はてなキーワード: 家庭料理とは
家庭料理のあの「とにかく塩と油は敵なので少なければ少ないほど良い」みたいな信仰はなんなんだろうな。
明治〜昭和にかけての日本人がマジで塩分取りすぎだったのに対して国がやった啓蒙活動が本来の意義を失って形だけ残って信仰化したんだろうなとは思うものの。
野菜スープが美味しくないのは、単純に旨味の種類が足りないから。
野菜出汁=グルタミン酸、味噌=グルタミン酸、野菜色々=グルタミン酸
とグルタミン酸のオンパレード。これだと美味しく作るのはかなり難しい。
(実は作れないわけじゃないんだけど、油とかスパイスとかインド料理の知識ないと無理)
で、これを解決するにはグルタミン酸と旨味の相乗効果を起こす「核酸類」の食材を足すこと。
この辺りを組み合わせれば解決。野菜スープは格段に美味しくなる。
ブコメにも色々あるけど、ベーコン、鶏肉、ツナ缶などはシンプルな解決方法だし、中華風に干しエビなんかも美味しい。
私はヴィーガンなので動物性の食材を使うのが嫌だというなら、トマトペースト、干し椎茸、干しエノキ、加熱して詰めたマッシュルームピューレなんかを使ってもいい。
ちなみにアサリとかホタテとかは、コハク酸になるのでグルタミン酸とは旨味の相乗効果を起こさないので注意。
単純な足し算として旨味は足されるが、そのためにはかなりの量を入れる必要が出てくる。
もっとも、旨味は塩がないと感じられない特殊な味覚なので、どれだけ旨味食材を重ねても塩が足りなければ無意味。
出来上がったスープの重さを測って、重量の0.7%の量の塩を入れよう。
あとは、多少の油も欲しい。人間そのまま食べて旨い味は「旨味、甘味、油味」だけだ。
油を足すとぐっと奥行きが出て食べやすくなる。
さらに、元増田は使ってるのであまり気にしなくても良いが、ネギ、ニンニク類を使う。
これらは加熱して辛味を飛ばしてあげると、その辛味成分が変化してグルタミン酸とイノシン酸のコクを強く感じさせるという特殊な効果がある。
俺は古今東西の料理でネギ/ニンニク類が使われる理由だと思ってる。
パンチのある風味が好きなら、油で焼き色をつけてメイラードの香りをのせるのも良いだろう。
個人的にはあまり強く付けすぎないほうが野菜個々のフレーバーが立って好みだが、少しパンチのある香りが好きかもしれない。
野菜だけでパンチを作るのは難しいので、スパイス類の力を借りるのも良い。
クミンやマスタードシード、ジンブー、チャナダールなどを油で香り出しして入れると美味しい。
<追記>
・本出汁
この辺り入れれば、それなりに食べられるようになると思うよ。
平坦で毎回同じ味になりがちなのと、旨味が不自然に強くなりやすいけど、
「うっせー手っ取り早く美味けりゃなんでもいいんじゃい!」ならオススメ。
・塩だけスープってどうなの??
