「プレッシャー」を含む日記 RSS

はてなキーワード: プレッシャーとは

2021-01-28

忘れもしない高校2年の春、人生の転機となる出会いがありました。シンガポール家族旅行に行った時に、偶然出会った現地の日本人起業家です。緊張で何を言われたのか覚えていませんが、世界事業を興す楽しさについて語りかけられた時、全身に鳥肌が立ったことを覚えています。心が震えて、その日の夜、一睡も出来ませんでした。

帰国すると、「世界事業を作りたい」という想いを止められず、高校に行くのをやめて、海外に出ることを決めました。同時に、学校自分の居場所を見つけられず、そのプレッシャーから逃げたかったのだと思います英語圏物価が安く、日本人がいなさそうな場所を探して、フィリピンダバオという町を見つけ、ここに住むことを決めました

その後、2017年事業作りの拠点を探してシンガポールカンボジアタイを周り、マレーシアを選びました。

東南アジア英語圏で、シンガポール香港は既に成熟して物価も高い。それに比べてマレーシアはまだ発展途上ですが着実に成長している、かつ様々な人種宗教が入り混じる多国籍国家に魅力を感じました。

また、高校もろくに通っていないような自分普通正攻法を辿っても、大きな結果は生み出せないだろうと思いました。これから伸びる、成功例のまだ少ない場所から勝負する必要があった私にとってマレーシアは最良な国に思えました。

マレーシア首都クアラルンプールに降り立ち、電車に乗ると、顔にターバンの様な布を巻いた人(ヒジャブと言います)に溢れており、中国語ヒンドゥー語、英語が飛び交うまさに異国の地でした。

こんな場所で本当に事業は興せるのか、不安でしたが、やれるという根拠のない自信だけはありました。

とはいえ、右も左も分からない状況だったので、現地で結果を出している起業家の元で働き、事業の作り方を学びたいと思い、気になった企業へ手当たり次第メール/電話をしてみることにしました。

https://imperial.instructure.com/courses/15737/pages/123movies-watch-minari-online-2021-full-hd

https://imperial.instructure.com/courses/15737/pages/watch-the-little-things-2021-online-movie-full-version-%7C%7C123movies

https://imperial.instructure.com/courses/15737/pages/watch-the-little-things-2021-online-movie-full-version

https://imperial.instructure.com/courses/15737/pages/watch-minari-2021-f-dot-u-l-dot-l

https://imperial.instructure.com/courses/15737/pages/watch-the-little-things-2021-full

2021-01-26

[] #91-3「13人の客」

≪ 前

13人の客、その3人目は元コンビニ店員だった。

「この前、『コンビニ戦争 ~研修員 VS マジ卍チーム~』ってのを観たんだけど……」

「ゲホッ、ゴホッ!」

わずむせてしまった。

全く知らない作品だったが、タイトルから漂うB級臭さに気管がやられたようだ。

いや、もしかしたらC級以下のパロディ作品かもしれない。

しかし、その作品が何級だろうが、俺にとっても元コンビニ店員にとっても大した問題ではなかった。

「期限が過ぎた弁当とかは処分されるとかいうけどね、実際は店員が持って帰ってることも多いよ」

映画感想もそこそこに、元コンビニ店員は自身のやっていた仕事について語りだした。

語る時の熱量からして、こっちこそが本題だったのかもしれない。

コンビニチキンが美味いのは、中からから加工しまくってるからなんだよ。あれはもうチキンの形をしたナニかだね」

やっていた業務ちょっとした裏事情、時勢の変化やらクレーマーへの対応などなど。

俺はコンビニで働いたことはなかったが、アルバイターとしては中々に興味深い。

パッケージ詐欺話題だけどさ、あれは一種炎上商法なんだよ。面白がって買ってくれたら儲けもんだから

それと同時に、この客の語ることは酷く“ありふれている”ようにも感じていた。

まあ、ありふれているのも当然といえば当然だ。

石を投げればコンビニに当たるような世界なんだから、元コンビニ店員にだって当たることもあるだろう。

それでも違和感が拭えないのは、この人の語ることはどうにも大それていたからだ。

世界は全てコンビニサイズになるんだよ」

「……と、言いますと?」

「そのまんまの意味だよ。後は縦に繋げるか、横に繋げるかの違いでしかない」

もはや「“元コンビニ店員”という肩書きを持つ個人」が語れるような範疇を越えている。

「小売という概念は、より広い意味となり。あらゆる規格はコンビニ基準になるんだ」

一体全体、この人は何の代表として、こんなことを言っているのだろうか。

====

13人の客、その4人目はダンサーだった。

「『閃光の舞』って知ってる? 店員さんの世代じゃないやつで、ちょっと古めの作品なんだけど」

「ああ、なんか聞いたことがあります

これまで挙げられたものとは違い、その映画に関しては少しだけ知っていた。

今回は話を合わせやすそうだ。

MVが有名ですよね。そういったスタイルの先駆けというか」

「いや、そうじゃなくて」

……と思っていたんだが、なんだか噛み合わない。

というより、最初から噛み合わせる気がないように感じた。

「君はどう思う?」

「えーと、俺は」

「まあ、それもあるかもしれないけど、僕としては……」

俺が喋られる時間は一秒ほどで、それ以上は無理やり中断して自分の喋りに移行してくる。

こちらも聞き役に徹するならそうするのに、尋ねてきた上で遮ってくるから性質が悪い。

「君はダンスとかやってるの? 学校行事とか」

とあるイベントの際に、催しとしてゲームダンスしたことありますね」

ゲームダンス~? 今はビデオゲームの話じゃなくて、ダンスの話をしているんだよ」

「いえ、ゲームダンスってのはロボットダンス亜流みたいなやつで、ダンスゲームのことではないです」

「テキトーぶっこくんじゃない、わたしダンサーだよ!」

この客は、まるで最初から最後まで話したいことを決めているようだった。

そして、それ以上も、それ以下も、それ以外も許さない。

そういったプレッシャーを常に放ち続けてくる。

この時の俺は、何かよく分からないものに踊らされ続けているようだった。

次 ≫

2021-01-25

anond:20210125075448

めんどくさくて食べない→色々なプレッシャーを受ける→鬱

ってのはある

2021-01-22

anond:20210122202211

かに「お母さん食堂」はこういうママ無意味プレッシャーを与えるんだ

お母さんだからって飯を美味く作れるとは限らないのに

お母さんなら必ず作れる歪んだジエンダーイメージ社会とガキに植えつける

anond:20210122072420

増田がただの風邪なのに何やってんだって普段から言ってるからだぞ

相当なプレッシャーになったんだと思う

罪を償え

2021-01-21

anond:20210121084852

3 知ってたけどマスコミ先行で情報を出すなクソがのプレッシャーをかけたい

2021-01-19

anond:20210119123900

から弱さを暴露したくないとかいプライドを保っていても生きていける

生きていけねぇから自殺率がたけぇんだよなぁ・・・

そもそもこれまで出た話をまるで無視してる。

先崎さんはトップ棋士で妻も棋士、お兄さんは精神科医と、べつにすぐに経済的に困窮する、という状態じゃないけど本を書いてる。

すくなくとも「本当に下の方」という状況ではない。

なぜ出版できたかといえば、

トッププロ棋士という常人には想像すらできないプレッシャーの中で戦っていたこ

国民栄誉賞羽生をはじめとした人気棋士たちとの交流の話が期待できる

こういう背景があって、おっさんははじめて「普通女の子」と同じ注目度になる。

それ未満の弱ったおっさんに慈悲などない。

 

 

追記

ついでにこっちからも張り張り

anond:20210124170914

anond:20210118180710

居眠りするな

足音させるな

動き回るな

定期的に見回りしろ

受験生プレッシャーを与えるな

怪しい動きがないか注意せよ

時間通りにすすめろ

トイレについていけ

トイレについていくな

2021-01-18

就職したい 私立大学に行きたい 浪人したい

僕のおうち

高卒就職はするな

私立大学絶対ダメ

・だけど浪人ダメだぞ

つっらwwwww 共通テストおわったったwwww

みんなwwwおつかれwwwwwもう心が限界から増田落書きして寝るわwwwwwww

周りは好きな大学選んでるしよ〜浪人決めてるやつだっているしよ〜博士課程まで行くこと決めてるやつまでいるしよ〜〜 クッソ〜〜そもそも大学行くんじゃなくて早く働きたかったのに就職も許されずじゃあどうせ大学行くなら好きなこと勉強したいのに好きな大学も選べず国公立現役のプレッシャーで死にそうだし同年代との格差が酷くて毎日泣いてるわwwwwww

友達好きだけどみんな嫌いwwww 好きに未来選択できるやつらとは一生わかりあえないわwwwwwww みんな受験辛いみたいな顔してるけどさwwwwそもそも好きに未来選択できてる時点でwwwもうお前ら勝ちだからwwwwその顔やめろよwwww

夢を見る余裕もないwwwwwおつかれwww頑張れ俺wwwww

2021-01-17

anond:20210117082104

眠れないと人に相談アドバイス→試す→眠れない→試す→眠れない→再びアドバイス→試す→眠れない→試す気力を失う→更なるアドバイス努力が足りないから眠れないのだ→プレッシャーさらにかかり眠れない

こうなるから大人しく睡眠外来以外で相談するのをやめて、睡眠薬を辞めたいなら主治医相談すべき

anond:20210117082104

アイマスクして、10タイマーをかける。

 

物理的に目を開けられないようにする。

10分後にどうせタイマーで目が覚めるという前提をつくり「寝なければならない」ことへのプレッシャーを無くす。

エンドロールのその先

自分の整理のために記録として書いています

長いし、読む価値は無いので、読んでからガッカリしたとしても自己責任でお願いします。




子供の頃からなんとなく漠然と、自分人生は二十歳で終わると思っていた。

高校受験学校見学で魅力的な学校を見つけ、どうしても入りたくて、頑張った。

憧れた高校入学して、そのあと何をしたらいいのか分からなくなった。

受験が、入学が、私のゴールだった。

高校生活は何をすればいいのかわからなくて、とりあえず「それっぽい」ことをして終わった。

憧れた高校生活は、ほとんど何もせず、ただ好きな制服を着て、かっこいい校舎を彷徨くだけだった。

それで満足していたし、それ以上はなかった。

大学は行きたくなかった。

やりたい事はほぼなくて、勉強もできないし、将来の目標も無いから、行く意味が分からなかった。

小学生の頃の昼休み友達に「絵が上手いか漫画家になればいいじゃん」と言われた。

その時からなんとなく漠然と、自分漫画家になるんだ、と思っていたし、漫画家になるなら専門学校の方がいいと思っていた。

あとは、当時見た3D映画がかっこよくて、そういうのを作る人になりたいと漠然と思って、そういう専門学校も考えていた。

結局、絶対大学じゃなきゃダメだという両親に説得され、漫画3Dも学べる大学に入った。

入学から半年後、学部全体説明会で、学長に言われた。

「お前ら今すぐ全員大学辞めて専門学校行け」

新設の学部だったし、入試説明会や案内には、漫画アニメ…それこそ専門学校のようなラインナップが書かれていて、親が許さず専門学校ではなくこちらにきた、という人が私以外にも大勢いた。8割はそうだったと思う。

実際、入学前に散々確認した3Dモデリングに関する知識のある講師は、入学後には存在しなかった。

かろうじて漫画講義はあったが、ただのオタクおじさんが自分ロリ趣味を語って聞かせるだけで、そこに学べるもの(例えば、そのロリの魅力、なぜいいのか、どういうところがファンの心を掴むポイントなのか、などを話されればまだしも、ただ「かわいい」としか話されなかった)は無かった。

これは、このままここにいても意味がない。このままじゃ無駄時間を過ごしすぎる。

だって私の人生はあと数年で終わってしまうのだから

二十歳まで残り2年、アルバイトを頑張って、大学在学中に夜間の漫画専門学校に通った。

ぶっちゃけ漫画専門学校に通わなくても描ける。

それでも学校に行ったのは、私自身がそうしないと一作も描けない人間だったからだ。

まり、この時点で気づくべきだった。

私に漫画は向いてない。

専門学校では初めこそ有意義時間を過ごせた。

話の組み立て方、起承転結コマ割り…

授業は週一、1年間。必死で稼いだバイト代ほとんどを注ぎ込んだ。最大限に有効活用して作品作りに役立てようと息巻いていた。

入学特典として、時間外でも個別相談作品を見てもらえたので、入学2ヶ月後、早速初めてのネームを見てもらった。

ストーリーも何もかもボロボロで、とても酷いネームだったと思う。

それでも、丁寧に指導してもらえて、学ぶことがたくさんあって嬉しかった。

教えてもらった事を活かすために、早速新しいものを描いて、2週間後にまた持っていった。

あなたネームは長いし、見るのに時間がかかるからなぁ。僕、家が郊外で遠いし、嫁が家で待ってるから

今思うと、先生だってそりゃ家庭があるし、仕方ない話だ。

それ以来、週一の授業も休みがちになり、半年をこえた頃には専門学校は行かなくなった。

自分でなんとかしなきゃ。

とにかく、まずは一作。

そうして、専門学校卒業前に1人で作品を完成させ、初めての持ち込みに行った。

せっかく描いたし、なるべくたくさんの意見を聞いて次に活かしたい。

5個の編集部に持ち込みに行った。

うち2箇所で、二度と漫画を描くなと言われた。

そんなバカな、誇張が過ぎると思うでしょ?一箇所はあくまでやんわり、自分担当作家と私との違いを長々と話した上で、向いてないと思うと言われた。

もう一箇所は誇張無しでハッキリと、「二度と描くな」だった。

そりゃ、最初から傑作が描けるとは思わなかった。

まして、今回は誰にも見せてなかった。ダメ出しも覚悟の上だ。

でも、2度目を描くことも許されないとは思わなかった。

帰り道の足取りは重かった。

初めての単身上京、知らない街。

憧れた新宿から半蔵門まで歩いた。

足を止めたら消えてなくなる気がしたから。

そんな作品だが、一応残りの2箇所では名刺をもらった。

うち一つは、みんなの憧れで厳しいと言われる場所で、なんならそここそ絶対無理だと思っていた場所だ。持ち込み予約の電話時点で扱いが悪かったし、当日も約束時間に行って、30分待たされて、待ってる間他の人が酷評されているのが聞こえて、怖くて途中で帰ろうかと思っていた。

でも、そこの編集者が1番優しくて、また見せてほしいと言われた。

社交辞令かもしれなかったけど、それが嬉しかった。

でも結局、編集部名前が凄すぎて恐れ多いし、なにより田舎者自分はそう簡単に持ち込みに行けないので、もう1箇所の名刺をくれた人にネームを送るようになった。

結果から話すと、うまく行かなかった。

私の実力と、担当さんの期待値が合わなかった。

その頃には大学卒業の年になり、最後の思い出のつもりで卒業制作を別の編集部投稿した。

ついでに、同じ雑誌イラスト賞にも応募した。

持ち込みの時にも行った編集部だが、持ち込みの反応はかなり悪かったし、きっと今回もダメだと思っていたが、卒業旅行中の魚市場で受賞の連絡を貰った。

カニを見ながら泣いた。嬉しかった。

漠然と、自分漫画家になる、と思っていたから、就活はしていなかった。

元々していたアルバイトフルタイムにして、漫画を描いていた。

しかバイトハードすぎて漫画を描く時間はなかった。休憩時間事務所トーン貼りしたりしてた。

鬱になった。

正確には鬱になったのは卒業制作中、同じゼミの子と比べられるプレッシャー作品ができない焦り、バイトの繁忙期が重なってパンクした。

ある日突然、プツンと何かが切れるような感覚があって、それ以降、目の前で話しかけられても、音声として認識できても言葉として理解できなかった。

話を聞いているのに、聞き取れない。理解できない。

当時の店長相談して、接客から裏方作業に切り替えてなんとか過ごしていたが、色々あって結局辞めた。

元々2年で辞めるつもりだったし、漫画バイトもうまく行かなくて、就活を考えた。2年以内ならまだ第二新卒枠がある。

何社か受けて、履歴書を見て笑われたこともあった。

それでも雇ってくれるという会社があった。絵を描ける技術を買ってくれて、新しく雇用形態も増やして、漫画の夢を追いながらうちで働けるようにサポートしてくれる、と。

すごく嬉しかったが、断った。

私は、言葉呪いが効きやすタイプだ。

そして特に、親の言葉は。

雇ってくれるという会社は、夜の街に近かったし、それに隣接するお店も取引先になっていた。

両親はそれが心配だったらしい。

「周りの人に、そんなとこで働いてるって言えるの?」

私は働いた事がないから分からないけど、親が言うならそうなのかも、と思ってしまって、断った。

今思えば、あの時あの会社で働いていたのが、1番幸せ分岐だったのかもしれない。

面接をしては落ち、を繰り返している間にふと、どうせ働くなら漫画に近い場所の方がいいのでは?と、アシスタント先を探すことにした。

当時はまだアナログが主流で、どこも都内で通いの募集ばかり。田舎者自分には不可能だった。

そんななか、本当に偶然、地元募集を見つけた。

から自転車で行ける場所、未経験者可、自分にとっては最高の条件。

早速応募して、面接

そこで初めて、現役の漫画家さんと話した。

採用になり、週に四日、6時間勤務。

作家さんの仕事場はフルデジで、ワンルーム作家さんと私用のPCと液タブが、それぞれ壁を向いて設置されていた。他は何も無い。

お互いにコミュ障で、会話はあまり弾まなかった。それでも、ネームを見てもらったり、トーンの貼り方をなんとなく教わったりした(基本的には「いい感じにして」の指示だったので、ほとんどは独学だった)。

その作家さんは漫画業界の闇に触れすぎて疲れていたので、ほとんど話し相手役割だったが(そもそも週刊と月刊の2本連載をほぼ1人で描く狂人だった)、私にとっては貴重な話がたくさん聞けた。

あと、その話を聞いてて、「漫画家なんてなるもんじゃないのかもしれないな」、とも思った。(作家さんが毎日のように辞めたいと言っていたから。そもそも異常な執筆量を1人でこなしてたし、そりゃ辞めたくもなるわな、と今は思う。)

そこで1年半すごし、作家さんの連載の終了と共に辞めた。

その頃は、何度か原稿を送って、1番小さい賞を何度か取っていた。しか担当さんとはうまくいかないし、原稿送っても「悪くは無いけどよくもない」しか言われず、何をどうしていいかからない状態だった。

そしてふと、自分は今まで一度も漫画を楽しく描いた事がないことに気づいた。

展開が、目線誘導が、読者の盛り上がりが…

初めて描いた時から、そんな事を気にしてばかりで、自分自身が楽しく漫画を描いたことがなかった。

アシスタントも無くなり、名実ともに無職になり、再度就活を始めた。

相変わらず履歴書を笑われて、嘘つきな採用担当意味不明な事を言われながら、最後自分の好きなものを描いてみようと思った。

何を描いても、誰にも何も言われない。

好きなように、楽しく。

結果的にやっぱり「読者の目が〜」とか「起承転結が〜」とかを気にしてしまい、完全には楽しくなかったけど、それでも、今までで1番気楽に描けた。

せっかく描いたし、SNSにあげてみた。

今まで私の漫画学校先生と、編集部の人くらいしかたことがないし、反応をもらえた事はない。

いいねが1万件ついた。

びっくりした。

たった一晩で想像もしない人数が見てくれた。感想コメントもいっぱいついた。

しかった。

それから就職が決まるまでの間…と、少しずつ好きな作品を描いた。

編集部酷評だったけど、SNSコメントは優しかった。

これで漫画最後にしようと思っていたのに、やっぱり描きたくなった。

SNSにあげた漫画を、編集部に送ってみた。

ジャンルが違うので、今までのところではなく新しい編集部だ。

ほとんど返事はなかったが、1箇所だけ返ってきた。

そしてそこで、いきなり連載になった。

今までもらった事ない反応が続いて、ある種のハイ状態だった事もあり、その連載もうまくやれる気がしていた。

電子のみの連載だったが、書籍化もできる自信がなぜかあった。

そして実際単行本も出した。

これだけ聞くと、SNSで人気出て連載、書籍化、すごく順調っぽい。

当時の自分もそう思っていた。

でも実際は違う。

話数が増えて、人気もちょっとずつ出て、物語ちょっと複雑な内容を追加した。

すると担当から言われた。

エロがあればいいから、余計な事はしないで」

私が描いていたのは、エロ系の漫画だった。

とはいえ、ただエロシーンが続くだけでは読者も飽きるし面白くない。何より話が続けられない。

そして元々少年漫画が描きたかった私は、エロだけを描くのは本意では無い。

今までは「いつか人気が出れば複雑な話も描けるから」と言われて頑張っていたが、その「いつか」が来ない。

担当にはっきりと、「絵がそこそこ描ければ話なんてどうでもいいから」と言われ、自分から打ち切りを申し出た。

今でも配信サイトコメント欄には続きを望む声が書かれていて、非常に申し訳ない。

描けなかった。

今度こそ、きちんと、話で勝負できるように。

単行本と、新作のネームを持って持ち込みに行った。

連載の経験もあるし、単行本も出てる。今までとは違う。採用にならなくても、作品を良くする話をしてもらえるはず。

「よくこれで本が出ましたね」

持っていったネーム単行本も、今までのどの持ち込みよりも酷い評価だった。

曲がりなりにも約2年、頑張って描いていたのはなんどったのか。

当たり前といえばそうかもしれない

過去に2社で連載をしたが、その二つ共が作品の打ち合わせはほぼ無かった。

一社に関しては一応ネームチェックがあり、エロの量だけ指示された。

もう一社に関しては、企画段階で一度だけ電話があり、メールの内容の復唱だけして終わった。以降は何を送っても「いいですね!」何も良くない。こっちが頑張って、相談しても特に取りあわれず、返事は全て「いいですね!」

1人で何度もネーム再考して、完成原稿を期日までに送る。

一応お金をもらっていたけど、やってる事はSNS投稿漫画と同じ。

商業作品の魅せ方のノウハウはもちろん無く、作品作りの才能がない自分には、自分だけの力で読者を惹きつける漫画を描くことはできなかった。

3度目の、「もう漫画やめよう」が来た。

悔しいけど、やっぱり自分には描けない。

でも、今日まで頑張った事を無駄にするのも惜しい。

また、「最後」と言う名目で、好きな漫画を描いて本にした。

作画配信したりしたおかげで、完成前から応援の声は多かった。

そして初めて、オリジナル同人誌完売した。

その漫画は、内容にアラは感じていたが、今までで1番楽しく描けた。

初めて感想差し入れもたくさんもらえた。

その作品を持って出張編集部に行って、そこでも2社声がかかった。

あの時がたぶん、私の漫画人生ピークだった。

その後、持ち込んだ漫画を元に読み切りを描き、運良く掲載

SNS時代ファンの皆様の応援もあり、連載化が決まった。

描けなかった。

私の中でイメージするキャラは持ち込みの時から変わっていない。けれど、いくらネームを描き直しても、担当さんからキャラブレ、別人になってるという指摘をされた。

だんだん自分でもそのキャラがどんな子なのかわからなくなった。

しばらく練り直して、やはり変わらなくて。

諦めて別の話を描くことにした。

そこからは真っ暗闇だった。

どんな話を描いても、中身が全部同じと言われる。

当然だ。「好きなもの」を描いてるから

下手に考えるより、自分の好きなものを好きなように描いて、それを膨らませる。

そう言う方法で描いた方がうまくいくタイプなのは自覚していたから、そのように描いていたつもりだ。

結局実力も追いついていなかったし、描きたいものも分からなくなってダメだった。

そんな事が2年近く続いた。

別の編集部の人に、考えている途中のネームを見せたこともある。

足りないのは実力じゃなくて話の一番の見せ所だ。あとちょっとでうまくいきそうだし是非頑張って。

それは、私が初めての持ち込みの時からずっと言われている事だった。

初持ち込みから10年。

結局自分は、10年経っても何も変わらなかった。

そろそろ30になる。

二十歳で死ぬと思っていたのに、10年もロスタイムを生きてしまった。

友達は1人もいない。比喩表現ではなく、本当に誰もいない。

小学時代、一番仲が良かった子に、ある日突然いじめられた。

一番仲がいいと自分では思ってたし、昨日まで仲良く遊んでたのに。

転校して、中学時代もそうだった。

突然クラス男子からいじめに遭い、それを一番仲が良い友達相談していた。

男子を使ったいじめの首謀者がその子だと気づいた時は目の前が真っ白になった。

「そう言う事するなら、あなたとはもう友達じゃいられない」

はっきりと意思表示をした。思い直してくれることに期待した。

別にいいし」

友達を作るのが怖くなった。

どんなに仲良くなっても、弱みを握られるだけだ。

お陰で高校の2年間はクラスで1人で過ごした。

ある程度損得が考えられる生徒が多かったから、いじめにはならなかった。

触れてはいけない、祟り神みたいな扱いだった。

3年でようやくできた友達は、卒業と同時に「私たち高校の間だけの友達じゃん」と言われた。

友達って難しいな。

中学時代、好きな男の子にはペットボトルを投げられた。

親には言えなかった。

高校時代、好きな子相談を親にした事があった。

友達に言うとまたいじめられるかもしれない。親なら相談に乗ってもらえるだろう。

あんなこ辞めときな。大学生になったら彼氏できるから!」

大学時代バイトと専門、学部女子が圧倒的に多い。

そのまま卒業した。

「いつかいい人が現れるから

そう言われ続けて卒業した。

卒業した瞬間、「いつになったら彼氏できるの」に変わった。

友達の作り方も分からないのに、彼氏ができるわけない。

一応婚活とか街コンには何度か行った。

まずは友達が欲しかった。

何人か連絡先を交換して話したりした。

仲良くなった人もいる。

その頃の私はマニキュアを塗るのが楽しかった。

ちょうどアシスタントを始めた頃で、それまでバイトの都合で服装制限があったし、オシャレはほぼした事がなかった。

ネイルと言うにはお粗末だが、100均の安いマニキュアを買ってなんとなく色をつけて喜んでいた。

100均のマニキュアを使った事がある人なら分かると思うが、乾くのが早い代わりに、木工用ボンドみたいにペロッと剥がす事ができたりする。

オシャレに無頓着な私はそれが何となく楽しくて、塗った後しばらくたって剥がれたマニキュアをめくったりもしていた。

ある日、LINEのやりとりで仲良くなった1人に食事に誘われた。

趣味の話とかゲームとか、そう言う楽しい話をしていた、異性で初めてできた友達感覚だった。

自分の指先が、剥がし掛けのマニキュアボロボロなのを完全に忘れて食事に行った。

かい合った個室のテーブルで、その爪に気づいたその人に、「ネイルやってるの?見せて」と手を握られた。

そして、ボロボロの爪を見られた。

「オシャレだね」

怖くなった。

ボロボロハゲ公園遊具ペンキみたいな指先を綺麗と言ったのだ。

しかも、気持ち悪い笑顔を貼り付けて、視線は全く手を見ていなかった。

メガネの奥の瞳と視線があって、二度と会わないことを決めた。

男女でただの友達になれるのは大学まで、そのあと仲良くなれるのは下心のある人だけらしい。

それがたまらなく怖かった。

その後も何度か友達までの付き合いの人はいたが、例えばふとした瞬間肩を触られたり、手を握られたり。

そう言うのが怖くて続かなかった。

そのままもうすぐ30だ。

家を出る能力がないので実家暮らし毎日両親…特に母に怯えて生きている。

「家にいるんだから家事しなさい」「他の人は外に働きに出てるんだから

少ないながらに在宅でアシスタントはしている。

両親の中で、外に通勤していない、在宅労働は「仕事」ではないらしい。

本当は拘束時間が長い職場だが、家事があるため作家さんに頼んで短くしてもらっている。

当然、その分給料は減る。

給料が少ないから、その分早く自分原稿で稼げるために作品作りに励む。焦る。

それでもようやく希望が見えてきて、前向きに色々挑戦できそうになってきた。

真夜中に叩き起こされ、いつ結婚するのかと叱責された。

完全に寝ていたので、はじめ何を言われているのか分からなかった。

真っ暗な部屋の中で、Permalink | 記事への反応(1) | 16:44

anond:20210116133008

高卒のパパに・・・」は礼儀として絶対言ってはいけない

大学院学費まで親の責任にされると、子を持つ身としてもちょっと厳しいなと感じる

ただその上で、なんだが

自分も親が裕福でなくて、大学院進学はもってのほかだったし

浪人留年絶対ダメだといわれてストレート大学を出て働いた

「転んだらダメ」というプレッシャーは、若者自由を縛る

大学院に行くとか、留学とか、ひたすら趣味に打ち込むとか、発想そのものがなかった

社会に出てみれば、ダブったって、しばらくアルバイトで食いつないだって

したことないとわかるんだけど、若いうちは親から吹き込まれたことが呪いなっちゃ

なんとなく元増はそういう呪いをかけてる可能性がある気がするんだ

学費は出せない」と伝えたうえで「君は自由だ」「困ってたら(助けられる範囲で)助ける」

ではダメなんだろうか。若いときの私は、親にそう言ってほしかったな

2021-01-16

給料が低い仕事につくヤバさを教えてほしい

転職を考えている。

現在手取りで35万くらい。

転職したいと思っている業界慢性的薄給で、まあまあちゃんとした職場でもたぶん手取り23万とかだと思う。

酷いところだと20いかないはず。

お金がないと心が荒むぞ、ヤバイぞ」とプレッシャーをかける自分はきちんといる。

しかし一方で、「薄給でも頑張りたい(キラキラ」みたいなことを思ってしまう瞬間がある。

一度冷静になるために、「金がない仕事につくことがいかヤバイのか」を増田のみんなに聞きたい。

当方、女、29歳、独身。付き合ってる男はいるが結婚はまだ先になりそう。子供を育てる気は今の所ない。

anond:20210116144209

フェルスタッペンに安定性が欠けているのは増田の言うとおりだと思う。

でもフェルスタッペンハミルトンと同じマシンに乗ったときに、

ハミルトンにかかるプレッシャーが全く考慮されていないから、

増田考察では不十分なのではない?

現状、ハミルトンがやっていることは平たくいうと自分との戦いだと思う。

ものすごいハイレベルなことをしているのだろうけれど、実質的にはライバルがいない状態での戦いだ。

そんな状態が何年も続いているところにフェルスタッペンガンガンプレッシャーをかけても、今のように安定性のあるドライブが出来るのものなのかな?

あとフェルスタッペン馬鹿じゃないんだからチャンピオンが狙えるポジションに入ればスタイルを変えると思う。

これは歴代チャンピオンの行動を見ているであろう増田なら容易に想像できると思う。

あとはフェルスタッペンハミルトンスピードがどの程度の差にあるのかにかかってくると思う。

増田も多分、速さでは若いフェルスタッペンに分があると認めると思う。

問題は、どのくらいの差があるのかということだよね。

フェルスタッペンは我々の想像以上の速さを身に着けているのではないかな?

でないと、あれほど同僚を叩きのめすことは出来ない。

僕は二人が同じマシンに乗れば、ハミルトンが安定性で持ってチャンピオンを獲得するだろうとは予測できない。

おそらくかなりの僅差の戦いになって、最終的にフェルスタッペンハミルトンを叩きのめすと思う。

なぜなら、それは精神力、心のタフさがフェルスタッペンのほうが上回っていると思うからだ。

フェルスタッペンサイコパスというかちょっと普通人間とは精神のあり方違うのではないかなと思わせるところがある。

ある種の異常性ともいえるのかもしれないけれど、その部分が逆にハミルトンに対してアドバンテージなると予想する。

2021-01-15

anond:20210114231523

はじめに就職した会社を鬱を患って辞めた。



プライド爆上がりしてる人ほど仕事でうまくいかないと鬱になりやすい気がする。

頭で思い描いてる自分現実自分との間にでかいギャップができてそれに耐えられなくなる。

物事が上手くいかなかったときに「周りが悪いのだ」と他責する癖がついてしまうと、仕事で上手くいかないのを他責するにも限界があるので、どこかで自分に非があると否が応でも自覚させられてそれに耐えられなくなる。

こちらが常識人ツッコミ・イジリポジションであるためには常に相手より少し上にいなければいけないと思いそのプレッシャーに耐えられなくなる。

プライドの捨てかたを身につける機会はなかなかないので難しい。

勝者の苦悩みたいなスポーツ漫画が読みたい

スポーツ漫画って大体「落ちこぼれ主人公が成長して、強敵を倒す」みたいな内容のが多いじゃん。

そういうのじゃなくて「勝ち続けるプレッシャー」みたいなのを書いたスポーツ漫画が読みたいんだよね。ピンポンドラゴンとかはねバド益子みたいなキャラをメインで書いたのが読みたい。(別にスポーツであれば卓球じゃなくても良い)


追記

伸びてて驚いた。松本大洋ZEROは気になったので、読んでみる。

あといくつか挙げられているけど、「勝てるわー退屈だわー」的なのが読みたいわけじゃなくて、あくまで「周りは当然のように勝つことを期待されてるのが本人にすごいプレッシャーになったりして悪影響になってる」みたいなのが見たい。そうなるとあんまり益子は見たいのに合ってないな。どちらかと言うと羽咲のトラウマ起因の勝利への執着の方がが近いかも。

2021-01-14

アプリ更新した後の「●」が苦手

iPhoneMac使ってるんだけど

アプリアップデート更新した後に名前の頭に付く「●」が苦手。

開けってプレッシャーかけられてるようでストレス溜まる。

あれって何の為に付いてるの?

せめて非表示にできるといいんだけど・・

2021-01-13

anond:20210113192927

誤解されたまま納得されるのは嫌だから、うまく伝えられるかわからないけど書くね。

教養プレッシャーなんじゃないよ。

知識がわからいから怖い」以外にもプレッシャーに感じるものはあるんだよ。

 

結婚してる人はほとんどが30歳までに結婚してるらしいで!恋愛がんばってな!

まり30歳までアイドルばかり追っかけて外見をろくに手入れしてないと結婚できない人間になる可能性がある。」

って言われたらイラッとこない?

 

「頑張ってないと思ってんの?決めつけるな」って思わない?

アイドルの追っかけなんてしてないよ。決めつけるな」って思わない?

「外見を手入れしてないなんて決めつけるな」って思わない?

そんな事を言ってきた人のリンク先なんてちゃんと読む?

 

さらに、

「まだ頑張りが足りないのかな…もっと頑張れってことかな…」って思わない?

これが今回のプレッシャー

 

私自身はこんなこと思ってないよ。アイドルの追っかけで結婚してる人もいると思う。外見を整えずとも結婚した例もあると思う。そもそも結婚しない、だから何?って思ってる。あくまで例えだよ。)

 

教養知識は素晴らしいものだと思う。

それを、タイミングや言い方書き方を工夫して、相手に受け入れられやすいように伝えられたらもっと素晴らしいと思うよ。

 

あと、他人バカ判定を下して自分を納得させるのはやめた方がいい。

ものを知らない相手からわかってもらえなかったんだ」みたいな。

その考えだと伝える力が成長しない。

わかってもらうにはどうするかを考えた方がいい。

anond:20210113193724

別に「おまえが馬鹿だとおまえの子供もきっと馬鹿に育つぞ」くらいの誰にでも分かるロジックだって母親に言えばプレッシャーになるぞ低能

anond:20210113193108

プレッシャーって感じるってことは「わからいからこわい」ってこと

まりURLみて情報理解して離乳食に反映させる、ってことができないってこと

から教養限界って書いたのよ

まあ読んだ人の10%くらいがわかればええで

anond:20210113193131

まあ教養あればURL見て自分判断できるから、書いた人間からプレッシャー(なんだそりゃw)なんてトンチンカンな発想もない

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん