はてなキーワード: 感情移入とは
まだ覚えてる人はいるだろうか、100日後に死ぬワニ。すでに記憶から風化しつつある人も多いのではないか。
あのtwitter漫画は「善良な一市民の平凡な日常も、突然の死により断絶し得る」というテーマを、死の前日までの99日間、貫き通したものであった。
そんなワニに感情移入する者が多かったが故か、100日目の怒涛の広告展開に憤る者も多かった。
それが、恐らく後の日本の歴史で分岐点として語られるであろう「3連休」初日の話だ。
その時、既に欧米では「平凡な日常」が喪われつつあった。もしくは既に喪われていた。
にも関わらず、日本では「危機は去った」と言わんばかりに警戒を緩める者が大勢いた。大規模興行も行われた。
水面下では帰国者による感染拡大が急速に進んでいたにも関わらず、だ。
今ようやく我々も「平凡な日常」の崩壊の危機に瀕していることを悟ろうとしている。来週には「3連休」の結果が出ることだろう。
そんな状況では「善良な一市民の平凡な日常も、突然の死により断絶し得る」というメッセージそのものが意味を成さなくなる。
だから、100日後に死ぬワニの広告展開は、一刻一秒を争うものだったのではないか。
泡沫の夢のような小康状態の「3連休」初日、皆がまだ「平凡な日常」が続くと当たり前に信じていたあのタイミングを逃すと、日常崩壊の悲鳴に広告の声も掻き消されていたのではないだろうか。
読み終わるのに半月くらいかかった…。母子家庭育ちとして徐倫に感情移入してしまったせいか自分は5部よりも面白いと思った。私だったらアナスイみたいな強くて超イケメンで一途な男に言い寄られたら死ぬほど嬉しい。徐倫うらやましい。しかもあの承太郎が父親で自分のことを愛してくれてるんだぜ。それにしても6部の承太郎があまりに弱すぎて悲しかった。。。でもプッチ神父が憎いかというとそうでもない。彼も運命に翻弄された一人にすぎないと思う。ところであの神父もちょっとエロいっていうか色気ハンパない。記憶を取り戻す前のウェザーも色気があるし、荒木飛呂彦漫画のイケメンはみんな色っぽい。
今のところ4部〜6部しか読んでないけどナンバーワンは4部だな。次は1〜3部を読んで次に7〜8部を読みたい。でも完結してない8部を読んだらイライラしそう。
メイプルちゃんは絶対に苦戦しないし負けない。MMORPG特有の苦痛じみた努力や稼ぎもしない。メイプルちゃんにとって妙に都合が良すぎるゲームの仕様と隠し要素が毎回出てきてそれをメイプルちゃんだけが「運良く」見つける。
あまりにご都合主義すぎるが意外にも批判的な反応が少ないのは、結局「かわいいは正義(可愛ければ許される、許してしまう)」ということなんだろう。
思えば俺TUEEEE系は「俺」の一人称通り主人公は男が多い。異世界かるてっとも全員男だ(幼女は精神的には男)
男性読者が感情移入しやすいようにか、作者の自己投影か、はたまたハーレム展開に持っていくことで自然に可愛いヒロインを増やせる意味もあってなんだろうが、男主人公の「俺なんかやっちゃいました?(てへぺろ)」なんか見て喜ぶ野郎は極少数だろう。むしろ鼻につく、寒い、イラッとする感覚がなろう系と呼ばれるジャンルへの嫌悪感に繋がっていたのかもしれない。
微妙が表現として正しいか自信がないが、他に適切な言葉が浮かばなかった
玩具売上や視聴率で人気不人気を判断してもいいが、社会情勢や環境に影響される項目なので参考程度である。重要なのはメインの子供達だ
前作のHugプリは良くも悪くも子供置いてけぼりで伝説を作った作品だ。初代再登場やプリキュア15周年も後押しになった。実際の数字はともかく心には残った
スタ☆プリにも意欲的な要素は数多くある。価値観の違う宇宙人との交流、ハーフで肌の色が違うキャラ等。ただ、Hugプリの様に終盤まで続けたと思いきや宇宙人については2クール目で地球に順応してしまった。ハーフについては思い出したかのように終盤で一度語ったがどうとでもなる着地点で終わらせた
なにより、主人公以外のキャラに子供が食いつく要素が皆無なのだ。触手の付いた宇宙人、肌の色が違う金髪ハーフ、猫型宇宙人。残っているのは現実では発達扱いで審査勧められそうな主人公と、お決まりのお嬢様枠のみ。果たして子供が前3人の服を着たいと思うか?大人は知らん
やはり自分の将来を見据えられないキャラではいくら子供でも感情移入は出来ない。イマジネーションにだって限界はある。様々な職業の夢は見るかもしれないけど、宇宙人になる夢はそうそう持てない。意外と子供も冷静なのだ
そう考えるとまほプリも数字や子供人気もイマイチだ。全体的にリアリティが少ないプリキュアは子供の取っ付きは悪い。プリキュアに変身することは夢物語だが、それ以外は同じ様に学校行ってオシャレして美味しいもの食べて恋愛する等自分の延長線にある話じゃないと子供は早々に放棄するのだ。現実から目を背けたい異世界転生したい大人にはグッと来るだろうが
タイトル通り。
https://lady-joker.hatenadiary.jp/entry/2020/03/21/072217
先日ホットエントリ入りしていたこの記事に「100ワニが炎上したのは、死という重いテーマを扱っておいて云々」みたいなことが書いてあって、
どうもTwitterなどのSNSでも同じような意見が散見され支持されているようなのだが、
君たち何を急に倫理観しっかりマンぶっちゃってんの・・・キモ・・・という感じだ。絶対みんな死がどうこうとか本音で思ってないでしょ。
結論から言えば、それは明確に【読み手とワニくんの距離感を間違えたこと】にある。
「これ、私だ」「これ、あいつだ」って思えるくらいの、ワニくんの等身大感が愛されていたのに、
急にMVコラボだの映画化だの発表したら、ワニくんが「遠い存在」になってしまったようで悲しいよね。ってこと。
すっごく当たり前の話。
「このワニは私だ/あいつだ」ってすっかり感情移入していたのに、実際には裏で電通などと手を組んでいた「遠い存在」で、
そういう事実に対する「裏切られた感」とか、ワニくんを愛してしまっていた100日間への虚無感もあると思う。
じゃあ、どうすればよかったのか?と言うと、
そもそもコンテンツの性質上ビジネスとの相性が悪いので難しいのだが、、、
「100ワニファンの声援に応えて、◯◯化!」のように、盛り上がりを受けて、受け身で企画が決まっていく見え方以外ありえなかった。
まず、自分は例のワニをずっと追っていたわけではなく、もうすぐ死にそうという頃に見始めた人間だ。
今回ワニのことで人々が愛護団体のごとく怒りを露わにするのは「ワニのコンテンツ力を見誤っていた」ということに尽きると思う。
それは、ワニ制作側、読者側の両方だ。
ワニはネット発の作品である。最近だとこぐまのケーキ屋さんが記憶に新しい。
100日後に死ぬというギミックが功を奏し多くの読者を獲得した。そして読者は時間を作品と共有することで、感情移入をどんどん深めていった。
もとは若手イラストレーターが実験的な作品をTwitterに上げ始めたというくらいなのだけど、ここまで熱狂を生んだ。
これは作者をはじめ誰も予想できなかっただろう。ましてや商業化を狙う事務所や広告代理店も急なファン拡大を読みきれなかっただろう。
憶測にはなるが、はじめから電通という大手代理店が噛んでたと考えるのは難しいだろう。流行るかわからない若手イラストレーターの企画に頭から関わるとは思えない。
誰も予想できなかったとはいえ、とりあえずお金につながる書籍化、ポップアップショップ、グッズ化、映画化ばかりを先行した。
これは長くワニというコンテンツでやっていこうという意志が感じられない。ビジネス側が得意なことをとりあえず詰め込みました、という感じだ。いきものがかりとか特にそう。お家芸。
果たして読者が求めていたのはそういうことだろうか?
読者は「ちゃんと作品が終わること」「無料で読んでたけど作者がちゃんと報われること」「嫌じゃない形での作品継続」あたりだろう。
そう考えると、一番まずいパターンは「実はワニ死んでませんでした~続きはこれからこの雑誌で連載されま~す!アニメもやるよ!」というやつ。作品を冒涜している、と言われまくると思う。
生死を扱っているかつはじめから大手資本が関わってはいなさそうな雰囲気のこの作品において批判が生まれるのは当然だと思う。嫌儲は悪だと個人的には思っているが実際にそういう思想の人は一定数いる。
じゃあどうすればよかったか?後出しの案でしかないがいくつか書いておこう。
・発表まで1日空ける(予告してもいい)→こうすることで作品の連続性からは少し離れられる。「ワニくん死んだ悲しい」から即「追悼ポップアップショップ!」は不謹慎ギャグでしかない。読者はあまりギャグという目線で作品を読んでいない。
・作者のコメントを添える→無料作品において創作者は神だ。彼の幸せが絶対善である。「きくちさんが喜んでるなら」「きくちさんにも儲かってほしいしな」などと思ってもらうことがみんなが平穏に生きる道だ。
・ねずみが主役のスピンオフを作る→これは賛否分かれそうだが、「嫌じゃない形での作品継続」としてありえる道。ワニ世界を拡張する技である。
もちろん上記は作者なども一度は考えた内容だろう。しかし、本気で考えきれなかったのは「ここまでバズると思わなかった」という次の展開を急に迫られた点と、読者の熱量が予想外に高かった点による。
きくちさんはもともとユーモアを交えた作品を書く人のようなので、軽いノリでやり切れると思っていたのかもしれない。
権利者側と代理店側両方ちゃんと考えろ、ということなんだが、特に企画をぶち上げまくる代理店側は普段からコミュニケーション・プランニングとかなんたら言うならちゃんとしろ。お前らの仕事だぞ。
読者側もここまで自分が入れ込むとは思わなかったのではないか。お互い急速に物事が起こりすぎて、ありえるべき丁寧なコミュニケーションが実現しなかった。
無思考に嫌儲思想や代理店への憎悪を振りかざして、頭ごなしに状況をマイナスに捉える人々。
このあたりが見てて完全に痛いしはてなに多いので「うわ…」となる。
・お互い急でびっくりしちゃったよね。こわかったよね。よしよし。
本当にそう思う。
個人的に興味深かったのはいきものがかりのMVについてたブコメ
そりゃそうだろwずっとこの日のためにコツコツイラスト書いて投稿してたんだよ。努力が実ってよかったじゃん。
はぁ。
偶然同じ人が書いたブコメでどちらもトップ(投稿時点)にあるんだけど、いやいやまったく同意できないわ。スターつけてるやつらも類似する批判ブコメもな。
ワニや友達に感情移入してこの漫画から命の儚さを感じとるのは自由だけど、それはそれ、マーケティングはマーケティングでしょ。
ちょっと冷たい言い方すると、死ぬと宣言されてた漫画のキャラクターが予定通り死んだ。「喪に服す」とかいう表現はちょっと・・・
そこまでワニに思い入れをもってくれて、きくち先生はさぞ嬉しいと思うけどね。
漫画が面白かったことに変わりはないし、おれも個人的には100ワニ読んで色々考えさせられることもあったし、それだけでよくない?
余韻に浸れなかったのが残念、てことでしょ?(その気持ちはまあわかるよ)
加藤純一、本人がとても楽しんでゲームをしている、という様子がよくわかるのがよい。
加藤純一は楽しさだけでなく悪感情も、悪口に載せてあけっぴろげに話す。しかしゲームに対する悪口は言わない。意気揚々と軽口を放ち、発言をしれっと撤回する。ウソをつくことに頓着しない。彼は他人に対してもドライだ。誰かに害を加えられても態度を決めてスッパリ割り切る。憎み続けたりはしない。カラッとした性格の、感情豊かなトリックスター。そんなキャラクターが多くの人に好かれている。
トークには視聴者と一緒に遊んでいるような雰囲気に親しみやすさがある一方で、基本的に視聴者を、見下してるように見えるくらいに突き放しているので、ありがちな仲間内で完結する内輪っぽさがない。これが感情移入のしやすさを生んでいる。視聴している側には、何のルールもモラルさえも押しつけない、完全な自由を許されている、そんな空気感に居心地がいい。
気の合う男だけで盛り上がる楽しさ、いわゆる男性ホモソーシャル的なノリが好きな人は彼の配信・ゲーム実況を楽しめるだろう。事あるごとにポロっと出てくる、女性を見下した差別的価値観にギョッとするので、広くオススメはしづらいが(ただ最近はコンプラを気にするようにはなってきているようだ。Youtube でのゲーム実況は子どもに見せてもいいレベルにあるだろう)。
ただしその際にはコメント欄を隠すことを忘れないで。加藤純一の実況動画のコメント欄は人格否定の暴言飛び交う地獄であることで有名。
これまでなんとなく読んでなかった「ONE PIECE」が無料になってるっていうんで、読み始めてみて感じた違和感を書く。
戦闘や冒険がメインのストーリーは、パラメータを脳内で考えながら読む癖がある。
状況を見ながら、このキャラの強さはこのくらいのはず、という数値を想定しパラメータに変動がありそうな要素があるたびにその数値を修正していく。
登場人物が多いストーリーほど、こうやって全体像を掴むんだけども、ONE PIECEの場合、どうもこのパラメータ設定がうまくいかないのだ。
たとえば、いまのところウソップに最も感情移入して読んでいる。何者でもなく、物理的な強さも持たず、逃げてばかりだが自分を偽りながらなんとか誇りを保って生きているみたいなところに共感するものがあるからだ。
だからウソップが時々活躍するたびに、「いやいや、お前そんな強くないだろ」と思ってしまう。対峙する敵に想定されるパラメータと比べてウソップはずっとずっと低いはず、というシーンがある。
ストーリーに変化を持たせるため、パラメータを超える力を発揮するシーンが必要、というのはわかる。故郷を守るためとか、大事な人との約束とかそういうのが絡む戦いがそうだ。
そういうパラメータを超えられる説明があるシーンはいいのだけど、ONE PIECEはそうでない場面もたびたび出てきてもやっとする。ウソップそんな強くないだろ、と同じくらい、ルフィや敵キャラに対して「お前そんな弱かったっけ」とかもある。
パラメータが変動する要素がその都度描かれている。死にかけて復活したら強くなる設定とか、潜在能力を引き出してくれる存在とか、他人の力を吸収できるとか、そういうやつだ。
パラメータを数値化するスカウターも、理解をさらに精緻にしてくれた。
ONE PIECEは物語としては面白いし感動する部分もあるんだけど、この違和感を持ったまま読み進められるだろうか。みんなどう解釈してるの?
※まだ全然途中(グランドラインで巨人たちの島を出た後、ナミが病気になるあたり)なので、このあといろいろ説明がつく描写があるのかもしれない、とは思ってる。
うまくいって結婚したところでクソみたいな生活になるかもわからん
恋愛の段階ですでに
甘い蜜に惹かれて
何度も蜜を夢見て近寄ってしまうんだけども
蜜はどんどん苦くなるし
振られてボロボロになって
でも奮起してピカピカに磨き上げて
そうするとまた蜜を夢見てしまう
このボロボロになってる時間が人生に深みを与えるとか言うけども
泣き暮らして何にもやる気が起きなくて自分を無価値に感じてシクシクやってる
真剣にやってたら身がもたんよ
職場の人間関係はテキトーに流しとくのがいいってやっと分かってきたけど
それって悲しくないかい
まあ、どうせ人それぞれ違うんだから
俺は俺のやり方でいいわ
そんな事よりさ
3年前に買った蘭がやっと蕾をつけたんだよ
エロビデオでエロ漫画でも「普通は女のほうに感情移入して読んでるよな」とかいうと、同意されないで全力で否定されることがあるんだけど、世の中には内省とかぜんぜんできない人がいるんだろうな。
まずはおめでとう!君は今までよりもより刺激的な毎日を4月から送ることになるだろう。
入隊にあたって、やるべきことは何か。
でも、一朝一夕で変わるものではないし、仮にできなかったとしても入れば自然とできるようになるからそこは安心してくれて大丈夫だ。
本当にやるべきことをこれから教えよう。
…幼稚園児か!と思うよね。残念ながら、入隊した君は幼稚園児どころか地球最下等生物になったような扱いを受ける…ことはないけどまあとにかく厳しいんだ。供与されるロッカーに鍵をしなかったり、もともと鍵のかかっていない引き出しなどは整頓が甘いとぐっちゃぐちゃにされる。これをこの業界では「台風」と呼ぶ。こいつは、タチの悪い教官だと他の相部屋の連中の所持品とまぜまぜしたり、隊舎…寝泊りする宿舎のどこかに放り投げられたりする。
…つまり、どんな持ち物でも名前を書いておいた方がみつけやすくて無駄な時間が省けるということだな!
入隊して一番最初にしばかれるのは、服装容儀というものだ。世間的に言えば、身だしなみのことだが髭の濃いやつは悲惨だ。
…なぜかって?朝からしばかれて髭を剃る暇もないのに髭がしっかりされていないとまた、しばかれてしまうからだ!
時間がないのにしばかれることでさらに時間がとられるという悪循環…これはかなりキツイぞ!
おすすめは、洗面台に行かなくても髭が剃れる電気シェーバーだ。ただし、前述のロッカーのものが荒らされることを想定して柔らかいケースと一緒に持っていくこと。
まだ入隊に余裕がある諸兄はヒゲ脱毛をするだけでかなり生活に余裕が生まれる…はずだ。
持ち物といったら、入隊祝いにもらった時計とか…マジで止めとけ。壊れるから。G-SHOCKとかじゃないミリタリーモデルの時計は大抵脆い時計なのでほんとにやめよう。わたしは壊して4万円くらいかけて修理したぞ。
おすすめはBaby Gだ!ちょっと腕が細めな人であれば腕時計を外さずに戦闘服や制服のワイシャツの袖が通って着替えがめっちゃ楽!!
あとは、裁縫道具。これは階級章や名札の縫い付けに使うのだが、縫い付ける服の生地、そして階級章が分厚いので厚手用の針を何本か。そして、指抜きもしっかり用意しよう!これだけで、入隊前後のクソみたいな縫い付け作業もすこし快適になるはずだ。あ、幹部候補生のひとはやらなくていいので安心してくれ(多分)
わたしは、サフィールという靴クリームを愛用しているが、よく伸びて光りやすい。自衛官の靴は短靴とよばれるものは黒なので、黒い靴クリームが一つあれば持つはずだ。あと、戦闘服装のための方編上靴や半長靴と呼ばれる靴は側面が柔らかい革なので、乳化系のクリームもあると便利。
最後に、霧吹きだ。
百均の霧吹きを買って行こう。霧吹きは、教育隊生活におけるスーパースターだ。
ろくすっぽスチームが出ない隊舎のアイロンの代わりに霧吹きで代用するし。靴磨きの時にも、輝きを増すために霧吹きですこし水を与えながら靴を磨く。さらに、ベッドメイクが終わったベッドのシワを消すために、霧吹きで湿らせる。
霧吹きは、教育隊の主な仕事であるアイロンがけ、靴磨き、ベッドメイクの3つすべてに活躍する主力装備品だ。
このくらいやっておけばきっと大丈夫。
それでは新隊員生活を楽しんでくれ。
最後に、出会う同期は大切にすること。嫌いな奴が何人かできるだろう。でも、教育隊は連帯責任を問われるから仲良くするに越したことはない。
多くの人の目に留まれば、役に立ちそうな人に届くかなと思って増田を選びました。
漫画アクションに連載されていた、藤原さとしさんの漫画作品です。教育隊の模様を脚色して描いた作品です。あくまでフィクションなので間に受けないで下さいね。
ちなみに、教育期間中に読んでほしいオススメの漫画は1日外出録ハンチョウです。土日しか外出できない境遇が似ていて、とても感情移入できるのでおすすめです。
・整理整頓を定着させる
いざという時は素早く必要なものを取り出すことが必要です。また、自分以外の誰かかが必要なものを取りに来ることもあるので決められた物が決められた通りに置かれないと困ります。そういった癖付けを行います。
台風があるときは、教官の呼び出しとセットのことが多いです。呼び出しの制限時間までに何をすべきで何を諦めるべきか、同期とどう協力して解決するか。策を組み立てて対処する力を養います。連帯責任なので、汚い奴がいる部屋だと逆に一番綺麗にベッドメイクした奴が飛ばされたりしますし、否応なしに全員のベッドが立ってる日もあります。
慣れてくると、みんなの運動靴を使って床に文字を書いてくれているのに気がついたり、服に毛布を詰めて人形を作ったりされているのを笑ったりする余裕ができます。
どうせやられるなら楽しんだもん勝ちです。
わたしも好きではないです。無駄だなと訓練中は何回も思いました。
でも、誰もが嫌で、キツくて、逃げられない状況を手軽に演出できる、合理的なやり方なのかなと思います。代替できる何かを見つければ、業務改善で第3級賞詞がもらえるかもしれませんね!
台風が起きるのは、自衛隊の中でも教育隊や学校と呼ばれる機関です。
修業して普通の部隊に配属されれば行われません。もし、部隊で台風をやられたら速やかに営内の先任や、分隊長士に相談しましょう。それは指導ではなくいじめですから…。
教育隊や学校の使命は、普通の人を自衛官にすることです。自衛官に求められるのは、真にキツくて、嫌で、逃げられない状況下で、与えられた職務を遂行する人間です。
入隊式の前に、教育の趣旨の説明を受けるとともに「服務の宣誓」というものを書かされます。
服務の宣誓の内容は、
「私は、わが国の平和と独立を守る自衛隊の使命を自覚し、日本国憲法及び法令を遵守し、一致団結、厳正な規律を保持し、常に徳操を養い、人格を尊重し、心身を鍛え、技能を磨き、政治的活動に関与せず、強い責任感をもって専心職務の遂行にあたり、事に臨んでは危険を顧みず、身をもって責務の完遂に務め、もって国民の負託にこたえることを誓います」
この時点で納得できない場合はサインをせずに家に帰ることができます。
いきなり教育が始まるわけではなく、入隊式までは長いオリエンテーションのような期間がありますし、入隊式が終わらないと教育も始まりません。