はてなキーワード: 症例とは
どうでもいい
症状が現れる前に警戒しなければならない、ということが重要
香港大学(HKU)のエリック・ラウ(Eric Lau)氏らが主導した研究チームは、広州市第8人民医院(Guangzhou Eighth People's Hospital)の入院患者94人の咽頭検体を採取し、最初に症状が表れる日から32日間にわたってそれぞれの感染力を評価した。
その結果、患者はいずれも重症や重篤に分類される症例ではなかったが、保有するウイルス量は症状が表れる直後が最大で、その後に徐々に減少することが明らかになった。
また、中国国内と世界各地の感染ペア77組に関する公開データを用いて、ペアのそれぞれの患者に症状が表れるまでの時間の経過を算定した結果、潜伏期間(感染への暴露から症状が表れるまでの時間)は5日強と仮定された。
分析の結果、感染力が高い状態は症状が表れる2.3日前に始まり、最初の疾病兆候の0.7日前にピークに達すると推察された。ただし、症状が表れた正確なタイミングの特定は患者の記憶を頼りにしたと、論文の執筆者らは注意を促している。
居住地は伏せますが感染者数が3桁に達するレベルで感染が拡大している県です。大学病院ではありませんが、県内屈指の症例数を誇る3次救急指定の総合病院です。私の勤める病棟は一般内科、呼吸器内科が主ですが一類感染症にも対応できる陰圧室を有する感染症病棟でもあります。現在は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)専用病棟として運用されており、入院しているのは陽性が確定した患者と、感染が疑われる患者です。病床数は40床程度ですがそのほとんどが埋まっています。はじめは陽性の患者は陰圧のかかる個室で管理していたのですが、すぐに個室は埋まり、現在は大部屋で管理しています。一般病床ですので陰圧はかかりません。病院の構造上病棟そのものを閉鎖空間にすることもできず、病棟の入り口にポールを立て出入りを制限しているのみです。すぐ隣の病棟には癌で化学療法を受けている免疫の低下した患者が大勢入院しています。院内感染が起こると危険な状況です。
PPE(個人防護用具)の不足についてはメディアで報道されているとおり危機的な在庫状況です。陽性患者が療養されている空間(レッドゾーン)に入る際には、私たちはマスク、ガウン、手袋、キャップ、フェイスシールドを装着します。このうちマスクは一般的なサージカルマスクではなく、今や皆さんご存知のN95という空気感染にも対応できる特殊なマスクを使用します。通常であればこれは患者毎に使い捨てるものですが、1日に1個まで使用が制限されています。新型コロナウイルスが発生する以前は、N95を使用する機会はほとんど無く、たまに入院してくる結核患者の対応で使用する程度で院内に在庫は豊富にあったのですが、あっという間に品薄になってしまいました。ガウンとフェイスシールドに至っては在庫が底をついてしまったので、自家製のものを使用しています。ゴミ袋で作ったガウンとクリアファイルを切り抜いたフェイスシールドで、看護助手さんが毎日せっせと作ってくれています。PPEも満足に揃わない状況で患者の対応をするのは不安でありますが、あるもので何とかしなければならないと割り切って仕事をしています。院内感染が全国的に多発しており問題となっていますが、私の病院でもいつ職員から感染者が出てもおかしくない状況と言えます。余談ですが看護助手さんの存在なくして、私たち看護師は満足に働くことはできません。もちろん陽性患者に直接接することはありませんが、彼らも立派な医療従事者です。危険手当も感染した場合の補償もないにもかかわらず、文句一つ言わず働いてくれています。ちなみに私たち看護師はありがたいことに1日あたり300円の危険手当がついています。
入院している患者の大多数は軽症患者です。味覚・嗅覚障害のみで発熱もなく元気な方もいますし、呼吸器症状のある方でも酸素投与までは必要としない方が大半です。入院治療を必要としない軽症患者をホテルなどの宿泊施設に移送するといプロジェクトが本県でも始まってはいますが、手続き上の細々としたことで難航しており、あまり上手くいっていない印象です。
当然ですが重症化する方もそれなりにいて、数名の方は病棟で人工呼吸器につながれています。今のところ人工呼吸器が足りないという話は聞きませんが、今後の状況次第では不足する可能性は十分にありそうです。人呼吸器につないでも呼吸状態が改善されない場合は、亡くなった志村けんさんも使用していたと言われるECMO(体外式膜型人工肺)を回したりします。ECMOは一般病棟では到底管理できないのでその時点でICU(集中治療室)に移します。ICUで勤務する同僚に聞いたところでは、残念ながらECMOまで稼働させて持ち直した症例は少ないとのことです。脳出血などの重篤な合併症を引き起こして亡くなるケースも少なくない印象です。
