はてなキーワード: 宇都宮健児とは
「蓮舫はなぜ負けたのか」とかのインターネットおしゃべりが盛大に開催される気がするけど、流石にググったらすぐ出てくるくらいのデータは踏まえた上でおしゃべりしようよ~ということで、小池百合子が出馬してる過去3回の結果をまとめて比較してみたよ~
ちなみに数字は基本的に全部「約」がつくけど省略してるからね。
1位 小池百合子
得票数…291万
得票率…44.5%
2位 増田寛也
得票数…179万
得票率…27.4%
3位 鳥越俊太郎
得票数…135万
得票率…20.6%
4位 上杉隆
得票数…18万
得票率…2.7%
1位 小池百合子
得票数…366万
得票率…59.7%
2位 宇都宮健児
得票数…84万
得票率…13.8%
3位 山本太郎
得票数…66万
得票率…10.7%
4位 小野泰輔
得票数…61万
得票率…10.0%
1位 小池百合子
得票数…292万
得票率…42.8%
2位 石丸伸二
得票数…166万
得票率…24.3%
3位 蓮舫
得票数…128万
得票率…18.8%
4位 田母神俊雄
得票数…27万
得票率…3.9%
291万(44.5%)→366万(59.7%)→292万(42.8%)
と推移。
2016年は自公が増田氏を立てて保守分裂の形。2020年は自公も小池支援に回る。そのため2020年は2016年以上の大圧勝となっている。
しかし、2020年と同様に自公が小池支援に回った今回は得票水準が2016年と同程度まで下がっている。
135万(20.6%)→84万(13.8%)→128万(18.8%)
と推移。
2020年の山本太郎を宇都宮健児と合算して左派票としてまとめた場合は、
135万(20.6%)→150万(24.3%)→128万(18.8%)
となる。
まあ、山本太郎と宇都宮健児をガッチャンコするという計算自体がわりと無理矢理なのでここは高めに出てしまう模様。
以上から言えそうなこととしては、
・蓮舫はその高い知名度を活かせず、2016年の鳥越をやや下回る結果に。
・ただし、その下がり幅はそこまで大きくない。今回石丸に負けて惨敗のイメージのある蓮舫だが、旧民主党系候補として見ると8年前と比べて微減程度。
・都内の左派票は130万前後で、今回低めに出る結果になったと言うこともできるか。
・小池は実は前回より大きく票を減らしている。
・2016年の増田が179万(27.4%)で今回の石丸が166万(24.3%)とまあまあ近いくらいの得票で、小池が2016と今回で同じくらいの得票と考えると、石丸は蓮舫よりも小池から多くの票を奪ったと見るべきか。
・仮に蓮舫が石丸から多くの票を奪われたと仮定すると、山本と票を奪い合うことになった2020の宇都宮と同水準の得票しかできなかった可能性もあるわけで、しかしそうはなっていない。
小池百合子 300万
〜〜当選の壁〜〜
蓮舫 150万
石丸伸二 70万
田母神俊雄 55万
〜〜知名度の壁〜〜
桜井誠 15万
安野貴博 10万
清水国明 8万
〜〜泡沫・蠱毒の壁〜〜
ひまそらあかね 8万
ドクター・中松 5万
内海聡 2万
小池は前回2020年の都知事選では366万票で84万票の2位の宇都宮健児に圧勝。まあ今回も得票率が50%以上でゼロ打ちで勝つだろう。
蓮舫は近年得票率が落ちてきているとはいえ、反小池の受け皿として、知名度的にも宇都宮陣営よりは上に行くだろう。が、結局小池とはダブルスコアくらいの大差は付きかねない。小池の二期目という強みに、反蓮舫は強いし、そもそも蓮舫自体が「反小池なだけ」でマスコミを通じて見えてくる政策が「それって都知事選の論点?」みたいなボケた事しか出てない。党派性的に蓮舫を押す人も多いだろうが、そういったものに縁遠い無党派層からしたら、「この人に都知事やらせて大丈夫?」と思わざるをえないのではないだろうか。であれば、石丸に期待する層が多いだろう。とはいえ、石丸は反小池・反蓮舫の受け皿になっているが、「なんでこの人が都知事?」感が否めない。批判的言動が多い事もあり、小蓮舫状態なのも気になる。
