「「家族」」を含む日記 RSS

はてなキーワード: 「家族」とは

2022-01-05

[]ファミリーマートでは「家族」が買えるってマ?

噂によると少し前までお母さんが買えたらしい。

妹も買えるようにならないかな…

2021-12-28

anond:20211227205504

長い場合は40年以上、1日24時間中のおよそ10時間以上を

つの会社というコミュニティの中で生活しなきゃならん。

しかも金を稼ぐ行為は生き死ににも直結する、運命共同体

そんな中では、もしかしたら「家族」のような距離感に馴染んでおいた方が

楽なのかもしれないな。

2021-12-24

認知症介護大喜利じゃねんだよ

八十六歳の祖母認知症になる。

毎日のように掛かってくる鬼電and鬼電。出れば「お前らは冷たい」「死にたい」「忙しいって言うけどそんな事よりあたしの生き死にがかかってるんだ」「ここのオーナーケアマネが結託してあたしを追い出そうとしているかあんたたちの所に行くしかない」出なければこれにプラス「誰ひとり電話に出やしない」である

大前提認知症は本人が一番苦しんでいる。不安感、孤独感に苛まれ、一人の時間は一分が一時間にも感じる程長い。正論反論される程被害妄想悪化する。何か本人の中に強い「トリガー」のようなものがあり、あらゆる感情でそこに執着してしまう。本人に自覚がある時もない時もある。OK。その上で言わせて欲しい。

○○という対応をしたら死にたいと言わなくなりました?此方から電話をかけてあげましょう?愛されていると安心させてあげましょう?○○な時は○○と言って気を逸らせてあげると機嫌が戻ります

ねーーーーーーーーよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

認知症侮んじゃないわよ。アイツらボケて何も出来ず被害妄想膨らませて家族呪詛の鬼電かますだけのルーティン生活してるクセにめちゃくちゃトリッキーに揚げ足取ったり言質取ったりこちらが答えに困るクエスチョンを選んで投げてきたりする頭あるから!!!!!!!!誰にでも攻撃的なんじゃないのよ!家族を選んで罵詈雑言吐いてんの!その時点で我々がどんな対応をしても無意味なの!

私に出来ることは心を殺してウンウンソウダネソウダヨネワカッタヨと相槌を打つことだけ。話題を逸らしても無駄ループするから。その内話を逸らされている事に気が付いて発狂度が増すから。壁打ちさせてあげる事しか出来ない。私たち貴女を楽にしてあげる事は出来ない。祖母だってそれが分かっているから、一度だって愛情を抱いた事なんかない、血が繋がっているというだけの「家族」をそんなにも責めるのだから

年末の忙しい仕事帰り、祖母の家へ寄って。機嫌がよく、一生懸命作ったのだろうユリ根炊き込みご飯を持って行けと言うからおにぎりにして持って帰った。べちょべちょである。私はお米はもっと固めが好きだなあと思いながら食べる。普通に美味い。べちょべちょだけど。

ユリ根ご飯美味しかったよって、伝えたいだけだった。電話したら、そんな事はどうでもいいといつもの罵詈雑言ループだった。久しぶりにガッカリして荒い声で反論をしてしまった。その後、泣いた。

何でこんなにも何をしても無駄なんだ。認知症から病気からネットに落ちてる認知症への対応例なんかアテにならん。お腹の中でズンと重くなったユリ根ご飯もそう言ってる気がした。

2021-11-05

anond:20211102112140

ワイの母親それだわ。箱入り娘で育てられて能力に対して自己肯定感が高く、自分の非を絶対に認めない。

上手くいかない事があると癇癪を起こして当たり散らして、そのくせ何故か被害者意識が強い。漏れなく毒親になるよ。

外面だけは良いんだが、「家族」というものを「自分を甘やかして全肯定してくれる装置」だと思ってる節がある。

2021-10-20

それを言ったら終わりだろう

弟が大金を稼いだので、なにに使うかと思ったら

https://note.kishidanami.com/n/n1e53de014372

このnote記事ブコメ欄。

筆者への好意的コメントが大半だが中に本人/家族障害を持つブクマカの筆者と弟への嫉妬が滲み出たブコメも見受けられる。

晒すのが目的ではないのでIDは出さないが

言ってもしょうがないけど、本当に弟さんが自閉症とか統失じゃなくてダウン症なのが心底羨ましい…遺伝にも関係ないし

いくら妬ましくても、統合失調症に苦しんでても、これは思ってても書いちゃいけないことじゃないのか。

ブクマカ本人がなのか家族がなのか知らないが、本当にダウン症に生まれてきたとして心底「ダウン症で良かった」と思うのか?

ダウン症知的障害を伴うことが多いが、その障害度合いは人によってかなり違う。

世の中には大学進学したというダウン症の人もいるらしい。一方で言葉を話すことができない人もいる。

性格自閉症を併発しているのでなければ穏やかであることが多いようだ。

だがダウン症であれば、まず特徴的なあの相貌になる。ダウン症の子供が産まれた時、見た目が受け入れらず苦しむ親も多い。

見た目の問題というのは大きい。奇異の目で見られたり、可哀想という目で見られたり。

障害受容しているようなのに、ダウン症っぽくないねという言葉に縋り付く親もいる。

人の苦しみは色々だ。

統合失調症が心底羨ましいです。薬が合えば症状抑えられるんでしょう」と言われたらどう思うのか。

そもそもだ、あの記事で注目されてるのはダウン症ではない。

文才のある筆者が面白おかしく書いている「家族」から注目されているのだ。

大抵のダウン症人間は注目されたりせず大金を稼ぐこともなく生活している。

2021-10-09

25歳にもなりろくな職にも就かずふらふらとしていたが、そんな私の生活にも終わりが来る時はある。もうしばらくしたら、25年間惰眠を貪った部屋と脛を齧った自分の親元を離れ、遠くで細々と働きながら暮らす。

何をするわけでもない間に老いた両親と離れて暮らすのはなんとも申し訳ないが、だからと言ってこれ以上世話になるのも気が引ける。私は「旅立ち」と言うには薄汚れた、遅い巣立ちの時を迎えたのだ。

しかしそんな両親にも懸念点がある。一見仲睦まじい両親だ。老いてなお息子を支えるために協力する姿は、子からすれば1番の理想と言っても過言ではない。

きっかけは些細だった。帰宅したら黒い女性ボンテージランジェリー姿の父親がいるのだ。一瞬何がなんだかわからなかった。頭が真っ白、という表現以外思いつかないほどに混乱した。

別に何をするのも父親人生そもそも苦労をかけた身としては「やめろ」なんて言える訳はないし、言おうと思わない。しかし、この家は両親と私で住んでいる。母親は知ってるはずもない。知り得もしないものを、急に脳に叩き込まれた。私はどうしたらいいのかわからず、1回目は見なかったことにした。

もちろん、2回目もあった。その時は、少し小言を言った。たしか「何をしようと父親自由だが、流石にびっくりしてしまう」とだけ言った気がする。本心だが、言った後に1人で考えている際、「そこじゃないだろ」と自分ツッコミを入れたのは言わずもがなだ。

そして今日、3回目があった。今回は前の2回とは勝手が違う。自分シャワーを浴びる際、見慣れないボトルがあったので見たら「LOTION ANAL」と書いてあった。流石に笑ってしまった。

仏の顔も三度まで、今回ばかりは父親に話をした。父親しまい忘れたローションをタオルでくるんで隠しながら、ゆったりしている母親を別室に押し込めた。我ながら今思うと阿呆らしいが、ここでミスをすれば人生が終了するかのようなプレッシャーを感じていた。それを取り出し、父親に見せた。父親は、気まずそうな顔をして動揺を隠しながら、平静を装っていた。「別に何をしようと勝手だし自分の好きなことをするのは構わないが、家で隠そうとしてるのに隠せないなら家でやるのをやめろ」と言った。そして父はどこかにそれを隠し、また座りながら煙草をふかした。

正直、気づかないフリをした方が良かったのかもしれない。または母親に隠さない方が良かったのかもしれない。全くわからない。何をしても、今までの「家族」として見ていた映像が瓦解するのでは、という感覚に苛まれる。我ながら、無理を通した。

かに父親が何をするのも止められないが、父親の性具が転がっているのを見るのは息子としては最悪である母親ナプキンを見てようわからんと思っていた頃よりも微妙気持ちがある。父と母の性行為想像するのに抵抗があるように、父親母親と性事物が同時に視界に入るのは、頭がぐるぐるしてしまう。

答えは全く出ないが、今日もまた寝る時間が来る。

2021-08-18

世間の鉄オタへの当たりがキツすぎ

死ねと言っていいのは死ねと言われる覚悟のあるやつだ」

つい最近タコス屋の一件以来、鉄オタが気軽に「死ね」「どけ」「なにやってんだ」と言われる機会が増えた気がする。

祭りみたいになったので皆知っているあの件だ。

あれだ確かにあのとき無数のクズ鉄達が無実の一般通過外国人に対してそのような罵倒を浴びせたのは事実だ。

だがしかしそれを理由鉄道オタク罵倒していいと考えるのはおかしくはないか

テレビラジオが語る「部屋からゲームが見つかったのでゲームを1秒でもやった事があるやつは犯罪者予備軍です。人を殺す前に死んで下さい」と何が違うのだろうか?