また、新型コロナウイルス感染症では腎機能障害を併発する方が多く、腎機能低下が著しい場合はCHDF(持続緩徐式血液濾過透析)といって特殊なポンプを用いて24時間血液浄化する場合がありますが、この回路が血液凝固でよく詰まります。そのため24時間MEさん(臨床工学技士)が常駐しており、回路が詰まるたびに対応してもらっています。人工呼吸器、ECMO、CHDFなどの医療機器の稼働率が高くなっている状況において、MEさんの疲労は半端なくピークに達しつつあるのが表情から察することができます。人員が少ない分看護師以上に過酷な労働環境でしょう。
看護師は誰でもそうだと思いますが、看護学生時代から幾度となく、看護はベッドサイドからと教えられます。私も患者の側にいてこそ看護師であると日々思いながら仕事をしてきましたが、今はいかにベッドサイドに行かずに済ますか考えなければなりません。軽症な方の食事は部屋の前に配膳しておき自分で取りに来てもらいます。検温もナースステーションから電話で声掛けし、自分で測ってもらいます。隔離されている患者の不安やストレスは相当なものだと思います。特に高齢の患者の場合は隔離による悪影響は計り知れません。ベッド上で過ごす時間が1日のほとんどを占めるようになると、あっという間に歩けなくなり認知機能も落ちてしまいます。せん妄と言って見当識障害を引き起こしたり、不穏になる方も出てきます。できることなら側で話を聞いてあげたいし、世間話でもして気を紛らわしてあげたいのですが、患者との接触は最小限にするようにICT(感染対策チーム)に強く言われています。看護師の一人でも感染するとかなりの数のスタッフが出勤停止となり、医療崩壊を招きかねませんので当然ではありますが、今まで自分が看護と考えていたことと間逆な対応余儀なくされていることへのジレンマは常に感じています。
私も何例か立ち会いましたが、この感染症の患者の最期はとても悲惨です。家族に看取られることもなく、防護服をつけた医療従事者に囲まれながら一人で死んでいかなければなりません。通常ですと医師により死亡確認がされたあと、看護師によりエンゼルケアといって清拭をしたり軽く化粧をしたりするのですが、本線感染症の場合エンゼルケアも感染のリスクを高めるため避けるべしという病院の方針により、亡くなったそのままの状態で納体袋に収めることになっています。納体袋は2重になっており内側はビニールシートのような材質で中が透けてみえるようになっています。遺族は患者が亡くなったあと窓越しではありますが、ビニールで密閉された患者に対面することが許されています。変わり果てた患者の姿に絶句し、無念さに涙する家族の顔が焼き付いて離れません。つかの間の再会のあと、分厚いブルーシートのような素材の外袋で密閉し火葬場に直行し荼毘に付されます。とても非情で残酷ではありますが遺体からの感染も懸念されることから、仕方のないことだと自分を納得させています。
スタッフの中には自身が感染するという不安や恐怖のため、メンタル的にやられている方もいます。小さなお子さんがいる方は特に神経質になっているようです。そのような方は他の病棟に異動させるなど配慮をしてほしいものですが、スタッフの数が不足している状況でなかなか声を上げにくい環境ではあります。医療者差別については個人的には経験がありませんが(両親には実家に帰ってくるなと言われてはいますが)、差別的な言動や対応を受けたスタッフも実際にいるようです。そのようなことがあると仕事に対するモチベーションが下がりますが、ほとんどの医療スタッフは普段どおり淡々と仕事をしています。仕事柄ストレスに対する耐性が高い人が多いこともありますが、このような感染症の流行に備えて日頃から訓練を積んでいますし、覚悟もできています。医療現場が忙しいのはコロナ以前からですし、このような状況だからこそ冗談を言い合いながら笑って仕事をして、むしろ病棟の結束力は以前より増しているように思います。これに関しては人間関係に恵まれた職場で働けていることに感謝しています。
新型コロナウイルスの流行がいつ終息するか、それは誰にもわかりません。メディアではコメンテイターや医学博士といった肩書の方が様々な持論を述べていますが、第一線で患者の治療にあたる医師たちはわからないという事実に対してとても誠実です。すくなくとも年単位は覚悟しなければならないだろうというのが現場の共通認識です。国民の大多数が感染し集団免疫を獲得するかワクチンが開発されるまでこのウイルスが影を潜めることはおそらくないのでしょう。ワクチンについては、すでに感染している患者に治験薬を投与するのとは違い、健康な人に接種するのですから段階的なフェーズを踏んで安全性と有効性を確認しなければなりません。開発にはそれなりの時間がかかることが予想されます。自粛生活がいつまで続くのか、先行きの見えない不安やストレスを抱えながら生活するのは気が滅入りますが、いつか終息すると信じて耐えるしかないのでしょう。
志村けんさんが新型コロナで亡くなられて、ああタバコ吸われていたからかと思った人が大勢いるのではないだろうか?
