクターほとんどがフィギュア化され、ハイクォリティ360度眺められます。その分値段が高くなりましたが、メーカーから比較安価のものも出ており、可動やデフォルメプライズも素晴らしい出来で世に出ていますフィギュア世界はこの十数年で大きく広がったなあと思っています

そんな時、ふと自分の部屋を見回すと、未開封フィギュアが積まれているのが目に入りました。いえ、今まで目を背けていただけで、本当は分かっていました。今の現状を、アル・アジフを買った当時の私が見たら罵倒されるでしょう。今の私は、惰性でフィギュアを買ってしまっています

私の家にはガラスケースが3つあり、そこに100体ほどのフィギュアが飾られています一年前くらいからそこに入りきらなくなってしまい、仕方なく積んである子達です。いつか飾るからね、と思いながらどんどん積んでいくフィギュア達。同時に作ってくれた原型師さんやメーカーさんにも申し訳ない気持ちが積み重なっていきます

ケースを追加して飾ることも可能ですが、必ず限界が来ますフィギュア管理は箱から出して空気に触れさせた方が良いと言われていますが、あれだけ管理面にも気を付けていたのに今の私はそれすらできていません。さらに物を捨てられない・売ることができない物欲の塊の私は、どうしたらいいのかわからず悩み始めました。

こんな思いを引き摺って数か月、答えが見いだせないまま、近々引っ越しをすることになりました。今まで通りなら当然フィギュアも連れて行くのですが、悩んでいる自分が今まで通りでいいのかと言ってきます。今が引き際なんじゃないかと。

まず友人に譲ることを考えましたが、当時のフィギュア仲間はほとんどおらず、今の友人もだいたい同じものを持っていました。また、量が多いので個別に送るとなると手間もかかります。そうして私は、思い切ってネットフィギュア買い取りを検索し始めました。そして見つけたのが「   」さんです。

決めてはこの「愛情買取」でした。先に買い取り依頼をした方の愛情紹介を読んだ時には、私と似た状況の方もおり、正直泣きそうになりました。

よしここで売ろう、と決めて買い取りオーダーをしましたが、やはりまだフィギュア達には未練があります自分が惚れ込んで買った子達なのに、飾ることができなかった状況がとても悔しくて申し訳なくて悲しいです。でも私の手元にあったのではこの子達は輝けない、他の人の手に渡ることによって輝けるなら、それが一番いいんじゃないか。売ることに対して引っ掛かりを感じていましたが、こうして文章にして自分の想いをまとめると少し心が軽くなったような気がします。

「   」さんでは「娘を送り出すようなもの」と書かれていましたが、私の友人間では昔からフィギュア達のことを「養子」と呼んでいました。大げさかもしれませんが、まさに子を送り出す親の心境です。

私はダメな親だったけど、みんなに魅力がなかったわけじゃない。それぞれの造型美に惚れ込んで、迎え入れた時の気持ちは本当でした。これからは新しい家で存分にその魅力を振りまいて、きらきら輝いてほしい。みんな、幸せになってね。さようならありがとう

2020-08-17

anond:20200817154444

主人公が「プレイヤーと同一視する為の媒体ではなく、独立した一キャラとして明確な人格を持つ」作品なら普通主人公描くだろ

キャラ一人だけ描いてカメラ目線で呼びかけるようなセリフ言ってる、ってのがギャルゲしかないんだよ

ギャルゲでも主人公キャラとして独立してるなら画面に主人公出して女キャラそいつに語り掛けてるように見せるしな

anond:20200817153634

それは宇崎ちゃん原作を知っているからこそ読み取れる文脈なのであって、原作に「センパイ」という独立したキャラが登場することすら知らない人がどう感じるかはわからない(たとえばギャルゲのような媒体だったら主人公=消費者側だし)

ドラマの一部を切り取っているんですよ、という注意書きに「センパイ」という呼びかけ一つではイマイチ足りないのではないか?と思う。(増田は賢いからそんなことないんだろうけど、そういう人もいるか広告は最大限注意すべきという話)

2020-07-29

最強のオタク定義ができた

最強のオタク定義ができた。

オタクのコアとはなんなのか?

二次元オタクアイドルオタクが「疑似恋愛」をコアとしていることはわかる。

では、それ以外のオタクは?

オタクの由来を考えれば自ずと答えは見えてくる。

オタクの由来は諸説あるがアニメキャラを真似たごっこ遊びに由来するという説が有力だ。

まりオタクのコアとは「ごっこ遊び」なんだ。

 

 

異論のあるものは代案を持参の上、ご参加ください(反論がなければわたしの勝ちだぞ)。

2020-07-22

彼氏Vtuberを〜」の人のその後。

あのあとまたグループ通話してる時にそんなような話になって、堪らず通話ゲームをブチ切ってあの増田を共有した。



結論から言うと、私は死んだ。




すごい勢いのド正論大正解で私の嫉妬根本原因を突き止められ、自分のあまりの思い違いと恋は盲目(笑)さに恥ずかしさのあまり死んだ。あん増田書くくらいだ。私は彼氏のことが死ぬほど好きだ、推しより好きだ。

コメント彼氏を貶すようなものが見受けられたので、たくさんの反響を頂いたが削除した。残そうかと思ったけど消した。

反応を下さった方、有難う御座いました。全て隅から隅まで読ませていただきました。

今回の原因は私と彼氏のVに対する見方の違いだった。

私は比較的規模の小さい箱の中でも更にファン数の少ない推しを、箱に所属する前個人勢で登録者3桁レベルの頃からずっと推している。そのため、Vとの距離があまりにも近い。例で言うなら配信リスナーが出る、ゲームのフレンドになる等、Vに対して自分たちと同じ目線で、同じ存在だと気づいてしまう様な環境だ。だからVを同等の存在とみなし、嫉妬に狂ってしまった。

一方彼氏推しは界隈でもほぼトップレベル事務所所属し、リスナーの数も軽く2桁万を超えるレベルだ。そもそも自分たちと同じ目線になんか居ないのだ。比べるもんじゃねぇんだ。要するに私が普段推しに対して言ってるのと同じレベル発言だったわけだ。

説明されて理解した私は自分のあまりの恥ずかしさに死んだ。ついでに推しを貶された彼氏から好感度が下がったとのお達しを頂いた。残当

みんなも気をつけてね。(同じ状況になることあるか?)







追記:前記事エロ画像貼りや犯したい発言に対してかなり心配を下さっている方がいるが、私たちグループでは日常茶飯事の会話なんだ。

そもそも私以外女が居ないグループで、私自推し女の子の方が多いしそういった類のエロ画像に対して嫌悪感も無い。ていうか自分で探しに行くレベルだ。

学生時代から仲のいいかなりプライベートな部分でも繋がりのある小さいオタクコミュニティから異常だと気づけずに書いてしまった。それは私の落ち度だと理解しているからあまりくじらを立てずに許してくれると有難い。

また、好感度の話はいくつか出ている様にギャルゲ的な意味である理解している。こちらも上記と同様によろしくお願いしたい。

※両方推しVは女の子です。

2020-07-07

女性向けコンテンツ」が辛くなった話

僕は昔から現在にかけて「男性向け・女性向け」ジャンル作品/コンテンツを両方それなりに摂取している。

良い作品は男女関係なく楽しめる物だ。



しかしその過程で僕は「女性向けコンテンツ」に辛さを感じるようになった。この記事ではその話を綴っていこうかと思う。



ただ僕は自分自分の首を絞めるオタクであったというお話だ。

体験気持ちを具体的に述べてくのでちょっと長い。時間が余った暇つぶし程度に読んで欲しい。




自身オタクコンテンツかどうかに関わらずあまり物に男性向け・女性向けをつける必要はないと思っている立場だ。

何故なら、それを好むことに生まれ持った性別など関係無いし、実際(特に最近では)その表記関係なく両方の性別人間が楽しんでいるコンテンツは多くあるからである

しかしながら、両方を楽しむオタクをやっていく中で、この表記必要不可欠かどうかは置いといて、"正しい"ものではあるということをひどく痛感した。



僕は小さい頃からジャンプ特撮美少女深夜アニメを楽しんできた主に男性向け作品を楽しんできたタイプオタクだ。

そんな中女性向け作品に初めて触れたのはアニ横学アリといった人気もクオリティも高い、男性が楽しむにも敷居が低い少女アニメである

この程度ならば多くの人が共感する作品・思い出があるだろう。


そして本格的に女性向けコンテンツに手を出したのは恋愛シミュレーションゲームにハマっていた中高生の頃だ。

この頃は有名どころのギャルゲはそれなりにプレイしていて、それまで感じたことのなかった二次元キャラ自分との奇妙な関係性に衝撃を受けていた。しかギャルゲ黄金期とも重なり良質なストーリー作品にも恵まれ尚のことギャルゲにのめり込んだ。

