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はてなキーワード: 阿良々木暦とは

2024-09-15

anond:20240914233550

概要、ほーっ、ホアアーッ!!

2004年東京ゲームショウで『双恋 -フタコイ-』のスペシャルステージが開催された。

堀江を含むキャスト達がステージに上る姿に興奮したファンの歓声をなるべく正確に書き起こそうとした結果がこれである

歓声と奇声が飛び交った!メインステージで『双恋イベント開催

最初はそれぞれの愛称を叫んでいたファンたちも、「ほっちゃーん! ほ、ほーっ、ホアアーッ!! ホアーッ!!」や「ひろみさーん! ひろみひろみひろみ! アーッ!! ああーっ!!」と本能の趣くままに声を上げ始める。

全体的に冷静な文体で書かれた記事の中に突然紛れ込む奇声の再現が非常に異質だったことがネット上でウケてコピペネタとして定着し、現在彼女に声援を送る時の一種定番ネタとして愛されている。堀江由衣本人も認知済みである

なお、この事は堀江声優ユニットやまとなでしこ」を組む田村ゆかりの知るところとなり、『自分にも似たようなものはないのか?』と求めたところ、ファンの有志達によって『ゆ、ゆーっ、ユアアーッ!!』というコールが作られた。

登場シーン、ほーっ、ホアアーッ!!

シャフト作品では度々ネタにされ、2005年ぱにぽにだっしゅ!13話の文字ネタで早速登場。その後もさよなら絶望先生かってに改蔵ラジオネタにされていた模様。物語シリーズ劇場版傷物語Ⅱにて、堀江由衣演じる羽川翼が、履いていたパンツ主人公阿良々木暦に渡すと、そのパンツから「ホアーッ」っという文字が…。

2022年放送アニメ版最近雇ったメイドが怪しい』において、堀江由衣は五条院つかさ役を演じているが、第3話劇中のある場面において「ホアアーッ?!」と悲鳴(奇声?)を上げる場面があったこからネタにされた。

余談、ほーっ、ホアアーッ!!

全然関係ないが「ホアーッ!」は『namco×CAPCOM』作中チートクラス忍者 翔の掛け声としても有名。

スモークボム! ホアーッ!」

「これぞ、武神流……」

なお、翔の中の人は”堀“秀行氏なので、こちらもある意味ほっちゃんである

https://dic.pixiv.net/a/%E3%81%BB%E3%80%81%E3%81%BB%E3%83%BC%E3%81%A3%E3%80%81%E3%83%9B%E3%82%A2%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%83%83%21%21

2021-05-21

バイト日記

 昨日の朝っぱら、オーナーから今日は15分早く来るように」とLINEがきた。でも、勤務表によれば、私の出勤時間の18時までシフトリーダーが入っていることになっていたので、15分カブってしまう。素直にオーナーの言うことを聞いたらシフトリーダーの稼ぎが減っちゃうけど大丈夫なのか? と疑問に思いつつも15分前に出勤。

 わかんないならシフトリーダー本人に聞いてみればいいやぁ、と思い、直接「私15分早く入ったらシフトリーダーの勤務時間短くなっちゃうけど大丈夫ですか?」って聞いた。そしたらシフトリーダーは、

「あぁ、表では私6時まで入ってることになってるけど、あれは暗黙の了解から。本当は5時までで希望出してるんだけど、オーナーは私が45分までいてくれるだろうと思い込んでるだけだから大丈夫よー。私は増田さんが来てくれたから予定通り45分で帰るわ」

 なるほどわからん勝手に18時まで延長されてるんなら、「17時まででお願いします」ってオーナーLINEすればいいじゃん。少なくとも私はそうしてるし、だからといってオーナーが怒って私の出勤日減らしてくるとかはないのだが……?

 このディスコミュニケーションぶりは一体。と思ったけど、今月私は風邪で2日も休んでしま収入8000円以上減ったので、早出させてもらえるんならありがたく早出させてもらう! たかが15分のプラスだが、そのお金で『進撃の巨人』の最終巻が買えると思えば頑張れる。

 先週末は若干来客数が少なめだったんだが、昨日はまた客足が戻ってしまった。ごとう日だったからかな。いうて世の中そんなに25日以外がペイデイな人多いのかな? と不思議不思議

 また皆様混雑を避けようとしてぱらぱら来店なさるので、私ども店員は一息つく暇もない。けれども珍しくAさんが休憩に入ってる間は数人しか来店しなかったので、Aさんは一度も席を立たずに休めたとのこと。私も一人で店番しても忙しくなかったのでよかった。

 いつだったか、Aさんに西尾維新物語シリーズを熱く推されて、私は『化物語』の上下だけは読んだことがあるけど、ビシバシ繰り広げられる登場人物同士の罵り合いと難解言葉遊びの頻発に振り回されて、内容がイマイチ頭に入って来ないので、以降西尾維新は読んでないと答えた。それでも物語シリーズはいいですよ! とAさんは言い続けたのだが、物語シリーズ育児疲労で弱った頭で読むのはきっついわと思って、まずはリハビリのつもりで『掟上今日子の備忘録』を読んだら、思いの外読みやすかったし面白かった。

 と話すと、

「僕は掟上今日子は読んでないっすね……」

 というハイパー気のない返事をAさんはするので、この人一生掟上今日子読まなさそうと思い、私は「なんか主人公がどうにもこうにも陰キャ非モテしかないのに、『備忘録』のラストは諸々すっ飛ばしリア充エンドだったので驚いた。面白かったから続編も後で読もうと思う」と言った。するとAさんは、

「実は物語シリーズもそういう所あるんですよ! 主人公はずっと思いを寄せていた相手がいるというのに、突然ポッと出の女に告白されたらそいつと付き合い始めてですね(以下長いので略)」

 と言った。そうだったのか、そんな奴だったのか、阿良々木暦くんは!

2021-03-29

阿良々木暦好き嫌いがはっきり分かれるキャラ

物語シリーズを読み、そしてアニメも見終わったので感じたことを書いていく。

最初物語シリーズ自体は好きであり、主要キャラ阿良々木暦を除いてほとんど好きである

さて、いつか読もう、見ようと思っていたのをようやく終えた。

そして一番最初から最後まで感じたのは阿良々木暦という存在嫌悪しているという事だった。

なぜにそこまで嫌いになってしまったのかを下記に述べる。

ここから先は全てネガティブであり否定ばかりである

他人の事に必要以上に関与しようとしてしま

ヒロインたちに対して、必要以上の関与をする所がとにかく鬱陶しかった。

そうしなければストーリーは進まないというのは分かるが、おせっかいも過剰だと目障りになるという典型的キャラだった。

撫子が神になった際に貝木泥舟に「お前に出来ることはない」と言われても下がらない所は非常に嫌悪した。

(※追加でピシャリと言われ、ようやく引いたが)

必要以上に関与する割に大事局面曖昧な考えで濁そうとする所が卑怯

正義の味方のようなおせっかいをしている割に、ここ一番というところで日和ってしま曖昧なやりとりにするのが卑怯と感じた。

最後まで貫くのかと思えば、一気に日和って避けようとする所はそこまでおせっかいしてきてそれか…と思う場面は多々あった。

大人になりきれず、子供のままでもないというファジーな状況であれば、これもまた仕方ないのかとは思うが。

思春期特有のスケベな部分が好きになれなかった。

男はスケベ。それは間違いないんだ。しか阿良々木暦セリフは正直引く。描写がなければ、そこまで阿良々木暦嫌悪する事もなかったと思える事。

いきなり羽川のパンチラやら羽川に対してのセクハラ視点は、受け入れられなかった。

この辺は、もともとそういうのがあまり好きではないという事もあって、阿良々木暦じゃなかったとしても引いていた。

人間強度などという厨二病を患いすぎていたのが駄目だった。

物語シリーズの大半は阿良々木暦の語りから始まるわけだが、セリフにおいても語りにおいても痛々しい考えが出てくる度に嫌悪してしまった。

良くも悪くも阿良々木暦子供まっさかりであり、大人には程遠い存在表現していたと感じた。

でも、駄目です。受け入れられない。人間強度ってなんだよ。

■色々考える割に結局誰かに答えを教えてもらうかほぼ答えのヒントをもらわないと解らない鈍感さが駄目だった。

とぼけていると言うよりも、言葉にしないと物事を考えられないくらいの鈍感さが目立った。

回答がわかったところで自分が納得いかないと他人を気にせずに我道を行く姿は好きになれない。

結局の所、阿良々木暦主人公であり、物語をややこしくしていっただけの男だった。

青春がどうたらというよりかは、そこまで踏み込まなければややこしくならなかっただろうという内容だったので

阿良々木暦嫌悪を感じてしまったではないかと思える。

最後物語シリーズを読み、見終えて一番良かったのは【貝木泥舟】だった。

金に素直であり、ひねくれているが真理は付いている。

感情的にはほぼほぼならず、自業自得をもある程度受け入れている。

もがきすぎず、関与はほどほどにし考え方も合理的でわかりやすい。

時々間が抜けているところも実に人らしい人だと感じる。

セリフは人をバカにするようなところも少なくなかったが、

少なくとも言っていることは阿良々木暦と違い、はっきりと物言いが出来ているキャラと感じた。

まあ、子供大人を比べるのは差が出て当然だが、

それにしたって阿良々木暦中途半端すぎるだろう。それが嫌悪する理由になったのだ。

だが、物語シリーズはほぼ全て面白かった。満足である

2020-02-03

これを期に『宇崎ちゃんは遊びたい!』の1話を読んだ。

ほぼ感想ではなくネタバレである



  • 宇崎ちゃんが思ったよりも可愛い。そして思ったよりも普通というか、こういう子たまにいるよな……と、大学時代の友人の一人を思い出した。
  • 宇崎ちゃんは顔より先に乳から初登場するのだが、そのコマ主人公の「先輩」の視線意味するのではないようだ。先輩は、「またお前か。」みたいな冷淡な反応。
  • 宇崎ちゃんがあまりにも天然自然にあまりにもうざいので、先輩の宇崎ちゃんへのあしらいが超塩になるのは仕方ないのかもしれないが……こわい……。

  • お金に余裕が出来たら単行本買うか買わないかっていったら、私は買うかなぁ。なんだかんだ面白いと思ったし。



追記

私は単行本の表紙では1巻が一番好きなんだけど、なんでわざわざ3巻だっけ?あのゲス顔のやつを献血ポスター採用しちゃったかなー?と不思議だ。

1巻も宇崎ちゃんの乳がでかいのには変わらないんだけど、1巻の絵の方が宇崎ちゃんっぽいし可愛くていいじゃないかって思うんだけれども……。

2018-10-24

2018年アニメ2話までほぼ全部観たか感想書く その2

2018年秋アニメ2話までほぼ全部観たから感想書く その1 からの続き)

となりの吸血鬼さん

 暮らしの知恵を得たDIO様の日常良い最終回だった4コマ漫画原作らしいテンポ感を感じる作品

 吸血鬼ちゃん吸血鬼性は「亜人ちゃんは語りたい」の小鳥ひかり < これ ≦「傷物語」の阿良々木暦 ≦ DIO様 (<「傷物語」のキスショット)くらい吸血鬼吸血鬼ちゃんインタビュイー普通女の子がインタビュワーとなって「吸血鬼ってこんなんやで」を掘り下げていくお話になっている。これを見てDIO様のお気持ちを学ぼう。

 制作は「結城友奈は勇者である」のスタジオ五組。かつキャラデザ酒井孝裕なので、平和日常を観ているとなぜか泣けてくる。そんな日常を彩る劇伴は「スロウスタート」でお馴染み藤澤慶昌。もしかしたら私は同氏のファンなのかもしれない。最近イチオシは「少女☆歌劇 レヴュースタァライト」の劇中歌アルバム「ラ レヴュー ド マチネ」より「誇りと驕り」(作詞中村彼方作曲編曲藤澤慶昌)、「ラ レヴュー ド ソワレ」より「RE:CREATE」(作詞中村彼方作曲編曲三好啓太オーケストラアレンジ藤澤慶昌)、「スタァライト」(作詞中村彼方作曲編曲加藤達也藤澤慶昌)。

JOJOの奇妙な冒険 黄金の風

 5期。スタッフは続投。イタリアマフィアお話1話早々おっ始めている。現代日本舞台にした世界とは違う力学が働く世界観が面白い。「悪いことをしたら警察に捕まる」→「悪いことをするときは必ず警察賄賂を渡さなければならない」みたいな。

 毎期ごとに絵の雰囲気を変えていくスタイルゆえ、4期と雰囲気が異なっている(4部に登場したキャラクターを見るとわかりやすい)。今期は特に動かしづらそうなキャラデザなので、アクションゴリゴリ動かすようなシナリオではなく会話劇のような作品なのかな。ただ、JOJOの特徴として「トメ絵」でアクションシーンを決める演出が多いので、1話でもそういった趣向のアクションシーンになってる。そういう意味では非常にアクション映えを意識したバトルアニメ特に2話のvsブチャラティ戦は情報量が多すぎて頭がパンクしそう。

 今期も神風動画は絡みなし。残念!でもEDのチョイスがやっぱり良い。

RELEASE THE SPICE

 ガッチャマンになった女の子の成長を描く日常アニメキャッチーOPが印象的な作品原案タカヒロ(「結城友奈は勇者である原案)、キャラデザなもり(「ゆるゆり原作)。めっちゃカレー食べたい。

 なもりさんのキャラめっちゃかわいい特に制服デザインが秀逸。ゆるゆりと比べやや等身が高くなっているのはアクション映えを意識したのかな。日常パートかわいく、アクションパートはかっこよく。

 日常パートがとにかく平和なはずなのに、なぜか背筋がざわざわする感じがタカヒロっぽい。主人公動機づけとかもゆゆゆっぽい。そういう視聴者カンを察してか、2話ではスパイス作用副作用についてちゃん説明がなされている。「安心して、これは満開システムじゃないよ」というメッセージかな?

 音楽の使い方が好き。特に音楽のないシーン。日常、非日常と強い緩急のあるシナリオにうまくマッチしてる。1話なら 日常音楽なし)→不穏(音楽なし)→戦闘(高BPMバリバリEDM)みたいな。

 ゆゆゆはもともと日常半分非日常半分のアニメだけれど、甘さと辛さのバランスがやや辛さ寄りに仕上がっている。対して本作は(今の時点では)日常パートに尺を多くとって甘さ寄りに仕上がっているので、丁度ゆゆゆとゆるゆりの間くらいを目指しているのかな。一握りのスパイス

 スパイx女子高生といえば「プリンセス・プリンシパル」も同じコンセプトを持つ作品だけれど、プリプリは「組織の犬としてがんばったりする話」という諜報員っぽい話なのに対し、本作は「正義の味方として、悪の組織をやっつけるためならエンヤコーラ」という勧善懲悪モノに近い。敵のデザインを見ても、プリプリの敵は憎めないヤツがとても多かったが、本作の敵はなんだか昔見たことのあるようなパリッとした「THE WARUMONO」というデザインになっている。ロボのデザインとか昔なつかし系を意識してるのかな。合体技とかビックリドッキリメカは未登場だけど、科学忍法で戦う姿はまさにガッチャマン1話でも忍法・ヘカートⅡとか忍法ミサイルとか使うし。2話以降の科学忍法が楽しみ。

 ガッチャマンといえば、あの作品は割と主人公たちに厳しい世界だったので本作もまたあれくらい厳しい世界なのかもしれない。昔のヒーロー作品は「悲しみを乗り越え、悪と戦う主人公」というモチーフ作品が多い印象なので、そういう流れをくむ作品だったりして。おのれタカヒロ

ゴブリンスレイヤー

 TRPGリプレイ。「DARK SOULS」並に強烈なハイファンタジー系冒険アニメ元ネタやる夫スレ投稿されていたもの良い最終回だった。きびしいせかい

 物語中世近世舞台に、人々の暮らしとともにあるギルド冒険者の日常を描く…のだが。シナリオは「灰と幻想のグリムガル」をハードにした感じ。本作の監督音楽制作スタジオが作ってるアニメ少女終末旅行」よりずっとハード殺戮アニメオーバーロード」よりもキツイ。「灰と幻想のグリムガル」が描くのは「見てみて、世界ってこんなに美しいんだよ」という世界だけれど、本作にそういう趣向は無く(キャラ世界を語るためのロール、という部分は似ているが)、人とゴブリンの間にある確執、業、罪深さ、わかり会えない存在、といった深い谷を丁寧に描いている。

