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はてなキーワード: まとめローンとは

2024-09-30

借金完済したったwww

総額数百万の借金をようやく完済した。

社会人になりたての時期からアラフォーに至る今まで、約20年にわたる返済人生を歩んで、ようやくここまで来た。
これまでに借りた総額で言えば数百万円ではきかないと思う。借りては返し、返しては借り、を繰り返していた長い時期を考えると、これまでの所得10%を借りていたとしても、総額1,000万円近い金額だったのかもしれない。恐ろしいことだ。



借金問題に詳しい増田読み手ならお察しだろうが、多額の借金を返済できたのは任意整理を行なったかである。数年前に思い立って法律事務所へ赴き、相談を経たのちに任意整理に至った。借入先には忍びないが背に腹はかえられぬ。実行可能な返済計画に従って、利子を除いて淡々と返済を続けた結果、ある程度前倒しで完済することができた。

任意整理によって信用情報に傷がつくのを躊躇していた私に司法書士が放った「客観的に見てあなた家計は終わっています任意整理すべきです」という言葉が強く印象に残っている。


ではなぜそのような借金をするに至ったのか。借金問題に詳しい増田読み手ならばお分かりだろう。


そうです。ただの浪費です。


私はギャンブルもせず、酒も人並み、衣食住も身の丈にあった暮らしをしていると自認している。少しずつではあるが人並みに地位を築き、所得を絶やさず増やしてきた。にも関わらず振り向けば常にそこに借金があった。


新卒入社した会社手取りは約18万円。当時にしても決して低くない金額だった。将来に投資しようとかなり安いアパートにひとり暮らしをして、家賃を除いた生活費が毎月13万円程度あったはずである携帯代1万円、ネット電話代1万円、奨学金返済が1万5千円、光熱費8千円。残りは少なく見積もっても毎月7万円程度は生活費・食費として残るはずだった。今振り返ってみても、余裕のある生活が送れる所得、なんなら貯金をしっかりすべき所得に思える。


所得だけを見て「自分は人並み程度にはお金心配がない生活が送れるはず」「支出傾向から考えても普通生活が送れないわけがない」という思い込みがあったことが、借金生活スタートする土台であったと確信できる。要するに、自分借金とは無縁の生活が送れる、借金などとは無縁の人並みの暮らしができないはずがない、という甘えた考えがあったのだ。


当時の暮らし。毎朝起きてすぐタバコを吸って、朝食は会社デスク菓子パン缶コーヒー、昼食は数百円の弁当、夜もラーメンやら外食やら。一杯ひっかけて帰ることもしばしば。たまに自炊休日映画館やらDVDレンタル、欲しい本や漫画があれば躊躇せず買い、ブックオフ古本を買いあさり、季節が変われば新しい服やスニーカーを新調。出かけたらタバコが吸えるコーヒーショップ一服。誘われれば飲み会にも行くし、彼女には奢るし、休日はどこかで外食をする。


気がつくと、手元にお金は残らなかった。残るわけがなかった。
自分欲望ささやかもので、日々の労働の対価として当然に享受してもよい消費だと思っていた。
これくらいの消費行動・金銭感覚は周りを見渡しても当たり前で、パチンコで数万円負けた、なんて笑う同僚よりも自分はまともなんだと思っていた。
だが当然に現金はすぐになくなり、給料日を心待ちにする日々が続いた。

ある時、ATMキャッシングという項目を見つけ、クレジットカードを入れて1万円を引き出してみた。すると現金が現れた。
返済方法リボ払いという選択肢がある。押すと返済額が毎月定額になった。
当時よく上司や友人がクレジットカードのことを「魔法カード」などと笑っていたが、買い物だけではなく、まさか現金までも引き出せるとは。
給料日までの現金に飢えた自分にとって、まさに魔法であった。


ここから先の展開は予想に難くないだろう。足りない現金を埋めるためにキャッシング預金がなくとも借入金の上限はまだまだある。毎月遅れことなく返し続けていれば問題ないのではないか。だが一向に元本が減らない。まあそんなもんか……。今月も借りては返し、返しては借り……。

若い時の苦労は買ってでもしろ、などと見栄を張って、自分は劣っていないと思い込むために金を使うことは未来への投資

そんな欺瞞自分正当化する。
結局、そんな生活を15年以上送ってきた。


そんな私でも結婚をした。結婚式なんてできず、子どもを作る余裕なんてなかったが幸せだった。この人を幸せにしたいと心から思っていた。

短い結婚生活だが幸せだった。借金はあったけど幸せだった。正しく言うならば、幸せだったけど借金はあった。

借金とは別の問題離婚をしたが、借金は遠因のひとつであった。自分本位の生活を送ってきた仇だ。

夫婦間のストレス言い訳風俗に通いを覚えて浪費する額が一気に増えた。離婚ストレス言い訳女性遊んだ。遊ぶ金はもちろん自転車操業だ。住宅ローンなんて組めやしない。

自分はこれでも極度の貧困よりはマシなほうで、借家もあるし仕事収入もある。地位も得てきたし、借入先も銀行系で闇金ではない。だから自分普通暮らしをしてしかるべき、という勘違いをこの期に及んで続けてきた結果、皮肉にも、自分は明らかに普通ではない生活をしていたのだった。


自分の愚かさを認めるのは、決して難しいことではない。毎月1万円ずつ返済していた時ですら自分は愚かだと自覚はしていた。

難しいのは、その愚かさを改めることだ。

借金借金と思わずに、限度額いっぱいまで余裕があると感じてしまっていた愚かさ、自分普通収入を得ているし闇金にも手を出していない、それゆえ金銭的苦悩とは縁がないという短絡さ、支出を抑えてもどこかで気を緩めて使ってしまう消費依存傾向、こうしたアホ思考マネーリテラシーの低さ、それを改めようとしないバカさ。

それらの問題根本的に見つめ、改めることが早い段階で必要だったはずだ。

自分はアホでどうしようもない、という自己憐憫だけにとどまらず、何がなんでも事態改善する行動、改める意思。それが何より困難なことだった。

もちろん固定費を削ったり、家計簿をつけたり、支出管理したり、食費・交際費節約したりもした。だがそうした行為破綻してからでは遅かった。アンコントロール状態に陥った借金と利息はもはや手がつけられない。燃え広がった火災にコップで水をかけるようなものなのである


世の中は様々な借金に満ちている。闇金消費者金融キャッシングリボ払い住宅ローンに割賦サービス、おまとめローン奨学金

これを読んでいる増田読み手におかれては、借り入れなどとは無縁で、支出収入バランスを保ち、資産形成にも励んでいることだろう。

だが、もしそうでない方がいるのであれば、どうか借金とはうまく付き合っていってほしいと心から願う。

返すために借りるとか、複数社の借入であるとか、イリーガル借金に手を出すなど、引き返せない状況に差し掛かるまえに、信頼できる人、あるいは窓口へ相談してみて欲しい。そして、どうか思いとどまって欲しい。どんなに苦しくても引き返す手段ちゃんとある。私だって完済できたのだ、まずはあきらめないことだ。


借金は、欲望ブーストさせ、思った以上に人生スポイルし、自らの可能性を削っていく。

それが私の愚かしい借金人生を通じて学んだことである

もしこの世に「人生に利する賢い借金」というものがあるのならば、あなた自分が思うよりずっと賢くなければならない。

少なくとも私はそう思う。


今日最後の返済をした。これで完済となります、と電話口でオペレーターが言うのを聞いて、電話を切った。

空に向かって「……やっと終わった」と言った。やっと終わった。何回か口に出した。身体が軽くなった気がして、めまいがした。

人生の半分をともに過ごしてきた借金負債文字通り負ってきたものをようやく手放すことができたのだ。

さあ、これからどうしよう。どんな生活をしよう。

ずっと我慢していた本を買おうかな、ぱりっとしたシャツを仕立てようかな、スマホを新しくしようかな。

もう給料日10万円を借入先へ振り込む必要はないんだ。これからストレスのない、幸せ生活が待っている。


別れた妻が笑う顔が好きだった。

なのに泣かせてしまった。

将来は人並みに結婚式をして子どもを育てるものだと思っていた。

ずっとなりたかった職業があった。せまくても自分の家が欲しかった。心から友達が欲しかった。親孝行をしたかった。

幸せ人生だと胸を張りたかった。


今はただ後悔しかない。

借金なんてしなければ良かった。

これからいくら幸せになれたとしても、得られず失ってしまったものばかりが目にうつる


長かった夏が終わり、秋が始まろうとしている。

さようなら、おれの借金よ、おれの後悔よ。

もう二度と帰ってくるなよ。

2023-05-10

借金備忘録債務整理者がJALカードを作れるようになるまで~

それらしいタイトルにしてしまったが、ただの雑記

17歳からバンドを始め、30歳の時に初めて就職した。

CDを数枚出したり、ソロ活動もしていたが大きな収入には繋がらず、楽器の購入費や交際費といった言い訳で気が付けば3社から150万円借りていた。

当時付き合っていた彼女結婚する為には安定を求める必要があったので、30歳で就職し働き始めた。バンド活動継続したまま。余談だが昔と違い今のバンドマンは結構売れている人でもサラリーマンをしている。

今までとは比べ物にならない収入の中で、コツコツ借金を返していたが、どうにもこうにも減らなかったのでおまとめローンに変更。それでも辛かったので、過払い金請求債務整理で方をつけた。弁護士費用差し引いても20万円程手元に残った。

その時35歳。元々クレジットカードを持っていなかったし、借金のこともあるので持つつもりもなかったが、転勤で九州方面に引っ越すことになり、ガソリン代の支払いの為カードを持つ必要がでてきた。

都度妻(無事結婚できた)にガソリン代をもらうのはお互い面倒だったので、渋々楽天カードを申し込んだ。しかし5年経っていないので落ちるだろうと思っていたが、審査が通り銀色クレジットカードが届いた。

債務整理者は5年作れないと聞いていたが、もしかしたら自分記憶違いで、もっと早くに債務整理していたのかもしれない)

半年後はポイント還元が良いゴールドカードにしてみたら、この審査も通った。

翌年。帰省の為飛行機に年2回は必ず乗るので、マイルが貯まるカードにしようとJALカードを申し込んでみたが、審査に落ちた。基準は分からない。

マイルを諦めきれない私はAIRDOカードを申し込んだ。結果は〇。かわいいベアドゥがプリントされたカードが届いた。

それから1年。AIRDOマイル還元率に嫌気がさした私は再びJALカードの門を叩いた。

だめもとだったが拍子抜けする程あっさり審査に通り、JALカードが発行された。

長々と書いたが、債務整理者でもJALカードは作れるというお話

それ以前に、消費者金融を利用しない人生おすすめする。

増田ブクマカ達は賢いか借金なんかないだろうけど。

余談だけど、新しいカードを作る度にきちんと解約して、ハサミで切り刻んで処分している。

2023-02-02

[]

やんなきゃいけなかったことをサボってしまった

やんなきゃいけなかったことは?→ 鏡を数枚探してくること。

相手から催促されていてそろそろいいかげんに動かないとならない。切羽詰まってきた。

やらなかった理由は?

来客があって、それに応対していたら定時ちかくになった。とある部署に用件があり、そこは定時になると容赦なく閉鎖するところ。定時までにそこにいかなきゃなんなかった。その部署にいくと、さすがに自室もどる気力ない。帰宅しようかなってこととなる。それでやらなかった。

サボったことによって得られた利点は何?

部署での用件がすませられた。へたに先延ばしにすると忘れてしまってあとあと大変な大惨事になる可能性もあるので、おぼえているうちにやっときたいのだ。というか他にも〇届く予定があるからそれらがついてからでも、おそくなかったか?おまとめローンじゃないけどまとめてやる方が、いいこともある。逐次投入癖は日本人DNAにながれる欠陥だからな。先の大戦ではそれで大惨事となったわけだからな。自室の目立つところにそいつらをキープしておくことにして、今日見送りにしたほうがよかったのでは?きょうは鏡を探す日としたほうがよかったのでは?サボることで得られた利点はゼロ。ナシだ。つまりナシだ。なんか見出さなきゃ。なんだろ?そういえば、注文したケーブル!はやくこないかな?

2021-11-30

anond:20211130213420

まとめローンで5%ってメチャクチャ条件いいじゃん。無担保

S枠だと信用情報無傷だから好条件になるとか何かあるの?

anond:20211130013348

消費者金融から5万借金クレカから40万借金

元増田は全てキャッシングのようだが、自身はS枠で200万超まで膨れ上がった(1円もギャンブル等が関わっていないところが逆に恐ろしい 奨学金でもない)

どうしたかというと、所謂まとめローンなのだが、これが年利5%切っているというのが大きかった(詳細割愛

やっと半分以上返しているとこ あと3年くらい

2021-03-29

anond:20210329151740

返済金額フリーキャッシュフロー範囲に抑える

そんなことができたら誰も苦労しないが、銀行がおまとめローンキャンペーンをやってたりするとうまい話があるかもしれない

2019-04-18

anond:20190418155450

別に難しく考えることでもない、誰でも思いつく普通対処でいい。

まずはリボ超過分をアコムで払う。

アコムは最低支払額が上がるだけだからそんなに問題はない。

あとはクレカを叩き切って、サイト登録した番号を消去し、追加で使えないようにする。

アコムカードは返済に必要から捨てれないと思うけど、ショッピング枠がついていたら迷わず捨てろ。

返済は口座振替になるよう設定変更だ。

クレカアコムに月々払わなければいけない額を計算し、かつ残り月数を求め、その間は質素倹約に努める。

時間に余裕があれば副業を見つけて本業と合わせて精進することだな。

あとはもし仕事世間的に見て信用のあるものであれば、銀行等でより金利の小さいローンに負債をまとめるとかだな。

ただし、おまとめローンも罠が多いらしいから、そこら辺は十分に検討すること。

2017-08-24

クレジットカードにやられた人生

思い起こせば就職仕立てのあの時に、軽い気持ちイトーヨーカドーアイワイカードを作ったところから全ては始まった。

使い癖がついて、洋服やら旅行やらでバンバン使った。

返せなくなっておまとめローンで返したりした。

結婚式費用フリーローンで借りた。

ギリギリまで借り入れるのが当たり前になって、銀行ローンやオートローン含めて400万近くになった。

自宅を購入して4000万円くらいのローン。

毎月自転車操業だった。

まりクレジットカードだった。

20年近く貯金ゼロだった。

妻とは離婚親権は妻に渡った。

全てはクレジットカードから始まった悲劇だった。

♯追記

はてなの連中は何も分かってない。浪費ぐせがあっても持っている以上に浪費できなければ借金にはならない。もしクレジットカードを持っていなかったら単なるいつもお金持っていない人だった。反省する機会もあっただろう。しかし俺は大企業勤務で収入が一千万円近くあった上で浪費家だった。羽振りの悪い真似はできないし、羽振りの悪いことをしていたら彼女や妻などできないくらいのクズでもあった。しかし金で楽しむことで反省の機会が長く失われた。結局は離婚して鬱になりトチ狂って転職給料も激減して返せなくなった。残ったのは鬱と自信喪失だけだった。

2016-08-10

ネットゴミをばら撒くなカス

サイト

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まとめローン審査通りやす

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みずほ銀行カードローン増額ナビ

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カードローン博士

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即日融資可能キャッシング

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看護師辞めたい

ttp://nurse-resignation.com/aruaru/nurse-divorce/

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アカウント

こういうやつが外注サイトはてブ付与タスク募集するから

ttps://crowdworks.jp/public/jobs/743407

ゴミアカウントが量産されてゴミが増える

ttp://b.hatena.ne.jp/mamakotaki118/

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ttp://b.hatena.ne.jp/djpjptwjgp134/

ttp://b.hatena.ne.jp/ganbarikonchn118/

ttp://b.hatena.ne.jp/hiroyukifjym118/

ttp://b.hatena.ne.jp/ptmjgtwmjtn408/

ttp://b.hatena.ne.jp/djptkmtmjqmd134/

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2016-05-05

連休も終わるし半生を振り返ろうか

人生50年と言われた時代ならもう折り返し、何もすること無く連休が終わるので振り返る。古い記憶は思い出すのが難しく、新しい記憶ほど濃く出てしまうのは仕方ない。

小学校時代

進研ゼミをやってたこともあり勉強はそれなりに、いやそもそも小学校範囲なんて普通に聞いてればどうにかなるだろうと。

運動は苦手というか嫌いで部活インドア系、今で言う程の虐めは無かったがからかわれたりされるキャラ。同じ目立たな系グループや、全方位社交的タイプの人や、辛うじてまだ友人と呼べる人がいた。

中学校時代

この頃、パソコン(PC-9821)を買って貰った。もちろん建前は一家共用のもの、だけど実際に使うのはほぼ自分だった(PC-98というところかしてお察しください)。

当時のパソコン通信もやるようになり、「馬鹿(なことを言う奴)は叩かれる」という現代に通ずる教訓を得ることができた。

そして勉強生来ズボラさ、真面目系クズの因子があるとこの辺で勉強に付いていけなくなる。当然、落ち零れ始めると進研ゼミテキストも開かない、課題提出もしないまま高3まで継続することになる。

この頃、一人だけ自分に対して話しかけてくれる女の子がいた。「○○って好きな人かいるの?どんな人?だれだれ?」と妙に絡んできたり、将来はパソコン使う仕事がしてみたいとか話したら、教室の班内で日記的なものを順に書き教師に提出するノートで(明らかにそんな興味はなさそうなのに)「パソコン仕事がしてみたい」と書いたり、それなんてエロゲ的な知識からするとフラグと思えなくも無いが目に見えないフラグなんて何の意味も無いし気付くわけが無い。しかし今でも夢に見ることがある。お陰で、上述したエピソードどころかその存在すらも夢の中で自分妄想したものではないかとすら疑い始めている。

高校時代

進学校はいけず、普通に近い公立校へ。

この辺りから、顔を知っているという程度の知人はいても友人というほど親しい存在がいなくなっていた。放課後に誰かと遊びに行くこともなく、パソコンにかまけていたんだと思う。

中学時代女の子は帰り道が一緒になったときに声を掛けてくれたりたまに話してくれたりもしたが、いつしかそれも無くなり、逆に自分無意識に目で追っていることに後で気付いた。

大学受験は散々だった。理系なのに数学の内容が全く理解できない時点で終わってる。結局、3月過ぎの最終日程で、得意な現国一教受験が可能なFラン大学の新設情報学部滑り込みを果たした。

大学時代

(高い)金さえ出せばアホでも行けるという周囲の評判通り、他学部ではチャラそうな男女が目に付いたが、一日自由に誰の目を気にすることも無く快適なパソコンネットが使えるというのは大変に魅力的で暇さえあれば通い、家では新作エロゲをひたすらプレーしていた。

ゼミのメンバは(イベント毎があれば何かしたがるリア充的な彼ら特有のノリで)大変に気さくで飲みに行くこともあったが、それ以外の場ではやはり話す人も無く、遊びに行く友人も無く、淡々と3年で必修単位を取ることに徹した。卒業1年後、ゼミ同窓会的な催しの連絡があり行ったが、その後は音信不通となった。

就職活動

氷河期と呼ばれる時代は辛い。私はこの時点まで使う必要がないことから携帯電話を持っていなかったが、さすがに差し障りが大きいということで親名義のものを譲って貰った。

就活自己分析に始まり自己否定に終わる。誰もが思ってもいない建前を並べ、何処でも良いから内定を寄越せという本音を隠そうとするがそれでも否定され、自分社会に不必要存在であると言うことを実感させられる。

性格分析の結果だと、凄く明るくて社交的なのに全然違うね?」と宣うぐらいなら、性格検査なんていうアホな試験をさせるべきでは無い。何処の世界就活で、自分は暗くて内向的コミュ障ですとアピールする奴がいるというのだ。

「凄く優秀そうなのに、どうしてまだ未内定なのか不思議です」、その理由はすぐ横にいる人事に聞けばいい(これを言われた面接で落とされた)。

しかし50、60、と面接の回数を重ねると利点が一つだけ有る。心身が疲弊しきって、面接程度ではもはや緊張を覚えなくなるのだ。相手も本気で新卒に何かを求めているわけじゃない、地雷かどうかを見極めているだけだ。グループ面接で聞き飽きた他人エピソード第一位は「サークル or バイトリーダーとしてイベント or 仕事成功させた」だが、横で聞いてる自分ですらまたかよと思うのに採用担当者ともなればもうやめてくれと思うんじゃ無かろうか。

そんな無我の境地が奏功したのか、一社だけ内定を得ることができた。自分のやりたかったこと(開発)とは微妙に異なるがIT系ではあるので運が良かった。

社会人時代

アキバオタク聖地だなんて今でも言うのか知らんが、半導体からアニメまで界隈に集い、ここに慣れてしまうと他が物足りなくショボく見えてしまうのは仕方ないことだと思う。毎週通うために回数券で切符を買っていた。

仕事の方は、残業70~90H/月程度だったがこの頃は羽振りがまだ良く残業時間にうるさくは無かった。むしろ残業代の形で還元されることもあり、周囲含めて生活残業が多かったのだと思う。

しかしそんな給与は1円も貯金すること無く、エロゲアニメDVD同人誌マンガCDへと消えていった。

社会人何年目かで、アキバ出会ってしまったのがいわゆるドールだった。フィギュア的な造形でありながら、フィギュア以上の表現力を持ったそれにすっかり魅せられてしまった。

ドール大量生産に向かないためか通常に買う場合でも一体6~10万、過去の人ドールともなるとヤフオク20万、30万、もしくはそれ以上という異常な価格となる。しかし買えない価格では無い。そう、社会人にとっては多少無理をすれば大抵のものは買えてしまう。

ある時、どうしても欲しいドールがあり、初めてキャッシュカード付属したキャッシング枠を使った。そしてクレジットカードと同じように後日それを返すだけ。

人間感覚というのは本当に恐ろしいもので、一度味をしめると慣れが生じる。経験が油断を生み、警戒心を歪ませる。

間が悪いことにこの頃、親会社への出向が解除となり入社以来縁がなかった自社に戻ることになった。子会社にとって残業時間管理死活問題、定時を過ぎて用が無ければ帰れとしつこく言われ、何年かぶりに明るい時間帰宅をした時は戸惑うしか無かった。

残業時間が減れば残業代が減る。残業代が減れば収入が減る。収入が減れば欲しいものが買えなくなる。ここで話は戻り、足りないなら借りるしかないということになる。

最初キャッシュカード使用はいつの間にかなくなり、別の消費者金融カードを作っていた。最初は50万だけだったのが、100万、200万となり、気付けば借金は3社で計400万近くなっていた。

消費者金融における総量規制により年収の1/3以上を借りられなくなるという話を聞いたとき、ようやく現状を省みることができた(総量規制に便乗した、いわゆるおまとめローンの案内が来た)。

多分、一種買い物依存症だったのだろうと思う。買うという行為自体に満足感を覚え、DVDマンガなどは買ったときレジ袋のまま部屋に放置していたというのがその証拠だろう。酒や煙草は全く嗜まないこともあり、溜め込んだストレスを知らず知らずのうちに買い物という方法しか解消できなくなってしまっていた。

この400万近い借金の返済には6年を要した。途中、1円単位小金を集めて用意することもあったが一度の遅延もなく(信用情報上、大きな借金がある時点で不利なのにさらに遅延があると極めて不利になるので絶対に避けたかった。また、大きな借金があっても遅延無く支払っているのであれば継続的に安定した収入があると見做される)、むしろ終盤には収入が増えて余裕ができたこともあり予定より三ヶ月ほど早く完済が叶った。

あれほど金が無い、金が無いと言っていたのに今では200万程の残高がある。しか三十路を過ぎた男が200万しか貯金が無いというのは余りに情けない。

しか20代の頃はただ闇雲に浪費を重ね、何かを極めたわけでも、引き換えに何か誇れるものを得たわけでも無い。そして30代の前半は今月分を返済したら幾ら残るかを考えるだけで過ぎてしまった。

社会人になってから自名義で契約した携帯電話としてiPhoneを持っているが、その番号を知る知人、友人、家族はいない。掛ける相手もいないので履歴は全てセールスの着信で、発信履歴はない。

一度、中学校同窓会案内が転送されてきたことがある。当時はそれどころではなかったのと、中学時代同級生特に思い入れも無かったこともあり返信すらしていなかったが、引越の時にその案内書がでてきた。よくよく見ると同窓会の告知するwebサイトの案内があり、ふとした興味で何となく覗いてみた。いわゆるBBS、当日の写真といったものがあり、聞き覚えのある名前発見することができた。

写真は年相応になった懐かしい(…とはあまり思えなかったが)面々、年老いた教師、といったものだったが、BBSの方は久闊を叙するメッセージ狭間に「当日は子供の世話が…」「嫁の都合で…」といった文言が有り衝撃を受けた。恐らく当時は26、27ぐらいの年齢だと思うが、見覚えのある名前がそういう状況になるというのはなるほど奇妙なものだ。赤の他人の話であることに違いはないのに、すぐ横で出し抜かれたような気がしてしまうのだ。

今となってはもう友人も恋人結婚も望むべくもないし全てが遅すぎた。もし来世があり、草や木に生まれなかったのなら次はもう少し人間らしい人生を送ってみたかったと戯れに考えてしまう。

2016-03-17

借金地獄に陥った人が縋るべき、たった1つの場所

結論から述べる。

以上である

ちなみに平日10:00-12:40、14:00-16:00まで電話が繋がる。

会社の昼休みにこっそり電話をしてカウンセリング予約を取り、

有給を使って新宿御苑にあるカウンセリングセンターに行くのがいいだろう。

多重債務状態にある人は、この記事を読んだその日か次の日にでも連絡を入れよう。

↓↓ 以下、その理由蛇足。 ↓↓

まずここはどういう所なのか

ざっくり言うと、「任意整理債権整理)のお手伝いをしますよ」という場所である

借金地獄に陥る経緯をヒアリングする「カウンセラー」と、

任意整理が可能か判断し、可能であれば実際に交渉のテーブルに付く「弁護士」。

この両名と共にカウンセリングルーム相談し、借金をどうにかしようという場所だ。

何故ここがいいのか

理由はいくつかあるが、その内大きな理由を順に述べていく。

依頼金・成功報酬金を一切受け取らない

多重債務などで任意整理検討した事がある人なら、これだけで目を疑うだろう。

ピンと来ない人向けに、まずは任意整理の流れについて説明する。

任意整理は、弁護士が各クレジット・ローン会社に「交渉」を提案する。

「必ずこの人に毎月これだけ返済させるので、利息はまけてもらえませんか」と頼み込むのだ。

当然だが、利息はクレジット・ローン会社の「利益」だ。

それをカットしろというのだから、交渉は3ヶ月~6ヶ月にも及ぶことになる。

ポイントとして、この間依頼者は「支払い義務が発生しなくなる」。

借りている身にも関わらず、しばらくの間借金返済を行わなくてよくなるのだ。

で、この間にどこの事務所も「依頼金」「成功報酬金」を積み立て支払いするように言ってくる。

用は、借金を払わないでいい間に弁護士費用分割支払いするシステムなのだ

交渉が終わると、利息がゼロになった分の借金返済が始まる。

その頃には弁護士費用も支払い終わってるので、あとは自分で頑張って借金返してね。

……というのが通例のシステム

この、分割で支払う「依頼金」「成功報酬金」を、紹介した協会は「 い り ま せ ん 」と断ってくる。

その間、浮いたお金を貯蓄に回したり、滞納していた公共料金の支払いに使ったり、

家賃の高すぎる家に住んでた人は引越し費用に当てることもできるのだ。

これだけでも、とんでもないメリットと居える。

何故受け取らないのか?

物凄く乱暴に、ざっくりと言うと、「ヤミ金に手を出して欲しくないから」。

ヤミ金からお金を借りればどうなるかは言うまでもないし、法外な利息が所謂「ヤ」の付く人たちの資金になってしまう。

それを防ぐために、というか防げるというのなら無料任意整理してやんよ!という趣旨である

勿論完全なボランティアではなく、きちんと賛助会員が存在する。

そこから援助資金を預かり、そのお金任意整理の依頼金だとか成功報酬金だとかの分を賄っているのだ。

次に、第二のメリットであり、デメリットを紹介する。

カウンセラーによる、家計簿支援が受けられる

これはどういうことか。

カンセリングに訪れ、話がまとまり任意整理を行う方針が固まると、協会独自の「家計簿」が渡される。

そしてこれを次回までにしっかり埋めて提出するよう求められるのだ。

これができないと、任意整理は行えない。

これはどうしてか。

それは、任意整理最大のリスク、「2回滞納」を防ぐためだ。

二回滞納するとどうなるか

任意整理は通常、3~5年かけて返済を行う。

この3~5年の間に「2回」滞納を行うと、どうなるか。

一括請求される。

もう一度言う。

一括請求される。

そう、一括請求されてしまうのだ。

返済残額が100万だろうが500万だろうが残っていようが、2回滞納した時点で問答無用で一括請求される。

何故そうなるのか。

先ほど弁護士が「交渉」したと言ったが、この「交渉」のルールによるものだ。

「利息をまけて欲しい。3~5年で必ず返済させる。2回滞納したらもう一括請求しちゃっていいよ」

こういう交渉が基本なのだ

この条件でようやく、「まあ毎月キッチリ払ってくれるのなら…」と交渉に応じてくれる。

ここまでに長くて半年かかるのだから弁護士さんには頭が上がらない。

さて話を戻そう。

ただ任意整理をするだけでは、「対処療法」でしかないのだ。

本来であれば、「そもそも何故こんな借金地獄になったのか?」という所から改善していかねばならない。

そこで、家計簿と、カウンセラーさんの出番である

2ヶ月に一度休みを確保しなければならないというメリットデメリット

次のカウンセリング時に、家計簿を見せ、「削れる所」「増やせる所」を見極めていく。

無理のない、かつ質素生活ができる絶妙家計簿バランス修正したあと、また同じように家計簿を渡される。

次回カウンセリング時に改善できているか確認し、出来ていれば更なる改善、そうでなければまた原因追及。

この流れを繰り返して、「毎月確実に返済できる額はいくらか」「そもそも任意整理したとして返済できるのか」

この二つを確認していくのだ。

ペースにして2ヶ月に一度、これが半年ほど続く。

しかしこの協会、土日祝や平日の夜はお休みである

なので、有給を取得しなければならない。2月に1度のペースでだ。

これは結構大きい。会社人間からも不信がられるだろうし、出世にも影響するかもしれない。

それが嫌なら家計簿管理自分でなんとかして、有料のア○ィーレ事務所とかに行くといいだろう。

わたしは全力で断って有給を取りまくったが。

家計簿に直接意見してくれるアドバイザーまで無料相談にのってくれる。

これほどにない機会をタダで提供してくれている。

有給の取り辛い会社だと厳しいかもしれないが、なんとか頑張って欲しい。

最後に、絶対にやってはいけないこと

まとめローンに手を出すな

問題先延ばしにしてるだけだから

ヤミ金に手を出すな

法外な金利とヤバすぎる取立てで精神的におかしくなる。

ローンが10万越えても、なおカードを使う

いかなる理由があっても10万超えた時点でここに相談しろ

リボ払い

金銭感覚死ぬ。「一度だけ」で二度と戻れなくなる。

一人で抱え込むな

借金相談はし辛いし、情報が少ない。だからこそ。一人で抱え込むな。

人生再生の、健闘を祈る。

オマケ

……この協会存在、初めて知った人も多いのではないだろうか?

それもそのはず、この協会を知ったきっかけの約半数が「消費者金融センターに勧められて」というものだ。

その位この協会の知名度は低い。

というか○○事務所とか○○相談室とかがでしゃばって隠れてしまってる状態だ。

ここに「多重債務者のためのクレジットカウンセリングこの一年間」というPDFがあるが、

4ページ目曰く、この協会存在をググって見つけ出したのは3割にも満たない。

http://www.jcco.or.jp/business/publications.html

初めて聞く名前で、しかも全て無料で交渉してくれる。

これだけで警戒心を抱く人も多いだろう。

が、本当に恐ろしく知名度が低いだけで、昭和62年から存続する組織なので安心して連絡して欲しい。

私自身、偶然ここを知るまでは遺書の用意をしていた程に追い詰められていた。

こちらで貯金計画も兼ねた「ライフプラン表」というものを頂けるのだが、この時涙腺が緩んでしまった。

子供」「マイホーム」「老後」。そういう言葉にいちいち涙腺がくすぐられた。

不思議な感じです、明日のことしか考えられなかったのに」とごまかして笑ってると、

カウンセラーさんも笑って「これから人生のこと、一緒に考えていきましょうね」と答えてくれた。

泣いた。わんわんと泣いた。

私の場合、毒親との決別のため単身上京したものの、家計管理が上手く出来ず、その果ての借金地獄だった。

そのつまらない身の丈も親身に聞いてくれたこの協会は、信じていい場所だと、そう思っている。)

 
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