はてなキーワード: 感情移入とは
親切のDNAは一部解析が済んでいる
ウイリアムズ症候群の子どもは他人への共感性が高く、警戒心を持たず、また人種的偏見もない。
■極端にやさしい遺伝子を持つ、ウイリアムス症候群の子どもと大人
感情移入についてのある実験で、大人の実験者がテーブルに膝をぶつけてひどく痛がっている。研究室の録画では、一般的に発達している子ども達はただ見るだけで感情移入や気遣いは示さない。しかしウイリアムス症候群の多くは実験者に近づいて彼女のひざをなでながら、”どうしたの?”と尋ねる。
このような感情移入は警戒心の無さになる。実験記録での一般的なこどもは毛むくじゃらで動いているおもちゃのクモに反応する、タガー・フラスバーグの留意することは、いたって普通のことだ。”彼女はそれに近づきたがらない。そしてそれに触ろうとして近寄る、ということもみられない。”
”ウイリアムス症候群の子供たちが気持ち悪いクモを出されたら、どんな反応をすると思いますか? 彼らの多くはそれを可愛がるんです。"
しかしながら、警戒心の無さは恐怖と紙一重でもある。別の実験で、タガー・フラスバーグは部屋に見知らぬ人間を入れた。ただの人ではない、野球帽をかぶり、濃いサングラスつきだ。お察しの通り、一般的な子供たちは彼にまったく近寄らなかった。しかし、ほとんどのウイリアムス症候群の子供たちは、彼に話しかけ、さらに彼におもちゃで遊ぼうと言い出すケースもあった。
このような社会的な脱抑制と無邪気さは実生活で一大事となりうる。そして大人になるとさらにそれは拡大する。
ニュージャージー州、ウエストウッドに住むウイリアムス症候群のケリー・マーチン(34歳)の場合、いわゆる”友達”のからのいじめにあって、彼らのためにお金を払っていた。ケリーの母親アンが気づいたとき、その額は1,500ドル(十数万円)になっていた。
■イヌが人懐こくなった理由は「難病遺伝子」に:ナショナルジオグラフィック
極端に社交的なイヌでは、GTF2IとGTF2IRD1という2つの遺伝子に変異があることが明らかになった。一方ヒトでは、これらの遺伝子の変異は、妖精のような独特な顔つきや人懐っこさなどを特徴とする「ウィリアムズ症候群」と関連づけられている
5話くらいまで撮り溜めてたのを見たんだけど、前評判のわりに楽しめていない。
元々湯浅監督の森見作品アニメ化や「夜明け告げるルーのうた」が好きだったので期待しすぎたかもしれない。
映像は素晴らしい。動きもコミカルでそれだけでもまあ、他に見るのなければ見ようかなという気にはなるんだけど、ストーリーやキャラクターがどうも合わない。
何が合わないのかなと思って考えてみると、どうも映像研のメンバーがみんな「出来上がりすぎている」ことなんじゃないかと思った。
もっと「熱意はあるのに作ってみたら全く脳内イメージ通りに作れない」みたいな創作あるあるの苦悩が欲しかった。ただの天才たちの話でしかなく、自分も作りたいなあ!みたいな気分にもなれず、感情移入ができない。
原作未読なのでもしかしたら原作ならその辺の「できる人になるまで」が描かれてるのかもしれないけど、少なくともアニメだけ見た感じではそんな印象。
あとはキャラクターの喋り方がいちいちクドく感じてしまう…。癖のある喋り方という意味では森見作品のアニメ化でも相当クセが強かったはずだけど、今回ほどの拒否反応はなかった。
これに関してはどこに違いがあったのかわからない。もしかしたら自分もオタオタしい話し方をしてしまうので同族嫌悪してるだけかもしれない。
ミッドサマー、グロばかり心配してたけど、問題はそこではなかった。カップルでの鑑賞を推奨しないのも知ってたけど、アセクシャルに向かないってどうして誰も教えてくれなかったの— くれは (@kinooomane) February 21, 2020