田母神は2014年に61万票を獲得しており、反小池のミソジニーを拗らせた保守の受け皿になるかもしれないが、無党派層をどこまで取り込めるは厳しいだろう。若さもあり、無党派層としては「色のついてない」石丸の方が有利だ。
以下、論じ甲斐がありそうなのが、櫻井、安野、清水、ドクター中松、ひまそら、内海。
櫻井は前前回11万票、前回は約18万票を獲得しているが、近年は話題にすらならないし、個人的にも正直存在を忘れていたというか「まだ政治活動やってんのね」くらいの印象しかない。右派は櫻井に入れるくらいなら、田母神に入れるだろう。
安野は未知数。ただざっと見、政策は無難だし、いい意味で政治色も付いていない。個人的には期待しており伸びてほしいが、何処まで闘えるかはわからない。が、タレント候補の清水国明には勝って欲しい。
ドクター中松がもはや古き良き「泡沫候補」になってしまった令和の都知事選。おそらく彼が出馬できるのもこれが最後だろう。2014年は6.4万票を獲得しているが、面白半分で入れる候補が増えたので、以前ほどは獲得できないのでは。
問題はひまそらだ。もはや忘れている人も多いだろうが、2014年には家入一真(今何やってんだこの人)が「インターネッ党」を立ち上げて、気炎を吐いていた。8.8万票と4位の田母神61万票には大差は付いているものの、5位の得票数だ。「ネット世論」の影響力を見る上で、10年前になるかといえば微妙だし、家入ほどの知名度・能力があるかと言われると微妙で8万としたが、正直未知数。
といいつつ、桜井、安野、ひまそらならネット右派には桜井に一日の長があるとはいえ、今はひまそらの方が勢いはある。堅実で無難な安野のよりも、暇アノンと呼ばれる程に熱烈な信者を持つひまそらの方が、ヘタをすれば桜井を超えるのかもしれない。考えたくもないが。しかし所詮インターネットというコップの中の嵐でしかなく、現実的にどこまで闘えるかというと、かなり厳しい気もする。
14年、16年、20年を見ると、5万票前後が分かれ目で、あとはドングリの背比べで1、2万の票を争う形だが、さすがに内海は2万いくいかどうかだと思いたい。前回は後藤輝樹が2.2万票とってるので、反ワク界隈もそれくらいあるのかもしれない。
最近の東京都知事選挙に関して、正直なところ、自分はかなり失望している。選挙を通じて本当に変わることを期待していたのに、どうしてもその期待が裏切られる感覚を拭えない。
例えば、小池百合子氏が再選を果たした時、彼女の公約と実行力には大いに期待を抱いた。東京都をより良いものにするための様々なプロジェクトや政策が掲げられていたけれど、結果的には曖昧なままのものが多すぎた。オリンピックも然り、コロナ対策も然り、どちらも満足のいく結果には程遠い。
次に立候補した鈴木宗男氏や宇都宮健児氏も同様だ。実際に彼らがもたらす変化がどれほどのものかは疑わしい。特に宇都宮健児氏は、社会的な公正さや福祉の拡充を謳っていたものの、現実的にどうやってそれを達成するのか明確なビジョンが見えなかった。
最新の選挙では、新顔の山本太郎氏も話題になっていたが、彼の過激な言動や煽動的なアプローチには懐疑的だ。都民の期待を背負い、大きな変革を約束するのはいいが、本当にその約束が実現可能なのか? 具体的な計画や根拠が無ければ、ただの人気取りに過ぎないんじゃないかって感じる。
選挙期間中には、田中康夫氏や堀江貴文氏も候補として名前を挙げられていたが、彼らの政策や言動もまた、どこか現実味が無かった。田中康夫氏は過去の実績を誇示するばかりで、都市の未来に向けた具体的な計画が見えてこなかったし、堀江貴文氏に至ってはその奇抜なアイデアが逆に不安を煽る。
媒体によって報道される内容もバラバラで、どれが本当でどれが誇張されたものなのか見極めるのが大変だった。自分なりに色々調べたつもりではあるけれど、結局はどの候補も完璧じゃないし、都民のために本当に働いてくれるのか疑問に感じざるを得ない。
結果として、東京都知事選挙に対する期待は裏切られ、ただの政治的なショーに過ぎないという失望感を味わうことになった。これからも同じような状況が続くと思うと、本当に憂鬱になる。自分たち有権者の声はどこに届いているのか、全く分からない。
立憲民主党
須藤元気議員 消費税廃止を訴えてる
素晴らしい議員に対して
立憲民主党は 離党は認めず
辞職を 求めている
これが野党 第1党とは 呆れ果てる pic.twitter.com/a5TMA2GwD2— 369不動 (@N4er5BANKPkQFQe) February 12, 2024
「須藤元気が消費税廃止を訴えたら立憲から辞職を求められた」ように書いてるが、実際には2020年の
https://mainichi.jp/articles/20200618/k00/00m/010/007000c
立憲は都知事選で、無所属の宇都宮健児氏の支援を既に決めている。一方、須藤氏は15日にツイッターで「立憲は宇都宮さん支持ですが、個人的に山本さんを応援しています」と表明。党からはツイートの取り下げを求められたが、須藤氏は17日に「離党する決意を固めました。都知事選を巡る意見の相違がきっかけですが、以前から消費税減税など経済政策について党とは意見の相違がありましたので必然的な帰結だと思います」と発信していた。
というできごと。
はてブで武蔵野市長選挙におけるリベラル系候補の敗北が話題になってたので、その話題に便乗して書くけど、今の問題点だらけの公職選挙法で一番問題なのは、この選挙が行われる原因になった「選挙出馬に伴う自動失職」の規定だと思う(第89・90条)。つまり、
という規定である。そもそも今回なぜ武蔵野市長が辞職したのか? 菅直人の後継として衆議院議員選挙に出ることにしたからだ。公選法の規定上、彼女は市長を辞めなければいけない。
多くの人が当たり前だと思っているかもしれないが、これは割と奇妙な規定だ。市長と国会議員を兼ねられないのはいいとしても、議員に当選してから市長を辞めればいいではないか。なぜ議員の選挙に出るために市長を辞さねばいけないのか?
「エントリーした瞬間に前職を強制退職させられる転職サイト」なんてものがあったら、どう考えてもおかしいだろう。しかし公選法はそう規定しているのだ。
たとえばアメリカでは、大統領選挙関係の報道を追っていればわかるが、知事や議員のままで大統領選挙に出られる。オバマに負けたマケインはその後も上院議員であり続けたし、仮に今回デサンティスが指名獲得にまで至らなくても、彼はフロリダ州知事でいられる。アメリカで大統領選挙に色んな候補が出馬して競い合うことができるのは、自動失職規定がないからだ。もしも自動失職規定があれば、勝てなさそうな候補者は出馬を尻込みし、結果として候補の多様性は失われているだろう。
そのいい例が東京都知事選挙である。毎回ロクな候補者が出てこないと言われている。蓮舫を擁立する案もあったようだが頓挫した。なぜか? 失うものが大きすぎるからだ。地方の市長や知事ならいざしらず、1000万を超える有権者の信任を得るのは並大抵のことではない。もし蓮舫が出馬して負ければ、野党は貴重な議席を1つ失うことになる。結果として、直近の都知事選もその前回も、絶対に勝てる自信がある小池百合子と、本業が別にあるので落選しても困らない鳥越俊太郎・宇都宮健児くらいしか有力候補が出てこなかった。それまでの選挙だって、絶対に勝てる石原慎太郎、本業が別にある猪瀬直樹・黒川紀章、既に現職議員ではなかったので失うもののない舛添要一・細川護熙といった候補者ばっかり出てきていた。
「エントリーした瞬間に前職を強制退職させられる転職サイト」が仮にあったとして、そのサイトに登録するのはどんな人たちになるだろうか? 絶対に面接で成功すると信じている超自信家か、失うもののない自営業者や無職だらけになるのは目に見えている。それが今の日本の選挙で起きていることだ。ロクな政治家が出てこないのはシステムが後押ししている面もある。慎重で現実的な国会議員が、どうして知事選に出るなんてギャンブルに手を染められる? 有能な市長が、なんだってわざわざプータローになる危険を冒して国会議員を目指さねばならない?
もちろん、知事や議員は自分の仕事に集中するべきで、他の選挙にかまけるのは間違っている、という考え方もあるだろう。だが、本来の業務を疎かにする政治家はリコールすることができる。つい最近、台湾では、高雄市長に就任した直後に総統選に出馬した韓国瑜が、市長としての努めを果たしていないとみなされて住民投票で引きずり下ろされた。市長に就任したばかりですぐ国会議員の選挙に出るような節操なしはリコールすればよいし、長年の実績がある市長が国会議員を目指すなら、負けたあとで市長を続けても構わないだろう。
とにかく、候補者に背水の陣を強いる今のシステムはおかしい。それはリスクを重んじる現実的な政治家を遠ざけ、機会主義的に振る舞う政治家や失うものがない政治家にばかり機会を与えることになっている。もし我々がもっと良い政治家を選ぶことを望むなら、公選法を改正し、選挙出馬に伴う自動失職規定をなくすべきだ。
共産党、毎日のようにTwitterトレンド汚染してるの見る度に嫌な気持ちになるんだけど、はてなーの限界中年独身オジサン界隈ではなぜか共産党人気だよな。
家族持ちじゃない人に響くなんかあるんだろうけどさ。
そういう限界中年が共産党は改善・見直しができるとかいうもんだから、自分とこの選挙区の選挙公報読んでみたんだよ。
公約にまともなこと書いてるのかな?と思って。
なんだよ、オスプレイがどうこうって。
自衛隊も採用して問題なく空飛んでるのに、未だにくだらない住民運動・政治闘争ネタのためだけに載せてるのかよ。
闘争したい老人向けの公約を挙げるのも問題外だし、自分で考えてないのが丸わかり。
しかも左側1/3くらいのスペース使って、共産党応援者の名前が載ってるんだけど、内田樹とか宇都宮健児はあーそーねーって感じなるけど、浜矩子とか載せちゃうのかよ。
ので書き殴らせてくれ。
https://b.hatena.ne.jp/entry/s/anond.hatelabo.jp/20200706194824
ビジネスで所得を得てる層は、宇都宮氏と太郎はキツいんだよな…税が上がる未来しか見えない。自分大好きポピュリスト小池を排除すると、現実的なのが小野氏だったりする。
東京都の中小規模事業数の比率は全体の99%も占めると言われている。
だからこそ、宇都宮健児も山本太郎も中小企業や個人事業主は地域経済を支える存在と位置づけ、
マイナス分の補填を都知事選の公約に掲げていた。一方で小野泰介にはその視点が全く無い。
中小企業・個人事業主こそビジネスの主体なのだが、ブコメの”ビジネスで所得を得てる層”って誰だよ。
コロナ禍でも所得に影響なかった経営者や資本家さんですか?一部をクソデカ主語で語んなよ。
小野泰介の公約、インフラぶっ壊して民営化進める方向なんだけど誰得なん?
このコロナ禍において、まだ民営化やIR誘致、オリパラやりたいって発想が理解できない。
特に山本太郎は法改正や地方債の発行、国への交渉など前途多難かもしれないが、
対して小野泰介の財源はテンプレ通り、知事の報酬カットと事業見直しとのこと。
今後、このコロナ禍で被害にあった(これから被るかもしれない)中小企業・個人事業主などの救済を疎かにすることで
経済活性どころか生活困窮者をさらに生み出すことになり、貧困化がより進むのが目に見えている。
恐らく第2波がきても国は災害認定しないし、これ以上の財政出動も行わないだろう。
この状況下で都の収入は大幅に減るわけだが、小野泰介の公約でどうやってコロナに対峙して復興目指すんだ?
どこが現実的なん?星つけて賛同してるブコメ民よ、説明してくれ。
竹中平蔵は叩くくせに小池百合子や小野泰介のような新自由主義者は容認する。
”東京は富裕層が多いからなぁ”とか自分は安全域にいるつもりでブコメしてるお前らこそ
時間 | 記事数 | 文字数 | 文字数平均 | 文字数中央値 |
---|---|---|---|---|
00 | 169 | 21359 | 126.4 | 55 |
01 | 94 | 21109 | 224.6 | 39.5 |
02 | 64 | 9624 | 150.4 | 48.5 |
03 | 39 | 5737 | 147.1 | 49 |
04 | 20 | 3431 | 171.6 | 44 |
05 | 21 | 2318 | 110.4 | 38 |
06 | 27 | 2955 | 109.4 | 55 |
07 | 44 | 4854 | 110.3 | 60.5 |
08 | 93 | 17177 | 184.7 | 48 |
09 | 92 | 7957 | 86.5 | 49.5 |
10 | 107 | 11786 | 110.1 | 51 |
11 | 125 | 16728 | 133.8 | 65 |
12 | 120 | 14324 | 119.4 | 46 |
13 | 180 | 18625 | 103.5 | 43 |
14 | 170 | 17881 | 105.2 | 34 |
15 | 111 | 10624 | 95.7 | 34 |
16 | 120 | 19223 | 160.2 | 43 |
17 | 135 | 11338 | 84.0 | 41 |
18 | 109 | 17235 | 158.1 | 51 |
19 | 117 | 13042 | 111.5 | 48 |
20 | 141 | 15446 | 109.5 | 44 |
21 | 98 | 17314 | 176.7 | 39 |
22 | 137 | 15734 | 114.8 | 43 |
23 | 137 | 13352 | 97.5 | 41 |
1日 | 2470 | 309173 | 125.2 | 45 |
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https://anond.hatelabo.jp/20200612200441
エクストリーム東京都知事選挙2020の増田を書くため、今回の東京都知事選挙の各市区町村ごとの得票も見ていたのだが興味深い傾向を発見した。全地域で小池百合子の圧勝なのだが、落選した主要候補の得票に有意に地域差が出ている
https://www.asahi.com/senkyo/tochijisen/
いわゆる「都心3区」。宇都宮健児は比較的どの地域でも次点に付ける傾向だったのだが、典型的な左翼候補ということもあってオールドレフト的主張が嫌われ、新自由主義的傾向の強い小野に票が集まったと思われる
新宿区・渋谷区・豊島区・文京区・江東区・台東区・品川区・大田区・目黒区・世田谷区など、大きな副都心を抱え比較的家賃や地価・物価が高い一方で、都心3区と比較すると中流層が多く居住する自治体。
これらの区では宇都宮健児が2位につけているが、山本太郎よりも小野泰輔に票が集まっている。相対的に貧困層が少ないこともあって、左派の再分配指向よりも新自由主義的な傾向が強く出たのだろう。例外的に墨田区と杉並区だけは山本がわずかに勝っており後述する「ザ・中流自治体」と同じ傾向が出ている。
