はてなキーワード: センシティブとは
アングラ的思考は内心であるうちは自由であると思っている人が大半だろう。
今問題になっている小児性愛者も、表に出ないなら問題ないと判断している人が多数派だと思う(一部過激派もいるが)。
Twitterは自分でタイムラインの趣向をコントロールできる。気になる人をフォロー、見たくない人はブロックかミュートすればほぼ嫌なツイートは目に入ってこない。タイムラインは自衛可能だ。
しかし、鍵アカウントでない限り、ツイートすれば全世界に発信される。検索したり、RTで拡散されれば、見たくない人にも届いてしまう。
「嫌ならブロックしろ」「全世界に発信するな」はどちらも正しいのではないかと思う。
個人的には、
あたりで落としどころになってほしい。
あと、他人のいいねを表示するのはせめて選択できるようにお願いします……。事故率が高くなる。
※追記 他人のいいねはタイムラインにあるキラキラマークで切り替えできると指摘を貰いました。トラバに感謝。
Twitterのセンシティブ設定はもっと使いやすく改善されないかな。ゾーニングのしやすさはプラットフォーム側の仕様にもあると思う。
「食事の前に手を洗おう」
という文を真に受けた人間は、食事をしたいから手を洗って食事をする。
「手遅れになる前に病院に行こう」
という文を真に受けた人間は、手遅れになりたくないから病院に行き、手遅れになることを免れる」
〇〇の前にの〇〇が発言者にとって望ましいことか望ましくないことかで全く意味が異なるのだ。厄介なことに発言者の望みは聞き手が勝手に解釈するしかない。
で、最近問題の「実在の児童に手を出す前に、ラブドールを」って文を読もう。
小児性愛者は実在の児童に手を出そうとしているに違いないという予断を持って読む人は「食事の前に手を洗おう」と同じ解釈をする。即ち、ラブドールを使った後実在の児童への加害に発展すると読む。
逆にいくら小児性愛者といえど犯罪かつ凶悪な行為に手を染めたくないに違いないという予断を持って読む人は「手遅れになる前に病院に行こう」と同じ解釈をする。即ち、ラブドールを使うことで加害が避けられると読む。
前者と後者で実在児童の被害という結果は真逆だ。だから前者は「犯罪者が増える、許せない」と思い、後者は「犯罪予備軍が犯罪しなくてよかったなあ」と思う。
あたかもこれから犯罪を犯しかねない人みたいな扱いの罵倒が結構あったと思うんだが(一般にある人が将来的に犯罪を犯すかどうかは誰にもわからんけど)
「性的加害欲求を表に出すな」ってやつか。それだけなら「殺人ゲーム」と同じってことで話が早いと思う。軽いゾーニングでいい。見たくない人の目に入らないように。でもGTA程度には認められてもいいんじゃないか。
最初に投稿した日本語の文脈がいろいろおかしかったのはご指摘の通り。指摘される前にこっそり訂正したつもりだったのだがお恥ずかしい。日本語の欠陥を指摘する前に当増田の日本語力が低い。
追記2
それは聞き手のブコメへの認識がポジティブかネガティブかで解釈が分かれるよい例と思う。
本文を読んでより良いブコメをすべしととるか、本文を読んでアホなブコメをやめろととるか。
問題になるのは文の強調部分との指摘。
となると「YESロリータNOタッチ」はNOタッチが強調になるからブコメで褒めそやされてたけど、もし仮に「NOタッチYESロリータ」だったらYESロリータが主になって炎上してた可能性もあるんだろうか。
言われれば「YESロリータNOタッチ」のほうが圧倒的に良い。今回も「ラブドールとしよう。実在児童には手を出すな。」だったらそれほど炎上しなかっただろうな。
センシティブな問題ならそのへんは気を使えというのは正論だが日本語難しい。
トラバの「自殺する前に誰かに相談しよう」は後者のよい例だと思う。自殺を考えること自体が倫理的ではないと非難するのはどうなんだろうな。
これだよなぁ、結局発信する側も自衛が求められるわけで
「燃えたくないならセンシティブなものを載せるな」ってことよな 難しいのはそのセンシティブの線引きが人によりけりなところだけど
容姿について言及しちゃいけんの分かってるんだけどつい言いたくなっちゃうマインドでぐぬぬ…ってなってしまうのわかってくれる方おる…?
