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2018-07-08

挙げるのが面倒くさくなるくらい日本経済終わるって話聞かされ続けてんだよ

2018-07-07

北条裕子「美しい顔」 書評

高橋源一郎小説家

「この作品で、作者は、それがどんな過酷体験であったかを、まるでドキュメンタリーのように詳細に描いてゆく。ここまで真正からストレートに『あの日』を描いたフィクションはなかったように思う」

辻原登小説家

「これほどの天災を語る時、かつては必らず誰もが『神』について考え、祈ったり呪ったりしたはずが、なぜ登場しないのか。この作品の優れて批評的な部分は、それを『マス・メディア』に置き換えて語っているからだ。『神』は横倒しになっている

野崎歓フランス文学者)

「読み始めるやすぐに、これは並はずれた作品出会ってしまったのではないかという気持ちにとらわれたのだが、その感覚は読み進めるうちに強まる一方だった。激しく胸を揺すぶられ、ときに唸り声などもらしながら夢中で読み終えた」

作品の全体が緊迫感にあふれ、たまらないほどの悲しみに覆われている。しか文章には勢いがあり、いきいきとした躍動があって、平板に陥ることがない」

「ひょっとして実際の災害とは無縁の作者によるものだとしたら、それはまたこ小説の驚嘆すべき点」

「破格の筆力によって、日本のみならず世界に向かって発信されるべき作品が生まれ出た

「驚くべき才能の登場に興奮が収まらない」

佐々木敦評論家

「これはちょっと相当に凄い小説である。力作と書いたが、まさに言葉に宿る「力」が尋常ではない

「作者は一歩も後ずさりをしようとはせず、逃げていない。こういうことはめったに出来ることではない」

「これは本物の小説である

しかも、作者は実は被災者ではないのだ。しかし、それでも彼女はこの小説を書いたのだし、書けたのだ。

田中和生評論家

(これまでの震災作品は)「震災が起きたという事実を『反映』しているだけで、本質的なところで表現しているとは言えなかった」

ついに2011年に起きた東日本大震災を『表現』する作品が登場したと言っていい

日比嘉高近代日本文学研究者

過酷現実対応せざるをえない未成熟自己の、その痛ましくも力強い格闘の記録であり、成長の物語である私は昼飯のパンをかじりながら読み、落涙したよ

ポスト震災文学を論じていく際には外せない作品として、今後広く長く参照されることになるでしょう。文学研究者として断言します」

2018-07-06

テロにも良いテロと悪いテロがあるんじゃないの?

グリーンピースドローン原発に衝突させて危険性を指摘した、というニューステロテロだの大合唱

テロだとしても被害は出てないんだから、街中で爆弾を炸裂させるようなテロとは全然違うじゃん。テロ=悪いってのは思考停止じゃないの。

目的手段正当化しない」とかドヤってる人もいたけど、そんなの時と場合によっては正当化されるでしょ。例えば震災で食べるものがなくて壊れたコンビニから食料を調達する、とかも正当化されないわけ? 違法行為から悪いに決まってるという幼い倫理観大人になっても持ってるの?

