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はてなキーワード: 私兵とは

2022-01-27

anond:20220127145749

https://www.y-history.net/appendix/wh0102-091.html

ローマにおいても共和政時代市民重装歩兵として軍事的基盤をになったが、次第に有力者が没落した市民私兵として雇うようになり、マリウスの兵制改革職業軍人制が導入され、市民

体制が崩れていった。カエサル代表される有力者はそれぞれ私兵を養って勢力を伸ばし、互いに争った。

2021-10-08

anond:20211007234035

最も美しい風景であるうちのひとつって訳すんじゃなくて

ニュアンス的にマジで美しい風景って訳した方がよくね?

素人の意訳ですむなら翻訳業者はいらんのだよ

私兵隊つくって「自分たち正義感があるし強いか治安を取り締まる!」とかいったら警察がいらなくなるのと同じ

2021-09-08

anond:20210908212613

暴力も金で買えるので

崩壊国家では金持ち私兵雇ってるし

何の意味もないのでは

2021-08-14

anond:20210814122132

どう考えてもきみは私兵を雇えずモヒカンに狩られる側やと思うんやが

やっぱり税金取られるの納得いかねえよ

政府警察も要らない

私兵召使いを抱えて生産防衛各自で行う社会を取り戻すべきだ

自衛隊自民党の私設軍隊)に税金が使われるのは嫌だよ

日本国民を護るための兵隊を皆のお金で買うのならいい。

でも実態としてはそのとき総理大臣私兵みたいなもんでしょ?

じゃあ俺は嫌だよ。

民主党私兵を俺たちの財布で買うってのも気に食わないし公明党だって嫌だよ。

政治家のために兵士を買ってあげる義理なんて国民にはないよ。

2021-06-18

20xx年

GAFAM連合正式インターネット国家樹立し、国境を超えた売買と配送住民券の販売を行う。

数年後、GAFAMの動きを警戒したCIA中国共産党から締め出しを受けるが、巨大な通信網を持つGAFAMは私兵を雇い、軍事力を背景に新たな通信網を海底に敷設。同時に衛星インターネットNEO・SDIと称した軍事プロジェクトを展開して各国を牽制拠点イギリスから買い取ったケイマン諸島に移して正式国家樹立宣言を行う。国境が残ったまま、かつ国連承認を得ないまま全世界からの圧倒的な支持を取り付ける。

数年後、強大な権限と金支配に業を煮やした革命軍組織されるが、法がGAFAMである以上盗聴を防げず、革命軍は敗走。この頃になると各国政府も恭順したが、国民の間に激しいボイコット運動が起こり始める。分断され平和だった世界統合によって最も醜い形で分断してゆき、先行きを悲観し、あるいは僅かばかりの後ろめたさを感じた者達が内部分裂をおこす。

更に数年後、広報によってGAFAMは平常運転しているとの報告をし続けるが、やがて莫大な資金流出が発覚。

翌年ケイマン国家解体

2021-06-08

anond:20210607234817

満寵

出典: フリー百科事典ウィキペディアWikipedia)』

満 寵(まん ちょう、? - 242年3月)は、中国後漢末期から三国時代の魏の武将政治家。字は伯寧。兗州山陽郡昌邑県の人。子は満偉・満炳・満氏 (司馬榦の妻)。孫は満長武・満奮。『三国志魏志「満田牽郭伝」に伝がある。

目次

1 生涯

1.1 酷吏として出世

1.2 軍人として活躍

1.3 呉との攻防

2 三国志演義

3 脚注

生涯

酷吏として出世

身長は8尺(約190cm)あったと伝えられる。18歳の時に県の役人(督郵)になった。郡内で私兵を率いて乱暴していた李朔という人物は、二度と乱暴しなくなったという。高平県令を代行した際、督郵張苞張飛の子とは別人)の横暴を見てこれを逮捕し、その場で拷竟(=拷問致死)した上で、そのまま自ら官職を捨てて帰郷したという逸話を持つ。