 基本は毎話ゴブリンスレイヤーゴブリンの戦いを描くのだが、「主人公たちが油断して敵に追い詰められる(敵の見せ場)」→「逆境パワーで敵を蹴散らす(主人公の見せ場)」という定番ではなく「ナメてかかった冒険者たちがゴブリンに惨殺される(敵の見せ場)」→「ゴブリンスレイヤーゴブリンを惨殺する(主人公の見せ場)」という構成になっている。単純に見せ場を作るだけのギミックではなく、ゴブリンゴブリンスレイヤーの対比構造を強調しているのが印象的だった(特に2話)。その残虐性、執念、狡猾さ。結果とんでもなくダークなヒーローになっている。

 そんな戦闘演出について、ゴブリンの殺し方、殺され方がグロい。「灰と幻想のグリムガル」で最初ゴブリンをぶっ殺すシーンも大概エグかったけれど、こっちはもっとエグい。丁寧な流血表現作画末廣健一郎音楽古谷友二の音響効果等も相まってドキドキが止まらない。本作のシリーズ構成倉田英之が関わった「メイドインアビス」では、例のシーンについて放送審査を通すのが大変だったみたいな話を聞いていたのだけれど、本作はどうやって審査を通したのだろう(直接表現が無いか問題なかったのかな)。

 あと「少女終末旅行1話冒頭の白昼夢みたいな演出が好きだったので、あれをまた観ることが出来て嬉しい。

ひもてはうす

 ダテコーアベンジャーズ。てさぐれ!みたいな3DCGショートアニメ。続投スタッフとしては監督脚本のダテコーの他に主題歌劇伴井上純一/Hajime。制作はirodoriからリンクブレインに(ゲームグラフィック開発等の会社で、アニメ制作実績はほとんどなし)。キャラクターアニメーションはirodori版よりも硬め。やっぱりたつき監督は凄い。

 毎話シナリオパートアドリブパートがあり、シナリオパートは本編の配信に先駆けて公式ラジオで(ほぼ全部)放送された。なのに改めて絵がつくと面白く感じるので、散々言われていた「これラジオでいいじゃん」説を真正から検証していくスタイル好き。ちなみに1、2話はアドリブパートが1分程度。BDにロングバージョンが収録されるとのことや、「もともと本作が放送されるのは去年の年末頃だった」のが延期に延期を重ねた事情を顧みるに、ダテコーはやはり罪深い作品を作る人なのだなぁ、としみじみ。

 それぞれのキャラクター中の人パーソナリティが反映されていたりする。そのあたりはダテコーとの関係性が為せるやり方。そもそもこのキャスティングは誰もが思いつきこそすれ、実現できるのは日本でダテコー一人だけな気がする。これだけ人気声優を集めた上で同時にアフレコをするのは困難だろうと思っていたけれど、アドリブパートは必ず全員揃っているわけではない模様。

 そのアドリブパートについて、カメラアングルは固定(てさぐれ!ではカメラワークに相当拘っていることがわかる)。引きのほうがテンポ感が出しやすい(発言かぶってもカメラ切り替えしなくていいし)ので、結果てさぐれ3期最終回のてさぐれグランプリみたいなワチャワチャ感がある。内容は相変わらずシモネタ自重しないスタイル

抱かれたい男1位に脅されています

 略称はだかいち。芸能人日常アニメガチBL。抱かれたい男1位と2位の自給自足アニメ同性愛を描くアニメといえば今年は「citrus」を観たけど、こっちは登場人物が成人ゆえ、もう完全にエロに振り切っている(citrusエロいけど)。

 …と、思ったら監督龍輪直征citrusチーフ演出だった。同氏が監督を務めるアニメニセコイ」「幸腹グラフィティ」はエロいのかな。

 仕事プライベートで力関係が逆転するってド定番だけど面白い。常に厳し目のツッコミを入れ続けているのに、プライベートではそのまま押し切られるくだりが好き。2話ではプライベートでの力関係が逆転する展開になってたり、心の振れ幅というか人間臭さの強い恋愛モノになっている。背景美術の感じとか、全体的にTVドラマっぽいかも。