これを機に、禁煙されようとしている方もいるだろう。
ところが志村けんさんは4年前の2016年頃から禁煙されていたと最近知って、衝撃を受けた。
実は2年前、仕事で2~3ヶ月だけ配属先が変わったときに、禁煙しようとした。
ところがその配属が終わって元の部署に戻り、ちょうどあった健康診断で禁煙し始めた旨を会社の産業医に伝えたところ、
心配そうな顔で
と言われたのだ。
そのときは(せっかく禁煙しようとしてるのになぁ)と落ち込んで
「えぇ…そうなんですか…」と返しただけで理由を聞かなかったため、なぜなのかは分からない。
志村さんは禁煙されていたと最近読んで、ショックと共に当時を思い出した。
昨日今日と改めてググってみたが、それらしい症例は見付けられなかった。
どうなんだろう?どう思う?
ちなみに結局、俺はタバコをやめられていない。
全面的に同意ではないんだけど、基礎疾患無い人、年齢が40代以下の人は普通に働いても良いと思うんだよね。
日本で何でこんなに重症者数が少ないのか理由が分かっていないので、そんな判断ができないのは分かるけど。
衛生管理がしっかりしている病院関係者でのクラスタ感染とか見ていると、会社や電車内でクラスタ感染しないわけがないし、もうかなりの人が無症状で感染していると思うんだよね。
そして、重症化なんてほとんどしていないから経済を止めてまで自粛するメリットはないと思うんだけどなあ。
だって、1月中旬にコロナ1例目が見つかって丸2ヶ月以上満員電車をやっておいてこの重症者数だよ?
感染者の数にはほとんど意味ないと思っていて、メディアの煽りによって軽症者がPCR検査をしているだけなんじゃないかなあ と思っている。 (味覚異常とか具体的な症例が発表されたのも関係しそう)
これができなきゃ自己診断できないんだから絶対他人の分まで働こうとして出歩くでしょ
肺炎=重症になるやつだけみつけても感染爆発ノンストップだっていう話してんの
全員免疫論者は3年後にきて
いったいなんのために非常事態宣言作ったの?
非常事態宣言したうえでまだウイルスは夜間と祝日と特定の場所だけで活動するとは言わんやろ
単純に経済の責任を取りたく無いだけだと市場も世界も判断するぞ
これに対し、首相は3日の参院本会議で「個別の損失を直接補償することは困難だ」との認識を示した。
https://www.google.co.jp/amp/s/www.jiji.com/amp/article%3fk=2020040301114&g=pol
https://jp.usembassy.gov/health-alert-us-embassy-tokyo-april3-2020/
「COVID-19症例の大幅な増加により、今後数週間でシステムがどのように機能するかを予測することが困難になると考えています。
症例が急増した場合、既存の病状を持つ米国市民は、COVID-19パンデミックの前に日本で慣れ親しんだ医療を受けられない可能性があります」
「4月3日の時点で、日本から米国へのCOVID-19以前の飛行能力の11%のみが稼働しています。
次に何が起こるかを予測することはできませんが、日本の入国規制により、中長期的には空席がさらに減少すると想定して差し支えありません。
現在の危機の憂慮すべき現実の1つは、米国へのフライトの減少は、
家族の緊急事態のためにタイムリーに米国に戻ることをより困難にしたり、不可能にさえしたりすることを意味するかもしれないということです」
新型コロナウイルス感染爆発の危険性が高まる中、クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」内の感染者らを診断した自衛隊中央病院の症例報告が注目されている。そこでは「無症状の感染者も肺に異常な影」「症状悪化に気付きにくい」「基礎疾患がなく高齢でなくても重症化」「回復に時間がかかる」など、「サイレント(沈黙の)肺炎」の厄介な特徴が浮かび上がった。
同院が医療関係者向けに公表したのはクルーズ船内の104の症例。症例報告によると、無症状や軽微な症状の感染者も胸部CT(コンピューター断層撮影装置)検査で約半数にすりガラス様の異常な影が確認されたという。このうち3分の1は症状が悪化した。これを「沈黙の肺炎」と呼んでいる。
近畿大学病院感染対策室の吉田耕一郎教授は、「一般的な細菌性肺炎と違い、肺の中心ではなく、両側の肺末梢(まっしょう)に影ができている例が多いことが分かる」と語る。