ミッドサマー見て「アセクシャルに向いてない映画だってどうして誰も教えてくれなかったの。私怒ってる」ってマジで怒ってる人いて、もうそこまで行くと生きるのしんどすぎて逆に楽しそうだなと思った— あろえ (@tragadormidera) February 23, 2020
わたしミッドサマー観たアセクシャルですけど、この映画Aセクに向かないと言うか「男女の恋愛の概念が受け入れがたい人には地獄」って感じです。強いてどんなAセクに向いてないか挙げるなら、映画に感情移入するタイプのAセクかな。まあロマンス好きのAセクでも、別の面で拒否感出そうだけど……— おじろ🍳 (@nenaiko_dareya) February 21, 2020
言いたいことはわかる。共感しなくもない。が、「努力でなんとかなるものは障害とは呼びません」を否定すると、「障害は努力でなんとかなる(部分もある)」になるわけだよね?これは多くの障害者を苦しめてきた表現だよ。障害者は、根性がないとか、やる気がないだとか、言われ続けてきた歴史がある。
そもそもあえて言うな、って言う話もあるけど、私個人はこういう考えに救われたから、言葉狩りの対象にされるとちょっと反論したい気持ちもある。努力っていう言葉は微妙かもとは思うけど。あなたの努力が足らなかったんじゃない、やり方が違ったんだ、っていうのは、悩み苦しんで自分を振り絞っても解決できなかった人には救いになるよ。
なんで普段めんどくさくて厄介な奴としか思ってないであろうミリオタや歴史オタに、こんな時だけ感情移入しちゃうのかなあ
男子高校生くらいのやつがそのくらいの肉体年齢のまま異世界に行く話けっこう多いけど、ぜんぜん排泄と性欲に触れないような印象がある
まあ安定した生活が確立されてるんなら全然いい 毎日のウンコ描写をやる必要はない そこにドラマはないから
でも気がついたら森の中にいた!とか宿がない!みたいな状況だったらトイレをどうするのかっていうのはけっこう差し迫った問題として現れてくるはず
野糞描写を詳細にやれとは言わんから一言くらい触れるべき 街に住むにしてもティッシュもトイレットペーパーもないんだから不便なはずだし、そこを魔法でなんとかしてるんだったらそう言ってほしい
あと男子高校生なんて修学旅行でもちょっと憂鬱になるくらい性欲を持て余してるんだからどうやってシコるかも考えるべき ティッシュや水洗便所がない以上出したものの処理も大変なはずで、出しっぱなしにするのか火魔法で燃やすのか窓の外に捨てるのか、知らんけどそういう処理について考える描写があるだけでかなり感情移入できるのではないか
一旦話が一区切りついて、PDCAが上手く回っているような気がしたのでちょっと得られた知見を書いてみたくなった。
以前これを書いたものです。
https://anond.hatelabo.jp/20191225083638
・折角お話を完結させられたので、前回の反省を生かして、今度はもうちょっと広い層に読んでもらえる話を書いてみたいと思った
・「覗いているつもりが実は覗かされていた」的な、ちょっとしたトリックがある立場逆転ものを書いてみたかった
・負けヒロインというものがない、いわゆるハーレムものをなるべく自然な展開で書けないかやってみたかった
・やはり有用なスタンダードということで、男性主人公一人称視点にしてみた
・キャラクター配置もスタンダードな兄妹・高校生活ものにしてみた
・前回は舞台装置で戦うお話だったので、今回は舞台装置をスタンダードに寄せた感じ
・その代わり展開は兄妹の読み合いが絡むものにしてみた。兄大好きな妹が兄の行動を巧みに操る、というのが基本コンセプト
・エピソードごとにとっかかりになる部分をつけてみた。また、話の構造上なかなかエロい展開に出来ないので、短いスパンでヒロイン視点が混じるようにしてみた
・19話10万字書いて一応お話の当初予定部分は書ききれた。第一部完って感じ
・大変ありがたいことに開始2週間でブクマ1000件越え、日間ランキングは最大6位くらいまでいった。結構読んでもらえたと思う
・前回この時点でブクマ139件だったので大体8倍弱の成果は出ていると言って良さそう
・ただし当然上には上がたーーくさんいる
一度ランキングに入るとしばらく落ちない。ランキングからの流入がめちゃ大きいことが分かると共に、実験的な話がなかなか浮かび上がれない原因にもなってるなーと思った
・目標は達成できたのであとは好きなように書く
・実際に書いてみて、「男性一人称視点」というスタンダードが何故スタンダードになっているかよく分かった。めちゃ書きやすいし話が作りやすいし感情移入しやすい
・スタンダードにはスタンダードになるだけの理由がある。これは書いてみないと分からなかったと思う
・エロ展開がなかなかなくても案外読んでもらえる(ただし個人的には、エロ展開をなかなか書けないことに忸怩たる思いがあった)
・エロ展開をちゃんとエロく書くの難しい(当然好みの違いもある)
・妹ものだと思ったらハーレム展開だった、ということでがっかりされていた方がいて申し訳なかった。けど書きたいものを書かないと意味がないのでそこは譲れない。ただ残念、という感じ
・自分で人気ジャンルの作品を書いてみると、他の人が書いた作品なにもかもよく見える。「すげえ…」「こんな展開思いつかない…」「こんなの俺には書けない…」ってなる機会が非常に多い
・けどそんなもん気にしてても書けないものは書けないんだから仕方がないし、俺が書けるものが唯一の正解なんだと思って途中から割り切った
・モブ男子ポジションが何故必要なのか分かった。主人公の視点欠けを演出する時、作中に視点を補完する男性キャラがいないとお話がいびつになる
・タグとあらすじ物凄く重要。最初タグ適当だったけど、ちゃんとタグを埋めてあらすじもちゃんと書いたらブクマが凄い勢いで増えた
・書いてる途中でまた色々思いついたのでまた違うのも書きたい。1日が48時間欲しい
実際例として挙げてたブコメはたしかにそうだったけど、あの人は最終的に「日本の治安がいいことを認めたくない人々」を包括して殴ってたからね。
どこの文が最終で、どこの文で包括して殴ってた?
君の思い込みでは?
俺の今の目的は「あの増田(https://anond.hatelabo.jp/20200205013153)に対して俺が感じる気持ち悪さの正体を知ること」だから別に日本の治安なんか良かろうが悪かろうが別に困らないよ。
統計を理解できない馬鹿とか、お気持ちを書いてる馬鹿を殴ってる文をみて、自分が殴られてるような気がして苛ついてるだけでは?
まあやっぱいろいろと権威付けして「殺人数統計=治安」と妄信して日本は治安がいい!!!!って言いきりながら結局やってることは馬鹿殴りなのが気持ち悪いのはあるな。
統計を見る限り、日本は他国や過去と比較して治安が良いって事実を提示してるだけだよね。
思い込みの力で書いてないことを読み取るのはまさに馬鹿の仕草だよね、殴られて気に食わないのかな?
馬鹿を指摘したいなら日本の治安は良いんだよ!!って殴る必要はないじゃん。だってそれについては別の議論だから。元記事の読み方にあたって目線の間違いとか物差しの使い方の間違いを指摘すればいいだけ。
馬鹿を殴りたいから、日本の治安は良いんだよって指摘してるんじゃない?
それについては別の議論ってなに?