 そして二人の裸が良い。高人の(リアルに)骨ばった肩や腕、首筋に対し、准太の筋肉質な体躯特に2話シャワーシーンで見える腹部の、外腹斜筋がキレイ。ちなみに、ちょくちょく准太の背中に生えている羽は犬のしっぽみたいな機能

 あと各話ともガッツリSEXシーンを描いている(流石に秘部は隠してるけど)。これでも原作よりソフト表現になってるのかしら。

からくりサーカス

AmazonPrimeVideo独占

 「うしおととら」に続く名作のアニメ化。制作は同作と同じスタジオVOLN。原作は既刊43巻で、アニメは3クールの予定。一般的単行本1冊あたりアニメ2~3話程度のボリュームになることが多いので、本作の圧縮率は3倍くらい?シナリオ再構成には原作者が参加している。

 OPEDめっちゃかっこいい。制作したのは「へー、このアニメPVも作ってるんだ」でおなじみの10Gauge。

 多様な劇伴がすごく好き。何でもできるんじゃねえのこの人(劇伴林ゆうき。今期「ダグ&キリル」「風が強く吹いている」「HUGっと!プリキュア」もこの人が担当している)。

 97年~連載作品だけに、キャラデザリブートをするかどうか気になったのだけれど、90~00年代アニメを思わせる吉松孝博キャラデザはやはり最高。同氏が活躍した本年(よりもい、オバロ、そして本作)に想いを馳せるうち、今が2018年であることを忘れそう。

 本作は人間より大きい人形を戦わせるという作品なのだけれど、操作されている人形アクションシーンが非常に良い。人形ゆえ複雑な四肢を複雑に動かすアクション3DCG作画をうまく使い分けている。アルルカンとか「へーそうやって出し入れするんだ」ってなるやつ。

 メインキャスト3人が強すぎる。林原めぐみ小山力也て。1話の「アルルカン!」で鳥肌が立った。そして主役の上田千尋は大規模なオーディションで選ばれた(公式では2500人って言ってた)そうなので、いかに力を入れているかが分る。

でびどる!

 「gdgd妖精‘s」でおなじみ菅原そうたによるショートアニメ。本作も風刺ネタが多めのギャグちゃんといつものアレもある。今回の被害者三森すずこ井口裕香花澤香菜

 制作がいつもと違うので、作風も変わっている。全体的にカクカク。かつ目がチカチカする。

 本編(10分頃)には回し役としてふかわりょうが参加しているのだが、やっぱりプロ芸人さんはすごい。このシリーズ作品は「散々ネタを出し尽くしたため、いよいよ出がらししか出てこなくなるやつ」がすごい好きなんだけど、ふかわりょうがいるとあらゆるボケを拾って笑いに変える力を感じるし、かつスムーズな流れを作ってくれるので短い時間でも十分面白い。やっぱりプロはすごい。

DOUBLE DECKER! ダグ&キリル

 ヒーローに憧れる男の子主人公の、SF刑事ドラマ。ノリはかなり柔らかめ特に主人公バカ

 キャラデザがかなりゴツい。アメコミヒーロー意識したのかな。またセットやノリがアメリカTVドラマっぽい。舞台ニューヨークっぽいし。

 「TIGER & BUNNYシリーズに続くバディもの。いろんな事件と並行して刑事たちの群像劇を描く。タイバニと比べると「踊る大捜査線」みたいな土臭いシナリオになっている。SFチックな展開は「メン・イン・ブラック」に近い。3DCGで描かれるメカアクションは流石サンライズといった感じ。プロデューサー曰く「多くの刑事モノ作品オマージュを取り入れたシナリオになっている」とのことなので、刑事モノが好きな人は楽しみが多い。

 音楽林ゆうき。どちらかといえば刑事モノのTVドラマでお馴染みの人で、個人的フジテレビ系のTVドラマBOSS」が好き。本作もそういったブラバン劇伴マッチしている。

 人々の暮らし象徴するシーンとして街の遠景+行き交う車+タイムラプス風演出を使っているけど、どうやってるんだろ。めっちゃすごい。

 あとガサツなキャラを演じる早見沙織は貴重。かわいい

ガイコツ書店員本田さん

 制作鷹の爪でおなじみDLE本屋さんの日常を描くFLASHアニメ。「本屋さんってみんなが思っている以上に大変な仕事なんだよ」という強いメッセージを感じる。モデルになっているのは都心にある「とらのあな」みたいな書店。作者の実体験が元ネタとのこと。

