2020-03-15

ONE PIECEの強さパラメータに感じる違和感

これまでなんとなく読んでなかった「ONE PIECE」が無料になってるっていうんで、読み始めてみて感じた違和感を書く。

戦闘冒険がメインのストーリーは、パラメータ脳内で考えながら読む癖がある。

状況を見ながら、このキャラの強さはこのくらいのはず、という数値を想定しパラメータに変動がありそうな要素があるたびにその数値を修正していく。

登場人物が多いストーリーほど、こうやって全体像を掴むんだけども、ONE PIECE場合、どうもこのパラメータ設定がうまくいかないのだ。

たとえば、いまのところウソップに最も感情移入して読んでいる。何者でもなく、物理的な強さも持たず、逃げてばかりだが自分を偽りながらなんとか誇りを保って生きているみたいなところに共感するものがあるからだ。

からウソップが時々活躍するたびに、「いやいや、お前そんな強くないだろ」と思ってしまう。対峙する敵に想定されるパラメータと比べてウソップはずっとずっと低いはず、というシーンがある。

ストーリーに変化を持たせるため、パラメータを超える力を発揮するシーンが必要、というのはわかる。故郷を守るためとか、大事な人との約束とかそういうのが絡む戦いがそうだ。

そういうパラメータを超えられる説明があるシーンはいいのだけど、ONE PIECEはそうでない場面もたびたび出てきてもやっとする。ウソップそんな強くないだろ、と同じくらい、ルフィや敵キャラに対して「お前そんな弱かったっけ」とかもある。

その点、ドラゴンボールパラメータ説明が上手かった。

パラメータが変動する要素がその都度描かれている。死にかけて復活したら強くなる設定とか、潜在能力を引き出してくれる存在とか、他人の力を吸収できるとか、そういうやつだ。

パラメータを数値化するスカウターも、理解さら精緻にしてくれた。

ONE PIECE物語としては面白いし感動する部分もあるんだけど、この違和感を持ったまま読み進められるだろうか。みんなどう解釈してるの?

※まだ全然途中(グランドライン巨人たちの島を出た後、ナミが病気になるあたり)なので、このあといろいろ説明がつく描写があるのかもしれない、とは思ってる。

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん