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2020-11-06

まりケチ臭さに絶望している

ちょっとこの記事を見ていただきたい。

https://news.yahoo.co.jp/articles/6a3ecc5d86ac23bc40fe3438fb41c10a4604fdf6

もしドラえもんのひみつ道具を買えるとしたらいくらまで出せる?」

って話なんだが、

「ソノウソホント」約7億3900万円

「とうめいマント」約1億4900万円

どこでもドア」約1200万円

タイムマシン」約3500万円

もしもボックス」約9000万円

「アンキパン」約8万円

だそうだ。

お前ら秘密道具ナメてんのか。

アンキパンは、まあ妥当な所かも知れんが、他はお話にならんだろ。

どこでもドアが約1200万円? ランボルギーニアヴェンタドールの4分の1?

あれ、10光年以内ならどこでも行けるんだぞ?

ちなみに地球から最も離れた人工物は、ボイジャー1号で既に太陽系内にいないが、それでも1光日に達してない。

火星どころか、別の恒星であるケンタウロスアルファ星であろうと5秒で到達できるんだぞどこでもドアなら。

1200万で買えると思ってんのか?

日本を丸ごと売り飛ばしても買えるものかよ。

タイムマシンもしもボックスは言うに及ばず。

ソノウソホントも「宝くじ100億円当たる」と一言100億円手に入るんだが、出せる金が7億3900万円だと?

どんだけケチなんだよお前。

2020-11-03

anond:20201103125849

普通の男女でも常時起こってるのに

もう背景から一万光年くらい離れてそだし

二人で選びに行ったらよかったとしか言えない

2020-10-22

anond:20201021210748

俺も無職中年である

若くてきれいな女性など別の惑星に住む一生涯無縁の別の生物である

生涯無縁の対象なのだから何の希望も抱くことはなく失望することもない

なんでわざわざ自分から光年も離れたαケンタウリ星に住む宇宙サソリに刺されに行くようなマネをするんだ?

馬鹿なの?

2020-09-19

出身惑星同一性障害を持つ者の苦悩

さて、私は地球から何万光年も離れた惑星からやって来たいわゆる宇宙人である。とは言っても、外見だけから私をそうだと言い当てることは出来ない。なぜなら、私は地球上では地球人の肉体を用いて生活しているかである

私の故郷惑星における文明は、地球人類文明が持つのとは異なる文化を持つ。そのため、地球暮らし始めた当初は戸惑うことの連続であった。私の出身惑星自然であることはこの地球と呼ばれる惑星においては自然であるとは限らず、その逆もまた然りだからである。具体的に述べよう。まず、私の惑星では衣服を着用するという文化がない。裸の状態でも性器露出しておらず、また、非常に高度な体温調節の機能が我々の肉体には備わっているので衣服を着用するという必然性が生じなかったかであるしか地球人類はそうではなく、そのために衣服の着用を必要とし、それがいつしか社会的規範、ひいては明文法に組み込まれるようになった。私は地球に来てただちに地球上の法執行機関による直接指導を受けるという形でそれを学ぶことになった。(私の姿を見た地球人が「露出狂!」と叫び、私は気づけば拘束されていた。)

私にとって衣服を着用するということはいたって自然ではない。しかしながら私は地球人類区別できない肉体を用いて生活をしている以上、他の地球人が私を地球人と誤認し、地球人が従うところの社会的規範服従するよう私にも要求することは自然であるから、彼らを責めることは出来ない。私も不必要な面倒ごとは避けたいから、地球人の期待に添うために衣服を着用することを選択している。しかし、付言しておきたいのは、私の故郷惑星では文明地球比較すれば数世紀程度進んでおり、私のような状態は「出身惑星同一性障害」として認識され、必要ケアが受けられるという事実である。どうやら地球においても近年「性同一性障害」という状態認知が進みつつあるようだが、「男の肉体を持ちながら男として振る舞うことに苦痛を感じる」という状態障害であるとみなされるのであれば、「地球人の肉体を持ちながら地球人として振る舞うことに苦痛を感じる」という状態障害であるという認識も持ってもらいたいところである地球人類進歩には期待している。

2020-09-16

距離時間

この前、車で4時間くらいかけて和歌山まで行った。運転中は当然寝るわけにはいかないので、それなりに疲れる。

肉体的な疲労感でいうと、12時間くらい飛行機に乗ったのと変わらない。(そのうち半分以上は寝てる)