 会話劇というより、半分くらい主人公CV.斉藤壮馬)の一人漫談主人公モノローグを中心に展開されていくのだが、表情筋が全く動かないキャラデザとは裏腹のハイテンションな演技が光る。非常にテンポがよく、感情ほとばしっている。特に1話の「ファッ!?!?!?」が好き。2話以降は「イカれたメンバーを紹介するぜ!」という副題どおりの展開なので楽しみが多い作品

宇宙戦艦ティラミス

 ショートアニメ。1期の続き。内容はいつもどおり。知らない人向けにざっくり説明するなら「シリアス王道ロボットアニメ」。1期もそうだけれど、OPEDの「曲」は非常に真面目な作りになっている。

2017-09-17

自分キョンだと思い込んでいる異常者

自分阿良々木暦だと思い込んでいる異常者

自分キリトだと思い込んでいる異常者

自分折木奉太郎だと思い込んでいる異常者

自分を司馬達也だと思い込んでいる異常者

自分キルアだと思い込んでいる異常者

自分斑目晴信だと思い込んでいる異常者

どの異常者と関わり合いたくない?

2017-08-14

おうぎダークはホモ

忍野メメが認めたのは忍野扇存在であり、それは阿良々木暦の中にある自己否定気持ち存在

忍野メメ忍野扇を認めたのは、間接的に阿良々木暦の中にある自分自分を許せない弱さを認めたということ。

そしてそれと向き合い甘ちゃんであり続ける暦の生き方を認めたということ。

まりこれは、忍野メメ阿良々木暦を認めたということだ。

今まで忍野メメは何度も阿良々木暦生き方に疑問を投げかけ続けた。

それに対して阿良々木暦生き方を変えようとはしなかった。

だが今回忍野メメは遂に折れた。

阿良々木暦が真に阿良々木暦と向き合いその上で生き方を貫く姿を見て遂に折れたのだ。

おうぎダークは、阿良々木暦阿良々木暦生き方と向き合う物語に見せかけて実際は、阿良々木暦忍野メメに認められるまでの物語だったのである

まりおうぎダークはホモ

化物語ファイナルシーズン最後ヒロイン忍野扇ではない!

忍野メメだったのだ!

2015-12-11

最近の読者は主人公自己投影している、というアレ

最近ラノベでも最近アニメでも最近漫画でもいいですが、この手の批判(?)をネット上ではよく目にします。

最近ラノベはいじめられっ子の中高生自己投影して楽しめるように初めから一切努力せず異世界とか行って無双するものしかない」みたいなのね。

私はこの手の意見は3つの点で間違っていると思います

1.フィクション自己投影して楽しむのが悪いかのように言っている

 全く悪くありません。フィクションの楽しみ方は人それぞれです。

2.自己投影している読者は恐らくほとんどいない

 全くいないとは言いませんし聞いたわけじゃないので完全に想像なんですが。理由は3に絡めて語ります

3.フィクション自己投影するのが「楽」で「弱い」楽しみ方だと思われている

 これは1の「悪いとされる理由」にも関わるでしょう。

 別に楽で弱くても全然悪くはないし、悪いと見做す態度こそ悪しきマッチョ主義だと思うのですが、そもそも「楽」というのに大きな誤りがありますフィクション自己投影して楽しむというのはなかなかできることではありません。

 物語を描く上で「共感を得られるキャラクター作り」は極めて重要だと言われます

 たとえ現実離れしたキャラクターであっても、何かしら弱点を設定するとか、普通人間にも通じる悩みを抱えているとか。

 これは現実でもそうですが、人は他者を見るとき、相手が自分と重なる部分があると思うからこそ、「自分だったら」という感情が働き、相手の内面想像しようとするのだと思います

 そういった意味では誰もが現実現実を問わず他者に「自己投影」しているのでしょうが、一般に言われる「自己投影」は相手を自分分身と捉えることだと思います

 しかし、そんなことがそう簡単にできるでしょうか。

 「ラノベ主人公オタク中高生自己投影できるように無個性な『普通高校生』に設定されている」とか、その逆に「自己投影して楽しめるように最初から最強で一度も負けない主人公しか受けない」とか言われます

 前者に関しては、「共感」しやすいように平凡な造形にしている面はあると思いますしかし、読者/視聴者が同一視できるほど彼らは無個性でしょうか。

 後者キリトや司波達也はもちろん、前者に分類されそうなキョン折木奉太郎阿良々木暦高坂京介も、自分が見た限りはっきりと人間性を描写されています

 人間としてのディティールが細かくなればなるほど、当然に読者と「違う」部分は増えていくでしょう。彼らは自分なら言わないことを言い、しないことをします。明らかに彼らは自分じゃありません。

 また、多くの作品では主人公はもちろんその仲間たち、敵に至ってもそれなりに共感できる部分を描かれています作品世界主人公けが共感できる対象ではないのです。

 こうした状態自己投影ができるなら、それは(皮肉でなく)稀有な才能と言えると思います

 また、自己投影したとして安楽に無双ヒロインたちに愛される快楽が得られるかというと、これもそうとは思えません。

 私は自己投影してプレイしたことのあるゲームがあります艦これデレマス音ゲーじゃなく、最初の「モバマス」と呼ばれていた方)などで、あれらの作品ではPC人間性がほとんど描かれていません。

 プレイヤーが彼らを「自分分身」として操り楽しむためだと思います

 

 キャラクターの中には提督プロデューサー(=私)にとりわけ強い好意を向けてくる子がいます。その結果、私は幸せになれたかと言うと、そうでもないです。むしろ愛されることに変な罪悪感があるのです。

「俺なんかのことを愛さないでくれ」「俺はお前の仲間をよその事務所に売却したし、中破した状態で進撃してお前の仲間を轟沈させているんだ。そもそも鼻くそほじってアニメ見ながらプレイしてる」「俺に愛される資格なんかないんだ」

 というような。

 

 私がガチ勢で決してキャラクター犠牲にしないプレイをしていたなら、女の子に愛されてもまだマシだったかも知れませんが。

個人的に、自己投影して気楽に楽しめるゲームとはPC人間性が描かれないのに加え、NPCPCに対して一切人格面での好意を向けず、ゲーム中での成果についても過大に讃えたりしてこない作品だと思います

 

 つまり自己投影というのは主人公キャラを立てざるを得ない多くの小説漫画アニメといった作品では難しく、仮にできたとしても批判者が考えているような「楽して無双ハーレム快楽享受できる作品消費」ではないのです。

 

 なんというか、「正しい楽しみ方なんてない」と言いましたけど、結局、大抵の人の楽しみ方ってそんなに多様なものではないと思うんですよね。個々の作品への好みはあるでしょうけど、オタク中高生が異世界でチーレムする作品を愛好する中高生も、筋肉もりもりマッチョマンな歴戦のオッサンが泥臭く戦う話を好む(自称も含む)オッサンも、多分同じような楽しみ方をしてますよ。前者が後者を楽しむことも、もちろんその逆も普通にあるだろうしね。

 人間から、好みが正反対人間でも重なる部分があったり、すごく気の合う人間ともわかり合えない部分があったり、自己投影という鑑賞姿勢批判する人はそういった認識が欠けてるんじゃないでしょうか。

 

 

 

2015-11-23

http://anond.hatelabo.jp/20151123001701

うーん。だとすると余計につらいなぁ。

神谷さんの声、阿良々木暦以外でいいと思ったこと全く無いんだよね。

阿良々木暦ですら、毎回導入のナレーションうぜえって思っちゃうくらいなんで。

おそ松くん面白く無い訳じゃないけどものすごく面白いって言われると萎えるなぁって気持はわたしだけじゃなくてあんしんした

2011-09-05

いつか

いつか王子様が現れて、私のトラウマを全部取り払ってくれて幸せになれるなんて物語を、馬鹿にしながらも期待していたけど、期待するだけ無駄なんだなぁ。

追記追記

麻生蓮治くんとか阿良々木暦くんとか高須竜児くんとかさ、いないよなー。

豚じゃだめなんだよ。

 
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