自分が「関係ないじゃん言われたくねえ」側じゃないので(元々え〜〜〜良いことはほめよ〜〜〜派)うっかり失言になるよね価値観アップデート難し。
https://mobile.twitter.com/seruko/status/1298480577952092160
上司から「安倍が辞めたね。麻生はあの曲がった口が嫌いだから次期首相になったらむかつく」と言われて、上記呟きを思い出した。
麻生太郎は自分も好きじゃないけれど、政策ではなく容姿で叩くのは違うと思う。しかも顔面神経麻痺という病気であの見た目なのであり、有名人で仮に冗談であったとしても中傷していい訳ではない。
元の呟きと裏返しの内容について述べたが、例え「褒め言葉」であっても、身長高いのがコンプレックスな人に「スラッとしてますね」だったり、標準体型になりたいのに太れない体質の人に「細くて羨ましい」等の地雷を踏む恐れはある。
「そこまで考えていたら人と雑談できないよ」という人にこそ気をつけてほしい。ぱっと目についた容姿を褒めたい(貶したい)のは「褒める(貶す)ことで、いま感じた気持ちを共有してすっきりしたい」という衝動をコントロールできない状態だということを。もしかしたら相手にとってセンシティブな内容なのかもしれないことを。
そういう意味で、褒めでも中傷でも、反射的に他者の容貌に言及するのは自分の予期せぬところで他者の不快感を生みうるリスクの高い行為であり、気心の知れた仲でもない限りやらない方がいい。
以上、色素薄めで初対面でも「ハーフなの?」と言われ続け、その度に(両親日本人だけど出自についていちいちつっこまれるの面倒だし、仮に複雑な生まれだったらどうするんだよ即お通夜ムードだよ)と思っている女より。
Kyashが改悪アプデしたって話題になってたけどあれはおそらく給与振込(ペイロール)対応するための前振り。資金移動業登録したのは将来的に銀行にとって代わりたいから。
でもこれまで何度も障害起こして省庁から怒られが発生してるはずなのによく資金移動業いけたなと思うよ。昔からKyash使ってる人は知ってると思うけど2年前の大規模障害やばかったよ。2018年10月と11月に2度続けて大規模障害起こしてる。空請求とかお金扱うところが絶対やっちゃいけないやつ。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO37336320T01C18A1K11200/
#kyash 10月9日障害発生時の無限オーソリー分が、今日の明け方にやっと返金(取消)されていた。とりあえず一安心。でも、御社は「大切なお金を預ける企業」としてはもう信用出来ない。 短い間だったけどありがとう #kyash 穴(欠陥)が広がって沈没しないようにな。さようなら #kyash
まあ当然こういう反応になるよね。
かなりの規模の障害だったから会社(というか役員の)電話は鳴りっぱなしだったらしい。電話対応の合間に「なんでこんなことになってんだよ!?」とキレ散らかす役員に対してその場に居たエンジニア全員が(お前がまともに仕様決められなくてgdgdになってるからだろ・・)と思ったとか思わなかったとか。というのは俺の妄想なんだけど。この頃にエンジニアの大量離職が発生してるのは界隈ではよく知られている厳然たる事実です[お察しください]
その後も本来キャッシュバック対象外のはずのSUICAチャージをキャッシュバック対象にして慈善活動に精を出したり(後日回収したらしい)新カードの申し込みが殺到して決済ができなくなったり(これ本当に謎なんだけどカードの申込みが殺到したからってなんで決済サービス落ちるの?全部モノリシックなの?)本当に何度も何度も障害起こしてる。
それで今回銀行口座に接続でしょ。これまではなんとなく雰囲気で許されてたgdgdが許されなくなるんだよ。
なんでこんなに心配してるかっていうと少し前にはてブで見た記事でこんなのを見つけてしまったから。
https://blog.kyash.co/entry/2020/08/12/092539
