はてなキーワード: パートとは
公務員目指したら?
今時公務員?みたいに思うかもしれないけど、やっぱり強いよ、色々。強者への近道だよ。
学歴年齢関係なく募集してることもあるから調べてみ。ブイルックアップル使えたら無双できるで。
大体筆記試験あるけど、一般常識みたいなやつだから、多少真面目に勉強すれば大丈夫。
年齢などの要件満たしてないなら、まず嘱託(パート)で入って正職員めざすのもいい。
同じパート職でも、名も知れぬ中小企業で働いてるのと、役所じゃイメージだいぶ違うでしょ。
年収はゴリゴリ関係する。顔の方がよほど受け皿は広い(好みが人によって違うから)。
恐らく都内で30歳なら年収500ないとまずスタート地点に立てない。
500あればいいんじゃなくて、そもそも500からがスタート。
じゃあ年収1000のブサイクと年収700のフツメンだったらどっちを選ぶとなると、今後はフツメンが圧勝する。
何でかって言うと「700あれば時短なりパートしながら子育てできそうだな」という想像ができるから。
700から上は「あるに越したことはない」だけど「あればあるだけ有利」というわけでもなくなるんだよね。
そうなると今度は見た目や趣味嗜好が合うか、という方に寄ってくるんだよ。
ありがとうございます。情報、非常に助かります。
私の増田と、あなたの増田でやっているそれぞれの読解を大雑把に分類すると、
あなたの読解は、作者や筆者の背景や個人史というテクストの外部から情報を参照して読解の手助けとする作家論的な読解で、
私の読解は、あくまで当該テクスト内のみで完結する情報のみを参照して構築するテクスト論的な読解だと言えそうです。(実際には文中にも書いている通り、テクスト外の情報も一部参照してしまって居ますが)
「国語のテスト」という例えをしたのはまさにその意図で、国語のテストは(よく誤解されるように)「作者の気持ち」や「作者の意図」を探ろうとする作家論的な読解ではなく、テクスト内の情報で完結するテクスト論的な読解を要します。
何が言いたいかと言うと、これらは相反したり排他的なものではなく、どちらも大切だねという事を言っておきたいのです。
作家論とテクスト論はそれぞれ長所と短所があり、相補的なものです。
作家論はテクストの外部の情報(特に実際に起きた事や事実)を参照できるため、より「事実」に近付ける、という利点があります。
一方テクスト論は外部情報を必要としない為、(今回提供頂いた他のnoteの様な)外部の前提知識を持たない人とも認識を共有できます。
今回は件のnoteに対して「何故女性やフェミニストに言うのか」と疑問に思われている方が居たので、(他のnoteの様な外部情報ではなく)あなたが読んだそのnoteの文だけを手掛かりにこういう読解が出来ますよ、という事を示したかったのです。
もっとも、より深く理解するために今回示していただいたような作家論的な外部情報が助けになるのは言うまでも有りません。
作家論とテクスト論の違いは、極端な例えをすると、例えば件のnoteを実はAIが自動的に出力した物だった場合、
AIは意図や個人史を持たない為作家論的な読解は困難ですが、テクスト論的な読解はテクストのみに依拠するため可能である、という点にあります。
また、筆者自身が意識していない(が、文章としては成立している)理由や根拠等を探る手助けになるという事も有ります。
今回あなたが示したように、恐らく筆者の方の意図としては「キモい」に関わる個人史的な経験の比重が大きいのだと思いますが、
一方でそれだけに終始してしまうと、「キモい」と言った事がない女性やフェミニストの方にとっては他人事、と解釈される可能性が有ります。
しかし私のしたようなテクスト論的な読解であれば、それ以外の(例えば私の増田の「誰もが抑圧者になり得る事」「「差別の正当化」の主題化」「フェミニズム言説への応答として」のパートで示した様な)作者が必ずしも意図しない部分も補完できる、という訳なのです。
弱者男性差別は存在するから知ってください、フェミニストはこれ以上差別しないでください
https://note.com/mefimefiapple/n/n6b712e954db8
上記のnoteについて「何故女性やフェミニストに言うのか」「強者男性に言うべきでは」との意見がある様なので、何故なのか、読解してみようと思います。
予め断っておくとこれは女性やフェミニストへの攻撃の意図はありません、また件のnoteについても敵意は(受け止められている程には)大きくはないと判断しますが、それについても最後に触れます。
ではどのように読解すればいいでしょうか?いい方法があります。
以下の様に、国語のテストだと思って読解してみてはどうでしょうか?
このように国語のテストだと思えば、noteを読み込んで該当箇所を抽出するのも楽になる人も居る筈です。難しい問題や複雑な問題もゲームやテストだと思えば簡単に解けてしまう人はいるものです。
(これを「ゲーミフィケーション」という言葉に倣って「国語の期末テスティフィケーション」と呼ぶ(「国語の中間テスティフィケーション」でも可))
以下、幾つかのパートに分けて女性やフェミニストに向けられている理由と解釈できる箇所を抜き出します。
上記箇所の様に、このnoteでは女性も抑圧者・加害者になり得る事を繰り返し強調しています。
これがこのnoteの目的だとすると、明らかに女性に向けた方が効率的です。強者男性に向けて「実は女性も抑圧者になり得るんだ」と言っても「お、おう」と成るだけですし、むしろ告げ口に似てしまいます。だから女性本人に言う必要があると言えます。
また、男性が強者側に位置付けられたり、「抑圧者=男性」という図式が前提とされがちな現代では、そうでない側を殊更に強調する必要があり、そこに女性を対象にする必然性もあると言えます
(ただしその様な前提はテキストの外部から読み取る事なので、テキスト内で論理的に完結する必要のある国語のテストとしては回答に出せない部分になります)
上記箇所の様に、noteでは差別そのものに負けず劣らず、差別を否認し、正当化する事への非難に紙幅が割かれます。
例えば、
未婚男性の寿命の短さは無視される上男性の女性虐待の証拠になり、男性のメンタルの悪化と低すぎる幸福度は無意識化された特権意識のせいにされ、ホームレスと引きこもりさえも女性に厳しい差別的構造の例だとされます。
の様に、男性の差別的な境遇を問題化しようとしたときに、それが女性差別の問題へとすり替えられる様子が描かれます。
弱者男性差別そのものは強者男性・女性・フェミニスト共に加害者に成り得ますが、「弱者男性差別→女性差別」の様な差別の主題のスライドは、女性差別を取り沙汰したいフェミニストにしか動機がありません。
従ってこのような差別のスライドを問題にする限りでは、フェミニストの方々に向ける理由があるという事に成ります。
こうなるとフェミニストはもはや、「女性差別は気にするけど男性差別は気にしない」だけではなく、「女性差別は気にするけど男性差別は積極的に口を塞いで透明化する」というセクシストに見えます。
という箇所も同様でしょう。差別のスライドによって「男性差別は積極的に口を塞いで透明化する」という積極的な加害行動が問題化されます。
関連して、
フェミニストの方に考えてほしいのは、「男性差別はない」「あったとしても大きな声で言うのは女性の口をつぐむことだからいけない」という考えはこの時点でかなり人権軽視であったり、性差別的な言葉ということです
という箇所もありました。
ここについてもやはり、「男性差別はない」「あったとしても大きな声で言うのは女性の口をつぐむことだからいけない」といった発言をする動機が大きいのは女性やフェミニストです。対して強者男性にその様な発言をする動機は大してありません。
(例外としてフェミニストかつ強者男性の場合、女性フェミニストと同じ動機を持ち得ますが、当然その場合「フェミニスト」に重なっています)
似た箇所として、以下の部分も上げられます。
なぜ弱者男性が、ジェンダー平等を望む仲間のはずのフェミニストを攻撃してしまうのか、それは一部のフェミニストがジョージ・ワシントンだからということもあるでしょう。
ここでジョージ・ワシントンは「世界で最初の人権を宣言した憲法を書き上げながら、ネイティブ・アメリカンへの虐殺を差別だと認識できなかった」人物として言及されます。
この文意は「一部のフェミニスト」がジョージ・ワシントンと同様の構造(つまり、女性の人権を保護しながら、弱者男性への差別を認識できなかった)を持っている、だと解釈できます。その上で、
自分たちも白人も平等に殺す無法者より、人権を高らかに謳い上げるがお前たちは人間じゃないから殺されてOKと言う、ジョージ・ワシントンの方が憎く見えたでしょう。
という様に加害そのものより、差別の正当化や、「人権を謳い上げる」正義側に無視される事の苦痛が強調されます。
この点に着目した時、フェミニストは(時に露悪的な)強者男性よりも正義を僭称する機会が多く、正義側としての側面が濃い為、強者男性よりも対象にする動機が大きいと言えます。
この箇所では明確に、差別的な度合いが強者男性より女性全般のほうが大きい可能性を検討しています。
女性はこの差別の抑圧者として大きな存在です。上記の差別では明確に女性の影があります。私自身、街を歩いていて嫌悪や指をさして笑う行為、吐き気をするようなジェスチャー、そういったことを度々経験していましたが、すべて女性でした。
以上の様に、女性による直接的な差別や加害もnoteでは幾つか言及されます。
「彼女も作れない人間はセクシストで、そのような人間の悲鳴はすべてミソジニー」というような意見をフェミニストが多くするのが原因です。男らしくならなければジェンダー平等を訴える人たちの間でさえ人間扱いされないどころか、セクシスト扱いされるのです。
これに対して、女性は異性の「点数が低い人達(先程の結果からみると本来は平均的な人たち)」を排除したり、嫌がったり嘲ったりする形で攻撃します。
例えば「女は黙って朝飯作って帰りは正座で待ってくれてないと」のような差別的な言葉と「無職の男とか絶対無理キモい」のような差別的な言葉は同じくらい重い、そう言えます。
こうした直接的な加害は恐らく女性やフェミニストの方々の中でも一部の方がしている事で、女性やフェミニスト全体がしている事ではありません。
従って女性やフェミニスト全体へ向けてこれらの事を直接の告発として言うのは(丁度一部の男性が行った加害を男性全体に向けて非難するという、弱者男性問題の主要な問題の一つと同様)間違っていますが、
「ぶつかりおじさん」の様に、女性側からは見えにくい一部の女性の加害を知って貰う、という可視化としては意味を持ち得ます。
そしてこれらが女性側からは見えにくいのであれば、特に女性に向けて周知する意味があると言えます。
特にその中でも、
最も弱者男性が差別的なことを言っていて、かんたんに論破できるような「女をあてがえ理論」に対するフェミニストたちの反応を見てください。「弱者男性とかキモい無理。女性の人権を侵害している。」、「その考えが差別的。特権意識から降りろ。」、その他諸々。なぜ、「女性が誰と結婚するかは個人の自由なので社会や国家が介入するな。」とだけ言えないんですか??
フェミニストが差別を糾弾する際、「キモい」「特権意識から降りろ」等の余計であったり部分的に適合しない侮蔑を含めてしまうケースが上げられています。
この箇所を「差別を糾弾する際に、別の差別意識が表面化し易い」という意味だと解釈すると、差別を糾弾する機会の多いフェミニストの方々に特に向ける意味があると言えます。
この貧しい家庭に生まれていじめで苦しむことも多い一生弱者男性(これは実際に統計的に全部正しいんです)は、下駄を脱げと言われても脱げる下駄がありません。むしろ、脱出できる可能性、助けてくれるまわりや、ケアしてくれる行政や団体の偏りを考えると、この層においては女性が下駄を履いていると言っても嘘になりません。この層に「下駄を脱げ」というのは、レイシストが「在日コリアンは特権を捨てろ、社会を牛耳ってる支配者のくせに弱者のフリをするな。孫正義を見てみろ。」というような最悪な言葉と大差ないのです。
この箇所はフェミニズムの文脈で男性に向けられがちな「下駄を脱げ」といった言説が、弱者男性の場合には適合せず(脱げる下駄が無い)、「在日特権」の様な存在しない特権の糾弾という、深刻な差別に成ってしまうケースが扱われています。
このようなフェミニズム言説への応答の箇所は、当然フェミニストへ向ける意味を持ちます。
また、
障害や貧困や差別で苦しんでいる中で、誰か一人にでも愛されたくても無理で絶望して今も首をを吊っていってる人たちに、無理とかキモいとかお前の孤独感さえ差別の証だだとか、それはもう加害欲求が暴走している、差別が楽しくてやめられない、としか言えないじゃないですか。
ゲイも、トランスジェンダーも、在日コリアンも、ハーフも、黒人も、障害者も、相手を「キモい」と言って正義の名のもとに糾弾する光景をあまり見ないですが、フェミニストだけは例外です。
の箇所の様に、フェミニズム的な批判に伴って加害欲求が暴走する可能性についても警告しています。ここもやはり強者男性に向ける意味はあまりなく、フェミニストへ向けて初めて意味がある箇所になります。
件のnoteを読み返しながら、国語のテストのつもりで関連しそうな箇所を抜き出してみましたが、結構あるものですね。
ただこれで全部ではないと思います。もしできれば、これを読んでいるあなたも国語のテストのつもりで挑んでみてはいかがでしょうか?
最後に、これまで追ってきたようにあのnoteは女性やフェミニストへ向けて書かれたものですが、「向ける」ということが「攻撃」や「批判」とイコールではない事は強調しておいた方が良さそうです。
現に彼自身、
だから、一部のフェミニストの方がしてしまったことも、不幸なすれ違いだと思うんです。「ただそんな人達がいると知らなかった」だけだと思うんです。なので、ジェンダーで苦しんでいる人間たちは一緒に戦っていける、そう思っています。理想主義的ですが、理想がないと進歩もありませんから。
と書いています。
この増田に付いても女性やフェミニストへの攻撃や批判の意図ではなく、あくまで彼の文章が女性やフェミニストへ「向け」られていた理由を読解する為に書いたものです。
もし彼のnoteやこの増田を読んで自分を責めている女性やフェミニストの方が居たら、自分を責め過ぎないようにしてください、責める事が目的なのではなく、知って貰う事が目的ですから。
彼のnoteは女性やフェミニストへ向けられていますが、それに応答するために女性やフェミニストの方がするべき事は、実はそれほど大きくはない、というのが私の解釈です。まずは「知る」「存在を認める」「積極的な加害はしない」ただそれだけの事で達成できる、ささやかなものなのです。(当然ですが、同様の事を私は女性差別に対しても行います)
そして私が言うまでも無く、彼のnoteへの反応の中で既にそれをしている女性が何人か居た事は知って居ます。そのような方々に尊敬と感謝を申し上げると共に、そうした方々が今後増える事を祈ります。
今回の主題からはズレますが、何故「弱者男性」を取り上げるのか?と疑問を抱いている方も居たので、ごく簡単にですが、ここにも読解を加えておきます。
私は「男性」という属性は、「ヘテロセクシャル」「健常者」といった単純に「強者」とみなしてもあまり問題が発生しないものではなく、特定の属性とつながるととても悪い影響をもたらす属性だと思っています。
「男性」に「障害者」、「貧困者」、「外見が悪い」などが付くと、「女性」にそれをつけた時より状態が悪化するということがあります。これが「弱者男性差別」です。
この箇所で言及されている通り、「障害者」、「貧困者」、「外見が悪い」等の弱者属性と「男性」が組み合わさった場合に特に悪化・深刻化するとすれば、
それは「弱者」単独でも「男性」単独でもなく、「弱者」+「男性」という組み合わせをわざわざ取り上げる強い動機を生む事になります。何故ならそのような悪化・深刻化は組み合わせないと発現せず、見えないからです。
クリスマスプレゼントに「はてしない物語」をもらった
マリオカート64が欲しかったので結構ガッカリしたことを覚えている
最初はファンタージエンパートを飛ばして現実パートだけ読んでいた(それでも十分面白いと思う)
そのあとちゃんと通読して、映画を見て「全然内容違うじゃん!」となったのもいい思い出だ
フリーターって言ってるけど同じ職場でずっとバイトしてるやつの方がまだマシで、俺は派遣とか日雇いスポットを転々としてるバックラー。
1日働いて1週間引きこもってシコったりしてる。根性がなくて頭も弱い。そんな現実に受け入れるのがさらに苦痛で、感覚を麻痺させるために更にシコる負のジレンマに陥ってる。
ここ数年頑張ったことといえばアナル開発で、アネロスでドライオーガズムに挑戦したが結局ダメだった。
人と喋れなくなった。職場で説明を求められた時に頭が真っ白になってパニックになって、最近「えー、あー」「あっあっ、」って人と喋ると自然と出ちゃう。自分でも何言ってるのかよくわからん。
日雇いで工場行ったことあるけどあれは無理だわ、俺普通にミス連発しててゴミ扱いだった。
日雇い先でパートのおばちゃん達がExcelで誤操作し、マクロのボタンが消えて大騒ぎしてたので、「戻る」を押して復旧したら喜んでた。
社会復帰できる気がしないわ。
出来るならしたいけどね。
パートのおばさんの爪やで
鬱にはいろいろな症状があるらしい。自分は自分の症状しか知らない。
10年ほど前、文字どおり馬車馬のように働いていて、心が壊れた。
スーツや下着は大量にロッカーにストックして、3日に一度ほどカプセルホテルでシャワーを浴びた。
システムのトラブルから立て直せず、すでに数人が倒れている状況で、
とうとう上司が倒れたことで当時まだ若手だった自分がサプライズ人事で突然チーフプロマネになった。
会社は巨額の損失を受け入れてプロジェクトをクローズする判断をした。
地獄のような日々を一緒に過ごしてきた戦友なうえ、目上の人たち。
役員に「今やめるのがもっとも人として醜悪な逃げ方だ」と説得され、
お前が責任を取れと詰められ、
部下(かつての先輩)には怒鳴られ泣かれなじられ、
ただただ死にたい日々だった。
逃げ出してしまったそうだ。
たいして親しくもない大学時代の友人宅に転がり込んで、
そのあと妻に連れ戻され、精神病院にいったようだが、
ある日突然、半年ほどでスッと鬱が抜けた。
妻は喜んでくれた。
退院したあと、すさまじい恐怖が襲ってきた。
自分に何もない恐怖に耐えられなかった。
妻に付き添われて心療内科にいき、カウンセリングをはじめたが、
治療を受けるのが急に怖くなってしまい、また逃亡してしまった。
重度の不眠症になり、どんどん飲む薬が強くなり、
妻のパート収入だけでは生活も不可能だったので、妻とは離婚した。
せめて一円ももらわず、炊事以外の家事はすべて自分がやっている。
父の遺産は実家くらいしかない。築40年の田舎の戸建てに価値なんてない。
どうすればいいのか毎日考えているまま10年が過ぎてしまった。
自分はどうすればよかったんだろう。
29日はすごく暇だった。当店はオーナーがやれって言ったこと以外をやると、それが必要な事だったとしてもオーナーに怒られる。そのため、「何もやることがない」がホットドリンクの棚はスカスカだった。オーナーはとっくに帰っていたし、夜勤にも入っていない。なので、
「オーナーがいる時にやったらきっと怒られるよねぇ」
と言いつつ、私がドリンクを足した。
4月以降はホットドリンクはどうせ売れないから、手前から3列目までしか足さなくていい。と言ったのは、去年辞めていったあまりにも仕事をしない事で有名な意地悪ベテランパートさんだった。あの人は勤めていた十年のあいだに、勝手に沢山の独自ルールを拵えていた。ホットドリンクを3列しか足さないというのも、彼女の独自ルールの一つだったのか、よくわからない。
ホットドリンクの棚を引き出して見ると、売れ残っているドリンクは手前から最奥までギチギチに詰め込まれていた。昼勤に入っているシフトリーダーなら、売れようが売れまいが「仕事だから!」と完璧に業務を遂行するので、シフトリーダーかその近しい人がドリンクをギチギチに詰めたのかもしれない。私は全く昼にはシフトに入らないので、その辺よくわからない。
一体、何が正解なんだ? 当店はオーナーが法なので、オーナーさえ良ければ何でもアリだし、オーナーがダメといえば何でもナシだ。オーナーはホットドリンクを足せとは命令しなかった。今日はどうせ暇で一つも売れないと思ったのだろう。夕勤・夜勤はもういないベテランパートの人にいまだ毒されているので、品出しが不十分なのをこのまま放置しておいたら、朝まで誰も補充はしない。たぶん昼勤の人がギチギチに詰めた不人気商品はギチギチに詰まったままだ。そして、今日は朝から冷え込んでおり、案の定ホットドリンクの定番商品はすっかり捌けている。一番人気のお茶は、仕入れすらされていない。売れ行きのいい「極」の白やボスブラック無糖の在庫は十分にある。明日は温かくなる予報だが、朝は冷え込むらしい。
いいのかなぁ~。ま、いいかぁw と、在庫のあるもの全て、手前から三列だけ足しておいた。
暇だ暇だと思っていたら、いつものピークから少しズレた時間にどばっと混んだ。寒いのでホットドリンクが売れたが、売れたのはやっぱり、仕入れすらされていなかったお茶など定番商品だけだった。ギチギチに詰まった不人気商品は売れなかった。
普通、ドリンクはペットボトルでも缶でも賞味期限がすごく長いものだが、ホットドリンクの場合は、賞味期限は加温をした日から二週間という短期に縮んでしまう。売れ行きの悪い商品は沢山品出ししないというのは、基本的に正しい。だが、当店はそこそこ売上がいいので、不人気なホットドリンクでも1フェイスだけならギチギチに詰まっていたとしても二週間以内には履けるはずだ。今年みたいに妙に朝晩冷え込む春ならなおさら。でも、我々ただのミジンコアルバイトには、オーナーの機嫌をむやみに損ねない方が大事。
というのを、一緒にシフトに入っている18歳フリーター女子さんに1から100まで伝えるのは大変過ぎるので、「こんな勝手なことやったらオーナーに怒られちゃうなぁー」と言いつつ私が自分でやるのが精々だ。
オーナーは、面倒臭いのが嫌だからと、易々と言いなりになってくれる高校生を雇用するのが好きなのだけど、人生初の賃金労働が当店だという子供達は、この先人生踏み外すのではないか? という気が私はしてしまう。ま、当店よりも糞な職場なんていくらでもあるし、実際、私が勤めてきた職場のなかでは当店は一番マシだ。
Bさんが夜勤で来た。Bさんとシフトが被るのは半年以上ぶりだ。最後に一緒に働いた時はまだ制服が半袖だった。
BさんはAさんとも長らく一緒に働いていないそうで、そのためBさんはいまだにAさんとDさんが付き合うのも時間の問題レベルで仲が良いか、ひょっとしたら既に付き合っているのではないかと思っていた。BさんはDさんと一緒に働くことが多いので、Dさん目線の話をよく聴かされているのだ。だからAさんがDさんからかなりヤバイめのセクハラをされて全力でDさんを拒否った、ということを、Bさんは知らず、今もAさんとDさんは仲がいいと思い続けていた。ポジショントークこわい。