その後、曹操に仕えた。曹洪配下の将が曹氏の権勢を笠に着て略奪を行った時、満寵は速やかにこれを逮捕した。そして曹洪から曹操への働きかけがあった事を知ると、直ちに処刑した。この行為曹操に大いに賞賛された。

楊彪逮捕された際、荀彧孔融に手心を加えるよう頼まれたが、満寵は規則通り(注によると、笞打ち)に訊問した上で、曹操に「処罰するなら罪を明確にすべきである」と直言した。このため曹操楊彪赦免した。

これらの事からわかるように、満寵は于禁と同様に誰に対しても公明正大で法に厳しかったが、傲慢ではなかったので人からまれることはなかった。

軍人として活躍

官渡の戦いの時期には、袁紹郷里である汝南太守を務め、袁氏与党の軍を滅ぼし、農耕に従事させた。

曹操荊州征伐に従い、曹操が帰還すると奮威将軍兼務し当陽県に駐屯した。

孫権国境に攻め入ると、曹操は満寵を召し還して再び汝南太守とし、関内侯の爵位を与えた。

後に、曹仁参謀として樊城に駐屯した。219年、劉備軍の関羽が攻めて来た時は、救援に来た于禁ら七軍が洪水により壊滅し、樊城も水没して崩壊しつつあった。ある人が曹仁降伏を進言したが、満寵は「山の水は引くのが速く、この状況は長くは続かない」と反対した。曹仁は満寵の意見を良しとした。徐晃の援軍を得て関羽撃退されると、満寵は安昌亭侯に進封された。

呉との攻防

曹丕(文帝)の時代には揚武将軍となり、三方から呉を攻撃したときも、それに従軍した。呉との江陵での戦いで功績を挙げて伏波将軍に任命され、新野に駐屯し仮節鉞となった。半年曹真・夏侯尚・徐晃張郃・文聘らとともに朱然交戦したが、戦死者も数多となり、江陵を攻められなかったので撤退した。また、曹丕の南征に従って、敵の夜襲を見破り散々に打ち破ると、南郷侯に進封されたが、最終的に魏軍は呉に敗れた。224年には前将軍に昇進した。

曹叡(明帝)が即位すると昌邑侯に進封された。

228年、曹休司馬懿・賈逵が揚州荊州豫州雍州涼州の五軍の指揮を執り、石亭・江陵・濡須東関三方から侵攻した。満寵は賈逵の軍に胡質達と共に監軍として従軍し、武昌を目指し進撃していたが、揚州方面の軍の指揮を執っていた曹休孫権の計略にかかり大敗したため、犠牲者も数万人以上となり、敗れている(石亭の戦い・「賈逵伝」[1])。また、司馬懿張郃らも江陵を攻め落れずに退却した。

同年、曹叡は濡須東関に賈逵・満寵らを命じて再び攻めてきたが、陥落させることができずに負けた[2]。

曹叡は呉・蜀漢に対して完全に専守防衛に行い、賈逵の死後に豫州刺史兼任し、曹休の死後に都督揚州軍事となった。揚州への転勤の際、汝南の民や兵士の多くが満寵を慕って勝手についていったため問題になり、詔勅により親衛兵千人を率いていく事が許され、その他一斉が不問とされた。

230年には征東将軍となった。冬に再び孫権合肥に攻め寄せる気配があったため、兗州豫州の軍を召集する事を上奏し侵攻に備えた。孫権撤退する気配を見せたので、こちらも撤退するよう詔勅が下ったが、満寵は孫権撤退偽装と読み、引き続き備えを怠らなかった。孫権10日ほどしてから再び来襲したが、合肥を攻められなかったので無事に撤退した。

