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はてなキーワード: H3ロケットとは

2023-03-07

H3ロケットの現状を業務システム

日本経営者)「我が社もいつまでもパッケージ使ってても支出が嵩むだけだ。オンプレ環境に自社開発のシステム乗せるぞ」

情シスJAXA)「似たようなシステム製作及び運用経験あるんで大丈夫でしょう。だいたいこれくらいの費用かかります

経理財務省)「なんで今のパッケージより金かかるの。意味ないでしょ。安くしなさい」

情シス「いやイニシャライズは高くつきますランニングが安くなるので・・・

経理普通自社システムなら安くなるでしょ。システムってそういうもんでしょ。予算はこんだけね」

情シス「いやいや安すぎ」

日本「新システム稼働時には我が社の新しい取り組みも出来るようにな。もう客にはメールDM送ったから日程変更不可ね」

情シス「(やるだけやるか)」

本番稼働当日

情シス「なんかエラーログ吐いたわ。切替中止で旧システムで稼働続行」

総務(馬鹿)「なんで失敗してんだ!」

情シス「直すから後ろで腕組むな馬鹿

リスケ本番稼働日

情シスエラーはなんも出てないけど挙動おかしいし重いし新しい機能も動かない。一旦システム停止」

部署馬鹿)「なんで失敗してんだ!」

経理「ほんと情シス使えない。意味わかんない」

H3ロケット予算足らなかった論、いくら必要なの?

そしてその財源はどうするの?

H3ロケットって、2段目のエンジンの着火が確認されず、地上から指令破壊信号送信したってあるけど、2段目のエンジンの着火の指令を地上から信号送ってあげたら良かったのでは?そういうもんじゃないの?

なぜH3ロケット初号機で実用衛星打ち上げようとしたの?

H2A初号機は衛星なんて載せなかったよ?

初号機なんだから空打ちすればいいじゃん?

なんで100億のロケットの一発目に300億の衛星載せたの?

H3ロケット打ち上げ失敗の報を受けてなぜホリエモン

イーロン・マスクになれなかったのかと思ってイーロン・マスクWikipedia記事読んだら

PayPalスペースXテスラボーリングカンパニー、OpenAIなど6社を共同設立

うん。PayPalの時点でモノが違いすぎるわ。

聞き馴染みのないボーリングカンパニートンネル掘った土でレンガ作って売るとか面白いことやってるし。

なんでTwitter買ってCEOやってるのかだけは謎。OpenAIの人工知能組み込んで面白いことになったりするんだろうか。

2023-02-27

もう誰もH3ロケットの話してない

世界よ、これが増田

2023-02-21

anond:20230220093204

しかに!

MRJも開発中止であり失敗はしてない

H3ロケット打ち上げ中止で失敗してない

これが理系の総意だな

個人/中小運営VTuberをみたらみんなスキルが高かった

2016年キズナアイさんに出会い2018年からにじさんじとホロライブを熱心に追って今に至ります基本的にずっとにじホロを追ってきたのですが、最近個人中小規模運営VTuber面白いと聞いて、ここ数か月そこそこ熱心に個人/中小規模運営VTuberの方々を追ってみました。2018年初期からVTuber認識があまり進歩していなかった増田による、最近VTuberはすごい! と思ったところをまとめました。ずっとにじホロ以外もウォッチしていた方には何をいまさらと思う内容ばかりかもしれませんが。

VTube Studioすごい。企業勢より滑らかなLive2Dの動き

個人や中所規模運営の方が好んで使う、Live2Dアバターを動かすVTube Studioというソフトがあり、これがすごく動きが綺麗に見える。大手企業の内部開発と思われるLive2Dを動かすソフトよりも動きが綺麗に見える(主観です)。

