はてなキーワード: バケツとは
荷物が重たかった。せめて荷物持ちだけでもと頼み込んだ手前、音を上げるわけにはいかなかった。しかし、重い。起伏のある山や視界の悪い森などでなく、平坦で見通しのよい広野を歩いているのが救いだ。
前を進む勇者さんがこちらを見てくれた。気を遣ってくれているんだろう。大丈夫です、と元気よく返事するつもりが、声が出なかった。荷物が重い。目的地の説明は受けている。けれど、この世界の地理がわからないことに加え、僕に合わせて歩くスピードを落としているため予定通りの道程とはいっていないだろう。そんなことを考えるとますます情けなくなってくる。
スマートフォンで遊びたい。クーラーの温度を18度にしてダラけたい。シャワー浴びたい。そんな、ほんの少し前の当たり前を思い出して荷物の重さを忘れようとする。けれど、五分ともたず、荷物の重さで足を進めるのが辛くなってくる。あのすこし先にある、背の高い植物のところまで歩いたら水を飲もう。水を飲んだら、また、歩こう。また、クーラーのことを思い出そう。
そうして歩き続けた。繰り返しの最中、幾度も勇者さんがこちらを心配そうに見てくれた。僕も三回に一回ぐらいは声を返すことができた、大丈夫ですと。日を遮るような影が無いので、腰を下ろしての休憩はお預けだったのが辛かった。
ようやく木々が生茂る森の入り口までたどり着いた。視界が悪くなるのは怖かったが、木陰で休みたかった。そう、ホッとした僕の気持ちを察したかのように、その森の入り口から黒いコウモリのような生き物が飛んでき、僕らの目の前でホバリングを始めた。僕が知っているコウモリにしては目が大きく羽が小さい。もしかするとキャラクター商品になっていたら可愛いと思うのかもしれないけれど、大きな口が怖かった。あのとき、腕を噛まれたことを思い出す。怖い。勇者さんの後ろに隠れるように身を縮める。怖さを紛らわすために、彼のマントを掴んでしまっている。失礼だし、動けなくて迷惑なのはわかっているが、怖かった。
勇者さんが僕を見て、マントを離すよう手振りをする。ごめんなさい、と謝りながら、それでも恐怖で身がすくんで中々離せなかった。そうウジウジしていると、黒いコウモリが威嚇するかのように、刃のように鋭い牙を鳴らす。僕はますます怖くなり目の端が湿ってきた。勇者さんが僕の頭を小突いた。僕は彼のマントを掴む左手を、右手で必死に剥がした。
勇者さんは腰に据えた剣を抜き、そのコウモリを一目。そこから先は、怖くて目をつぶっていたが、目をあけていてもわからなかっただろう、あっという間に退治してしまった。
それから、僕が落ち着くのをまって森を進んだ。けれど、そこから今夜の寝床を見つけ、実際に日が落ちるまでの間、都合6回も先ほどのコウモリや、水色の先がとんがったおまんじゅうのような生き物と出会った。そのたびに、僕は同じように怖がり、同じように勇者さんが退治した。
日が落ちる前に、いい寝床を見つけられた。川の近くで水がある。汗を流せるのが嬉しい。今までのような生き物に襲われることを考えると、気が気ではない。けれど、勇者さんが透明な瓶に入った水をあたりに撒くのを見て、ホッとした。あの水は聖水といって、人以外の生き物を寄せつけなくする効果があるらしい。実際、今までこの聖水を撒いてから何かに襲われたことはない。なら日中も撒いて欲しいのだが、勇者という立場上そうもいかないらしい。
勇者さんは聖水を撒いたあとも、テントを貼ったり、火を焚いたりと色々と作業をされていた。僕も何か手伝えることはないかと尋ねると、彼は優しく夕餉ができるまで横になっているといいと返してくれた。申し訳なく、そうもいきませんよと水汲みを申し出た。しかし、聖水を撒いた外であることに気づき、僕は涙目になりながら川と寝床を自分と彼の水筒と、体を拭いたりするためのバケツの三往復ほどした。明日の朝にもこれをしないといけないことを思うと、もっと近くに寝床を作ってもらうか、川までの道のりも聖水を撒いてもらえばよかった。
水を慎重に使いながら体をふく。勇者さんと会う直前にコウモリに噛まれた左腕の傷の治りをみる。勇者さんの使う医療は薬や漢方ではない僕の知らない技術なので不安だったが、膿んだりしている様子はなく数日中には綺麗になるだろう。
日が落ちて、夜になった。
僕は怖くなかった。勇者さんが目の前に居てくれるからだ。もちろん、日中も目の前に居るのだけど、彼の後ろ姿を見ているのと、彼と目を合わせているのとでは、安心感が違った。焚き火に木をくべる勇者さんを見ていると、不安な気持ちがなくなっていく。僕は、この時間が好きだった。
彼もこの時間を特別なものにおもってくれているのか、日中と違い雄弁になる。勇者としての今までの話、勇者として任命されるまでの少年時代の話。僕はあの重い荷物をもって歩いたことも、奇妙な生き物に怯えて涙していたことも忘れて、話に相槌をうち、会話と食事を楽しんだ。食事の内容は質素なものであったけど、美味しかった。僕は、感謝の気持ちを伝えた。突然現れた何もできない自分を旅の共にしてくれていること、いつも守ってもらってばかりなこと、何もできないことの謝罪。勇者さんは余計な世辞を入れることなく聞いてくれた。その優しさも嬉しかった。
お喋りが終わったあと、テントにはいり、横になる。広いテントではないので、じっとしても彼の体に触れてしまう。汗を流したといえ、いわゆるボディソープやシャンプーをしたわけでもないので、彼の体臭がする。きっと、僕の匂いにも気付いているだろう。こうやって二人で寝るのは初めてではないが、その申し訳なさにまたすこし惨めな気持ちになってしまった。それを振り払うように、僕は彼にできることが何かないか考えた。
彼だって疲れているだろうから、せめて足を揉んであげるのはどうだろうか。そう提案した。彼はあまりそういったマッサージを知らないらしかったが、物は試しにと許諾してくれた。彼の足元に移動する。そのときも、狭いテントの中なので、体が触れ合ってしまう。彼の足を触るのだから、その程度なんでもないのだけれど。足の裏や、太ももを揉むと彼は少し息をもらしながら、くすぐったそうにしていた。僕もマッサージの経験があるわけじゃないので、上手にできているとも思えなかった。けれど、彼の足を引っ張り続けていることを思うと、この程度のことでもいいから彼に何かをしたかった。
足だけじゃなく肩もしてくれないか、と勇者さんは言った。僕はお願いされるなんてことがとても嬉しくて、もちろんですと答えて肩も揉んだ。彼がうつ伏せで横になり、そこに上からのって肩を揉む。さっきまで、少し腕や足が触れただけで申し訳ない気持ちになっていたのに、いつのまにか体が触れ合うことが当たり前になっていた。力を込めるために彼の腰を挟むようにおいている足に力を入れて、肩や背中をもむ。
少し汗ばんできてしまった。せっかく汗を流したのにと少し後悔した。きっと彼もこうやって汗をかくほどにマッサージをされたら不快だろう。なので、勇者さんそろそろ終わりにしましょうかと声をかけた。
ところが、彼は無言で仰向けになった。腰を足ではさんで乗っている僕の臀部に当たるものがある。僕にも付いているから、それが何を意味しているのかはわかる。けれど、彼が何を欲しているのかはわからなかった。僕なんかがと思ったからだ。汗臭い。男の臭いだ。下履きの中で苦しそうに隆起するそれがかわいそうに思え、腰を少し浮かしてもらい、外へ。暑い。勇者さんの荒くなった呼吸と、僕の呼吸、それと二人のそれが放つ熱がテントの中をめぐる。そう、気づくと僕も硬くなっていた。汗が張り付く服がもどかしく、上も下も脱ぎ捨てた。彼も上を脱ぎ、僕が脱がした下のそれと重ねた。ああ、僕は今彼に求められているのだ。僕も彼を求めているのだ。そう思うだけで、もう胸がいっぱいだった。どうしたいんだろうと考える余裕もなく、彼の体に触れていて。どこに触れていないかわからないぐらいたくさん触れた。手だけじゃなく、足で、腹で、胸で、首で、顔で、触れた。奇妙なことに体の前で触れているのに、背中でも触れているような気がする。そのぐらい、僕は一生懸命に彼の体を弄っていた。彼もだ。僕の右腕を噛むように顔を押し付けてくる。痛かった。嬉しかった。二人を比べるように合わせると、彼のより遥かに小さいそれが情けなかった。けれど、情けないと思う以上に、僕は嬉しかった。そんな情けなさを飲み込むような大海が二人の中にうねっていたからだ。僕は自分の情けなさをすこし、許せたような気がした。
テントの外に出て、組んであったバケツの水で体を拭こうと思った。けれど、もうバケツは空だった。夕餉の前に体をふいたり、その後お喋りをしながら飲んで空になったことをすっかり忘れていた。
僕は、水を汲みに行こうと思い、バケツをもって川へ向かった。聖水を撒いていない道は怖く、また僕は目の端を湿らせた。ビクビクと怯えながら急いで水を汲みテントの前に戻った。
起こして付いてきてもらえばよかった。そう後悔しながら、体を拭く。右腕が痛かった、アザになっていた。夜明けまであとどれぐらいあるのだろう。昼まで寝ていたいが、もちろんそうもいかない。
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いま女性オタクの間で話題の『ディズニー ツイステッドワンダーランド』というアプリがある。
ディズニー作品の悪役をモチーフにしたイケメンたちが多数でてくる女性向けアプリだ。
イケメンたちは立派な魔法士になるため全寮制の男子校に入学し、作品ごとの寮に白雪姫の鏡の力で組分けされ、多分おそらく全員が悪役側のなにかがモチーフのキャラクターになっている。
主人公(性別容姿不明)はなぜかその学校に迷い込んだ現代日本?人で、獣の身でありながら入学を希望していたマスコットキャラと共になんやかんやで特別に入学を許される。
ここまででもう既にハリーポッターすぎてビビったが、物語を進めていくとこの主人公もマスコットキャラもイケメンキャラたちも軒並み全員性格が悪いことがわかる。
イケメンたち魔法士という存在は魔力を使いすぎると各自持っているマジカルペンの宝石部分が濁っていき、濁り切るとオーバーブロットという現象を起こし姿が変貌してしまう。この設定は大分まどかマギカっぽい。
だがツイステのオーバーブロットは命の危険こそあれど殴れば元に戻る。第1章でオーバーブロットしたハートの女王モチーフのイケメンリーダーは正気に戻ったあと己の行いを反省する。しかし、主人公と一番最初に仲良くなったトランプ兵モチーフの下級生イケメンは反省するイケメンに向かって「許してやんねー!」と宣う。詳しい経緯は忘れたがトランプ兵イケメンに非が全くないような話運びだったわけではないにも関わらず。
ここがツイステで一番最初にウワッとなった所だったと思う。自分の非を棚に上げ、醜態を晒した仲間にさらに追い討ちをかけるイケメンがここには沢山いる。
あんまりしっかり覚えていないが4章では主人公がそれに加わった。主人公は選択肢でしか喋らないが、幼馴染従者イケメンの「本当はずっとお前のことが嫌いだった」という本心の吐露を聞いて落ち込む主人イケメンにさらに追い討ちをかけるような辛辣な選択肢がでる。
更にイベントストーリーは基本ギャグに振れるようで、頭にバケツを乗せて体幹の特訓をする、失敗したらお尻を叩く体罰、花嫁の幽霊に見初められたオタクイケメンを奪還するため順にプロポーズして失敗する様を残りのメンバーが笑う、そもそも奪還作戦に全員乗り気ではないので見初められたオタクイケメンをなんでアイツが?wと笑う、いよいよオタクイケメンが誓いのキスで冥界に連れていかれてしまうときにさっさと終われとみんなでキスコールをする、等々、全編通してほぼ全てのキャラが人の失敗を論って笑う古き悪しきバラエティ番組の倫理観をしていた。
彼らは物語の悪役がモチーフなので、このような捻くれた行動はヴィランに憧れる故のものだからこれでいいという意見も見た。
でもそれは「悪役が悪のまま讃えられている世界」の話だ。ツイステッドワンダーランド(なぜかツイステのキャラたちは自分たちの世界をこう言う)では物語の悪役たちは捻じ曲がった解釈で「偉人」として讃えられている。素晴らしい功績を残した人物として、みんな大なり小なり彼ら彼女らを尊敬している。
そんな偉人に憧れるならなおさら中学生のいじめのような言動をするイケメンたちはあまりにも幼稚すぎると思う。彼らが憧れるのは悪役ではなく捻じ曲がった偉人のはずで、イケメンたちの行いはただただ性格の悪い幼稚な子供なのに。
もちろんこれは個々の感性に拠るところが大きいので昭和の古臭いノリのキャラクターたちが好きな人は好きでいいと思う。チャラ男イケメンが「れっつらごー」やら「さげぽよ」とか言うのも一周回って新しいのかもしれない。
長寿イケメンがやたら人間に長生きマウントをしてきても、努力型秀才イケメンが真面目な振る舞いをすることを教師へのアピールだとみみっちいことを言ってきても、留年をなんかかっこいい風に見せてきても、そもそも教師陣が校内の揉め事に一切関与しない保護者の立場を放棄していても、学園の最高責任者が袖の下もらって寮のリーダーを決める汚い大人でも、きっと楽しめる人は楽しめる。
私も久しぶりにこんなツッコミだらけの物語を読んだので正直とても面白がっている。物語に入り込むことは到底できないが、めちゃくちゃな展開とストレスしかたまらないイケメンたちに囲まれて読後の虚無感に苛まれる体験はなかなかない。
性格の悪い楽しみ方だと思うが、ここは自称ヴィランの蔓延るツイステッドワンダーランドなので、読む方の性格が悪くてもなんかもう今更だろう。
まぁそもそも初期化バグやら二重課金バグやらが横行していて別の意味で心配だけれど。
ちなみにツイステ内の一番好きなストーリーは「おしゃべり」です。
地元は都内から特急電車で三時間かかる。しかも、スタートが日曜日の15時からだ。仕事が忙しかったものの何とか片付け、月曜日に有給を取って参加した。
結婚式にはもう一人の幼馴染みBと参加した。彼女は地元の隣県に住んでおり、新婚だった。隣県では有名企業に勤め、旦那さんも有名企業勤めだ。Aの結婚式とBの入籍でWでおめでたく、私は嬉しかった。
披露宴が始まるまでBと談笑していたところ、Aの姉が挨拶に来た。Aの姉はBを褒め始めた。大手に勤めていること、結婚が決まったこと、これからが楽しみだとお祝いし沢山褒めて笑っていた。私も二人の様子を和やかに見つめていた。
「で、あんたは何してるの?」声のトーンが低くなって、険しい顔つきで非難の声を向けられた。一瞬何のことか分からなかった。良い年して結婚はまだなのかと言われ続けた。曖昧に笑って特に予定は無いと言った。すると、だから駄目なのだと言われた。Bとの温度差に頭からバケツの水をかけられた気分だった。
A姉が去るとA父とA母が来た。お祝いの言葉を述べるとA母がBをお祝いし、近況を聞き、褒め始めた。そして、私には「あんたは何してるのよ!?」と非難の声を上げた。怒濤の結婚、結婚、結婚の話である。結婚をしていないと人権は無いのだというレベルで話してくる。再び曖昧に笑った。だって今日はAの結婚式でお祝いなのだ。怒ってはいけない。
確かに28歳で30間近、東京で働いているから心配なのだろう。転職して必死で仕事を覚えて、プロジェクトも認められてますます仕事を頑張ろうと私は燃えていた。でも、地元では結婚が正義で結婚してセックスして中出しして子供を産めと言う。結婚していない私は人権が無くて寂しくて可哀想に見えるのだろう。A母も私の仕事には触れてこず、早く結婚しろと言う。私にはA姉もA母も遠くの星の人に感じた。
このあと、Aにも式で会ったが同じテーブルにいた他の列席者と写真を撮りたいから連れてきて欲しいと頼まれた。親族に頼めよと思うも結婚式なので飲み込んだ。お車代は出なかった。
忙しい仕事を片付けて有給を取り、ドレスを買って結婚式に参加し、お祝儀を払い、非難された。私にしてみれば最悪な結婚式に感じた。無駄遣いした。
結婚はしたい人がすれば良い。結婚していないからと言って不幸せと決めつけないで欲しい。年齢関係なく女に出産を求めないで欲しい。
誰も読まないと思った日記に予想以上の反響が来て驚いた。私への批判もA家への批判も労りも同情も独り言も拝読した。
「地元では結婚が正義で結婚してセックスして中出しして子供を産めと言う。」の部分はA家姉と母に言われた後、素直にそう思ったのだ。私は仕事を頑張ろうとしているのに、地元にいると求められるのは結婚妊娠出産なのだと感じた。今はどうか分からないけど地元には「女の子はすぐに結婚出産するから進学させるのは勿体ない。」という価値観があった。そのため、皆高卒か短大に進学し大体18~25までに結婚出産する女の子が多い。28は遅い位だ。
私は大学進学し東京で働いて28歳で独身だ。地元では異質なのだろう。父親にも早く結婚しろと言われ続けている。私は過去の恋愛で色々とあり、結婚するならば「とても大好きで尊敬するパートナー」と決めている。もしそういう人がいなければ結婚しないと決めた。老後はどうするのかと聞かれれば、独身でも結婚しても老人ホームへ行く予定だ。
本当はいつかは地元に帰ろうかと思っていた。ただ、帰っても私の居場所は無いし、価値観の差異に苦しむのだ。Aの結婚式でそれが分かってしまい悩み続けて昨日ここにぶちまけた。少しすっきりした。
ちなみにAも結婚星人である。割愛するが頼んでいないのに結婚とはいかに素晴らしいかと語ってくれた。げんなりした。
結婚式からA一家とは距離を置くことに決めた。違う星の人なのだ。また仲良くなる日が来れば仲良く出来れば良い。そんな日が来なくとも一家が幸せでいれば良い。私は私で違う星で暮らすから。
心のバケツにずっと穴が空いてる。
たくさん承認されているはずなのに、バケツに穴があいてるせいで、いつまでたっても満たされない。
毒親育ち+陰キャ+腐女子っていう生き辛さ三連コンボみたいな人間なんだけど、私みたいな人は少なくないと思う。
自分の親が毒親なんだっていうのは、大人になってから気付いた。
殴ったり暴言を吐いたり、気分によって態度をかえたり。普通の親はそういうことをしないんだ、と教えてくれたのはツイッターのフォロワーで、闇落ちしそうになってるところを助けてくれたのもツイッターのフォロワーだった。
毒親だって気付いてから数年は、それでも親からの承認がほしくてあがいた。
私が欲しい親からの承認は、この先で一生もらえることがないんだ、と気付いてからはどうしたら強烈な承認欲求が少しでも満たされるかを考えた。
「お前は何も続けてこなかった!お前には何もない!」(引越しが多かったせいもあり習い事があまり続かなかった)
そう親から言われて育ったので、同人誌を作ることができて、それを続けていることはたとえ社会では役にたたなくても「できることがある」「できたことが可視化される」というのは達成感もあった。
同人誌を作るようになったら、イベントで手にとって貰うことができた。
私みたいなやつが作った本を、お金を出して買ってくれる人がいる。
それだけでまた一つ承認欲求が満たされた。
ジャンル移動は何度かしたけれど、同人は続けた。手っ取り早く承認欲求を満たせたし、何よりも同人活動は楽しかった。
昔より上手くなった。本の部数はジャンルやカップリングによるけれど、感想をくれる人もいた。
嬉しくて今までのものは、全部大切に保存してる。元気がなくなったら読み返すこともある。
同人を通していい友人もできた。
ジャンルに関係なく繋がれて、仕事の悩みを話したり、ちょっとした愚痴をきいたり。
私は一人だから聞くばかりだけど、彼氏や旦那ののろけみたいな話を聞くこともある。
友人にはすごく恵まれたと思う。
私が親のことで悩むたびに、闇落ちしないようにそっと隣にいてくれる。
フィクションのヒーローみたいに、しんどい環境から助けてくれる、なんてことはないけども、適度な距離で寄り添ってくれるような友人ばかりだ。
人に優しくされたり、優しくしたりすることでちょっとずつ心のバケツに空いた穴を埋めた。
自分にもできることがあるんだって、認めることでまた穴を埋めた。
そうやって何度も何度も心のバケツの修理ををしながら生きているけれど、時々どうしようもなく満たされない日がくる。
何年もかけて環境も、心もちょっとずつ変わったはずなのに、満たされない承認欲求に死にたくなるときがある。
昔よりもずっと満たされているはずなのに、何故か足りなくて、もっと承認されたくて、暴れたくなる。
心に刺さった釘がいつまでたっても抜けない。
バケツの穴がふさがらない。
つらい。承認されたい。
そろそろ暑くなってきて、さすがに窓を全開放しつづけるのもつらくなってきた。
当社、窓はあるんだが、風が抜けない立地なので風通しがよくない。
業種はWeb制作業なんで社員半分くらいリモートワークなんだが、残りの半分は何だかんだ言って会社に来ないと仕事にならん。
今年はオリンピックやってたらやばかったくらいの暑さらしいし、夏本番に向けて何か対策したい。
皆様のオフィスでは猛暑のコロナ対策どうしようと思ってますか?
案1:空間除菌系
次亜塩素酸使う系の機器を買って設置。パナソニックのジアイーノとか一瞬だけ考えたんだが、皆様ご承知の通り害はあって利は少なく、あえなく除外。
あと、次亜塩素酸とか空間に充満してるとPCとかあっという間にサビて壊れそう。
案2:窓全開放で自然通風に任せる
足元にバケツを置いて、「ぬるいな」「ああ」で切り抜ける。
自分はこれでもいいんだが、女子社員はNGだろうし、バケツ倒したりしたら床下の配線が壊滅しそう
案3:窓全開放でエアコン全開
子供の小学校が今月から授業再開なんだが、暑くなってきたらこれで対応するらしい。
電気代がどんだけかかるのかわからん。持続化給付金が電気代で飛ぶレベル
案4:窓少し空けてエアコン弱めに入れる
窓を20cmくらい空けて、温度設定27度くらいでエアコン運転
そこそこ通風、そこそこ空調。これでも冷房効率は相当下がるから、電気代が怖い…
性能の低い空気清浄機はウイルスを拡散させるだけという報道もあるし、空気清浄機がどこまでウイルスを除去してくれるかわからん。
ダイキンのストリーマーとか、ブルーエアーみたいな高性能機ならウイルスもフィルターで取ってくれるのか?
その他案:
社員の数だけスポットクーラー設置:コンセント足りない。排水捨てるの大変
穴の空いたバケツとしての自己肯定感か。うう〜む、難しい問題だね。
個人的には誰かを褒めたり、慰めたり、ありがとう、おめでとう、などをいうと幸せな気持ちになる。でもこれは論理的な回答ではないな。
自分を好きになる・自分を認められることが自己肯定感だというあなたの推論は理屈の筋が通っているように思える。あなたは誰かが自分を好きになってくれる様をみて、周りからの目線を学び、自分でも肯定できるようになるかも、という仮説をたてる。その上で、そういう状況になっても他人の評価自体を信用できない、だから自己肯定感を高められない。この論理立てには説得力を感じた。
そんなはずはない。その自分の評価基準もまた幼少期からの誰かの評価の影響を受けて形作られたはずだ。例えば両親とか、教師とかだろうか。ならば彼らに認められれば自己肯定感は向上するのでは。
あるいはその路線が現実的でないとしても、理屈の上でまだ救いはある。彼らの評価基準の強固さもまた、なんらかの何かに支えられているはずだ。親の言うことは正しい、親はいつも正しいことを教えてくれた。だから自分を認めてくれない親の価値観も正しい。背後にそういうナイーブなロジックがあるならば、そこに付け入る隙はある。よく人気コメントに上がってきて、バチバチにキレるいい意見を言うが、どうしようもなくクズなブックマーカーなどザラにいる。彼らが学びを与えてくれるよ。いつも正しい人間なんていない。
バブル崩壊後、政権を取ったのは経済でましじゃないか?といわれた連中。
小泉、民主党は構造改革で経済をよくするという立場。ただし両方とも大失敗した。
なお暗黒の民主党時代といわれるが、民主党がやったのは小泉がやって失敗しそうなところでブレーキかけたのを逆にアクセル踏んだことだ。
安部は正直怪しい案件が大量にあるが、それでもリフレで経済をましにした。だが消費税を何度もあげて氷水バケツぶっかけてるからどうしようもない。それでもましにした。
それで支持されてるだけにすぎないが清廉潔白さで言えばかなり下の部類だと思うし、まあもみ消したのだろうなという案件はかなりある。
国民は納得したんじゃなくて、まあ、それでも経済叩き落とす奴に政権ゆだねるよりは、、、、と感じてるだけ。それでも司法、検察官に手をかけようとしたらただでさえダークなのに反発食らうのは当然。
ただ、MMTが出てきている。自民党若手が推しているがそれよりれいわのほうが元気だし、国民民主もだいぶ方向転換しつつある。この次の選挙は「経済をどうするか」でどうなるかわかったもんじゃないなとは思う。