2020-07-06

化け物みたいな承認欲求が怖い

心のバケツにずっと穴が空いてる。

たくさん承認されているはずなのに、バケツに穴があいてるせいで、いつまでたっても満たされない。

毒親育ち+陰キャ腐女子っていう生き辛さ三連コンボみたいな人間なんだけど、私みたいな人は少なくないと思う。

特にツイッターやここには似たような人もいるだろう。

自分の親が毒親なんだっていうのは、大人になってから気付いた。

殴ったり暴言を吐いたり、気分によって態度をかえたり。普通の親はそういうことをしないんだ、と教えてくれたのはツイッターフォロワーで、闇落ちしそうになってるところを助けてくれたのもツイッターフォロワーだった。

毒親だって気付いてから数年は、それでも親から承認がほしくてあがいた。

私が欲しい親から承認は、この先で一生もらえることがないんだ、と気付いてからはどうしたら強烈な承認欲求が少しでも満たされるかを考えた。

そのタイミング同人誌をだすようになった。

「お前は何も続けてこなかった!お前には何もない!」(引越しが多かったせいもあり習い事があまり続かなかった)

そう親から言われて育ったので、同人誌を作ることができて、それを続けていることはたとえ社会では役にたたなくても「できることがある」「できたことが可視化される」というのは達成感もあった。

同人誌を作るようになったら、イベントで手にとって貰うことができた。

私みたいなやつが作った本を、お金を出して買ってくれる人がいる。

それだけでまた一つ承認欲求が満たされた。

全身の血液が沸騰しそうなぐらい嬉しくて、たまらなかった。

ジャンル移動は何度かしたけれど、同人は続けた。手っ取り早く承認欲求を満たせたし、何よりも同人活動は楽しかった。

昔より上手くなった。本の部数はジャンルカップリングによるけれど、感想をくれる人もいた。

嬉しくて今までのものは、全部大切に保存してる。元気がなくなったら読み返すこともある。

同人を通していい友人もできた。

ジャンル関係なく繋がれて、仕事の悩みを話したり、ちょっとした愚痴をきいたり。

私は一人だから聞くばかりだけど、彼氏旦那のろけみたいな話を聞くこともある。

友人にはすごく恵まれたと思う。

私が親のことで悩むたびに、闇落ちしないようにそっと隣にいてくれる。

フィクションヒーローみたいに、しんどい環境から助けてくれる、なんてことはないけども、適度な距離で寄り添ってくれるような友人ばかりだ。

人に優しくされたり、優しくしたりすることでちょっとずつ心のバケツに空いた穴を埋めた。

自分にもできることがあるんだって、認めることでまた穴を埋めた。

そうやって何度も何度も心のバケツの修理ををしながら生きているけれど、時々どうしようもなく満たされない日がくる。

何年もかけて環境も、心もちょっとずつ変わったはずなのに、満たされない承認欲求に死にたくなるときがある。

昔よりもずっと満たされているはずなのに、何故か足りなくて、もっと承認されたくて、暴れたくなる。

自分のなかの承認欲求が底なしで、怖くて怖くてたまらない。

心に刺さった釘がいつまでたっても抜けない。

バケツの穴がふさがらない。

つらい。承認されたい。

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