症状が悪化するのは発症から7~10日目であることが多く、気付きにくい恐れがあるといい、《高齢者の死亡率上昇に関係している可能性も考えられた》としている。
報告では《重症で究明できた症例の中には、基礎疾患もなく、年齢もそれほど高齢でない症例が少なからず見られている》とした。
吉田氏は「若い人の重症化リスクをもっと啓発すべきだろう。風邪に似てなかなか治らないと思ったらコロナだったという症例もみられたようだ。日常生活でかぜが治らないような場合には、コロナである可能性もゼロではないので、勇気を持って外出を自粛すべきだ」と話す。
さらには、重症化した患者は症状が改善に向かうまで時間がかかることも報告されている。
一方、CT検査で肺に影が確認されたが。PCR検査が陰性となる症例も「一定数経験した」としている。CT検査の有効性が示された形だが、《全例CT検査を行うかどうか、判断は難しい》としている。
前出の吉田氏も「今回の症例報告はクルーズ船内での入院患者という限られた母集団を対象にしたものだ。一般の発熱者などにCT検査を実施し、新型コロナウイルスが否かを判別することは難しいのではないか」と指摘した。
新型コロナウイルス感染爆発の危険性が高まる中、クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」内の感染者らを診断した自衛隊中央病院の症例報告が注目されている。そこでは「無症状の感染者も肺に異常な影」「症状悪化に気付きにくい」「基礎疾患がなく高齢でなくても重症化」「回復に時間がかかる」など、「サイレント(沈黙の)肺炎」の厄介な特徴が浮かび上がった。
同院が医療関係者向けに公表したのはクルーズ船内の104の症例。症例報告によると、無症状や軽微な症状の感染者も胸部CT(コンピューター断層撮影装置)検査で約半数にすりガラス様の異常な影が確認されたという。このうち3分の1は症状が悪化した。これを「沈黙の肺炎」と呼んでいる。
近畿大学病院感染対策室の吉田耕一郎教授は、「一般的な細菌性肺炎と違い、肺の中心ではなく、両側の肺末梢(まっしょう)に影ができている例が多いことが分かる」と語る。
症状が悪化するのは発症から7~10日目であることが多く、気付きにくい恐れがあるといい、《高齢者の死亡率上昇に関係している可能性も考えられた》としている。
報告では《重症で究明できた症例の中には、基礎疾患もなく、年齢もそれほど高齢でない症例が少なからず見られている》とした。
吉田氏は「若い人の重症化リスクをもっと啓発すべきだろう。風邪に似てなかなか治らないと思ったらコロナだったという症例もみられたようだ。日常生活でかぜが治らないような場合には、コロナである可能性もゼロではないので、勇気を持って外出を自粛すべきだ」と話す。
さらには、重症化した患者は症状が改善に向かうまで時間がかかることも報告されている。
一方、CT検査で肺に影が確認されたが。PCR検査が陰性となる症例も「一定数経験した」としている。CT検査の有効性が示された形だが、《全例CT検査を行うかどうか、判断は難しい》としている。
前出の吉田氏も「今回の症例報告はクルーズ船内での入院患者という限られた母集団を対象にしたものだ。一般の発熱者などにCT検査を実施し、新型コロナウイルスが否かを判別することは難しいのではないか」と指摘した。
肺炎症状で17歳の高校生が死亡…「新型コロナ→サイトカインストーム」の可能性(3/19)
https://www.google.co.jp/amp/www.chosunonline.com/m/svc/article.amp.html%3fcontid=2020031980001
イギリスで21歳女性が死亡、「基礎疾患なかった」 新型コロナウイルス
https://www.google.co.jp/amp/s/www.bbc.com/japanese/amp/52044834
《ブラジル》コロナ禍=南、北部でも死者、計57人に=26歳で検査さえ受けず死亡の例も
https://www.google.co.jp/amp/s/www.nikkeyshimbun.jp/2020/200326-23brasil.html/amp
[G1]'Jovens, fiquem em casa', pede mãe de homem de 26 anos morto com suspeita do novo coronavírus no Rio
