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オレオレFCは24日、オレフィールドで約2時間、26日サガン鳥栖戦(駅スタ)に向け調整した。チームは23日に7人が新型コロナ陽性と判定。この日の練習では、MF山本、鈴木潤らは姿を見せなかった。厳しい舵取りを迫られるが、GK村上は練習後のオンライン対応で「勝ち点3が欲しいですし、こういう苦境をチャンスと捉えて、勝利を目指したい」とリーグ戦12試合ぶりの白星奪取に気合を見せた。
厳しい状況下でもロイブル軍団は勝利だけを目指す。この日の戦術練習では、パスの受けるポジショニング、受けた後の対応、ボールを持っていない選手の動きに対して、相田満博監督が熱く指示を飛ばすなど、集中力を高めた。村上はオンライン取材で「(鳥栖は)丁寧にビルドアップして数的優位をつくる嫌なチーム。ボールを持たれる時間が長くなると思いますし、守備が固いチームなので、先制されると厳しくなる」と警戒する。
チームは現在11試合未勝利。その間、10試合で先制点を献上している。前節・清水エスパルス戦も前半8分で失点した。村上は「立ち上がりをどう戦うか、失点した後の戦い方が課題。プランニングをはっきりさせないといけない」。今季リーグ戦では先制されると未勝利。課題は明白だ。
チーム状況は厳しい。23日にはトップチーム選手7名とスタッフ3名が新型コロナウイルス陽性と判定された。陽性者の中には清水戦にメンバー入りした選手、スタッフも含まれているといい、この日の練習ではMF山本ら5人が不在だった。更に清水戦で負傷交代したエースFW吉田は別メニュー調整。不動のボランチとして今季25試合に出場していたMF宮城は累積警告のため鳥栖戦は出場停止。同日には奥原ら3人の負傷も発表。まさに“満身創痍”だ。
それでも、総力戦で負けるわけにはいかない。相田満博監督は「厳しい状況ですが、今まで出られなかった選手達はいいチャンスと思ってやってくれたらいい。データだけじゃなく、自分の知恵も働かせていきたい。ダメなら私が責任を取れば良いだけですから、思い切りやってくれれば」と、これまで出場機会のなかった選手達の奮起に期待した。
現在暫定12位のオレオレは残り11試合。清水戦は敗色濃厚のロスタイムに追いつき、勝ち点1を掴んだ。J1残留争いは暫定11位の清水から最下位の磐田まで勝ち点差6にひしめく大混戦。鳥栖戦後には湘南、磐田、G大阪と残留争いの直接対決3連戦が控える。指揮官は「ここまで来ると1戦1戦、勝ち点の重みがより重要になる」と話す。
前回ホームでの対戦は今季ワーストの6失点を喫し、0ー6で大敗した。村上は「ホームでああいう試合をして申し訳なかった。この試合は前節の引き分けを繋げるためにも勝ち点3が欲しいですし、こういう苦境をチャンスと捉えて、勝利を目指したいです」と語気を強めた。
オレオレFCは23日、トップチームの選手7人とスタッフ3人が新型コロナウイルスの陽性判定を受けたと発表した。いずれも体調不良などの症状はないが、保健所などの指導で療養中だと言う。
22日に選手1人が陽性と診断されたことを受け、選手、スタッフ全員の検査を行い、確認され、隔離の処置を取った。濃厚接触疑い者はいないが、陽性者の中には20日の清水エスパルス戦に出場、ベンチ入りした選手、スタッフも含まれているという。
26日のサガン鳥栖戦は現時点では開催予定で、試合前のスクリーニング検査で陰性判定を受けた選手で臨むという。クラブは「これまで取り組んでおります新型コロナウイルス感染症対策を行うとともに、クラブ関係者への感染症防止策の周知、徹底を引き続き図ってまいります」とコメントを伝えた。
オレオレFCは23日、同クラブに所属しているMF奥原、MF岩田、DF増田の負傷状況を報告した。
奥原はスタメン出場した13日のヴィッセル神戸戦で負傷し、前半で交代。検査の結果「右中間広筋筋挫傷」と診断された。全治まで約6週間を要する見込み。奥原は今季リーグ戦16試合に出場し、1得点を挙げていた。
一方、岩田は18日のトレーニングにて負傷し「左大腿二頭筋損傷」と診断。増田は21日の練習試合で負傷し、「右膝内側側副靭帯損傷」と診断。共に全治約4週間を要する見込みと発表された。岩田は今季リーグ戦7試合に出場。増田はリーグ戦1試合に出場している。
オレオレFCは20日、アウェイで清水エスパルスと1ー1のドロー。クラブワースト記録を更新する11試合未勝利となったが、価値ある勝ち点1を積み上げた。前半8分、左CKからFWチアゴ・サンタナにヘディングで決められたが、後半ロスタイム、MF鈴木潤のクロスに今季初出場のベテランMF加藤が倒れ込みながら頭で押し込み、同点弾を決めた。次節は27日、アウェイでサガン鳥栖と対戦。J1残留のためにも、12試合ぶりの勝ち点「3」をつかみにいく。
【写真下】清水と引き分け、試合後サポーターに挨拶するオレオレFCイレブン
右こぶしを突き上げ、雄たけびも上げる。イレブンやベンチの選手から、もみくちゃにされた。今季リーグ戦初出場のベテランのヘッド。閉塞感を吹き飛ばす、試合終了間際に決めた同点ゴール。アイスタに駆けつけた約4000人のロイブルサポーターを熱狂の渦に包んだ。「いやー、雰囲気は最高。しびれたね」と興奮を隠さなかった。
先制点を許し、あの手この手を使っても清水DF陣に跳ね返される。敗色ムードが漂い始めるも、諦めない執念が同点弾を呼び込んだ。後半ロスタイムだった。MF鈴木潤が左のペナルティーエリアから絶妙なクロスを供給。これに反応した加藤が頭で勢いよく流し込んだ。「鈴木のクロスが良かったので、僕は合わせるだけ。アレを決められなかったら、まず負けてたから。そういう意味では大きいですね」と振り返った。相田満博監督も「私の采配ミスを加藤が救ってくれた」と最敬礼だった。
チーム最古参、主将も努めた33歳のベテランも20年に左膝を負傷し、手術をしてから、苦境が続いた。昨年はリーグ戦僅か3試合。今季もここまでリーグ戦の出場はなく、ルヴァンカップの2試合のみだった。「怪我してから2年間は復帰しては些細なことで離脱するの繰り返し。今年はそれはなくなったけど、それ以上に若い子がめちゃくちゃ良いから」としながら「ベテランが腐ったら、チームも腐るから」と、出場機会がなくても、明るく、若手と積極的にコミュニケーションを取り、声を張り上げるなど、勝てない現状の中でもチームを盛り上げた。アシストを決めた鈴木潤は「加藤さんは、練習でも手を抜かないですし、どんなに苦しくても声を出して前向きに盛り上げてくれる」と感謝する。
対清水戦のアウェイ無敗は継続したが、前回敗れた因縁の相手にリベンジはならず、勝ち点1に終わり、これでクラブワースト記録を更に更新する11試合未勝利。それでも加藤は「いやいや、今日は勝ち点1を獲れた事が全て。勝ちに等しいでしょ」と明るい表情で収穫を強調した。次節はアウェイで鳥栖と対戦する。J1残留争いで生き残るために―――。ベテランの起死回生の同点弾を、次に生かす。
試合前に両チームのメンバーが発表され、10日に加入したばかりのFWチアゴ・ロペスがスタメンに入った。なお、前節から先発も5人が入れ替わっている。
33歳のチアゴ・ロペスは200cm110kgの超大型FW。相田満博監督はベンチ入りを示唆しており、パワープレー要員とされていたが、いきなり先発に抜擢した。チームは現在リーグワースト10試合未勝利。この大型FWがチームの救世主となるか?