231年、呉の孫布という武将投降を申し入れてきた。王淩がこれを出迎えたいと申し出たが、満寵は投降偽装と読んだため、王淩に自重を求めた。偶然入朝する用事ができたため、留府長史には王淩が兵士要求しても与えてはならないと厳命しておいたが、王淩は自らの督将軍に僅かな手勢だけを与えて孫布を出迎えに行かせた。王淩は呉に敗れ、孫布の夜襲により兵の多く失うことになった。

満寵と王淩はこれ以前から対立しており、満寵が召喚されたのも、王淩の息のかかった者が満寵を老いと疲れにより耄碌していると讒言たからであった。満寵と目通りした曹叡は、満寵が壮健なことを確認できたため[3]、任地に返そうとした。しかし満寵はこのまま朝廷に留まることを願った。曹叡は満寵を馬援・廉頗に準え鼓舞した。

232年、呉の陸遜が廬江に侵攻してきた。部下達がすぐに救援に赴くよう勧めたが、満寵は落ち着いて対処すれば良いとした。軍を整え、陽宜口まで赴いたところで呉軍は既に撤退した。

233年、孫権は毎年のように合肥侵攻を企てていた。合肥城は寿春の遠く南にあり、江湖に近接した位置にあったため、過去の攻防戦においては呉の水軍の機動力の有利さが発揮されやすい展開が多くあった。満寵は上表し、合肥城の立地の欠点を指摘した上で、北西に30里の地に新たに城を築くことを進言した。蔣済がこれを弱気作戦であり、味方の士気を削ぐことになると反対したが、満寵は重ねて上奏し、兵法道理を引きながら築城長所を重ねて主張した。尚書の趙咨は満寵の意見を支持し、曹叡の聴許を得た。こうして合肥新城が築かれた。建設に莫大な費用がかかることもあって、合肥城ともども廃れていった。

同年、孫権合肥に攻め寄せたが、合肥新城が岸から遠い場所にあったため、敢えて上陸しようとしなかった。しかし満寵は、孫権武威を振るっているので、必ず陸に上がることに違いないと判断した。伏兵として歩騎兵を6千用意したところ、果たして孫権上陸したため、伏兵により百人の首を斬った。

234年、孫権は十万の軍勢である呼称合肥新城に攻め寄せてきた(「明帝紀」)。蜀漢諸葛亮の北伐(五丈原の戦い)は孫権呼応して(「満寵伝」)、二十万の軍勢である呼称し祁山に攻め寄せてきた。合肥魏軍が苦戦に陥り、これを恐れていた満寵は合肥新城放棄し寿春へ撤退する作戦を願い出たが、曹叡に拒絶されている(「明帝紀」)。満寵は、合肥新城へ救援に赴き、数十人の義勇兵を募り、松と麻の油を用いて風上より火をかけ、呉軍の攻城兵器を焼き払った上、さら曹操孫権の甥孫泰を射殺した。張穎達とともに力を尽くして戦ったが、呉軍は依然として頑強に猛攻した。魏の中央大軍が迫ったので、孫権は大損害を受ける事を避けて、曹叡の援軍が到着する前に撤退した(合肥新城の戦い)。

235年春、孫権江北に兵を送り屯田を始めさせた。満寵は、収穫の時期に屯衛兵達が各地に点在し、陣が伸びきったのを見て、これを襲撃すべきと判断した。また各地の県長に軍を率いて東上させた。さらに各地の屯衛を撃破させ、穀物を焼き払った。詔勅により軍功が称され、鹵獲品は全て将兵恩賞とされた。

曹叡が没し曹芳(斉王)の時代になった238年3月[4]、老年のため中央召喚され太尉となった。家には余財がなかったため、詔勅により特別物資が下賜された。加増による領邑は9600戸になり、子と孫2人が亭侯とされた。

242年3月[5]死去した。景侯の諡号を贈られた。

子孫の満偉(子)・満長武(孫)・満奮(孫)もまた、身長が8尺あったと伝わる。満偉は人品に優れており衛尉まで上り、満長武は満寵の風格を有していたという。しかし、司馬昭に疎まれ殺害され、父の満偉もまた失脚し、平民に落された。満奮は満偉の弟の子であり、やはり満寵の風格があったという(『晋諸公賛』)。西晋時代尚書司隷校尉となった。

また、満寵のもう一人の子満炳は別部司馬となった[6]。

三国志演義

小説三国志演義』では、劉曄の推薦を受けて曹操の家臣となり、楊奉配下だった旧知の徐晃曹操陣営に引き入れることに成功するなど、物語の初期においては弁舌の士という描かれ方がされている。

2021-03-07

読売巨人軍かい読売新聞社が抱えてる私兵

何で巨人だけ巨人軍なんだろうな

読売新聞が密かに軍事会社を作ってて読売巨人が実は私設兵団仮の姿

今か今かと軍事演習をやって有事を待ってるみたいなね

我が巨人軍は永久に不滅です!だったけど

最近あんまり巨人軍って割りには重厚感とか強さを感じないけどあれも仮の姿なのかもしれないね

能ある鷹は爪を隠すっていうし、でもジャビット君って鷹だっけ?

2021-02-14

anond:20210214184437

ネトウヨどころか2010年以降は日本リアル右翼がどうどう出てきてるから

攻撃的な言動が繰り返されれば私兵部隊を持つわけでもない一般人は怖くて自民党自衛隊迎合する

自分半日だとか非国民だと疑われたくないか平和主義者を基地外ジジイ罵倒する

はだしのゲンで見ただろ主人公一家が街の住人からいじめられる場面

悪は勝つ

それだけ

2021-02-07

anond:20210207174506

から税務局に特殊部隊とか軍事力おいて納税拒否するなら企業が雇った私兵軍団倒して制圧して税金カツアゲすればいいじゃん

企業養成する軍隊制圧できるだけの少数精鋭の特殊部隊だけおいとけばいい、あとは民営化

2021-01-31

anond:20210131160156

原作読んだか?

鬼殺隊は産屋敷私兵として立派に働いてるだろう。

柱になれば給料は言い値。そこまでいかなくとも出世すれば高待遇を期待できるのはサイコロステーキ先輩の言動から推測できる。

2021-01-28

自民批判してる奴ら多いけどミンス時代に比べたらマシだよな

でもミンス時代よりはマシだよな

あの頃はマジで酷かったわ

福一原発爆発と大津波によって日本無政府状態に陥り

肩パッドつけてバイクで走り回ってたやつもいて街も荒廃してたよな

O型マイナス血液型の奴とか拉致されて輸血袋として捕獲されたり

V8を讃えよとか言ってパヨクカルト宗教作って私兵集団組織していてさ

それを救世主自民党独裁者からたち日本を愛する普通の日本人たちを解放して

311から復興させて今があるんだからミンス時代の方がマシとか言ってんの左翼くらいだろ

2020-10-20

麻原彰晃に異常な関心を向けるKKOネットには多すぎるが

まぁ、生まれ絶望的な極貧で両親は金欲しさに本人をタコ殴りにして盲学校にブチ込んでオウム成功した後は金をタカりに来るような

リアルはやてのごとくのはやての両親のようなドクズ

短小で片目失明しててオマケに最終学歴高卒ブサイクなんて奴が

悪事一つでハーレム構築して私兵集団利益率驚異の180%なんて企業経営とかここまでいけたんだから、似たような経歴の増田テロ犯罪悪事に関心を見せる増田みたいなのはいなくならないだろうな

世に犯罪者のタネは尽きまじ

2020-08-29

anond:20200829112538

俺は法治国家やめてるからこそ、案外行けるんじゃないかなって思うけどね。

次の首相、これまで安倍がやってきたことすべて引っ被るんだぜ。

問題が多方面根腐れ起こしててこれを巧く裁けるわけがない。

そうなったら国民どもはまた叩き始めるし、そこに安倍私兵集団のJNSCが集ればあっという間に再登板要請の機運が高まると思う。

野党はまあ・・・どうにもならんでしょ。

2020-07-08

自民党以外を勝たせた地域は「国民の敵」だから、つまり大雨でも津波でも救助は後回しでは

anond:20200708190431

国民の敵」罵倒自衛隊三佐の弁明で明らかになった"クーデター"より恐ろしい事態自衛隊で進む"安倍私兵化"

https://www.excite.co.jp/news/article/Litera_3980/

暴言3佐 訓戒のみ/「国民の敵」依然食い違い - 日本共産党

https://www.jcp.or.jp/akahata/aik18/2018-05-09/2018050902_01_1.html

訓戒のみとゆうのはつまり自衛隊は三等空佐発言のほうが正しいと隊員の全員が思っているといこと

まり自衛隊が持っているであろう自民党投票しなかったリストに載ってる人=「国民の敵」は災害時に救助ヘリに見捨てられるのでは

手を振ってる被災者無視するような露骨なことをしなくても、国民の敵が多い地域は救助ヘリの順番を後回しにするだけで合法的に殺せる

2020-07-06

作品に不満がある事とその作品アンチである事はイコールではないんだよ!という話

機動戦士ガンダム鉄血のオルフェンズという作品がある

2015年に一期が始まり2017年に分割で放送された二期が完結した、まあ色々と賛否両論作品放送終了から3年経った今でも話題になる事が多いタイトルである

正直に言うと僕はこの作品の一期が好きではなかった。主人公三日月・オーガスを始めとした主役組織鉄華団の面々が好きではなく、逆に悪役である治安維持組織ギャラルホルンの側に肩入れしていたのが原因だと思う。

三日月はそれまでのガンダムにも中々居ない割り切ったドライ性格で、敵兵士を無表情で射殺する、初対面の相手絞殺しかける、戦う事への迷いや敵への容赦が殆ど無いガンダムには比較的珍しいタイプ主人公だった。

鉄血のオルフェンズの一期はその三日月くんの所属する民間軍事組織鉄華団」が、地球植民地である火星貧困問題解決を求めるクーデリお嬢様貿易交渉のために地球に送り届けるための護衛を務める話だったのだが、

鉄華団保有するMS三機と、彼らの後ろ盾である木星圏のマフィアテイワズから派遣してもらったMS二機を合わせた計MS五機の戦力で、ギャラルホルンを統べる七大氏族の一人「イズナリオ・ファリド公」が動かせる私兵と、地球軌道上に接近した勢力から地球防衛する艦隊地球外縁軌道統制統合艦隊から差し向けられたMS撃退し、ついにクーデリアを火星分割統治する地球経済圏の一つ「アーブラウ」へ無事送り届ける事に成功する。

それは良い。00のように一度主役達が敗れてからまた再結成、という展開にでもならないと主役組織物語半ばで体制に敗れて壊滅する展開なんて中々描けない。負けてたまるか、と鉄華団少年達は大人達に勝利した。

気になるのは、鉄華団のような極小規模な武装組織が、あの世界における唯一の軍隊であるギャラルホルンに正面から戦いを仕掛け、勝利するにしてもそのために払った犠牲が戦いの規模に割にあまりにも少ない気がする事だった。

地球外縁軌道統制統合艦隊との戦いで鉄華団組織の古株であり参謀を務めていたビスケット・グリフォンを失った。名もない多くの団員達も戦いの中で散った。だが、作中で鉄華団勝利と引き換えに失った物はそれだけ。

最後まで戦い抜いた五機のMSパイロットも、鉄華団所属する名前のある団員も、ビスケット一人を除いて誰一人として失われなかった。最終回もグッドエンドのような流れだったし、一期は完全勝利だったと考えても良いと思う。

ギャラルホルン鉄華団との戦いに投入された多くの兵士の命と、七大氏族党首が一人、七大氏族の後継ぎが一人、そして300年間揺らぐ事が無かった治安維持組織としての面子を失った。

アイン・ダルトンという一人の兵士が居た。彼は恩人と慕っていた上司三日月殺害され、その怨恨から鉄華団との戦いに志願し、戦いの中で半身を失った。その後非人道的処置を受け、MSと完全に融合した異形の姿で蘇る。

そして最後の敵として三日月の前に立ち塞がるのだが…彼の活躍は思ったよりしょっぱい。瞬く間に鉄華団MSを三機倒し衝撃的な登場を果たした…かと思いきや、その撃墜したMSパイロット怪我を負っただけで無事だった。

アイン主人公三日月を上回る圧倒的な反応速度で主役機ガンダムバルバトスを苦戦させるのだが、彼がバルバトスに与えた損傷は片方のアンテナを折った事くらいだった。バルバトスが追加装甲を付けていたとはいえ、辛い。

逆に彼は機体の性能でもパイロット反応速度でも勝っていた筈の三日月親友オルガ・イツカの激励により本領を発揮した途端に圧倒され、辞世言葉を言い切る間もなくコクピットを潰されて今度こそ本当に死んでしまった。

鉄華団は主役だから勝つにしても、これではあまりに双方の戦果被害に差がありすぎじゃないか?と僕は思った。勿論これを言うと、鉄華団勝利を喜んでいたファンから作品アンチ扱いされた。水を差してるから仕方ないけど。

こういう事があって僕は正直鉄血のオルフェンズに良い印象を持っていなかったし、嫌いになってもいたけど、そういう気持ちを吐き出せる場所もなかった。僕のこの作品評価が変わったのは半年後の二期が始まってからだった。

鉄血のオルフェンズ二期の舞台は一期から2年後。鉄華団という小規模な武装勢力MSという戦力を有効に扱い、ギャラルホルンという巨大な組織に土をつけた事で社会情勢に様々な変化が訪れた世界だった

鉄華団活躍により少年兵とMS有用性が広まり人身売買は益々横行し、MSを所有する犯罪組織も増えた。一応秩序の番人であった治安維持組織権威が地に落ちた結果、各地で犯罪行為暴動も増える事になった。

火星経済的に一期より少し豊かになり、鉄華団テイワズ正式な直系組織として認められ急速に組織の規模を拡大。アーブラウ代表と強い繋がりを持つ事で地球支部設立し、順風満帆会社経営は進んでいた。

組織が大きくなった弊害として同じ組織の先輩に睨まれたり、政争を繰り広げる偉い人達に目を付けられて敵視されたり利用されたり、組織が請け負える以上の規模の仕事を受けてしまって会社経営が傾いてしまうんだけど

僕は二期のこういう展開が「ああ、本当にありそう…」と思えて大好きである。一期が若者達の夢のある栄光物語だとすると、二期は現実は辛い所を見せられる転落の物語なんだろうか?栄光と転落は大体セットだけど。

結局鉄華団ギャラルホルン内の権力闘争に巻き込まれ地球支部経営に失敗し、テイワズのNo.2に睨まれた結果組織を追い出され後ろ盾を失い、失脚したイズナリオ公に変わりファリド家を継いだ「マクギリス・ファリド准将」に肩入れし、ギャラルホルンでも最大最強の戦力を誇る大規模艦隊「月外縁軌道統合艦隊アリアンロッド」と矛を交えた結果大敗し、組織No.1とNo.2であったオルガと三日月が死亡した事で壊滅してしまった。

この二期を通してじわじわじわじわと一期で鉄華団が積み重ねた成功が崩れていく様は本当に凄いと思う。成功物語ならよくあるけど、その成功から破滅を描いたアニメあんまり見ない…無い事も無いんだろうけど、多分少ない。

主人公が敗北し、死亡する所まで描いた長編ガンダム閃光のハサウェイ以来じゃないだろうか。パラレルが有りならファーストとゼータも小説版では…だけど、映像作品TVシリーズでは間違いなくこれが初めてだと思う。

僕はこの二期の顛末にとても興奮した。完全勝利すぎて好きじゃないな…と思っていた一期の結末が、二期のこの完全敗北な結末に至るまでの逆算から描かれた物だったのだ、と勝手に思った。成功した人間はいつか破滅する。

ところが、一期の結末を大絶賛していた人達はこの結末を「雑すぎる」などと批判する。二期の結末が好きな僕が一期の結末が気に入らなかったように、一期の結末が好きだった人達は二期の結末が気に入らないようだった。

「鉄血は一期は良かったが、二期は…」という人もよく見かけるけど、じゃあ何故貴方達は一期でシノやラフタやアジーさんが不自然に生き残った事には文句を言わなかったんですか?と言いたくなる。言ったら喧嘩になるけど。

僕は鉄血のオルフェンズの一期に色々と不満があり嫌いだったけど二期で好きになった。逆に二期に色々と不満があって嫌いになったけど今でも一期は好きな人もきっと居る。どちらもこの作品が好きだった事に変わりはないと思う。

完結してから3年経って好きな気持ちも嫌いな気持ちもも大分薄れていた気がしたけど、結構作品について書いてしまった。悪く言われている所を嫌な気持ちになるし、きっと僕は今でもこの作品の事を好きなんだろうな。

鉄血のオルフェンズ次回作であるビルドダイバーズとその続編リライズは今のところ特に内容で荒れる事は無く、平和に語られている。逆にこの作品は今でも最新作であるかのように叩かれているし、話題に挙がるとよく荒れる。

この作品話題が荒れる事で人が集まって新作の話題で荒れる事が少なくなるのなら、それはそれで良い事なのかもしれないな、と思った。今でも叩かれてるのを見るとつらいけど、きっといつかは落ち着いて語れる日が来ると良いな。

追記

僕は鉄華団の面々が好きでなくギャラルホルンに肩入れしていたので一期は好きではなかった、と言ったけれど鉄華団に好きなキャラクターが居なかった訳では無い。パイロットなら天才肌のミカより努力家の明弘の方が好きだったかな?

テイワズから鉄華団監査役として派遣された「メリビット・ステープルトン」という医術の心得のあるキャラクターが僕は好きだった。少しオルガと良い雰囲気になっていた?ような気もするけど、二期を見る分にはどうも勘繰りだったみたい。

彼女は団員が負傷した際に応急医療が出来る医療要員が鉄華団に居ない事について団長であるオルガを諫める事が出来たし、ビスケット戦死した際血気に逸りギャラルホルンを皆殺しにしてやると猛る団員達を前に「こんな事は間違っている、ビスケット君はこんな事を望んでいない」と涙ながらに訴えた事もあった。大人目線から危なっかしい子供達を見守る、ビスケット亡き後の鉄華団ブレーキ役を務める存在だったような気がしている。

結局一期はメリビットさんが諫めるまでもなく鉄華団勝利したので彼女心配杞憂に終わったのだけど、二期の末路を見ると…戦いから抜け出せない鉄華団は戦いの果てに滅びる事が決まっていたのかもしれないな、と思った。

2020-05-19

7以上の素数枚重ねたサランラップ大阪万博は開催できる

ただし前日の夜までに納豆を食べた人がいると失敗する。だから州兵(資本主義が許せば私兵でも構わない)を召集して海岸線を夜通し目視確認するしかない。小渕恵三も同じ考えだと思う。

2020-04-19

anond:20200419223344

不満があったところでデモ選挙以外に一般国民の打てる手はないよ

89式小銃どころか38式小銃でもなくて、怖そうな人のパンチ威圧の時点で誰も逆らえないの

 

国民の敵」罵倒自衛隊三佐の弁明で明らかになった"クーデター"より恐ろしい事態自衛隊で進む"安倍私兵化"

https://www.excite.co.jp/news/article/Litera_3980/

 

暴力意味なんてない 

暴力に自信があって、かつそれで生計を立てたい意欲ある暴力人間はすでに警察自衛隊に入隊してるから

一般庶民の側には武力のない雑魚か、腕力があっても戦いたくない人しかいない

 

暴力路線では暴力装置のスパイ左翼団体に送り込まれ、目の前のスパイが明らかに怪しくても誰も逆らえず

いいように操られ政府を利するプロレスにされるだけ

 

政府が都合が悪いことは自由言論デモ

ジジババ平和団体が言ってる通りだ

平和団体左翼活動家の絵にならないダサい姿こそが現実路線正攻法

2019-10-20

なんで悪い金持ち暗殺されないのかが分からない

いや純粋な疑問なんだけどさ、世の中を恨んだやつに良く分からん殺人事件暴力事件報道されて有名になるやつだけでも年に数件、身内絡みでいいなら殺人事件自体は年に3桁件数起きているわけでしょ。

なんでその中に悪名チョモランマしてる金持ちを狙った暗殺事件未遂が起きてないのかが不思議しょうがない。

俺が世の中のことをよく知らないだけで、あくどい稼ぎ方をしてる自覚がある連中は私兵シッカリと雇って身を固めているのだろうか

2019-09-09

生協ウィンナー

あ、これ腰まで浸かる?そう、腰まで浸かるんだ。この人たちのうち何割かは今はもう死んでるんでしょうね。そしてそのほとんどが自分死ぬなんて想像もしてなかったんでしょうね。そういうもんでしょう。手がワカメになってますよ。比喩ではないです。はい。あ、そういうやつ。そういうのアリなんだ。なんでもありです。逆になんでもありです。わーいい景色。まだバブルの余韻が残っていた平成の初期の頃の話です。お父さんとお母さんと自分と2つ下の妹と1日目は車で4時間かけて隣の隣の隣の県の観光ホテルに行って、2日目の朝。ホテルの朝食を食べて、10時くらいに車に乗って、お昼はワニを食べに行こうと高速に入ったら、無いんです。紋章が。エーデルワイス家の者に代々継承される腕の紋章が無くなっていて、そしたらお父さんが車を降りろと。お前はエーデルワイス家の者ではないと。さすがにそれは話が違うと思いましたね。逆に。どうしても納得がいかないので生協(コープです)に行って、赤いウィンナーを探したんですけど、それが置いてないんですね。赤いウィンナー。着色料とかそういうのが生協的にあんまりよくないみたいです。だからキッズコーナーで再放送仮面ライダーブラックを見る羽目になった訳ですが、当時の缶ジュースは110円になったばかりの頃で、缶のサイズも今と比べて一回り小さいんですよね。缶コーヒーをもう少し縦長にしたような缶にコーラが入ってる感じ。だから夕方になるまで待って、駐車場に鳥が出来るだけ待機する時間を確保したんですけど、それが不味かったのか、私兵団が城の周りを包囲していると連絡があったんです。焦りましたよ。宰相からそういう話は聞いてませんでしたからね。レベル2以下のゴブリン儀式スペルで除去するとして、それ以外のユニットは直接戦闘によって対峙しなきゃならない訳です。こちらも無傷ではすまされません。ただ幸いだったのは、相手ほとんどが飛行持ちだったところで、対空のスペルを多く積んでいたので暗くなる頃には大体ケリはついていました。ホテルに帰り着いたのは22時ごろで、家族はみんな夕食を済ませていたので自分だけルームサービスをとって貰いました。生存権だけは保証されてるわけです。寝るときは地べた。ベッドは使わせて貰えません。体が痛くて3日目は思うように疲れが取れませんでした。帰る時もトランクで、それはそれは辛かったです。歩いて帰るよりはマシと思うようにしてました。

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