足立・葛飾・江戸川の城東3区のうち、足立と葛飾。多摩地区では八王子市や青梅市など都心から遠い自治体
これらの自治体では山本が小野よりも多く得票する傾向が多く、全体で見れば宇都宮・山本という左派のほうが新自由主義の小野より票を集めている。例外的に江戸川区だけは落選候補のうち山本の得票がトップであったが、若い世代が多く山本に票が集まったためと思われる。
下町と都市近郊。これらの自治体も山本が小野に勝っているが、城東3区や多摩郊外と比べると得票差は僅差である。多摩地区でも中央線沿線や都心に比較的近く、家賃が高めな自治体はこの傾向。都心16区でも杉並区と墨田区と中野区は例外的にこの傾向。杉並区は左派が強いというのは都市伝説かと思ったが、むしろこの説を補完してしまった。
有権者の社会的階層や経済的属性によって投票傾向があるのは当たり前だが、これほど地域で有意に変わるのは興味深かった。大枠では小池百合子が圧勝した選挙だが、細かいところを見ると結構違う。東京にも地方格差問題が有ることがわかる。
おそらく有権者の年収や資産状況もそのまま投票行動に反映されているであろう。年収上位数%は小野、下位数%は宇都宮・山本、中流層の大半は小池というふうに。
阪神地区では日本維新の会は自民党に代わる保守政党という位置づけであるが、小野への投票傾向から東京では新自由主義・リバタリアン向け政党と言える。あれだけ公務員叩きして福祉と行政サービスを削っていればそういう人が支持者になるのはわかる。ただし東京では新自由主義・リバタリアンの多くは小池百合子に投票したので、小野泰輔氏に供託金は戻ってこなかった。小池百合子は新自由主義でもリバタリアンでもなく、理念なき単純なポピュリストなのだが。
今回の選挙の宇都宮+山本で合計150万票で小池百合子の半分にも届かなかった。立憲民主党の支持層の多くが小池に流れたと思われるが、おそらく次の参院選挙などで東京選挙区で野党共闘が実現してもこれが基礎値となるであろう。これだと定数6のうち2議席が限界である。前回の鳥越俊太郎も134万票だったことを考えると伸びしろがあまり見られず、野党共闘の未来はあまり明るいものとは言えない。
https://anond.hatelabo.jp/20200612200441
選挙本戦は事前の予想通り、小池百合子の圧勝で終わる。この選挙は「ハズレしかないガチャ」「ジョーカーしかないババ抜き」「罰ゲーム」と散々の言われようで、天候の悪さとコロナ禍ということもあり投票率も5%近く前回から下がる凡戦となった。
エクストリーム競技は小野泰輔が得票率9.99%という絶妙なポイントにより優勝。高田@桜井@誠が準優勝となった。
正直なところもう少し立花が善戦するかと思ったのだが、N国の他の候補と合わせても高田@桜井に遠く及ばなかった。N国の政治ハックの旅もこれで終わりな感じがする。
高田・S・誠は前回から6万票も伸ばしており供託金こそ戻らなかったものの、東京がかなり危険な状況にあることがわかる。幸福実現党やN国が地方議会で議席を取り始めている状況を見れば、彼の日本第一党がどこかの区議会や都議会で議席をとってもおかしくない状況に思われる。古谷経衡がYahooニュースに書いていたが、ネトウヨの内ゲバによる分離により純化した過激派が高田誠に投票したものと思われる
小野泰輔は供託金没収になったとはいえ61万票獲得し、3位の山本太郎とは4万票の僅差で次の国政選挙への地ならしはできたと言える。参院選ならば東京選挙区最後の1枠(音喜多ポジション)、衆院選なら東京1区からの重複立候補で、比例復活も見込めるだろう(東京1区は自民党と旧民主党の接戦区で、両陣営から票を奪えれば比例復活の公算も大きい)。ただし東京を含む南関東で、日本維新の会が政治的影響力を持つレベルの勢力に成長するかどうかは微妙なところである。
エクストリーム競技とは関係ないところでは、東京都内でも地区によって宇都宮・山本と小野の得票率に微妙な差があるところだが、これは別の記事に書く
昼休みに急いで書いたので誤字脱字は御免。