もし偶然あなたがあの撮り鉄達に街で遭遇し、もしも貴方達が「死ね」と言われたのなら「テメーが死ねよ」と口にしてもいいだろう。

だが待ってくれ。

きっと多くの鉄オタが先に自分たちが口にした「死ね」の部分を切り取って「死ねと言われました~~~僕たちはただ電車を撮っていただけなのに~~~」と貴方を袋叩きにしてくるだろう。

だが、「死ね」と誰かに言い返すのは本来それぐらいの覚悟必要なことだ。

今、空前の鉄道バッシングブームによりこちらが言い返せない量の「死ね」が飛び込んできているため、こちらは防戦一方だがよく考えて欲しい。

貴方に近所に住む100人鉄道オタク粘着されて自宅と職業と氏名と人生学生時代卒業文集を晒される覚悟があってその「死ね」を書いているのだろうか?

貴方最初鉄道オタク攻撃した時、貴方鉄道に興味がないか反論をしなかった」

もし、今回叩かれているのが貴方の好きな文化だったらどうだろうか?

貴方の好きな文化オタクが、偶然通りすがり無理解外国人の手により空前絶後のチャンスを失ったとしよう。

その時に口にした「死ね」がもしも貴方文化を滅ぼしたとして貴方は納得できるだろうか?

そもそも貴方達が何を勘違いしているかと言うと、あの「死ね」は一般通過外国人人権を軽視していたから出てきた言葉ではないのだ。

自分たち趣味に描ける思いが強すぎた結果出た言葉だ。

そこを勘違いしないで欲しい。

「誰も切り捨てない 何も捨てはしない」

そもそもなぜ鉄道オタクは彼らを「アイツらが特別おかしい。同じ鉄道オタクとして恥ずかしい」と切り捨てないのだろうか?

そんな疑問を持つ人達もいるだろう。

何故か。

「家族」からだ。

鉄道趣味というつながりを持つ家族から切り捨てない。

かに現代では家族毒親だなんだと切り捨てるのがある種のブームとなっている。

だがそれをやってしまった人にとってもはやこの世界永遠の絆と呼べるものなんて一つもないだろう。

だが鉄道オタク世界には確かで絶対的な「鉄道」という繋がりがあるのだ。

遠い国で遠い国の鉄道写真を取る時、同じく別の国からその鉄道を取りに来た鉄道オタク出会う。

そのとき感じるのだ。

「ああ、僕らは地球の直径よりも長い絆で繋がれた家族なんだ」、と。

その暖かさを知らない人達は可愛そうだが、その価値観を私達が受け入れて合わせてやるギリなんて無いだろう。

anond:20210818130116

たぶん今はハイになっているだけで、半年も経つと「地方「家族」レベルの雑な理由を見つけて現状がほんのり不幸である事を語り出すよ

根本的なところは漫画と同じでまだ解決できてなさそう

2021-07-24

anond:20210724214230

細田のあの鼻につくオサレ感とか、「家族」テーマにした時の薄ら寒いメッセージ性とかなければ

貞本キャラ映画として見に行きたいのだけど

その辺どうだった?

2021-06-26

献立いろいろ味噌>つけてみそかけてみそ

こんな簡単な式も理解できないようじゃダメだよ

俺は来週から茹でた野菜献立いろいろ味噌をつけて食べる「家族」の味を食べるから

つけてみそかけてみそ派はCMソングでも歌っててね

2021-06-08

anond:20210608100727

オシラサマ思い出した

Japaaanマガジン 歴史文化 なんと馬と結婚した女性の末路…「遠野物語」より、オシラサマのエピソードを紹介

歴史文化

角田晶生(つのあきお

@2019/08/18

世の中は実に広いもので、結婚一口に言っても人間同士とは限らず、イルカ抱き枕など、様々な相手結婚した方のニュースにふれると、愛情の形は実に色々あるものだと実感します。

と言っても別に昨日今日の話ではなく、日本でも人間人間以外のパートナー夫婦となったエピソードが残されています

そこで今回は柳田國男遠野物語からオシラサマの話を紹介したいと思います

まりに馬が好き過ぎて……

むかす、あったづもな(昔、こんな事があったそうだ)。

とある農家に一人娘がおりまして、気立ても器量もいいのに、年頃になっても縁談を断り続けていました。

まりの事に、将来を心配した父親がその理由を糺したところ、娘はなんと「おらァ、ウチの馬と夫婦(めおと)になりてぇ」などと言い出します。

この申し出には父親も仰天しましたが、確かに以前から、厩(うまや)に一人で籠もって馬に向かってずっと独り言を続けている様子を目撃していました。

かに馬は昔から、単なる家畜ではない「家族」だけれど……(イメージ

馬といるのが何でそんなに楽しいのかと訝っていたら、なるほどそんな眼で見ていたとは夢にも思っていませんでした。

バカもん!お前を永年、手塩にかけて育てたのは馬なんぞにくれてやるためじゃない!」

父親として当然の思いを伝えると、思い切って遠野城下へ出かけていきます

「……お前が『馬と夫婦になりたい』などと言い出すのは、村にロクな男がいないからに違いない。よぅし、これからお町でこれ以上ない好青年との縁談を取りつけてきてやるから、楽しみに待っておれ!」

父親が出かけてしまうと、娘は馬と夫婦になりました(具体的なやりとりについては割愛されています)。

馬の首に縋りついた娘が……

さぁ、娘が馬と「夫婦になった」ことを知った父親は、烈火の如く怒り狂います

「おのれ畜生の分際で、大事な一人娘をたぶらかしやがって!」

「おっ父ぅ、やめてけろ!」

イメージ

懇願する娘も顧みず、父親は馬を裏庭にある桑の木につるし上げ、斧でその首を叩っ斬ってしまいました。

「あぁ……何てむぞい(かわいそう)!」

娘が叩っ斬られた馬の首に縋りついて泣いていると、どういう訳か、馬の首ともども飛んでいってしまったそうです。

たった一人の大切な娘を失った悲しみに暮れていた父親は、ある晩不思議な夢を見ました。

「おっ父ぅ、親不孝な娘でごめんなぁ……その代わりって訳じゃあねぇんだども……」

夢に出て来たのは娘と馬。共に婚礼衣装のハレ姿です。

「裏庭の桑の木で、私たち夫婦を彫ってお祀り下されば、きっと功徳がありましょう」

自分たち結婚を認めて欲しい……そんな娘の思いに、とうとう父親も折れて馬と娘の像をお祀りするようになりました。

さまざまなオシラサマ。遠野市立博物館にて。

その像は桑を削った棒の先端に顔を彫り込んだ素朴なもので、幾重にも布を着せて支えるのですが、どういう訳か迷い事などある時には馬の顔がどちらかへ向いて「お知らせ」してくれるので、いつしか「お知らせ様」と呼ばれるようになり、それが転じて「オシラサマ」として今日に伝わっているそうです。

どんどはれ(昔話などで「おしまい」の意)。

2021-05-13

外出したら父親と大喧嘩になった

実家暮らしで去年からテレワークをしている。ずっと座りっぱなしだからか腰に違和感があり、去年から整体に通い始めた。

先日、整体に出かけて、出かけたついでに母の日プレゼントやら洋服やら必要ものを買ってから帰った。すると帰宅するなり父親が開口一番怒鳴りつけてきた。

「この緊急事態宣言中どこに行ってたんだ」と。

正直に「整体と買い物。母の日プレゼントも買った」と伝えたら、「どっちも行かなくても死なないんだから、行くのを控えろ。食料なら近所のスーパーで買えばいい。余計な外出でコロナうつしたらどうするんだ。今は医療が受けづらい。俺のような高齢者の死亡率を知っているか。まだ死にたくないんだ」と捲し立てられた。

父曰く、整体なんてもの普段から運動ストレッチを欠かさず行えば行かずに済むものらしく、母の日プレゼントも「余計なもの」らしく、洋服も「買わなくても死なないもの」らしい。

実家暮らしである以上、家族を慮って外出を控えることは当然であり、半日にも満たない外出であっても非常識らしい。

家族のことを考えろという点についてはわからないでもないが、我が家夫婦間の冷戦がずっと続いており、家族食卓を囲むことはまずあり得ない。使う食材調味料も母・私と父とで分かれているほどの徹底っぷりだ。冷蔵庫のスペースだって明確に区切られている。

父と会話することも年に2,3回あればいい方で、「一つ屋根の下にいる他人」という認識の方がしっくりくる。それが、このコロナ禍、何回目かの緊急事態宣言中に急に父親ヅラをし出したのがおかしかった。