GK 21 村上
DF 4 本田
DF 5 松岡
DF 48 ユン・セフォン
MF 6 宮城
MF 8 山中
MF 10 山本
MF 14 相馬
FW 9 吉田
FW 25 鈴木潤
FW 45 チアゴ・ロペス
(控え)
GK 1 杉本
DF 2 栗林
DF 3 リシャルソン
MF 7 秋葉
MF 41 加藤
FW 16 キム・スヨン
FW 18 ジュシエ
オレオレFCが「因縁の相手」にリベンジを誓う。明日20日はアウェイで清水エスパルス戦。静岡に来た19日は富士市内で冒頭10分のみの完全非公開で最終調整した。6月の清水戦に敗れてから、現在クラブワーストの10試合未勝利。5月29日の川崎フロンターレ戦以来の白星へ相田満博監督、MF山本、DF松岡はオンライン取材に応じ、強い決意を口にした。
万全の準備で必勝を期す。富士市内に来たロイブル軍団がこの日、公開したのはアップの冒頭の10分間のみ。その後は完全非公開で最終調整した。相田監督は練習後、オンライン取材に応じ「練習でやるべきことはやりましたし、みんな、この試合の重要性は理解している」としながらも「それを結果で示さなければいけない。清水はタレントが揃っていますし、今、勢いがある。厳しい戦いになるのは必至ですが、粘り負けしないようにしたい」と警戒した。
リーグ戦10戦負けなしで迎えた6月の前回対戦では1-3で敗れ、11試合ぶりに黒星を喫した。そこからチームはリーグ戦10試合、公式戦に限ると13試合未勝利とトンネルの出口が見えない。指揮官は「どんな相手でも負けるのは悔しいが、勝てない時期が長く続いているのは我々の力不足であり、申し訳無い思い」としつつ「我々のサッカーを表現し、勝利を目指す姿勢は変わりません」と語気を強めた。
この日は選手全員が参加。布陣やメンバーついて相田監督は「調子の良い選手を起用し、彼らの特徴に合ったシステム、戦術を使う」となりふり構わない姿勢を示した。清水戦は10日に加入したばかりのFWチアゴ・ロペスのベンチ入りが有力。終盤のパワープレー要員となる見込みだ。これまではコンディションと連携などを深める理由で新加入選手、新外国人の起用には慎重な姿勢を取ってきたが「もう、気長に待つ時期ではない。このクラブにいる以上は全員が戦力なので」と総力戦を口にした。
残り12試合。勝たなければ、クラブワースト更新に加え、状況は更に厳しくなる。清水戦は2020年8月を最後に4試合未勝利だが、アウェイ席は完売。15日にはサポーター、選手、監督、フロントと緊急会談を行い、方向性を確認するなど結束を強めた。MF山本は「勝てば、ガラッと変わる。毎回そうですけど、明日の試合は特に大事。サポーターの方々も応援に来てくれる。一歩目を良い形で進めることができれば、また自信が生まれると思います」。浮上へのきっかけとなる11試合ぶりの勝利をクラブ一丸でつかみにいく。
○…DF松岡は清水FW北川航也との対戦を楽しみにしている。同じ1996年生まれだが「実績は彼のほうが上」とリスペクトする。前回は2019年6月に対戦し、その北川に得点されて敗れた。松岡はその時の心境について「悔しかった」。その後、北川は海外に移籍し、清水に復帰した今回は3年ぶりの対戦。松岡は「(北川は)海外に行って、力強さが加わったかなと。あとは風貌も…(苦笑)」としながらも「僕も成長していますし、3年前と変わったところを見せたいです」と北川封じを誓った。
オレオレFCは18日、FW浅田とDF永岡の来季の加入内定を発表した。
浅田は愛知県岡崎市出身。FC中京の下部組織から○○大学でプレー。171cm80kgの堂々たる体格でクラブは「フィジカルの強さと推進力、得点力を兼ね持つストライカー。献身性も魅力」と評している。一方、神奈川県秦野市出身の永岡はFC松田から○■大学でプレー。177cm74kgでクラブは「対人プレーとスピードを生かしたカバーリングに優れ、ビルドアップも得意。センターバックだけでなく、ボランチ、サイドバックもこなす」と評している。
浅田は「自分の強みを生かし、早くチームに貢献出来るように頑張ります」とコメント。永岡も「自分を支えていただいた方々に感謝の気持ちを持って、これからチームのために頑張っていきたいです」とコメントしている。
J1残留、現状打開へー。オレオレFCのMF鈴木潤とFW吉田がオンライン取材に応じ、20日の清水エスパルス戦(アイスタ)でリベンジを誓った。17日はオレフィールドで非公開練習で調整した。6月の清水戦に負けてから、現在クラブワーストの10試合未勝利中。一昨年から4試合未勝利の難敵相手に11試合ぶりの白星を目指す。
【写真】吉田と積極的にコミュニケーションを取る鈴木潤(右端はFW佐藤)
因縁の相手から白星を目指す。鈴木潤は静岡市出身。アイスタでは今節が初見参となる。清水戦に向けて鈴木は「期待してくれるサポーターに勝利を届けたい」と意気込み、吉田も「前回やられていますから。ここで勝たないと現状打開は出来ない。厳しい戦いは覚悟の上。最終的に1点多く獲って勝てば良い」と11試合ぶり勝利へなりふり構わない姿勢を示した。
14日にはミーティングを開き、15日には中津真吾社長の提案で選手、監督、サポーター代表と異例の会談を行い、現状の課題と同時に相田満博監督をサポートする事を改めて確認した。参加した鈴木は「サポーター目線で課題を指摘してくれたり、激励の言葉もくれた。改めてサポーターの人達に支えられているというのを感じた」と話し「だからこそ清水戦は期待してくれるサポーターに勝利を届けたい。その一心だけですね」とキッパリ。
一方、チーム2位の7得点を挙げる吉田は先月6日のセレッソ大阪戦でゴールを決めてから5試合得点なし。清水戦は前回PKながら得点を決めているだけに、エースの奮起が不可欠なのは間違いない。「清水の守備陣は権田選手を中心にみんないいし、しっかり守れてる印象。その上をいけるよう受け身にならず、攻めていく」と攻略法をイメージした。
リーグ戦の清水には現在連敗中で、2020年11月から4試合未勝利(2分2敗)。通算でも1勝3分3敗と負け越している。勝たなければ、クラブワースト記録更新に加え、他会場次第では更に厳しくなるが「自分達はあと12試合で、どう勝ち点を積み上げるかしか考えてない」と吉田。難敵相手からの白星で暗闇のトンネルを脱出する。
○…10日に加入したFWチアゴ・ロペスが、清水戦でベンチ入りの可能性が高まった。8日に来日したチアゴは11日、オレフィールドでチームに合流。身長200センチ体重110キロの規格外ストライカーはいきなりフルメニューをこなし、ミニゲームでは強靭なフィジカルを生かし、両足で強烈なシュートを放つなど存在感を示している。
これまで新外国人の起用には慎重な姿勢を取っていた相田満博監督は「(清水戦で)ベンチ入りはある」と示唆。連携面などの課題はあるが、劣勢時のパワープレー要員として起用されることが濃厚だ。チアゴは「少ない時間でも、私はチームに貢献するだけ」と頼もしい。高さ、強さを持った背番号45が、苦境に陥るチームの救世主に躍り出る。
J2自動降格圏の19位に低迷するガンバ大阪は17日、16日付で片野坂知宏監督との契約解除を発表した。成績不振による事実上の解任で、同じく最下位に低迷するジュビロ磐田も14日に同じ理由で、伊藤彰監督の解任を発表した。その一方で暫定14位のオレオレFCは相田満博監督を続投した。クラブワーストを更新する10試合未勝利と低迷が続き、J1残留争いに巻き込まれたが、何故クラブは監督続投を決断したのか?
