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はてなキーワード: 憲法違反とは

2016-04-24

http://anond.hatelabo.jp/20160424143542

しか勘違いに多いのは「法律禁止されていないから乗ってもいい」という答えです。

いえ、勘違いしているのはあなたです。

男女差別は言うまでもなく憲法14条で禁じられていますしかしながら、憲法の効力は私人間(鉄道会社利用者)に及ばないとする間接効力説が一般的です。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A7%81%E4%BA%BA%E9%96%93%E5%8A%B9%E5%8A%9B

ですから憲法14条関係ない話なのです。

もし憲法14条有効であれば、「女性専用車」など明らかに特定性別優遇するような車両運用すること自体がそもそも憲法違反判断されるでしょう。

2016-03-31

なんだよ、どっちにしろ戦争する国になるんじゃねえか

戦争法、反対!」

戦争できる国、反対!」

安倍政権独裁さない!」

徴兵制、反対!」

自衛隊 憲法違反!」

「いまこそデモだ!」「デモ正義を訴えよう!」

↓↓↓↓↓↓↓↓

日本共産党 大勝!

↓↓↓↓↓↓↓↓

共産主義国家成立!

↓↓↓↓↓↓↓↓

共産党の一党支配だよ!」

独裁だよ! そもそも独裁以外は目指してないからね」

「党設立から目指してた、共産軍ができたよ!」

「当然、徴兵制だよ! 老人は役に立たないから若者からね!」

デモはだめだよ! 言論思想の自由はないからね!」

正義? 勝ったほうが正義だよ!」

********

結局、戦争する国になるじゃねえか。

だけど、共産主義国家にだけはなってほしくねえ。

まさか、みんな共産主義国家が好きなの?

2016-03-11

はてぶのサヨは仕事経験がないのか アホなのか

ひげ禁止憲法違反」 地下鉄運転士大阪市提訴朝日新聞

http://www.asahi.com/articles/ASJ3865J6J38PTIL02M.html

これの擁護の山を見て頭がクラクラした ありえない

http://b.hatena.ne.jp/entry/www.asahi.com/articles/ASJ3865J6J38PTIL02M.html

工場勤務等で 指とばしたり 腕もいだり 死んだりするのは この手のルーズな奴

身だしなみは心の乱れ

こういう連中にかぎって、ものぐさでめんどくぐさがるから 電源抜かずに機械に平気で腕突っ込んだり

ノーヘルロボットアームが動く中 禁止領域に平気で入りこんだり

事故ったら ああ自己責任ですよ。かわいそうね で終わらないのがこの世界

会社指導はどうした、社長責任をとれですよ

特に今回は地下鉄運転手。こいつ1人で死んでくれるならともかく 多数の客を巻き添えにしてくれる可能性が高いわけで

大事故が起こった後 経営陣や大阪地下鉄を叩かないという人だけ、この運転手擁護すればいいと思うけど

実際は お得意の手のひら返しで狂ったように叩きだす

反吐がでる

2016-01-29

PCで簡単にスマホ表示できないサイトは、憲法違反

スマホからPC表示にしたあとで戻せないサイトは、人道に対する罪

スマホ用のURL用意できないサイトは、全霊長類に対する不敬罪

2016-01-06

神社憲法改正運動政教分離

最初に断っておくが、神社本庁日本会議が企んでいる憲法改正の「具体的内容」に関しては、私は与しない。

憲法リバイアサンである国家権力の横暴を縛り国民自由を守る最後の砦であり、憲法道徳規定するのは近代国家として恥ずべきことであると考えるからだ。

この憲法改正の是非はともかく、一方で、この運動をめぐって「政教分離違反するんじゃね?」的な、「政教分離に関する誤解」が、少なから蔓延していることに驚いた。ここでは、この論点について明らかにしたい。

そもそも、日本国憲法には「政教分離」の言葉は無いが、以下の条文がその根拠とされている。

[第二〇条]

信教の自由は、何人に対してもこれを保障する。いかなる宗教団体も、国から特権を受け、又は政治上権力行使してはならない。

三 国及びその機関は、宗教教育その他いかなる宗教的活動もしてはならない。

[第八九条]

公金その他の公の財産は、宗教上の組織若しくは団体使用、便宜若しくは維持のため、……これを支出し、又はその利用に供してはならない。

まり憲法禁止されているのは、(1)国が特定宗教団体に対して特権付与すること、(2)宗教団体政治権力(=国がも独占すべき統治権力)を行使すること、(3)国が宗教活動を行うこと、のみだ。