2018-07-05

anond:20180705195424

震災乞食が嫌い

周りは自分配慮して当たり前だとキングを気取ってるから嫌い

PhotoDNAで思ったけど死体画像フィルタ出来ないのかね

震災検索するとなんかあるんだけど

いかサムネの拡大もしたくないけど確認が難しい

あいう汚い画像は一括してフィルタしてログインしてOKを二度クリックしないと見れない検索エンジンにしてほしい

anond:20180705173552

だよな

はだしのゲンを読んでゲン実在しない言うようなもんだよな

批判をするためにどうでもいい部分にわざわざ突っかかってる

日本総出で連中を保護し過ぎた

震災乞食が甘やかされて勘違いしてる

anond:20180705171752

そして震災当時はそこまで「いいね文化はなかった。「いいね」って言葉はまだ一般的ではなかった。

2011年ネット流行語大賞第6位なんだけどな。もちろんFacebookのだけど。

「美しい顔」感想ネタバレあり

『美しい顔』読みました。

いわゆる被災3県に震災当時いました。

海側ではないのでこの小説のような壮絶な被災経験はありませんが。

全体の感想としてはとにかくしんどい

震災映像と同じく、心身ともに影響のない人だけが読んだ方がいいです。

ここからツッコミというか粗探し。

まず、主人公岩手ないし宮城の海側の女子高生とは思えないところ。

冒頭のカメラマンに対しての「電車も走ってないのにわざわざきた」「ここが銀座八丁目だったら」「いいねが欲しいんだろ」の部分。

必須社会なのに最初電車を思い浮かべるかな?と。新幹線ならわかるけど。

この辺の電車から本数なんて1時間に数本レベル。それなのに車じゃなくて電車?といのがひとつ

あとJKが思い浮かべる都会は渋谷原宿新宿東京上野はあっても銀座は(ヾノ・∀・`)ナイナイ

しかも八丁目。そんな女子高生いるか

そして震災当時はそこまで「いいね文化はなかった。「いいね」って言葉はまだ一般的ではなかった。

Twitterのファボはハートじゃなくて星だったし、インスタはまだない。ミクシィがまだ活躍してた。

かいけどSNS事情がズレてる。

あと避難所に来る「医師団」いしだん?

女子高生複数医師看護師をみて「あー医師団だ」って思うだろうか。

こういうことをあげていったらキリがないけれど、とにかく17、8の女子高生一人称視点には思えない。

最初読んでいてずっと大学生だと思ってた。それでも合ってないけど。言葉のチョイスやもの見方がその年代と合っていないと思う。

感性が老けてる。10代のそれじゃない。なんのために主人公10代にしたのか分からいくら女子高生に思えない。

まして主人公は「大学に行っておいたら」と母に言われてるってことは、大学行っても行かなくても良しとされる程度の学力だと思われる。

なので頭の回転とかもお察しだから、年相応以上の言葉選びに余計に違和感

群像の選評で評価されているのが本当に分からない。

先入観があるからだけど、都会に住む大人ルポを読んでいい感じに組み立てた小説しか思えない。

主人公東北の片田舎に暮らす女子高生とは最後まで思えなかった。

この小説に凄みがあるのは、“盗作された”と名前のあがったノンフィクション作品がそれだけ凄いんだと思う。

それならそれでいいけど、なおさら何故参考文献として触れもしなかったのか。

著者にコンタクトを取らなかったのか。

うそこに尽きるよね。

震災とき普通の人がみんな死人の財布からお金を抜いていた

羅生門は昔話でなく現代日本

2018-07-04

anond:20180704113243

ぶははは

2011年に何が起こったかも忘れたのか?

リフレ政策していない2011~2012年も同様に上がってるのがみえないのか?

震災から経済復興し始めたのに、リフレ政策を始めた途端急落だよ

リフレ派が雇用を創出したから」というのはパワーワード過ぎて笑うしかない

消費も回復していないのになにが「雇用を創出したから」だよブードゥーリフレ派は

2018-07-03

anond:20180703201512

被災地に行ったことは一度もありません」って作家震災小説書いてんのはクソやろ

同人ゴロと似たようなもんやん

2018-07-01

anond:20180701123726

世の中が平常なうちはサイコパス有利よ。

変化しそうなときには周囲の勘のいい奴に共感できると逃げのびることが出来たりする。

震災サバイバルネタで読んだ。

虫の知らせとか、そういうオカルト風味で根拠微塵もないんだけど、なんとなく信じられる(分かる)って付いていったら助かったみたいな。

サイコパスは合理・理屈の塊なんでこういう時に脆いんだと。

理性的確率的により助かりやすいところに固執して、自分動物的なカン無視する(もしくは最初から欠如してる)そうだ。

2018-06-28

anond:20180628021219

それはまあわかるんだけど震災から1週間も立ってないのに百貨店バーゲンかなんかに人が殺到してたのみたからそんなのテレビが作ってただけの虚像だと思う

2018-06-27

未読スルー(削除)するくらいならメールでいいやん

結局メール的使い方するんやん。

LINE既読機能震災時にはすごく便利な機能から

無くすべきとは思わんけど。

他にも便利な機能はあるんやろうけど、

メッセージ+が正しく使えるようになったら、

乗っ取りトラブルも減るだろうし、

格安SIM対応もしっかり対応して、対抗馬になってもらいたいなー。

LINEが普及しすぎてとって変わるってことないだろうけど、

おじいちゃん、おばあちゃんたちが安全に使えるツールになったらええなー。

2018-06-26

anond:20180626232222

言われてみればたしか全然まともなきがしてきましたね。

これから女性地位向上のために震災デマの流布頑張ってください。

2018-06-25

anond:20180615130745

サンドウィッチマンなんて震災当日に津波生地ロケしてたか死亡説流れてただろ、そんなことも忘れたのか?

2018-06-21

増田デマの見分け方

震災デマ情報も増える可能性があるからデマと断言しないまでも、こういう情報はすぐに信用せずにまず確認する、という方法でも共有しようや。

これまでに数々のデマに踊らされてきた増田はてな民なら、自分なりの見かけた方がたぶんあるはず。

自分も、自分なりの見かけた方を提供するから、ほら、共有!共有!

自分なりの疑わしい情報判断方法
  1. これといった根拠提示せず、○○の真相はこうだ!という感じのドヤ顔ツイート
  2. 「これは知り合いから聞いた話なんですが~」と言った感じの、状況の提供元との関係をはっきりさせない。
  3. 「~らしい」「~のようです」という推測文言が2つ以上ある。

基本的に見ず知らずの人から回ってくる情報とする。それなりに信頼できる情報元の場合はこの限りではない。

地震での大阪市休校対応における市長ツイートと市教育委員会メール

休校市長が指示出したために現場が混乱したというニュースが流れている。

大阪市長ツイート学校混乱 - https://this.kiji.is/382090578945229921

時系列にするとこんな感じのようだ

07時58分 地震発生(大阪市でも震度5弱以上を検知)
09時20大阪市長ツイッターで市内の小中学校休校を指示したとのツイート
11時すぎ 市教育委員会が各学校臨時休校を指示するメール送信ツイッター検索すると11時半過ぎでも授業していた学校があるもよう

【問題点1】
大阪市長地震発生から1時間20分後に(市教育委員会?)指示したとツイート市長教育委員会に指示を出すのは権限外。

【問題点2】
市教育委員会が各学校臨時休校指示を出したのは地震発生から3時間以上経過後
→市教育委員会が指示が遅れたのは、緊急時にすぐさま判断出来る体制が整ってなかった?
※震災当時は電話は繋がりにくかったが、メールではやり取りは可能であったため、連絡できないと言うのは無いはず

【問題点3】
大阪市では地震発生時における休校体制が明確に定まっていない?
→他の地域も見る限り、基準は「教育委員会」が策定
そこで自然災害発生時の体制を調べてみたが、大阪市は明確な基準記載されておらず、市教育委員会判断を下さない限り対応できなかった模様。
それでいて、市教育委員会の各学校へのメール11時過ぎと遅い。。。

■近隣市町村台風地震など自然災害発生時の対応状況
高槻市 http://www.city.takatsuki.osaka.jp/kakuka/kyoikushido/ksidou/oshirase/1370514670340.html
茨木市 http://www.educ.city.ibaraki.osaka.jp/kita-j/keihouji.htm
箕面市箕面小学校https://www.city.minoh.lg.jp/minoh-ele/html/osirase/documents/h28saigaitaiou.pdf
狭山市 http://dai7-es.osakasayama.ed.jp/index.cfm/1,776,24,html基本的に「震度5弱or強」以上が発生したら休校すると記載されている。

大阪市(公式のが無いため、教育委員会所有の学校HPから) 
http://swa.city-osaka.ed.jp/swas/index.php?id=e581212&frame=frm51c1131d07a6a
http://swa.city-osaka.ed.jp/swas/index.php?id=e581215&frame=frm55a713824186f

→全ては確認出来ていないが、明確に「震度○以上」発生した場合とかは書いていない。あったとしても「午前7時時点でJR線大阪メトロ地下鉄)が運休時は休校」という記載が多い。


■兵庫県
地震臨時休校対応分かれる 阪神間小学校 - https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180620-00000014-kobenext-l28
→「震度5弱以上」であれば休校措置をとる体制になっている自治体が多い模様。
但し、震度4では各学校判断だったため、対応がばらけてしまったため、その対応で混乱は起きた模様。

>(芦屋市教育委員会が午前8時20分すぎに全8校に休校を指示したという。
阪神大震災経験している芦屋市では、地震発生20分後には教育委員会休校指示を出していた。

1時間20分後に大阪市長ツイッター休校指示を出したこと問題とされていたが、今回の事案では、この市長ツイッターでの指示の前に休校指示を出せなかった、大阪市教育委員会対応が一番問題視されるべきではないだろうか?

神戸新聞記事にあるように、震度4でも児童不安がっていたとある。そこよりも震度が高かった大阪市において「通常授業」をさせていた状態の方が異常であると思わない方がおかしい。

anond:20180621071936

外部的に補強できるのは補強するわな。

また、姉歯みたいなのを許さないからこそこれだけ死者が少なかった。

あの辺りは阪神大震災があったから、だいぶ補強した。

震度6なんか途上国で起きたら、ウン千人クラスで死者が出てる案件だと思う。

なお、少し前に騒いだ四川大地震は死者は6万9197人、負傷者は37万4176人だが、震度自体マックスが6弱。

まり、今回の地震と同じクラスなんだよ。

建築基準厳しいが、それが大効果を発揮したとも言える。

言ってしまえば、姉歯含めて、建築確認ガバガバで、建築基準四川震災並みだったら、今回の地震はウン万人で死者が出てもおかしくなかった地震なんだね。

anond:20180620181419

ヨコですまんが、現代震災で食料が手に入らずに餓死寸前まで追い詰められた人って実際に居るの?

2018-06-20

anond:20180620174542

>>亡くなったクラスメイトの命も含め、過去震災災害で命を落とした人々の尊い犠牲の上で、私達は日々暮らしているのだと実感した出来事だった。

ただしKKO障碍者と生ぽは別

なんだろ

普通の日本人様方はそう思ってんだ

被災地より

吹田市民です。

おとといの地震がどうだったか、現地レポート

私のスペック。30代男性大阪市内会社に勤務。妻、30代、専業主婦

私は、小学生の時、西宮市阪神大震災震度7経験済み。

自宅。築40年のマンション。古い。6階。

朝、いつもアラームは8時20分に設定している。(始業は10時なので、ゆっくりめ起床)

アラームがなる前に、揺れに気づき飛び起きる。

妻も既に起きていて、本能的に体を寄せ合う。

阪神大震災の時の感覚に近かった。

阪神大震災の時は、目覚めた時、既に揺れており、部屋が平行四辺形にグラグラ揺れていたのを覚えている。

違ったのは、振動の長さ。阪神大震災の時は1分ぐらい続いたと思うが、今回は15秒ぐらいで済んだ記憶がある。

震源に近かったせいか緊急地震速報は、揺れの最中から鳴り出した。

揺れが収まってからテレビをつける。

玄関にいき、下履きを持ってきて、泥を払った上で、室内用として使用する。(ガラス陶器割れて散乱しているので)

妻は、浴室用のゴムスリッパを履いた。

続いて、自宅内の被害確認

ダイニングの食器棚が倒壊し、食器は約半分が使い物にならない。

書斎PCモニター24インチ液晶)が机から落ちていた。正常に動作するかどうかは、未検証

書斎本棚が倒壊し、再起不能なほどに壊れた。当然、中の本はすべて書斎内に散乱。

寝室は、引き出し式のクローゼットが私の寝床に倒れていた。すぐに飛び起きていなければ、頭直撃コースだったに違いない。

それ以外は深刻な被害はなかった。

続いて、風呂に水を貯める。ガスの元栓を閉じる。ベランダなど、すべての扉が開くかどうかをチェック→正常に開いたので、問題なし。

電気確認問題なく供給されている。

ネット回線確認問題なく通信ができた。

自分と妻のワイモバイル回線音声通話は不可だったが、4Gは通信できた。

我が家は、基本的必要ものしかストックしないという妻の方針のため、非常食になるようなものがない。

会社上司に連絡。電車がいつ動くかわからないこと、部屋の中に割れ食器家財道具が散乱していることを伝えると、出社しなくて良いとの連絡。

(家の惨状写真に撮って送ったら、たいそう驚かれた。上司京都に住んでいるので、ここまでひどくなかったのかもしれない)

確認したところ、こういうとき必要ものとしては、2リットルミネラルウォーターが2本と、昨晩沸かしたお茶約1リットルしかない。

そこで、コンビニへ買い出しに行くことにした。

買ったものは、昼食の弁当×2、非常食相当のカップラーメン×2、朝食相当のカロリーメイト×1、紙パックのお茶1リットル とりあえず、夕方まではしのげる量の食料を確保。

自宅に戻り、午前中の間はテレビネット情報収集しつつ、下手に動いて余震にやられないよう、寝室で待機。

正午過ぎにお昼を食べて、そこから部屋の片付けを開始。

下履きを履きながら、室内の割れ物を回収していく。みかんダンボール箱相当で、3箱分ぐらいの、ガラス陶器割れ物が発生。

かい割れ物は新聞に包んで、特に営利凶器になってしまいそうなものは、ガムテープラップ養生してからマンションゴミ捨て場に捨てに行く。

同じような割れ物が、たくさん捨てられていた。

片付け作業中、1時間に1回ぐらいの割合で、テレビをつけて情報収集。私はずっとつけっぱなしにしたかったが、妻はこういう状況で災害放送をずっとつけていると、精神的にもよくないと反対。

私も納得して、必要以上に情報に接しないよう心がけた。単純に、片付けにも集中できるという意味で、効果は高かったと思う。(私はテレビ見ながらの作業は、ついつい手がお留守になりがちなので)

5時になり、ライフラインの疑問が解決しないかと思い、マンション管理室に行ってみる。

水道水がにごっていること、ガスを使っていいのか、この2点を尋ねに行った。

詳しい人はいなかったらしく、水は自己判断で、と言われた。

ガスは、一定震度に達すると自動的ストップするので、再始動の手順がガスメーター記載されていることを教えてもらった。

それ以上のことは、管理室ではわからなかった。

帰りに近所のスーパーに寄り、夕飯を買う。惣菜と水を買った。

昨晩の残り物、白ごはんねぎ焼きが残っていたのでそれを電子レンジで温めて、惣菜といっしょに食べた。

室内の掃除はあらかた終わり、あとは細かい破片を取るために粘着ローラーをかけるだけとなった。

夜は、寝室とは別の、一番家具の少ない部屋で寝ることにした。

念の為、天吊の灯具は外した。寝るにしか使わない部屋なので、当面困ることもない。

翌日は普通に出勤するも、一部でJRが動いていないため、阪急で出社。30分の遅刻

妻は、最後の片付けをしていたようだ。

一部の交通機関を除き、平常運転だったようだが、街の中には様々な傷跡がのこっていた。

マンションや駅のエレベーターは、軒並みストップ。点検して安全確認されるまで封鎖。

公共施設の多くで、天井や壁に亀裂(クラック)が入っており、これも点検修理が終わるまでは近づかないよう、カラーコーンなどで規制線がはられている。

街ゆく車の中には、工事関係の車が目立った。かんでん○○とか、ガスサービスセンター○○といった、インフラ関連会社や、

○○ビルテクノサービスといった、ビル管理系の車がよく目につく。

自分会社の自席は奇跡的になにも倒壊していなかったが、いくつかのモニターは倒れていたようだ。

あと、うちの会社の部屋だけエアコンがついておらず、昨日今日暑い中、汗をふきふき仕事をしている。

マスコミ報道内容とか、ヤフーニューストピックを見ていると、地震の扱いは過去地震と比べて小さいように思う。

死者の数は1桁、翌日から通常営業できるようになったせいか、さほど深刻に受け止められていないように思うが、

実際に震源の近くで暮らしているものからすると、余震に怯えたり、想定外の後片づけに悩まされたりと、色々苦労をしている。

ただ、これだけの震度でありながら、犠牲者の数が少なく済んだのは、阪神大震災経験が大きいと思う。

私は小学生の時に自宅で震度7経験したが、揺れ方だけ見れば、あの時の悪夢と全く同じだった。

違いは、揺れた時間の長さでしかない。

それにもかかわらず、倒壊損壊した建物火災になった建物わずかばかりであったのは、過去の教訓が行きていると思う。

高架橋の倒壊や鉄道脱線がなかったのも素晴らしい。

阪神大震災では、出席番号1つ前のクラスメイトを亡くした。

当時幼いながらも、そのことで、人の生死なんて、いつどうなるかわかったもんじゃない、と感じた。

改めて今回思うのは、儚さだ。人の命もそうだし、割れ食器たちを拾い集めている時も、同じ気持ちを抱いた。

しかし、22年前と比べると、確実に社会は変わったと思う。もちろん、前向きな意味で。

マグニチュード震度だけ見れば、当時より少し小規模だが、被害の規模は明らかに小さい。

建築物は、確実にあの時よりも丈夫になっている。

情報インフラも発達し、被害状況がほぼリアルタイムで分かるようになった。

色んな課題を抱えているこの社会だけど、耐震性というか、カウンターディザスタネスとでも言えばいいのか、

そういった社会の対抗力というのは、確実に進化している。

亡くなったクラスメイトの命も含め、過去震災災害で命を落とした人々の尊い犠牲の上で、私達は日々暮らしているのだと実感した出来事だった。

俺んとこも東北震災で1週間ぐらいいろいろ止まったけど、ガス会社から配布なんて無かったぞ

期待する発想も無かった

839 :名無しさん@おーぷん:2017/04/26(水)17:51:19 ID:Hz7

大規模災害時に避難所物資管理担当した

ありがたいこと大変なこと嫌なことたくさんあったがここで言いたいことはひとつ

「衣類は個人から募る(個人で送る)べきではない」

はいろんなところで言われてるがあまり浸透していないようなので

自分体験した修羅場を書いてみたいと思う

被災者のためにと衣類を送ってくださった方々の善意まで否定する気は毛頭ない

ただ現実的被災地で何が起こったかを知ってもらえたらありがたい

災害直後から届き始めた衣類の寄付

マスコミの「冬用衣類が足りない!」(ちょうど季節の変わり目だった)という報道を受けて爆発的に増加

あっという間に狭い体育館を埋め尽くした

四方の壁にうずたかく積み上げられる段ボール

床が見えないほどの服、服、服の海…

もちろん食料品生活雑貨など衣類の他にもさまざまな種類の物資も続々と届く

しか個人から送られてきた衣類ほどスタッフを苦しめる存在はなかった

まず仕分けの手間。普通物資を1とすれば衣類の箱は10というほど手間がかかる

男性女性子ども上衣下衣・肌着・上着。そしてサイズ

せめてこれだけでも分類した状態で入っていれば御の字だがそんな箱はほぼない

箱を開き一枚一枚手に取って確認する

これは女性のセーター、Mサイズ。こっちは子どもズボン、140センチ

見た目ですぐに判断できる服ばかりではない。

これは紳士婦人?どっち? サイズタグはどこについてる?

畳んである服を広げて基本情報確認し、また畳んで分類する

これが想像以上に膨大な時間と手間を要する。やってもやっても衣類は減らない

それどころか次々に新手が送られてくる

840 :名無しさん@おーぷん:2017/04/26(水)17:51:50 ID:Hz7

そして需要に合っていない服も想像以上に大量だ

被災者が泥だらけで復旧作業をしている状況で

ひらひらワンピースタイトミニスカートスーツ礼服。誰が着るだろう

さらに、見るからに古くくたびれた服、汚れが目立つ服

こうした需要のない服、人には勧められないような服の割合は実に3~4割にも達した

しかしすぐに捨てることはできない

ゴミひとつとっても災害の片づけで不足している上、マスコミの目もある

善意」をゴミとして捨てていると報じられたらどれだけのバッシングを浴びるか

結局「使えない服」として分類された大量の衣類が少なくない場所を占拠していく

また、被災者に衣類を選んでもらうのも一苦労だ

場所がない中でぎゅうぎゅうに並べた服を、被災者自分サイズを探してかき回す

せっかく分類しても、衣類置き場はすぐにカオス状態になる

ぜいたくを言うなと怒られるかもしれないが被災者にもプライドがあり

特に発災から日がたってくると、服も「着られれば何でもいい」とはならない

しか個人から送られてくる衣類というのは大半が「うちではもう誰も着ない」服だ

気に入っていて今よく着ているという服を送ってくる人はいない

しかデザインが古いとか何度も着て色が落ちてきたとかそんな理由で着なくなった服は

たとえ被災者だってできれば着たくないに決まっている

結果的に選ばれるのは数少ない、本当にわずかな新品や新品同様の服

それ以外はいつまでも山となって残る

841 :名無しさん@おーぷん:2017/04/26(水)17:52:57 ID:Hz7

具合が悪くなるほどの服の海に溺れているにもかかわらず

ほとんど見つけられないのが肌着と靴下

この二つは中古で人にあげるということがまずないので

送るとしたら新品になるが、わざわざ新品を買って送ってくれる人はほとんどいない

いても個人レベルなのでせいぜいが5セット、10セットといったところ

これが本当に苦しい

肌着や靴下の不足は本当に深刻で、服と一緒に並べようものなら数秒でなくなる

そこで避難所内に不公平感が出ないようなるべく平等に配布したいのだが

数百人の被災者から5人、10人をどうやって選べばいいのか

高齢者、持病のある人、どんなカテゴリー分けでも難しい

冬用肌着と靴下はかなり最後の方まで不足したままで

肌着がない、肌着がほしいという被災者要望にはほとんど答えられなかった

もっと効率的だったのはだいぶ経ってから実現した企業から支援

衣類メーカー、肌着メーカーが「新品」を「大量」に送ってくれた

一人〇点限りとはいえ全員に行き渡る新品

さらにひと箱に同じサイズの同じ製品が入っているため仕分け不要のありがたさ

正直涙が出た。そのくらい仕分けはきつかった

服の山に埋もれているのに肝心の被災者の求めるものはないという状況もきつかった

こうした状況は自分の居た避難所だけで起きたことではない

各地から応援職員、大震災経験したボランティアに話を聞くと全員が同じ事態に直面していた

842 :名無しさん@おーぷん:2017/04/26(水)17:53:23 ID:Hz7

しか支援を受ける側の立場

「新品しかいらない」「同じものを大量にほしい」「古いの汚いの送るな」「需要考えろ」「仕分けして詰めろ」

などとはなかなか公言できないもの

なので、結果として同じことが繰り返されているのだろう

被災地では、特に発災直後はスタッフ不眠不休で働かねばならない

そんな中で衣類の仕分けはあまり過酷であった

多くの人員が割かれ、貴重なスペースを奪われ、他の業務に支障をきたすことも多々あった

箱を開き、服を取り出し、サイズ確認し、誰も着ないと判断した服を再び別の箱に詰め、積み上げる

手間をかけても最後被災者の手元に届くならまだしも

言い方は悪いがゴミを捨てるまでの手順をわざわざ増やしているようなものから

災害直後の極限状態の中では徒労感も一層激しかった

自分の実感としては、衣類に関しては個人から中古品の寄付は受けるべきではない

被災地の人手を奪った上に誰にも利用されず最後ごみとして処分され処分費用がかかるのは

寄付してくれた方の善意にも沿わない結果だろう

例えばこれまでの災害で寄せられた義援金などをどこかにプールしておき

新たな災害が起こった時にそれを財源として企業から新品を供出してもらうような形が最適ではないか

これはただの思いつきだが、災害列島日本では次の災害は近い将来必ずどこかで発生する

その時、被災地で働く人たちが自分と同じ苦しみを味わうことのないよう祈るばかりだ

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