はてなキーワード: J1昇格プレーオフとは
町田、磐田、東京Vの来季J1昇格が決まった一方、来季のJ1を巡る残留争いは佳境を迎えている。今季のJ2降格枠は「1.5」。J2に自動降格するのは20位で、19位はJ1昇格決勝プレーオフ敗者との入れ替え戦に回る。
11 鳥栖 36試合 勝ち点40 *-3 (VS柏)
12 新潟 36試合 勝ち点40 *-8 (VS横浜FM)
13 大分 36試合 勝ち点40 -24 (VS神戸)
14 瓦斯 36試合 勝ち点38 *-4 (VS札幌)
15 札幌 36試合 勝ち点37 *-6 (VSFC東京)
16 京都 36試合 勝ち点36 *-6 (VSC大阪)
17 脚大 36試合 勝ち点36 -18 (VS広島)
18 木白 36試合 勝ち点35 -14 (VS鳥栖)
------------------J1入れ替え圏内
19 湘南 36試合 勝ち点35 -18 (VS横浜FC)
------------------J2降格
20 横縞 36試合 勝ち点32 -24 (VS湘南)
今節はFC東京VS札幌、鳥栖VS柏、横浜FCVS湘南が残留争い直接対決となる。この内、残留に王手をかけているのは勝ち点40の鳥栖、新潟、大分。既に自動降格はなく、いずれも勝利なら残留決定。引き分けても優勢(ただし大分は得失点差の関係で最終戦まで持ち越しの可能性)だ。またFC東京VS札幌の勝者は残留をほぼ手中に収める。
京都、G大阪は勝てば、湘南の敗戦のみで残留が決まる。ただ京都は3連敗を含む4試合未勝利、対戦はC大阪に、2位の横浜FMと厳しい相手。G大阪は現在5連敗を含む8試合未勝利で相手も4位広島、6位オレオレFCと上位で苦しい。意地の白星を挙げられるか。
柏はDF犬飼の加入以降、復調したが、ここ3試合は未勝利で鳥栖との直接対決。勝てば横浜FCが敗れると自動降格は回避、湘南が敗れると残留をほぼ手中に収めるが、敗戦となった場合は横浜FCVS湘南の結果如何で最終戦に持ち込まれる。ホーム最終戦の今節は意地を見せたい。
そしてカギを握るのが横浜FCVS湘南だ。その中で最も窮地なのが横浜FC。引き分け以下なら残留絶望的だった前節のオレオレFC戦で3ー1と快勝し、望みを繋いだが、今節、敗れると柏が引き分け以上の場合、1年でのJ2降格が決まる。しかし、勝てば勝ち点で湘南と並ぶ文字通りの「6ポインターマッチ」。湘南もここ5試合は3勝1分け1敗と上昇気流だ。ニッパツ三ツ沢球技場で行われる今季最後の神奈川ダービーは、いつもとは違う緊迫感に包まれることになりそうだ。
なお、24クラブとなる来季のJ2降格は「6.5」になり、19~24位の6チームがJ2に自動降格。18位はJ1昇格プレーオフ勝者との入れ替え戦に回る。
オレオレFCは7日、オレフィールドで非公開練習を行った後、取材に対応。スタメンが有力なMF鈴木潤主将は8日のホーム・柏レイソル戦に向け、「主力でもやれるところを証明したい」と意気込みを口にした。
前回3月31日のアウェイ戦は、29日の大分トリニータ戦に出場し、中1日という厳しい日程だったため欠場。リーグ戦は今回が“初対戦”となる。その試合は高校生がベンチに入るなど緊急事態だったが、控え組の活躍で3ー0と快勝した。
「あの勝利は僕らにとっても、チームにとっても刺激になる試合でした」と鈴木潤。以来、チームは快進撃。自身も攻撃の大黒柱として10得点9アシストと活躍し、野河田彰信監督が「ここまでやれるとは思わんかった」と話すように、6日現在まで暫定4位と好調をキープ。それでも「僕達はチャレンジャーなので、そこを忘れたらいけない」とあくまでも挑戦者の意識で戦う。
今節は主力組の出場が濃厚。柏は現在8試合未勝利でJ1昇格プレーオフ圏内の19位に沈むが「細谷真大選手やマテウス・サヴィオ選手、武藤雄樹選手を中心に元々、個の力は高いチーム。今はたまたま上手く噛み合っていないだけですし、起死回生を誓って戦うと思うので、彼らの気迫に負けないように準備したい」と気を引き締めた。
オレオレFCは相田満博監督と野牧憲広ヘッドコーチを双方合意の末に解任し、先月1日付で作戦担当コーチに就任していた阿野燿大氏の監督就任を発表した。1日の京都戦に敗れ、18試合未勝利。J1昇格プレーオフ圏の18位に転落したことで、クラブは監督交代を決断した。この日の夕方、会見に臨んだ中津真吾社長は「残り4試合となり、現実的に目標が残留となったため、このタイミングで阿野新監督へ交代する決断をいたしました」と説明した。
【写真】1日の京都戦に敗れ、厳しい表情で引き上げる相田満博監督
前半戦は10試合負けなし。暫定4位まで引き上げたオレオレFCは6月18日の清水エスパルス戦に敗れて以降、8分け10敗と大きく失速。特に8月31日の湘南戦からの残留争い直接対決3連戦は1分2敗。最下位の磐田にも敗れるなど、後半戦は残留争いの直接対決で1勝も挙げられず4分4敗と惨憺たる結果となった。
今季得点数は41得点と昨年並み(昨年46得点)ながら、課題だった失点数は53でリーグワースト。勝負どころで失点するケースもあり、チームとしての積み上げの乏しさが露わになった。閉塞感が漂っていたことは否めない。
相田監督の最近の采配にも迷いが見て取れた。守備を重視し、5バック気味で試合に入ったり、ボランチが本職のMF宮城をサイドバックで起用したりと、築いてきた戦術への揺らぎが現れていた。更に最近は主力選手ばかりに気を配って対話するシーンが目立ち、控え選手から不満の声も出始め、一体感は薄れていた。最後の指揮となった1日の京都戦後の会見では、明らかに生気を失っていた。ベンチ外となったある選手は「起用も去ることながら、この1年、戦術がブレブレで、スタイルが見えない」と不信感を口にしていた。
チームは18位。現時点ではJ2の3~6位によるJ1参入プレーオフ進出争いに回る。しかし、19位G大阪との勝ち点差は僅か1で、現状の成績が続けば、J2降格圏転落は秒読み段階。リーグ戦残り4試合での交代劇は、残留圏での残留のみならず、最悪の場合プレーオフによる残留まで見据えたカンフル剤投入のタイミングとしてはぎりぎりだ。
中津社長は「(クラブワーストの10試合未勝利となった)神戸戦後の8月15日にサポーター、選手との会談で相田監督の続投と同時に、なんとか相田監督で長期政権を作るつもりでしたが、18試合未勝利に加え、内容も改善が出来ていないということを重く見ました。フロント職員も毎日、ハードワークしてくれた中、このような結果になったことは、私も含めて責任を持つ立場にある。この時期に及んで、何故交代するのかという声もありますが、まだ諦めてはいないし、何も終わっていない。残りの試合を戦っていこうと伝えました」と説明した。
阿野氏は中林元監督時代の20年にヘッドコーチを努めた実績がある。攻守の連動性を確立し、新型コロナウイルスが蔓延したイレギュラーなシーズンをJ1では最高の14位と結果を出した。明るい性格で主力、控え関係なく接する姿勢は、クラブにとって重要な要素の一つだろう。契約は今季までとし、来季の監督は白紙だという。中津社長は今後の監督選びの過程で、より厳しい審査がクラブとして必要だという認識を示した。
「昨年に続いて、2年連続で、J1に昇格してから、ほぼ毎回のように成績不振で監督を交代してしまう。『オレオレFCのサッカーって何?』と言われたら、答えられない。これは現場だけでなく、選定する我々フロントが壮絶に反省しないといけない。目指すサッカーをフロントが、まず契約する前にもっと相手と話をしてしっかり、我々はこういうサッカーがしたい、それが構築できますか?と投げかけて、そこの話をこれからお願いする方には、しっかりやっていく必要がある」とし、中津社長自身の去就についても「ダメなら辞めなければならない。私もプロの一人ですから」と話し、今季限りでの辞任も示唆した。
今シーズンも窮地に追い込まれた。だが、J1残留に向け最後のカードは切った。さっそく明日から8日のホーム鹿島アントラーズ戦から阿野新体制がスタートする。決断を信じて、新監督の手腕に、残留の望みを託すしかない。
18試合未勝利となったオレオレFCは相田満博監督と野牧憲広ヘッドコーチを解任することが2日、濃厚になった。1日の京都戦で残留を争うライバルに敗れ、J1昇格プレーオフ圏内の18位に転落。リーグ戦18戦勝ちなしと約5か月間勝利がなく、残り4試合というタイミングで決断したとみられる。また、後任は先月1日付で作戦担当チーフに就任した阿野燿大氏が昇格するとみられる。
【写真】1日の京都戦に敗れ、唇を噛み締めて引き上げる相田満博監督
京都戦後、クラブ幹部は現時点での相田監督の解任を否定していた。しかし複数の関係者によると、1日中に監督交代の方針に傾いたもようだ。今季招へいした相田監督は、昨季も残留争いにも巻き込まれ、最終的には17位に終わったチームを、組織的なサッカーで5月までは10試合無敗で暫定4位と結果を出した。しかし主力の新型コロナによる離脱や怪我人の続出、外国人選手の不祥事などもあり、徐々に低迷。今夏にはDFリシャルソンらを補強したが、フィットに時間を要し、いまだ上向かないチーム状態が続いていた。
クラブは相田監督の人間性や指導法を高く評価。8月時点で中津真吾社長は続投を明言していたが、18試合未勝利と危機的な状況に陥り、残留に向けて一刻の猶予もないと判断。苦渋の決断をした模様だ。中林元監督時代にヘッドコーチを担当、スカウトを経て、先月から作戦担当に就任した阿野氏には残り4試合限定で指揮を託す見込み。昨季の中林監督解任に続き、シーズン途中の監督交代は2年連続。J1残留に向け、流れを変えるための最後の一手に出る。
オレオレFCは6日、ホームで名古屋グランパスと対戦する。4日はオレフィールドで調整。今季ここまで22試合に出場し4得点3アシストのMF鈴木潤は「自信はある。あとは結果で示したい。サポーターのためにも絶対に勝ちたいです」と気合十分だ。
前節7月30日のホーム浦和レッズ戦(1-3)は後半23分に途中出場。キレのあるドリブルで相手を翻弄すると、後半38分にはシュートモーションを織り交ぜたラストパスでFWジュシエのゴールをお膳立てした。「冷静にジュシエが見えた。ただ、勝てなかったことは悔しい。課題を次に生かさないと」。
浦和戦ではMF宮城同様、丸刈り姿を披露。本人は「宮城は分からないですけど、僕はただ暑かっただけので、それだけです」とはにかみながらも、「髪よりもプレーをして目立ちたいです」と気合いを入れた。
リーグ戦は残り14試合。最高4位だったチームはリーグ戦8試合未勝利で暫定11位と苦しむ。J1昇格プレーオフ圏の18位神戸、自動降格圏の19位清水とは勝ち点6差内の大混戦だ。新型コロナの感染が拡大し、メンバーが揃わない状況だが、苦境を脱出するためにも、まずは守備が堅い12位名古屋から勝ち点3をもぎ取りたい。鈴木潤は「先制点が大事。質の高いプレーをしたい」と勝利のみをイメージした。
中津真吾社長が4日、オンライン取材に応じ、6日の名古屋戦も野牧憲広ヘッドコーチが監督代行を努める事を明かした。相田満博監督が30日、新型コロナウイルスに感染。無症状で現在は自宅で静養中だが、中津社長は「少なくとも今週中は隔離して、(陰性なら)来週中に合流させる方向」との見解を示し、13日のヴィッセル神戸戦(ノエスタ)での復帰を照準に合わせると話した。
チームはこの日、トップチーム4選手のコロナ陽性を発表。先月から相田監督に加え、トップチーム7選手、コーチングスタッフ1名、クラブ関係者6名が新型コロナウイルスに感染している。エントリーメンバーは足りているため、現時点で名古屋戦は開催の方向だが、中津社長はGKを3人エントリーしたアビスパ福岡や川崎フロンターレを引き合いに出し「相手の事もありますし、感染が拡大すれば、福岡さんや川崎さんがそうであるように、限界がある。そこはJリーグサイドが考えて欲しい」と訴えた。