まり感覚的に言えば、和歌山に行くのもヨーロッパアメリカに行くのも同じようなもんなわけで。

そこで「光年」という単位を思い出した。

光年はもちろん距離を表すわけだけど、文字通り時間感覚内包している。

高速移動の手段を手に入れた人類にとっては、メートルキロメートルといった、ある地点同士がどの程度離れているか意味はあるが、

移動の負担も含めて考えるのが合理的ではないだろうか。

2020-09-10

クソデカ桃太郎

昔々、それはもうあきれかえるくらい昔。重箱の隅をつつくようなこの世界の片隅に

仙人のごとく白髪白鬚を腰にまで下ろした枯草のような顔のおじいさんと、

齢千年に及ぶ木の皮の表面のようにしわくちゃな顔のおばあさんが住んでいました。

おじいさんは大気圏を超えるほどそびえ立つ山へ芝狩りに、

おばあさんは大河のように広い川へ、一億二千枚の服の洗濯に行きました。

おばあさんが川で怒涛のように洗濯をしていると、

ドドドドドドドドドドドドドンブラコ、

ドドドドドドドドドドドドドンブラコと、

大河の両岸を削りながら超巨大な桃が流れてきました。

婆「おお、こいつは重畳(ちょうじょう)!!じいさんへのみやげにしてくれるわ!

おばあさんは超巨大な桃によってできた洪水を乗り越え、その桃を片手でつまみあげると一飛びで家へと持ち帰りました。

そして、おじいさんとおばあさんが桃を食べようと、対城用超超巨大白銀刃(しろがねやいば)で舞空術(ぶくうじゅつ)から天地開闢かいびゃく)切りで桃をたたっ切ると、

なんと中から家の屋根をぶち破るほどクソデカ男の子が飛び出してきました。

爺「でかぁあああい説明不要!こいつは神様からの超贈り物ぉ!」

子どものいなかったおじいさんとおばあさんは三日三晩踊り狂うほど大喜びし、二人は男の子をクソデカ桃太郎と名付けました。

クソデカ桃太郎は笑っちゃうほどスクスク育って、クソ強い男の子になりました。

そしてある日、クソデカ桃太郎が言いました。

桃「このちっぽけな銀河の端くれでクソ鬼どもが悪さをしているらしい。俺は惑星鬼ヶ島へ行って、悪鬼羅刹(あっきらせつ)を退治してくる」

婆「ならばクソデカ桃太郎。これを持っておいき!」

おばあさんは天界仕入れた黍(きび)を使い、地表の三分の二を覆い尽くすレベルの黍団子を作って渡すと、クソデカ桃太郎は、その九割を一口で食べると思い切り跳躍して宇宙へと飛んでいきました。

アステロイドベルトにまで到着すると、月くらい大きい犬に出会いました。

犬「クソデカ桃太郎、どこへ行く?」

桃「クソ鬼ヶ島へ、クソ鬼退治に」

犬「それでは、お腰に着けた黍団子!一つと言わず全部くれ!お伴してやろう!」

桃「貴様には一つだけで十分だ!」

犬は隕石大のきび団子を口に突っ込められ、桃太郎のおともになりました。

そして、アンドロメダ銀河を飛び越えると今度は木星くらいあるサル出会いました。

猿「クソデカ桃太郎、どこへ行く?」

桃「クソ鬼ヶ島へ、クソ鬼退治に」

猿「それでは、お腰に付けたきび団子!1つと言わずお前ごと食らってやろう!」

桃「貴様にはその辺の星で十分だ!」

サルは近くの星を口に突っ込められ、桃太郎のおともになりました。

そして、別の宇宙にまで到達すると今度は銀河系どころの大きさじゃないキジ出会いました。

雉「クソデカ桃太郎、どこへ行く?」

桃「クソ鬼ヶ島へ、クソ鬼退治に」

雉「それでは、お腰に付けたきび団子!1つと言わずこの世の全てを食らい尽くす!」

桃「貴様にはその辺の宇宙で十分だ!」

キジは無数にある宇宙の1つを口に突っ込められ、桃太郎のおともになりました。

こうして、イヌサルキジの仲間を手に入れたクソデカ桃太郎は、ついに一片の光もない虚無の底、全宇宙の始まり場所である「無」に存在するクソ鬼ヶ島へやってきました。

桃「惑星と聞いたが、まさか貴様らは」

鬼「察する通りだ。我らは全生命体の魂に潜む『悪』『欲望』『怨念』を司る鬼である

闇に巣食うは一兆一京(いっけい)を超えた無量大数の鬼。蛇蝎魔喝(だかつまかつ)にして、永劫不変(えいごうふへん)の、人の原罪

鬼「我らは人の数ほど存在し、ありとあらゆる欲求の渇望、競争を生む概念のもの!」

鬼「我らを滅するは全宇宙腑抜けにすること。繁殖欲求すら失うならば人の滅亡!それでいいのかクソデカ桃太郎!」

犬「こいつらは諸悪の根源にして等身大人間だと!?

猿「ば、ばかなぁあああああ」

雉「鬼は人。人は鬼。それもまた一つの側面ということか」

三匹の視線がクソデカ桃太郎に集まる。彼は今の一瞬で三千世界悟りを開いた。

桃「ふはははははははははあ!」

彼が手を叩くと、その衝撃が宇宙を超え、銀河を超え、ある惑星の、大河に佇む老婆の横に咲く、無数の花を揺らした。

桃「俺はこのために生まれたのかもしれん」

鬼「何?」

桃「なぜなら俺はクソデカ桃太郎からだ」

桃「かかれええええええ!」

クソデカ桃太郎と三匹は無限の鬼の大群に突っ込んでいきました。それはどれだけ時間をかけても終わらない戦いでした。無の外では、宇宙の滅亡と誕生を繰り返す輪廻りんね)の輪が広がっています生命が一つでも宇宙にある限り、鬼は滅ぶことはない――彼らはいしか互いに相反(あいはん)する概念として溶け込んでいきました。

やがて混沌とした無の中で一つの芽が生まれ、宙(そら)に向かって落ちていきます原初の海から数万億光年先へと飛び立つと大きな爆発を起こして新しい世界が始まりました。

岩が星となり、その地に生命が生じ、絶滅進化を繰り返していきます。知恵ある生物文明を興し、それもまた滅亡と勃興(ぼっこう)を数えきれないほど繰り返していきました。

やがて、束の間の平和を手に入れた人類男の子が言います

子「ももたろさん、ももたろさん、おこしにつけたきびだんごひとつわたしにくださいな」

そんな他愛のない昔話を読む姿を両親は優し気に微笑むのでした。

今、本当のクソデカ桃太郎はどうしているのでしょう?

そう――彼らは今、かけがえのない善性となって全ての人間の心の中にいるのです。

https://youtu.be/FOhGVCAwW-A

2020-08-23

テレパシーみたいに会話したい

前にはてブ増田で読んだんだけど何カ国語も話せる学者さんの話でその人は数学を考えるとき日本語英語じゃ思考スピードに追いつかないから1番発音数が少なくてすむ中国語で考える、とかそういう内容だった。

私は日本語しか話せないけどその感覚めちゃくちゃ分かる。

コミュニケーションというのは相手に伝わるように論理的に組み立てて話す、ということは知っている。

知ってるけど、話半分だったりもしくは自分説明力が乏しかった時に相手が言いたいこと100%理解してくれた時の喜びってなんなんですかね。

これはいつも一緒にいる人や仲の良い人だと身内だけに通じる言葉があったり前提の共有ができてるので起こりやすい。

でも全くの初対面の人でも発動する時がある。

例えば商業施設の中の映画館へ車で行ったとき

エレベーターに乗っていてしばらくすると夫婦が入ってきた。私はこの夫婦ショッピングではなく映画見に行くんだなとなぜか分かったし、そして、駐車場の階数と売り場の階数が連動していないという不親切な設計のこのビル映画館の5Fではなく駐車場の5Fを夫婦が押してしまってることにも気づいた。

5Fの映画館に行くためには駐車場エレベーターでは6Fを押さなくてはたどりつけない。

私はこの夫婦映画館に行くという確証もないのに階数間違えてますよと話しかけた。

しかしこの階数が連動していないという情報をどうやって言語化すればいいのかその時は分からなくて話しかけたはいもののすぐ言葉に詰まった。

階数パネルを指してあのー……えーっと…としか言えない私。今思うと完全に不審者。ほんとごめん。

でも奥さんのほうがすぐに「ああ!そういうことね。ありがとう」と言って分かってくれた。

そう奥さんもそれだけしか言わなかった。でも全てが通じ合っていた。なんて頭のいい人かと思った。

から見たらまったく会話になってない意味不明人達だ。なにも論理的ではなくただただ直感によってだけ会話している。

でもこういう時私は脳が快感でたまらなくなる。こういう感覚の遥か光年先に藤井翔太さんの試合中の脳内があるのかなって考えたりする。

言語なんか使って論理的に話してる場合ではない。

そもそも私はオタクなので興奮すると早口になる。

伝えたい情報量と言語スピードが比例してないからだ。

から全てを言わずとも、あーはいはいそれ!というノリで話したい。そしてどんどん言葉が削ぎ落とされノンバーバルになってテレパシーで会話がしたい。エレベーターの中の会話なんてほぼほぼテレパシーしかない。

5chの有名コピペ「閃いた!」「通報した」。このスピード感こそがテレパシーだ。テレパシーが使えたとき人は快感になる。

から私はテレパシーが通じる人に稀に出会うととても幸せ気持ちになる。

もし世界線が違えばロジックではなくテレパシー能力が発達した世界になったのかな。

テレパシー好きな人ますか??

