はてなキーワード: 死人花とは
彼岸花の別名は1000種類を超えるらしいが、全てを書いてるサイトを見つけられなかったので、取り敢えず見つけられた分だけメモ。
曼珠沙華(天上の花を意味する仏教用語。一説に、東北弁の「まんず咲ぐ(葉のつく前にまず花が咲く)」が訛って、美しい漢字をあてたものとも言われる)
親死ね子死ね、親殺し、親知らず(親子が互いに殺し合った結果花と葉が同時に出ないと言われている)
花知らず葉知らず(花と葉が同時に出ない)
狐の提灯、狐の花火、狐の簪、狐の扇、狐のたいまつ、狐のロウソク、狐のタバコ、狐の嫁御(狐の嫁入り行列で火を灯すのがこの花と言われている)
提灯煌々、提灯灯籠、チャンチャンゲーロー、チンカラポン、チンリンボーリン(煌々と燃える提灯のように赤い、後半は訛っていった物)
喉焼花(食べた時の中毒症状)
南無阿弥陀仏、なんまいだっぽ(食べたらお陀仏)
水子衆花(腹の中や生まれてすぐに死んだ水子達の魂が咲いて現れたと言われている)
馬背花(馬の鬣のような花、もしくは馬も背を向ける)
吐掛婆、鬼婆、婆殺し、歯抜け婆、嫁簪、姑花、舅花(嫁姑戦争関連?)
死人花、地獄花、幽霊花、手腐花、手焼花、野松明、猫騙花、雷様花、雷花、夕立花、忘花、道忘花、道迷草、牛舌曲、蛇舌曲、毒花、痺れ花、天蓋花、剃刀花、龍爪花、捨子花、石蒜、三昧花
銀鎖匙(銀のカギ)鬼蒜、避蛇生(蛇も食わない植物)石蒜,烏蒜,龍爪花,山烏毒,新米夜飯花,義八花,老鴉蒜,蒜頭花,水麻,壱枝箭,蒜頭草,紅花石蒜,蟑螂花(ゴキブリ花),红花石蒜, 毒蒜(ドクニンニク),彼此岸花,秃蒜,月月红,野蒜,一支箭〔江西〕,赤色箭,寒心花,蒜头草,
想思花、相思華、相思花、相思草(想いを思う花、彼岸花は花と葉が同時に存在することは無い。それでも、花は葉を想い、葉は花を想っている)
男――きみはマスダで何も書かなかった。何も。
女――わたしはすべてを書いた。すべてを。
だってホッテントリを、あれを、わたしは見た。それは確かなこと。
はてブにはホッテントリがあるから。どうしてそれを見ずにいられるでしょう。
男――きみははてブのホッテントリを見なかった。きみはマスダで何も見なかった。
女――四回も、マスダに……
男――マスダの、どのエントリ?
女――四回も、マスダに行った。人びとがブコメを打っているのを見たわ。あのひとたちは考えこみながら、いろいろな記事や、なにかを再現する体験談や、だってほかには何にもないのだから、いろいろな記事、また別の記事や、なにかを再現する体験談や、だって他に何もないのだから、他の人のブコメや、そんなもののあいだを、ゆっくりと眺めていった。だって他に何もないのだから。
四回も、マスダに行った。
ブクマカたちを眺めた。わたし自身も、考え込みながら、炎上を眺めた。焼け焦げたジェンダー問題。打ち砕かれた非モテ。実在しているかのように傷つきやすくなった処女の心。ブクマ数をあらわす数字が真っ赤に燃え盛るのも見た。まるで死人花。そんなこと、誰が思いつくでしょう? ふわふわになって、まだ生きているような、苦しみの生々しさに耐えているtwitterのアカウント。いろいろなSNS。焼け焦げたアカウント。粉々にされた発言。
マスダたちが朝、目覚めたときに、ごっそり漏らしていたという、誰のものかわからぬクソの山。
ホッテントリで、わたしは熱かった。ホッテントリは1000usersを記録した。そのことをわたしは知っている。ホッテントリにあったのは、太陽の温度。そのことを知らないなんて言える?……ブクマカなんてたしかに半分は単純なボットだから……
男――きみはマスダで何も見なかった。何も。
女――ねえ、聞いて。あなたと同じに、わかっているの。政治というものが。
女――あなたと同じに、わたしも思考する力はもっている。わかっているの、政治というものが。
男――いや、君に思考する力はない。
女――わたしはわたしなりに闘った、その日その日、力のかぎり、戦わなければいけない理由すっかり失うことの恐ろしさに負けぬよう闘った、あなたと同じに、忘れてしまったの……?
ブクマ数は10000usersを超えるでしょう。 一万個の太陽のよう、と人は言うでしょう。インターネットアーカイブスは焼失するでしょう。
底なしの大混乱があたりを覆うでしょう。ひとつのまとめサイトが、匿名の大衆にもちあげられて落下し灰になるでしょう……。
ライターも運営者も読者も批判者も、いっしょに仲良く死んで伝説になるのを待っている……。
あなたのことを思い出す。
あなたは誰?
とってもいい気持。
想像もしなかった、この匿名ブログが、愛にぴったりの大きさにつくられていたなんて。
想像もしなかった、あなたが、わたしのアナルにぴったりの大きさにつくられていたなんて。
あなたが気に入ってるの。なんて思いがけないことかしら。あなたが気に入ってるの。
不意に訪れる、なんともいえぬ緩やかさ。微温さ。
なんともいえぬ甘やかさ。
あなたには、わかりっこない。
とってもいい気持。
とってもいい気持。
時間はあるの。
お願い。
わたしを食べ尽くして。
もみくしゃにして、醜くなるほどに。
あなたであってもいい。
あなたであってもいい、このマスダで、この夜に、いくたびもあった昔のはてなの夜に戻ったみたい、そう間違えるほど、そっくりだもの。
お願い……