そんな中ひょんなことから乙女ゲームである緋色の欠片」というゲームを知る。



そしてこのゲームと会ったことが、僕が自分の首を絞め続けることになった元凶となる。



きっかけはYouTubeに上がっていたMADだ。その頃ハルヒ銀魂にハマってた僕は、杉田さん経由でたまたま緋色MADを見かけた。初見は正直MADに組み込まれていたセリフで ああ乙女ゲーム(笑)とはなった。しかギャルゲもやり尽くした感があった頃だった事や、犬夜叉彷彿とさせる世界観に興味を持った事(結局全然違ったが)、ストーリー面白そうで公式サイトを見る限りドストライクの女キャラがいた事もあり購入を決意した。

で、やった。

めっちゃ面白かったしバチクソ泣いた。

ストーリー面白さもさることながら、女性向けという感じはあまりしない絵柄やキャラデザ、(描写賛否あるものの)バトルも多いので馴染み易かった事、女性キャラ結構出てくるので読みやすかった事、美鶴ちゃん、など多くの要因が重なりあまり女性向けゲームという印象を強くは受けず、かなり楽しめた。あと中二病的固有能力設定にどハマりした。家で手に紋章とか書き込んでた。俺も風を操って真空の刃で敵倒すんだ妄想を授業中してた。



さて、ここで僕は「乙女ゲームも意外とイケるじゃん…?」という心境になった。そして他にもないかなと探し始めたのだが、まぁなかなか緋色並みにバチんと第一印象でくるゲームが見つからない。同じ絵師ゲームもあったがこちらはちょっとキャラデザと設定がやろうと思うに至らなかった。結局、探していくうち絵柄と設定があそこまで俺的敷居が低く印象が良いものは稀だったんだなと知った。

乙女ゲームという俺の中では手を伸ばすには異端ジャンルをやる上で、それを乗り越えてでもやりたいと思うほどの第一印象大事だったのだ。

(あくまで僕の"第一印象"の話なので勿論神ゲーはいくつもある)



緋色たまたまだったのだ…と思いつつ緋色面白さを引きずっていた僕は、今までのオタク活動もそのままに緋色の新展開や新作乙女ゲーム情報を細々と追っていた。



さて気付かぬうちに首を絞め始めたのはこの辺りからだ。



この頃展開していた緋色コンテンツは主に続編ゲームドラマCDアニメである

この中でこの記事として特筆すべきはドラマCDである

ドラマCDギャグ展開のものが多く大いに笑っていた。しかしたまに挟み込まれ恋愛要素や女性向け的台詞にうん…みたいな気持ちに僕はなっていた。

今思えば、いや今思わずとも、当たり前に当たり前の要素ではあるのだがなんか違うんだよな〜などと思っていたのだ。そもそもゲームにもそんな要素は当たり前にあった筈なのだが、出来上がったシナリオ必要不可欠な要素の一部として享受していたんだろう僕は、そこを強調されてもみたいな気持ちだったのだろう。

でもまぁこの時の僕はちょっと違和感程度で意識するほどは思ってなかったと思う。



そんな中、「夏空のモノローグ」という乙女ゲームが発売される。

緋色以降結局プレイに至るゲーム緋色の続編である蒼黒しかやってなかった僕だが、このゲーム広告一枚絵に衝撃を受けた。

儚げな少女普通男子高校生が佇む、爽やかでありつつどこか俺がのめり込んできた泣きギャルゲを感じさせる絵。

これは良いぞと公式サイトを見た。キャラデザ、ストーリー、沢野井…これは俺でもイケる、絶対面白いとそう思った。

また僕がその公式サイトを見たのは発売直後だったのだが、そこにはシナリオライターが発売に寄せる文章も載っていた。

そして多分これが1番の決め手になったのだが、そのシナリオライターめちゃくちゃ見たことのある名前だったのだ。それは緋色ナンバリングタイトルである翡翠リメイク公式サイトで見た名前西村悠さんだった。