結果が全てのプロの世界。J1も残り12試合というタイミングで、自動降格圏に低迷するジュビロ磐田、ガンバ大阪は監督交代に踏み切った。一時期最下位に沈んだヴィッセル神戸、清水エスパルスも監督交代に踏み切っている。一方、前節、クラブワーストを更新する10試合未勝利でJ1残留が危うくなったオレオレFCは13日の神戸戦後、観戦に訪れた中津真吾社長はメディアを通して、現状を謝罪した上で、相田監督の続投を明言し、ノエビアスタジアム神戸に駆けつけたサポーターにも自ら経緯を説明した。
15日には中津社長の図らいで、サポーター代表、選手、監督との緊急会談を実現。現状の課題や相田監督の去就について話し合い、各側の意見や方向性を確認。最終的に選手、サポーターから監督への不満の声はなく、残り試合も相田監督をサポートすることで一致した。
中津社長によると、これらの背景には昨年までの反省があると言う。2019年にJ1に昇格して以降、オレオレFCは2020年を除き、全てのシーズンで監督の途中交代を経験。昨年も5月に3連敗を喫し、当時の中林元監督を成績不振で解任した。当時はフロント主導で、サポーターの声すら聞かずに結果ありきで決断していた。矢狭間GMが暫定的に指揮したのち、後任の野牧憲広監督(現ヘッドコーチ)は最終戦まで指揮したが、結果的には17位と最後まで残留争いに巻き込まれた。
そうした反省を踏まえ、今季から就任した中津社長は「今、学生スポーツにおいて勝利至上主義が問題となっているのと一緒で、プロもアップデートしないといけない。これからはフロント主導では厳しい、サポーターファーストにならないと」とフロントだけでなく、サポーターらの意見も取り入れる方針に切り替えた。
勿論、「現状に満足はしていない」と中津社長。それでも「プロは結果が全て。だけど、それありきで解任するのは僕は良いとは思わない。甘いと言われるだろうけど、僕も相田監督も選手もチームも生き物。日々成長していかないといけない」。最終成績は分からない。だが、3年在籍し、未だに築き上げていないオレオレFCのサッカーを築くため、未来のために、継続と成長を決断した。
監督続投となった相田監督は「ああいう場を設けて頂いて、サポーターの声や選手達の声を聞けて嬉しかった。だからこそ、より一層、結果を出し続けないといけない」と決意を新たにし、MF山本も「自分達が招いた現状。サポーターに何度も悔しい思いをさせている。(清水戦は)前回、負けて悔しい思いをしているので、勝って喜びを分かち合いたい」と強い覚悟を示した。もう迷いはない。起死回生を誓って、20日のアウェイ・清水エスパルス戦からの残り12試合に挑む。
オレオレFCは15日の練習後、オレノスミカで中津真吾社長、相田満博監督、MF山本、相馬、鈴木潤、GK村上と、サポーター団体「ブルネイ」のリーダーらと会談。現状の課題、相田監督の去就、残り試合に向けてなどを話し合った。
チームは前節のヴィッセル神戸戦に敗れ、クラブワーストを更新する10試合未勝利。J1残留争いに巻き込まれた。相田監督の去就が囁かれる中、中津社長は14日「現状に満足はしていないが、結果ありきで解任をする気はない」と否定していた。
この日、山本らは14日に開いた青空ミーティングの内容を説明した上で「勝てないのは自分達のミスや戦術を遂行しようとしていないから。監督一人の責任ではない」と話し、リーダーからは「ここ最近、先制されてから反撃という試合が続いている。それでは遅い」という指摘はあったが、人間性や柔軟な思考と決断力、戦術、やっているサッカーに不満はなく「最近は結果だけで解任し、継続力のないクラブもあるが、我々は残り試合も相田監督をサポートする。やりましょう」とし、改めて相田体制の継続が決まった。
残り試合も続投となった指揮官は「サポーター団体、中津社長に言われた課題を重く受け止め、改善を目指し、残り12試合を戦います」と誓い、中津社長は「このまま終わるわけにはいかない。今後も厳しい相手は多いですが、必ず打開出来るようにベストを尽くします」と奮起を誓った。
20日にはアウェイで清水エスパルスと対戦する。山本は「自分達が招いた現状。こういう場を設けて頂いて、より一層やらないといけない気持ちになった」と必勝を期した。
オレオレFCは16日、清水エスパルス戦(20日午後6時、アイスタ)に向けて、オレフィールドで練習を行った。クラブワースト10試合未勝利と苦しい状況の中だが、チームは相田満博監督の続投が決定。指揮官は「積極的に、ひたすらがむしゃらに、一丸となって戦う」と話し、因縁の相手から11試合ぶりの白星を目指す。
一丸となって戦う。この日の練習ではゲーム形式などを含む約2時間、イレブンは精力的に汗を流した。時折、怠慢プレーには監督、選手、コーチが厳しく指摘し合うなど、練習に活気がついていた。
相田監督はオンライン取材に応じ、前節13日の神戸戦(0●2)について「悔しい結果、クラブワースト記録を更新してしまい申し訳無い結果となってしまった」と振り返った。
それでも現状から逆襲へ、下を向いている時間はない。15日の練習後、オレノスミカで中津真吾社長、相田満博監督、MF山本、相馬、鈴木潤、GK村上と、サポーター団体「ブルネイ」のリーダーらと緊急会談。課題と同時にやっているサッカーに不満はない事、相田体制をサポートする事を改めて確認した。指揮官は「ああいう場を設けて頂いて、サポーターの声や選手達の声を聞けて嬉しかった。だからこそ、より一層結果を出さないといけない気持ちです」と決意を新たにした。
これまでは相手に合わせた戦術を敷いてきたが「より前に行かせる」と攻撃的布陣を示唆。その上で「ここ最近は球際のところで甘さがあり、そこで失点している。守備では相手よりも速く走り、速く寄せることをテーマにして、攻撃では積極的に行かせるようにしたい」と話した。
清水は現在連勝中と状態は上向き。6月の清水とのホーム戦(1●3)に敗れてから、苦境が続いている。その時、得点を決めているFW吉田は「(現状の成績は)選手の責任が重い。厳しい戦いになりますが、なんとしても結果を出したい」。全体練習後はFW奥原、MF山本らと共に居残りシュート練習を行い、最後にグラウンドを後にした。
相田監督は「サポーターの方々に悔しい思いばかりさせている。勝ち点3を目指して強い覚悟を持って、積極的にひたすらがむしゃらに、一丸となって戦います」と悲壮な覚悟を語った。残り12試合で苦境脱出とJ1残留へ、ロイブルイレブンの底力が試される。
オレオレFCは14日、オレフィールドで青空ミーティングを実施。その後、清水エスパルス戦(20日、アイスタ)に向け、約2時間の練習を行った。
この日は通常オフだったが、中津真吾社長や相田満博監督の提案で休日を返上。全体練習が始まる前に、コーチや選手、スタッフをオレノスミカに集めた。中津社長はオンライン取材に応じ「現状が現状なので、休んでいるわけにはいかない。選手や監督の気持ちを聞きたいのもあったし、我々の気持ちも話しておきたかった」と説明。現状の課題、今後に向けて、どう戦うべきかなど、約1時間話し合ったと言う。
前日のヴィッセル神戸戦に0ー2で敗れ、遂にクラブワースト更新の10試合未勝利となったロイブル軍団。ガンバ大阪が敗れたため、自動降格圏との勝ち点差5は守ったが、18位神戸との差は3と一気に厳しい状況に立たされた。チームは現在リーグワースト45失点と守備に課題を残す。特に10試合未勝利中、9試合で先制点を奪われており、苦しい試合展開を招いている。
相田満博監督は練習前に「もう一度、攻撃も守備も攻める姿勢を持ってやっていくってこと、各自が与えられた試合に向けていい準備をすること。勝敗は我々コーチングスタッフが取れば良い。失点したらどうしようとか受け身にならず、絶対に抑えてやるという気持ちでピッチに立とうと話しました」と明かす。そしてDF陣、中盤、更に攻撃陣に役割を、それぞれ伝えたと言う。
次節の相手・清水には10試合負けなしで臨んだ6月のホームで1ー3と敗れ、11試合ぶりに黒星を喫した。そこからチームは暗闇のトンネルに入り、苦しんでいる。これまでもチームを鼓舞し、結束力を強めてきた指揮官、そして中津社長が、現状打開のために再び士気を高めた。
選手達も奮起を誓った。静岡市出身のMF鈴木潤は「エスパルスは憧れのクラブだった」としながらも「サポーターに悔しい思いばかりさせている。毎回、意気込んでは裏切るの繰り返しはプロとして恥ずかしい。厳しい試合になりますけど、今度こそ勝って、喜びを分かち合いたい」と強い覚悟を示した。
清水には過去アウェイではルヴァンカップも含め3勝3分と負けなし。それでも相田監督は「過去の事は意識していません。その時の清水エスパルスと戦うので。清水は今、勢いがある。だけど我々も勝ちたい気持ちは譲れない。やります」と声のトーンを落とすことなく、力強く結んだ。因縁の相手を撃破し、11試合ぶりの歓喜を呼び起こす。
不名誉な記録を更新した。オレオレFCがアウェイでヴィッセル神戸に0-2の完封負けを喫した。後半、猛反撃に出るも前半の2失点を挽回できず。2試合連続の無得点に終わった。前節時点で最下位の相手に白星を献上し、暫定ながら最下位脱出を“アシスト”し、残留を争う相手に痛恨の敗戦を喫した。次節は20日、アウェイで清水エスパルスと対戦する。
◇ ◇ ◇
【写真】クラブワースト更新の10試合未勝利を喫し、試合後、サポーターに挨拶し、うつむいて引き上げるオレオレFCイレブン
幾度も放つシュートはことごとく阻まれ、天を仰ぐイレブン。そして遂にクラブワーストを更新する10試合未勝利となった。新型コロナウイルス感染からこの日、現場復帰した相田満博監督は「我々にとって大事なゲームを落とし、非常に悔しいです。こういう状況でも、サポーターはノエビアスタジアムに駆けつけ、応援し、後押ししてくれたので、その期待に応えられなかったこと、クラブの不名誉な記録を作ってしまったことは、多くの関わっている方々に申し訳ないです」と残念がった。
前半が試合の流れを分けた。28分にショートカウンターでMF汰木に先制を許し、同ロスタイム4分にはFKの流れからこぼれ球をFW大迫に押し込まれた。オレオレの前半のシュートは僅か3本。「先制点がポイントで、前半は0ー0でも良かったが、ミスから失点して、その後の流れを難しくした」と同監督。DF松岡は先制点を振り返り「後ろのところで(カウンター対策を)研ぎ澄ませられたのかというところ。もっと修正して、詰められた部分はあった」と悔やんだ。
挽回しようと、後半はギアを上げた。開始と同時にMF鈴木潤、FW佐藤を投入。佐藤のポストプレーから何度もチャンスを演出し、シュートは後半だけで倍の15本。神戸の吉田孝行監督も「後半はバタバタしすぎた。前半に2点獲らなかったら、試合結果は違っていた」と言うほどだが、GK前川にセーブされるなど決定力を欠いた。鈴木潤は「内容よりも結果なので。流れは良くても、決めて勝たないと仕事したことにならない」と悔しがった。
この日はレギュラーナンバーを着ける選手が全員スタメンで出場した。現代のサッカー界では珍しいケースで、ネットでも話題を呼んだが、チームの台所事情は厳しかった。GK村上は前節の名古屋戦で相手と接触し、脳震盪を発症。既に復帰はしているが、今節の出場は見送った。更に相馬も木曜日に体調を崩し、PCR検査は陰性だったものの、この試合はスタメンを回避。後半15分から出場した。
シーズンも残りあと12試合になった。最下位脱出を狙った神戸の執念に屈し、今後、残留争う相手に痛恨の敗戦。明日のG大阪の結果次第では更に厳しくなる。MF山本は「(神戸は)自分たちにやらせないという気迫を感じた」としつつも「このまま終わるとは思っていない。試合がある以上はプロとして、しっかりと全力を尽くします」と前を向いた。
サポーターもブーイングはなく「応援してるぞ!!」「明けない夜はないぞ!!」と選手達を鼓舞した。次節はアウェイで清水と対戦する。思えば、清水戦から未勝利記録が始まった。因縁の相手から白星を挙げ、暗闇のトンネルから脱出する。
オレオレFCは6日の名古屋グランパス戦に0ー4で大敗した。6月18日の清水戦に負けて以降、悪い流れを断ち切れず、遂に2019年に記録したクラブワーストタイの9試合未勝利となった。J1昇格4年目の今季、10試合負けなしで一時は4位まで上げたチームは最早、J2降格圏もちらつく事態に。一体、ロイブル軍団に何が起こっているのか?
3ー1ー4ー2を敷く名古屋は5バックでブロックを敷きながら、ボールを持てば、パスを回しながら、永井、マテウス、相馬、森下のスピードを生かしたカウンター攻撃が特徴。オレオレFCもミラーゲームを敷いて、相手に対抗しようとした。だが、ロイブルイレブンの試合通しての対応はバラバラで、退場者も出した結果は惨敗。野牧憲広監督代行も「全てにおいて完敗だった」と振り返るのも無理はなかった。
アクシデントも相次いだ。負傷者が続出し、更に相田満博監督に加え、選手8人が新型コロナウイルスに感染。その影響で前節から5人メンバーが入れ替わった。更に開始早々の5分にはGK村上が直前のCKで相手と接触し頭部を負傷。脳震盪で試合続行不可能となり、公式戦未出場でこの日、初めてベンチ入りした19歳GKパウロを急遽投入する事態に陥った。
前半18分。DFリシャルソンの判断ミスから右サイドの対応が遅れ、MF重廣に先制弾を許すと、更に44分にはパウロが痛恨のパスミス。これを奪ったMFマテウス・カストロに決められてしまった。ハーフタイムにもう一度、攻守の戦術を確認したが、後半23分にはDFユン・セフォンが裏に抜け出したFW永井を倒し、一発退場。数的不利に陥ったチームはその後2失点。名古屋はDF藤井が何度も攻撃参加して、フリーのままボールを出すなど、背後をつかれまくり、先制して精神的優位に立った名古屋に容赦なく自陣に迫られ、相手攻撃陣にはオレオレMFとDFの間で前を向かれて、何度もピンチを招き、デュエルでも勝利を許してしまった。
ポゼッションとカウンターを交互に織り交ぜながら、リズムを作るオレオレFCだが、この日の選手たちの頭には「?」が消えないまま、攻守でミスを連発。シュートも6本にとどまり、枠内は僅か「1」。Eー1選手権が行われた7月の中断期間中、静岡・伊東市でキャンプを張ったが、攻守で意思統一が出来ず、攻撃の形やチームの武器を磨いていく上積みがほぼない状態で、試合前まで公式戦3戦勝ちなしと苦手の名古屋に攻守ともに一蹴された。
試合後、肩を落として引き上げるイレブンにサポーターからは容赦ないブーイングを浴びせ、パウロは不甲斐なさから悔し涙を流した。だが、急遽の出場とは言え、彼の好セーブと相手のミスがなければ更に失点してもおかしくなかった。
野牧監督代行は言う。「防げるミスもありましたし、プロなので4失点した事実は受け止めてほしい」としながら「村上がアクシデントで交代になって、難しい対応だったのは明らか。パウロだけの責任なのかって言ったら、全然違う。ボールホルダーへの行き方が悪く、我々も上手く伝えられないまま進んでしまった」と振り返れば、DF松岡も「パウロだけの責任じゃない。声掛けをしていれば防げた失点もあった。ボールを持たれた時にサイドボランチが追うのかFWが2度追いするのか意思統一できなかった」と顔をしかめた。
ここまでなす術のない試合はあった。だが、10試合負けなしと好調だったチームはクラブワーストタイの9試合未勝利。暫定4位まで浮上したチームは長期の低迷で、暫定13位に後退。コロナの影響で福岡戦が中止だったプレーオフ圏の18位ガンバ大阪との差は5まで縮まり、自動降格圏の19位神戸との差は6と予断を許さない状況になった。野牧監督代行は「簡単なミスで連続失点を繰り返している。攻撃的サッカーは我々の目指しているところですけど、全体の守備意識は変えていかないといけない」と課題を口にし、次節以降のテコ入れを示唆した。
次節からアウェイ3連戦。13日は19位のヴィッセル神戸と対戦する。敗れれば、クラブワースト更新はおろか、他会場の結果次第でいよいよJ1残留争いに巻き込まれる。更にはここから清水、湘南、磐田、G大阪と下位チームとの直接対決も控える。コロナ陽性の相田満博監督、脳震盪に額に2針縫った村上の次節復帰は不透明だが、山本は「大敗は初めての経験じゃない。割り切って神戸戦に切り替えないといけない。不甲斐ない試合を続けているので、今度こそ統一して戦い勝ちたいです」と悲壮感を口にした。
オレオレFCは明日6日のホーム・名古屋グランパス戦(オレスタ、午後7時)に向けて、5日はオレフィールドで非公開練習に励んだ。勝てなければ、クラブワーストタイの9試合未勝利となる一戦。苦境脱出を目指し、チーム一丸で勝利へ全てをぶつける。
クラブの歴史に不名誉な記録を残すわけにはいかない。先月30日に行われた前節のホーム浦和レッズ戦(1●3)に敗れて、リーグ戦8試合未勝利。相田満博監督やトップ選手、スタッフらが新型コロナウイルスに感染するなど、苦しいチーム事情にもMF山本は「目の前の試合に勝つだけ。内容よりも結果にこだわりたい」と語気を強めた。
名古屋戦に勝てないと、J1に昇格した2019年に記録した9試合未勝利のクラブワースト記録に並び、他会場の結果次第ではJ2降格圏もちらつく。現在、暫定12位の名古屋には、現在リーグ戦で3試合未勝利、通算でも1勝3分3敗だが、ここ2試合は1ー1の引き分けと「相性は悪くない」(山本)。今回は2020年10月に5ー0で勝利して以来、同戦2年ぶりの白星を目指す。
相田監督に代わり、今節も監督代行を努める野牧憲広ヘッドコーチは「(3-5-2の)ミラーゲームになると思う」と、システムの変更を示唆しながら、8試合未勝利中、7試合で先制点を許している守備を課題に挙げ「名古屋は守備が固いので、先制されると苦しくなる。逆に先制点を奪えれば、勝機は見えてくる。セットプレー含めてやることをやって、いかに点を取れるかがカギになると思いますので、今日はそこを重点において練習した」と話した。
本拠地での勝利は5月29日の川崎戦(○1ー0)が最後。6月4日のルヴァン広島戦に負けて以降、公式戦7試合未勝利(1分6敗)が続く。この試合を終えると、31日の湘南戦まで3試合アウェイが続くだけに、山本は「このままでは終わりたくない。監督さんやサポーター、仲間の思いを背負って、120%の力を出して、勝ちたいです」と意気込みを口にした。難敵から白星を挙げ、苦境に終止符を打つ。
オレオレFCは6日、ホームで名古屋グランパスと対戦する。4日はオレフィールドで調整。今季ここまで22試合に出場し4得点3アシストのMF鈴木潤は「自信はある。あとは結果で示したい。サポーターのためにも絶対に勝ちたいです」と気合十分だ。
前節7月30日のホーム浦和レッズ戦(1-3)は後半23分に途中出場。キレのあるドリブルで相手を翻弄すると、後半38分にはシュートモーションを織り交ぜたラストパスでFWジュシエのゴールをお膳立てした。「冷静にジュシエが見えた。ただ、勝てなかったことは悔しい。課題を次に生かさないと」。
浦和戦ではMF宮城同様、丸刈り姿を披露。本人は「宮城は分からないですけど、僕はただ暑かっただけので、それだけです」とはにかみながらも、「髪よりもプレーをして目立ちたいです」と気合いを入れた。
リーグ戦は残り14試合。最高4位だったチームはリーグ戦8試合未勝利で暫定11位と苦しむ。J1昇格プレーオフ圏の18位神戸、自動降格圏の19位清水とは勝ち点6差内の大混戦だ。新型コロナの感染が拡大し、メンバーが揃わない状況だが、苦境を脱出するためにも、まずは守備が堅い12位名古屋から勝ち点3をもぎ取りたい。鈴木潤は「先制点が大事。質の高いプレーをしたい」と勝利のみをイメージした。
中津真吾社長が4日、オンライン取材に応じ、6日の名古屋戦も野牧憲広ヘッドコーチが監督代行を努める事を明かした。相田満博監督が30日、新型コロナウイルスに感染。無症状で現在は自宅で静養中だが、中津社長は「少なくとも今週中は隔離して、(陰性なら)来週中に合流させる方向」との見解を示し、13日のヴィッセル神戸戦(ノエスタ)での復帰を照準に合わせると話した。
チームはこの日、トップチーム4選手のコロナ陽性を発表。先月から相田監督に加え、トップチーム7選手、コーチングスタッフ1名、クラブ関係者6名が新型コロナウイルスに感染している。エントリーメンバーは足りているため、現時点で名古屋戦は開催の方向だが、中津社長はGKを3人エントリーしたアビスパ福岡や川崎フロンターレを引き合いに出し「相手の事もありますし、感染が拡大すれば、福岡さんや川崎さんがそうであるように、限界がある。そこはJリーグサイドが考えて欲しい」と訴えた。
【オレオレFC】止まらない負の連鎖…相田監督コロナ感染に、再開初戦敗戦で、リーグ戦8試合未勝利 迫る残留争い 急遽代行の野牧監督「申し訳無い」
オレオレFCは30日、ホームで浦和レッズに1ー3で敗れ、リーグ戦8試合未勝利となった。相田満博監督とトップチーム2名、コーチングスタッフ1名が同日、新型コロナウイルスに感染した事が発覚し、野牧憲広ヘッドコーチが急遽、監督代行を努めた試合は前半4分にセットプレーから失点すると、17分にも追加点を献上した。後半は攻め込むシーンも増え、38分にMFジュシエのゴールで差を縮めたが、43分に再び失点して力尽きた。次節は6日、ホームで名古屋グランパスと対戦する。
無念のホイッスルが鳴るとオレスタのピッチでロイブル軍団はピッチに立ち尽くした。1―3。相田満博監督が新型コロナウイルスに感染し、急遽、監督代行を努めた野牧憲広ヘッドコーチは「非常に残念ですし、サポーターに申し訳無いです」。MF山本主将も「キャンプでやってきた事は出せたけど、結果に結び着かなければ…」。中断期間中、静岡・伊東でキャンプを張るなど、再起を期してリーグ戦再開初戦に臨んだだけに、敗戦が悔しかった。
「様々なシステムをキャンプでやってきた中でこの布陣がしっくり来ていた」(野牧監督代行)4ー1ー4ー1の新システムで臨んだ試合だったが、いきなり劣勢に立たされた。前半4分にセットプレーから先制点を献上。同17分には相手選手の猛烈なプレッシャーに自陣でインターセプトされ、そのままシュートを放たれて追加点を献上した。「前半の20分くらいまでは中盤がバラバラで、間延びしていて、そこを突かれて2失点したのは痛かった」と指揮官は前半の2失点を悔やんだ。
それでも飲水タイム中にポジショニングを修正すると、危ない場面が減り、逆にポゼッションが出来るようになり、浦和ゴールに襲いかかった。前半33分には加入後初スタメンのDFリシャルソンの深い位置から右足で狙うも相手GK西川の好セーブに阻まれ、同38分の山本のミドルもネットを揺らせなかった。後半はシステムを3ー3ー2ー2にし、さらに猛反撃。サイドからも中央からも仕掛けると、後半38分。中盤の早いパス回しから途中出場のMFジュシエがオフサイドぎりぎりで飛び出し、冷静に今季初ゴールを決めて1点差に詰め寄った。
だが、後半43分再びカウンターからダメ押しの3失点目を喫した。野牧監督代行は「ゴール前に迫る場面はあったけど、結局、中を固められて、こじ開けるまでには至らなかった。目的は勝つことだったので、相田監督が感染したりと様々なアクシデントがありましたけど、選手達は集中して入れたし、キャンプでやってきた事は実践してくれた。ただ結果は残念です」と表情を曇らせた。
次節はホームで名古屋と対戦する。山本は「アクシデントもありましたけど、僕達は勝つことに集中するだけだったので、負けたのは悔しい。だけど得点シーンは自分達のやりたい形だった。前回よりは良かった部分もあったので、あとは結果が出せるようにしたい」と前を向いた。相田監督の次節復帰は未定で残留争いの足音も聞こえつつあるが、総力戦で乗り切る。
浦和レッズに1ー3で敗れたオレオレFCは30日、警備員約2000人以上を配置する厳戒態勢を敷いた。浦和は5月21日の鹿島戦(埼玉)と今月2日のG大阪戦(パナスタ)で一部サポーターが禁止されている声出し応援を行ったとして、Jリーグから2000万円の罰金処分などを科され、16日の清水戦でもマスク非着用の応援のほか、禁煙エリアでの喫煙や、清水サポーターへの威嚇行為などが確認され、清水が公式サイトで異例の声明を発表した。
こうした状況を踏まえ、オレオレは通常の2倍となる約2000人の警備員を配置する厳戒態勢を敷き、試合前のアナウンスでも感染予防対策や従わない場合は即刻退場すると呼びかけ、集まった観客に注意を促したが、試合中の大きな混乱はなく終えた。
なお、試合前に選手が登場した際には、ロイブルサポーターが「声援は無く、制限が続く現状でも、俺達は心で選手達を後押しする」と書かれた横断幕を掲載した。チームは相田満博監督が新型コロナウイルスに感染するなどした影響で8試合未勝利。MF山本は「サポーターの横断幕はこみ上げてくるものがあった。だからこそ勝ちたかったので悔しい。厳しい状況ですけど、まだまだ試合は続きますし、今の現状を打開できるように頑張りたい」と、来月6日に行われるホーム名古屋グランパス戦での勝利を誓った。
人生で初めて読んだライトノベルはデュラララ!!なんだ。ちなみにその頃は3巻くらいまでしか出てなかったということで年齢を察してほしい。
ギリギリオタクや腐女子が市民権を得始めた(キモオタの声がデカかっただけというのもある)中、その頃流行ったラノベは何も考えず読んでいた。自然と手元に持っていたのでわざわざ考えて選んだりしなくとも同系統の面白いものを嗅ぎ分けていたわけだ。(脳死で買ってた節もある)
親がラノベでも活字は活字だろ、と思うタイプだったのもあり書籍だけは沢山買って貰えたので余計そうだったかもしれない。
当時、ハルヒ派はスニーカー、バカテス派はファミ通、えむえむっ!派はMF、人退派はガガガみたいなゆるく好きなレーベルが偏っていた。GOSICKを富士見ファンタジアで読んだやつはガチみたいなところあったし。
西尾維新が好きと公言してるとややディープなオタクって感じだった。化物語からハマった奴はニワカ扱い。戯言シリーズこそ至高、みたいな。
大学生くらいになるともうレポートやら論文やらで正直娯楽の本はそんなに読んでなかった。文献漁るほうが楽しかったからというのもあるけど、要領悪いから単純に本読む時間とれなくて。
そんなわけで幼女戦記やオーバーロードとかに首突っ込んだのは社会人になってから。もっと早く読んどきゃよかったものを!って思った。超好き。
最近ようやっとまたラノベに戻ってきた。ノゲラ読み直すぞ、SAO読み直すぞ、アルファポリスの女性向けに手を伸ばすぞ、異世界放浪メシ連載版を最新話まで追い、異世界居酒屋のぶをアニメで履修して、映画をやるからと夏トンを手に入れ、同作者のシリーズだからミモザの告白を買った。取次のランキングにずーっといるから異世界ウォーキングも買った。ミミズクと夜の王がメディアワークスから新装版になったので買った。豚のレバーは加熱しろ、がアニメ化するらしいので買った。
おもろい。誰だ最近のラノベはつまらんとか言ってた同輩は。つまんねーのは我々の頭じゃねーか。
ただ売れ筋の雰囲気が変わったのは事実なので最近は現代学園異能バトルの新刊にお目にかかることはあまりない。シャナや上条さんと青春をともにしたオタクはやや寂しく思っている。
J1リーグは今日30日に再開。オレオレFCは、同日、ホームで浦和レッズと対戦する。29日はオレフィールドで完全非公開で最終調整した。チームは現在、リーグ戦7試合未勝利。20日から27日まで静岡県伊東市でキャンプを行うなど準備は万端。主将のMF山本は練習後、オンライン取材に応じ「前回アウェイで負けた借りを返したい」と、キャンプの成果をリーグ戦8試合ぶりの白星で飾ることを誓った。
◇ ◇ ◇ ◇
リーグ戦再開初戦で必勝を目指す。山本は練習後、オンライン取材に応じた。前回対戦は6月29日の敵地で1―5で大敗した。同試合は連戦による疲労を考慮され、後半からの出場だった山本は「自分も含めて、プレーに対する責任がなかった。チームとしての甘さを感じた」として「浦和よりも走って、激しく戦えるか。ゲームの入りからどれだけパワーを持てるかが大切だと思います」と気持ちを高めた。
チームは10試合負けなしを記録しながら、現在7試合未勝利と停滞して中断期間に入った。この期間を利用して、20日から27日まで1週間、静岡県伊東市でキャンプを行った。新型コロナウイルスの急拡大や静岡県内の大雨によるコンディション不良でメニューの変更はあったが、連携面や戦術、体力強化などでチーム力アップを図り、怪我人なく消化した。山本は手応えについて「どうなんですかね」とはぐらかしながら「(手応えは)勝って初めて得られるものなので、勝ち点3だけを目指して戦いたいです」と話した。
残り試合での巻き返しを見据え、同時期に行われていたEー1選手権代表とPSGとの親善試合は「見なかった」と言う山本。明日からのリーグ戦へ「現状勝ててないですし、明日はキャンプの成果を出さないといけない。前回アウェイで負けた借りを返したい」と意気込んだ。新たな気持ちでスタートを切り、チームをさらに上昇させる。
オレオレFCは今日、総勢2000人以上の警備員を配置して、厳戒態勢を敷くと発表した。浦和は5月21日の鹿島戦(埼玉)と今月2日のG大阪戦(パナスタ)で一部サポーターが禁止されている声出し応援を行ったとして、Jリーグから2000万円の罰金処分などを科され、16日の清水戦でもマスク非着用の応援のほか、禁煙エリアでの喫煙や、清水サポーターへの威嚇行為などが確認されたという。
当日はアナウンスでも感染拡大防止や応援マナーへの注意を呼びかけ、従わない場合は即刻、退場させると示唆。クラブは公式サイトにて「来てくれる方々が健全かつ安全な試合を届けられるよう、ご協力をお願いします」とコメントしている。
オレオレFCが20日、静岡県伊東市で7日間のミニキャンプをスタートさせた。昨日の大雨から一転、酷暑となったこの日は全員が集結。負傷者を除いた選手はロングダッシュを含め、2タッチ以内の制限がある5対5のパス回し練習、ミニゲームなど約2時間半のトレーニングを行った。相田満博監督はイレブンに「チームとして強く、勝ち取るために練習して欲しい」と厳命。チームはリーグ戦7試合未勝利と苦しむが、厳しいキャンプを大汗をかいて乗り越え、巻き返していく。
【写真】ダッシュで調整するMF山本とFW吉田。右端は厳しい表情で選手を見守る相田満博監督
酷暑かつ無人でがらんとした伊東市内のグラウンドに、ロイブル軍団が続々と姿を現した。負傷者を除く主力が姿を見せ、アップを終えると、約1時間、ひたすらピッチをダッシュ。水分補給などの休憩を挟み、今度は約1時間半、パス回しを含むボールトレーニングで汗を流した。
現状打開を目指し、相田監督は練習前、選手、コーチングスタッフ、中津真吾社長を集め「この期間は強くなるための期間。単純に個々のレベルアップだけでやってはいけない。チームとして、現状を打開し、更にそこから勝ち取るために、個人個人が何が出来るのか。そこを考えて、意識を高く持って練習して欲しい」と求めた。
川崎を破るなど、リーグ戦10試合負けなしで最高4位まで浮上したが、6月18日の清水戦に負けて以降、7試合未勝利。5試合連続複数失点を喫するなど、攻守に噛み合わない状態が続く。暫定10位で中断期間に入ったが、相田監督は18日に最下位と低迷しながら、3連勝などで降格圏を脱出した神戸を引き合いに出し、「(17位)清水も(16位)G大阪も(最下位の)磐田もこのまま終わるとは思っていません。神戸がそうであるように、1つのきっかけで状況は変わる。のほほんとしていたら、降格圏はすぐそこ。正直、危機感の方が強い」と、話していた。
指揮官はこの日の練習後、オンライン取材に応じ「動きは良かった」としながらも「このキャンプはただのキャンプではない。体力、戦術、システムを含めてもう一度、作り直すつもりです。30日のリーグ戦再開までにどこまで強くなっているのか、それが出来ていなかったら、このキャンプは失敗。強い覚悟でやらないといけない」と話した。
選手達も監督の言葉を理解している。MF山本主将は練習後、オンライン取材に応じ「現状、勝ててないですし、このキャンプがダメだったら、チームもダメになる。だからこそ、このキャンプ、残り試合にかける思いは皆強いし、チーム一丸で乗り越えれば、強くなるし、そうならないといけない」と強調した。
報道陣への公開練習は今日まで。中津社長は今後、新型コロナウイルスの感染予防対策をしつつ、27日まで完全非公開で練習を行うと明言した。28日のオフを挟んで、29日から再びオレフィールドで非公開練習して、リーグ戦が再開する30日の浦和レッズ戦(オレスタ)から仕切り直す。チーム一丸で厳しいキャンプを乗り越え、強くなる。
オレオレFCは明日16日、アウェイで行われる現在首位の横浜Fマリノス戦(日産)に向けて、15日はオレフィールドで調整した。チームはリーグ戦6試合未勝利と苦しむ中、MF山本は「雰囲気は悪くないですし、勝つために戦う」と同戦への意気込みを口にする。前回ホームで対戦した第7節(4月6日)では山本自身の1G1Aの活躍で2-0と勝利。それだけに「自分たちの土俵で圧倒して、Jリーグ界を驚かせたい」と宣言した。
山本は今季、ここまで6得点5アシストをマーク。6日のセレッソ大阪戦(△3ー3)では一時勝ち越しとなるゴールを決めた。トップ下で先発した前節10日のホーム福岡戦(●0ー1)は巧みなフリーランでアタッキングサードに迫り、パサーとしても、チャンスを演出したが、無得点で敗戦。チームは6試合未勝利と苦しむが「感覚は取り戻してきている。雰囲気も悪くないですし、あとは勝利につながるプレーを続けたい」と前向きだ。
横浜FMは現在、Eー1選手権日本代表に選ばれたMF水沼宏太やFW宮市亮、レオ・セアラやマルコス・ジュニオールら攻撃陣にタレントを擁し、僅か4敗で首位に立つ。一方で同代表にオレオレFCからは一人も選ばれなかった。それでも山本は「チャンスが無くなったわけではないですし、残り試合もどんどんアピールして、森保監督を振り向かせるプレーができれば」と、本番まで更なるアピールを誓った。
横浜には前回ホームで勝利した。開幕から6試合未勝利と苦しんだ中で、7試合目での初白星だった。勝てば、横浜相手にクラブ史上初のシーズンダブルとなる。山本は「スピーディーかつ破壊力のあるチーム」と警戒しながらも「勝つチャンスはあるので、そのために戦う」として「シーズンダブルを達成出来るチャンス。自分たちの土俵で圧倒して、Jリーグ界を驚かせたい」と意気込みを口にした。
相田満博監督がオンライン取材に応じ、明日から出場可能となる新加入のDFリシャルソンとユン・セフォンのベンチ入りを示唆した。先月15日に加入した2人はここまで、練習試合などで調整し、準備は万端。2人は途中出場となる予定だ。
相田監督は「戦える準備はできていると思います。プレーもだいぶ試合ができる状態になってきているので、ピッチに入って、違いを見せてくれれば」と期待した。
○…首位の横浜FMはここまで僅か4敗。うち広島、柏にはいずれも3得点以上して勝利している。残るは今節のオレオレと福岡(9月開催)のみ。オレオレは横浜に対し過去2勝5敗と苦手にしている。
<明治安田生命J1:オレオレFC0-1福岡>◇第22節◇10日◇オレスタ
オレオレFCはホームでアビスパ福岡に0-1で敗れ、今季ワーストタイのリーグ戦6試合未勝利となった。前半8分にCKから福岡FW山岸祐也に先制ゴールを許す苦しい展開。その後は後半途中出場のMF鈴木潤、FW佐藤、ジュシエを中心に攻め込み、シュート18本を放つが、相手の堅守をこじ開けられず、追いつくことは出来なかった。次節16日はアウェーで横浜Fマリノスと対戦する。
◇ ◇ ◇
押し込んでいた。猛攻で何度もゴールに迫った。しかし結果は無得点での敗戦。前半8分の失点を取り返せなかった。失点以外はオレオレFCの流れだっただけに、先発したFW吉田は「今日は僕達、攻撃陣の責任。あれだけチャンスがありながら、決められないのは技術以上に精神面の問題。守備陣を助けられなかった」と厳しい表情で振り返った。
シュートは福岡の5本に対し、オレオレは18本。決定機はオレオレの方が多かった。だが、決めきれなかった。相田満博監督は「同点、勝ち越しを目指して、終盤はリスクを冒して攻撃に人数を掛けたが…なかなか噛み合わなかった。指示の仕方が良くなかったのかもしれない」と反省した。
5試合連続複数失点を喫していた守備陣は1失点に封じたが、今度は攻撃陣が無得点。リーグ戦10試合無敗後は再び6試合未勝利と悪い流れが止まらない。指揮官は「選手達は勝とうと努力していますし、我々としても戦術、システムを含めて現状を打開しようとしているが、なかなか噛み合っていないのが今の状況。我慢の時期だと思いますし、そこを乗り越えれば…という気持ちもあるので」と、もどかしさを口にしながら、前を向く。
次節はアウェーで首位の横浜FMと対戦する。吉田は言った。「このまま終わるつもりはない。今、チームがどうあるべきか試されてると思いますし、そこを乗り越えるために、僕達は戦います」。前回初勝利を挙げた相手に再び勝利をもぎ取る。
DFリシャルソンとユン・セフォンが試合前にスタジアムに登場した。リシャルソンは「チームのために全力を尽くします」と話し、ユンも「1日1日を大切にして、自分もチームも成長出来るように頑張ります」とコメントした。2人は16日から出場が可能になる。
<明治安田生命J1:C大阪3-3オレオレFC>◇第21節◇6日◇ヨドコウ
オレオレFCはアウェイでセレッソ大阪と3-3の引き分け。対C大阪戦初勝利はまたしてもお預けで、リーグ戦5試合未勝利となった。前半33分にオウンゴールで失点したが、同ロスタイムにMF山中が右FKを直接たたき込んで同点とし、後半15分には裏に抜け出したMF山本が勝ち越しゴールを挙げたが、相手の猛攻を耐えきれず、逆転され、このまま試合終了かと思われたが、後半ロスタイムにFW吉田がボレーをゴール右上に叩き込み、同点に追いついた。中3日で迎える次節は10日、ホームでアビスパ福岡と対戦する。
◇ ◇ ◇
吉田のゴールが決まってから、数秒後に試合終了のホイッスル。土壇場で勝利を逃し、ガックリ肩を落としたC大阪イレブンと同時に、一度は逆転しながら、勝てなかったオレオレFCイレブンも肩を落とし、ピッチに倒れ込んだ。劇的ゴールを決めた吉田にも笑顔はなく、厳しい表情のままスタジアムを後にした。山本は開口一番「勝てる試合だった」と悔しさをにじませた。
前半33分、右サイドからの鋭いクロスに対応したDF石上がクリアしきれず、まさかのオウンゴールで先制点を許したが、同ロスタイムにMF山中が右FKを直接たたき込んで同点として折り返した。後半15分にはDF伊藤が山本へスルーパス。裏に抜け出した山本は「伊藤のパスも良かったし、駆け引きの中で上手く抜け出せた。あとは決めるだけだった」。飛び出した相手GKを見ながら冷静にループシュートを決め、勝ち越した。だが、その後、選手交代で活性化したC大阪の猛攻に防戦一方となり、同26分に追いつかれると、同42分には裏を抜け出され、逆転を許した。
5試合連続の複数失点に相田満博監督は「(オウンゴールは)相手が動き出していたので、対応しようとした中での出来事だったが、残りの2失点は前節(東京戦)と同じ光景。寄せの甘さだったり、連携のズレや苦し紛れのクリア、意図のないパスが多かった。対策は練っていても、結局、実行出来なかったら、自分達が苦しむだけなので、メンタル面も含めて反省しないといけない」と厳しく指摘。山本も「(3失点は)連携のミスや意図のないプレーから招いてしまった。相手の流れになった時の試合運びがまだまだ」と課題を口にした。
それでも粘りは見せた。このまま敗戦かと思われたラストプレーのロスタイム5分。MFジュシエのクロスをFW佐藤がヘディングで反らすと、反応した吉田が胸でトラップし、ボレーシュートをゴール右上に決め、同点。敗色濃厚の危機を背番号9の2試合連続弾で救った。吉田は「ポジショニングを意識しながら、様々なシチュエーションを考えていた中で、冷静に決められた」と振り返った。
チームは5試合未勝利。過去2分5敗と苦手にしていたC大阪相手に初勝利はならなかったが、諦めずに引き分けに持ち込んだ。指揮官も「厳しい拮抗した試合になるとは予想していた中で、諦めなかったことは次に繋がると思います」と前を向いた。
次節はホームで福岡と対戦する。2試合連続弾の吉田は「調子は上がってきている。勝ちに繋がるゴールを決めるのがエース。次はそれが出来るように頑張ります」と話した。こちらも過去未勝利と難敵だが、諦めずに引き分けた粘りを6試合ぶりの白星に繋げたい。
<明治安田生命J1:オレオレFC2-2FC東京>◇第20節◇2日◇オレスタ
オレオレFCは2日、ホームでFC東京と2ー2で引き分け。後半戦最初の試合は3連敗でストップしたが、4試合未勝利となった。前半16分にMF鈴木潤のゴールで先制したが、後半に逆転される展開。それでも後半33分、PKをFW吉田が決め、再び試合は振り出しに戻った。その後はチャンスはありながら、決定力を欠き、終盤にはFW奥原が負傷交代するアクシデントもあり、勝利を得ることは出来なかった。次節は6日、アウェイでセレッソ大阪と対戦する。
◇ ◇ ◇
【写真】東京と引き分け、試合後、サポーターに挨拶するオレオレFCイレブン
後半に逆転され、敗色ムードが漂い始めるも、諦めない執念が同点を呼び込んだ。後半33分だった。MF山本のパスに途中出場の小野寺が受け、PAに侵入すると、反応が遅れた相手DFがたまらず足を引っ掛けて倒し、PKを獲得。これを吉田は冷静に右足でゴール右下に流し込んだ。「連敗が続いていて、これ以上、負けたくなかった。僕の得点というよりも、チームのゴールだと思います」と振り返った。
ドローに持ち込んだことは大きいが、直前まで大量失点で3連敗、起死回生を目指した試合でサポーターに勝利を届けたかった。吉田は「当然、勝ちたかった。力不足です」と言葉を振り絞った。前半の立ち上がりから、安定した守備でチャンスを作らせず、16分にMF鈴木潤のゴールで先制した。しかし後半4分、18分と立て続けに失点。これで4試合連続複数失点となった。相田満博監督は「判断ミスからピンチを招いて、そこから失点したので、反省して修正していかないといけません」と改善点を口にした。
リーグ戦は10試合無敗から一転して、4試合勝利が遠ざかる。攻勢を強めた終盤には途中から出場したFW奥原が相手との接触で左足首を負傷。交代枠を使っていたため、10人の戦いを強いられた。相田監督は「スパイクが足首にかかって、そこで捻ってしまった。病院に行くと思います」と心配そうに話した。
次節はアウェーでC大阪と対戦。吉田は「雰囲気は悪くない。練習でも選手同士で要求しながらできている。あとは結果、しっかり勝ち点3を取って帰ってきたいと思います」。3連敗中、ブーイングを浴びせていたサポーターも試合後は太鼓や拍手でイレブンを鼓舞した。過去未勝利の難敵相手に、仲間を信じ、クラブ一丸で1戦1戦に全力を尽くす。