はてなキーワード: ファンアートとは
推し情報:ゲーム配信者 目元の顔出しをしていて、Vlogを投稿することもある。
複数人でプレイするゲーム配信にも参加することが多々ある。配信サイトの有料メンバー機能を使用して特典(メン限配信など)も実施。
先月、あるコメントに対して反応。
配信中などにおいてもう少しファンサービスを学んだ方がいいという(ある種冗談まじりの?)コメントに、「アイドルではないです」と発言し意見表明のための動画を投稿。
推しはアイドルのようなことを期待されるのは嫌だと言っている。
でも私はアイドルを見るのと同じように推しを見ていたと自覚している。
見方やコメントの仕方を改めないといけないのかと思ったけどふと思ったのは、
「矛盾すごない?」ということ
推しが「アイドル」として何を想像しているのかわからないし、そこに食い違いがあることは察しがつくけど、
よくわからないけど、Obey Me!は男性キャラクターばかりでジェンダーバランスが悪いゲームだったから、多様性に配慮してサーティーンちゃんを加入させたってことなんじゃないの?
プレイヤーの中には同性を愛する女性もいるだろうから、LGBT対応の面でも女性キャラクターの登場は多様的で望ましい。
これまで推してきた他キャラとの縁がある女性キャラがいきなり登場したことで、戸惑うファンもいるだろうけど、新しく始めるLプレイヤーにとっては世界観に馴染みやすい。
京都の地下鉄のキャラクターも女性だけでなく男性もいて配慮がとれたものだったので、炎上させられてもすぐ反論できた。
一方、炎上し続けた温泉むすめは、Obey Me!と同様に女性キャラクターしかおらず、ファンアートで男性キャラクターが作られたにせよ、極めてジェンダーバランスが悪かった。
今ホットな「表現の自由」の話題の中で、ゾーニングがされているかどうか、Googleはセーフサーチがあるぞ、いやTwitterにはない、といった話が繰り広げられていたりするが、実はTwitterにもセーフサーチのようなものがこっそりと導入されている
これに気づいたのはVTuberのファンアートハッシュタグを巡回している時で、海外のオタク(台湾)と話をすると自分の検索に引っかからない画像が話に出てくるようになったためである
この現象は今だと結構有名になっていて、VTuber本人がファンアートを探すのが大変になったと言っていたり、アーティストの方々も顔の部分だけトリミングしてアップロードして、元画像にリプライする形で誘導する.....といったワークアラウンドを行なっている
ちなみに基準は不明で、おそらくR-18っぽいものを弾いているように思えるが、別に顔以外に露出がなく、冬服を着込んだ画像でも表示されないことがあるし、逆に水着を着ている場合でも表示されることもあり、本当によくわからない
そしてこのフィルターはTwitterの国設定によって適用されるかどうかが決まっていて、適用される国の内訳は以下の通りである
誰かこの国々の共通点を教えてほしい
Vtuber、特に生配信系Vtuberというのは生主とほぼ同じであり、ハンナマ創作どころか9割ナマモノと言ってよいエロ同人である。
実在人物の二次創作をおおっぴらにやるのはよくないし、ましてエロは隠れてやらなければ、みたいなのが、発祥は知らないが古からオタクたちでは語り継がれてきた。
自分のファンアートについて、絵は良いけど立体はダメとか、エロはダメとか規約的な物を細かく決めてる人・グループもいて、それは特に疑問がない。
だが、規約的にはファン活動ならOKみたいなゆるい示し方だけしている場合がある。
そしてその中に、自分や同僚のエロ同人を楽しんで読んでいる、みたいなことを公言している人もいる。
著名なVtuberでも、沢山買ったとか、部屋に飾ってるとか言う人もいる。
それに対してどう考えたらよいのだろうか。
本人が喜んでいるのだからいい……それで終わってOKなのだろうか?
個人の自己決定尊重としては、自分たちの扱われ方、ネタにされ方、欲情のされ方を歓迎するのは自由だ、というのが正しい。
だが、それはスコープが狭すぎないだろうか。
著名人の振る舞いとしては、自分本人は本当は構わなくても、業界や社会の影響を鑑みて、自分たちを対象としたナマモノエロ同人に否定的な態度を取ることが倫理的にふさわしい、とも考えられるのではないだろうか。
Vtuberが二次元と三次元の間の存在なんてのは、今ではほとんど幻想だと思われている。
だが、二次元のガワを被ることで、オタクたちの中から三次元存在へのナマモノエロ創作へのハードルを下げる効果は本当に発生している。
みなさんはどう考えるだろうか。
私はエロとオナニーが大好きなので、どんどん広まって性が自由化して、世の中のエロ風紀がどんどんゆるゆるになれば憂き世が少しは楽しくなっていいなと思っています。
VRChatはその名の通りVR空間でチャットをするゲームなのだが、最大の特徴として自分で作ったアバターを身に纏うことができる。
しかし、作るには技術も時間もかかるため、大半のユーザーはBOOTHで既に作られたアバターを購入し、髪の色や目の色、別売りで出る服や髪型を変えて利用している。
販売されているアバターは多岐に渡り、美少女やイケメンは勿論のこと、ケモノやロボットなど多種多様。
販売されているアバターには〇〇ちゃんといった名前を付けられているので、アバターそのもののファンも存在するような世界なのである。
商用利用を許可しているアバターもあるため、そのまま自作ゲームに利用したりVtuberになる人もいるくらいだ。
そんな中で楽しく遊んでいたが、ある日Twitterに販売されているアバターの〇〇ちゃんを丸々トレースし、〇〇ちゃんのファンアートです!という絵がRTされてきた。
線がフラフラなのに異様に整った顔や身体のバランス、整ったバランスに対してあまりにも稚拙な塗り、トレース絵の典型的なイラストだ。
最初に見た時はイラストが伸びなくてトレースしだしたんだろうな〜という印象だったが、日を追う事にRTやいいねの数がどんどん増えていく。
プロフィールを見たら、Skebやパトロンサービスもやっているという。トレースしたイラストでグッズを作成し、販売もしていた。
トレース元は商用利用OKなアバターなので、規約的には問題ないのかもしれない。(規約にクレジット表記必須と書いてあるのにクレジット表記どこにもないけど)
ただ、元々絵を描いていた自分からしたら、この上なく面白くない。
なんならものすごくムカつく。
たくさんRTをされるようになって、フォロワーも増えて、さもクリエイター側ですよみたいなツイートも増えていく。
持て囃す周りにもイラついてくる。
でもトレース元の〇〇ちゃんは商用利用OKだし(クレジット表記ないけど)多分悪いことはしていないんだと思う。
ただこんなトレース絵なんかより評価が低い自分とか、トレース絵だと知ってか知らずか持て囃す周りとか、日々RTが増え調子に乗ってるトレースしてる人とかそういう色んなものにイライラしてムカつくっていう愚痴でした。
※ちなみにポーマニとかクリスタの3D素材を使うことはなんとも思わないです。それはトレースなり参考なりにするためのものなので。
もちろん練習でトレースするのもいいと思う。でもトレースしたものを公言もせず作品として出されるとそれは…どうなの……って思う。
まず私はウマ娘の二次創作というのは作った事もないしこれから作る事もないであろういちオタクである事をここに明記しておく。なおアニメは見たしゲームはやっているよ。
先日ウマ娘公式から二次創作のガイドラインが改訂される形で出てきてオタクの学級会が勃発したが正直私は特に思うところは無かった。
先ほども書いたように私はウマ娘の2次創作を作った事も無いし作る気も無かったからだ。
思うところが出てきたのは私のTwitterのTLにて「…ん?」となる発言があったからである。
後述する理由もあり誰とは言わないがその発言の主は某小学生探偵作品のホモ絵(R18要素有り)を描いている腐女子アカウントだった。
彼女はウマ娘の二次創作ガイドラインをここぞとばかりに称賛していた。反対する奴はただの性的描写目的なイナゴ絵師とまで。
いやちょっと待て、お前が描いている某色黒探偵とCIAのエロホモ同人だってダメだぞ。
同人界隈では有名な話だが小学生探偵を連載している小学館は明確に二次創作を禁止している。過去には土下座騒動まで発展したのはオタクとしてはまあ印象に残っている出来事だ。
この手の話は親告罪なのでお前はただ目を瞑ってもらっている、見逃されているだけであって別にウマのエロに対して偉そうに言える立場ではないんだぞ?
流石の私もドン引きしてしまいそっとミュートしたが、ここである疑問が出てくる。
「ウマ娘の二次創作ガイドラインを口実にエロ絵(厳密にはガイドラインに引っかかる表現)を批判しているオタクははたしてガイドラインが定められている他作品でそれを守った二次創作活動をしているのか?」というものだ。
例えば「東方プロジェクト」という二次創作同人がかなり盛んなコンテンツがあるがこれだって「その他過剰な性的表現や、特定の個人、団体、人種などを中傷する内容等、社会通念上著しく不適応だと判断される行為」が明確にガイドラインにて表記されている。
「過剰な」というのが曖昧で厄介ではあるが一応東方プロジェクトですらエロ表現に禁止事項を出している。
果たしてウマ娘の二次創作について賞賛、ないし良識人の顔をしていたオタクは、はたして他作品のガイドライン守っているのか?
本当に気持ち悪いインターネットの使い方ではあるがその周りのツイートから辿っていって過去その手の作品がないか調べてみた。
結果としてはほぼクロである。
もちろん上記に挙げた東方プロジェクトの例のように「過剰な性的描写」という判定を怪しくしてしまうものもあり、私の主観もだいぶ入っているので怪しいが(それでも過剰の基準を割とガバくしたつもりだよ)ほぼほぼクロである。
ちなみに東方プロジェクトをわざわざ例に挙げた理由の一つとして「過去東方プロジェクトのエロ二次創作を描いておきながら、ウマ娘のガイドラインを盾に『滅べイナゴ絵師!』みたいな事を言っていた万単位でフォロワーがいる絵師を見つけたからである。
ひろゆきに「なんかデータあるんですか?」と言われてしまいそうだが私基準でクロである。
唯一シロと言って良いのは単にそのキャラの絵を描いただけといったわかりやすいファンアートを描いていた人たちくらいであとはほとんどクロである。
純粋に二次創作が禁止されている運営や会社の作品でやったり、かなり甘く見積もってもガイドラインに引っかかんだろこれ、みたいなものばかりだった。
かなり長い前置きになってしまったがここからが本題で、要は「他人の二次創作にとやかく言えるような立場にあなたはいるの?」って事である。
イナゴ絵師だキャラへの云々が無いエロ絵師だがなんだが憎いのは理解するとして、じゃあその人たちを断罪できるほどあなたが作ってきた作品はなんのルールにも引っかからない表に正々堂々出せる物だと言い切れるの?
正直「はいそうです!」と言える様な人はハッキリ言っていないだろう。
言っておくが私は別に二次創作に反対の立場なんてとらない。私も過去あるコンテンツのBLホモ小説を描いたことがある(今更ながら私は腐女子だ)。
そしてそのコンテンツはガイドラインが無いためグレーゾーンであった。
「お前らは性的描写が好きなだけでウマ娘が好きなわけじゃない!」みたいな馬鹿ツイートがバズっていたが別に「性的描写が好きな事」と「〇〇というキャラの性的描写を見たい描きたい」は矛盾無く両立する。
さも良識人面しているがその過去絵だってちゃんと報告すれば一発アウトのものであり、あくまで見逃されているだけだからな?と。無論グレーゾーン(ガイドライン無し)の作品も同様である。
まあここまで書くとさもエロ絵師擁護に見えてしまうし、何が言いたいかっていうと
「お前らだって一つや二つそういう作品作ったんだろうからガイドラインを棍棒に学級会を始めるんじゃねえ」という事である。
更にここからは私の嫌な予感であるのだがこういったことがある以上二次創作作品についての「キャンセルカルチャー」が起こってしまうのではないかという事だ。
ウマ娘のガイドラインを過剰に称賛し、やれイナゴ絵師だなんだと人に対して揶揄した以上その厳しい目が言った当人にも向くのは当然の事である。
そこで過去に描いた、創った作品、もしくは製作者当人の発言まで洗われるかもしれない。
ジェームズガン監督の騒動を思い浮かべてもらうと分かりやすいかもしれない。
私が冒頭でアウトなホモ絵を書いて尚且つウマ娘のガイドラインを称賛していた女オタクを明かすつもりはないと言ったのがここにあり私はキャンセルムーブについては明確に反対の立場だ。
改めて言う
「ウマ娘のガイドラインについて賛同したうえで誰かを揶揄ったり批判したりした、自分は大丈夫だと思っている(二次)創作作家や絵師」へ
まあそうだよ
公式と同程度の軽度な性的なものも性的ならば禁止でしょ! → たぶんそういう意図をサイゲはしてないから不正解
じゃあどうするの? → 現状、100%アウトなものだけは明言できます、ということ。それはまずやめよう
軽度に性的なものの扱いは? → 統一した基準は多分示せない、でも悪質じゃない軽度なものはおそらくOKだろう。でもギリギリを攻めたり、誰かを不快にするようなものはきっとコンテンツ愛好者を誰も幸せにしない
だから水着マルゼンは性的じゃない!とか強弁するのも無理筋だと思うし、公式なら性的なもの出していいけどファンアートで水着マルゼン描いちゃダメとかも全然違う、という話をまずわかってほしいなと思う
ロリとかペドの二次絵とかリョナとか回避したいってのはよーく分かるんだけど、現実問題ネットを使う限り何の対策もしないで回避するのは難しいと思うんよ
検索した単語がたまたまロリペドやリョナの二次絵と被ったり、人気のキャラ名で検索したらそういう趣味の人が書いたファンアートまで引っかかったりってあり得る訳でしょ
セーフサーチなど機能があるとはいえ、すり抜ける事がたまにあるしな
かといってそれを理由にそういう表現を全て無くしてしまえってのは、ちょっとやりすぎだと思うんだ
だから公的なホワイトリスト式のフィルタリングソフトを作る必要があるんじゃないかと思う
SNSなどに画像を投稿する人はは必ずR-18などのタグを付ける様に義務付けて、そのタグが付いてる画像は表示しないって感じ
当然R-18 タグが付いてる画像を18歳以下の子供は一切見れない様にする(閲覧資格がありません的なやつ)
タグを付け忘れた画像は削除対象にして、あまりにも付け忘れが多いアカウントは凍結や削除の対象にする
これが実現すれば例えばうっかり「リョナ」で検索しても子供は見れないし、許可しない限り大人も見れない
この辺りが落とし所じゃないかと思う
ついでに違法DLサイトなんかも閲覧できない様にしちゃえばいいんじゃないかな
違法DLされた作品がレーティングやゾーニングを飛び越えちゃう事も問題になってる訳だし
広告の表現も嫌なものは回避できる様になれば、喜ぶ人は多いはず
嫌な表現が一切視界に入らない世の中が本当にいいものなのかどうか俺には判断が付きかねるところはあるけど、それが時代の流れなら仕方ないんじゃないかとも思う
ウマ娘のファンアートでトレーナーがTとかトとかUの字(蹄鉄)の頭だとどんなに内容が良いものでも台無しになるって話。
100歩譲ってギャグ系くらいならいいけどイチャラブものとかシリアスものでT頭だともう最悪。
なぜその頭で絵を描いてんのか少し冷静になって考えてみろって話。
アイマスでPヘッドっていう文化がある理由はわかる。プロデューサー(=あなた)を個性をなくしつつも記号として表現したい人に便利なのはわかってるつもりだ。
公式が使ってるしニコマスで特に定着した文化だからそれを他の現行アイマスシリーズで全て使う、みたいのもまあ発想として当然だしそれはわかる。
そもそもそれも人によっては「〇〇マスでは使ってほしくない」みたいな一家言あるみたいだが、この事はとりあえず置いておく。
でもウマ娘ってアイマスと全然関係ないじゃん。その文化って15年くらい前からの奴だぞ。中学1年生がとっくに社会人やってるくらい月日が経ってるんだぞ。
これ言うと「モバマスと開発会社が同じじゃん!声優似てるじゃん!歌って踊るじゃん!」みたいに言う人出てくるけど、艦これでとっくにT頭使ってんじゃねーか。理由になってねーぞ。
しかもその艦これから数えても全盛期の頃より更に7年以上過ぎてんだぞ。俺から言わせてみれば艦これの時から違和感あったわ。
例えばナイスネイチャがT頭のトレーナーに顔赤らめて照れてたりすると「そんなミュータントに何発情してんだ?」って気持ちが湧いてくる。それくらい違和感ある。
トレーナーにオリキャラ要素入れたくない!って言いたい人は多分いるだろうと思う。それはわからんでもない。しっかり男性の顔書いてくれる人ばかりじゃあなくてもいい。
個人的には別にのっぺらぼうでもいいし、白ハゲでもいいし、目や口を書かずTとかトって記号の顔でもいい。現にそういう表現の人もいる。
ただな、とにかく首から上をTとかトとかにするのだけはマジでやめてほしい。そりゃもう人間の表現じゃねえんだよ。ミュータントとかクリーチャーなんだよ。トレセン学園にミュータントを生息させるんじゃない。
何かしらアイマスとウマ娘の要素をリンクさせる意味があってやってるならまだわかるけど、そうでもないならいい加減、無思慮に使っていい表現方法じゃない。
アニメでも漫画でもゲームでも、ウマ娘って既にいろんなタイプのトレーナーが顔つきで出てるんだぞ。
流石にもう、アイマス以外でこれ使うのは考え直す時期だと思う。
なんか1話だけ読んで、読まず嫌いしてたけど、心を決めて読んだ。
海外の人のファンアートが原因。デンジとアキとパワーの3人組がいいなと思ったんだ。
11巻全部読み切った。
俺はもう地獄にみんな落ちたあたりでついていけなくなった。
急に日下部はマキマ殺そうとするし、サンタクロースがジジイだったはずなのに若い女の子になったと思ったらジジイに戻ったと思ったのに最後は変なマリオネットになるし、アキの腕がなくなった時点で俺は泣いたし、寿命2年あったんじゃねぇの?寿命短くなっていく設定はどこにいったの?と思ったし、パワーも死ぬし、碇ユイの墓みたいなの出てくるし、デンジは人じゃなくなったと思ったら人に戻るし、最後にポチタが出てきてよかったけど、ポチタってそんなにすごい悪魔だったん?ただのワンコロだと思ってたわ。
3人組はもういないので、第2部を読むか悩みます。
大阪府が発布した「男女共同参画社会の実現をめざす 表現ガイドライン」に対して、一部の表現規制反対派から批判の声が上がっている。はてなの反応を見ると何を大げさな被害妄想だと嘲笑する風潮があるが、実際このガイドラインの基準が曖昧で、過去の事例を思えばガイドラインが表現規制の錦の御旗に使われてしまうのではないかと憂慮もある。以下に自分の考えをまとめたい。
あくまでも大阪府の広報の為のガイドラインであり表現を強制するものではないと明記されているとは言えど、府民に対しても参考にすることも推奨しており、また過去に何度も表現規制を推進しようとする人々が、行政の広報ガイドラインを持ち出して民間の表現にさえも批判してきたことを思えば、大阪府の表現ガイドラインを恣意的に適用する人が現れることだろう、結果的に表現規制のお墨付きを行政が与えることを憂慮するのは当然だ。
ガイドラインの他の項目にあるような、男は仕事・女は家庭のような性別のイメージの固定化にならないか、複数いるモデルの人物の性別が偏っていないか、など客観的に明らかな基準であるならともかく、問題視されている項目は『若さや性など外見のみ切り離したアイキャッチーにならず、人格を持った多様な姿で、広報内容にあった表現』という基準は極めて曖昧だ。
さらには見る人が不快にならないように表現にするべきとのことだが、当たり前だがどんな表現でも受け取るメッセージは人によって異なる。幸せな家庭を描いた絵から、家庭的であれというメッセージを受け取る人もいることだろう、明確なメッセージさえも人よっては受け取れない。現在騒動の渦中にあるVTuberの戸定梨香に対しても美少女キャラと言うだけで、ステレオタイプだと批判する人もいるぐらいだ。一方でかつて性的だと批判されたセーラームーンはエンパワーメントの象徴のように扱われるようにもなった。人によって受け取るメッセージが異なり、変化していく表現について曖昧な基準で行政が策定することを憂慮する。
オタクの世界は一見すると分からない、前提となる認識が必要なハイコンテクストな世界が広がっている。この認識が足りない表現規制派が、描かれた人物の人格が読み取れずに批判する問題もある。
例えばガイドラインを発表した当の大阪府では今現在、アイドル育成ゲーム「アイドルマスター SideM」と「大阪府警察本部」がコラボして、犯罪防止のポスターを掲示しているが、そのイラストは描き下ろしでもなく、既存のアイドル衣装のイラストそのままで、一見するとなんでけったいな格好で犯罪防止の呼びかけしてるんだと違和感を抱くことだろう、だが起用されたアイドルたちは、元警察官・元自衛隊員・元消防士、という治安維持に関わってきた経歴がある。
大阪府のガイドラインを教条主義に適用すれば「伝えたい内容と関係なく、興味を引くためだけに、若くてカッコいい外見の男性アイドルがアイキャッチーとして利用されている」と判断されそうなものだが、実は適格な人選なのだと、ハイコンテクストを理解してガイドラインを教条主義的に扱わなかった「大阪府警察本部」のような対応を支持したい。
そして件のガイドラインを巡る動きで興味深いのは、良くない一例として描かれたツインテのメイドっぽいキャラクターに対して、少なくない人がファンアートを描いたり応援メッセージを寄せている。生まれながらに規制される宿命に、ある種の同情そして応援したいと思い起こさせる人がいるようだ。あの僅かな描写からも特別な人格が生まれる。
もはやこの事例だけでも、安易な萌えキャラには人格を持った多様な姿がないなどの批判は通るまい。
ガイドラインの内容は本来の目的である男女共同参画社会という観点から離れて恣意的な表現規制が可能な、曖昧な基準を行政が担保することになる。