塩だけスープって知らなかったんだけど、スープで有名になった有賀さんのレシピなのな。
https://president.jp/articles/-/26469?page=3
ひき肉のイノシン酸をうまく使ってて、野菜のグルタミン酸と相乗効果起こさせさせてるから、
上で解説したことをそのままレシピにするとこういうイメージになる。
出汁って出し材じゃないと出ないわけじゃなくて、普通の食材を煮ても十分に出るからね。
俺も野菜スープ作る時は、うま味調味料は使わないので似たようなレシピになるかな。
旨味の抽出速度は表面積と比例するので、ひき肉は高速出汁材として機能するんよ。
薄切り肉も良い。逆に丸とか骨付きもも肉(カットなし)とかは長時間必要になるね。
あと、結構誤解してる人多いと思うんだけど、
旨味って多ければ多いほど良いわけじゃないのよ。
多すぎるとベタベタした嫌な重い味になるし、
意図的に抽出してるつもりはない、ということだけは前置きしておく
・ゲームできなくてつれーわーって言う人間に限って製造業だったり肉体労働者が多い(夜勤もあって出来ないらしい)
・そういう人間に限って「誰でも出来ますから笑」と謎の自虐をしてくる(会話してて鬱陶しい)
・大した歳でもないのに「もう歳ですから」と言う謎の自虐パート2
・歳を理由に運動もゲームも映画も旅行もやらない(じゃあ自分の趣味を言え)
・増田さんは専門職で良いですよねと妬みっぽい発言でチクチクする(うざい)
・そこそこの年収、職種、役付きになるとトチ狂ったようにお金を使いだす(何十万単位で課金、休日は一日中張り付いてるなど)
・狂ったようにツイートしてる(夕方に1回覗くとそいつのツイートでログが埋まってる)
・一定以上の年収を得るレベルになると、奴隷の鎖自慢が増える(仕事が大変など)
・めちゃくちゃ外食してる(一回で1,500円以上の外食を頻繁にする)
・家庭料理する人間の事を凄いと言い、家に調味料が無いと自慢気に話す
・一切料理しないか、めちゃくちゃ自炊するマン(ウーマン)の二極化がすごい(中間をあんまり見ない)
・自炊あるあるをちょっと話すとオタク特有の早口で返事を許さない
・資格欲しいんだけどね~忙しくてね~と言いつつ配信は頻繁にやる(忙しい?)
・本腰入れたら誰でも宅建クラス(500前後)の資格は取れる。と言うと話を逸らしがち
・1日3時間はやるぞ!と意気込んで1か月ぐらいで飽きる(続かない)
・最初は10分、慣れたら1時間にした方がいいよと言っても聞かない(そして続かない)
・運動は嫌いだけどジムの契約はしてる(そして行かなくなって解約する)
・昔は運動出来た自慢をする(今は?)
人生色々あるんだなって思う
いつも思うのは、部屋が汚い人間はまずゴミはゴミ箱に分別して入れて掃除機かけるべきだし
勉強と運動が出来ない人間は出来る人間のマネをするんじゃなくて、できる範囲でやれば良いと思う
一流ホテルに毎日泊まり続けられるならそのほうが良いが、富豪でもないので収入が許す限りの場所にほとんどが住んでいる。
送迎車が毎日来て出勤できればいいが、そういう立場ではないので電車で通勤している。
それと同じである。
毎日ミシュランガイドに掲載されているレストランで飯が食えればいいが、そんな予算もないので家庭料理を食べている。
ミシュランガイドの料理のが美味しいに決まっているのに、「美味しい」と言わなければ家庭は円滑に進まないので「美味しい」という。
昨日と同じ話し相手より、いま自分が興味を持つ話し相手と代わる代わる話せるほうが脳への刺激も大きく広い意味で健康的だろう。
しかし同じ話し相手と話し続けなければ関係性は維持されない為、必要のないことも必要のあることとしてコミュニケーションをとる。
本来の欲求に蓋をして、維持するための行動を続けることが結婚だ。
ぬるま湯が心地よいと感じていたその場所から出ることを忘れやがて死ぬ。
それではなぜ結婚をするのか。
それはその状態を恒常的に続けることのメリットを、特定のスペックに感じられたときだ。
非の打ち所がない料理をつくれる料理人と結婚すれば、嘘のない美味しいが言える。
自分と同じレベルで物事を考えられる人間と結婚すれば、嘘のない会話ができる。
自分好みの容姿の人間と結婚すれば、好みが変わらない限り、常に満足した画が見れる。
そしてそれと引き換えに、それ以外を失う。
結婚という制度がなければ成り立たない社会を作ってしまったがために、結婚という制度は残り続けるが、結婚で得られるものは「結婚という制度によって生まれたもの」だけである。
当たると評判の占い、染心堂?
悪くないが違うね。全然違う。
1番に向かうべきは地下の生鮮食品街だ。
基本となるイモや玉ねぎ、ニンニク生姜のほか、季節の野菜としての青菜、大根などをしっかりおさえつつ、バジルやミントなどのハーブ、フルーツにんじんや、ウクライナ料理のボルシチに欠かせないビーツ、青森が生産量日本一、今が旬のやたら甘いぶどう・スチューベンなど、なかなかみない野菜や果物がそろっている。
どうせ安いのだから、いつものレギュラーに加えてチャレンジングな野菜を一品ほど買うのがいいだろう。
ビタミンとミネラルと食物繊維を摂ったとして、それだけでは片手落ちで、タンパク質も健康にか欠かせない。
豚や牛、鳥の各部位だけでなく、冷凍の餃子やロールキャベツもあるし、自家製ハムもある。
ここのボンレスハムはスーパーのペラペラの感じじゃなく、「肉!」って感じでうまい。
そして、ここで注目なのが350gで480円というアホみたいな安さのアメリカ産牛バラ切り落としだ。
牛と言っても切り落としなので、血の滴るような塊を口に放り込むという食べ方はできないが、牛丼や肉豆腐、オイスター風味の牛野菜炒めなどならこれで十分。
これを1回に使う分だけ小分けにして冷凍しておけば、夕食のメニューはかなり決まる。
おまけに卵も買えるので、牛丼の上に生玉ををオンしたい時にも安心だ。
ところでみんな知ってると思うが、認知機能を健全に保っている人は魚をたくさん食べている。
なので、1週間に1回は魚介類をメインディッシュにしようじゃないか。
もちろん好きなら毎日でもいい。
地下一階を歩いていると嫌でも目にとびこんでくる密!
群衆が品定めしているのはマグロのサク、牡蠣、サーモンのカマ、鯨の刺身もあるし、いまならサザエもあるぞ。
おっさん、おばさん、時々兄ちゃんなどをかき分けて、好みの海の幸を手に取ったら会計だ。
混みすぎててレシートとかでないし、キャッシュレス決済とかそういう話でもないからそこは注意だ。
宝屋の向かいにある韓国家庭料理 キムの家ではキンパやチヂミなどをテイクアウトできる。
中華天心もいけるぞ、手作り点心 また明日。では蒸し立ての肉まんやシューマイがモウモウと湯気をあげている。
人気すぎて肉まんなんか売り切れてることがよくあるぜ。
和食だって負けてない、天ぷら千代田で揚げたてサクサクの天ぷらもテイクアウトできる。
大丈夫、幸福物産店にいけば見たことない色のイモ団子とか、皮の食感を楽しむ中華の冷凍餃子、どう使うのか皆目見当つかない調味料などがあるぞ。
地下一階を回って大満足だが、帰りは1階のシャトレーゼを覗いて、午後に食べるアップルパイなどを検討するのもいい。
ただし、シャトレーゼはどの時間に行ってもレジが行列なので、生鮮の鮮度が落ちるのが嫌なら、先に行くのもいいかもしれない。
代表的な店舗だけを紹介したが、ブロードウェイの食料品店舗はまだまだある。
中野に来た際はぜひ地下に向かうエスカレーターに乗ってほしい。
あれ、なんで降りしかないんだろうな、謎だ。
じゃあな、いい夕食を。
いいお刺身の柵があったのでゲットよ!