これまでの判例によれば、国や地方公共団体などが公費神社玉串料を納めること、市が市有地神社無償提供すること、総理大臣公費を使って公式参拝を行うこと、などが違憲に該当する。

一方で、「宗教団体政治活動を行うこと」は憲法では禁止されていない。実際、公明党-創価学会幸福実現党-幸福の科学真理党-オウム真理教など、特定宗教団体政党を結成して政治活動を行っており、これらは「政教分離」には違反しない。

しろ、「宗教団体政治活動を行うこと」を禁止した場合思想・良心の自由(第十九条)、結社言論の自由(第二十一条1項)、国政選挙における信条による差別禁止(第44条)といった規程に違反することになる。つまり、「宗教団体政治活動を行うこと」の禁止の方こそ憲法違反だ。

2016-01-01

法律は皆でつくるもの

少し前になっちゃうけど、最高裁夫婦別姓合憲判断した。

絶望」「時代に逆行」とか批判があった。そんな簡単に絶望しちゃっていいの?

別に最高裁夫婦別姓を支持したわけではなくて。別に憲法違反ではないよ、ってだけだから

これから夫婦別姓にするのか選択的夫婦別姓制度を取り入れるのかは最高裁が決めるんじゃなくて、単に民法を書き換えるだけ。

国民全体で考えるものなんだけど・・・考える気がない奴らが日本人には多いからまずはそこが問題

抗議活動とか全然しないしさ・・・

「与えられた自由」の宿命ってかんじ。

2015-12-22

ニートも二年やれば憲法違反者だが、二十年やればプロ

俺に触れるとやけどするぜ

http://anond.hatelabo.jp/20151222034340

原告別に実害云々で訴訟起こしたわけじゃないぞ

自分は姓を変えてないけどそういう制度存在するのは苦痛憲法違反からやめさせろという主旨で訴えて、最高裁から気持ちわからんでもないが世の中そういうもんだと返されたのが今回の顛末

実害を回避する方法なら憲法を持ち出すまでもなくいくらでもあるし大半の人達は実際そうしてる

http://anond.hatelabo.jp/20151222040607

裁判官個人的意見はここでは大した問題じゃないと思うが

原告の主張が正しいのかどうか、そこを見ないと

そもそも原告はどういう人だったのかというと、これだ

http://frihet.exblog.jp/22065460/

原告最初から完全に事実婚状態なので、苗字強制的に変えられた不利益は「発生してない」んだよな

でもってこの国の家族文化によくわからん敵意、憎悪のような感情を抱いていて、憲法違反に違いないと決めてかかって裁判を起こしたので、最高裁否定された

「家制度苦痛でたまりませんでした」て、何故苦痛だったのかが全く伝わってこないし、だから裁判で負けたんだろう

そして結局「夫婦同姓は憲法違反ではない」という最初判例が出来上がりました、めでたしめでたし

別姓賛同からしてみれば「何を余計なことしとんねん!」なんじゃないかとすら思うんだが

2015-12-11

http://anond.hatelabo.jp/20151211132443

夫婦別姓を主張している人って、「少数集団」という意味でのマイノリティではあっても、「社会的弱者」という意味でのマイノリティではないからね。

通称として旧姓使用も認められているケースも多いし、何より憲法違反でないと判断されているからこそ、今まで夫婦別姓はの主張は通ってこなかったんだろ。

夫婦別姓を推進していきたいなら、「違憲ではない」という判断がされている現状があるということを認めた上で、

損得の話、つまり夫婦別姓メリットについて説くしかないだろ。

2015-10-27

http://anond.hatelabo.jp/20151027111625

BLもっと世界アピールするべきと言いたいのですか?

BL所詮ポルノであり、ポルノ世界アピールするのは国際社会名誉ある地位を目指すことに反します。憲法違反です。

子どもポルノ漫画憲法違反なので表現の自由で守られない

といっても理解しようとしない人がいるようだが

日本国憲法前文より~

われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めてゐ国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思ふ。

女子差別撤廃委員会による日本への勧告 http://www.gender.go.jp/whitepaper/h22/zentai/html/shisaku/ss_shiryo_2.html

29.(前略)さらに,委員会は,固定的性別役割分担意識にとらわれた姿勢特にメディアに浸透しており,固定的性別役割分担意識に沿った男女の描写が頻繁に行われていることやポルノメディアますます浸透していることを懸念する。

過剰な女性性的描写は,女性性的対象とみなす既存固定観念を強化し,女児たちの自尊心を低下させ続けている。

委員会は,公務員による性差別的な発言が頻繁に起きていること及び女性に対する言葉暴力を防止し処罰する措置が講じられていないことに懸念を表明する。

36.委員会は,女性女児に対する性暴力常態化させ促進させるような,女性に対する強姦や性暴力を内容とするテレビゲーム漫画の販売を禁止することを締約国に強く要請する。

建設的な対話の中での代表団による口頭の請け合いで示されたように,締約国児童ポルノ法改正にこの問題を取り入れることを勧告する。



エロ漫画被害者がいないなどというのは大間違いだ。国連女性差別撤廃委員会で報告されているように、日本エロ漫画女性を隷従させようとする社会の風潮に加担しており、従って女性全てが被害者だと国際社会は見ている。

従って、そのようなもの放置しておくことは日本国憲法の掲げる『専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めてゐ国際社会において、名誉ある地位を占めたい』という目的に反する。

であるからには、エロ漫画憲法違反であるため、当然ながら憲法の定める表現の自由保護する対象ではない。 Q.E.D

2015-09-19

この一週間で安保法制に対するスタンスが変わりすぎ

なんか一週間ぐらい前から急に、

安保法制を支持するブコメとそれらに対するスターが増えて、

反対意見とそれに対するスターが激減した。

はてな住人のスタンスが変わったのか、

業者が大挙したか

粛清されたのか。

みんな憲法違反だし欺瞞だし過剰な対米追従だって言ってたのが、

レッテル貼りする野党がアホだとか、

SEALDs分別のないガキだみたいなことばっか言ってる。

ひょっとして飽きちゃったの?

憲法違反憲法違反とかまびすしいが

憲法学者にせよ弁護士にせよ、自分達の商売元ネタに手を加えられようとしてるから反発してるだけだよな

過去憲法違反の指摘があった法律政策なんてのは掃いて捨てるほどあったが、基本的法曹界ってのは冷淡だった

最近のあの業界の異常な反発って、「こんなことされたら商売あがったりだ!」というのも多分にあるんじゃないか

私はなぜ安保法案消極的賛成で、何を心配しているのか?

安保法案をめぐるここ一連の流れは、今まで日本という国と国民が先送りしてきた諸々の問題が噴出してきた感がある。それは安全保障だけでなく、日本行政機構構造問題や、ともすると太平洋戦争に至る過程・戦中の流れ・戦後の総括についての話題も含まれるようだ。

先に、これを書いている私個人の意見を述べておくと、憲法違反疑念問題を除けば、安保法案消極的賛成だ。「後ろ向き」賛成ともいう。

  1. 憲法違反の件はヤバイ。あれは下手をすると「政府は何やってもOK」という意味になるから
  2. でも憲法との整合性がとれているなら、安全保障の面では、安保法案で示される流れについては理解しないでもない。
  3. 安全保障の面で理解しないでもない」とはいものの、その舵取りを現在三権行政立法司法)に任せたら、枕を高くして寝ることは一生無理ではないか――という不信感がある。

たぶん、この3点は、程度の差があれども(で、程度の差によって意見が分かれるところだろうけど)、普通日本国民の誰もが感じていることではないだろうか。

憲法違反問題

安保法案憲法違反疑念がある問題は、安保法案主題としている安全保障とは別のところで、大問題だといえる。

乱暴に言えば、「オレオレ憲法解釈」で物事を進めてしまうことは、「オレオレコーラン解釈』」で物事を進めているISISと似たようなものだ(「オレオレじゃない『コーラン解釈』」=イスラム法)。ISIS非難できなくなってしまう。

本来は、安保法案を進めたいのなら、憲法改正すべきなのだ。だが憲法改正に関しては、また別の、根の深い問題がある(後述)。

安全保障問題

憲法違反の件を無視するなら、安保法案で示している内容には、傾聴に値するものがある。

それは「俺は殴るつもりはなかったし、むしろなだめようとしたんだけど、興奮した相手が殴りかかってきて……」というケースにどう対応するか、という問題だ。

基本的に、戦争なんて損ばかりだ。人道的にも、財政的にも、経済的にも問題ありすぎる。戦争せずに済むなら、その方がよいのは当然だ。

太平洋戦争を経て日本が学んだことは、第一に「自分から殴りかからない」ということであり、第二に「とりあえず、まずは話し合いをこころみる」ということだ。この2つをまとめると「揉め事には『大人の対応』で臨め! ガキじゃあるまいし、すぐに殴ろうとしなさんな」となる。

(まあアメリカも、「ABCD包囲網での締め上げ」とか「蒋介石カイロ宣言で『無条件降伏』を要求させちゃった」とか、火に油を注いだところが結構あるのだが)

はいえ、揉め事自分だけでなく相手もいるから生じるもので、相手が最初から殴る気で仕掛けてきたら……と考えると、少なくとも護身はできないとマズイ。

この辺のバランスが、(当時の国際政治の状況やら何やら事情があったとはいえども)自衛隊誕生の一端にある、といえる。

問題は、東アジアの各国が経済成長にともない軍事力も増していることと、経済成長により他国との摩擦が表出してきたことと、世界的な不況の影響で各国国民の不満がたまっていることと、その不満が経済成長による他国との摩擦で高まってきたナショナリズムの気運に流れ込んでいることと、そんなナショナリズムの高まりを各国政府制御しきれるか否か、である。今の東アジアは、第一次世界大戦前夜のヨーロッパ並みにキナ臭い

個人的には、政府戦略として反日を主導している今の中国韓国よりも、何らかの要因で政府の力が弱まって下から突き上げを抑えきれなくなった場合中国韓国の方が怖い。戦前日本にもそんな感じ(=下から突き上げ)があっただけに。

しか他国軍事力が増加しているため、自衛隊との相対的な差が縮まることで、相手から「くみしやすい(殴っても問題ない)」と思われてしまう可能性もある。

日本場合四方が海で、防衛すべき範囲が広い。海上自衛隊海上保安庁はともかく、今よりも備えを厚くする必要はあるだろう。現実問題として、離島地域では中国漁船違法操業問題があるし、竹島尖閣諸島のような離島地域での領土問題も抱えている。

備えを厚くする場合方向性として「自前で全てそろえる」と「仲間を呼ぶ」の2つが考えられる。安保法案後者の「仲間を呼ぶ」の流れを汲んでいる。

実際のところ、日本経済状況的に「海上保安庁自衛隊を拡充して、日本全土を自前の軍隊で守る」というのは厳しい。先に書いたように、四方が海であるために、防衛すべき範囲が広い(というか広すぎる)。また、例えば対中国で考えると、装備や錬度でカバーするのが難しいぐらいに「数」の差がある。

ここで従来のようにアメリカと組むとして、アメリカ軍が度々行われてきた軍縮で縮小していることに留意する必要がある。この影響は、少なからアメリカ軍軍事力を頼りに軍縮していた同盟国に影響を与えている。日本例外ではない。

あと安保法案の話で「自衛隊アメリカの都合で起きた戦争に駆り出されたら――」的な批判がなされるが、同様の批判アメリカ国内にもあるだろう。すなわち「他国の都合の戦争に、自国アメリカ)の若者を送り出すって、どうなのよ?」ということだ。アメリカ軍を引っ張り出したいなら、アメリカ国内が納得する「(アメリカにとっての)大義やメリット」が必要だ。選挙のこともあるだろうし。

安保法案は、いわば「規模を縮小したので一度にカバーできる範囲が狭くなったアメリカ軍の協力をとりつけやすくする(アメリカから見た優先度を上げさせる)」ためのものだ。こうしておくことで、「ワイの後ろには○○の代紋があるんやで」効果で相手を怯ませることも狙えるだろう。

繰り返すが、戦争せずに済むなら、その方がよい。その一方で、万が一への備えそのもの必要だ。

三権行政立法司法)不信の日本国民

(再三ならが、憲法違反の件を無視するとして)安全保障の点で、安保法案が示す内容は、良し悪しは別として、ある意味現実路線と言える。

いえるのだが、しかし、実際に日本国民として安保法案に直面して感じるのは、「これ、悪用されずに適切に運用されるのだろうか?」という心配である

私はとりたてて再軍備主義者ではないが、日本再軍備化すると仮定した場合重要になる点を1つだけ知っている。

一言で表すなら、それは「空手の有段者になれ!」ということだ。空手の有段者は強いが、強いからといってむやみに周囲に殴るかかることはない。むしろ普通の人よりも強い自制が求められる。

仮に日本再軍備化するとして、再軍備化したからといってすぐにやたらと殴りまわったら、それはガキの態度だ。大人ではない。軍隊を持つ平和路線の他の国家と同様に「(鍛えてますけど、むやみに殴りかかりませんよ。だって)大人ですから……」という方向が望ましい。

民主主義国家において、このような態度をとるには、第一に軍隊自体暴走を防ぐためのシビリアン・コントロール必要であり、第二に軍隊を統帥する政府暴走を防ぐための「国民による政府監視と、選挙による適切なコントロール」が必要であり、第三に「国民自身の自制」が必要となる。

日本再軍備化を進めるなら、国民はまず自省して、過激な排外主義排除しなくてはならない。排外主義他国他民族とのいらぬ摩擦を生み出し、火種となってしまう。これは大人の態度ではない。排外主義排除されるべきだろう。軽挙妄動は許されない。高い倫理観を持つべきだ。

また国民は、日常的に政府の動きを監視し、選挙直前の動きや宣伝に紛らわされることなく、観察した記録にもとづいて投票を行い、政府暴走の要因となりうる人物を当選させないように努めなくてはならない。

残念ながら、今の日本では、まず選挙による政府コントロールが効いていない。例えば安倍政権安保法案の一件は、2014年選挙の時点で囁かれていた話だ。だが、結果はどうだろうか? 選挙の時、我々は直近の出来事にとらわれて投票していなかっただろうか?

次に、日本では政府暴走の歯止めとなる公的機関存在しない。例えば憲法裁判所がないため、憲法違反疑念がある法律であっても、一度可決・公布されてしまえば、何か具体的な事件が起きて誰かが提訴しない限り、違憲性の審査は行われない。

最後に、行政立法司法三権のどの分野でも構造問題が指摘されているにもかかわらず、何の変化もないため、三権に対する不信がある。

例えば、仮に日本憲法裁判所があったとして、安保法案違憲判断を下すことができるだろうか? 日本裁判官の大半は実質的最高裁判所裁判官に任用されている。最高裁判所裁判官内閣によって任命されている。そして最高裁長官の任命過程においては、内閣意向が少なからず反映されている。このような流れの中に憲法裁判所があるのならば、暗黙のうちに内閣意向に影響された判決がでても不思議ではない(ことに、内閣意向を受けた最高裁判所裁判官胸三寸出世更迭も決まってしまう一般の裁判官の身ともなれば……そして、内閣意向によって出世の頂点(最高裁裁判官)に立てるか否かが決まる最高裁判官の候補や、下手すると引き摺り下ろされかねない最高裁判官ともなれば……)。

行政立法に関しては、外部から見て、どうにも組織に自浄作用があるように思えない。例えば何か問題が起きた場合、大抵はトップ更迭で済んでしまう。何が問題であったか分析し、具体的で効果のある改善案提示し、改善を行い、その結果を問題分析改善案を含めて広く公開する……というPDCAサイクル的なものが、組織外部の国民の目にはみえない。

そもそも我々日本人は、失敗を恐れすぎる。もとより人間は失敗する動物だ。何も考えずに突っ走って失敗するべくして失敗するのは、さすがにどうかと思うが……しかしある程度成功確率を高めたなら、その時点でチャレンジしてみて、失敗したならしたで反省会を行い、次に生かすべきなのだ

だが実際には、なぜか最初から失敗を許さな雰囲気が強いし、失敗するとすぐに責任問題を言い出す(本来は、反省会で色々と分析した上での「責任問題」のはずだが……)。人格攻撃になることもしばしばある。そして早すぎる責任問題に決着がつくことで、本来開かれるべき反省会はなされず、有耶無耶に終わってしまう。

悪いことに、日本社会は失敗に厳しすぎる。一度更迭されたら、ずっとそのままだ。このような環境では、皆失敗を恐れるし、失敗したら隠そうとする。なぜなら、失敗したら、そして失敗したことが発覚すれば、この先一生どん底だからだ。

行政立法構造問題は、この日本社会の「失敗への厳しさ」が悪い方向に作用しているために生じている気がしてならない。誰だって自分の身はかわいいものだ。少なくとも私はそうだ。あんだって、そうだろ?

ともかく、日本国民には少なから三権への不信があるうえに、政府をうまくコントロールすることもできていない。この状態では、どのような法律であっても、適切に運用されるか否かの疑念が生じる。

特に安保法案をめぐる安倍政権自民党の動きはマズかった。政権による強引な進め方や、一部議員による乱暴な発言は、国民にとって「国民政府議会コントロールできていない」という印象を与え、不信を高める結果となった。またオレオレ憲法解釈を持ち出してきたことで、安保法案のものについて「将来、オレオレ安保法案解釈』を持ち出して、滅茶苦茶なことをやらかす政権がでるのではないか?」という疑念を与えてしまった。

安保法案戦争法案」と揶揄される背景には、その内容の難解さだけでなく、「誤った運用がなされるだけでなく、将来、拡大解釈して無茶なことをやらかすようにならないか? そして誰にも止められないのではないか?」という三権への不信が見え隠れしている。

蛇足だが、安保法案を通すには、本来憲法改正必要だ。だが日本国民には憲法改正へのアレルギーがある。なぜか? 「あいつら絶対に余分な変更(=改悪)も入れてくるから」という政府議会への不信があるからだ。自民党憲法改正案は酷かったし、派遣法の改正もアレだった。こんな実例が山ほどあるのだから、不信が高まって憲法改正アレルギーになるのも無理はない。

「我々はキ○ガイなのか、違うのか?」という問題

日本国憲法に関しては、そもそも押し付け憲法論がある。個人的には、押し付けだろうとなんだろうと、ネズミを捕るのが良い猫だと思うのだが……。

仮に押し付け憲法だったとして、ではなぜ世界でも稀な憲法九条存在するのか、という点を考えてみることは重要だ。世界的には、平和路線国家でも(規模の大小はあれども)軍隊を持っているものだ。

要するに、大日本帝国は、当時のアメリカに「キ○ガイ」だと思われたのだ。あいつらに刃物を持たせたらあかん、何やらかすか分かったもんじゃねえ――ということだ。

例えば、現在生きている日本人たる我々がニュースで目にする自爆テロ理解しがたいように、当時のアメリカ人特攻という行為を行う日本人理解しがたかったのではないか? また国体維持のためだけに南方戦線で損耗率7~8割という無茶(現代戦では損耗率3割で全滅判定)をやらかしメンタリティーも理解できなかったのではないか?

理解できないことが、恐怖をあおる。戦略的には、特攻南方戦線での戦いも、大日本帝国政府にとっては裏目に出てしまった。日本軍隊を持つ資格はない、とんだキ○ガイだと認定されてしまったのだ。

しかしこれは、裏を返せば「まともな国になったなら、まあ、軍隊を持ってもええんじゃね?」ということにもなる。まともな大人は刃物を振り回しません、ということだ。

さて、「安保法案戦争法案」と揶揄される背景をもう少し考えてみると、興味深いことに気づく。それは、日本国は未だに「キ○ガイ」ではないか、という疑念だ。これは中国韓国の主張(実際に彼らの言っていることから類推すると、そういうことになる)のことではなくて日本国民から日本国政府ならび議会への疑念のことだ。

というのも、「安保法案戦争法案」という構図には、どこか「また『特攻』や『ニューギニア戦線での地獄』が繰り返されるのでは」という不安があるからだ。

これは、太平洋戦争について国民国家をひっくるめた反省会(失敗の原因の分析、具体的な改善案提示改善案適用)が行われなかった弊害だろう。

そもそも太平洋戦争は大失敗だった(戦争に懲りたということは、つまり、失敗だったということだ)。大失敗だったからこそ、三権国民を巻き込んでの大反省会必要不可欠で――もしかしたらどこかで行われていたのかもしれないが、残念ながら私は寡聞にして知らない。

国民国家自らによる反省会(総括)が行われて、落とし前がついていたなら、ここまで疑念は膨れ上がらなかったはずだ。でも反省会無し・対策も無しなら、「またやっちゃうかも」という心配は残ったままとなる。

戦後反省会が行われず、そのまま70年が経過した。その間、残念ながら三権への国民の不信が高まった。そしてここ20年ほどの政府議会の混乱や暴走ともとれかねない動きは、国民に「政府議会=我々がコントロールできない代物」という印象を強く与えてしまった(仮にも民主主義国家だというのに……)。

再度繰り返すが、戦争せずに済むなら、その方がよい。その一方で、万が一への備えそのもの必要だ。

必要だが、しかしまた「キ○ガイ」のごとく暴走してしまわないか? やむをえない自衛のための戦争ならともかく、暴走して要らぬ戦争を起こしてしまわないだろうか? 三権への根深い不信と、国民政府議会コントロールできていないのではないかという疑念ゆえに、日本国民は、日本という国が「キ○ガイ」のままではないかという恐怖を感じているのだ。

まとめ

私は憲法違反疑念より安保法案否定的であり、安全保障の面では安保法案Permalink | 記事への反応(1) | 18:20

http://anond.hatelabo.jp/20150919142105

相手が自分攻撃してこないと戦えなかったのを、

相手が自分友達攻撃するだけで戦えるようにする法律

賛成派

・各国と連携して中国を抑え込むために必要

集団的自衛権行使できないとアメリカに協力するとき困る

反対派

アメリカ世界中で起こしている戦争日本も巻き込まれしま

憲法違反なのに憲法改正することもなく強行するのは問題

http://anond.hatelabo.jp/20150919142105

法案:「同盟国が脅かされたときに出動するのを自衛に含める。憲法解釈的にもいけるいける。」

反対派:「憲法違反だろ?」

2015-08-29

http://anond.hatelabo.jp/20150829173852

安保改正法案憲法違反ってことは、そもそもの

自衛隊自体憲法違反ってことになるわけで、

ならねぇよ。

今まで何を見てきたんだ。

戦争法案廃止することはつまり自衛隊の廃止になる。

なんだこの二者択一

みんなで守る

戦争法案って反対してる人がいっぱいいるけど、

安保改正法案憲法違反ってことは、そもそもの

自衛隊自体憲法違反ってことになるわけで、

戦争法案廃止することはつまり自衛隊の廃止になる。

でもって、他の国が日本に攻めてきて、戦争法案反対派

お得意の平和外交がどうしても通用しなくて、

相手がガンガン攻めてくるときは、

自分たち自分の国を守らなきゃいけなくなるんだけど、

そこまで考えて反対しているのかな。

民主主義って要は自分自分の国を守ること。

ギリシア時代では奴隷っていう主権のない人たちを使って、

軍事を代行させていたわけなんだろうけど。いざ戦うってなったら

みんな戦ってたからなぁ。

あいま出てる安保改正法案自体も具体性に欠けてて問題あると思うけど。

2015-08-21

なんで安保憲法違反だってことがわからないんだろう

例えばこれがアニメゲーム規制なら憲法違反だってわかるからみんな反対するよね

なんで安保だと理解できないんだろう

2015-08-02

安保法案問題は「ウヨクサヨク」でも「現実理想」でもない

この問題は「理想理想」という問題です

コレ見て思ったこと書く。

反対派の理想ってのはまぁ、「戦争反対」やら「法治主義の徹底」あたりでしょうか。

戦争自体もう二度とやってはならんという意見や、憲法違反法律を通したら政権のやりたい放題になる、という話。

一方賛成派は徹底して「現実的対応」という主張を繰り返すが、コレも結局ある「理想」に基づいて主張されてるのは

賛成派の人たちは自覚してないんじゃないかと思う。

それは「政権与党は間違わない」ということ。

安保法案に関しては「憲法にそぐわない」というのは一部の人以外の共通認識としてあると思う。

そのうえで、「現実対応するために仕方ないんだ」という賛成派の人がいるのは理解できなくはない。

中国なり、北朝鮮なりの勝手な行動に対応する策を用意しないといけないという点については賛同する人は多いと思う。

ただ、それが憲法違反法案を通す理由としてホントに正しいものなのか?ってのはちゃんと考えないといけないと思う。

これを認めるって事は、「今後のすべての政権必要だと判断したら国民の反発にあってもそれをゴリ押ししていい」っていう事を

認めることになるんです。

もはや「安倍政権がこの法案をどう扱うか」の範疇を超えた問題になるんです。

その辺ちゃんと考えて賛成してる人ってどれだけいるんだろう?

現実主義」を気取ってる自分理想論の上に立ってるって自覚してる人、ほとんどいないだろうなぁ。

2015-07-27

憲法違反

安倍さん憲法学者自衛隊違憲だという見解多数派だと言っていた。

しか集団自衛権憲法学者違憲だといってるからダメだと言ってる人たちは自衛隊から反対しないと整合性が取れないな。

2015-07-25

http://anond.hatelabo.jp/20150725103149

そもそも合憲かどうか判定する機関存在しないので、ロジカル憲法違反という状態が稀にしか存在しないのですよ。

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