自分テレパシー好きなの充分理解しているので仕事の時などは特に気をつけて言語を使ってなるべく論理的になるように努力してます。気を抜くとすぐ長嶋さん論法になってしまうので。

あと家族内でアレソレでお願いしないようにも気をつけています

2020-08-09

anond:20200809050810

ワイは今地下320万光年まで降りてきたところやで

光未満のつぶつぶだけが友達

2020-08-02

手話問題は、文化の盗用ではなく文化強要に近い

ある日、日本宇宙人がやってきて、君らの言葉勉強たから話せるで!

と言って、平安時代古文のような言葉を話し始めた。

地球宇宙人の住んでる星が千光年離れていたせいで、千年前の日本語が宇宙人に伝わっていたのだった。

日本人の多くは、宇宙人語は複雑すぎてわからんし、発声器官も異なるせいで、まともに喋れないしで、

古文であっても曲がりなりにも日本語を学んで話してくれる宇宙人にはめっちゃ感謝したのだった。

しかし、日本人と宇宙人交流が始まって以来、ずっと宇宙人の書く書類は全部、古文。話す言葉古語

最近になって、宇宙人達が

君らの最近日本語はようわからんから、君らも正しい日本語古文のこと)を学んでみたらどうや?と言い出した。

宇宙人無償提供してくれた高度な技術資料古文で書かれているせいで、

技術増田毎日古文と格闘している。

清少納言がもう少し今風の日本語で書いてくれていれば・・・」といつも思うのだが、

その思いが千年前に届くことは無い。(完

2020-07-19

スペースSF空気

なんかあるじゃないですか

宇宙モノ独特の空気というか雰囲気というか、アレ

たとえばドラえもんなんかは基本的宇宙モノじゃないけど、映画宇宙舞台になったりすると俄然あの空気を帯びはじめる

なんつうんですかね 宇宙のあの絶望的な広さ、圧倒的な空虚人類天文学的孤立

プラネテスみたいな人類しか出てこない作品でも、スターウォーズみたいないろんな星系のやつらがワチャワチャ出てくる作品でも、なんというかあの孤独感は絶対ある気がする

重力なんかもエモいよなあ 星々は引かれ合うわけだ、このアホみたいに広いのにものは少ない宇宙のなかで!

(20光年孤独、すげえいい詩だ ありがとう小説増田 谷川俊太郎イメージが久しぶりに「なんでもおまんこの人」じゃなくなったよ そういえばすごい人なんだった いやなんでもおまんこも大概すごいけどな)

ああ宇宙 俺の最高到達高度はせいぜい飛行機のそれだけど、想像の中ではけっこう宇宙行ってるぜ 宇宙、広いぜ…

スペースオペラはあの孤独感があってこそだよなあ いくら登場人物が多くても、宇宙空間舞台になった時点で寂しさがどこかに現れてしまう そんな気がする

地上にへばりついて、地表程度の狭さの世界に70億人おる!と思って生きるべきか 宇宙バカかい空間の中に数えられる程度の生命しかおらん…と思って生きるべきか

インターステラーラスト脱力した

インターステラークライマックスラストに全く共感できなかった

序盤の無人探索機を追いかけるシーン、先細りしていく荒廃した世界。そして中盤の時間空間想像を絶するほどに隔絶した別の惑星、そんな極限状況で人類の命運を託されてさえエゴ支配される人間のちっぽけさ… そこまでの積み重ねがあまりにも圧倒的だからこそ… 最後が… あまりにも

宇宙の果のワームホールから重力を介して過去の娘と交信…?

愛の力で数万光年だか分からないけど離れた時空とつながる…?

人間意思心理論…?

それまで嫌というほどに残酷酷薄宇宙の途方もなさをぶつけておきながら

最後最後人間の愛で全てが解決されるの…?

それとも見落としてただけで、実は神様的な超越銀河文明があって

その人たちが思いを汲んで助けてくれたんだろうか…?