目線の間違いとか物差しが不適切であることは指摘してるじゃんw
だから結局マスタイが「日本の治安がいいことを認めたくない人々」なのにそういうお前は「日本の治安への不満を認めたくない人」だしどっちもどっちだろwwwきっしょwwwwって思ってしまうんだよね。それを認めたくないから社会学がー!統計がー!って妄信して振りかざしてしまうんだろうな。
あの増田は「日本の治安への不満を認めたくない人」じゃなくて「日本の治安がいいのを認めたくない人は馬鹿ばっかだなw」って内容でしょ。
暗数であったり、他に適切な物差しがあることは否定してないから、あれが盲信的に見えるって、頭悪いと思うわ。
ここまで書いて気づいたけど俺もつまり「必死こいて目血走らせて馬鹿を殴って悦に入ってるイタい奴」を殴りたいだけの馬鹿でイタい奴なんだな。
俺が見るに、君は「馬鹿だから他の殴られてる馬鹿に感情移入して、感情的でずれた反論をするよくいるタイプの馬鹿」ってだけで痛いやつってか可愛そうなやつだよ。
多分だけど、オタクに巨乳美少女が話しかけてるように見えるのは性消費
漫画の中の仲の良い先輩に巨乳美少女が話かけてるように見えるのは性消費じゃないって線引きじゃないかな
でも、オタクは宇崎ちゃん1回目のポスターでも宇崎ちゃんは画面外の先輩に話しかけている文脈を読み取ってて
変わったというフェミさんはその文脈が読み取れていないのか、もしくは読み取れてはいるがそんなことは建前で
やっぱりオタクが先輩の立ち位置に感情移入して性消費されとるやんけってところまで読み取って怒っているかの違いかな
まぁメスの顔しているかしてないかの違いだろうよ。これを何も違いがないというのはセンスが無さすぎる
作者はどうのこうのと言うかもしれないが、前回の宇崎ちゃんは僕に話しかけている!って解釈しやすい構図だったのに対して
今回の宇崎ちゃんは僕じゃなくて先輩に話しかけているなぁって分かりやすい構図になったでしょ。そこに差はあるよ。
昔から表紙絵のルイズちゃんが僕を見てるぞ!ルイズちゃんが僕を見てるぞ!挿絵のルイズちゃんが僕を見てるぞ!!とか言ってた頃のオタクなら
違いは一目瞭然だと思うのですが、その辺はどうお考えなんでしょうかね?
第一弾は情報量が少ない。セリフはあるけど、多分それより先におっぱいに目が行くだろう。普段、私もそういう目に合っている。私が何を言おうとシャツの制服を着ているとみんなおっぱいが喋ってるみたいにおっぱいを見る。あとその構図に興奮する男の人が多いみたいでその後セクハラ が増える。おっぱいが大きい女のカテゴリは悲惨。
第二段の漫画は宇崎ちゃんがよく喋りおっぱいではなく宇崎ちゃんが発した言葉がストーリーの一部になる。おっぱいの発したメッセージではなく、宇崎ちゃんの喋った言葉だ。
それが本当に救いになる。
どんなに隠してもおっぱいがでかいってだけで全部聞いてもらえない。そんな経験があるから第二段でおっぱいじゃなくて宇崎ちゃんが喋れているように感じてありがたかった。
だから第一弾の宇崎ちゃんになんか変だよ、という気持ちはずっと持っていた。
普段から服や、ネットの文化で私の胸は解釈されてきた。どんなに些細なディティールにもおっぱいが見出され、私はおっぱいになる。真面目に将来のことを語ってもおっぱいの言ってる戯言になれる。
そんな中でおっぱいじゃなく宇崎ちゃんなんだという第二段はうれしく思う。
これを語る私を動画や映像で見たらおっぱいが喋ってるって思うんだろう。
普段からおっぱいの細かいディティールをよくわかっているのに、こういう時だけおっぱいではなく宇崎ちゃんです!って言う人たち、ずいぶん卑怯ではないですか。
意図をわかって楽しんでいるのに、そう言う意図はありませんはあんまりにもひどい。
あなたが戦争やいじめの動画をみて感情移入するように私は胸の大きな女に感情移入しています。
あと、むかつくのが、おっぱいの大きな女性はと一括りにする風潮だ。
親指の大きさで思想がわかるわけないように、おっぱいの大きな女性になにかしら同一の思想があるという推測をするような奴はどうかしてる。
これは私の意見です。
増田は学生時代クラスで一人ポツーンとしていたようなド陰キャなのだが、何故か主催気質である。「運営が上手いから」という理由で押し上げられては、さらに上手くなってしまうのであった。
仕事、イベント企画運営、PTA役員、同人アンソロジーの主催等、お好きなものを選んで感情移入して頂ければ良いが……
気づいた事がある。それは締切を破る人間が必ず発生するということだ。(働きアリの理論か?)
という訳で今もちょうど手を焼いている人間がいる。
奴はまず「こ の 日 じ ゃ な い と 間に合わないから!」と念に念を押した提出物に対して平然と「あっ10日ほど遅れますのでよろしく~」しやがった。1日2日ならともかく10日って。
そして訂正の期間を受け付けていたのだが、それも期間が終わってからケチをつけて来やがった。
あの10日ほど遅れて出した提出物(※結局夜なべして処理した)を、事もあろうが修正可能時期を超過してから、訂正箇所があるからそちらで直しておけと言い放ったのである!
どんな神経だ。
いやなに、例えば最近発達障害と言われてるように締切を守ることが苦手な人種がいることは理解しよう。
でもこれは違うような気がする。
ただ図々しいだけでは?
10日遅れた提出物は笑顔で許して頑張って処理したけど、許しちゃいけないんだろうな。
でも厳しくすると厳しくするで、険悪な空気になって最悪だ。なるべくなら楽しい雰囲気を作りたい。
学校の提出物や仕事の締切の超過は、成績という形である程度罰が反映される。
わたし、不倫してました。今の唐田えりかさんと同じくらいの年の時。
頼れる人として相談に乗ってもらったりしているうちに、世界で一番好きな人になっていました。でも、大丈夫、彼はわたしを相手にしないだろうと思ってすごしていました。
そして、その予想を裏切られ、好きな人に好きだと言われて、嬉しくて仕方なかった日々を覚えています。
この状況から救われたくて、自分の意識を他に向けようとしてました。
世界には、素敵な独身男性がたくさんいるのに、どうしてわたしは不倫の彼が好きなんだろう?と、悩んでいました。
早く自分が心変わりするように祈っていました。
唐田さんが他の男と付き合っていたという記事をちらっとみかけたけど、早く自分の心変わりを願って、自分の恋の軌道修正を試していたのかな?と、想像してしまします。
わたしの場合、決定的に世間の知るところとはなりませんでした。奥さんは疑惑を持っていたようですが、表立った問題にしませんでした。
我々が普通よりも親密なのは他の誰からみてもわかっていたし。ただ、ふたりともただの一般人で、同じ職場だったこともないので、共通の知り合いが少なかったので、大きな騒ぎにならずに終わりました。
出会ってから9年。付き合いだして5年くらいかかって、終焉を迎えました。
不倫の代償なんでしょうが、非公式SNSに書きつづったことまで暴かれてる唐田さんを見ているうちに、かわいそうになってきました。
超面白い設定やらガジェットやら考えたぜカッコイーってのもあるかもしれんけどさ
多くはそうじゃないんだよな
あれは精密な思考実験の場なんだよ
お前らってひねくれてるからすぐ「大声で叫んで気付かせればいい」「横に退避させればいい」とか第三の選択を考え始めるだろ?
それで、左右は切り立った崖であるとか声の届く場所にはいないとか色々前提を付け加えるんだけど、
あの問題の根幹の部分ってのはさ、「1人を犠牲にすることで5人の命を助けることをどう評価するか」っていう限りなく抽象的な課題を
いくらかでも現実的な舞台に落として考えやすくしてくれているわけだ
舞台を宇宙とか未来とか極端なところに移してみたり、はたまた並行世界で好きなように物理法則を作り込んだりすることで
「本当に考えなければならない部分」をちゃんと考えさせるようにできている
トロッコ問題だって、SFの舞台設定であれば、前提へのツッコミや第三の選択を生じさせることなく「5人か1人」を間違いなく選択せざるを得ないように
作り上げることはいくらでもできるだろう(というか、似たような作品は実際あるしね)
しかも読者は物語の中に感情移入しているせいで、思考の放棄すら許さないような状況にさせられている
SFで行う思考実験というのは本当に色々なものがある。人間の定義を問うようなものとか、自己の存在について疑問を投げかけるもののような深淵なテーマから
「人間の遺伝子組み換えが可能だったら」「未来予測が高精度で行える世界における生命保険はどうなるか」みたいなわりと社会に接続しているものまで
物語の中でそれぞれの思考実験専用の前提を組み上げ、それを考えざるを得ない物語を描くことで、読者に思考実験への参加を強制している
それがSFというジャンルの共通的な特徴であって、宇宙とか未来とか並行世界とかガジェットそのものがSFという世界を成しているわけではない