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2024-09-19

anond:20240918171429

タイトルから星飛雄馬クリスマスみたいな悲しい話かと想像したが違って良かった

家族にしてみれば笑えないのかもしれないけど

いつか笑い話にできる日が来ますように

2024-07-14

ガンダムキャラクターってろくでなしばかりじゃねえか

まじでどいつもこいつもやばい

アムロレイオヤジにもぶたれたことないとか甘ちゃんだし

カミーユダン修正してやるとか殴りかかってくるし

ジュドーアーシタはあんたの存在のものがうっとおしいんだよとか酷い罵りだし

ウッソエヴィンはおかしいですよカテジナさんとか狂った女に執着するし

シーブックアノーまともかと思いきや宇宙海賊に成り下がるし

ローアマダは敵軍の女を好きになる反逆者だし

ドモンカッシュは俺にはまだスーパーモードがあるとか傲慢な事言うし

ヒイロユイ死ぬほど痛いぞとかブラックジョークきもい

ガロードランはガンダム売るよとか悪徳業者だし

ロランセアックは女装する変態だし

キラヤマトはやめてよね本気でケンカしたらサイが僕にかてるわけないだろとか言うやべーやつだし

ハサウェイノアは反逆行為して処刑された親不孝者だし

シンアスカ戦争に呑まれすぎて感情的になりすぎるし

三日月オーガス野球しか取り柄のない星飛雄馬なみにガンダム動かすだけのマシーンだし

まともなキャラクターはいないのか!?

2022-09-10

マジで人の心なさすぎない?

ホント右翼だとか左翼だとかどうでもいいんですよ。

政治家テロリストに殺されたんですよ。被害者で、しかも亡くなってしまった政治家に対してなんでこんな酷いことできるのか不思議しょうがない。

https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/310859

安倍氏国葬は参列希望殺到どころか…〆切り過ぎても「諸外国から返事が来ない」と外務省困惑

「お前の葬式、人来ないんじゃね」とかさ、常識があれば言わないよね。しか信憑性がかなり低いし。

https://www.fnn.jp/articles/-/414308

オーストラリアシンガポールカンボジアなど…安倍元首相国葬に参列する首脳続々

結局嘘だってすぐばれる。しかもそんな記事に、大量にコメントついているんだよね。

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/310859

外国国葬中止を待ってるんだろ。早くやめろや

ヒトラー国葬を誰がしたいと思うのだろうか。

星飛雄馬クリスマスパーティ状態だったら可哀想だけど。 カルト自民党

テロリストに殺された政治家葬式なんですよ。被害者に対してなんでこんなこと言えるの。

https://twitter.com/tsujimotokiyomi/status/1568086424255361025

辻󠄀元清美 @tsujimotokiyomi

内閣府設置法の「国の儀式」は今まで憲法7条による天皇国事行為のみ。そこに安倍元総理葬儀を加えるのか。人の「死」は平等です。コロナで亡くなりご葬儀もできない方もいる。また安倍元総理統一教会と深い関係があったのでは?でも調査もせず全額国費「国葬儀」?

納得いかない。欠席します。

普通に考えてほしいんだけど、「気に食わないか葬式欠席します」ってSNSに書かないよね。こんなこと書き込む人を応援したいと思う?

政治とか、党派性とかホントどうでもいいよ。常識で考えてほしい。どんだけ酷い仕打ちをしているか。遺族がどんな思いしているか想像できないの。

2022-09-06

16億円もかけて星飛雄馬の一人クリパみたいになるのはやっぱつれーわ……

まあ演出頑張ってください

2021-12-30

飾りじゃないのよ涙は (巨人の星)

私は泣いたことがない

灯の消えた街角

速い車にのっけられても

急にスピンかけられても恐くなかった

赤いスカーフゆれるのを

不思議気持ちで見てたけど

私泣いたりするのは違うと感じてた

私は泣いたことがない

つめたい夜のまん中で

いろんな人とすれ違ったり

投げ kiss 受けとめたり投げ返したり

そして友達が変わるたび

想いでばかりがふえたけど

私泣いたりするのは違うと感じてた

飾りじゃないのよ涙は ha han (花形満)

好きだと言ってるじゃないの ho ho (星飛雄馬)

真珠じゃないのよ涙は ha han (花形満)

きれいなだけならいいけど

ちょっと悲しすぎるのよ 涙は ho ho ho (星飛雄馬)

私は泣いたことがない

ほんとの恋をしていない

誰の前でもひとりきりでも

瞳の奥の涙は隠していたか

いつか恋人に会える時

私の世界が変わる時

私泣いたりするんじゃないかと感じてる

きっと泣いたりするんじゃないかと感じてる

飾りじゃないのよ涙は ha han (花形満)

好きだと言ってるじゃないの ho ho (星飛雄馬)

真珠じゃないのよ涙は ha han (花形満)

きれいなだけならいいけど

ちょっと悲しすぎるのよ 涙は

飾りじゃないのよ涙は ha han (花形満)

かがやくだけならいいけど ho ho (星飛雄馬)

ダイヤと違うの涙は ha han (花形満)

さみしいだけならいいけど

ちょっと悲しすぎるのよ 涙は

ララララ ララララ ララララ

2021-02-18

短いのに良い歌詞

Navidad de reserva(直訳:予約のクリスマス)って歌の歌詞がめちゃくちゃグッと来た

Esta mañana, dijiste que no ibas a volver

No importa, es más cómodo así, destruyo mi cuerpo con drogas y alcohol. Nuestra navidad de reserva.

(拙訳)

今朝、君はもう戻ってこないと言った

どうでもいいや こっちのほうが快適だし

クスリと酒で身体破壊するぞ

僕らの予約のクリスマス

ーーー

メチャクチャいいんだよな

4行の歌詞でフラれた系クリスマスソングを作ってるのがいい

2行目でどうでもいいとか言った直後に自暴自棄になってるのがスピード感あって最高

Nuestra navidad de reservaを連呼するサビ部分はメロディのよさもあって全然悲壮感はない感じなんだけど、それがまたヤケになってるのを演出している

例の回の星飛雄馬くん然り、星のアルペジオ然り、クリスマスの予約がワヤになる話って普遍的な魅力があるな

 

歌詞、短い方がグッとくる説あるな

かいところを自分で補完するからこそ、自分の好みにあった曲になりやすいというか

エエわ エエ曲やわ

エエ曲みつけてもうたわ

2020-09-28

巨人の星の有名エピソード

星飛雄馬野球だけの人生にいやけがさして、クリスマスパーティーを開催。

でも招待客がだれ一人来なかったといやつ。

左門や花形はたしか高校の時からライバルだけど、一度もチームメイトになったこともないし、現状も違うし、なんで呼んだんだろうな。

巨人選手を呼べばよくね。

チーム内でも仲のいい選手いなかったのかね。

2020-07-20

anond:20200720175725

どこら辺が星飛雄馬なのか、誰か解説ぷりーーーーず!

一人暮らしで友人を迎えようとした星飛雄馬みたいになった話

地方住まいアラサー男だ。

毎年帰省時期は、帰省した高校時代の友人と集まって4人で食事をし、

スーパー銭湯に入り、最後は友人の実家の、たった六畳の部屋に集まって、酒を飲みながら麻雀ゲームをする。

そして足りない布団を奪い合いながら寝て、次の日遅めに起きて、ラーメンを食べてお昼に解散

これが楽しくて、大学時代から4人集まってはずっとやっている。

ただし、いつも気になっていたことがあった。

いい年の男が、毎年友人の実家に集まるのはどうなのだろうか。

友人の親や家族にはなんと思われているのだろうか。

迷惑じゃないだろうか。

だっていつも友人の親に謝りながらお邪魔してるし。

正直いい年して何やってんだと思われていないだろうか。

ちなみに私の家の実家には友人は呼べなかった(家が狭いので)。

からウィークリーマンションでも借りれれば良いのに。

若しくは、私がわざわざ地元内で実家を離れて一人暮らしでもすれば、

気兼ねなく皆を呼んで遊べるのに。

数年そう思っていた。

そんな時、転機が来た。

色々あって、私は地元内で一人暮らしをすることになった。

から皆が来ても良いよう、switchも買った。ポケモン楽しい

親は人が泊ってもいいよう、実家から布団を多めに分けてくれた。

部屋も皆が泊れるよう、10畳の部屋を借りた。

場所は市の中心から少し遠くて不便だけど、車文化から大丈夫だろう。

そして迎えたその年のお盆

地元に全員が揃うまで、まず私の部屋に二人の友人を招いた。

でもなんだか盛り上がらない雰囲気

なんとなく居心地悪そうな友人2人。

そんな感じで過ごしていると、最後の友人が地元に到着したとの連絡が来た。

なので荷物を持ち車に乗り、焼き肉屋に集合する。

焼き肉屋でいつも通り楽しく食事をし、銭湯へ。

そしていよいようちでお泊り…かと思いきや。

結局全員が向かうことにしたのは、いつもの友人の実家だった。

皆が求めていたのは、気兼ねなく遊べて泊れる広い部屋じゃなかった。

楽しい友人の実家の、あの六畳の狭い部屋だったのだ。

謝りながら家にお邪魔し、大きい声を出さないよう声を殺して笑い、

布団を奪い合い、背中を痛めながら寝るあの狭い部屋だったのだ。

求められていたのは、ただ仲間に入れて貰っていた私じゃなく。

結婚式で受け付けを頼まれる私じゃなく、

結婚式で余興を任され、いつも皆が一緒にいて楽しい友人だったのだ。

今も私の部屋には使わない布団が閉まってある。

ただ年末に、近所に住む友人の一人だけは、家を締め出されたと言って泊りに来てくれた。

あれはきっと優しい嘘なんだろう。

今年はコロナで皆帰省すらできそうにない。

というかその前にいい加減だれか結婚しろ

2019-06-17

古谷徹60過ぎてんの? と思ったけど星飛雄馬だね。過ぎているね。

2017-06-16

BUMP OF CHICKENの好きな曲

BUMP OF CHICKENというバンドがある。chikenではない。このバンドファンだったおかげで、中学生の頃の英単語テストスペルを正しく覚えることができた。そういう意味では学業に貢献しているバンドであると言える。

俺は中学の時にCD貸してくれたやつがいて、そっからハマっていった。

そっからまあ色々あって、車校でたまたま知り合った奴らとBUMPのコピバン作ったりして、ライブハウスで歌ったりもした。すまん嘘だ。俺はドラムだったから唄は歌ってない。ライブハウスでポコチャカやったりしていた。

もちろん、ライブにも行った。ファンから「チャマ」って呼ばれてるベースの人(直井さん)がいるんだが、ずっとピョンピョン跳ねてんの。ずっと跳ねてて演奏できるんだから、やっぱプロすげーなとか思った。あと同じドラムスとして、ドラムの升って人に注目してたんだけど、MCとかでも全然しゃべらなかった。無口なのか。

で、ライブ行ったりすると分かるんだが、BUMPって熱狂的なファンメチャクチャ多い。他のバンドライブにも何度か行ったし、他のバンドにもそりゃあ熱狂的なファンはいるんだろうけど、BUMPはちょっと多すぎだろってぐらい多い。俺が行ったライブ会場では、終わった後に「フジくん(※ボーカルの藤原さん)の声がきけたよぉ~」「藤君ありがとう~」とか言って泣いてるやつメッチャ多いの。泣くとかじゃなくて号泣。こう言っちゃ何だが、宗教の信者ってこんな感じなんだろうなって思った。その後ネットで「ファンが痛いと思うバンド」堂々の1位を取ったという事実を知り、さすがの俺もちょっと泣いた。・・・ウソである。涙なんか見せないんだから!

(※現在はさすがに挙がってないと思う。調べてないが。当時は他にRADとかエルレとかの名前もあった。両方好きだった俺はさらに泣いた。)

まぁだから、ネット上とかで宗教戦争かってぐらい荒れてるのよ。もう完全に荒野ですよ荒野。「ヒャッハー!」とか言ってモヒカンが新参のファンから種もみを強奪とかしてんの。なんだよそれ世紀末救世主伝説かよ。藤君はケンシロウかよ。でも聖飢魔IIサイコーだよな。お前も蝋人形にしてやろうか!

いやもちろん良識のあるファンが多いって事は知ってる。黙々と子供たちの為に井戸を掘ってるババアみたいな聖人も多い。嘘つけお前、お前のようなババアいるか。違ったそっちは聖人じゃなかった。ラオウの手下だった。井戸掘ってるのはトヨだった。バット最後だ、母さんと呼んでやれ・・・。母さ~~~~ん!!(号泣

まぁ読んでもらってだいたい分かってもらえたと思うが、良識のあるファンは多い。

そんな中、迂闊に「BUMP OF CHICKENの好きな曲」なんてものをネットに書こうものなら、火薬庫火遊びしてるほうがまだ安全である。それどこのバルカン半島だよ。第一次世界大戦勃発かよ。

俺がもし「BUMP OF CHICKENの好きな曲」なんて凶弾をサラエボ事件よろしくネットにブチかますと、世界大戦は起こらないかも知れないが、即座に「はい開示」→「自宅本名特定」→「コラ素材化」→「一生ネットで晒し上げ」のKRSW弁護士コンボをキメられる事はほぼ確実であり、それを避ける為にもBUMPファンは皆一様に口をつぐみ、例えBUMPファン同士の交流の場であったとしても、暗黙の了解のうちに「BUMP OF CHICKENの好きな曲って何?」等という愚かな問いかけはしない。そんな問いかけをした途端に、指をパチンと鳴らし「そいつオフパコの為だけに参加したエセ野郎だ、連れていけ」と、部屋の外に引きずり出される光景を俺は何度も見てきた。ああはなりたくない。・・・ウソである。俺も何度か引きずり出された。

そんなこんなで、全国に数多存在しているであろうBUMPファンは、息を潜めつつ各地に潜伏している。

諸君!BUMPを心から愛する良識あるファン諸君!諸君らはそんな事でいいのか!!真に良識あるもの、優良たるものが虐げられ、悪逆非道の限りを尽くす浅薄な似非BUMPファン気取りが跋扈する、そんな世界でいいのか!!!

否!!断じてであるッ!!優良が蟄居し、劣等が跋扈するこの世界は、剛毅果断、改革されねばならない!!彼ら劣等は、諸君ら優良による支配でのみ安息の日々を得れると言う事実に、気付かなければならないッ!

奴ら蒙昧な愚民共が自ら気付くことができないというのであれば、我々優良の手をもってして、奴らの蒙を啓いてやらねばならないッ!!(唾を飛ばしながら)

・・・ああ、こうやって扇動する奴がいるから、世界は戦争になるんだなあ、と一瞬だけ考えた。三歩歩いたら忘れた。歩きながらこれ書いてる。・・・ウソである。実際には家でダラダラしながら書いてる。


それにつけても、BUMPの話がしたい。BUMPの好きな曲とか好きな理由とかを思いっきり書きなぐって、

「お前こんなの好きなのかよ!分かってねーな!」

「じゃあお前はどんな曲が好きなんだよ!」

「俺が好きなのは・・・ハイブリッドレインボウ』かな」

「pillowsのカバーじゃねえか」

「違いますぅー、ミスチルカヴァーですぅ~。ってか君、『カヴァー』の発音悪いね」

とかやりたい。でも個人を特定されるのは避けたい。あとカバーの発音とかどうでもいい。日本に20年以上住んでる米国人の知人は、日本語で会話するときは日本人と同じ発音で話してた。俺が「外人ってさ、日本語で話す時にもっとガイジンっぽく発音しないの?トマトをトメーイトゥ、とか、タマゴをタメーイゴゥ、とか」って言ったら、怪訝そうな顔で、「タマゴは日本語でしょ?」って言われた過去を思い出した。・・・ウソである。出典はネットコピペで、俺の実体験じゃない。


・・・と言う訳で、俺の「BUMP OF CHICKENの好きな曲」を書いていく。理由も書く。ランク形式にしたほうが「なんで〇〇が10位なんだよ!ふざけんなよ!」等とより世紀末っぽくなるかなとヨコシマな考えが浮かんだりもしたが、途中まで考えてやめた。漫画とかゲームとか映画とか、よく個人ブログで「本当に面白い、私のオススメする漫画ベスト100ランキング!」とかやってるけど、71位と72位の差がどこにあったのかが気になって夜も眠れなくなった事があったので、ああいうのは本当に止めて欲しい。あとこういうアフィリエイトが目的なだけの互助会クソブログGoogleランキング上位にあがってくるのが本当に害悪でしかないし、そういうブログエントリに限って中身が薄い。サジェストも汚染されるし、あれで得するのって金儲けしてるクソ互助会連中だけじゃねえか。こっちはただ単純に面白い作品知りたいだけなんだよ。あと順位は固定なのかよ。変動しないのかよ。年月とか気分とかでそんなもんいくらでも変わるだろ。互助会連中もブクマで「参考になりました!」とか「いつも素晴らしい記事ですね!」とか、お前らそれしか言えねえのかよ。せめて「〇〇好きなら、ランキングにはないですが△△もオススメですよ!」ぐらい書いとけよ。amazonのアフィリンクでも添えてくれればゴミ度合いが増して尚良し。


BUMPは隠し曲も含めてほぼ全部好きなので、現在音源がリリースされてる全ての曲の好きなところとかを書いても良かったんだが、冒頭の「俺とBUMP」にちょっと行数を使ってしまったので、5曲ほど書き連ねたい。




■リトルブレイバー

BUMP OF CHICKENというバンドインディーズレーベルデビューした際のアルバム、「FLAME VEIN」の中の1曲。

映画や音楽業界では、よく「デビュー作品には、すべてが詰まっている」と言われる。完全に首肯する訳ではないが、何かのきっかけがあってファンになったアーティストの作品群を聴いていくと、「これいいな」って曲がデビューCD収録の曲って事はまれに良くある。

バンドでも映画でも漫画でも、「表現手段として自分にはこれしかないから、これで発表した」っていうのはあるんじゃないだろうか。別に「カネ!名誉!オンナ!」が動機でも作品が良い物であれば一向に構わないのだが、特に若い頃って「なんだかよく分からんがとにかく俺はこんな感じのなんか俺的にスゲェイケてる何かをやりたい!!」みたいな、思春期特有のモヤモヤとかがあるじゃん

で、行動力があるやつはモヤモヤしてるだけじゃなくて、実際に行動する。液タブ買ってきてpixivに絵をアップしたり、大学の映研に入って自主制作でなんだかよくわからん作品を撮ったり、楽器もできやしないのにバンドを組んだりする。そんな感じだから、初期のころの作品にはその人の「やりたいこと」が詰まっている、という理論は分からなくもない。

BUMPも御多聞に漏れずそんな感じだ。今リトルブレイバーを聞くと、最近の楽曲と比べて演奏技術面での拙さが目立つ。だが、そんな事はお構いなしに、BUMPの、メンバーの、藤原の、「俺の曲を聴いてくれ!」って感じが伝わってくる。後発の「グロリアスレボリューション」あたりの楽曲でもそうだが、原始的と言うかなんと言うか・・・。英語だと"primitive"って単語が一番しっくりくるが、聴いていてとても心地良い。




リリィ

インディーズ2枚目のアルバムTHE LIVING DEAD」の中の1曲。

BUMP藤原の書く歌詞は各方面から好評を多々得ている。(ちなみに、BUMPの楽曲はほぼ全て藤原が作詞作曲している)曰く、山田かまちの再来だとか、叙事詩であるとか。ミスチル桜井さんも、「メンバーに入れて欲しいぐらい好きだ」と公言している。

BUMPの曲(歌詞)には、「モノガタリ的」なものがいくつかある。ストーリーラインのようなものがあって、登場人物的なものがあって、結末がある。「モノガタリ的」なBUMPの曲で一番有名なのは「K」という曲だろうか。Youtube等で、有志の作成した動画を見た事がある方も多いのではなかろうか。公式では「カルマ」という曲は人形劇としてリリースされているが、こちらもモノガタリ的な曲として挙がることが多い。くそっ、それにしてもニコル見つからねえ・・・

そういった点から、「叙事詩的」と言われることも多いBUMPの楽曲の中で、俺がオススメしたいのが「リリィ」だ。

ストーリーラインはこうだ。バンドボーカルっぽい男と、その彼女らしき女性の話。男には色々と苦悩があるようだ。

これが藤原自身の話かどうかは知らない。

続きは歌詞を見ながら聴いてもらえばいいとして、この曲の中で俺が良いなと思っている点は、「歌詞が荒い」「言わない」の2つである

まず「歌詞が荒い」点。「出てこい!ウソツキめ!」とか、「ブチまけた」とか、最近のBUMPの楽曲ではなかなかお目にかかれない荒々しい歌詞が並ぶ。これが男の苦悩している様子が伝わってきて良い。もっと言ってしまうと、伝わりすぎて辛い。対する女性側に関係する歌詞が終始穏やかなのも対比としてより一層深く伝わってくる。

もうひとつの「言わない」点は複数ある。例として歌詞をいくつかあげるが、JASRACさんお願いですから個人の特定とか使用料請求とかやめてください。何でもしますから!

膨れたポケット 裏返すとホラ 出てくる弱音の数 一日分想像つくかい?

「実際に弱音という物質がポケットに入っている事態は想定し難い」とか、そういう部分はどうでもいい。「お前に俺のポッケに入ってる一日分の弱音の数が想像つくか?」という問いは、「弱音が多い」という事である。だが、「弱音が多い」とは言っていない。まあ比喩表現のある歌詞なぞ世界にゴマンとあるだろうが、藤原の書く歌詞は、(特に叙事詩的な楽曲において)絶妙なシラブル数と相まって、いわゆる「世界観の構築」に一役買っている。

強がりの裏のウソを 放った ブチまけた

終電を告げる放送 慌てて掛けて行く人 右手に君の左手 もう放さなきゃ

「ブチまけた」後、場面がいきなり「終電を告げる放送」になる。その間に何があったのかは言わない。

思うに、日本語と言う言語は表現力に優れている。同じような事でも、微妙な差で違う表現にする。おそらく皆は普段は気にしてないだろうが、「見る」という表現だけでも、「見つめる」「眺める」「観る」「見上げる」「見渡す」「見通す」など多岐にわたる。こと表現力という方面において、日本語に比肩する言語はそうないだろう。

藤原の歌詞からは、そんな日本語表現力を存分に味わえる。




■Stage of the ground

メジャーデビュー1作目のアルバムjupiter」の中の1曲。

一般の人に「BUMPと言えば」と問うと、「天体観測」という答えが多く返ってくるかと思うが、当時は「天体観測」で爆発的ヒットを飛ばしインディーズバンドが移籍し、メジャーデビュー後に満を持して放つ渾身の1枚!って感じだった。・・・らしい。

「らしい」というのは、当時の俺はBUMPどころか音楽を全然聞いてなくて、ずっとポケモンばっかやってたからである。この話は熱心なBUMPファンから聞いた話なので、当時の「世間一般の」空気感としては間違ってるかも知れない。でも、そんな俺でも一応「天体観測」という曲があって、英会話講師並みにオーイエーアーハンって言いまくっているというのは知っていた。一応補足しておくと、「天体観測」もjupiterの中に入っている。

BUMPの選ぶ言葉には「jupiter」「天体観測」「COSMONAUT」「プラネタリウム」「orbital period」等、宇宙的な・・・もう少し正確に言えば、「宙的な」用語が多く並ぶ。ここまでアピールしておいて宇宙が嫌いという事はないと思うが、「Stage of the ground」をそう言った視点で聴くと、なかなかに味わい深い。

この曲は藤原の友人に子供が生まれて、その記念か何かで作ったらしい。自分がその子供だったらメッチャ嬉しいが。

それはともかくとして、宇宙である。「夜空の応援席」「あの月も あの星も」など、宙を想起させる歌詞が詰まっている。「那由多に広がる宇宙」とあるが、那由多というのは万とか億とかの「数の単位」の一種である。他には「恒河沙」「無量大数」とかもある。「1那由多」で、1の右に50個だか60個ぐらいゼロがついてるぐらい大きな数字、それが那由多なのだが、一説によると、こういった数字の単位は古代の人々が「星の数を数える」為に用いた、という説がある。

友人のエピソードや、那由多という単位の事などを思いながら聴くと、なんだか自分が宙に浮かんで地球を見下ろしているような、そんな不思議な気分になれる。もちろん、そんなエピソードを知らなくても、藤原の優しさと言うか、応援している気持ちと言うか、よくある表現で言えば、「聴いていて元気になれる」曲。




Hello,world!

「そういえばシングル曲全然紹介してないな」と思ったので。あと昔の曲が多いんで、最近の曲の中からという事で1曲。

シングル曲だが、「Butterflies」というアルバムにも収録されている。最近放送された「血界戦線」というアニメOPテーマとして放送されていたので、聴いた事のある方も多いのではないだろうか。

さて、皆さんは「Hello world」を知っているだろうか。「何言ってんだコイツおかしいんじゃねえのかBUMPの曲だろ?」と思われるかもしれないが、とある業界において、この言葉は特別な意味を持つ。それは、プログラム業界である

本職のPGやcoderの方々からは「何だよプログラム業界って。そんなのねーよ」と言われるかもしれないが、まあとりあえず聞いてほしい。プログラム言語というのは本当に数が多くて、「プログラムを書いてご飯を食べている人」でも、仕事で書くのは2言語か3言語ぐらいである。就職時の面接で「10言語書けます!」という奴は信用してはいけない。雇った後にクソみたいなコードを書いた挙句CVSをグッチャグチャにしてある日突然遁走するのがオチだ。雇ってはいけない(戒め)

だが、仕事ではなく、趣味でいくつかの言語を使って書いているという人もたくさんいる。逆に仕事上に必要に迫られて、新しい言語を習得するハメになる人もいる。Swiftとかの比較的新しい言語なんかは当然そうなるケースも多い。まぁプログラム言語を習得する動機は人それぞれなのだが、覚えたてのプログラム言語を使って一番最初にやる事が、「Hello worldである。嘘ではない。詳しくは以下を見ていただきたい。

https://ja.wikipedia.org/wiki/Hello_world

ともあれ、「Hello world」には意味がある。それはつまり「『世界』に初めて降り立ったものが発する言葉」である。あのビルゲイツも、twitterアカウント開設時の第一声は"Hellow world."だった。それほどに歴史伝統ある言葉であり、作法なのだ

ここでBUMPの「Hello, world!」を改めて聴いてみる。

ご自分だけがヒーロー 世界の真ん中で 終わるまで出ずっぱり ステージの上

どうしよう 空っぽのフリもできない

さあ目を開けて 君は強い人

その目が見たから すべては生まれた

世界は終わる。だが、また新しく生まれる世界もある。いくらでも生まれてくるのだ。よく自殺報道が取り上げられたりしているが、とても悲しい。自殺なんてせずに、そんな世界は終わらせてしまえばいいのだ。「世界を終わらせる」手段は自殺なんかでは断じてない。

世界をはじめよう。そして、その新しい世界で、高らかに叫ぼう「ハローワールド!」と。

藤原は特にそんな事を意識してないだろうが、俺はこの曲を聴いてると本当に勇気が出てくる。




■バトルクライ

もう5曲目かよ。早いよ。まだまだ書き足りねえよ。あと20曲は書かせろよ。って言うか、ここまで読んでくれてる人ってあんまりいないような気がしてきた。あまり長くなると読むほうもダルいだろうし、もし他に書く時があれば、そん時は別の増田で書くわ。

とりあえず5曲目を紹介する。これは記念すべきBUMPのデビューCD「LAMP」の中に収録されていたのだが、LAMPが廃盤となった為、急遽「FLAME VEIN」を「FLAME VEIN+1」と改題し、バトルクライを追加したという話がある。そのせいかどうかは知らないが、歌詞カード歌詞がない。何も知らない人からすれば「???」となること請け合いである。(歌詞はCDトレイの下に書かれている)

デビュー作なので、「リトルブレイバー」で触れた通り、演奏技術に関してはかなり未熟である。だがBUMPにとってそれはマイナスではない。粗削りだが「バトル」であり、「クライ」なのだ

この曲も叙事詩である。「自分に嘘をついたが、その嘘が本当になったんでまだ頑張って歌ってる」奴が出てくる。藤原本人かどうかは知らない。仮にそうだったとしても、インタビューでは「いや、あれは別に・・・フィクションとして聴いて頂ければ」とか言うだろう。俺ならそうする。

ともあれ、まだ頑張っているその男は、戦っている。何と戦っているのかは知らない。そして叫んでいる。

ずっと強がってんだ 強がって またウソついて

ひとつのウソにさえ縋る僕の そのウソが 誓いに変わる

BUMPの唄には「応援するスタンスの曲」が割とある。「才悩人応援歌」というド直球の題名の曲などもある事にはあるが、だいたいは「応援している」という明確な意思表示はしていない。先ほどの「才悩人応援歌だって歌詞中には「応援」という単語は出てこない。

藤原の書く歌詞世界は、概ね「俺はやってるぞ、さあ、お前はどうなんだ」的な、言葉で語らず背中で語る的な世界観の楽曲が多い。歌詞がある時点で「言葉で語ってしまっている」のだが、明確な意図・意志は常にボカしている印象だ。「バトルクライ」では、そんな藤原の「藤原節」とでも言うべきケレン味が存分に味わえる。

実は、冒頭に書いた「中学の頃に友達が貸してくれたCD」がFLAME VEIN+1だった。当時は音楽なんかに全然興味がなくて、どっちかって言うとポケモンばっかやっていた思い出しかない。そんな俺に「絶対ハマるから!いい曲だから!!」と執拗にすすめてきた級友を当時は大変疎んだものである。今では素晴らしいバンドを紹介してくれてありがとうという感謝しかない。

当時は全く興味もなかったし、聴く気もサラサラなかったのだが、諸事情があって結局俺は家にCDを持ち帰って聴くことになった。中学当時の俺が聞いても下手である。「あいつ、こんなバンドすすめてきやがって・・・こいつらの何がいいんだ?」とポケモンやりながら思っていたが、「バトルクライ」を初めて耳にした時、頭を撃ち抜かれたかのかと思った。

俺はGBAの電源をすぐに切った。セーブしてなかった。まあ厳選中だったんでどうでもいい。とにかくこの曲だ。この曲はヤバい。人の頭を平気で撃ち抜く危険物だ。

危険物として「セックスドラッグ、ロケンロール」の3つがよく挙がるが、なるほどよく理解できる。この曲はROCKだ。俺は未だ「ロックとは何ぞや?」という問いに回答できる自信はないが、これだけは断言して言える。

BUMP OF CHICKENの「バトルクライ」、この曲は、ロックだ。

そういう事情もあって、俺の中で「バトルクライ」はちょっと特別なところに位置している。勇気が欲しいとき、悲しいとき、気分を切り替えたいとき、ヒマなとき、ノリノリになりたいとき、戦いに赴くとき、誓いのとき、大事な時。

俺はいつもバトルクライを聴いてきた。ただそれだけの、まあだいたいそんな感じの曲である























































◆(隠し曲)星のアルペジオ

BUMP OF CHICKENの出すCDには、恒例として「隠し曲」という概念がある。

CDプレーヤーだと色々複雑な手順な必要らしいが、iTunes世代からするとあまり意味はない。(ただ、無音部分が50分ほどあるせいで曲の長さが異常に長いケースがあったり、ダミートラックが大量に生成されたりするので、知識のある方はmp3やAACの無音部分はカットしたり、ダミーを除去したほうがいいだろう。)そんな隠し曲の中から1曲。シングル車輪の唄」の中に隠されている。

隠し曲は、普段のBUMPの楽曲と比較した場合、全体的にネタ的な要素が多い。メンバーも(ちょっと違う方向に)ノリノリでやっている。ライブではほぼ演奏されないが、「DANNY」という隠し曲だけはまれに演奏されることもある。

この曲はクリスマスソングなのだが、恋愛要素はない。というか、この曲の主人公である「ある男(BUMPメンバーの誰かだという噂がある)」は、12月24日に自宅でクリスマスパーティーの準備をしているのだが、呼んでいた人が誰も来ずに、一人待ちぼうけている様子を歌っている。巨人の星アニメで似たような展開があるが、その時の星飛雄馬は机をひっくり返し、準備していたケースをグシャグシャにして泣き崩れていた。この曲の「ある男」がその後どうなったかが気になる人は、是非各自で音源を聴いてみて欲しい。

メンバーの実体験を基にしているのかどうかは定かではないが、妙に感情がこもっていて涙無くしては聞けない1曲となっている。繰り返すが、BUMP OF CHICKENギター担当の増川さんとかは一切関係ないので、奇妙な詮索はしないように。

2016-10-26

大谷翔平主人公じゃなくて

天才肌のライバルキャラタイプだと思うんだよね。

星飛雄馬に対する花形満桜木花道に対する流川楓幕之内一歩に対する宮田一郎、みたいな。

からおそらく主人公藤浪晋太郎

2015-03-08

24歳になりました

本日3月8日24歳になった。

神聖かまってちゃんの「23歳の夏休み」という曲を今年度通じて聞いていた。

特に今年度の夏休み(といっても実際に取得できたのは10月だったが)では何をするにもその曲を口ずさんでいた。

23歳に〜なっちまったと〜」の部分は特に自分お気に入りで、それこそシャワー浴びるときなんかは近所迷惑顧みず大声で歌っていたのだが

もう23歳どころじゃない、24歳なんですね。九十九里浜に叫んでる場合ではない。

24歳になってしまった。24歳になってしまった。

きっと来年の25歳になるときにはまさしく「アラサー」であり、今日どころの憂鬱感、切なさではないのだろうけど

それでも今日憂鬱だ。

誕生日憂鬱になるのはいからなんだろう。

大学入学して、19歳のときは楽しかった。

いや嘘だ。あのときは楽しくなかった。

終日「今日自分誕生日だ」ということを意識しながらも塾講のバイトをこなし

やっと終ったもの特に予定もなく、ファミマファミチキを買って帰った。

からケーキ写真メールで送られてきたのには笑ったが。

20歳ときはどうだっただろう。

確かあのときは前年の反省を踏まえて、自分誕生日会を開いた。

星飛雄馬誕生日会のようになってしまうことも危惧したが、案外自分には人望があったらしくそこそこの人数が集まった。

あれは楽しかった。3日後に震災が起きなければ更に良かったのだが。

21歳のとき就活真っ最中だった。

地方大だったので、東京単身赴任してる親父のところに赴き、就活アドバイスを貰う体で飯をおごってもらった。

確かジョイフルステーキだったと思う。あのとき就活のことで頭がいっぱいだったが、何故か誕生日だけは意識しながら行動していた。

やはり自分自分が大好きなのだろう。

22歳は海外にいた。就活も終って大学最後一年である

一緒に旅行した友人から海外サイズコンドームを貰った記憶がある。多分部屋を探せば未開封のまま出てくるだろう。

何故未開封かというと、使う機会がそもそもないというのもあるし、かなり嬉しかたからだというのもある。

しかしたら両親以外から誕生日プレゼントを貰う体験が初めてだったからかもしれない。

23歳はなんだっけ、忘れてしまった。

何かがあった気がするけれど。

まあ憂鬱だったかもしれない。正直思い出せない。

働き初めてから一年が早い。メイド・イン・ヘブンのようだ。

体感寿命の折り返しはいつだったか。そろそろ折り返し地点のような気もする。

学生時代記憶は光り輝いているが、働き始めてからはそもそも記憶がそんなにない。

今日合コンだった。もちろん合コン面子には誕生日であることは伝えていない。

そんなことを言っても生暖かい「おめでとう」を言われるだけだ。

いや、嘘です。言いました。そして事実暖かい「おめでとう」を頂いた。

俺は何がして欲しかったんだろう。

帰りの電車の中で推定40代のオッサンがミスチルの「Tomorrow Never knows」を聞いていた。

少なくとも一定社会地位を得ている(ように見える)お前より、俺の方がよっぽどTomorrow Never Knowsだよと思った。

我ながら理不尽な思いだが、思ってしまったものはしようがない。

そして来年は25歳だ。

2013-02-10

青二才氏の「体罰と「想像力」と「公共性」と… 」エントリ内の「僕は経済学の人だから公共財概念から見て、体罰必要だと考える」項の翻訳

何かTM2502氏が(蛇足)あーんまーりだぁー! - Why do you need ...?と嘆いていたので、実際青二才氏の該当エントリ体罰と「想像力」と「公共性」と… - とある青二才の斜方前進)を読んでみたところ文章があまりにも汚いので、添削修正して翻訳してみました。え、何故自身のブログに書かないのかって……? だって、何かヤじゃん、何かさ。

なお、強調するタグ等はiPhoneから更新なのでありません! ごめんなさい! あ、あと青二才氏本人から消せと苦情が来たら消しますのでご了承ください。また私自国語が苦手なので、もし何かおかしい部分がありましたら修正いたします。

では、以下が本文となります

僕は経済学の人だから公共財概念から見て、体罰必要だと考える

Twitter等で「教育目的なら体罰必要になる」と発言したところ「体罰が無くても教育はできるし、クラス運営もまともにできる」と反応が返って来た。この発言の問題点を浮かび上がらせる為に、ここで岡田斗司夫さんとの対談での東浩紀さんの発言を引用する。

体罰ならまだ明確な線引きができるが、これがハラスメント嫌がらせいじめ)ともなれば、もはや線引きさえできなくなる。従って、生徒と関わらないように、関わらないようにすることこそ教員の合理的な行動である。」

以上の発言は「いじめ問題」だけに限れば的を得ている。つまりは「教師に与えられた「権限」と、教育者が「求められる水準」が不一致になっている」ことが問題である

家の中で「しつけ」をする機会が共働き等で減れば、ますますこの「不一致」は拡大する。たとえば「子ども」が教育現場に増えたら、教育現場に「勉強教えろ!」と親御さんが言ったところで、現実は授業が聞けずコミュ力が無い子供がそうでない子供の授業を妨害し、勉強を教える以前の問題になる。これは病院自動車教習所も同じだ。

ここで経済学を使って例えれば、確かに患者も生徒も(及びその保護者は)「お客様」ではあるが、その考えは50%は正しく、50%は間違っている。確かに、医者先生も「正しいこと」は教えられるが、「正しいこと」を守ったり実行する気がない人には教えても無駄だ。

とりあえず学校病院も、基本的には「病気を治す・免許取るのはあなたから目的を果たしたければちゃんとやってね」という場所なので、体罰や反抗的な人が荒らしたりすることも少ない。(そして、利用者に「大人」の割合が多いからね)

だけど『公共財』という概念で考えたときに「リスクを負うのはあなたからあなた自身がちゃんとやってね」では済まないのが「公教育」の難しさである

ここでいう『公共財』とは、道路学校の授業、映画館電車のように「みんなで使う・共有するモノ・サービス」のことを指す。

経済学の用語だから難しく聞こえるが、要は「映画館でしゃべる客・暗闇でおっぱい触る男、喘ぐ女は死ねばいい」「電車の中で吐くなよ!臭いじゃないか!!あああ、そこ((((;゚Д゚))))もらいゲロするなよ(´・ω・)」というだけの話だ。

しかしそんなお客でも、お金払ってる以上は排除できない、理由は原則として誰でも利用できる施設だから。例えば電車で隣の椅子に、横に巨乳女子高生が座ってても、臭いホームレスが座ってても、同じ料金を払わなければならないからだ。

この『公共財』という概念は、学校に対しても適用してもいいと考える。理由は授業はバカでも賢くても平等に受けられ、そこで授業中に騒ぐ奴がいれば「俺の勝手」ではすまない。

そして騒ぐ奴に限り「スクールカーストが高い」場合が多く、生徒同士で注意して自浄する事もできない事が多い。僕が体感した例としては、腕力の強い野球部部員若い女教師いじめて辞めさせられる(注釈:「辞めさせられた」という述語が「野球部員」か「女教師」のどちらの主語に掛かってるかは不明)というパターンを目撃したことがあるし、そういう生徒は自分よりも弱い・優しいから殴ったりしない先生にはでかい態度をとる。

更に高校も大学も簡単には「停学・退学」を行うことはできないから、そういう生徒が教育サービスを劣化させるという事はどの段階の教育にも言える。

だが経済学上は「問題児業務妨害営利妨害」と判断でき、問題児に対してしかるべき制裁をくだせないような教育現場は、真面目で優秀な生徒に対し罪悪である

自分の思想は「保守的な(個人的)功利主義者」と定義しているので次のように考えている。明らかに迷惑な生徒は「人権の範囲内で」殴られて然るべきであり、また殴られない現状こそがおかしい。(※私も宿題忘れて殴られたことはあるので。)

「公の利益の最大化」を考えるなら、むしろ体罰人権問題と衝突しないで容認されるべきで、人権と衝突するのは「教育的要素がない」場合であり、つまりは「(迷惑な生徒の)暴力」に対して衝突するのだから、悪いのは体罰というツールではなく、体罰を振るう相手や目的定義しない「人間」の方だ。

そもそも教育現場を『公共財』として見て、教師を「インフラ」として見れば、教師に高いハードルを求めるような「体罰は絶対ダメ」だという論調や、「偏差値が高くなるような教育をやれ」という論調を、教師の仕事として定義するのはおかしい。

学校は塾の代わりじゃないし、教師はあなた達の召使いじゃない!

公共財を守るために、躾の悪い子ども体罰を振るのは仕方ない事で、まして体育会系学校だとなおさらだ。それを体育会系でも関係なしに「全面的に(いついかなる時も)体罰禁止」という言い方をメディアで、ネットで、報道が、政治家が、庶民が主張するのはイかれてる!

スポコン的なシゴキを否定するなら、au等が「巨人の星」を使うのは「体罰推進作品」を使うのは不味いのではないか

だけど、体罰反対論者に聞きたいのは「星一徹は飛雄馬憎しで、体罰を行なっていたか?」という議論。

あらゆるハラスメント嫌がらせいじめ)でも同じ議論ができるけど、体罰のものを「悪」という人達は、体罰された相手との相互関係考慮しておらず「頭ごなしな人達」こそ愛がないのではないか

一徹氏を全面的に賛同するわけでは無いが、星飛雄馬プロになって注目選手になれたのは間違いなく一徹のしごきがあったからだ。

学校においても、全国区スポーツ学校になるために「体罰」は切っても切れない関係のはずた。それを文科系知識人等が自分価値観愛情の形で「あれは暴力だ」と言っているに過ぎないのではないか

例えば、自分の子万引きしたときビンタしたと打ち明けた母親がいるが、その場合子どもが「被害者」なんですか? 親が感情的になったから、悪いのは親なのですか?

答えは求めてないから、いらないよ。てめーの脳天に杭を打ち込んでやりたいと思ってるだけだ!

2013-01-17

番組内容

スポ根アニメの名作「巨人の星」から筋トレに注目する!主人公星飛雄馬は、父・一徹から野球英才教育を受ける。飛雄馬は「大リーグボール養成ギプス」を着用。過酷筋トレが始まる。筋肉は体を支えるために重要特に体を支えるのに大事なのは、おなかや胸、背中、おしり筋肉だ。

https://pid.nhk.or.jp/pid04/ProgramIntro/Show.do?pkey=001-20121027-33-34166

2009-06-30

http://anond.hatelabo.jp/20090630110620

いや、星一徹巨人軍入団して実績があって(魔送球で馘首されたが)、生活費だって星飛雄馬が入学面接で「日本一日雇い人夫」というほど働いているぞ?

 
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