Epidemiological Characteristics of 2143 Pediatric Patients With 2019 Coronavirus Disease in China
http://pediatrics.aappublications.org/content/early/2020/03/16/peds.2020-0702
フツーにコロナの診断でワクチン開発でいろんなところのAIちゃんが頑張ってるやで
[日経XTech] 新型コロナウイルスのワクチン開発支援 アリババがAI無償開放
https://xtrend.nikkei.com/atcl/contents/technology/00004/00154/
2020年1月29日、中国EC最大手のアリババ集団のクラウドサービス「阿里雲(アリクラウド)」は、新型コロナウイルスの分析および新薬やワクチンの研究開発に取り組む全世界の公的機関に向けて、同社が持つすべてのAI(人工知能)技術とその演算能力を無償で開放することを発表した。連絡窓口はアリクラウドの疫病に関するチャリティー活動を行うチーム「阿里雲疫情公益小組(メールアドレス:wanqing.hwq@alibaba-inc.com)」である。
[日経XTech] 中国で新型コロナウイルスによる肺炎の診断支援に活用されているAI(人工知能)
https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/00001/03599/
既にAIによる医療画像診断支援システムが新型肺炎の診断の現場で使われている。2015年に創業した中国のAIスタートアップ企業、インファービジョン(北京推想科技、Infervision)は2020年1月31日、同社のAI診断支援ソフトウエアに新型肺炎の画像診断支援機能を追加した。
新型コロナウイルスに感染すると、無症候の状態でもコンピューター断層撮影装置(CT)画像ですりガラス状の陰影や白くべったりとした湿潤影といった肺炎特有の陰影が出現するといわれる。AIが肺のCT画像を読み取り、2分程度で新型コロナウイルスへの感染が疑われる部分を見つけだす。
同社によると「1000の症例で調べたところ精度はほぼ100%。正確さを示す指標の1つである特異度(陰性のものを正しく陰性と判定する確率)は80%以上。AIがデータを日々学習し、精度は向上している」という。インファービジョンのAI診断支援ソフトウエアは現在、中国国内で300以上の病院が導入済み。新型肺炎の診断支援機能を導入した病院は10以上、2月6日までに2300人の新型肝炎に関する診断支援に使われた。
日本は医師免許更新不要だし、研究者もポストに就いたら何もしないのゴロゴロいるからな
関連増田:
厚労省発表では2950名の死者84名。
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_10187.html
一家そろって楽しみにしていた旅行を中止するのはかなりの決心が要る。
が、客観的には中止すべきだよなあ。
亀頭に変な毛が生えた。毛といっても陰毛みたいなものではない。直毛で、太さはタワシの毛位だが、タワシの椰子殻繊維よりはずっと柔らかい。長さは1センチ位で、一本一本の毛の先には仁丹位の小さな玉が付いている。そんな毛が亀頭一面に生えたんだ。
ある朝目覚めて、股間の違和感に気付いてトイレに入ったらこうなっていた。しかも、毛は蛍光の黄色……蛍光マーカーってあるよな、あの色だよ……、先の玉がショッキングピンクだ。それが、疎らというよりはやや高密度、しかし一面というにはちと足りない位に、鈴口の際から雁首の際まで生えている。俺は戦慄した。自分で触るのも最初は躊躇われた。恐る恐る毛をつまみ、少し引っ張ってみたけれど、抜ける気配は一向になかった。
トイレを出て、ネットで片っ端から検索したけれど、こんな症例はどこにも載っていなかった。ただ、変な写真……後で分かったけれど全て電子顕微鏡の写真だった……がいろいろ引っかかってきたが、それに関してはよく見ないまま、しばし調べ続けた。けれど何も見つからない。救急車を呼ぼうかとも思ったけれどさすがに恥ずかしい。性病にも対応してくれる泌尿器科を探して、診療開始の時刻に電話を入れた。午後にお越し下さい、ということで予約をした。落ち着け落ち着け。まずコーヒーでも飲んで、シャワーでも浴びて……シャワーを浴びながら、亀頭に石鹸を塗り付けて洗ってみる。皮肉な位に泡立ちが良い。洗い落とせるかという淡い期待があったのだけど、それはかなわなかった。