何より、「自分が死にたくない」という気持ちが一番で、「コロナにかかったら若者だって重症化するかもしれない」とか、娘である私に対する言葉が一切なかったことに違和感があった。

70歳オーバーの父は誰がどう見ても高齢者であることに変わりはない。感染時のリスクが高い、確かにそうだろう。だが我が市ではもうすぐワクチンの接種が始まる。高齢者から優先的に。

父の言い分では、俺がワクチンを受けたらお前は好きにしろ、ということなのだろうか。

私が実家に留まっているのは、以前母が倒れたことがあったからだ。今は回復している。その時父親は母に対して何もしなかった。「家族」なのに。

せめて母の面倒だけでも、と思っていたが、父親が怒鳴る顔を見てなんだかどうでも良くなった。父との喧嘩はもう数え切れないくらい起きているが、今回「早く出て行け」とまで言われたから、留まる理由が薄らいできた。

コロナ禍の中、引っ越しのためにあちこち内見をするのもそれこそ感染が怖いから嫌だったのだが、もう家を出ようと思う。今後介護のために戻れと言われても無視をしよう。勝手に死んでくれ。お金なら出すから介護サービスを受けて欲しい。

それと母は離婚希望してるんだから、早く印鑑を押して欲しい。怒鳴り散らして自分のことしか考えていないあなたことなんて、誰も愛していない。

2021-05-10

親子・兄弟関係ってそんなに絆強いもの

菅義偉首相の息子が接待問題起こしたら、父親である菅義偉接待関係あるに違いないとか。

池江選手の兄が電通所属から、池江の発言電通工作とか。

まりピンとこない。

俺の家では、別に不仲ではないけど家族と対面会話するのはお盆年末の年2回くらいで、あとはお互い何してるのか知らない。

菅義偉も息子とは年に1回しか会わないとか言ってたけど、そんなもんじゃないのか。

なんかネットでは、家族同士協力して暗躍しあい家族内で情報を共有して不当に利益を得る、みたいな「家族」の絆が強いイメージありすぎるんだが、みんな結構そんな感じなのか?我が家だけ異常なのか?

2021-04-28

首を吊ってる母親を、自分の手でドアから降ろした話。

これも結構前の話になる。

「そういえばあの時、どんな気持ちだったっけ?」と思い返す機会があったので、折角なので文字に書き残しておきたい。

そうすれば胸に落ちるものも、もしかしたらだけど多少はあるんじゃないのかな?って感じで。

内容が内容なので、少し長くなるかもしれないけど、お暇な方がいらっしゃいましたら読んでやってください。

あんまり仔細に年月日を狭めすぎるとアレなので、時期は今から7年ほど前。

ちょうど今のような、若干寒さも落ち着いてきたかな?ってぐらいの春頃のお話だと思って下さい。

当時の俺は大学入学したての、ピカピカの一年生でした。

兄の方がとても優秀だったんで、随分と見劣りはするけれど、俺の通っていた高校レベルからすれば「まあ頑張ったんじゃないの?」程度の大学へと入学

その筋のマニアには結構有名な、二郎インスパイアの名店が近くにある登り坂の長い大学ですね。

あれは本当に数少ない良い思い出です。メチャメチャ美味かったな。店狭いし、オッサン怖いし、汚いけど。

オススメは小ラーメン・麺少なめ・ニンニクマシ・アブラシマシです。

しか高校まではチャリ通で10分だったところが、電車を乗り継いで1時間半になったのは本当によくなかった。

職場学校は、絶対に自宅から近い場所を選びましょう。近い場所にないのなら、あなた引っ越ししまいましょう。(経験則

そんなこんなで深夜までゲームやらアニメうつつを抜かしては、中途半端時間に目覚めて、一限は余裕でアウト。

気付いた母親に叩き起こされて、仕方なく起床。もそもそと着替えて、遅刻前提の移動。

それで素直に大学まで向かえばいいものを、「途中で行くのも面倒くせえな」と地元カラオケで朝割フリータイムしてたり、本屋立ち読みしてたり。

入学当初からそんなんだから、とにかく授業内容は良く分からないし、眠くて眠くて仕方なかった。

何よりも人見知りだったもんで、良くも悪くも自由大学形式の授業とサークル活動に、いまいち馴染めずにいた。

大学は少中高と違って、能動的に働きかけないと友達はできないもんなんです。あの頃の俺に教えてやりたい。本当に。

夢見ていた大学生活は、俺にとってはただの眠気との闘いに成り代わっていたのである……。

そんなんで仲の良い友達全然いないもんだから、授業サボりまくって、図書施設ビデオ設備で「ロード・オブ・ザ・リング」とか「戦場のピアニスト」とか見てたな。

いや、完全に余談でした。すみません

とにかく、こんなカスの具現化みたいな大学生活を送らないよう、新入生の皆さんは頑張ってください。

話を戻します。

俺が小学校に上がるぐらいの前に、うちの母親は一度離婚している。だから俺は種親の顔をほとんど覚えていない。

自分ママとパパと話すけど、ふたり全然しゃべらないなぁ」とか「やたらと関西実家に行ったり、親戚の子がうちに来るのはなんでだろ?」とか。

そんなことを子供ながらに思ってたんだけど、今思い返せばそういうことだったんだと。

そんなこんなで気付いたら第一父親が消えて、俺が小学校二年生ぐらいの時に、新しい父親が来た。

第二の父親は、俺は子供ながらに「良い人」だと思った。

そりゃ向こうも腹を据えて、血の通ってない兄弟二人を抱えるわけだから、多少の上っ面は確保してくるには違いないんだけど。

一緒にお風呂に入れてもらったことが嬉しかったのを覚えてる。そんな第二のお父さんの背中には、ご立派な龍のモンモンが彫られていたけど。

仮初でも、その人は優しくて良い人で、色んな場所に連れていってくれたりした。なんかホテルが多かったな。海ほたるとかもよく連れていってもらった。

多分これまでの人生25年、その人が来てからの数年が一番幸せだったんじゃないかな?

中学に上がる前ぐらいの、それぐらいの間。ホント幸せだったと思う。ボンボンボンボンで、当時Xbox360COD4ネット対戦してたの俺だけちゃうレベルで。

母親も、その時が一番楽しかったんじゃないかな?

俺も兄貴母親父親も、心から「家族」を感じてた最後の瞬間だったと思う。

で、俺が中学に上がった頃に、第二の父親が手掛けていた事業が一気に傾いてしまったと。

これは直接見たわけでもなんでもないけど、父親の元同僚の方に聞いた話なんで、間違いないことだと思います

首の回らないレベル借金も抱えることになったと。

そっからの酒乱っぷりたるや本当に凄くて、中学生ぐらいになると俺も兄貴も(特に俺は)夜更かしをするようになってるから

ベロンベロン状態で帰ってきた泥酔親父に、子供相手に何を言い出すねんみたいな絡み方をされだして。

うわぁ、イヤやな……って、毎日夜になる度に鬱になってたのを思い返します。寝てたら寝てたで起こしにくるし。逃げようないやん。

そんな紆余曲折を経る中で、第二の親父が俺に放った言葉

「お前なんて、オレの本当の子供じゃねえんだからな?」

この一言が本当に忘れられなかった。シグルイのあの人ばりに、(この傷は二度と戻らんな)と泣きながら感じたのを覚えてます

しかもこれ確か、母親の目の前だった気がするんですよ。なんか二人で揉めてて、俺が仲裁に入るじゃないけど、間に入ろうとしたらこうなったみたいな。

酔うと貯め込んだ本質が出るタイプの人っているじゃないですか。つまりはそういうことだったんだな、と。

それ以降、父親と心を通わすことは一切なくなった。もちろん話したりってことはあるけど、他人みたいなことで。

そんなこんなで、それでも気付いたら中学生になって、高校生になって。

第二の父親は家からはいなくなって、お金だけを入れながら、たまに連絡を取るぐらいの関係になって。

こっからはもう蛇足なんで、ちょっと飛ばし飛ばし

小中校まではすごい楽しかったんですよ。面白い友達もいたし。なんで急に大学ダメになったのか、不思議だなぁ。

母子家庭あんまり余裕のある生活じゃないけど、塾にも行かせてもらって、奨学金も出る。

大学にも行けるんだと思えば、ちょっとぐらいの家庭内のゴチャゴチャがあるぐらいで不幸ぶんなよ、俺よりひどいやつなんて山ほどおるぞと自分自分を戒めたりもして。

そして母親の様子がおかしくなりだしたのは、このあたりだったと思います。ちょうど俺が大学受験を終えたぐらいの時分。

深夜、お腹すいたなーと思ってリビングに行くと、母親ワインと大き目なビニール袋みたいなんを用意してて、一人で黙々と飲んでて。

で、ちょっとなんか変な感じがして、母親の目から。据わってるって言えばいいのかな。とにかく、明らかに普通じゃないけど、普通を装うとしているのが伝わってくるような、そんな感じで。