Paymentチームとかいう重要そうな部署のチーム構成がこれなの?この界隈は人の出入りが激しいとはいえ入社2年目がシニア扱いで他のエンジニアは半年にも満たないって・・。はてブでも突っ込まれてるけどこんな簡単に誰でも決済履歴見れる事実をブログで無邪気に公開しちゃってるのもやばい。決済履歴ってかなりセンシティブな個人情報のはずなんだが。全体的に稚拙な空気が漂うというかガバナンスがガバガバなんじゃないかと思わざるをえないんだよな。
頑張って欲しいとは思うが銀行口座接続した後盛大に事故るのも見てみたい気がする。前みたいに誤請求系の大規模障害起こしたらどうなるんだろう。誰か教えて。
私が生まれて初めてアンチからメッセージを貰った話をしたい。少々乱暴な物言いになる。長い長い恨み節に徹した殴り書きだ。
またどうしてメッセージ、という曖昧な表現なのかはおいおいわかってくると思う。
まず同人界隈だとよく目にする焼きマロ、毒マロ関連の話題。私は某ジャンルの同人界隈に身を置くオタクの端くれながら、完全に対岸の火事として今まで扱ってきた(もちろんそれらが邪知暴虐の行いであることに間違いはない。)。理由は単純、版権垢を持っていなかったからである。
なぜ版権垢を持っていないのか、と言われれば自分の作品と人格は第三者から見て完全に隔絶した状態でありたいから、としかいえない。まあ平たくいえば他者との交流が苦手であるだけなのだが。とにかくその時までは同人作家として活動してきて、ネットの悪意に遭遇したことはありがたいことになかったわけだ。
私は自分の作品がかなり人を選ぶものであると自覚している。内容が倫理に反しているだとか、いわゆる同人界隈からは毛嫌いされるようなcp傾向、シチュエーションであるだとか、そもそもがアングラな趣味である二次創作だからであるとか、そこらへんは書き出せばキリがないので割愛させていただく。
とにかく私の作品を読めるのは同じcpを好む、ある程度インターネットでの歩き方を知っている人間だけだ。pixivに投稿した作品にはタグどころかキャプションにまで慎重な検索避けがされているし、万が一の事故を防ぐため読むのがうんざりするような長くてくどい注意書きが添えられている。そして私と接触を図ることができるのは感想を伝えるためのコメント欄か、またはメッセージ機能だけだった。これはだいぶハードルが高い。
もう見るからに防御度マックスの触るなキケンオタクだ。オフでの活動も一切していないし、わざわざこんな偏狭な地までやってきて絡んでくる輩もいないだろうと安心しきっていた。
私の世界は狭かった。狭かったが豊かだった。
ありがたいことにいいねやブックマーク、また感想をいただくことが徐々に増えた。
もちろん見知らぬ誰かに読んでもらえるのは、良くしてもらえるのは、活動するジャンルやcp自体が大きくて栄えたところだった、自分はそれにあやかっているだけだ。それに尽きるけれど、それでも自分の好きを肯定してもらえるのが幸せだった。
それがアンチメッセージだ。本当に唐突すぎて、まるで通り魔に刺された気分だった。
特定が怖いので内容はかなりぼかすが、一番に目についたのは読む人間に自己責任を強いるなというものだった。どうやら送り主は原作愛の強い方であるらしく、だからこそ私の不謹慎かつ不道徳な表現をキャラを巻き込んで面白おかしく扱う話が許せなかったのだ。
何回もいうけれど、私の作品は人を選ぶ。ましてやそれを(できるだけ場所を限定的にしたとしても)ネットの海に放流しているのだ。否定的な意見が出るのは仕方ない。表現の自由があるように、読み手がそれを評価する(作品自体を排斥する資格は誰にもないとして)自由もあると思う。どうしても受け付けないものがあるのも仕方ない。何より二次創作なのだから、原作を第一に考える人が不快な思いをしたのであるなら自分は平身低頭せねばならぬ立場だろう。
私が腹を立てているのはそこではない。画面の向こうにいる人間に向かって匿名でセンシティブな言葉を投げつけてきたその根性である。
あろうことか送り主は私の人格にまで言及してきたのだ。このcpを好んで、こんな話を書く人間は××××(この言葉は実際にその病気で苦しむ人に失礼であるので伏せ字とする)しかいないとまで言ってのけた。
開いた口が塞がらなかった。
なんの権利があって私にそんなことを言うのだろう。貴方に許されるのは私の作品への評価だけだ。(決して自分の好きな原作や、自身の創作を軽んじているわけではない。)何を知った気になって生身の人間にそんな言葉を投げつけているのだ。
これが加害でなくてなんなのだろう。心底腹が立つ。
だったら私も言わせてもらう。私も非常識になろう。私の二次創作における矜恃を曲げてでも貴方を傷つける。ここでくらい好き勝手に書く。
そもそも『そっ閉じ』もできないような人間がpixivを使うな。注意書きや検索除けを全て無視して突破してこちらの陣地にズカズカと踏み込んできたくせに、偉そうに自己責任という言葉を使うな。配慮ばかり求めて自衛を怠るな。配慮と自衛、どちらも揃わなければ二次創作は成り立たないものであることも知らないのか。そして他人を平気で傷つけるような言葉を使う人間が、配慮してもらおうとするな。倫理を説ける立場だと思うな。お客様根性もいい加減にしろ。Twitterの愚痴垢でのノリを対面にまで持ち込むな。陽の光を浴びようとするな。貴方の世界でならお仲間と一緒になってcp叩きもなんでも好きにすればよろしい。でもそれをガバガバの自他境界のまま生きた人間にぶつけるな。
私の好きを今までどおり私の狭い世界に向けて発信し続ける。残念でした。
なんだかもはや同人は関係ない気がしなくもないが、とにかくこれが一人の人間としての感情だ。
あーむかついた。
おわり。
↑を書いた元増田だけど、正直もともとホロライブ贔屓で、それでも今回のにじさんじ新人5人組の新鮮さに惹かれていたのだが…うーん、期待はずれだったかなあ。
というわけで、ツカミじゃないけどホロライブ新人5人組の、初配信から一週間+α経った今の印象を書き留めてから、タイトルにある本題に入ろうと思う。
一口ににじさんじと言っても、あそこは配信者の数だけはやたら多いので、全員チェックするのはまず無理。
その上で、個人的に興味を持って見てきた配信者全員に、そして残念なことに今回の新人にも共通していて、にじさんじの芸風で最も好きになれないのが、「スレてるムーブ」。
え、配信者なら多かれ少なかれスレてねーとやってらんねーって?そんな話はしてねーよ。
別に、それこそホロの面子であっても、配信者が裏でどんだけスレたこと言ってようが、視聴者の見えないところで言ってるんならぶっちゃけどうでもいい。
その代わり配信内で言うんじゃねーって。全然面白くねーんだわマジで。
元増田で今のにじさんじを「ギャルとチンピラの寄り合い所帯」と書いたのは、このスレてるムーブがウザくて鼻につくのが大体の理由。
だから今回の新人の初配信見たときは、「にじさんじも、スレてる芸風をいよいよやめるのかー」と期待したんだわ。
でもその後の配信見てると、完全にこっちの勝手な思い込みだったという感じ。
にじさんじが、ホロライブに比べて熱量がイマイチな原因じゃねーのかなーとも感じる。
てか、にじさんじの運営は本当にこんなんがウケると思って配信者を教育してるのだろうか。
どいつもこいつも、田舎から都会の学校に出てきた奴がイキってるみたいなキツさを、必ず決まって配信のどこかで垣間見せるとか、教科書に書いてあるとしか思えない。
ちなみに個人的には「スレた人」「健気な人」の選択肢だったら迷わず健気な人を選ぶ方なので、尚更スレてるムーブを面白がるセンスが理解できなかったりする。
生臭い現実と大して違わないものをエンターテインメントでも味わうとか、どういう趣味だよって感じ。
https://twitter.com/nhk_1945shun/status/1296216569832513544?s=21
諸事情あり今は横浜に身を寄せているものの、大学から10数年暮らしただけあって、広島という街には愛着がある。
そういうわけで、この#ひろしまタイムラインの3アカウントも8月に入ってからは頻繁に覗いていた。
地理がそこそこ分かるということもあり、ああ、あの橋から市内に入ったのか、とか(広島は橋が多い)、"体調悪い"って、あの辺は黒い雨の範囲ではないのでは? と思って調べてみたら、元々の認定範囲内だった、とか、そこから最近の黒い雨訴訟の背景をまた調べ直したり…これはこれで、なかなか興味深いものを感じていた。
ただ、全国的には注目を集めることもなく、特に8月15日以降はひっそりと、インターネットの片隅に埋もれていくんだろう、とか思っていた。もちろん、はてブの話題に昇ることもない。そこにこの騒ぎだ。
ところで、この騒ぎを受け、どういう体制でこのアカウント群が運営されているかを初めて知った。
監修者…知り合いというほど深い仲ではないが、顔とお名前が一致するくらいではある。広島にいた時、演劇に多少関わったことがあるので。柳沼さんの名前を見て、少しニンマリとしてしまった。
IさんやSさんも、直接のお知り合いというわけではないけれど、知り合いの知り合いくらいにはなる。広島の人間関係は非常に狭い。特にIさんは、若いころ、理想の演劇を求めて闘っていた時期を存じ上げているので、あの日々がこの活動に結びついているのか、と思うと感慨深さもある。
運営に携わる者、彼らなりの誠実さは感じるものの、こういう事態になってしまった。
あるコンテキストの流れ、そこにある湿った共感でもって駆動していた共同幻想が、別のコンテクストにぶつかってしまった。これは明白に事故だと思う。
広島(に住う人々)は、原爆や戦争というキーワードにはセンシティブな一方、相対的に人種(民族)を初めとするさまざまな差別問題には少し鈍感だ。
Twitterというグローバルなサービスを使用しないならこの鈍感さでも良かったのだろうが…一時期界隈を賑わした、コンビニ冷凍庫に入って写真撮る輩のようではないか。"誰も見ていない"とタカをくくった結果が炎上、みたいな。
しかし、私はここが正念場だと思う。運営者は覚悟を決めて、乗り切れ、と言いたい。
実はこの逆の事態が、もう10年以上前にあった。要するに、よそから来た者が広島人に大バッシングを浴びた事件である。
2008年、Chim↑Pomは広島市現代美術館での企画展を前にして、そこに展示する映像作品を広島市内にて制作していた。その内容は、飛行機をチャーターし、晴天の空に「ピカッ」という文字を描く、というもの。
これには大抵の市民が不快感を表した。"ピカ"は言わずもがな原爆を連想させる。それを誰のものでもない空に、一方的に描くとは暴力に等しい…と。
当事者団体も抗議の声を上げるには上げたが、正直、そうではない一般市民の感情の激しさの方が強かったと思う。
作り手には作り手なりの思いはあったようだが、当然、この作品はお蔵入り。企画展も中止。
ただ、彼らは、そこで終わらなかった。これを契機として当事者団体と対話を始める。
その仕事は「なぜ広島の空をピカッとさせてはいけないのか」という書籍として実を結ぶ。
「原爆」に対してセンシティブな広島人、そうではない「Chim↑Pom」。
ここで起きたことも、それぞれの皮膚感覚の違い、流れるコンテキストの違いが引き起こした事故だった。
ならばChim↑Pomがどのようにして異なるコンテキストに向き合い、この事態を乗り切っていったか、あなたがたが(もしくはこのいごこちのいい幻想のなかにいる我々、広島人が)学ぶことはあるはずだ。
広島魂を見せろ。
「分かってあげて」という言い回しが、「お前らは分かってないようだけどさあ」という風に聞こえるんだけど、ぶっちゃけ「分かってない」のはこの場合女性側ですよね。
もうさあ。「男湯」「女湯」って言葉やめよ? その「男」とか「女」ってジェンダーなの?セックスなの?それとも他の何かなの? 「男の体をもつ人用」「女の体をもつ人用」とでも直すか? で、その場合、ホモセクシュアルな人を排除するのしないの?
……あるいは、そこまで配慮が必要なほどみんなセンシティブになっちまったんなら、もう公衆浴場という営業形態自体が維持不可能ってだけの話じゃね? 公衆浴場=混浴温泉、みたいな位置づけにしてさ。「そんなん気にする奴ぁ最初から風呂屋に来んじゃねーよ!」ってする方がいいんじゃね。