予約時刻。受付の後、ドクターの前でパンツを下ろすと、ドクターは一声、
「ほう!」
ほう、じゃねーよ、と思いつつ、興味津々のドクターを直立姿勢のまま見下ろしていた。
「これは……うむ……うむ……抜けない……うむ……」
俺と同じことしてるのか。抜けねーよ。さっき試した。
「うーん……」
ドクターは顔を上げ、俺と目が合って冷静さを取り戻したのか、パンツを上げて丸椅子に座るように促した。そして、
「これは……分かりません。」
まあ……そうだよな。あれだけ調べて何も出てこなかったし。
「ただ……似ているなあ。」
「似ている? 何がですか?」
「直接これがどうこう、という訳ではないんです。ただ……見た目がそっくりだなあ……スパイクに。」
「スパイク? 靴の?」
「いえいえ、そうじゃありません。スパイクっていうのはもともと棘のことなんですけどね……」
机の横の方からタブレットを出してきて、画像検索の結果を俺に示した。ああこれ、俺が検索していたときに出てきた変な写真じゃないか。
「これは、最近問題になっている新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真ですけどね。棘のようなものが生えているの、分かりますかね。」
「棘……ああ、これか。」
「コロナウイルスは、感染した生物の細胞の中で、自分の複製を大量に作ります。そして、その細胞や核の外側の膜を被って外に出てきます。この膜をエンベロープというのですが、その表面に、蛋白質でできた棘が生えてきます。これをスパイクというのです。」
「はあ……ウイルスの……棘。」
「そうです。このスパイクに、新たな宿主となる細胞にくっつくための仕組みがあると言われているのです。」
と言うと、ドクターは大仰に、いえいえそんなことを言う気はないんですよ、と言い、
「ただ、似ているな、っていうだけです。すみませんね、大して救いになることも言えなくて。」
「いえ……で、俺はどうすればいいんでしょう。これ、とにかく何とかしたいんですが。」
「うーん。抜けそうでもないですし、こういう構造を持っている以上、単なる毛という感じでもないのですよね。失礼ですが、最近、性交渉は……」
俺は女遊びはしない。この一年、看護師と付き合っているのだけど、その彼女としかセックスはしていない。そうだなあ、週に一度か二度か。そう話すと、
「なるほど……では、新種の性感染症という感じでもなさそうですねえ。」
結局、薬は何も処方されなかった。診察の終わりがけに、
「抗不安薬は必要ですか? あと、寝られなさそうなら眠剤も出せますが。」
いや、まあいいわ。医者でも分からないということがはっきりした。二日後にもう一度来るように、との指示を受け、診察料を払って家に帰った。
夜になった。この状況で独りでいることに耐えられそうになかったので、彼女に電話してみたら、もう家にいると言うので、今夜は彼女の家に泊まることにした。
性感染症、という言葉に若干の恐怖を感じていたので、思い切って彼女にも話すことにした。彼女は最初、何よ下らないこと言って、と笑っていたが、俺がパンツを下ろすと、
「ほう!」
ほう、じゃねーよ。お前までドクターと同じことを。
「これは……うん……うん……抜けない……うん……」
そこまで同じか。抜けねーよ。
「うーん……」
彼女は顔を上げ、俺と目が合うと少し笑って、
「分からない」
そりゃそうだろ。性感染症云々、の話もしたが、彼女は浮気やカジュアルセックスにはしる気も、その時間もない、と笑って否定した。
「だいたいよ、ワタシが先に感染していたら……その……タワシ……」
「タワシマンコ?」
「やめてよ恥ずかしい。その……タワマン?」
縮めんなよ。高校生か。
「タワマンになんか……なってない……もん。」
そこで俺の抑制がプチンと切れた。異常な状況だと、人は最終的に性的行為で不安を晴らしたくなるものらしい。よーし、じゃあタワマンかどうか見せてもらおう、と押し倒す。彼女も彼女だ。嫌だあ、やめてえ、と言う声がもう鼻にかかっている。
「うん……タワマンじゃない。」
後は、そうだな、まあ御想像にお任せしよう。でも実際、あれはウイルスだったのかもしれない。そのとき彼女は「感染」して、10か月の潜伏期間を経て、家族が一人増えたってわけだ。スパイクはどうなったって?事が終わったら消えてしまっていた。「感染」が完了すれば、もう用済みだったのかもしれない。