無言でいるのも変なので、「なにこれワイン?家での飲んでるの珍しいね、いいやつなの?」みたいなことを訊いた覚えがあります

うちは父親の件もあったので、母親とはすごく仲良しだったから。

思い返せば、極度のマザコンだったんだと思います特に兄貴が遠方の大学にいってからは、実家には俺と母親の二人だけだったから。

とにかく変な雰囲気だったから、「お酒家で飲むの初めて見たかも!俺もひとくちもらおっかなぁ」みたいな、おどけてなんとかしようみたいなムーブをした記憶があります

「いいよいいよ。飲んでみな」と、母親が余裕で許可をくれたことも結構意外でした。酔ってたのかな?分かんないけど。

ド深夜、テーブルライトだけつけたリビングの机、ワイングラス、謎の大きなビニール袋。

なんかすげえヤバイことになってんのかな?と。

なんでだろう、このあたりから薄々感じ取り始めたというか、そんな気がしました。今までにこんなことなかったよな?って。

そして寝て起きたら、横に母親がへたりこんでるんです。体育座りを右斜めに崩したみたいな恰好で。

俺は一瞬、本気で死んでると思った。でも慌てて抱き付いたら、ちゃんと体温も呼吸もしてたので、本気で安心したのを覚えてます

えっえっ?ってなって、どうしたん?って聞いたら「いや、ちょっと……」みたいなことで、手元を見たらスカーフ?とハンカチを束ねて作ったような、首吊り用の縄?があって。

正直ワインときから厭な予感はしてたから、メチャクチャ驚いたし、なんで?ってなった。

「それはだめだって、それだけはだめだよ。これからどうすんの?」って泣きながら問い詰めた記憶があります

人間、本当に近しい人であれば、ちょっとした行動から、「なんとなく自殺しそうだ」というのが分かるものなんだって思いました。

マジでここらへんの記憶が、ずっと頭からこびりついて離れない。身体を下ろした時よりもキツかったかもしれない。

未だに良く分からない。要するに母親は、部屋のドアノブに縄を引っかけて、首吊り自殺をしようとしたんだと。

しかも俺の部屋のドアノブだった。誰のだったらいい、ということじゃないけど。この時には、兄貴はとっくに外に出ていたはずなのに。

首元を見たら、真っ赤っていうか、うっ血したようなアザになっていて、「失敗しちゃった」みたいなことを半笑い、作り笑いで言っていたような記憶があります

未だに後悔しています

あれだけ明確に希死念慮を見せていたにも関わらず、なにもできなかった。

母親がこのとき、俺に助けを求めていたのかは分からない。あるいは本当のショックを与える前に、「私は死ぬからね」という予告をしたのかも分からない。

兄にも周囲にも連絡をしなかった自分の愚かしさ。せめて身内だけには言うべきだった。

でも、言ってもどうにもならないんじゃないか、言われた側に負担を強いるだけになるんじゃないかと、どこかで想ってしまっていたのも事実です。

母親自殺をするかもしれない。どうか助けて下さい。」この言葉を俺はいったい誰に伝えればよかったのか、いまでもわからない。

救い方があるとしたら、それは俺がどれだけ母親が好きで、愛していて、感謝しているかということを、心変わりするまで何度でもいうことしかなかったんじゃないかと。

ある日、大学に行った。四月の上旬。はっきりと覚えてる。

ちょっと早めに授業が終わったのか?サボったのか。正直どっちでもいいけど、俺は家に帰った。

なんだかすごい胸騒ぎがしてた。兄も俺も家にはいない。家にいるのは母親だけ。

ただいまとドアを開けた瞬間、やはり自分の部屋の前で、足元に椅子を置いて、スカーフで作った縄を首にかけて、うなだれて扉にもたれかかる母親を見つけた。

凄まじい衝撃と同時に、「やっぱりこうなった」とどこかで思う自分がいた。

首にかけているスカーフ素手では取れなかったので、キッチンからハサミを持ってきて、片方の刃で切り落とした。

抱き抱えた母親身体は、思い返せば想像よりもずっと軽かった。

「誰か、誰か助けてください」と今までにいったことのような言葉を金切り声で叫びながら、居間の上にあおむけにさせて寝かせた。

そして震える指でスマホをうって、まず兄にコールした。

兄は大学二年生で、本来なら学生寮にいたはず。この日はたまたま里帰りをしてきて、何かを読みに本屋にいってくるといっていた記憶がある。

しかすると母親は、この日を待っていたのかもしれない。兄弟が揃う日じゃないと死ねないと思ったのか。分からない。

ママが首を吊ってた。いま俺が下ろしたけど、意識がない。救急に連絡するから、すぐに帰ってきてほしい」

と言って、すぐに電話を切った。兄は「わかった」とだけ言っていたような気がする。

家の場所を伝えて、どうか助けてくださいというと、すぐに救急車と救助隊の方々が来た。

俺は人命救助の方法とかがまったく分からなくて、もしかすると心肺蘇生とか、胸骨圧迫とか、本当はいろいろなやりかたがあって、

待っている間にそれができていれば、母親を助けられたんじゃないかと思う。

でも本当に現実現実として受け止められてなかった。頭がヘンに冷静だったのは、「こんなことになったけど、きっと助かるよな」と無根拠に信じ込んでいたからだと思う。

ここではどうにもならないから、と救急車に乗り込んだ。

ハサミで深く切った指から血が流れていることに気付いた。痛みはまったく感じなかった。

俺「こんなんなっちゃったな」

兄「俺、これからどんな顔して顔あわせればいいかわかんないわ」

俺「そうだなぁ」

こんな会話を、兄弟で悠長に会話していたのをハッキリと覚えています

ここまではすごくハッキリ覚えているのに、ここから先があいまいなのが不思議で、不思議で。

確か夜の病棟に運ばれて、「自意識が戻る可能性はない」と言われたこと以外は、実はほとんど覚えてないんです。

翌日の病室の面会で、意識のない母親を前に過呼吸になるぐらいに泣いてしまたことを覚えてます

そして「自意識が戻る可能性はありませんが医療を続けますか?」というような旨を医師の方に伝えられて、「もういいです」と伝えたことは覚えてます

そしてずっと病院に居るわけにもいかいから、家に戻って、母親のいない家で過ごして。

三日後か四日後、電話の連絡で「お母さんは亡くなりました」と同僚の方から連絡をいただきました。

母親の死に目に会わなかったのは、自分にとって幸運だったのか、不運だったのか、未だに分からずにいます

からない、本当に今でもわかりません。

あのワインの日から自分に何が出来たかをずっと考えています

間違いなくサインとなっていたあの日ちょっとでも行動を起こす勇気自分にあったのなら、もしかすると母親は今も生きていたのかと。

2021-04-03

anond:20210403180510

子供の頃両親がしょっちゅう夜中に喧嘩してる時期があってキツかったな。あまり記憶がないけど、思えばあの頃から「家族」という単位で何かを考えることをやめてしまってそのまま大人になった気がする。

2021-03-24

報ステCMについて考えてみた

普段日記など書かない人間である

ツイッターは大好きだけれども毎日呟くというよりかは延々と目に飛び込んでいる文字情報を楽しむただの活字中毒なのだ

ただ、今回、まとまった文章が書きたくなったのは。

報ステ炎上CM初見ではなんだか気分が悪いけれど、何が批判されるべきなのかさっぱりわからなかったかなのだ

一部の文言を切り取って批判している人にもなんだか頷ききれないし、かといって擁護している人にもなんだか頷けなくて、それなら一から自分で、納得がいくまで考えてみようと思ったのだ。

からこれは、普段映像読解力ゼロ人間が、自分の考えをまとめるためにつらつらと思考内容を垂れ流したものである

■まず、CMの内容の振り返り

若い女性がカメラを覗き込みながら

「ただいまー!」

そのまま彼女は正面の椅子に座り、カメラに向かって話し出す。

「なんかリモートに慣れちゃってたらさぁ、ひさびさに会社行ったらちょっと変な感じしちゃった~。

 会社の先輩、産休あけて赤ちゃん連れてきてたんだけど、もうすっっごいかわいくって。

 どっかの政治家が「ジェンダー平等」とかってスローガン的にかかげてる時点で、え、何それ

 時代遅れーって感じ。

 化粧水買っちゃったの~! もうすっごいいいやつ~。それにしてもちょっと消費税高くなったよね。

 でも国の借金って減ってないよね?

 あ、9時54分!ちょっとニュース見ていい?」

ここでテロップ

「こいつ報ステみてるな」

画面切り替わり

報道STATION

若干抜けや誤字などはあるかもしれないが、概ねこんな感じだと思う。

最初感想はこれだった

……え、何が言いたいのコレ?

■まずはシチュエーションを考えてみる

映像読解力の低い私は、まず舞台設定から考えてみたい。

場所は「ただいま!」と言ってるところから、どう考えても家である

ただ、家にいる相手に話しているにしては、なんだか視線のやり方がおかしい気がする。

ずっとカメラに向かって固定なのだ。在宅の家族と話しているのならば、カメラ(=視線)がある程度

動かなければ不自然だ。

しかも、最後カット、「ちょっとニュース見ていい?」と話し相手にわざわざ断っている。

同居の家族であれば、わざわざ時間で区切って「ニュース見ていい?」などと聞くはずもないし、

ほかの番組を見ているチャンネル権を渡してほしいだけであれば、リモコンを持って聞くのが自然であるような気がする。

ということは、相手は「固定の場所を覗き込まなければコミュニケーションが十全に取れない状況」であり、同席していない。

ZOOMなどを利用して話をしていると考えるのが自然だろう。

実際話の冒頭が「リモートに慣れちゃったらさぁ」であることからも、これがリモートでのコミュニケーションであるということ

示唆しているのだろう。

■誰と話をしているのか

さて、彼女が話している相手は誰なのだろう。

まず、「ただいま」と冒頭で彼女が言っているということは、かなり親しい関係だろう。

帰宅してすぐに通話をつなぐ。つないででも話がしたい。

親友」「恋人「家族」

それくらい親しい関係を想起させる話し方だ。

ここで相手性別に注目しよう。彼女の話し相手男性なのか女性なのか。

一つ目のヒントになるのはテロップだ。CM最後のほうで出る「こいつ報ステ見てるな」のテロップ

明らかに彼女の話し相手思考だろう。

さて、もちろん女性同士も気の置けない関係であれば、相手のことを「こいつ」と頭の中で考えることは

あるだろう。ただ、その場合はどちらかというとコミカルな突込みとしてあえて使う乱暴言葉という

ニュアンスが強く、一般的には男性の方がよく使う言葉、という印象はある。

ただ、まだ断定はできない。

二つ目のヒントは、「彼女が何言ってるか分からないこと」だ。

この「彼女が何を言ってるか分からない」というのは、私のこのCMに対する個人的感想でもあるが、

どう考えてもこのCM、「彼女の言いたいことの趣旨」がわからないように編集されているとしか思えない

である

なにせ、「ただいま→リモートワーク→先輩の赤ちゃんかわいいジェンダー平等というスローガン

時代遅れ化粧水買った→消費税高くなった→国の借金減らない」である。びっくりするほど脈絡がない。

ここで、よく言われる男女の言説について思い起こしてみたい。

「女の話は脈絡がない。オチがなくてつまらない」

この言説が正しいかどうかは置いとくにしても、このCM編集意図を見る限り、あえて「男性から見た

女性のつまらない話」の形が強調されているように見えるのだ。

彼女が話している相手女性だと仮定してみよう。女性同士の会話が端から聞いていて脈絡がないのは、

話している片方の主体が次々と話題を入れ替えるのではななくて、「そういえば私の友達がさー」等と

双方が、相手の話を一度受け止めた後で、それを鍵に違う話をし始めるからというのが基本だ。

CM女性の話し方はあまりにも一方的だ。ということは、話を聞く側は一方的な話をただふんふんと

聞いていて、話をする女性側はたいしたリアクションがなくてもこんなものだと気にせずに話し続けている

ことになる。

もちろん上記の推測は決定的なものではないし、この思考自体が男女に対するステレオタイプ

とらわれたものだと言われればそうなのかもしれないが、やはりこの話し相手というのは「男性」と

仮定するのがしっくりくるという気がする。

話を戻して、「非常に親しい」「男性」となれば、やはり自然に浮かんでくる彼女の話し相手は「彼氏

であろう。親子関係にもよるのだろうが、「家に帰るなり通話をつないで」「化粧水の話までする」親子

関係というのはちょっと想像がしがたい。

ということで、あまりにも長くなったが、この後はこのCMシチュエーション

恋人リモート通話する女性」の話として進めていきたい。

彼女の話の内容について

ではやっとシチュエーション仮定がある程度済んだところで、彼女が話している内容について言及

していきたい。

まず、全体の会話の構造はすべて同じだ「脈絡のない日常会話→ニュース意識したコメント(ただし

感想感覚的で浅い)」である

この流れを何度か繰り返すことで、カメラ相手は「あ、こいつ報ステみてるな」と気づく訳である

彼女感想が浅いことについて

ニュースに対する彼女感想は、基本的感覚的で浅い。

「どっかの政治家が「ジェンダー平等」とかってスローガン的にかかげてる時点で、え、何それ

 時代遅れーって感じ」

消費税ちょっと上がったんだって?でも国の借金は減ってないんだよね?」

基本的ニュースを観た後で、たとえばその後内容について調べたり、突っ込んで思索した様子が

なさそうなコメントだ。彼氏との会話でそんなに難しい議論をふっかける必要があるかといえば

別にないのだが、「ニュースについて言及しているのに頭を使ってなさそうなコメント」の連発は

この後にくるテロップ「あ、こいつ報ステみてるな」の中で使われている「こいつ」という、

相手に対する見下しのニュアンスが入った二人称への違和感を緩和させる効果を生じさせている。

・「ジェンダー平等」に関するコメント解釈

これについては、ネットで見ていると、大まかに言って2通りの解釈が出ていて、

「どっかの政治家が「ジェンダー平等」とかってスローガン的にかかげてる時点で、え、何それ

 時代遅れーって感じ」

ジェンダー平等というスローガン時代遅れダサい

ジェンダー平等というスローガンを掲げている政治家存在しなければならない日本の現状が

 時代遅れダサい

と、まるっきり逆の解釈をされているようなのである

このCM擁護する人は②の解釈採用しているケースが多いようだし、批判している人は①の

解釈で怒っているようだ。

この一文だけを見るとどちらにもとれるような気がするので、今まで考えてきた中で出てきた、

今回のCMの描き方についてざっくりおさらいしたい。

彼女の話し相手推定男性恋人で、彼女のことを心のなかで「こいつ」と呼んでいる

彼女の話は脈絡がなく何を言ってるのか分からない(女のつまらない話)。

彼女ニュース話題をちょいちょい挟むが、その感想思索論理痕跡が見えず感情的で浅い

そしてもう一度あのセリフを読んでみよう。

……やはり、ここまでの描かれ方からして、②の解釈をするというのはちょっと無理があるんじゃないだろうか。

あのセリフだけなら、文脈によっては②の解釈はできたかもしれないけれど、ここまでの彼女の描き方に、

まりに悪意のある女性ステレオタイプと、それを上から目線で眺める男性存在を感じるのだ。

①の解釈とすれば、当然それは失礼な話である

日本ジェンダーギャップ指数を考えればジェンダー平等もっともっとスローガンとして掲げられなければ

ならないし、それを時代遅れと称してしま感覚意味不明だ。あろうことか、そんな感想を「女性感想として」

主人公に言わせるというこのCM構造には、ほかでも批判されている通り「悪意」を感じる。

ちなみに、「これは産休明けで子供を連れて出社できるような、社会制度が進んでいる未来の話だから彼女

時代遅れ』なんて言ってるのだ」というミラクルな主張も見かけたが、さすがにそう解釈するにはCM側の

説明が足りなさすぎるし、わざわざリモート恋人日常会話を楽しんだり仕事をしたりするシチュエーション

というのは、やはり今の世相を反映しているものだとみるべきだろう。

さらについでに言えば、「育休」ではなく「産休」あけで赤ちゃんを連れてきた「先輩」も、文脈から考えるに

女性であろう。男性側の産休制度自体が現時点で始まっておらず、現状ならば、会社独自制度がある場合

のぞき男性は「育休」のはずだ。

産休」が「あけて」子供会社に連れてくる……?ということは、仕事がはじまっているのに職場子供

連れてくる……?もちろん制度が整っていれば悪いとは言わないけれど、まともに仕事が進むとは思えないし

保育園には入れないの?どんなシチュエーション

と現状の日本会社組織の状況を考えると無理があるなという感想も抱いてしまった。

ということで、死ぬほど長くなったけれど、一から考えてみたらやっぱり報ステCM、私は燃えて当然だと思う。

っていうか、このCM何が言いたかったんだろう。

「より深く、よりカラフルに」というキャッチコピーCM,完全に乖離してて、どうしたの?という感じだ。

動画ユーチューブからすでに削除されているらしいけど、ほかでも言われている通り、

どういう意図で、どういう構造でこういうCMが生まれたのかということを、報道機関であるならば

きっちりと検証して報道してほしいところ。

それをしてくれるなら何年かぶりテレビを見ることもあるかも……しれない。

ああすっきりした。

2021-03-17

結婚とは古い時代残滓

同性婚革新的とか進歩的と言われても「結婚」に拘泥してる時点で「古い」んだよなぁ

結婚」ではなく「上下関係のない家族」の制度を作るのがより進歩的なんじゃないかな?

養子みたいに「親子」関係を作らずただただ「家族」とだけ戸籍に残す感じ

そうすれば異性も同性も関係いから変な差別化も行われない。

2021-03-02

これはこれで「自由」の誤認?があるのではないかという話

そもそも,「自由」って難しいよね,というとあほみたいだが,「自由」が「制約されている」という場合法令がどのように制限しているのか,それともしていないのかということを考えることは必須だろうと思う。LGBTが嫌いだと言いたいという人の自由と,そんなことは言わせたくないという人の自由基本的には等価であって,最終的にはその対立は法によって公的に整理されるわけで,法的に制限されない限り原則としてその行動は「自由」だ。

一般に誰か特定の人,あるいは,一定属性を持つ人のグループに対して,「嫌いだ」と表現することを規制する法令は非常に限定的しか存在していない。例えば,東京都には性的指向理由に「差別的取り扱い」をすることを禁止する条例存在するが,それこそ,「LGBTの人は入れない会社」のように取り扱いを規制するもので,「嫌いだ」と表現することだけでこれに当たるということは基本的に考えられない。

ちなみに,差別的言動の制約の例としてヘイトスピーチ解消法が言及元で例示されているが,この法律は「本邦外出身者」に対する差別のみを取り扱うものであり,かつ,その対象となる「差別的言動」は,かなり制約されたものになっている。

二条 この法律において「本邦外出身者に対する不当な差別的言動」とは、専ら本邦の域外にある国若しくは地域出身である者又はその子孫であって適法居住するもの(以下この条において「本邦外出身者」という。)に対する差別的意識助長し又は誘発する目的公然とその生命身体自由名誉若しくは財産危害を加える旨を告知し又は本邦外出身者を著しく侮蔑するなど、本邦の域外にある国又は地域出身であることを理由として、本邦外出身者を地域社会から排除することを煽動する不当な差別的言動をいう。

発言の状況による部分もあるかもしれないが,「嫌い」というだけでこれに当たる場合は少ないか,あるいは,ないと入っても良いだろうと思われる。さらに,それについても法律上は発言禁止条項存在していない。一般国民に宛てた規定努力義務的になっている。

第三条 国民は、本邦外出身者に対する不当な差別的言動の解消の必要性に対する理解を深めるとともに、本邦外出身者に対する不当な差別的言動のない社会の実現に寄与するよう努めなければならない。

この具体化条例禁止規定罰則まで制定した自治体としては,ヘイトスピーチが極めて深刻な問題となった川崎市が出てくるが,罰則なしの禁止規定を置く自治体ですら多数とは到底言えない状態だと思われる(どこかに条例をまとめた研究もありそうなので誰か知っていたら教えてほしい。)。いわんや,その他の差別においてをや,というところだろう。

禁止規定限定されている理由は,当然,表現自由という極めて重要自由との相克があるためである。私も差別は解消されるべきものだと思うし,差別的表現をすれば当然批判を受けるべきだと考える。しかし,「自由」という観点から言えば,その制約は安易ものではあってはならないのではないかと考える。差別的表現禁止すれば,差別が解消するというのはいささか安直に過ぎるものであり,本質を見失っているように感じる。

なお,個人的には最初増田の思慮に欠けた思考は嫌いだ。私自身は異性と結婚したが,公営住宅から追い出されたゲイカップル「家族」でないので同居は認められない)や手術への同意ができなかったゲイカップルなどの苦しみを,気持ちいからという理由だけでやむを得ないと考えるような人間軽蔑している。

追記タイトル変更した)

anond:20210302093544

2021-02-27

人格とか今更個人主義持ち出すな

ガースーが便宜を図ったわけじゃなく、官僚忖度を息子が利用しただけだとしても

ガースーは「息子がすみません。今後このようなことがないよう気をつけます。父親として息子を叱っておきます。」ぐらい言ってくれたからかっこいいのにな。

自分が共助しろと言うくせに、息子のスキャンダル責任も取らないのかよ。別人格とか逃げてんじゃねえぞ。別人格でも「家族」「絆」で繋がってんだよ。

息子も「叩き上げ」で育てろよ。「正しい家族の在り方」の手本を国民に見せろ。

2021-02-23

アクティビストの方々はもっと小木さんの話を聞くべきだった

自己紹介すると、私自身はフェミズムに共鳴していて、深夜ラジオをよく聞く。例のクラブハウスを聞いたが、あまりにもひどかったので発信します。

ちなみにこれをしたためていたらすでに同じことを指摘した文章(https://www.tyoshiki.com/entry/2021/02/18/092233)が公開されていて、わかるわかる!と思った。

でも私も私なりに発信させてください。

議論が下手すぎ

まず聞いて真っ先に思ったのは、アクティビストの方々が仰りたいことはめちゃくちゃよくわかるのだが、彼らの話があっちこっちに流れていて聞きにくく、もう少しコンパクトに話せばいいのにと思った。ラジオだったら途中で聴くのやめてる。


これはトーンポリシングではなく(口調の話を批判しているわけではない)、単に話の要点がズレまくっていて、対話がまったくできていないという話である

森さんの差別発言とか岡村さんの発言にどう思うかとか、まったく関係ない。小木さんの界隈の温度感がどうかというのも関係ない。知りたければ小木さん自身がどう思っていたかを聞けばいい話だ。

子どもがいくつまで父と入浴するかの話をするとき条約の話とか、マジで対話する気はあるのか。フランスがどうとか関係ない、家庭によるのは当たり前。


どんどん話を広げて小木さんの話に専門家はどうしてラジオに出てこないかとか、ちょっとそれはどうなんだ……と思った。いったい何の話をしたいのか、何の意図があってその話題をし始めたのか。

小木さんは活動家になる気はないと仰っていて(まあそうだろうな)、そうだと思うんですけど、って石川さんの返しとか意味がわからない。そうだと思うならなぜそんな提案をしたんだ……何の話をしてんの?

終始、小木さんの話はだれも聴いておらず、自分の主張をするだけである。そりゃ攻撃的って思うよね。


たかまつさんはトーンポリシングの話をしていたのだが、トーンポリシング以前の問題、誰も小木さんの話を聞いてない。持論だけ展開してる。

優しくしろ、じゃなくて話を聞け。議論をするうえで当たり前でしょ。なんでだれも強く注意しないんだ。ツイッターアクティビストの方々は小木さんに寄り添ってたと擁護していた方もいたが、どこがだ……と絶句した。


深夜ラジオ公共性

アクティビストの方々は深夜ラジオ継続的に聞いたことがあるのだろうか。深夜ラジオリスナーとの関係性がかなり深い。テレビで言えない裏話とか、本音(もちろんラジオでさえ本音ではないとは思いますが、テレビよりは本音に近いところ)を吐露する場なのであるラジオは本当に秘密基地みたいなところなのだ


ただですね、もちろんラジオ公共電波なので、普段聞いているリスナー以外ももちろん聞こうと思えば聞ける。書き起こしされた記事も書かれる。アクティビストの方々(勝部さん)は、「書き起こしされたもの事実なんですよね?」と何度も壊れたように繰り返していたが、ラジオと書き起こし記事マジで違うんですよね。今回のことに限らず、私は自分が聞いているラジオの書き起こし記事を読んだことがあるが、マジでびっくりするくらいニュアンスが違う。確かに書き起こされた通りのことを言っているのだが、話の流れとかもあってそこはもっとさらっと話していたのになーとか思うのに、書き起こしされると全文が同じ抑揚でつーーーっと伝わってきて印象がまったく変わってくる。そして芸人はよくそのことに苦言を呈している。


結構マジで信じがたい切り取りをしたりニュアンスを変えたりする記事もある。勝部さんは「発信する側に責任がある」と言っていたがそれは無理な話だ。それを前提にしていたら何もしゃべれない。そのくらい結構な捻じ曲げ記事が書かれる。アクティビストの方々も一度そういう明らかに悪意で書かれたとしか思えない記事を読んでみたらいい。音源を聴いたうえで。


家庭のことをラジオで話すということ

小木さんは家庭の問題なのに虐待とか勝手に言われて……と仰っていたのだが、そもそも家庭の話を深夜ラジオを話すのはどうなのかという問題がある。


深夜ラジオパーソナリティ日常面白おかしく脚色して話す深夜の遊び場だ。だから芸人さんの日常の一部に入っている「家族」というのがラジオネタに入ってくるのは普通のことだ。そして、芸人さんの配偶者は、「芸人の妻になったからには仕方ない」と腹をくくっておられると思う。一般人なのにラジオ出演される方もいらっしゃってリスナーとしてはこんなに楽しませてくださって……と頭が上がらない(そしてめちゃくちゃ面白くてすごい)。日常を切り売りすることがどれほど大変かと想像もできない。


しかし、芸人さんの子どもは「芸人の子ども」を選んで生まれてきたわけではない。だから、言ってみれば同意がないわけである。ほかの芸人さんのラジオでも子どもはいじらないことにする、と宣言したものもあり、すばらしい姿勢だなと思った。

からまあ、まずそもそも子どもの話をするとき同意がないわけだから結構慎重になる必要はあるだろうなとは思う(するなという意味ではないですよ)。


そのうえで内容の話に入ろう。元の音源しっかり聞いてから書きたかったけどどっちも音源が見つからなかった。なので残念ながら切り取り記事に基づいて話さざるを得ない。

からしかしたら音源を聞いたらまた印象が変わるかもしれません。

2019年4月11日発言と、2015年9月17日発言だそうだ。わりと前だな。


二次性徴に触れた点-2019年4月11日

記事URLhttp://sekasuu.com/blog-entry-26015.html


父と10歳の娘が風呂に入るのはまあ普通にある。というかそこの是非なんて論じるつもりはない。そんなもん家庭によるし、他人ジャッジすることじゃないので。

ただ、胸が膨らみ始めていることを言ったのはまずかったと思う。女にとって胸が膨らみ始めた、生理がきた、下の毛が生え始めた、とかそういう第二次性徴マジで言われたくない。普通に絶縁モノだ。


このへんは男女の違いあるよな~と思う。男の子ってわりとチン毛生えた生えないみたいな話を普通しません?生えてないことをいじったり。

個人的にそういう第二次性徴いじりは男女関わらずまじでやめたほうがいいし、男の子の間でもそういうのなくなってほしいと思うけど、たぶんそういう文化で育った男性には第二次性徴について他人に言われる嫌さ加減が理解できないのではないかと思う。


親に第二次性徴を言われることにどれほどの嫌悪感があるかを伝えるのにもっと適当なのは、たぶん包茎ではないかなと思い至った。

芸能人である自分母親ラジオで「うちの子どもが真性包茎でさ~」みたいなこと言われたらマジで勝手なこと言ってんだふざけんなと思うのではないか

(本当は精通オカズ勝手バラされるとかがちゃん比較されていていいのだが、精通オカズよりも包茎のほうがよりつらい気がするけどどうですか)


虐待かどうかはともかく、身体的なことは外で言われたくないんですよ。人に知られたくないプライベートな話なので。


娘に可愛くないと言った(とされる)点-2015年9月17日

記事URLhttps://1yomeblo.com/ogi-wife-busu/


まず言いたいのは2015年ってめちゃくちゃ前だな……ということだ。2015年深夜ラジオゴリゴリ女性差別発言はされていたと思う。

から容認するというわけではないのだが、年が経てば社会は変わるし、人々の意識も変わる。まだ今よりは遅れていたころの発言だということは留意されたい。

勝部さんも2011年ツイートを掘り起こされているのを見るが、あれだって過去はああいう人だったのか……と過去発言ドン引きしますが、勝部さんの今の活動否定する気にはならないし。

人って成長するもんなのに、過去の掘り出してっていうのはちょっとな~と思う。


とはいえ小木さんは芸能人なので過去発言を掘り出されてしまうことは残念ながらある。そのうえで見ていく。


たぶんですけど、これゴッドタンとか見ていても思うのだが、何となく分不相応を叩く、いじるという雰囲気芸人の間にあるのでは?という感じがする。

NON STYLE井上さんとかアシメにしていたけど、ゴリゴリにいじられていましたね。で、それが笑いになっていた。

ブランド物のバッグを持ってみたらめっちゃいじられたからすぐ2万のバッグ持ったら誰にも何にもいわれなかったというエピソードを話していた芸人もいた。


アクティビストの方々からすれば、誰が何を持っていてもいいじゃない、自分のことをかっこいいと思ってもいいじゃないということなのだろうし、それは賛同する。

ちいちいじらないと会話できないのは面倒だよなと思うし。何か他人に引っ掛かりを見つけてやろうという態度はだるい

(ただまあ、井上さんみたいなひとはいじられを待っていると思うのでその辺の線引きはアレですけど。だからこのへんて芸人かどうかの違いも大きいんだろうな)


可愛いのに自分のこと可愛いと思ってない女は最高」という矢作さんの思考は最悪すぎて驚くし、奥さんにブスブス言ってる小木さんの感じも(それを奈歩さんが許していても)傍から見ていて笑えない。

(ちなみに結構少なくなってきたけど、たまにバラエティとかで見るブスいじり、デブいじりもまったく笑えない)


これたぶん時代の過渡期で生まれ認識の違いなのだろうなと思う。

小木さんの言ったことって、分不相応(と”勝手に”人に判断される)ことをやっていると出る杭は打たれる方式で叩かれるから、叩かれないように謙虚にいてくれ、「わきまえ」たほうがお前にとってもいいということなのだろう。

小木さんの時代はそのほうが生きやすかったんだろうなと思う。何も自己肯定感を低くさせてやろうと思ってしてるわけじゃない。娘が「調子に乗って」叩かれないようにということであって、特に悪気がないんだろうなと思う(だからって擁護できるわけじゃないけど)。


でも、これから時代は違う。

自己肯定をしていく。他人ジャッジさせない。だから自分のことを可愛いと思うなという教育方針批判される。そのほうがみんなが楽しく自由に生きやすくなれる。調子に乗る?上等だ!という時代だ。

いじって、出る杭を打ってくるやつらなんか気にしない、うるせーーー好きに生きさせろ!って蹴散らしていく。そういう時代である

りゅうちぇるこちゃん夫婦みたいにお化粧して好きな服着て、それをいじられに使うことなく楽しそうに生きている姿、本当に希望をもらえる。化粧をしてみたい男性だってきっとそこそこいるだろう。シミだって隠せるんだよ!

たぶんこのへんの、時代の違いなのだということは小木さんにまったく伝わっていなかった。本当に残念だ。小木さんはたぶん、なんで批判されているかまったくわかってなさそうだった。


※ちなみにぺこ&りゅうちぇるブレイクしたのは2015年だそうだ。彼らが出た当初は奇異な目で見られていたと思うので、それひとつとっても2015年と今では状況が違うのがわかる。


たかまつさんの言葉

たかまつさんのnoteが公開され(https://note.com/takamatsunana/n/nb1ae53a18af9)、これまた大炎上したわけだが、トーンポリシング問題にしたのがよくなかった。

トーンポリシングというのはトーンポリシングだ、なんてお粗末な話である

それ以前に相手の話を聞く、という当たり前の議論マナーがまったくなされておらず、関係ない話を延々していたのがだめだったのだ。


ただし、たかまつさんが言っていた小木さんにわかってもらえたらよかったのにという話、あれはまったくその通りだ。

町田さんが自分たちは分かる人同士で手を取り合えればそれでいいと言っていたが、そりゃまあそれも大事なんですけど、インフルエンサー男性フェミニズムを理解してくれて発信してくれたら、そんなに心強いことはないだろう。

小木さんがバイキングのようなゴリゴリ女性差別がまかり通っている番組フェミニストとして発言してくれるようになったら、社会はまた一歩いい方向に進むかもしれない。今回のクラブハウスはそのチャンスを逃した。

フェミニストはめんどくせえやつらという認識がある社会だが(この間の水ダウのフェミニストのいじり方見てもそういう意識あるんだなとつくづく思う、あれはらわた煮えくりかえりそうだった)、「あのひとたち意外と話聞いてくれてわかってくれて」って小木さんがラジオなんかで話してくれたらと思わないか


フェミニズムを理解してもらうためにわざわざ優しく話す必要はまったくない。

「うんうん、○○さんの言いたいこともわかります。そう思っちゃうのもしょうがないと思うんですけど、でもね」なんてまどろっこしい話し方してたら社会は変わらない。

怒りを表明して社会を変えてきた先達のことも心からリスペクトする。


言ってもわからん人に話す必要もない。森さんがフェミニズムを理解することはおそらく死ぬまでない。亀井さん理解することもたぶんない。

でも小木さんは話を聞いてくれそうだったじゃないか。そのチャンスをふいにしてほしくなかった。

相手の話を最後まで聞く。そんなの当たり前のことだ。それもしないのに活動家って…心底がっかりした。


私は細々と男女差別おかしいところをツイッターで発信したり、男友達としゃべってておかしいなっておもうところを指摘したり、その程度しかできない。活動家じゃない、そのへんにいる普通の女だからだ。