また、パーツごとにレイヤーを重ねる機能があるようで、通常衣装の上にかぶせる形で、首から下の部分に別衣装を乗せることで、衣装替えも簡単にできるようになっています。同様に、髪飾りをつけたり眼鏡をかけたりも自由自在

boothを見ると、このVTube Studioで使うことを想定している、Live2Dパーツがたくさん販売されています。VTube Studioを使いこなすことで、高い表現力を得ている印象です。また、おそらく、Live2Dモデラーも、VTube Studioで動かすことを想定したモデル作りのノウハウが高まっているんだろうなと思いました。

Live2Dを動かして配信するのならば、個人でも高いクオリティを実現できるようになっていてすごいと思いました。

音が綺麗。スタジオ配信みたい

音響のことはよくわかりませんが、音が綺麗で聞きやすい方が多くて、このセッティング個人でやっていらっしゃることがすごいなと感じています。うまく表現できないのですが、普通の音が球面のように広がるのだとしたら、セッティングの上手い方は平面で音がドーンと飛んでくるようなイメージでしょうか。それがすごく聞きやすくて心地よい。伸びている人は、音のセッティングが上手い印象があります主観です)。

TikTokYouTube Shortsの使い方が上手い

TikTokの使い方が上手いVTuberといえばはっかさん。会社の若手の、普段は全くVTuberは観ない、TwitterよりもインスタやTikTokを観ている女子も、はっかさんのことは知っていました。とても凝ったTikTok動画投稿されていて、彼女動画TikTokミームの源になっていることもありました。音と字幕タイミングがばっちり合っていて、編集に手間をかけていることが推察されます

歌が上手いVTuberのnahさんは、YouTube Shortsの使い方が上手いなと思っています。nahさんの魅力は歌声の良さにあり、ほとんどのShortsでは開始0秒でいきなり歌が始まります。これがすごく相性が良くて、サクサクスキップされていくYouTube Shortsの中で、思わず止まって観てしまう魅力があります

新しく出てきた機能特性ちゃん理解して使いこなせるのはすごいなと思いました。

デビューからTikTokTwitter基礎票を作っている

活動休止されてしまいましたが唯恋ひなさんは、デビュー前にTikTokで「100日後にデビューするVTuber」として、アバターができる過程などを毎日投稿されていました。唯恋ひなさんの後からデビューから〇日後にデビューするVTuberをやる人が増えた気がします。100日後手法ではなくても、YouTubeでの初配信の1~2か月前からTikTokTwitterを熱心に更新し、初配信に向けて人を集める手法は珍しくなくなりました。こういうことを個人分析して動けるのはすごいなと思っています

芸達者の人が多い

イラストレーター歌手VTuberとしてデビューするのは珍しくなくなりましたが、ほかにも一芸に秀でた方が多くいました。

特に衝撃的だったのは、バイオリン生演奏披露するStarRingの天羽音みらんさん。YouTubeコメントリクエストを受け、その場で見事に引きこなしていますめっちゃ上手い。Live2Dにもバイオリンを弾いている姿があり、本人としてもバイオリンを売りにしていこうとしているようです。もちろん歌も上手く、話し方も品があります

専門知識がしっかりしていて、ついにはJAXAのH3ロケット応援サポーターとなった宇推くりあさんもすごい。各国のロケット打ち上げ生実況し、英語の実況をその場で日本語に訳して解説してくれます。ほかにH3ロケット報道用の資料を読み解く配信をしたり、H3ロケットについて先日の記者会見の内容を詳細に解説したりと、とにかく知識がすごい。おまけに声がとても可愛く、工学オタク(含む筆者)の妄想が具現化したかのようです。ちなみにラブライバーであり歌配信もやっています

趣味電子工作配信が多いライヴラリの図月つくるさんも面白い電子工作YouTuberのおじおじジャパン熊五郎お兄さんのDIYを観ている人ならハマると思います。赤月ゆにさん・餅月ひまりさんと同じ事務所の方で、先輩か学んだと思われるテンポの良い構成も見どころです。

評価を押させるのが上手い

最近、多くの配信で、YouTubeライブアンケート機能を使って「高評価押してくれた?」のように聞かれることが多いです。選択肢

・した!

