はてなキーワード: 結婚式とは
6月に友人の結婚式がある。式を挙げるのは高校の時からの親しい友人で、三十を過ぎた今でも交流がある友人だ。不定期ではあるものの、友人と私を含む高校時代からつるんでいた四人グループでよく食事に出掛けている。
彼女は数年前には既に籍を入れていたが、コロナ禍の影響で式が何度か延期になっていた。それがようやく確定し、6月になったということで先週連絡があった。招待状も直に発送するということだった。
6月の結婚式か。私は自分が雨女であることを思い出し、冷や汗が出たが、改めて会場の場所を伺えば式や披露宴は全て屋内で完結する会場だった。よかった。晴れることに越したことはないが、万が一に雨が降っても式は無事に決行される。安心し、胸を撫で下ろした。
式を挙げる友人から連絡があった翌日、式に招待されたという友人Bから連絡があった。この友人Bと私は互いの連絡先を知っている程度の顔見知り程度の関係で、友人Bは四人グループのメンバーではない。学生時代、友人Bと花嫁が親しかったイメージは全くなかったが、今回友人Bも呼ばれているということは私が知らないところで花嫁と交流があったのだろう。
友人Bからの話の内容は花嫁を祝いたい、贈り物がしたいということだった。それには大いに賛成だった。
しかし、このBは口先だけで何もしない。
「高校の時のいつもの人達来るよね?じゃあその人達入れたグループLINE作って」
信じられないことにこれは友人Bから依頼があった原文ママだ。花嫁と私を含む四人グループの各々の連絡先に関しては、友人Bも知っている筈なのだが・・・。そうは思いつつも自分で作れば?と言い返すのも面倒だったため、言われるがままにグループLINEを作った。そこで花嫁を祝うための贈り物なんかの意見交流を行うとばかり思っていたが違った。
四人グループの内、花嫁と私を覗く友人CとD、そして友人Bを入れたグループLINEを作ったものの、友人Bは全く何も発言をしない。痺れを切らし、私から花嫁にせっかくだからこのメンバーで何かを贈りたいと考えている旨を発信したが友人CとDは「そうだね」「いいね」しか発言をしない。グループLINEで言い出しっぺにあたる私が何も発案しないのに、みんなが乗るわけがないよなと反省し、いくつか食器セットやプリザーブドフラワーなんかの案を出してみたが、一向に誰も案を出さない。
その友人CとDの態度に腹を立て、友人Bから私の個人LINE宛に来るわ来るわ愚痴の嵐。いや、貴方に至っては良いも悪いさえも発言していませんでしたよね?と奥歯まで言葉がでかかったものの、ここで揉めても面倒なことになるので大人しく友人Bの怒りを受け止め、気が済むまで友人Bの話を聞いた。
それ以降、グループLINEを使わずに私へ直接友人Bが話しかけてくるようになった。明らかに友人CとDにも確認を取らないと揉めるであろう金額の贈り物に関しても、さも決定事項かのように私にだけ伝えてくる。私個人としては友人Bのチョイスに賛成ではあるが、贈り物をみんなで贈るとなると金銭的な部分で友人CとDにも負担してもらうことになるため、友人Bと私の個人間で確定せずに一旦グループLINEでもみんなに伝えて確認をしてほしいことを伝えた。しかし、一向に友人BはグループLINEで発言をしない。そこでまた痺れを切らし、私が友人Bの代わりに発信を行った。
自分が言いたいことぐらい自分で言ってくれ・・・と思ったが、友人Bは何も自分から発信しようとはしない。しかし、6月の結婚式を目前として早く贈り物を決めたいようで、毎日毎日友人Bは私にばかり個人的な考えをぶつけてくる。中にはどう手配するんだと思うようなものもあった。友人Bは自分はさもアイディアマンかのように振る舞うが、実際のところは実現が難しいことでも平気で言ってくるタイプだった。それでも友人Bがどんな案を出そうと、友人Bの原動力は「花嫁を祝いたい」という気持ちで動いているに違いないだろうからと思い、例え実現が難しいようなことであっても耳を傾け、具体的にそれを実現させるためにどう動いたらいいか聞き返した。しかし友人Bは自分が出したアイディアを実現させるためのことは一切考えてはいなかった。
「これはどこで買う?」「このサプライズ計画はどのタイミングで仕込む?」と聞いても、それに対する返事はない。代わりにまた、別の案を私にぶつけてくるだけだ。
ちなみに私も自分が主体となって手配ができるよう、自分のキャパに応じた案や、また、そのイメージ図等をネットから拾い、友人Bに送ってはいるものの友人Bからするとそれは面白みがないらしく、ことごとく却下されている。
友人Bが繰り出す案は、こう言ってしまうと申し訳ないが学生気分が抜けきれていないようなイベントごとや、添えるメッセージに関してもひと工夫したいということで案を送ってもらってはいるものの画用紙を用いた保育園児向けの工作であったりして、正直幼稚に感じる内容が多い。また、式の翌週に花嫁と今回招待してもらった友人B、C、D、私で食事会を企画しているが、その場でもクラッカーで祝いたいと言って聞かない。いくら個室を想定しているとはいえ、店側の許可を取ってからにしよう。それでOKであった場合もクラッカーの中身は飛び散らないタイプのものにしようと言えば、その私の発言はどうにも友人Bからすると水を差すような言葉だったらしく、「もういい」「そんなんばっかで面白くない」と一方的に言われる。しかし、翌日にもなると食事会場を風船で埋めつくしたいと私に個人LINEで送ってくる。
企画している食事会はまだ少し期間が先なこともあり、現時点で予約こそはしていないが既にいくつかの候補を立てている。いずれもアラサー以降の年代層向けの静かな雰囲気のところだ。そのことは食事会の計画を立てた時点で友人Bにも伝えているはずだが、友人Bは店の雰囲気も無視してクラッカーや風船で埋めつくす案ばかりを寄越す。
ちなみに食事会のクラッカーや風船の案が確定となった場合は私が全て手配するそうだ。友人Bから「クラッカー、いいって言われたら準備はよろしく」(原文ママ)と言われている。友人Bは食事会の予約は私が取ることを知っているため、もしかするとクラッカー等の許可は私から店側に確認を取れということなのかもしれない。まあ、そんなことは電話の際に一言二言確認を取ればいいだけではあるので、微々たる労力にしかならない。
しかし、友人Bの、実現が難しい案や確認が必要になるような案を発案するばかりで、あとの確認や準備はこちらに丸投げする態度は如何なものかと思う。また、こちらの案は聞き入れない態度にも少し不服だ。
何故、先週確定した友人の結婚式の件でここまで濃く、具体的な不満があるのかというと、それは友人の結婚式が決まってからというもの、友人Bは毎日私に結婚式のサプライズや贈り物、食事会の件で連絡を寄越してくるからだ。月火水木金土・・・。昼夜問わず。友人Bは無職らしく、時間が有り余っているというが、私は平日は仕事をしている。昼夜問わずの連絡は正直言ってかなり迷惑だ。実はこの愚痴を書き連ねている間にも深夜三時過ぎまでLINEが来ていた。耐えきれず無視して寝たが。
花嫁を祝いたい気持ちには賛同するが、毎日仕事中や仕事終わり、家で寛いでいる時、寝る間際になっても延々とこの友人Bは私にLINEを送ってくるのは本当にかなりキツイ。私とて花嫁を祝う気持ちこそはあれど、流石に友人Bの連絡頻度は度が過ぎるように感じる。正直、この友人Bのせいで楽しみにしていた友人の結婚式に対して謎のプレッシャーさえも感じてしまうようになった。決して花嫁は悪くないというのに。
この友人Bがいなくても、高校時代からのグループたちで結婚式という節目を祝うためにささやかながら何かをしていたと思う。それも友人Bが発案する無理難題なサプライズではなく、自分たちで実現が可能な限りの現実的なものになり、役割も分担していたはずだ。
この友人Bが突っ走り、プライベートな時間や寝る時間になってもひっきりなしに連絡を寄越すせいで正直、私のメンタルの調子はここ数日あまり良くはない。携帯を触る度にこの件で通知が来ているため、常に友人の結婚式を意識しなければいけない状態になっており、何故か私が追い詰められたような気になってしまい少々ブルーだ。
私にも家庭があり、独身の時は夜は適当にパンで済ませたりもしていたが、家族がいるとそうはいかない。毎晩夜は数品料理を作るようにしている。料理が終わり、携帯を見るとLINEが数件溜まっている状態だ。返信をしなくてもお構いなしに友人Bは連絡を寄越してくる。これが毎日続くと流石にゲンナリしてくる。
果たしてこれは友人の結婚式が終わるまで毎日続くのかと思うと、気分が滅入る。結婚式というお祝いごとはドキドキとワクワクした気持ちでのみ迎えたかったが、友人Bによる毎日のサプライズ考案爆撃により、それが危うい状況だ。友人Bのせいでシンプルに祝いたい気持ちだけではなく、少しばかり式に対してのプレッシャーなどの雑念ばかりわいてしまう上、この一週間、仕事以外の時間は常に友人の結婚式のことを考えねばならざるおえない状況が続き、疲労が溜まっている。休日ですらマトモにゆっくり過ごせなかった。
どうか、友人の結婚式は祝福の気持ちだけで迎えられますようにと、思わず願わずにはいられない。楽しみにしていたはずの友人の結婚式なのに、何故ここまで疲弊しなければいけないのか。友人Bを恨まずにはいられない。
結婚だとか育児だとかをひっくるめて"家庭を持つ"って相当なお金が要ると思うんだけど、本当に可能なの?
まるでイメージができない。
決して高収入ではないけど、極端に低い方でも無いとは考えている。
でも、同い年や年齢の近い人が結婚したり子供産んでたりするのを見てると、「こいつらどんだけ稼いでるんだよ…」と思う。
人によってはローン組んで家買ったり車持ってたりする。今の自分の経済状況からは全く想像できない世界。
幸いにも同棲中の彼女がいて、家賃や光熱費、その他生活費等は折半で出し合い、残ったお金は各々で…という生活を数年続けている。
しかしまぁお金が貯まらない。タバコは吸わないしギャンブルもやらないし酒も付き合い程度。特別に出費がかさむような趣味もない。それでも貯まらない。
老後のために積立NISAを年上限額まで運用しているが、これはあくまでも老後の備え。
それを差し引くと、たまに旅行へ行ったり飲み会が重なったりした月にはほぼ赤字になる。ボーナスを切り崩して何とか維持している生活。
そんな中で婚約指輪だとか結婚式だとか、子供が生まれたら養育費や教育費が上乗せされてくるなんて、正直言って現実味が無さすぎる。
子供は欲しいんだけどね。
何だか馬鹿馬鹿しくなってきて、もう仕事も恋人も全部捨ててどっかの田舎で孤独に隠居したい。
まぁそんなことできないんですけども。
貯金がない。一般企業にストレートで就職し、勤続10年目を迎えるアラサー独身女にしては、壊滅的に貯金がない。貯金がなさすぎて毎月のカードの引き落としに耐えられず、口座から口座に金を移しては、ボーナスで何とか補填している。急遽結婚式などに呼ばれたときには、恥ずかしながら親にご祝儀代を借りたこともある。それほどまでに貯金がない。
ところで私の趣味は二次元ミュージカルを見ることだ。推し俳優がいると、タガが外れて全国の公演に帯同してしまう。そうすると交通費も嵩むし、宿泊を伴うこともあるので、まあ金が飛ぶ。
とはいえまだ借金(親に一時的に借りたもの以外は)もしていないので、ぎりぎりセーフかな、と思っていたのだが、友人が「増田ちゃんって結局仕事のストレスを言い訳に身の丈に合わない浪費をしてるから、仕事を見直さないと貯金なんてできないよ」と言われてしまい、眠れなくなってこんな時間に増田をしたためている。
わかる、わかっている。私は仕事ができない。ミスが多いとかではないのだが、上司に気に入られるのが下手くそで、問題を起こしがちな先輩や同僚にやたらに執着される。「増田さんは怒らないから」とあからさまな炎上案件を押し付けられ、上司も「まあそういうのは増田にやらせとけ」と言う態度である。なので私の社内での評価はなんかいつも炎上してる人である。そのくせ一般事務の私の給料はじりじりとしか上がらないし、そもそも査定も悪い。
そういうストレスに耐えるためには推しの補給がいる。舞台があるから生きていける。舞台を見るためのお金は必要経費、生存のための費用なのだ。それを控えろと言われたらストレスフルな社内で死んでしまう。
友人の指摘は最もだ。生きていくには金がかかる。そのためには貯金をして、有事に備えるべきだ。だけど、私は職場内で常に有事みたいな感じなので、つい舞台に通ってしまう。友人は、消費に耐えられるようにもっと給与の良い会社に転職するか、もう少し舞台に行く頻度を下げるか、その他(一人暮らしをやめて、市内にある実家に戻る、食費や交際費など削れるところからどんどん削る、服を買わない、舞台に行ってもグッズを買わないなど)の対応しかないのでは?と言った。ぐうの音もでなかった。
私に必要なのは、仕事からも舞台からも離れて、自分のことをきちんと見直す時間なのでは?と友人は重ねて言った。それも分かる。でも、休みとあらばチケットを探す自分がいる。明日も実は舞台なのだ。こんなことしてる場合じゃない。寝てコンディションを整えて舞台に臨むのがオタクのたしなみなのに。
今月も25日に給与が入った。28日、翌4日のカード引き落としの頃には数万円しか手元に残らない。これで病気になったり事故に遭ったら詰む。分かっているのに、やめられない。
小説家志望の駿は、沖縄の離島で親戚のおばさんの営む宿に間借りして住み三年になる。彼は、毎日独りで海を見つめている男子高校生が気になって仕方がない。男子高校生の実央(みお)は孤児で、いまはよその家に世話になっているというが、その家には帰りたくなくて海を眺めて時間を潰しているらしい。
駿は実央に一目で惹かれてしまったのだが、実央は駿が自分を憐れみの目でみないところに惹かれていた。
だが、実央は本島の施設に移り、そのままほぼ音信が途絶えてしまった。ところが三年後、大人になった実央は駿のもとに帰ってきたのだった。
以前、続編の『春風のエトランゼ』を前提がよくわからないままなんのこっちゃと思いつつ読んだけど、こういう話だったのか。なるほどねー。
『春風の―』を読んだ時にも思ったが実央が攻めで駿が受けなのが意外だ。でも、商業BLでは年下攻めというのは案外多いらしい。攻めが未成年の場合はとくに。
絵が隅々まで綺麗でいいけど、絵に誤魔化されている感があるというか、素敵なシーンばかり見せられている感があるというか。ゲイの苦悩葛藤がなんか取って着けたように見えて仕方がない……。実央の「ノンケだけど駿のこと好きになっちゃったから大丈夫!」っていう能天気さが、ファンタスティック過ぎて私は着いていけないのかもしれない。
それに、北海道出身という設定の駿が家の為にゴリゴリに古風な祝言上げるところだったとか、元婚約者の桜子さんの大正浪漫と昭和レトロの中間的なお嬢様ぶりなところとかなー。北海道ってそんな旧態依然としたお土地柄なの? そうとは聞いたこと全くないのだが。結婚式は会費制くらいのことしか知らんけれども(そのさばさばした印象がつよいのか)。
個人的にはあまりハマれないなこれ。絵は綺麗でかわいいけど。(だがむしろ作者は百合の方が描きたいのでは? というくらいに脇役がめたくそ百合百合していた。メインのBLが霞むくらいに。そこもハマれない原因のひとつかもしれない)
今ならシーモアで丸々0円で読めるよ!
短編集。男子中学生たちを主人公にした、耽美でレトロな物語。ちなみに、『紺碧』と『紺一点』は単行本『紺極まる』に続いている。
長野まゆみ先生の持ちネタが詰まっている。水琴窟とかバードベルとか義兄に恋しちゃう義弟とか。同じネタを使って毎度似ているようで違う話を作り出すのすごい。ストーリーの内容がどうとかいうよりも、物語のバリエーションと文章構成の素晴しさに感動してしまった。
瓜はめば子等思ほゆ栗はめば況して偲はゆ
と、山上憶良の長歌の出だし部分が引用されているのを見て、『左近の桜』の『瓜喰めば』の章を思い出したので、再読してみた。↓
主人公の桜蔵(さくら)は、男と男の忍び逢う宿〈左近〉の長男で高校2年生。彼はゴシックな体質を持っている。というのは、彼はこの世ならざる者を拾い、交わることで相手を成仏させてしまうようなのだ。そんな彼のことを、父の柾(まさき)や〈左近〉の常連客の浜尾は〈女〉と呼んでからかう。桜蔵は年上の女ともだちがいて男には一切興味がないので、〈女〉呼ばわりは不本意だと憤るのだった。
これは桜蔵がこの世ならざる者達に引かれ、此岸と彼岸の境目を彷徨う、妖しくで耽美な短編連作集。
夏休み、父の柾に連れられて弟の千菊(ちあき)と共に池畔の別荘地にやって来た桜蔵。父との夏休みを満喫する千菊。一方、桜蔵は柾に雇われ高額のバイト代目当てに雑用をこなす。
柾と千菊が出かけている間、バンガローの掃除に勤しむ桜蔵。彼の前に不器用に西瓜を売り歩く男が現れて……。
瓜食めば子ども思ほゆ栗食めばまして偲はゆ
章のタイトルにこの歌を冠した通りに、柾が息子を可愛がる話なのだが、ただし柾がかまう相手は実子の千菊ばかりだ。柾の実子ではない桜蔵は柾から息子を息子とも思わぬような扱いをされているが、桜蔵も柾とは血縁関係のないことをわきまえ雑用アルバイトに徹している。……という、そのわきまえっぷりが地の文に長々~と書かれているんだけど、これだけわきまえてますから! とばかりに書かれると、負け惜しみに読めるw 桜蔵が実際に弟にやきもちを焼いて当たったり父に文句を言うような場面は、シリーズ中に一度も出てこないのだが。
桜蔵にとっては柾は単なる父親というよりは父性あるいは大人の男という概念が具現化したような存在であって、血の繋りがない事なんて大した問題ではないらしい。だが、血の繋りがないだけに、父性への憧れがなんかこう、恋心めいているように見える。
この章でもまた、桜蔵はこの世ならざる者に魂を抜かれて危うく死にかけたが、彼は窮地を柾によって救われたのか、桜蔵の欲求がそんな幻覚を見せただけのかは曖昧だ。
「(死人に)喰われたくなかったら、蛙のふりでもしてろ」
と桜蔵に言う柾。これは、
人来たら蛙となれよ冷やし瓜
という、小林一茶の俳句からの引用。これを私は、さすが風流なことを言いますなぁ、くらいにしかずっと思っていなかったのだが、今回再読して思った。瓜にそんな事を言い聞かせるのって何故? →自分が食いたいからに決まってるじゃん。
誰かが来たら蛙のふりでもしてろ。あとで私が食ってやるからさ(^_-)
激しく萌え散らかした。(だが、送られた当の桜蔵がそういう意味で受け取りときめいたかキモがったか、あるいは意味わからんと首を傾げたかは謎のまま、物語は終わってしまった)
後に、何章だったかで柾は選ぶ権利は〈男〉ではなく〈女〉にある(柾ほどの男でも〈女〉から選ばれなかったこともある)と言う場面が確かあった。選ぶ権利は〈女〉である桜蔵にあるからといって、俳句なぞ送ってアッピールしたろというのが柾の魂胆なのか、単に桜蔵をからかっただけなのかは不明だが、個人的には前者に賭けたい。
次はついでに読んだ第4章『骨箱』。
第3章にて謎の男の手により背中一面に蝶を転写されてしまった桜蔵だが、いまだに蝶を消すことが出来ないでいる。学期末となり秋の修学旅行の費用を支払わなくてはならないので、桜蔵は背中の診察もかねて柾の診療所を訪れる。旅費を出すことを二つ返事で了承した柾が桜蔵に手渡したのは、現金ではなく〈骨箱〉という銘の徳利と手書きの地図。柾は桜蔵に、〈骨箱〉を質屋〈八疋〉に売って金を工面しろと命じる。桜蔵は地図を頼りに〈八疋〉を探すが、たどり着いたのは「望月」と表札のある民家で……。
この章に登場するチャラ男の幽霊は桜生(さくらお)じゃないか。桜生かもしれないと思ってはいたが、かもしれないじゃなくて明らかに桜生だった。なんでそんな事も読み取れなかったの過去の私……。
桜生とは、桜蔵の戸籍上の伯父であり、過去に柾と付き合っていた人でもある。『左近の桜』の続編『咲くや、この花 左近の桜』で初めて名前が登場する(その時は高校生時代の容姿で桜蔵の目の前に現れる)。柾がちょっとひねくれた男を好んで愛人にしがちだということが他の章で書かれていたが、桜生もまたちょっと、いやかなり癖のある人物だ。後に、桜生に男を寝とられた〈女〉(生物学的には男性)が、桜生への報復として柾を寝とり返すというエピソードがあったりするくらい。
桜生のもとへ桜蔵は柾から預かった「桜生の形見の品」を持って訪ねて行くことになったので、桜蔵は柾の差金で桜生と出会わされたと読んでもいいのだろうか。
なんの為に桜生に会わなければならないのか? 単に修学旅行費を稼ぐためばかりじゃなくて、桜蔵の背中に転写された蝶を消してもらうためだろう。
桜蔵が桜生のもとを訪ねたとき、望月家の界隈では水神祭が催されていた。また、望月家の庭には水神の井戸がある。『左近の桜』シリーズに登場する〈男〉と〈女〉が水神に関する何かだというのは『その花の名を知らず 左近の桜』で書かれていたので、水神祭の日に桜生が現れるのは偶々ではなさそう。
ということに気づかず読み流していた私の読解力やばすぎ。もっと落ち着いて丁寧に本を読もう、と反省。これまでの人生で読んで来たその他の本も大いに誤読してたり理解してなかったりしそうだから、あとで再読してみようと思った。
桜蔵は桜生と出会い言葉を交わしてそれ以上のこともするが、桜生のほんとうの相手である柾は桜生を見ることも出来ないらしいというのが、切なくていい。
浮気者の若旦那とその新妻の両方を狐が美女・美少年に化けてだます話。
泉鏡花の文章って私にとっては古文の範疇なのだが、古文というほどに現代語とかけ離れてはいないせいで現代語訳がないので、調べながら読むのが難しい。だからとても苦手。それで、『長野まゆみの偏愛耽美作品集』のページをめくる手は『狐』のとこで数週間止まっていたのだが、せっかく買ったものを積んでおくのもなんだから、頑張って読んださ。七ページしかなくてよかった。『海神別荘』みたいにくっそ長かったら辛かったから短くてよかった。
ちなみに、『海神別荘』を辛い辛いおめきながら読んだのは、『シャングリラの鳥』(座裏屋蘭丸)のなかで語られるおとぎ話の元ネタがそれだったから。あーなるほどと思った。
『狐』に話を戻すけど、耽美だからすごいというよりはオチが面白い話だった。
その他に『僕らの地球の歩き方』(ソライモネ)も読んだけど、これはあとで気が向いたら感想を書こう。Kindleでプライム0円で読めるよ!
先日結婚した。
既婚の友人はマッチングアプリなんて出会い系じゃん?と言っていたが※コロナ前
趣味は自己完結してしまうものばかりの上コロナで中止のお知らせばかり
そんな中で自分を物件に例えたら残りの時間暴落するしかないだろうと思い誰にも言わず婚活をした。と言ってもマッチングアプリだけ。
結婚相談所に入ろうと思った時期もあったが年齢をあまりに前面に押し出され若けりゃ誰でもよさそうだなと思い自分じゃなくてもいいだろうと感じた。アプリで発掘作業をしてみた。まるで砂金を探すかのように。
周りにはマッチングアプリで結婚した人たちは1組もいないがアプリ経由で会った人からは必ずと言っていいほど身近に結婚した人はいた、まぁこれもバイアスだろう。
結婚といっても我々は役所に届けを出しただけで同棲生活と変わらない。
名字はゲームをして勝った方の姓にするというルールにして私が負けたので諸々手続きした。最高に面倒だった。パスポートの変更終わってないのを書きながら思い出した。でも海外当分行けないし気軽に行けるようになったら本体の更新もくるから諦めよう。
周りに華々しく誇る人生を歩んでいないためひっそりしている。
コロナで結婚式も新婚旅行もないけれど、それでもパートナーがいることはいいことと思う。
自分の周りはそろそろ結婚したいと言いつつ自身の趣味を満喫してる友人が多く、結婚というものに幻想を抱いているようで、なれそめを事細かく聞かれたがロマンが1mmもないため興ざめの表情をされた。
ただ、相手が必要なこともあり需要のある時期は残念ながら存在してしまうためそのタイミングで多数に売り込みかけてみるのも手だと思う。結婚がしたいのであれば。
結婚なんてものは生活であって今のパートナーで正解だったかなんて死ぬ間際までわからないと思う。
ただ正解であればいいなと思う数十年後自分も世の中もどうなっているだろうか。
去年、コロナ真っ只中のマンボウ中、親族の結婚式に行った。とても行きたくなかったしこの状況下で開催するなんてありえないと思ったのだが(コロナに加え式の半年前に親族の家で死者が出て喪中だった)、血縁関係上どうしても出席しなければならずしぶしぶ上京して出席してきた。
親族の結婚相手は神奈川県警だった。ものすごかった。上司スピーチは内容が保守的で長すぎ、警察の権威の強調しすぎていた。しかし出席した同僚一同がすごかった。ホテルのスタッフに何度注意されても、マスクを外し酒を飲んでどんちゃん騒ぎ。いまどきありえない脱ぐタイプの余興。綺麗なオープンテラスで、親族の子供をそっちのけで大騒ぎしながらタバコを吸いまくる。
神奈川県警の不祥事が多いことを後から知って、むべなるかなと思った。自分は北海道の田舎の出身なので、こんなにハメを外す警察官は見たことがなかった。とにかく驚いた。
なんか何でも無料になってるネットが異常とか言うんだけど、それは企業の勝手なやり方なだけで関係ないわけで。
そのやり方の結果、無料が当たり前というモノ作りをしたことがない乞食が生まれてしまったのだけど。
まぁ、それは置いておいてスパチャの話に戻す。
スパチャができるようになってから気軽に支援できるようになったわけだけど、問題は額なんだよ。
数は少ないとはいえ、世間でいくつか記事になったのがあるでしょ。
カードの限度額まで行った人とか、記事になってないにしてもそういう人はいるわけで
そこまで行き着くようなスパチャが異常って話。
加藤だっけ?そいつのスパチャが億単位になったって聞くけど、閲覧者が多くて億って話だとわからなくも…いやわかんない。
やっぱ一回の額が大きすぎる人がいすぎなんだと思うんだよね。
結婚式のご祝儀なんて友人知人だからそこそこ金額があるかもしれないけど、まったくあったこともない赤の他人に万単位で出す事自体が異常だよ。
そういうのが不特定多数いるって時点で、やっぱりスパチャは異常って思われても仕方ないと思う。
勘違いしないでね?スパチャ自身を否定しているわけじゃないよ。
ただまあ、庶民的な意見をすればスパチャで送金する金額は多くても500円程度くらいが良いと思う。
なぜに万単位でスパチャできるのかなと。金余ってるの?いや、余っていたらカード使わないね。
まあお金が余ってようがいまいが、スパチャでの送金に限度を知らない人がいるという事が異常なんだと思うよ。
金額の大きさでお気持ちの強さを主張したいのかもしれないけど、金の大きさイコールお気持ちの強さにはならないと思うんだよね。
なんていうか面白がって注ぎ込んでるんだろうけど、後でジリ貧になって後悔しないようにねって感じ。