翡翠リメイク公式サイトにて西村さんがこのリメイクにかける想いをとても丁寧に具体性を持って綴っていたことはかなり強く印象に残っていて、とても誠実に物作りをする方だなと思ったことを覚えていた。

から、この夏空のモノローグという作品には信頼を置いていいと強く思い、購入を決意した。

とにかくこれぐらい強く想わない限り女性向けゲームに手を出せなかった僕だが、結局この夏空は神ゲーだった。


シナリオ音楽背景etcが神なのは前提として、この記事的にいうとゴテゴテしてないキャラデザと馴染みやすい絵柄、恋愛を主軸としながらも木野瀬をはじめかなり共感できるキャラクター達の葛藤…など、これもまた女性向けゲームという敷居を低く感じさせる作りで、とてもハマった。

スタッフブログにて登場するディレクターシナリオ西村さんが男性だったのも馴染み易かった一因かもしれない。


やっぱり女性向け作品でも良いのは良い…!そう想いを強くした僕だったが、ここで衝撃の事実を知る。


夏空のモノローグ、当時めちゃくちゃ売り上げが低かったのだ。


今でこそ根強いファンを抱えるこの神作品だが、恐らく乙女ゲームを求める女性ユーザーには第一印象は良くなかったんだと思う。何故なら僕がうーんと思っていた絵柄や設定こそが求められていたものだったからだ。

よってこれ以降、このブランドから夏空のような素朴な絵柄や雰囲気ゲームほとんど発売されていない。多分。俺基準かも。あったらすまん。



しか人間成功体験を忘れられない生き物で、男性向け作品に染まりきった僕でも楽しめる作品乙女ゲームにはある…!とかなりこのブランドの新作情報は追っていた。

何より、1人のキャラの格好良さや魅力や葛藤長編シナリオをかけて描写してくれる乙女ゲームという媒体は他の作品とは違った体験をくれるもので割と唯一だった。



結局僕が夏空以降にプレイした作品は、緋色ナンバリングタイトルである「白華の檻」と「Code:Realise」の2つである

どちらも同じディレクターシナリオライターが関わっており信頼のもと購入しそして信頼を上回る作品だった。

世界観ストーリー作品描写が本当に良く、根強く心に残る作品であり大好きだ。


しかしながら、正直絵柄はどちらも若干苦手で(いや勿論めちゃくちゃ綺麗で素晴らしいとしか言えないのだが)"女性向け!"と思うものだ。

内容も段々と女性向けだなと思う描写が増えた。

また他媒体展開においても、特にドリア(Code:Realize)は発売から社をかけて運営されていたのもあってか、女性向けに満足度の高いものが多く展開された。

ドラマCDの内容や商品展開や続編の展開では女性向けのコンテンツなんだという事を意識させられるものが多く、求めてないなぁ…なんて思ったし、リアルイベントなんかはもう完全にそうなのであー…違うんだよな…となった。


こうして夏空からドリアにかけゲーム内容も展開内容も段々と自分の求めてるものからかけ離れていくと感じていた中で、あぁ俺が求めてる作品はもう出ないんだろうな…どうして変わってしまったんだろう…と思うようになった。



そして割とマジで気がついてなかった、緋色から少しずつ感じていた違和感の原因に、ようやく気がつく。




そりゃ女性向けコンテンツからね〜〜!

お前が対象じゃ無いからね〜〜!

これ女性向けゲーム女性向けブランドから〜〜〜!




そうなのだ

…そうなのだ…。

そうなんだよな…。

いや勿論女性向けコンテンツ乙女ゲームということは分かっていたけれど、自分マジで対象外だったそうだったという当たり前のことになぜか気がついていなかったのだ。本当に。あれだけ女性向けは食指を伸ばしづらいと思っていたにも関わらず、だ。

なんか求めてないんだよなと思ってはいたけれど。そう…そうなんだよ…俺、対象外なんだよ。


作品がどれだけ僕にとって凄い良くて、取っつきやす作品性であっても、その後の展開はそりゃ女性向けに振るしそれが求められているのだ。何より夏空から段々とゲーム内容や他媒体展開の女性向け的色が濃くなったコドリアが圧倒的売り上げを誇っているのが何よりの証拠だ。



この事に気がついてから、コドリアプレイしながら何度「俺はお前達と少年漫画出会いたかったよ…」と思っただろうか。もしそういう環境下でこの作品が生まれていたらここの描写もっと違ったんだろうか、とか、俺はもっと楽しめていたんだろうか、とか、と。


まぁでも

恋愛要素抜きにしても少年漫画じゃ絶対こんなの通らないし俺も読まんと思う。

それが答えだ。


このゲーム達は乙女ゲームという環境下でこそ生まれた神作品だ。

物語の終わりが保障されていて、信頼のおけるシナリオライターが書いていて、キャラクター1人1人の良さをじっくり知れて、様々な男性キャラクターが主軸になりいろんな視点から物語を進めていけ、最高の背景や音楽の下、快適なプレイ環境でやれるのは乙女ゲームでありこのブランドならではなのだ



俺は本当にやるせない気持ちになった。

女性向けコンテンツ」辛…となった。


好きな作品マーケティング対象である事はよくある事だと思う。例えば僕は東映特撮も好きだがあれは対象子供だし、プリキュアおじさんなんて言葉は正にその象徴たるものだ。

けれどここまで対象外ということもあまり無いと思う。

こんなに良い作品でこんなに好きなのに、だ。


自身ゲームの内容に満足しつつもその後の展開には満足できず、その内女性向け色が強くなったゲーム内容も楽しめなくなってしまったのだ…。



まり

自分対象外のコンテンツを楽しんでおいて

自分対象外かチクショウ…

という



マジでただただ自分の首を絞める野郎という図だ。

俺が悪い。俺が悪かった…。


現在ではシナリオライターさんもブランドから離れていることも相極まって全く乙女ゲームには手を出していない。

好きになっちゃいけないのに好きになっちゃうみたいな悲恋エンドだからこんなん。




さて、


最近ではオタクコンテンツアプリゲームが主流になりつつある。

女性キャラクターが際どい衣装を着て出てくるゲーム男性キャラクター同士がクソデカ感情をぶつけるゲームなど、以前より更に男性向け女性向けという意識が強いコンテンツも多くなった。アプリ課金という性質から単発的娯楽を提供するものも増え、終わりなき物語が量産されている。

しかしながらそれと同時に、アプリという手軽さや物語が終わらないという解釈自由度が増した事により、男性向け女性向けに関わらずいろんな人が楽しむような時代になっているようにも思う。


また、僕の周りの友人達に割とそういう男性向け女性向けを超越するオタクが多くいた事もあり、やっぱり良いもんは良いんだよな…と改めて思っている。


けれど、(僕の場合は極端なコンテンツだったからというのもあるが) やっぱり男性向け女性向けという表記商売である以上正しいしある程度は必要なのだとも思う。




自分対象外のコンテンツとどう向き合うか。

大なり小なり様々なオタクがぶつかる問題だと思う。


自身普段出会うはずもない完全対象外の作品にハマってしまったが故の苦悩だった。

でも出会ちゃうもんは出会ちゃうし、良いもんは良いし、オタクは理性効かない。

この中途半端立ち位置に居がちなオタク達はきっと事象は違えどいっぱいいるし内に抱える問題はきっとまだある。

けど愛しちゃったかしょうがない。

コンテンツにそれだけの魅力があるのだから




【余談①】

尚僕は現在男性向けコンテンツに出てきた男性キャラクターに傾倒したりもしている。

でも別にそういうんじゃなく女性キャラクターも普通に好きだし、格好良いものは格好良いな〜ってやりたいだけなんだけれども。

ただこのキャラクター今は女性向け作品に主に登場するようになり「アッ!ン!!違うんだよな!!!」というのをたまにまた繰り返しているところだ。

でもそれを上回る満足度の高いコンテンツなのでやっぱり出会えて良かったなと思っている。

【余談②】

この記事とズレるので余談とするが、前々から好きだった作品最近別の層が流れ込みそこが消費者の主流になり、作品全体のターゲット層が変わり僕もターゲットから外れだしたという出来事があった。これもまたオタクが抱えがちな難しい問題である

作品の内容は(多分)変わらないので全然良いけれどね。

2020-06-28

乙女ゲームで最終的にヒロイン(ゲーム物語主人公で≠自分)が最推しになるのはやっぱり自己投影ってカテゴライズされるのかな。ギャルゲはやったことなくてエロ目的エロ以外スキップエロゲやったりすることはあるけど男主人公(≠自分)も割と嫌いじゃなくて女キャラ属性で好きになる。作者が自己投影してそうで有名な少女漫画主人公結構好きだけど、他者として愛でたいのであって感覚的には同一ではない。ヒロインに酷いことをするから攻略対象を軽く殴りたくなったことも、一回本気よりで攻略対象嫉妬したこともあるけど、この感情ヒロイン=自分だと思っているから、自分にひどいことをするキャラ=嫌いと断じられてしまうのかな

2020-06-25

ビアンを名乗っているけど乙女ゲームやったり男女エロ書いたりするという人をTwitterで見かけたことあるけど、逆にゲイだけどギャルゲ(fgoグラブルみたいなソシャゲの男も出てくるのではなく完全に女が攻略メイン)やったり男女エロ書いたりするよって人はいるんだろうか。ビアンを名乗っていて創作だとBL(プラトニック以外も)がメインで好きってタイプは見たことあって、そっちは多い印象だけどビアンゲイを名乗っていて男女がメインで好きって人は全くと言っていいほど見たことないから疑問

2020-06-23

anond:20200623221631

結婚はちょうどよくニーズの合う相手が見つかった場合合意のもとでするものであって

自分パラメータを上げれば自動的結婚できるようになるなんてのはギャルゲ世界だけ

2020-06-17

この漫画ラノベギャルゲエロゲかの名前が思い出せない

めちゃくちゃうろ覚えだが、概ね以下のシーン

この記憶にいろいろ別の作品が混ざっている可能性は大いにある。

書いていて思ったが、付き合うふりをするストーリーラインは、ほぼそのヒロインが勝ち確なので、複数ヒロイン系の漫画ラノベじゃないような気もする。

タイトルが思い出せなくて昨晩は全然寝れなかった。

あるいは前に見た夢を小説だと勘違いしているのか・・・?と自分創造性を過信しそうになっている。

それはそれとして寿司が食べたい

追記

こんなふわっとした問いかけにいろいろ出してもらってありがたい。

げんしけん

げんしけん読んでないんだが、なんかちらっと見たことあるとかの可能性はあるので寿司回あるらしき6巻をかった。

人間関係わからんかったが、眼の前のレーンを流れる高い寿司に手が出ないあたりとかが関係性の比喩なんかなと思った。

多分これではないと思う。

寿司がうまそうだった。

江戸前の旬

これも読んでないんだが、なんかちらっと見たことあるとかの可能性はあるのでKindle Unlimited様の力を借りて読んだ。

江戸前職人の心意気、穴子からカツオイカ回のコンボやばい

多分これではないと思う。

寿司がうまそうだった。

鉄火の巻平

これも読んでないんだが、なんかちらっと見たことあるとかの可能性はあるものKindleにもないので確認できない。

物理本の購入を検討しており、鋭意調査である

多分これではないと思う。

寿司がうまそうだった。

満天握り月太郎

これも読んでないんだが、なんかちらっと見たことあるとかの可能性はあるものKindleにもないし、物理本の取扱もないので確認できない。

冒冒グラフなる番組を初めて知った。

鋭意調査である

多分これではないと思う。

寿司うまそうか?

SUSHI食べたい

あなたがいない、夜は寂しい

真夜中三時、思い出す。

多分これではないと思う。

寿司がうまそうだった。

君の膵臓を食べたい

読んだこと無いので読んでみる。

とりあえず今日買ってみる

俺たちに翼はない

プレイなんだすまん。NavleはSHUFFLE!しかやっていない。

当時カレハ先輩好きだったんだけど今考えるとシア一択だし、

嫁とは移り変わるものである

ゲーム中、楓があっさり引き下がったのいまいち納得行ってなかったので空鍋肯定である

ニセコイ

ニセコイ寿司回って何巻なのかな。

めちゃくちゃ腹へるじゃんこれ

2020-06-04

anond:20200604175320

そうだそうだ、高校生男子にも強制家庭科ならわせるべきだしAVやギャルゲが嘘ばっかりという性教育もしてやるべきだ

こういうふうに動物的ないきものを育ててる男性上位(上位とはいっていない)社会が悪い

44歳になるまでなにをされたか自覚がない男性は全くわるくない、愚かに育てられただけなんだから

2020-05-25

面白い!「○○問題」まとめ

首ナイフ問題

Q.敵NPC人質首にナイフをつきつけて脅迫したものの、プレーヤー大人しくしなかったのでゲームマスターNPCが首筋を刺して人質が死亡したと処理した。しかルール上はナイフデータでは即死しないとプレーヤーが抗議する。どうしたらよいだろうか。

http://hiki.trpg.net/wiki/?%BC%F3%A5%CA%A5%A4%A5%D5%CC%E4%C2%EA

テーブルトークRPGTRPG)において、イベント的な意図ゲーム的な処理が噛み合わない問題。あるいは、ゲームマスタープレイヤー解釈が噛み合わない問題

TRPGではイベント内も含めた全ての行動を共通ルールで処理する。そうすることでイベント中であってもプレイヤーステータス、機転、判断が絡み、思いもよらぬシナリオが生み出されるのが醍醐味からだ。

しかしそれが悪い方に出たのが首ナイフ問題である

ゲームマスターGM)のこのイベントでの意図人質の命とNPC要求二者択一プレーヤーに選ばせるものだが、プレーヤーは何としても自らの機転で最良の結末を選びたいものだ。(そして得てしてGMもそれを受け入れる傾向にある。)

そこで考える。「よく考えたらナイフ攻撃値と人質HPを比べると一撃では即死しないじゃないか。なら一回刺してる間に奪還すればいい」。しかGMは言う。「首に刺したら死ぬに決まってるだろ常識的に考えて」。

TRPGにおいてイベントとはどうあるべきか、ゲーム的な処理はどこまで適用されうるか、そしてGMプレイヤー理想的関係はどうあるべきかといった様々な論争を巻き起こした奥深い問題

(Gスラ問題ペイン問題、シー問題なんかも面白い

Kanon問題

あゆルートにおいて奇跡の力が発動してない栞はどうなるの?」

https://lonestarsaloon.hatenadiary.org/entry/20090410/1239302357

エロゲあるいはギャルゲにおいて、選ばれていないヒロイン問題。あるいは、誰かを選ぶと他の誰かが不幸になる問題

泣きゲと呼ばれる類では特に顕著だが、エロゲもしくはギャルゲヒロインたちというのは、物語上何かしらの不幸や屈折を抱えていることが多い。

主人公がそのルートに入ることによって問題顕在化し、主人公の手によって解決するのだが、では選ばれていない他のヒロインの不幸はどうなるのか。

Kanonに限らずこういった論は意識されてはいたのだが、その構造特に露骨に見えやすかったのがKanonだった。Kanon世界においては、1度きりしか使えない「奇跡」によってしか救えないヒロイン複数人いる。

しかも、その選択権は主人公にある。一周目は誰のことも知らないからよかった。二周目以降、あの子の不幸がちらついて他の子が選べない。

エロゲや周回ゲーム全般、ひいては物語のものに対する様々な解釈を生み、遡及過去生成なんていう超絶アクロバティックまで提唱された根深問題

キングメーカー問題

勝ち目が無くなったプレイヤーが、勝ち目が残っているプレイヤーの最終的な勝敗に、ゲームの最終目標とは無関係に、恣意的に関わってしま

http://platonforminorgames.blog.fc2.com/blog-entry-44.html

多人数対戦のボドゲや卓ゲ、TCGなどで、絶対に勝てないプレイヤー問題。あるいは、最適解のない手番の問題

既に絶対に勝つことができなくなったにも関わらずゲーム進行上手番が来てしまうことがある。Aを選ぶかBを選ぶか。どちらかを選ぶと、それに直結してこのゲームの勝者が決まってしまう。

どちらも自分勝利に近づかない=理論上の最適解がありえない。それなら気分で選ぶか、ランダムに選ぶか、いっそ勝たせたい方を勝たせようかな。

それが、そのゲームをしゃぶりつくしたい理論プレイヤーには我慢できない。お前の理論値はこうだ、たとえ勝てないとしても最大得点を取れる手はAなのだ。俺は全プレイヤー理論値を目指すことを前提に戦略を組んできたんだぞ。

という感じで、さて誰が悪いんでしょうねと議論が始まった。

そもそも誰かが詰んでしまう仕組みになってるゲームが悪い、いや詰んでもいいけど第二の行動目標必要なのだ、いやそもそもこれは問題でもなんでもない、究極理論値を目指さなプレイヤーがいたっていい。

やがてゲームのもの理論や意義までもを考える人まで出てきてしまった闇深い問題

後期クイーン問題

作中で探偵が最終的に提示した解決が、本当に真の解決かどうか作中では証明できない

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BE%8C%E6%9C%9F%E3%82%AF%E3%82%A4%E3%83%BC%E3%83%B3%E7%9A%84%E5%95%8F%E9%A1%8C

推理小説における作中探偵限界についての問題。あるいは、探偵物語にとっての何であるかという問題

推理小説パズルであるなら、読者は問題から答えを導くことができる。しかし、探偵にとってはそうではない。作中にいる探偵には作者の出した「問題」が見えない。

まり、前提条件がどこからどこまでで、今この瞬間には推理ができるのか?できないのか?それがわからない。

特に犯人探偵存在を知っていて、偽の手がかりなんかをばら撒き始めた日には、より顕著になる。何せ偽の手がかりが偽だと気付くための手がかりが必要だ。でもそれが偽でない保証は?

ちなみに、読者にとっては「これが推理小説であるという事実のもの」&「ここから解決編が始まるよ!という作者の親切なほのめかし」によって、そこまでのヒントで必ず論理的に謎が解けることが保証されている。

ここから突き詰めて、じゃあそれでも解けてしま探偵って何なんだ、超人なのか神なのか、単なる物語要請されている機械仕掛け役割にすぎないのか、いやいや探偵人間だろう、推理小説小説だろう、というような論争がなぜか日本でだけ始まった。

なんだかんだでその後の小説テーマになったり斬新なトリックの基礎となったり、魅力的な探偵を生み出したりと後世に確実に影響を及ぼした、興味深い問題

(第二問題である「作中で探偵が神であるかの様に振るまい、登場人物運命を決定することについての是非」も面白い

(本当はトロッコ問題とか心身問題とか異世界シャワー問題とかも語りたかったけど、アルバムとしてのコンセプトに合わない気がするからこの辺にしておく)

2020-05-13

anond:20200513171626

え?アレ、ギャルゲでしょ?

じゃあ、カワエエおにゃのこ主人公ワイに惚れるのは仕様じゃん?

anond:20200511135415

ちょっと違う

ブームが起きたんだけど文化に出来なかったのではなくて、文化になったので潰されたのだ

エロゲ業界は、NEC-PC98の時代から、それなりのニーズを受けて市場が構築された

CD-ROM一般化、Windowsの登場など、様々な変化を乗り越えている

一番大きい変化は、泣きゲーブーム

ノベル形式誕生により、ゲーム性を置き去りにすることが出来た

可愛い子が悲惨な背景を背負い、それを共に乗り越えることで、感動を得る

ときには対象の死すら利用して、感動を得ることが売りになった

そうして、泣きゲーサブカルに認められ、文化になってみると

「泣けない」という理由で、エロゲ否定されるようになった

膨大なテキスト要求され、ともに笑い、ともに泣き、エンディングを迎える

この時期には様々なギャルゲコンシューマで発売されたが

それらも大筋この流れからは脱却していない

古来から売られるエロゲは別のもの抜きゲー」などと呼ばれ区別されるようになる

そうしたゲームは「姫騎士アンジェリカ」とか「レイプレイ」とか「ぬきたし」のように脈々と受け継がれるのだが

一度荒らされた市場で、本来王道のはずのそれらは、なぜか邪道の扱いを受ける


そもそも物語類型などたかが知れる

キャラクターもそうだ

から、いわゆる泣きゲーを作ろうと思うと、パズルになってしま

日常はこう、困難はこう、解決はこう、カタルシスはここに

の子は、ドジとロリと妙な語尾でいこう

消費し続けるにも限界がある

から、3年で消費者は入れ替わるなんて言われたが

過去の名作は、厳然と名作なままなのである

新規独自性模索し、キワモノになっていく

文化が育たなかったかエロゲが衰退したのではない

誤った文化が育ったため、衰退するよりなかったのである

対魔忍アサギなら、同じようなことを10回繰り返しても、人は買ってくれるのだ

けど、Kanonはそうは行かない

AIRをやって、CLANNADをやって、もう満腹だろ?

だって目的エロじゃないんだもの

目的は、少女と織りなす「感動」の消費で、エロと違ってそれを供給し続けるのは難しい


エロゲ業界は、ブームに踊って自殺したんだよ

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