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はてなキーワード: 空き家とは

2023-07-06

大社主義になれば全て解決すること

人手不足なのに不採用

空き家過剰なのに入居拒否

・女が下方婚しない

政府が分配するから心配いね

2023-07-05

anond:20230705000806

今だけだよ

あと10年もしたら空き家だらけになって家賃半年無料しまから入居してくださいって頭下げに来るから

不動産屋に騙されてアパート投資した奴らが大量にいるからな

2023-07-03

日本から海外に売れる物って何があるだろう

円安だが輸出が増えてない。

輸出立国だったのは過去の話、海外投資で稼ぎ、稼いだのを再度海外投資する時代になってしまった。


円安恩恵を受ける為に、もっと海外に売れる物はないだろうか。

伝統工芸品は中国でも似たようなのを作っていて歯が立たない。


空き家海外でも話題になるが、ボロくて住めないのまで伝わっている。


スマホのように体積が小さく、単価が高くて空輸し易い物なんてあるか。

メルカリ出す感覚で、海外輸出出来るようになれば、もう少し庶民にも円安メリット出てくるんだけどな

2023-06-30

anond:20230627173049

中古でリノベが良いと思うぞ。最近空き家が多いのでいい立地のやつをじぶんで見つけて法務局で持ち主見つけてコンタクト取る

心配しなくても不動産は下がる

高齢化で衰退国ジャパン人口は右肩下がり

新築供給は多少減ったとは言えまだまだ年間万単位で増え続けている

そして中国人が買いあさってるといっても所詮投資で、実際に日本移住してくる金持ちはそんなおらん

となると需要供給バランス必然不動産価格暴落必至

空き家問題賃貸暴落

不動産に手を出す奴はアホ

anond:20230630103742

それと同じ意見最初に示した「高齢に貸してくれる賃貸がない」のブコメ欄でもあったけど、いくつも反論出てたが、見てない?

既に空き家(空き賃貸)が出てるけど、それでも大家高齢者含む厄介属性に貸すのはいやがるよ。

貸したら家賃収入以上のマイナスが発生して赤字になるから高齢者に貸すくらいなら空き物件のほうがマシ」なんだよ。

ついでに言えば高齢者でも貸してくれる物件はあるけど、そういうのはものすごい不便・ものすごいボロい、だれも借りたくないと思うような物件な。

便利な物件は需要があるから高齢者になんて貸さない。

2023-06-29

anond:20230627232639

俺も、みんながまだ新築住宅主義でいてくれると助かる側の人間なんだけど、これから賃貸派にとって追い風になるようなことも起きるかもしれないよ、と予測しています

まず元増田が言うとおり、現時点でも、建材価格高騰と建設技能者の不足のダブルパンチによって、住宅取得価格がこの数年で1.2〜1.3倍ぐらいに上がっている。エビデンスとしては建設工事デフレーターがある。

https://www.mlit.go.jp/sogoseisaku/jouhouka/sosei_jouhouka_tk4_000112.html

このデータ住宅総合工事費を見ると、2015年7月を100とした指数値が、2018年3月期が102.8、2023年3月期には121.7と20%上がっていて、現場感覚に近い(ちなみに現場感覚ではもっと上がっている)。これからさらに上がるというのも元増田の指摘通り。5年前ぐらいの感覚で「この予算でこれぐらいの家が建つ」と考えてハウスメーカーを訪れた人は、今では到底それが叶わない夢だと知って絶望するかもしれない。

「同一条件の住宅取得価格が1.2〜1.3倍になる」ということは、同じ予算では「これぐらいの家を建てたい」という計画の7割程度の規模感の建物しか建てられない、ということだ(建物は規模が小さくなるほど坪単価が割高になるので)。だから地方でも、一般的収入水準の若年カップル家庭の予算感では、それまで各地域で「身の丈レベル」と考えられていた規模の新築戸建て注文住宅を買えなくなってきている。で、そうしてシュリンクした需要の受け皿として:

注文住宅から建売住宅

大手HMからローコスト住宅

③持ち家保有から賃貸継続へ(やむをえず賃貸継続

という流れが、どの地域でも起きている。注文主体大手高級ハウスメーカー(たとえば積水・住林・大和Hなど)も、2021年頃からは「用地を買って、刻んで、安くて小さい物件を建てて、建売で捌く」という動きが活発になってきている。

ここで行政はどういう立場を取るのか。国はもう、「新築住宅に対する助成」というアプローチは徐々に手仕舞いにしつつある。空き家問題がこれから待ったなしの社会問題になっていくからだ。日本最初にこの問題警鐘を鳴らしたのはNRIで、以後はここが空き家関連政策議論リードする形になっている。国もゆっくりとした歩みではあるが、これに呼応して「中古住宅物件ストック流通をやるぞ〜」という方向に向かっている。

すなわち、住んでない空き家に対しては高い課税をかけ、解体流通の二択を迫る。放置すれば危険レベル空き家特定空き家)は過料行政代執行の対象にして排除する。中古住宅を(エネルギー効率で見て)快適に住めるようにする施策には補助金をかける。金融機関でのリバースモーゲージを促進し、「居住者が死んだら即・市場流通」という筋道を作る。中古住宅の性能を保証するためのホームインスペクション制度を整備する。などなど、外堀はじわじわ埋められている。

一方で新築住宅に対しては、今後は長期優良住宅やZEHなどの「低環境負荷」で「SDGs」な物件以外(たとえばローコスト住宅土地を刻んで建てていく狭小建売など)は、住宅ローン減税などの優遇措置を見直すことでテーパーをかけて減らしていくと思われる。

理屈のうえでも、出産適齢期人口が激減しているのに、増え続ける中古住宅放置して年間70〜80万戸の新築住宅を建て続けるような政策デザインは持続可能性に欠ける。そもそも新たに建てる土地も減ってきている。昔ならいざ知らず、もう市街化調整区域新築住宅バカスカ建てさせて将来のインフラ維持コストを上げて自らの首を絞めるような自治体も減っている。市街化区域で今建っている土地の今建っている建物流通させるのが、建築経済的には理に適っている。

そんなわけで、今後は行政主導の「ストック住宅流通促進」×「新築住宅優遇税制テーパリング」の流れが進むことで、これまでの日本住宅市場では決定的に供給不足だった、ニューファミリー向けの戸建て賃貸物件の本格流通が始まると思われる。この流れは賃貸派にとって追い風になるだろう。

不動産クラスタ目線で言うと、ファミリー向けの戸建て住宅というのは、そのライフサイクルを通して見たとき空間利用効率が悪いのは否定できない。端的に言って、子育てが終わった世代にとっては、2階建て住宅の2F部分は基本的にムダだ(実際、近年は富裕層シニア家庭でのバリアフリー減築・平屋減築や平屋住宅の再新築が盛んになっている)。

子育てをしていて親と子が同居している期間って、子1人で平均約20年、子2人でも約25年ぐらいしかない。モデルケースとして、夫婦25歳のときに家を建てて子どもを産み、その子どもが20歳になった時に家を出るとしよう。そのとき夫婦は45歳。人生100年時代なら余生は55年。その間ずっと、この夫婦は2Fの子ども部屋空間有効活用できない。平均余命の延長により、われわれは持ち家のメリット享受できる期間が相対的に短くなり、その2倍以上の期間をその持ち家で過ごすことになっている。投資として見れば、かなり分の悪い行動をしていることになる。

だったら政策的に居住流動性を高めて、持ち家がある老夫婦は今の住宅を4人暮らししたい人に賃貸して、その家賃で2人暮らしに向いた間取り住宅なりマンションなりサ高住なりを借りて引っ越せばよろしい、というシナリオが出てくる。確かにこれならステークホルダーみんなWin-Winに見える。経済学的に言うと、政府施策新築住宅優遇政策)によって発生していた死荷重(≒非効率性)が除去されて、市場効率性が高まった状態だともいえる。

からどうだってわけじゃないんだけど、あえてオチをつけると、「元増田も指摘する諸条件を踏まえても、賃貸派が勝利するシナリオというのはありえるよ」という話でした。

anond:20230627232639

言ってること全部的外れ

「家の30年後とかの残価値」:んなわけ無いじゃん。上モノは全部そうだって

「資材と工賃が高騰している」:なんで分譲マンションが出てくんの?そこでいうなら「そういうのは家賃に乗っかるから比較する意味がない」でしょ?

メンテ費用が毎年それなりに出ていく」:これも「そういうのは家賃に乗っかるから比較する意味がない」でしょ?

空き家が余りまくり中古リフォームした方が良い」:だから比較対象あくまで「賃貸」でしょ?

「快適度の違い」:それあなた感想ですよね。で、賃貸なら住み替えることで変更が可能なのよ。

カスタマイズ性」これも賃貸なら住み替えることで変更が可能なのよ。

ということで目を通す価値もない駄文よ。

anond:20230627232639

言ってること全部的外れ

「家の30年後とかの残価値」:んなわけ無いじゃん。上モノは全部そうだって

「資材と工賃が高騰している」:なんで分譲マンションが出てくんの?そこでいうなら「そういうのは家賃に乗っかるから比較する意味がない」でしょ?

メンテ費用が毎年それなりに出ていく」:これも「そういうのは家賃に乗っかるから比較する意味がない」でしょ?

空き家が余りまくり中古リフォームした方が良い」:だから比較対象あくまで「賃貸」でしょ?

「快適度の違い」:それあなた感想ですよね。で、賃貸なら住み替えることで変更が可能なのよ。

カスタマイズ性」これも賃貸なら住み替えることで変更が可能なのよ。

ということで目を通す価値もない駄文よ。

2023-06-28

anond:20230628192614

そうならない方がおかしい。そもそも都内でも空き家率ヤベーし。団地もあるぞ

 

見栄張ったりドヤするなら金融資産筋肉にしなさい

金なし老人って本当の意味で詰んでるよな

先にお断りしておきますが、この話はフィクションです。

私は自治体職員をやっています。これはその地方のそれなりに大きな自治体で、一つの部署を任されていた時の話です。

その部署市民生活福祉を扱っています生活保護や給付金なども私の部署が統括しておりました。

その時に常々日本お金のない老人は人生が詰んでいるなと思っていました。

 

まず、彼らはお金がありません。

だいたい彼らはいまだに仕事をしています。暇だからと口をそろえて言いますが、話を聞くと貯蓄が数万円なことがほとんどです。

 

彼らは年金がもらえません。

なぜなら多くは農家自営業で、月々たった300円程度の年金を支払わなかったからです。そのせいで彼らは年をとっても、障害を負っても、年金一円ももらえません。

 

では生活保護は、と思うかもしれません。

地方に住んでいる多くの老人は家や農地を持っているのです。資産を持っている人に生活保護は出してもらえません。

 

そして、身寄りもいないのです。

地方で、農家をやっている、そして土地に異常に固執しています子供たちはそんなご両親をよく思ってないのでしょう。多くの場合、連絡しても他人行儀対応をされます

 

趣味病院での雑談です。

これは本当にそうで、日本人は趣味がないことが多いです。だから仕事を辞めた後は雑談が主な生きがいです。ちょっとしたことがあれば大イベント

彼らは嵐の日に作物に興味があるわけではありません。嵐という大イベントが起きたから慌てて農地海辺に駆け寄るのです。

しかし、これができるのも最低限貯蓄がある人だけで、それができない人も少なからずいます

 

私の部署はそんな彼らを救う職場でした。

彼らは生活が苦しいと私のところに駆け込んできます

はいつもこう言いました。

あなたのところ土地持ってましたよね?それ手放してくれないと生活保護できませんよ」

「この土地家族で継いできた大事土地で手放せない」

「だったら知りません。そういう決まりですから

食い下がってくる方々を断固遮断しました。

声を荒げる老人も毅然とした態度で理論的に詰めていくと、涙を流すんですね。面白いです。

下手にくれば話を聞こうとも思いますが、彼らはだいたい傲慢になぜ助けないだという態度なので私もそうした態度をとっていました。

 

もちろんそれだけではありません。

生活保護受給後の監督仕事でした。

私は言います

「あれ、車持ってないって言ってましたよね?軽トラも車ですよ」

「これは仕事必要から勘弁してください」

法律ですからね。これちゃんとした犯罪ですよ。警察呼びましょうか」

彼らはだいたい受給をやめます

土地と家を手放して、知人に畑を取られたうえで生活のつてもなくなるんですね。

彼はその後何度か役所に来てましたが、そのたびに軽トラを手放すように言っていたらそのうち来なくなりました。

 

地方公営住宅はそうした老人の巣です。

これは私の担当ではありませんが、生活保護のためにすべてを手放した老人に貸してくれる大家さんはいないんですね。

自分不動産で死なれたら価値が一気にがりますから

空き家問題が取りざたされてもこの現実です。

から、彼らは公営住宅に入るしかないみたいです。

都内若者向け公営タワーマンションができたなんて話を聞きましたが東京は栄えてていいですね。

もちろん、持ち家のない老人もそうで、彼らは現役時に妻や子供と住んでいたちょっと高めの家にずっと住み続けてるんですね。

なぜなら引っ越し先がないから。

彼らは老人一人が住むには不当に高い家賃を払うために多めに仕事をしたり、節約したりしてます

夏の時期はうちや図書館が涼み場として盛況するんですが、同僚と一緒に、建物からソファを除いて、長時間座るのに向いていない硬めの椅子に取り替えました。

おとなしくしてるなら目をつむりもしましたが、彼らは大きな声で雑談もするし、靴を椅子に乗せたりなど態度が悪かったのでそうせざるをえませんでした。

ですので仕事をやめる前に老後のためにはまず引っ越ししましょうね。

仕事辞めてからじゃ誰も家貸してくれませんよ。

 

日本は老人に優しいように見えて全く優しくありません。

私がどんどん大きな仕事を任されているのがその証拠です。

優しいのはお金があって、手のかからない方にだけです。

普通のレールから外れてしまえば、死ぬまで苦しみは続きますよ。

「俺は大丈夫から

彼らは皆そういっていました。

年金払ってください。将来困りますよ」

私がさんざん催促に行っても拒絶されました。

「そんなもんの世話にならねえ。これ以上俺たちから金むしり取ろうってのか」

覚えていますよ。あなたが私の新品のスーツを掴んで言ったこと。

あれほどいつか大変なことになと警告したのに、あなたがその道を選んだのです。

みなさんの人生幸せであることを願っています

anond:20230628111119

普通に引っ越せばいいじゃん。

災害が起きても他人資産だし痛くも痒くもない(実際は自分投資家なのでめっちゃ痛いけど....)。

災害起きた時なんて空き家なんかすぐ埋まって引っ越しなんてできないよ!!って心配してる人とかも良くいるけど、自分の家が無敵の要塞だとでも思ってるのかね?

立て直すまでどのみち住めないのは持ち家だろうと変わらん。あと地震保険認定と振込にも相当時間あるし全額カバーにもならない。

年取ったらホーム入るか、金が無かったら公営住宅だな。

知ってるか?どんなボロボロの家で生活苦しくても持ち家あったら公営住宅に申し込みすらできないんだぜ。

一戸建てはともかくマンション購入って理解不能なんや

一戸建て土地が残るし、一戸建て賃貸ってあんまり数無いからまだ理解できなくもないが、

マンション管理費修繕積立金考えたら賃貸と大して変わらなくね?

何よりここ10不動産価格上がり続けているとはいえ日本人口減は既定路線だし、

20年後団塊世代が死に絶えた後に実需は無く、日本全国空き家だらけで暴落必死じゃね?じゃね?

anond:20230628113430

土地価格が下がる可能性……

空き家問題顕在化しつつある今、10年後にも古家付き土地簡単に売れると思うなよ

2023-06-27

anond:20230627231643

マネーゲームに付き合うのは馬鹿

全ての状況が低下している日本で家の値段が上がるってありえないぞ、普通に考えると。

株と一緒で実力以上の値段がついているだけ。

高齢者日本の70%を占める未来に、空き家爆増の日本未来に誰が家を買うんよ?

anond:20230627173049

この3つでOK

家の価格はどんどん上がるが給料は上がってない

最近少し賃上げの動きあるから~とか言い出す人が居そうだが…そういう話じゃない。もっとからの話。

給料は上がってないのに家の金額はどんどん上がってる。

例えば4年前購入した新築物件は今手放せば以前と同じか少し高めの価値になる。

うまくやれば車のローンも払えてしまう。

しかコロナ禍を経て今家を買う需要は減ったという状況だ。

中国人コロナ前に買って行ったところは今、所有されたまま空き家になっている。

首都圏が顕著だが地方都市でもその傾向がある。

これはまったく良くない傾向だ。

みんな気づいてるかもしれないが近く不動産破綻するだろう。

ちょっと違うのだが勉強にはなるオスカーノミネート映画マネーショート」がアマプラ配信中なので見たことない人は見たほうがいいかと思う。

難しい話を噛み砕いてポップに説明してくれる。

もっとちゃんとこういう話をしていくべきだ。

政治家馬鹿なんだから自分の身は自分で守るしかない。

一つ言えるのは何があっても死ぬなということだ。

ちなみにマネーショートセックスシーンはないが乳首が丸写しになるシーンがある。

序盤は家族で見るのは気をつけよう。

2023-06-19

anond:20230619220606

殿様商売やなあ。

さっさと超少子高齢化人口半減して

空き家指数関数的に増加して

今なら家賃半年無料キャンペーンですよ!

とかそんな時代になってほしい

anond:20230619174519

土地自治体不動産屋が引き取ってくれないってないからな

マンションはタダでも引き取ってくれないがあるぞ

まぁ話題性があれば『お金を払えば』不動産屋が引き取ってくれることも稀にある

有償で買い取って無知な買い手に高値ワンチャン売れないか仕掛けてる模様

 

でも基本的にはマンションは買ったら詰み

マンションは680万戸以上あるが2022年4月までに"累計"で建て替えられたのは僅か270件だから

年間10棟も建て替えられてない。なおほぼ都心部の模様

 

最終的には特定空き家になって市区町村解体してその解体費用請求が元居住者に行くみたいな流れかな?

滋賀県野洲市の"廃虚マンション"の後始末代は1所有者当たり約1300万円だったそうな

 

空き家老朽マンションルポ滋賀県野洲市) “廃虚マンション”の後始末 | 週刊エコノミスト Online

https://weekly-economist.mainichi.jp/articles/20200825/se1/00m/020/024000c

2023-06-17

下書き

書き直し。

ダラダラと、曲への思いを書きました。谷川俊太郎の詩による合唱曲ふたつ…曲:三善晃「生きる」と曲:木下牧子ネロ」についてのとても個人的な感慨。最初の方、書けなくて意図的主語を拔いてるので読みにくくてすみません。ていうか、無駄に長いので読まなくていいですごめんなさい。

 

全部谷川俊太郎って演奏会明日やるんだけど、中の2曲が自分経験に強く結びついててちょっとだけ抱えるのがしんどい

「生きる」と「ネロ」。

 

去年の夏、子供誕生日にお祝いを頂いたのでお礼の電話をした。子供からもお礼を言って、その時に「また遊びに行くね、今家族で音取りしてる曲があるんだ、遊びに行ったらみんなで歌うから聴いてね」なんて言っていた。

 

数日後、会社仕事をしていたら人事から電話があった。なんだろうと出てみたら配偶者から代表電話にかかったのを取り次いでくれたのだった。

数日前に電話したばかりなのに、亡くなったのだと聞かされた。家事支援ヘルパーさんが発見してくれたということだった。電話を切ってから自分携帯を見ると配偶者からたくさん着信があったとわかった。

会社は早退して駆けつけた。

 

病院ではなく自宅でだったので、そのあと警察署手続きやら葬儀社の互助会書類探しやらで、気がついたらその日にあった合唱団練習は無断欠席していた。

 

 

諸々落ち着くまで合唱団練習は一ヶ月ほどお休みした。

復帰してはじめての練習に行ったら、新曲が始まっていた。

「生きる」だった。

ちゃんと予習してなかったのでぶっつけでの参加だったけど、タイトルからして親しい身内を亡くしたばかりの自分には重そうだなあ、そんなことを思いながら歌い始めた。

 

うちの団はパート練習はなくて、音取りは自力でできるのが前提なのだけど、実は私にはそこまでの力はない。♯や♭が多くなりリズムが複雑になるとキーボードを叩くのもたどたどしく実用性がない。その代わり楽譜を見ながらの耳コピは割と速いので、既に歌えている周囲を聴きながら声を出していった。

曲は「生きる」。まあ、三善晃だし、ソプラノはそんな難しくはない(難しいけど)。 

 

……谷川俊太郎の詩によって、「生きているということ」がどんなことか、語られていく。

それはのどがかわくということ

木もれ日がまぶしいということ

ふっと或るメロディを思い出すということ

くしゃみをすること

孤独を感じる曲に影響されてか、詩の内容が全部亡くなった人を思い出させる。のどの渇きも、木漏れ日の眩しさと、くしゃみが出そうなムズムも、亡くなってしまった人は感じないことだ。だけどほんの少し前には感じていたのだ。あの人も。

本来の詩とは少し違うが、合唱歌詞としては

くしゃみをすること、手をつなぐこと

あなたと、あなたと手を…あなたと、あなた

と続く。

くしゃみをすること」までは生きていること一般の話だったのが、急に、自分の手と存命中のあの人の手をつなぐイメージにおそわれて、───しかし私は一度も手をつないだことはなかった、これからも、もう決して手をつなぐことはないのだ……。

 

これから介護があるのだろうとぼんやり思っていた。長生きの家系から、私の今後15年程は、あの家で、あの人と身体をふれあわせて暮らすのだろうと思っていた。

そうはならなかった。

寂しがりなところがある人だったから、一緒に住みたいとおそらく願っていたと思う。

そうはならなかった。

私が選ばなかったからだ。選ばないまま、亡くなってしまたからだ。

私は亡くなった人と手をつないだことがない。

 

曲はまた、「生きるということ」のいろいろな姿を歌っていく。自然科学芸術や…歌詩に出てくるミニスカートは何かな、生命力?若々しさ?を歌う。

それら美しいもの出会うということ。

あの人はもう、新しく美しいもの出会うことはできない。最後電話で話した、子供たちの歌にも出会ってもらえないままになってしまった。

 

「生きる」というタイトルなのに、谷川俊太郎の詩は死が匂う。

いまどこかで産声があがるということ

いまどこかで兵士が傷つくということ

いまぶらんこが揺れている、揺れているということ

いま、いまが過ぎてゆくこと

不穏な曲調で産声や兵士の傷が突きつけられ、それをぶらんこの往復運動が包み込み、ただ時間が過ぎる静けさに着地する。

生も死も同じ時間の中にある。

 

鳥ははばたくということ

海はとどろくということ

かたつむりははうということ

人は愛するということ

生き物の、自然の、あるがままの姿を歌った流れで「人は愛する」なんて、谷川俊太郎ずるいよね。あぁそうなんだと思わされる。

もちろん、愛さない人もいる。羽ばたかない鳥も轟かない海も這わないカタツムリ存在する。けれどできてない個体のことは今は措く。

それができている個体はなんと尊いことか。生きるということの意味を、「人は愛するということ」ととらえられる、かもしれない。もし私が愛さな人間でも、愛する可能性がある希望

 

そして曲はまた、

あなたの手の

あなたの手のぬくみ

いのちといういのちということ

生きるという生きるということ

あなたの手」に戻ってきて、命とはなにか、生きるとはなにか問いかけるように終わる。

 

私が繋がなかった手のぬくみ。

永遠に失われ、想像上にしか存在しない温かさ。

 

 

一人暮らしだった家は空き家になった。夏のことで、風を通したり、植木鉢やあとから頂いた供養の花に水やりをしなければならず数日おきに通った。

空き家にはピアノがあり、風通ししている間の時間で音取りをした。難しい音階を苦労して弾いた。

子供が小さい頃みんなで遊びに行くと、いつも初見でなんでも伴奏を弾いてくれたあの人がいたときのままの部屋で。ピアノには練習していたらしい楽譜が開きっぱなしだ。胸が苦しい。

  

亡くなった直後のショックや悲しみは今は薄れている。

でも練習で歌うたびに、空き家に風通しに行くたびに、拙く練習したのが思い出される。

去年の夏の、古い家特有の湿り気のある空気やあまりワット数の高くない蛍光灯の薄暗さ。

今日リハーサル明日が本番だから、終わったらしばらく歌うことはなくなる。

もう去年の夏を思い出すこともなくなるのか、いや曲を聴くたび一生思い出すのか…。

 

 

ネロ」も練習復帰後すぐに始めた曲だ。

これはまた、ストレートな死の歌で、主人公の「ぼく」が子犬の「ネロ」を亡くした経験を歌っている。

しか

ネロ

もうじきまた夏がやってくる

(中略)

おまえはたった2回ほど夏を知っただけだった

と、「夏に親しい者を亡くす」という、私の経験ととてもリンクするシチュエーションなのだ

 

主人公は「もう十八回の夏をしっている」とあるから若者だ。それは私とは違うけれど、私の子供たちとはとても近い。

何でもかんでも自分関係があるように捉えるのは無理筋ではあるけれど、私にはこの曲はうちの子たちが別れをどう受け止めたのか、の追体験のif…みたいに感じられる。

 

今、6月だ。もうすぐ本格的な夏が来る。

ネロ

もうじき又夏がやってくる

しかしそれはお前のいた夏ではない

又別の夏

全く別の夏なのだ

去年の演奏会には来てくれた人が、今年はもういない。

お盆あたりには親戚が集まっていたあの家で、今年は新盆をどうしようか、コロナもまだ猛威をふるっているから集まるのは無理だろうか。

去年の夏、せっせと通って水やりをした植木鉢も、一年草はみんな枯れて、鉢から抜いてゴミに出して、鉢も片付けてしまった。

 

曲は、しか喪失を嘆くものではない。疾走感とともに「新しい夏」の到来、「新しいいろいろのことを知ってゆく」ことを歌う。

たびたび出てくる「知る」という営為

そして僕は質問する

いったい何だろう

いったい何故だろう

いったいどうするべきなのだろうと

主人公は何を知りたいのだろう?

なぜネロは死んだのかを?

なぜ生あるもの死ぬ定めなのかを?

私にはそんな凡庸な問いしか想像できないが、案外それも全くの的外れでもない気もしている。

 

詩のなかで飛び飛びに3連に渡って繰り返しネロを思い起こし、

ネロの声や「気持ちまでも」が「はっきりとよみがえる」。

それは死せるネロとともにあるようだけれど、決して停滞ではない。ネロを胸に抱いたまま、

しかネロ

もうじき又夏がやってくる

新しい無限に広い夏がやってくる

そして僕はやっぱり歩いてゆくだろう

新しい夏を迎え 秋を迎え 冬を迎え

春を迎え 更に新しい夏を期待して

そこには若さがある。喪失を抱えていても新しいもの貪欲に取り込む力強さ。

(願わくはうちの子たちもそうあれかしと思うけれどそれは親のエゴというもの、彼らには彼らの受け止めかた、歩みかたがあろう…)

 

私自身は、「全く別の夏」というところからまだ身動きできないでいる。

冬場からこち空き家に通う頻度も減ったが、また雑草の伸びる季節になって、草を引くたびに「この家を高齢でよく維持していたものだ」と感慨にふける。

家の中はまだ手つかずで存命の頃と何も変わらない。カレンダー書き込みもそのまま。去年、子供誕生日のお祝いを送るためのメモ書きも、電話の横のメモ帳にそのままある。ただ留守を預かっているだけ、という感覚から動けない。

それなのに全く別の夏が来てしまう。記憶が上書きされてしまうのが切ない。感傷だ。感傷だが、血縁ではない私とあの人は、客観的に見ればけっこう長い年月、長い時間を一緒に過ごしていたわけだ。

まだもやもやと引きずってはいくけれど、そういうものなんだろう(ああ、しょうもないまとめになってしまった)。

 

 

(「あの人」と書いているのは配偶者の母ですが、普通に表記するとちょっと生々しくて書けなかったので…表記距離を置かないと吐き出しにくい)

 

引用の詩は曲のために繰り返しなどの改変があり、オリジナルと少し違っています

2023-06-15

空き家 解体費用、安くなるようなイノベーションないのだろうか

100~300万円かかるとかだと、解体せんよな

2023-06-13

anond:20230612190816

地方再生のためという大義名分がつけば実現するかもね

政府が金を出して地方自治体の外郭団体雇用し、技能実習生の代わりに人手不足企業農家派遣する

住居は古い空き家公営住宅DIYで補修させる(資材は用意してあげる)

公務員団体職員身分で65歳まで正規雇用するとして、少しはやすらいでもらえるだろうか

2023-06-01

anond:20230601114029

職業世襲はたぶんダメだけど、

ややこしい田畑とか指定文化財とかは世襲じゃないとそもそも保存すらできないよ

子供の頃から「おまえはこのお堂を受け継いで守っていくんだよ」って洗脳してようやく成り立ってるわけだから

それをやらなかった千枚田みたいな田んぼを今鉄腕ダッシュという番組復興作業やってるけどどうみても人的資源を投入しすぎでもとがとれてない

一家族で維持できるギリギリ資源を維持するための世襲ってのがあるんだ

ないと日本が荒れ果てる

空き家程度は国が壊してくれるけれども

里山クマイタチハクビシンネズミイノシシだらけになって笹や竹、クズが地上をうめつくし

最終的にペストコロナあたりの病気人間も滅びるよ

2023-05-22

anond:20230522110553

空き家が多いのなんて家主の怠慢でしかないのにね。ウチのラーメン屋に客が来ない!掃除して無いし味も昔のままだけどどうにかしろ国!ってレベル

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