こんな遠くまでよく来た頑張った!ご褒美!みたいな

愛がなければ全て無意味だとは思う

でも、愛は現実世界には何も影響を及ぼさないからこそ、

人の心において、存在しえない存在理由を生み出す

親子の愛は素晴らしいものだと思うが

それで現実の難問が解決!というのは

しろ愛のあり方を貶めていると思う


追記

そういえば銀河文明的なの出てたね、そういえば

とするとむしろ愛が全て、ではなくて

超越銀河文明科学力すごい!なのか

初めて接触した生命体の心理を的確に読み取って

ワームホールをその生命体に操作させる…

追記2】

コメントありがとう

ラストも含めて好きな人もいれば、途中までは…という自分みたいな人もいるんだな

ラスト好きな人意見も知れて良かった

あと銀河文明は完全に自分勘違いで、未来人類だね

正直すまんかった

蝉の声

僕が地球に不時着したのは32年前で、故郷の星に戻ることを諦め今の妻と結婚してから4年になる。

結婚を機にウォーターサーバー営業の職に就き、契約先のオフィスを巡って重たい水のボトルを運ぶ日々を送っている。

ーー

数年に一度くらいのことなのだけれど、街角で僕以外の宇宙人を見かけることがある。

地球人にはまったく気づかれないと思うが、やはり宇宙人同士だと一目でそれとわかるものだ。

苦笑いを浮かべて会釈を交わすこともあれば、こっちに気づいた瞬間に走って逃げられることもある。

お互いにいろんな事情があってこの星に迷い込み、生きることを決めたのだろう。

ーー

地球人は安全まりない生き物だけれど、得体の知れない異星人には捕食される危険性がある。

から宇宙人同士で会話することはないし、会話したとしても必要最小限の二、三言で、以後はできる限り互いが会わないように注意して行動するようになる。

なので今日最終電車を待つ夜のホーム出会った宇宙人と、数分とはいえ世間話しをしたのは初めてのことだった。

普通ならそんな危険なことは絶対にしないのだけれど、彼の首筋に宇宙刑務所マーク刺青(脳に施されるため、刑期を全うしない限りはどれだけ肉体改造しても神経を伝達して浮かび上がってくる)があり、それで彼が宇宙刑務所から脱獄囚だと気づいて、思わず自分からしかけてしまったのだ。

「あの刑務所って、宇宙誕生してから、たった一人しか脱獄成功していないんですよね?」と僕は尋ねる。

「ええ……そうらしいですね」と男は遠慮がちに言う。彼は50代後半の男性地球人が休日を過ごすときのような姿をしていた。

「なにか、生まれつき特殊能力をお持ちだったんですか? テレポーテーションとか、サイコキネシスとか?」

「いえいえ、そんな凄いことなんて何一つ……というか、実際にそういった能力を持つ宇宙人って、実在するのですか?」

「いや、すいません」僕は頭を搔く。「地球テレビ番組とかでよくそういう設定の宇宙人を見るので、つい。実際には、聞いたことがないです」

「ははは。そうですよね。私の故郷の星は地球とよく似た環境で、というかほとんど違いがなくて、むしろ地球人に比べてわずかに非力なくらいです。だから自動じゃないドアが重くってね、ははは」

地球人は宇宙人の中では怪力なほうですもんね」僕は持っていた缶コーヒー一口飲んで一拍間を空けてから「それで、どうやって脱獄したんですか?」と、一番聞きたかった質問について、できるだけなんでもない風を装い、尋ねる。

「うーん、あれは脱獄したというか、気づいたら脱獄していたというか」と彼は言葉を選ぶようにして言う。「脱獄には地球時間で8週間ほどかかったのですが、意識がなかった時間も多くて。心音を止めないと探知機が作動する通路があって、心停止していた期間とかもあって、記憶曖昧なんです、無事に蘇生できたからよかったのですが」

心停止、ですって? かなり、壮絶だったんですね」

「そうですね。一緒に脱獄を企てた幼馴染が蘇生に失敗して、途中で息絶えてね。あとは刑務所から脱獄計画を中止しないと一緒に収監されている息子を拷問するぞと監内放送で脅されたりして……ブラフとわかっていても、あれはこたえましたね」

「それは……」僕は絶句する。

宇宙警察では収監されるときに服はおろか、体毛も歯も爪も触手も手術で没収されるでしょう。食事も粉末栄養から脱獄に使える道具もなくて、とにかく知恵をしぼりましたねぇ」

そこまで聞いて僕は、最終電車が来るまであと数分もないことに思い至る。

彼に聞きたいことは山ほどあった。だが、残り時間でそれを全て聞くことはできそうにない。

「どうして、あなただったんですか?」この機会を逃したらもう2度と会えないのだ。僕は失礼を承知で、思い切って知りたいことを端的に尋ねることにする。

宇宙刑務所では毎日、何億人という荒くれ者や知能犯宇宙人たちが、ありとあらゆる方法脱獄に挑んでは命を落としてるって聞いたことがあります。どうして、あなたけが脱獄できたんでしょうか?」

「そう……ですね」彼はうつむいて、黙り込んでしまった。僕は気に触るようなことを言ってしまたかと一瞬不安になったが、彼の表情を見るに、僕の投げかけた問いに真剣に答えてくれようとしているみたいだった。僕は辛抱強くその問いの答えを待ち続ける。

待ちながらふと、その問いは彼がずっと自分自身に対して問い続けてきた質問なのではないか、と僕は思う

「私は、ずっと」と絞り出すように、彼は言った。

「私はずっと幼い頃から、【この世界は私のためにつくられてなんかいないんだ】と、はっきりと認識していました。

 どうやら、家族友達はみんな、この世界自分自身にとってなんらかの意味があると自然と感じているんだ、と知って、自分にはそれがとにかく不思議しょうがなかったんです。

 世界自分が大なり小なり呼応した存在であるという、周囲の人たちが当たり前に感じる感覚を、私は幼い頃からずっと感じることができなかった。私は、この世界自分というちっぽけな存在を全く気にしてもいなくて、ただ自分の隣を通り過ぎていくだけの存在しかないのだ、と、そういうふうにはっきりと感じていました。

 この世界は偶然私と出会っただけで、私のことに気づいてなんていやしない。深い海の底で巨大な鯨と出会っても、鯨は私を気にもとめずに泳ぎ続けていくでしょう。私にとって世界とは、そういうものなんです。

 私は生まれつきこの世界に対して、違和感というか、距離感を感じていました。なんというか、それを私のように感じている人に出会たことがないんです。近いことを感じていても、私のようにはっきりと確信している人は、いない。もし、私だけに宇宙刑務所脱獄できた理由があるとするなら、脱獄手法は全く本質的ではなくて、その距離感こそが――」

彼がそこまで話したところで、僕が乗る最終電車ホームへ入ってきた。

僕は彼の顔を見る。彼はまだ何か話したそうな、もどかしい表情をしていた。

もう少しだけ。もう本当にわずかな時間さえあれば、彼が幼い頃から感じてきた何かを、やっと言葉にできる手助けができるのかもしれない、と僕は思う

でも僕にはそれを待てるだけの時間がない。明日仕事があるし、なにより終電を乗り逃したら、家で待つ妻がひどく心配するだろう。

けれど――

『二十億光年孤独』ですかね。

その時、そんな言葉が、僕の口を衝いて出てきた。

僕と彼はその言葉に、一瞬だけあっけにとられたような顔で見つめ合ったあとで、あはは、と一緒に笑った。

ああ、彼もあの詩を読んだことがあるんだ。と思い、僕は嬉しい気持ちになる。

無言の会釈を交わして僕たちは別れ、それぞれの日常へと帰っていく。

ーー

自宅のマンション前に辿り着くと、部屋の明かりが消えているのが見えた。妻はもう先に眠っているようだった。

僕はエレベーターで八階に上がり、音を立てないように玄関を開け、リビングの明かりを灯す。

リビングテーブルの上に、妻が僕のために作ってくれた夕食と、A4サイズ封筒が置かれていた。

僕は夕食のおかずを電子レンジに入れてから椅子に座り、封筒を手に取る。中には書類が入っているようだった。僕は中の書類を取り出す。

そこには、妻の不妊治療の結果と、夫向けの精子検査パンフレットが入っていた。僕は詳細については読まず、書類封筒に戻す。

僕はその封筒をじっと見つめ、それから寝室で寝ている妻のことを思った。

「この世界は私のためなんかにはつくられていない」

と彼は言っていた。僕には彼の話を完全に理解することはできなかった。

彼の言ったことが僕にも当てはまるとしたら、僕と妻はこの世界でどれだけ一緒にいられるのだろうか、と僕は考える。

僕は僕の夕食が温まりきるまでのわずかな時間、目を閉じ、『二十億光年孤独』の詩を思い出そうとしてみる。

 万有引力とは

 ひき合う孤独の力である

 宇宙はひずんでいる

 それ故みんなはもとめ合う

いつだったか僕は図書館でその詩に出会い、

その時にはっきりと、故郷の星に戻ることを諦めたのだ。

それはたしか夏だった。あの日の蝉の声が僕の中で蘇ってくる。

 

 宇宙はどんどん膨らんでゆく

 それ故みんなは不安である


電子レンジ現実へ帰れと僕を呼んでいる。

二十億光年より深い孤独に、僕は思わず涙をこぼした。

2020-07-05

女って怖い。子供相手には無敵

大丈夫?」と声かけも…4歳男児を女がひき逃げ

https://news.yahoo.co.jp/articles/3008e7f985c02612fb960387efbe49acd01f6033

名前も出ないし女は本当に上級国民だわ

女に生まれただけで男より一億光年優遇されている

2020-06-26

anond:20200625093414

チューニングサポートほぼ無しのアナログ手回し選曲ラジオは探せばあるよ


現行だとSONYポータブルラジオICF-506」あたりがそうだ

https://www.amazon.co.jp/dp/B073X2WSDM/hatena-blog-22/


公式はてなブログアフィが嫌な心の狭い人は以下から

https://www.amazon.co.jp/dp/B073X2WSDM/


このラジオ、実質5000円で可もなく不可もない出来でいいんだけど、唯一電源スイッチが最悪

なぜ単独ボタンにしなかったのか100光年問い詰めたい

2020-06-24

anond:20200624135620

殺人事件が起きれば

けっきょくは命がけで差別したい奴はいないんだから減るはずだろう

 

「公での罵倒は、多くの国で強い報復を呼ぶ」

https://togetter.com/li/1226566

悪魔の詩訳者殺人事件

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%82%AA%E9%AD%94%E3%81%AE%E8%A9%A9%E8%A8%B3%E8%80%85%E6%AE%BA%E4%BA%BA%E4%BA%8B%E4%BB%B6

 

ムスリム侮辱したらいけないよ宗教自由だよ」と語るよりたった一軒の殺人事件のほうが1億光年効果

 

2020-06-18

クソデカ土佐日記十二月廿一日~十二月廿二日>

男も女も老いも若きもLGBTQもセクマイも猫も杓子もしまくってると聞くクソデカ日記ってやつを、増田女もしてみむとて、マジくそ真面目にするなり。

それの年(どれの年?)のディセンバー(しはす)の廿日あまり一日の日の戌の刻から逆算していつものように5時間前行動で慎重に門出す。きっとどこかで出会えるからさよならKGB拷問にかけられても絶対言わないと断言するけど、いささかにものに書き殴り付く。

ある人、ジャスコしかないようなドへんぴな田舎で何億光年社畜のごとくこき使われたあげくに、残務整理に終われまくって強迫性障害になりかけたのち、例のことども完膚なきまでにしおへて、内容証明で解由(げゆ)などとりて、ベルサイユ宮殿くらいあるクソデカい館よりいでて、不沈船と呼ばれるほどに屈強な造りの舟に乗るべきところへ亜音速にてたどり着く。知らない奴らもいたけど、マジクソかったるそうにめんどくさそうにしながらも、そこは大人と言うことで形式的な別れの挨拶などしながら送りす。ねんごろに仲良くなった心のマブダであるイツメンたちなんかは、おまえと離ればなれになりたくないと号泣しながら地面を1秒間に5400回くらい転げ回っているうちにマジ秒で朝になってた相対性理論パネェ

廿二日、和泉の国まで何一つ悪いことが起きずに平穏以外の言葉で表しようのないほどスムーズな航海になってくれなきゃ嫌だ嫌だと都合のいいときだけ神仏に願を掛ける。藤原ときざねなんかは完全に調子に乗っていてフォロワー稼ぐためなら何でもするぜくらいの勢いで、舟で行くぞって耳に深海200万マイルに住むタコができるくらい口を酸っぱくして言っておいたのに、馬のはなむけとかしやがるマジキチかよ。全知全能の神と同等程度と言っても過言じゃないくらい偉い人が「今日無礼講で」とか抜かすもんだから、崇高なるものからスクールカースト底辺に至るまで身分を問わず一気飲みコールエンドレスで鳴り止まないほど飲みまくって吐きまくって若干名ほどは急性アルコール中毒で運ばれながらも、いとあやしく、海辺で砂まみれ塩まみれになりながら「海って思ったより居心地悪いんだな」と深層心理無意識レベル阿頼耶識サブリミナルくらいの一瞬だけ思ったけどそんなことを言えば国際条約禁止されるくらいの高い殺傷能力でその場の雰囲気を木っ端みじんにぶち壊すと思ったので口には出さずにあざれあへり。

2020-06-12

クソデカ赤ずきん

真っ赤ずきんちゃんは、ガチ世界一かわいい女の子です。

ある日、この世で一番かわいい真っ赤ずきんちゃんのお母さんが、絶世の美少女真っ赤ずきんちゃんに言いました。

「ありえんレベルデカイおばあさんに六万キロの激甘お菓子度数百億度のガチすごいぶどうしゅをなるはやで届けておくれ。クソ寄り道をしてはいけませんよ。」

「超マジわかったわ。」と、爆裂かわいい赤ずきんちゃんはそういってさっそく光速バカかいおばあさんの山みたいにデカイ家に音速ででかけました。

ソバデカイぐらいデカイおばあさんは大陸並みに広い激ヤバい森の奥に三億年住んでいます

かわいい真っ赤ずきんちゃんがこの世の終わりぐらい広い森の入口に着いたとき、見上げると首が折れるレベルデカイ狼が出てきて、

「ありえんくらいかわいい真っ赤ずきんちゃん、超巨大なしみったれたおばあさんの所に行くんだろう。それなら、1677万色ぐらいある花をバカみたいに摘んで行きなよ。」

「それはめっちゃいい考えね。ガチ。」

ガチ海くらいデカくて広い森には、九億本の鬼大量の花がこれでもかと狂った量咲いており、

情熱のマジ真っ赤ずきんちゃんが、クソ寄り道をして花を二トン摘んでいる間に、超悪どい性悪クソ狼は世界一デカしみったれたおばあさんの所に行きました。

そして、下手な星よりビッグなおばあさんをマッハでぺろりと飲み込んで、引くぐらいデカイベッドに五千回潜り込みました。

爆裂真っ赤ずきんちゃんが、超絶大サイズ惑星おばあさんのマジめっちゃ銀河オブ銀河な家に着きました。

やたらめったらものすごいデカめのおばあさんはベッドに寝ていました。

デカおばあさんの耳は滅茶苦茶に大きいのね。」

もはや赤そのもの真っ赤ずきんちゃんが聞くと、とち狂ったデカさのおばあさんに化けたこれまたクソデカバカ狼は、言いました。

「耳が壊れるくらいバカ大きなお前の声を聞くためさ。」

「目も月みたいに大きいのね。」

「お前をめっちゃすげーよく見るためさ。」

「どうして口がそんなにガチで大きいの。」

「それはお前を超早くもりもり食べるためさ。」

めっちゃ悪い狼はそういうと、鮮烈な真っ赤ずきんちゃんをぺろりと超簡単に神速で飲み込んでしまいました。

その時、一人の史上最強バカ強い猟師が超近くを通りかかり、バチクソでっかいおばあさんのさらデカイ家の無駄に広い庭で、絶凶悪なクソ頭悪い狼が意味わからんくらいぐっすりと眠っているのを見つけました。

「ありえんデカみのおばあさんを食べたな。」

爆裂強い猟師(マジで強い)はそういうと、腹も超デカくなった狼のお腹をたぶん八光年ぐらいあるはさみで粉々に切り刻みました。すると、まずズバ抜けてかわいすぎる史上最高真っ赤ずきんちゃんが出てきて、続いて山よりデカイおばあさんもズルズルクソ汚いなんか変な液と一緒にエグい感じではいだしてきました。

超最強のスーパー猟師はかわりにザコバカバカお腹に、キチガイみたいに九万メートルの岩石を九千万個つめました。

マジアホな狼は目がさめると、そばに超至近距離でマジギレのピキった猟師がいるので、あわてて超ダッシュ死ぬ気フルパワーで逃げ出しました。 でも、お腹に五兆トンの石が入っているので、うまく歩けず、バランスを一万回回転するぐらい崩しクソ馬鹿デカイこの世の終わりみたいなエグ深い川へ高速落下してしまいました。 伝説級のかわいさ爆発の真っ赤ずきんちゃんは、ガチで引くほどデカイ胃液ネトネトおばあさんに言いました。 「もう無駄に広い森で寄り道は絶対二度と神に誓ってしないわ。この世の悪を煮詰めたような狼に死ぬほど食い散らかされちゃうものね。」

2020-06-09

anond:20200609081401

対抗してワイものびてるところやで

5万光年くらいまでのびるのが目標やで

2020-06-06

「星の歌」 片岡輝作詞・岩河三郎作曲

星の歌が ききたくなって

銀河(ぎんが)まで ドライブに行(い)きました

ケンタウロスの おかにすわって

耳をすましたら 何億光年

むかしの なつかしのメロディー

いくつもいくつも ふってきました

http://www.mahoroba.ne.jp/~gonbe007/hog/shouka/hoshinouta.html

YOutubeにどこにもないね

いい歌だと思うんだけど

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