これは半分はお刺身で切って残りの半分は漬けにするわ。
漬けってやっぱり横着せずに合わせ調味料を煮立たせないと行けないみたいな理由はよく分からないわ。
今になってその謎を解こうとしても、
これはもう先人の知恵としてそう言うものだと思って実行する方が考えるだけ無駄よね。
なんかもう夜には眠くなっちゃって寝ていたわ。
寝るに限るわ。
まあそんなことより、
1玉1ドルはゆうに超えていてなかなか買えないもう高級フルーツの域よね。
あと長ネギかな。
それでベーナーの鍋をこしらえて冬の美味しい味覚を満期するわ。
1週間で伝統の継ぎ足しベーナーの濃いスープが出来るんだけど、
これで作るおじやは最高よ。
あと饂飩もそれで締めを作るのもね。
肉しかりきっと野菜からもたくさん美味しい旨味成分エキスが溶け出しているので、
そう言うことになっているからしばらくはお粥研究の第一線からは遠のいてしまっているわ。
まあそれでお粥つくれば一石二鳥の研究結果もとい一石16鳥ぐらいの16匹分の鶏肉を出汁のスープが出来ているようなさまだわ。
寒くなるけれど、
夏と違って保存もきくからそれはそれで鍋長い期間楽しめるのよ。
春はあけぼの冬は鍋に限るわ。
ってぐらい冬の下の句は鍋に限るにしてもいい季節だと思うし、
いろいろな具材がいまは食べ時期ごろよ。
たくさん野菜を食べるなら今がチャンスなので、
あんま話し変わるんだけど、
ビリヤニ沼にはまったらはまったで大変そうなので
見ても見ぬふりをしていて
決してスパイスなんか買い集めようとは思わないし、
オニオンとトマトで味が旨味が決まるならスパイスはできあい既製品の市販品で投入すれば、
はまったらはまったで大変なので目論まないわ。
逆にいったら、
日本の生米をそのバスマティ米の用にパスタのように茹で方でアルデンテでいいんでんて?って思うし、
そう言う茹で方したお米なら、
本格的なビリヤニ憧れるわー。
お店の味をお家でも再現できたら美味しいわよ。
まあしばらくは動画で欲を満たすわ。
あの沼ったら大変なビリヤニの作り方動画はしばらく見ないことにしたいけど、
こないだインド祭があって言ってきたので
それはそれでしばらくビリヤニもういい!って嫌いになるぐらいで
でもこれってべ、べつに饅頭嫌い!って言ってるわけじゃないんだからねっ!って言いたいぐらいなこんな世の中にまともなビリヤニの食べられるお店の少ないこと少ないこと、
たぶんだけど、
一度バスマティ米で味わってしまった米はウォークするぐらい美味しいし、
以前マーケットのフードコートに謎のインド料理レストランがテナントあって
美味しいビリヤニを食べられていたそんな何でも無いようなことが幸せだったと思う昔を懐かしむばかりよ。
インド人現地シェフはテナント料が高い高い!っていつもぼやいていたけど、
たぶん日本でレストラン開業できるよ!ってそそのかされてやってきたけど、
自分のお店を持つどころか、
マーケットでのテナントに入店して思ったよりテナント料が高かったって想像を絶していたのかしら?
そう思うと気の毒だけど、
もうあの味のビリヤニの美味しい旨味が味わえないと思うと淋しいわね。
32件ハシゴして分かったわ。
凝ってるところもあれば手軽に作ったものもあったりして、
この季節になると
鍋を作りながら
あの頃の美味しいビリヤニのことを思ってやまないのよね。
シェフ元気かな?って今でもたまに思うわ。
うふふ。
玉子とレタスサンドのが今日なかったので期間限定よろしく終売なのかしら?
名残惜しいわ。
美味しいものには終わりがあるのよ。
この時期安定的にまあそこそこ買えるグレープフルーツがデトックスウォーター界隈では重宝されているので、
昨日の文化的な行いのつもりで、
搾りマジ果汁じゃなくて、
半月切りの輪切りにしてこしらえた、
ピンクグレープフルーツウォーラーね。
もう物の値段が色々高いわ。
すいすいすいようび~
今日も頑張りましょう!
料理って人によって心理的障壁の高さがかなり違うけど、もう現代では料理好きじゃない人は家庭料理なんかしなくていいと思うんだよね。全部冷食やnoshみたいなミールキットでいいと思う。どうせ近い将来家庭料理文化は消滅するだろうし。
最後に残ってるのは「子供には手作りの家庭料理を食べさせなければ」という強迫観念なんだと思うけど、それって単なる呪いでしかないと思う。別に家庭料理が愛情表現の全てじゃないし、ミールキット中心で育ったならそういうもんと思うだけだよ。それよりも嫌いな料理を嫌々作ってストレス貯めていつもピリピリしてる親がいる環境の方が悪影響でかいと思うわ。
嫁ちゃんは全く悪くないよ。この本の作者は、素材を活かしたポトフを教えたかったんだね。フランスの家庭料理ってのは本来はこうなのかもしれないし、
著者も凄くいい素材をつかってる想定なのかもしれない。
とてもいい本を買ったよね。作者さんは、基本的に味付けが薄めな人のようだから、作ってみて足りなければ工夫をする事も出来る。
一見それなりに読める文章に見えて、ロジックが空っぽのアホエッセイってのは、なんなんだろうなあ
ジェンダーキャップの考え有るさまざまな要素に思考が及ばぬ視野の狭さ
うーん
今日知った事として、女性シェフの割合はほぼ半数に達しつつあるのに、ミシュランの星を持つ女性シェフは全体の1.3%らしいのだが
増田家は結婚二年目の夫婦で、家事は双方が負担をする感じで日々の生活を送っている。
増田は36歳で増田嫁は28歳なので、独身生活が長かった増田の方は一通りの家事も出来るし、料理も好きだったので得意な方ではあるはず。
嫁は若い事もあり、また独身時代も実家にいたので、料理や家事が得意な方ではなかった。(現在は、もうだいぶ出来る嫁になってるので、これは過去の話)
なのだが、今後の事を考えつつ彼女の希望を入れて、料理については月火水木は増田、それ以外は嫁という分担で新婚生活を始めた。
平日のしんどい時は慣れてる俺が、余裕がある時は嫁がゆっくりやると言う感じの設計だった。
料理をしたいという嫁に対して最初に言ったことは、まずはレシピ本を買おうと。
ネットのレシピは多彩だが、一人の料理研究家がまとめた基本的な料理の味付けを覚える事で、基準を覚えて欲しかったし
やがてそこから自分なりの工夫を入れられれば、楽しくなると言うのが、その理由だ。守破離って奴だね。
そんな嫁が料理を始めて間もないある日、作ったポトフがあまり美味しくなかった事があり、迂闊にもそれを顔に出してしまった。
「美味しくなかった?」
「いや、美味しくないって事はないんだけど、何か足りないんだよな。これって例の買った本のレシピ通り?」
「ふーん、どれどれちょっと見てみようか」
とレシピを見てみると、素材の味を活かしたい意図があるんだろう、圧倒的に味付けが薄いことに気付く。というか、水と塩と素材だけだ・・・。
「嫁ちゃんは全く悪くないよ。この本の作者は、素材を活かしたポトフを教えたかったんだね。フランスの家庭料理ってのは本来はこうなのかもしれないし、
著者も凄くいい素材をつかってる想定なのかもしれない。でも、調理時間や材料的にも味が足りてないと思う。
明日、もう一度だけ同じのを作ってみようよ。その時には、このポトフは鶏肉つかうから、鶏がらスープの素を小さじ1.5、塩も小さじ0.5足して、
煮込む意に、粒胡椒を小さじ1、それからローリエを入れよう。これで、かなり美味しく感じると思うよ。」
と言う事で、翌日作って貰ったポトフはちゃんと美味しかったし、嫁もこっちの方が美味しいと喜んでいた。
嫁には、「とてもいい本を買ったよね。作者さんは、基本的に味付けが薄めな人のようだから、作ってみて足りなければ工夫をする事も出来る。
それに、どれも足りないんじゃなくて、たまにそうってだけだから凄くいい経験になるレシピ集だと思う。」と話した。
あれから時間が経って、嫁が作る料理が美味しくないって事は殆どなくなった。プロの料理人としてはどうか知らんが、ベテラン独身生活者の免許皆伝だ。
まだ現代社会は男の方が力を握ってる社会であることは間違いない。従って、有名なレストランの顧客も多くは男性なのだろう。
こうなると、件のレシピ集を出版した女性料理研究家の素朴な味付けよりは、パンチを効かせる調味料を用いる方を好む客も増える事になる。
俺の嫁は俺の味付けの癖をしってれば、俺からの星はいくらでも貰えるし、既にスリースターシェフなのだが、多様な男性客相手ではこうはいかない。
件の料理研究家の料理に俺が星をつけることはなかったのと同じ様に、これまで星を得て来たレストランの基準に女性らしい基準が加わるのは簡単な話でもなく、
女性シェフがどれほど増えても何かが足りないと言われ続けるのかもしれないし、おそらくはそういった背景が一流シェフと言われる機会を少なくしてるのだろう。
1.3%って小さな数字には、女性の能力よりも、まだまだ男性社会なのだって事実が反映されてるんだろうなと思った。50年くらいは変わらんだろうね。