活動家と名乗り、社会を変えようとしてくれるならば、フェミニストの先頭を走っているのならば、同じフェミニストに「そりゃないよ……」と思われないようにしてほしい。

私も細々と頑張る。だから活動家の皆さんも頑張ってください。

2021-02-19

NHK夫婦別姓特集で湧いたアンチ亀井静香コメント辟易した

現実に気づいてくれ。

夫婦別姓なんて、都会の育ちがいい中年以下の年齢層しか支持してないってこと。

そしてそいつらは、老夫婦になったとき風景や、地方家族風景や、育ちが悪い家族風景が見えていない。

人生100年時代「家族」なんてどんなに仲睦まじくても1度は分裂の危機が訪れるし、そのとき、「離婚する・しない」において、夫婦同姓は決定的な役割果たしてんだよ。

夫婦別姓支持派は、結婚して50年経過した夫婦に「自分たちが別姓でもここまで家族が維持できたと思いますか?」を聞いてみろ。

外国ガー」の話じゃないんだ。税制扶養控除)・社会保障集団経済活動会社)に至るまで、日本社会の全てが、夫婦同姓でゆりかごから墓場までを前提に設計されているんだよ。

まずは、日本諸制度におけるジェンダーロール、ファミリーロールを崩すところから始めて、最後までやりとおして夫婦別姓それからだ。

そしてそれは多分、ここ10年・20年のスパンの話じゃない。

2021-02-17

空白期間は何を?」

面接空白期間があると、よく聞かれるというのが日本の特徴である

ハイコンテクストカルチャーという言葉をご存じだろうか。

人間スキル業務遂行能力採用するのがジョブ型、つまりローコンテクスト文化である

その逆に、日本は同僚の家族構成性格趣味などを理解することで業務効率が上がると信じられてきた。

から飲み会重要だったのである

しかコロナは良い意味コンテクストをそぎ落とした。

営業マーケターならパワーポイント説得力ある資料デザイナーなら優れた画像映像音楽

企画職ならすぐれたアイデア技術職なら確かな知識経営なら明確な言語伝達力、などであり、

これ以外の「なんとなくの空気読み」という儀式がなくなり、無駄が省かれた。

さて本題に入るが、こうした前提の、ハイコンテクストな人事は空白期間に着目する。

「どんな趣味とかあるのかな?仕事関係ないけど。」

「どんな異性や家族とつきあってるのかな?仕事関係ないけど。」

ということを暗に聞いているのである

したがって、このコロナ時代においてもし今後(ないだろうが)同じ質問

空白期間は何をしていましたか?」と聞かれたら、自分はこう答えるだろう。

「なんかしてました」

と。




追記

意外とレスを頂いたのでありがたい。

なろう系でよくあるステータスオープン現実にもあればいいのにな

そのとおりで、「コンテクスト」とは隠しステータスってことだと思う。

コーエー信長三国志では知力・武力以外に「野望」「カリスマ」なんて隠しステータスがあったけど、

まり表示されたステータスで即決採用できるのがローコンテクスト企業

たとえば絵とか音楽とか、計算力とか専門知識とかなんでも、成果物が目にみえればいいので。

逆に、表示されたステを信用せず、裏を取ろうというのがハイコンテクスト企業

これまで全社員を1つのオフィスに押し込めていた働き方では、

誰かひとり「野望99」や「カリスマ1」みたいな人がいたら犯罪や風紀が乱れるかもしれない。

会社という「家族」迷惑をかけないため、「メンバーシップ免許」を交付する。

そのためには隠しステータスも平凡でなければいけないというわけ。

そしてそれは本質的には「業務」に無関係で、「オフィスの中での家族生活」に大切なステータスなのである(ここ重要)。

テレワークがこれから普及していくのは間違いなく、徐々にみんな気づき始めている。

「あ、長い話する人が仕事ができるわけじゃなかったんだな」

「あ、この紙のやりとり、チャットで連絡すれば無意味だな」

「あ、2時間の朝会やめて、部長メッセージ30分録画して全員に配布すればいいじゃん」

など、気づきはさまざま。

都庁のシン・トセイなどでも改革が進んでいる模様。(その資料ボリューム10分の1にしろと思ったが)

https://note.com/kouzoukaikaku/n/nc51289509662

今後は、タニタ電通事業主契約で、かつテレワークのような例が増え、じわじわメンバーシップ企業が減っていく。

会社で何をしていたかからなかったおじさん・おばさんは本当に何もしてなかった」みたいな例はよく聞くので。

そして残念ながら、現在人事総務の人たちも転職の準備をしておいたほうがいいかもしれない。

行政スリム化される + 手続きオンライン化される → 総務の業務が減る → 雇用が減る、という流れ。

他人空白期間を気にして10年も生きてしまったなら、今後は自分がその空白の10年を悔やんで生きることになってしまう。

時代の変化は残酷である

追記2

つい先日、弊社がハイコンテクスト採用から抜けていないために失敗した事例があった。

そのおばさんはゴリゴリ専門職として採用されて期待されていた。

オフィスにいた時は声が大きく雑談も多くて「おもしろキャラ」として認識されていたが、

テレワークに移ると「無駄話が多い」「言われたことをしていない」「専門知識ゼロ」ということが露呈し、ほどなく解雇となった。

解雇される時は「私はどちらかというと弊社の商品判断する側が向いている」という意味不明な名言を残して去って行った。

テレワークPCでの彼女作業フォルダをみると、本当に何もしていなかったことがよく見えた。

おそらくテレワークでなかったら、上役に気に入られてなんとか生き残っていたのではないだろうか?

彼女が何もしなかった期間の採用雇用費は300万円弱であった。

こうしたキャッシュフロー無駄経営者が気づき始めた時が、本当のDX時代の幕開けに思う。(今はまだ気づいていないところ多い)

追記3

意外と、こちらの意図を完全に理解してくれた人が多くて驚いた。

今回はチラ裏目的で書いたので誰かを説得するつもりはなかっただけに意外だった。

こういう誰にも忖度しない文章書くと、たいてい、無反応になるんだが。

やっぱ見て勝手理解してくれる賢者一定数いるんだなあと。

1000人が見てくれたら20~50人はちゃんと斟酌してくれるんじゃないかなあと。

2021-01-31

anond:20210131124116

あいつらの言動的に自分たちの行動を正当化させるために「家族」という単語を使ってるようにも思いました。

2020-12-06

ネタバレ注意 鬼滅の刃感想

23巻まで読んだので感想(含むネタバレ)

素晴らしい作品だった。 『ぼくらの』や『寄生獣』を読んだ時くらい後を引く読後感だった。

以下まとまってないけど雑観。

対比

鬼滅は対比をよく使う作品だった。

善逸と獪岳、兄上と縁壱、妓夫太郎梅ちゃんと炭治郎・禰󠄀豆子、

そして永遠に生きる無惨とすぐ死ぬ人間たち。

さまざまな場面で対比があるから、違いが強調されてひどくエモーショナルだった。

ただ死にたくないだけのラスボス

無惨のモチベーションはただただ「死にたくない」っていう一点に尽きる。

から鬼殺隊が命を賭して挑んでくる様が理解できなくて「鬼殺隊は異常者の集まり」なんて言う。

ある意味でとても人間臭く、非常に生き汚くて厄介な敵だった。

永遠に生きる無惨とすぐ死ぬ人間たち

永遠の個 vs 受け継がれる意思 っていうのは創作めっちゃ使われてきた対立軸だと思うけど鬼滅もまたこテーマだ。

すぐ死ぬ人間たちが繋いできた思いが、個としての永続を求める無惨を凌駕する物語だ。

無惨も最終的には「受け継がれる意思」に負けたことを悟って「俺の意思を継いでくれ!」と炭治郎に縋るんだけど

無惨はやっぱズレてて違うんだなあ…意思を受け継ぐと言うのは、一方的ものではないのだ。

自分のことだけが大事な無惨と、家族大事な炭治郎たち

無惨には自分以外に大切にするものがなかった。

炭治郎たち鬼殺隊には自分以外に大切にするものがあり、それを奪う鬼を許せなかった。

現代編と救いの矛盾

鬼滅には救いの矛盾存在する。

現代編では主人公たちの子孫と、子孫を残せなかったが転生した(と思しき)人々が平和享受してる。

受け継がれるもの大事ってテーマならば、子孫だけで良い。

なんなら子孫もいなくていい。例えば炭焼き一族が日の呼吸を伝えたように

血縁関係なく転生もない人々がそれでも彼らの意思を繋ぐ、みたいにすればいい。

(転生で、結果ある種の永遠が得られるなら、それは個の永続を願った無惨との対比が崩れてしまう。)

なぜ子孫?

炭治郎が大切にしてきた「家族」が守られ続いていることは物語の救いとして絶対必要だった。

なぜ転生?

炭彦のセリフ「またどこかで生まれ変わって幸せ暮らしいるかもって思うと

悲しいのと寂しいのが少しだけ柔らかくなって安心するね」に尽きる。

テーマとして一貫して無かろうが、この葛藤は不完全な人間のものであり、許容できる。

本誌に掲載されてなかったラスト10ページ

本誌追ってなかったんだけど本誌組はこれカットされてたってマジ?

本誌組と単行本組でそこまで読後感に差をつけて良いのか集英社

現代編の救いの矛盾とかのモヤモヤを力付くで吹き飛ばす凄い筆力だ。

登場人物に重ねられた詩の語り手はわからないが、その一片一片がそれぞれの人物に準えられていてとてもずるい。

これは泣くわ。泣いた。

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん