はてなキーワード: かりんとは
※この記事は、2021年9月26日に行われた田村ゆかり「LOVE ♡ LIVE 2021 *Airy-Fairy Twintail*」横浜アリーナ公演の一ファンによる感想です。
10年程前ゆかり王国民として熱心に活動していたが、生活環境の変化に伴い、徐々にフェードアウトした。
最後に参加したライブは、ゆかりんにとって初めての武道館公演、「LOVE ♡ LIVE 2008 *Chelsea Girl*」だった。
最近ストレス発散に一人カラオケに行くようになった。そのときに歌う曲は、会社の同僚や最近連んでいる友達と行くカラオケでは歌えない、昔好きだった電波ソングやゆかりんの曲だ。そんなきっかけから、Spotifyでゆかりんの曲を聞くようになった。「恋せよ女の子」「童話迷宮」「Cutie Cutie」……曲を聞けばすぐに当時の気持ちを思い出した。このきっかけから、現在のゆかりんの情報を少し検索するようになった。
Kさんは私が王国民だった頃に知り合った。その頃繋がっていた方々とは連絡も取らなくなってしまっていたが、Kさんは、私の誕生日を覚えていてくれて、毎年毎年誕生日に欠かさずメールをくれた。この13年間ずっとである。「おめでとう」「ありがとう」なんてことのない数通のメールのやりとりだが、私はいつしかこのメールをもらうことを毎年心待ちににしている。
そして今年の9月の誕生日、Kさんは今年もメールをくれた。私はそのときにゆかりんのライブに行ってみたいと思っていると返信をしてみた。Kさんは自分の参加体験を元に、チケットや最近のペンライト事情等を丁寧に教えてくれた。
仕事が繁忙期のため予定が決められなかったが、ライブの前日夜に運良く翌日休めることが決まった。最近の曲も分からないし楽しめるだろうかと不安があったが、Kさんの後押しもあり、ドキドキしながらチケットを取った。
●ライブ当日
ライブにはレポやセトリ等何も調べず参加した。現役時代はサイリウムを片手に飛んで、コールをして、汗だくになりながらライブに参加していたが、光るものも何も持参せず会場へと向かった。
会場に入ると懐かしい光景が目の前に広がる。ピンクの法被とハチマキ…「ああ、戻ってきた」と素直に思った。
何より驚いたのが男女比の変化である。13年前は体感として男女比が9:1、もしくは8:2くらいだったが、なんと6:4くらいになっていた。
ライブが始まった。暗転とともに目の前にピンク色の海が広がる。
そこには紛れもなく、13年前と変わらない「ゆかりん」がいた。フリフリの衣装とツインテール、そして可愛い声と振り付け、私が全身全霊をかけて好きだったゆかりんがそこにいた。
この約10年間、田村ゆかりは「ゆかりん」を続けており、「ゆかりん」であり続けていたのだ。
あの気張りすぎていないMC、どこか自信なさげなところ、どこもかしこも私の知っている「ゆかりん」だった。
王国の統制力の高さは健在だった。観客は皆揃って決まった振りをし、然るべきタイミングでズレることなく一斉に手を叩いていた。
かくいう私はほとんどすべてが初めて聞く曲である。ペンライトもない。
周りの人たちの動きを真似していたが、やはりややズレるので、少し恥ずかしい。
変なところで手を叩いてもよくないと思い、控えめにリズムに乗りながらぬるぬると動いていた。
ゆかりんを全身で感じながら、ここはコールが入りそう、長い口上入りそう、そんなことを思いながらライブを楽しんだ。
「fancy baby doll」では、本来「世界一可愛いよ!」というコールが入るところは手拍子で応えるようになっていた。
揃った手拍子は、まさに現実にそのコールが聞こえるかのようだった。ゆかりんもそれを耳を澄まして聞いていて、その呼びかけに応える。言葉のない、しかし熱いコミュニケーションがそこにはあった。
ゆかりんは変わらず「ゆかりん」だったが、そのパフォーマンスや表現力はアップデートされていた。表現の幅は広がっており、新たな面を魅せてくれた。
私が王国を離れて13年の間、いろんなことがあった。嬉しいこと、悲しいこと、様々なことを経験した。
ゆかりんだって同じだろう。迷いや悩みもあることだろう。だからこそ、MCの言葉は深く心に響いた。
ゆかりん、これまでずっと変わらず「ゆかりん」でいてくれてありがとう。
そして、この「ゆかりん」を続けられたのは、ゆかりんを支える桃色男爵やスタッフの方、そして何より応援し続けているファンの力があったからだろう。
ライブを通して、ゆかりんがこの長年のメンバーたちを信頼していることがありありと伝わってきた。
アンコールもアップテンポな曲が続く。あんなにたどたどしく振りをしていた私が、最後の曲では力いっぱい手を上げ、大きな音で拍手をしていた。
ライブが終わった。
ああ、一本締めももうなもうないのかと当時を思い出す。以前はよく隣の席の人に「ライブよかったですね!」と話しかけていたが、それも躊躇われる昨今の状況である。
会場前では皆各々仲間と待ち合わせながら、感想を言い合っている。羨ましい。私も誰かとライブの感想を語りたいし、この13年間の知らないゆかりんを教えてほしい!そんなことを思いつつ、駅へと向かった。
当時は地方に住んでいたが、ファンクラブイベントやライブの度にせっせと都内に通っていた。友達もたくさんできた。当時の交流はmixiが主流で、いろんな人と繋がった。オフ会に参加したり、カラオケオールをしたり…。そんな仲間とライブの度に会えるのが楽しかった。その頃の仲間ももしかしたら同じ会場にいたかもしれない、そんなことを考えるとあたたかな気持ちになる。
13年ぶりにも関わらず、すごく楽しいライブで、最高の時間を過ごすことができた。
ゆかりんは言う。「みんなの声が聞きたいな」
きっと、きっと、その日が来るはずだ。
その時に備えて私も準備をしなければならない。
今回のライブは、「fancy baby doll」と「お気に召すまま」の2曲しか知らなかった。まずは13年分のCDとDVDを買わなければならなさそうだ。
それに、こんな素晴らしい体験をさせてくれたKさんにも直接お礼を言いたい。13年分のありがとうを直接伝えたい。
アップフロントチャンネルにアップされている、今年のハロプロのコンサート「Hello! project 2020 The Ballad」を映像を見ずに聴いたら
新しい発見があった。
私は多分ライトなファンで(モーニングが一番好き)、一回だけライブに(くどぅーの卒コン@武道館)行って、一回だけ20周年記念アルバムリリースに後楽園に立ち寄った程度の人。
あとは無料で見られるYouTubeの各種コンテンツを見て、時々インスタやブログを見て心の中で応援している。
とはいえ、ハロプロのメンバーは多分、読みだけならフルネームで全部言えるし、研修生もだいたいわかる気もする。
(正しい漢字の変換が大変なときはひらがなで書くのはご容赦を。)
(初めに書いておくが、みんな大好きなので批判する意図はないです。みんな成長して元気に頑張ってほしいと思っているファンの1人です。)
・まーちゃんの声と橋迫りんちゃんの声質が似ている。声のコントロールが甘めのまーちゃんって感じた。セーラ服と機関銃はナイス選曲。
・アイドルらしい声だなと思ったのが、ゆはねちゃん。よくも悪くもザ・アイドル。
・甘い声3は岡村ほまれちゃん、西田しおりちゃん、岡村美波ちゃん。岡村美波ちゃんって声を作ってるのかな。彼女ならもっとパンチを効かせたり大人っぽく歌えるポテンシャルがあると思うのだが。。。
・うたのちゃんは決してうまくはないのに聞いていたいと思えるふしぎな歌声だ。何でだろう。
・工藤ゆめちゃんの手紙が自分の声と音響のバランス悪いのか転調しまくってた。ちょっとかわいそうで聞いてられなかった。ジュースの新メンバー2人は当然うまいと思ってたので、ちょっと残念だけどこれからに期待。
・まりあやかなともは一瞬聞いてすぐ誰かわかるな。。まーちゃん、たけちゃん、うえむーあたりも。かみこも。かりんちゃんも。ふくちゃんも。段原ちゃんも。
・ももひめ、きしもんあたりは好みの声ではないが、流石の歌唱力。細かく歌おうとしているている感じがする。ももひめ元気になるといいな。
・りあいちゃんはいつでも余裕な歌声だな。もっと本気が見てみたいけど。
・選曲もあるだろうけど、島倉りかちゃんのスローモーションは最高。まちぶせも。昭和歌謡に限らず、りか様のバラードはめっちゃ良い。もっと知れ渡って欲しい。総合力ナンバーワン級なのでは。
・かみこの声は発声に無理もないし、才能だな。。。癖がないので、ファンでない人から見ても嫌味がない。
・他に聴いて誰かわからなかった人:ももな、一岡ちゃん、江口さやちゃん
・前ここの低音一瞬平井ちゃんかと思った。低音出る子いいよね。平井ちゃんは声質もいいし表現がうまい。飽きない声。
・さゆき&おださくは期待値が高いだけあって驚きは少ないかも。おださくはやっぱアニメの歌手が合う気がする。。
・つばきは、もっとうまくなかったっけ?と思ってしまった。きしもん、おのみずは結構よかったけど。ビヨーンズは平均点高いな。。。
・かえでぃーの月光
はゾッとするくらいよかった。特にあかねちんはバラードがこんなに良いとは思わなかった。声質も相まって切なくてよかった。(この曲、他に2人が歌っているのを聞いて、意外と難しい曲だと思ったのでなおさら)ふなっきの月光より好きだったほど。かえでぃー上手くなったなぁ。
・逆にチェルはリズム感の強いモーニングの曲のほうがいいんだなと。
・りおちゃんはただただ器用に細かく歌っていてさすが。あまり個性のある声という感じではないかも(ブラインドで聞いてわからなかった)。良い先生に習ってもっと化けて欲しい。
・めいちゃんはハロプロ楽曲に比べるとあまりハマってはないけど、選曲によってはとてもハマるなと思った。想い出がいっぱいはよかった。手紙はあまり。
・ほまれちゃんの声は個性的なのでバラードは合わないかなと思ったけど、聞いてみると切なさ満点でとても良かった。どう変わっていくか楽しみ。
・えりぽんとか横やんとかは良い発声のプロがついてくれると良いのにと思ってしまう。
・まーちゃんってすごいな。。。どんだけ曲について考えて歌ってるのだろう。
※私はみんな好きですがあえて言えばチェルを推してます。一番外見が好きなのが、えりぽん。(素材が好き、薄いメイクのえりぽん好き)
なので贔屓目はあまりないはず。
ITエンジニア。とある商材を扱う会社に勤めている。面倒なので仮にりんごを販売していることとする。
入社するときは仕事なくて焦ってたし、りんごにも人並みに興味があったので楽しく出来るかな、と上司の不潔さなどには目をつぶって入社してしまったが後悔している。
ジョナゴールドしか食べた事ないらしい。ジョナゴールドて。久しぶりに聞いたわ。
元々りんごの仕事を企画したのはずいぶん前に辞めてしまった人で、この人も特にりんごが好きとかりんご農家の出身ってわけでもない。今はシャインマスカットで結構儲けてるらしい。すごいな。
その人とは別にりんご農家の息子を連れてきたまでは良かったけど、その人も結局実家でもっとガッツリ作りたいってことで辞めちゃった。だから今は素人しかいない。
俺もガキの頃はりんご農家に憧れていたので、割と品種とか日照時間とかには色々詳しい。一口かじらせてもらえば売れるりんごかどうかはわかると自負している。しかし社長以下営業(顔採用)が全員味オンチなのでどこからかマイナー品種の腐ったりんごを連れてきて安かったんだけどこれどう?なんていってきたりする。そうかと思えば一時期、一世を風靡した大人気品種を知らないと言って農家さんに恥かかせたり…。顔採用に好きなりんごは?と聞けば朝食りんごヨーグルトです!と返ってくる。うーん。俺もたまには食うけど、それってりんごなのか?
平常心、平常心と自分に言い聞かせてはいるけど、ついついそんなの売れませんよ、とかこの品種はジュースにするのが普通なんですよ、とか口出したくなってしまう。お前らちょっとは食べてみてお客さんの気持ちとか考えたらどうなんだよ!あー腹立つ。販路もむちゃくちゃ。寂れたスキー場なんかで売れるわけねーだろっ。歯が折れるわ。もっとこうYouTuberに甘〜いとか言わせて宅配するとか、色々あんだろ流行りの方法がよ。
一番許せないのが、「今時りんご食べてるなんて終わってるよねー」とナチュラルにバカにする雰囲気があること。お前ら全員りんごに食わせてもらってるくせになんなんだよ。毎日農家と顔あわせてるくせに、なんなんだよ…。羨ましい。
これを読んでる人はうまく立ち回って評価を上げればいいと思ってるんだろ?もうとっくに営業やれって言われてる。興味がないわけじゃないけど、やっぱり俺は趣味のりんごよりこの仕事が好きなんだ。俺は俺の技術でりんご業界に貢献したかったし(もうやる気なくなった)、りんごのためとはいえスーツ着て農家回るなんて言語道断。なんなんだこの苗木は!とか騒ぎ出してトラブル起こすのが目に見えてる。生半可な知識でフイにしたくない。
あんなに毎朝食べて、大好きだったりんごももう見かけるだけで吐き気がするようになってきた。農協の汚さとかも段々わかってきた。ずっといちファンとして好きなままでいたかった。あーりんごの会社なんか入るんじゃなかったよ。給料も安いし。
今気づいたが書いてるうちに単に興味があったりんごが大好きになってる。そうだな、この会社で気づいたよ。俺はりんごが大好きだったんだな。
胸騒ぎで、夏が来るのが怖い。
じりじりと太陽の照りつける、白昼夢のようにまばゆい、青と白と緑のコントラスト。溢れ出るジューシな蝉の鳴き声。
それは記憶の奥底に眠る、美しい影のような夏の記憶。それは、遠ざかる波音の残響。
____________________________
少女には、頬の下あたりに黒子があって、仔馬のように綺麗な二つのまなこが私を見つめる。いつも涼しそうなワンピースを着て、はにかんでいる。
昼下がり、ふたりは麦茶が汗をかいているのを眺めたりしながら、うなだれている。
コンビニエンストアに行こうと話して、歩いて冷やしうどんと白くまアイスを買いに行く。
巨大な入道雲を眺めながら、ふたりは黙って、白くまアイスをかじった。
それから、夏の夕暮れがふたりを包み、遠い果ての方で、かすかに残った雲がつめたく、あかあかと燃える。
緋色に焼ける空と、哀愁を奏でるひぐらしの声は、まるで、世界の終焉をも示しているように感じられた。
____________________________
夜、世界は眠るように、静かな虫の音と蚊帳のとばりに包まれる。
昭和生まれの扇風機が送る、ゆるやかな風がふたりの頬を撫でて、通っていく。
その風は向きを変え、次は黄色と緑をあしらった風鈴をかすかに叩く。チリン、チリン、チリン。かりん、かりん、かりん。風は、薄いガラスの砕けてしまいそうな危うい音を叩く。
それはどうして涼しく、気持ちいいのだろう。氷の冷たさなのだろうか、それともスイカを冷やす水の、きらきらとしたせせらぎなのだろうか。ふたりはこんな話をした。
冬のように長い夜、線香の残り香は妖しい夢を誘い込み、ふたりはひと時、“間違えて”、清らな青い水底を泳ぐ二匹の若い鮎になって、絡み合う。
音もなく、照明から垂れた紐が揺れている。
____________________________
天井を通して、ふたりはつめたく、透き通るような星屑の空を眺めた。
さようなら、と呟いた。