・もちろん!

みたいな、意味のない2択なのですが、これはいい手だなと感じています

iPhoneYouTubeを観ていると、配信に入ってから評価を押すまで、まずチャットをいったん閉じて、それから評価ボタンを押すという手順になります。実はこれが地味に面倒で、高評価を押し忘れることも多いです。ところが、ここでアンケートという形で画面をタップする動きを促されると、せっかくだから評価も押しておくかという気分になるわけです。ユーザーの行動心理のハックと言ってもいい。こういうノウハウに気づいて取り入れてくのは下手なプロマケッターより上手いのではないでしょうか。

アーカイブコメントさせるのが上手い

動画ライブ配信アーカイブコメントが増えると、YouTubeおすすめに乗りやすいらしいという話がまことしやかに囁かれています。真偽のほどはYouTubeのみぞ知るところではありますが、アーカイブコメントをしてもらいやすくするように促すのが上手い方は多いです。

よく見られる手法としては、ライブ配信直後だけでなく、数時間後にも「今日ありがとうございました。〇〇なことが起こって面白かったですね。アーカイブで見た人もぜひ、こちらにコメント残していってください」といった感じで、TwitterYouTubeコミュニティ機能を使って告知することです。数時間の間を開けることで、リアルタイム視聴はできなかった人にも呼びかけることができ、コメント数が増えているようです。

こういうちょっとしたテクニックをとくに誰かに教わるわけでもなく駆使できるのはすごいなと思っています

YouTubeを伸ばすのと、Twitterを伸ばすのは別だと理解している

YouTube登録者数が伸びているVTuberさんを見ていると、YouTubeは万単位登録者がいるのに、Twitterは3000人くらいしかフォロワーがいない、という人が散見されます。こういった方々は、YouTubeおすすめの仕組みをよく理解していて、いわば「YouTubeAIに働かせる」ことが上手い。YouTubeおすすめに上手く乗っているかYouTube内でどんどん登録者が増えていき、結果としてTwitterフォロワー数との乖離が生じているのだと思います

逆に、キャリアが長いわりにあまり伸びていない人は、ファンに「Twitterでの拡散よろしくお願いします」というのが口癖になっている気がします。Twitterバズることが必ずしもYouTubeにつながるわけではないところ、そこがあんまり分離できていないのかもしれません。

ただ、これって割とよくある話で、マーケッターの人と話しているとぼんやりとした企画でとにかくSNSでバズりたいのである、みたいな話になることがあります。ところが、一口SNSといってもユーザー行動や数字の取り方はサービスごとに全然違います。だけど、そこを分離して議論できない。その辺、VTuberさんのほうがよっぽど理解している印象です。

そのYouTubeを伸ばす方法として、先述の高評価を押させることや、アーカイブへのコメントをしやすくすることなどがあるのかもしれません。ほかにもきっと、様々なノウハウがあるのでしょう。そこへの探求心がしっかりしている人が多そうで、感心するばかりです。

Twitter環境の変化に対応している

5年前に比べると、少なくとも筆者のTwitter周りでは、明らかにリスナーが「こんな面白いVTuberがいた! みんな見て」みたいな投稿をすることが減った気がします。理由の一つとして、オタクという生き物は悲しいかな「その人は〇年前から活動しているのに何をいまさら」とか「それはすでに〇年前にxxさんがやっていた」という知識マウントをやりあってしまうところがあります。筆者はそういう突っ込みを受けるのが割と面倒に感じるタイプで、最近は「こんな人を見つけた」「こんな面白い配信をやっているぞ」という投稿はあまりしなくなりました。

また、社会全体ではVTuber応援はまだまだマイナー趣味ではあります自分Twitterリアル交友関係の人もいますからマイナーで同じ話題ばかりつぶやいていても鬱陶しがられてしまいそうという心理もあります。誰だって話題豊富な人と思われたい欲望はありますから

まり、昔ほど、ファンTwitter拡散してくれるということに期待しにくくなった、とも言えるのかもしれません。同時に、最近Twitter時系列ではないホーム表示を出すようにもなりました。

こうした変化にも、対応が上手い人は多いです。よく見られるのが、デビュー時期が近いVTuber同士でフォローあい、リプを飛ばしあったりすること。すると、今のTwitterおすすめには、フォローしてなくても、フォローしている人への返信として表示されたり、関連する人物として表示されたりします。筆者もTwitterおすすめ欄で新しいVTuberを知ることが多いです。なにかと評判が微妙最近Twitterではありますが、そうした変化を積極的活用しているようです。

また、ちょっとしたハッシュタグ企画にも積極的に参加しているようです。昨日はエリスレアリィゼさんが発起人となったと思われる、#私はダイヤの原石VTuber というハッシュタグ企画流行っていました。自画像をはめ込む枠が配布されており、この画像を使うだけで手軽にハッシュタグ企画に参加できます。こういう企画毎日のようにどこかで誕生しており、そういうのに乗っていくことで、結果としてTwitterおすすめにも出やすくなっているのかもしれません。

こんなフットワークの軽さも、面白さなのかもしれません。

イラストが豪華

個人活動でありながら、プロイラストレーター自身Live2Dだけでなく、サムネイルイラストやグッズイラスト積極的発注しているようで、イラストが豪華な人がたくさんいます。そんなに発注して収支は大丈夫なのか心配になる人もいるくらい。

どんなイラストレーターにどんなイラスト発注し、それを活用してどうやって収支を成立させるかというのはまさにプロデューサーの仕事です。自身コンテンツでありプロデューサーでもあることを成立させているのはかなりすごいことだと思います

VTuber仕事を受けるVTuberがいる

B2Bならぬ、V2Vともいえる市場が成立しているような気がします。にじさんじ家長むぎさんや黒井しばさんが同じ事務所の仲間の動画制作担当したり、のりプロの鬼灯わらべさんのようにそもそも動画編集を得意としていらっしゃるVTuberさんもいたので今更な話かもしれませんが、個人VTuberが別の個人VTuber編集デザインを依頼しているシーンをしばしば見かけるようになりました。

VTuberの内側の市場が成立しているということは、それだけ、大きくなってきたということなんだと思います

というわけで、ウォッチしていてすごいと思ったことをまとめました。

2023-02-20

JAXAH3ロケットの件

中止か失敗か,本来ならJAXA定義に基づけばよいのだけど,啖呵を切った手前,それを引っ込められないアホライターがおり,何故かそれを擁護するアホ識者がいて,状況が混沌を極める.

論点はいくつかある.

1. 技術用語としての定義:中止vs失敗

一般的には,ChatGPTによって整理された,以下の見解が正しい.

https://twitter.com/ohnuki_tsuyoshi/status/1626569333962059778

また,情報であるJAXA定義に従うべきでもある.

JAXA三菱税金無駄遣いしたフンガー」という方向に持っていきたい気持ちもわからなくは無いが(三菱ジェットは失敗してるし),100歩譲って「オレの失敗定義」を考慮したとしても,以下の2,3の点からやはり中止と捉えるべきである

2. コストとしての観点

H2A,Bのロケットは,打ち上げあたり,100億ほど掛かるらしい.これを,H3ではクオリティを維持した上で,50億まで圧縮したんだそう.

さて,打ち上げ成功か失敗かをコスト観点判断するとき,投入した一発あたりの資金50億によってロケット目的を果たした(宇宙空間に行った)ことを成功,それができなかったことを失敗,と分類すべきであろう.

今回は中断または中止によってロケット宇宙空間に行かなかったから,少なくとも成功ではないが,投入した資金50億がパーになったわけではなく,再調整によってリトライできる.このリトライによって目的を果たせば,成功となる(もちろん爆発すれば失敗だ).再調整にも追加費用は掛かるだろうが,明らかに50億からすると微増であり,リトライによって打ち上がれば,資金観点から成功と呼んで差し支えいであろう.

リトライの結果がわかっていない以上,「50億の打ち上げ」に対して成功した,失敗した,と断ずるのは時期尚早である

よって,中止,または中断が妥当である

3. 統計データとしての観点

JAXAロケット打ち上げ成功率は98%ぐらいらしい.55回ほど打ち上げて,失敗は1回のみだったそうだ.

このような統計データを取るには,厳密に各打ち上げ成功・失敗に分類する必要がある.1回(成功または失敗)をどのようにカウントするかについて,2のように一発打ち上げるために投入した資金(50億)による打ち上げ成功・失敗でカウントするのが,もっと妥当だろう.民間外国JAXA探査機打ち上げを依頼するとき,この成功率と費用費用対効果を判断するわけだが,そのときに中断を失敗と捉えるような統計を参照したりはしない.

よって統計的な観点でも,今回のものは中止または中断であり,打ち上げに対する「失敗」とカウントするとこの統計に影響を与えるため合理的でなく,「オレの失敗定義」で勝手に分類方法を変えることも許されないのだ.

以上,中止または中断である

もう時代はとっくに令和なのになんでH3ロケットなの?R3にしないの?

H3ロケットが無事打ち上がればこの中止失敗レスバとかい不毛戦争がなかったと思う

anond:20230219083008

元増田です。

最初投稿に対して「ブースターの着火の失敗」ではなく「異常を検知したための着火の中断」である(つまりここにも「失敗」は存在しない)という指摘がいくつかありました。その指摘が正しいことは理解できます

そういう指摘を敷衍してゆくと、ロケット打ち上げというひとつイベントに対して「失敗」という表現を使うこと自体適当でないということになります

ということで、現時点では、「失敗」という言葉は、より上位のレイヤーであるH3ロケットシステム、あるいはH3ロケット打ち上げプロジェクト全体に対して使うべき言葉であるとの理解にいたっています。例えば実際に打ち上げたあとに制御不能になって自爆させた場合でも、想定の歩留まり(つまり予算)の範囲内の事象で、かつ新たな有用な知見が得られたのでプロジェクトとしては「失敗」ではない、ということもできるでしょう。

ということで、今回の事象をもって「失敗」とみなすかどうかの判断自体が尚早との最初意見に、1周回って戻っています

H3ロケット打上げ中止会見での「それは一般に失敗と言います発言

実際に動画を見てみたけど、捨て台詞ではあるが、相手バカにはしてはいないと感じる。

少なくとも、失礼な言葉は発していない。

どちらかと言うと、議論に興奮して、ついポロッと「捨て台詞」が出たように感じる。

まあ、確実に「捨て台詞」ではあるし、意気消沈しているJAXAの面々に対して発して良い言葉ではないと思う。

この「JAXA可哀想」という状況によって、炎上がひどくなったと思う。

記者が「中止と失敗の違いを、教えていただく」的な態度や考え方ならば、このような発言は出なかったと思う。

あと、失敗して涙ぐんでいる?取材対象者に対して、心理的配慮がなかったのは、少し問題かもしれない。

打ち上げはどうでもいいけどプロジェクトとしてのH3ロケットは大失敗

H3ロケットの総開発費は約1900億円。2020年打ち上げ目標に開発を進めていたが延期に延期を重ねときはすでに2023年

競合のSpaceXアリアンスペースが何度も商業打ち上げロケット成功する中、ただの一度も飛ばせてない。

H3ロケット目的の一つは三菱重工と組むことによる打ち上げ費用削減だけど、それだって他社に全然勝ててない現状。

はてブを含む世論ってどうして宇宙JAXA)に甘いんだろうな。NASA火星にクソデカローバーを送り込んでパラシュートで軟着陸してる中、石ころにタッチしただけで大喜びしてアホくさ。

2023-02-19

そういやMRJも開発失敗じゃなくて開発中止だったな

H3ロケット中止派のみんなは、MRJも開発中止だと思う?それとも失敗だと思う?

anond:20230219130056

H3ロケット打ち上げ期間はもともと3月10日までの間なんだよ

目的が「2月17日絶対打ち上げる」なら失敗かもしれないけど

実際はそうではないんだから当初の期限が来るまで判断できない、としか言えない

anond:20230219144857

H3ロケット打ち上げ予備期間は3/10までなのでそれまでに打ちあがらなかった、打ち上げたけど爆発した

なら「失敗」でいいと思う。

現時点では「中止」あるいは「延期」が妥当だと思う

日本マスコミがいよいよ「話が通じなくなっている」恐怖

H3ロケット試験機1号機の打ち上げ中止を共同新聞記者がとくに根拠なく「失敗」だと断定した件について。

まあ関連していろいろ恐ろしい事が多いのだが、個人的に一番やばいと思うのは次の江川紹子氏のツイッター上での発言だ。

https://twitter.com/amneris84/status/1626791731973980160

江川紹子氏はフリーランスジャーナリストの中でも、いろいろな案件をそれなりに中立的立場で扱うことができる人だと思っている。

その人がこの発言というのは、かなり恐ろしい事態が不可逆に進行している証左だ。

共同新聞記者に比べたらそこまでほどの発言じゃないだろって?

いやむしろ、私は共同新聞記者の頑なさなんかよりも、江川氏の紋切りコメントのほうがよっぽどやばいと思わされた。

件の記者鎮目宰司氏は過去の経歴からみても、日本科学政策のものに常に重大な不信感を持っているタイプマスコミ人だ。

それはそれで一つのスタンスであり、そういう立場人間マスコミ内にいて、常に批判言論を提起することは価値があると思う。

しか江川氏はそうタイプではないのにも関わらず、氏の中では

打ち上げは失敗だが、JAXAと主流派メディアはそれを認めたがらないから失敗という言葉を使わなかった」

ということが「議論余地なく確定」している。

対立する議論を読んで、検討した上でそれが結論ならそれでもいい。

しかし今回の江川氏の発言は明らかにそうではない。議論より前に「ストーリー」が出来上がっており、それで終わりだ。

私は江川紹子氏はある種の独立系中立派メディア人の代表サンプルのようなものだと思っている。

そういうひとがこのスタンスだということは、多数派メディア人も同じような反応をする可能性が高いだろう。

というか少なくとも同じような反応をしているメディア関係者ツイッターを多く見て、本当の恐怖が湧き上がってきた。



恐ろしいのは、ここでそもそも宇宙開発プロジェクトにおいて中止や失敗の定義がどうなっているかとか、技術的な話をしてもなんの意味もないってことだ。

逆に、日本科学政策を真面目に批判するため、例えば米国宇宙開発で「失敗」の定義がどうなっているかとか

外国における科学政策マスコミ報道のありかを比較するとか、そういう話にもならない。

もしそれらの話をどちらに展開しても、彼らはその議論を一切無視して

「まあごちゃごちゃ言ってるけど、要するに失敗だったのに日本科学政策組織はそれを認めなかったってことなんやな」

という彼らの中の「事実から一歩も動こうとしないだろう。

そして「まあいいか。そこまで興味ないし」と次の事件に向かうのだ。

本当に話が通じない。

本当に話が通じないのだ。

ここまで話が通じない集団に対してどういうアプローチを取ればいいのだろう?

私にはわからない。

みなさんはどうすればいいと思います

JAXA打ち上げ失敗を認めさせたい人」への説明に悩んでいる

2月17日H3ロケット打ち上げについて、次の江川紹子さんのツイートに限らず「JAXA打ち上げ失敗を認めさせたい」という意見ががはてブにもツイッターにも大量に見かけました。

Shoko Egawa on Twitter:

"「失敗」か「中止」か。後者は、何らかの判断があって止めたニュアンス。でもJAXAは「失敗とは考えていない」と。メディアも「失敗」との言葉を避けている。失敗を失敗と認め、失敗から学んで次につなげればよいのでは…という気がするが。"

https://twitter.com/amneris84/status/1626791731973980160

おそらく「失敗を認めたくないから意地を張っている」という考えが根底にあるもしれないのですが、そういう事じゃないんだよと言うことを説明したいと思って頑張って書いてみたい。

ちなみにマスコミが失敗と報道するのは自由だと思っていますあくまJAXAに失敗と認めさせたい人の話。


まずロケット打ち上げ

特定の日時に必ずというものではなく、打ち上げ可能な期間は長く取る ※小惑星探査などはちょっと例外

・少しでも問題があればすぐに中止

とするのが一般的です日本に限らずどこの国でもこのような運用を行なっています。少しでも不安があれば延期するのはある意味山登りと同じ。

批判している人の一部には、そもそもこの点についての理解が無さそうに感じられました。

スペースシャトル事故が相次いだことがあって多数の人命が失われたのですが、その原因の一つとして「政治から圧力スケジュール優先させた結果、いくつかの懸念の声を封殺した」という反省があって、それ以降より安全を重視するようになったという歴史もあります


ここまでが前提でここから本題なのですが、全世界ロケット関係者(おまけで増田のような愛好家)には以下の共通認識があります

荷物ペイロード)を予定の軌道に届けられたら成功、正常に飛行ができず荷物喪失したら失敗

一部成功とか一部失敗とか細かい条件はありますが、イーロンマスクに聞いてもホリエモンに聞いても(NASAロスコスモストップに聞いても)同じ認識を示すはずです。たぶん。

なので「打ち上げに失敗した」なんて見解JAXAが示したりしたら世界中のロケット業界が大騒ぎになると思うんですよ。

今までの共通認識が変わってしまうし、また安全よりスケジュールが優先されてしま時代に戻りかねない。


というわけで、『「意地でも失敗と認めたくない」というレベルの話ではないのですよ』と説明したつもりですがうまく伝えられたでしょうか…。

納得いかないところや反論があればぜひ反応をいただけると嬉しいです。


追記3:はてブに反応(重要なので上に持ってきた)

成功率が比較されているからには世界のどこかに定義が書いてあるはずなんだけど、ここには増田オレオレ定義しか無かった。

そういうツッコミを予想して、定義と書かずに"共通認識"という言葉を選びました。

ジャーナリスト大貫さん打ち上げ成功・失敗について解説しているのでぜひ読んでみてください。

https://twitter.com/ohnuki_tsuyoshi/status/1626484661093548035

それと、インターステラテクノロジズ稲川社長が、まさにタイムリーエントリを書いてくれたので、こちらも超おすすめ

https://note.com/ina111/n/nabc831e05beb [ロケット打上中止後の延期は失敗なのか?]

山登りスペースシャトルのくだりが被ってしまったけれど偶然です。まるでパクったみたいで恥ずかしい

追記4:はてブに反応 20日0:25

当初計画の期限までまだ余裕があるので中止でいいんですよっていうなら理解できるけど、誰も期限がいつなのか書いてくれないんだよな。いつが期限なの?

予備日は3月10日までですが、地元自治体漁協との交渉さらに先の日付にリスケできる可能性があります。これもよくある事です。成功失敗の判断も、ずっと先になるかも…です。

そして実は、本来計画の期限は2年前でした。増田から見たプロジェクト評価は現状かなり厳しいものになっています。もちろん期待はしていて、5年後10年後に成功プロジェクト!と言えること願ってますが。

【余談】LE-9エンジンの野心的なスペック増田的には懐疑的で(エクスパンダーブリザードサイクルを採用するならもっと小型にすればよかったのに、と)案の定、開発に難航して2年間延期してしまいました。

3Dプリンターを使った燃焼室も2号機から採用で、試験機1号機は本来の量産機ではなく、これも懸念するところです。

参考に:

毎週のように打ち上げが行われているスペースXファルコン9ですが、本当にちょっとした理由ですぐに延期します。天候だったり機体側や地上側設備不具合だったり。

「specex scrub」で動画検索してもたくさんヒットします。スクラブは延期の意味です。

wikipedia打ち上げ履歴リストにも、記載されている成功・失敗は上記定義なはず。

https://en.wikipedia.org/wiki/List_of_Falcon_9_and_Falcon_Heavy_launches

https://en.wikipedia.org/wiki/H-IIA

おまけ:

西谷 格 取材記者妄言多謝 国産ロケットH3の打ち上げは「失敗」である

https://www.newsweekjapan.jp/nishitani/2023/02/h3.php

中国で同じことが起きたら「失敗」と捉えるのでは?』 捉えません。党派性に囚われ過ぎ。

追記1:ブコメに返信

よく判らんが、ロケット軌道に届かず、途中で失速して住宅地に落ちて死者が出たけどペイロードは無傷で回収できたら「プロジェクト継続中であり失敗ではない」って言い張るの?

マジレスしますが、地上に被害が出る前に指令破壊自爆させます。ありえない仮定で、揚げ足取りでは?

追記2:ブコメに返信

増田はまずその白黒つけたいという欲求自覚して「そういう人もいる」という思考に持っていかないと生き難いだけだよ。人間赤の他人認識を共有する必要なんてないし、他人価値観は変えられないんだから

マスコミ報道や個々の感想については否定していません。失敗の認識でも全然問題ないと思いますよ。あくまで「JAXAに失敗を認めさせる」事についてです。明確にそう書いたはずなので、もう一度読んでいただきたく…

H3ロケット打ち上げ時の共同通信鎮目宰司記者発言雑感

H3ロケット打ち上げ時の記者会見に出席していた共同通信鎮目宰司記者発言炎上している。

増田宇宙産業にも少しかかわりのある電機業界のエンジニアなので、周りの知人の反応も避難一色なのだが、はてなブコメTwitter の反応を読んでいると擁護派も一定数いるように見える。

旧日本軍が敗北を転進と言い換えて現実から目をそらしたようなものじゃないか?」、「言葉遊びをしてMRJのようにプロジェクト問題があっても見て見ぬふりをしているのではないか?」という辺りが主な擁護派の論調だろうか?

こういう意見にまじめに向き合わないのは、業界を少し知る人間として不誠実かなと思うので、なぜここまで炎上しているのかについて少し見解を書きたい。

1.単純に人として失礼だから

捨て台詞として自分意見押し付けるのが社会常識としてあり得ないレベルで失礼だということ。WBC日本代表メンバー発表の記者会見の場を想像してみてほしい。

取材に来た記者が、「代表選手が30人いて、どうしてピッチャーが15人もいるんですか?一般草野球チームなら5人で十分です」なんて事を繰り返し言ったら、今回のH3どころじゃないレベルスポーツ新聞ネットで叩かれまくるのは容易に想像つくだろうし、一般共感されている部分である

2.定義が間違っているか

ここは宇宙業界に縁のない一般目線からすると引っかかる所かもしれない。ロケット打ち上げ成功/失敗の定義ロケット宇宙空間に到達して、積荷を無事に届けられたかどうかというところで判断する。H3の全身であるH-IIAでも、SpaceXのFalcon9でもロシアソユーズでもこの基準は変わらない。

(打ち上げ成功率が積荷となる衛星保険料にも影響出るので基準は開発国やロケット種別恣意的に変えることはできない)

この辺の話でエンジニアがやたら噛みつくなという印象を持つ人もいるかもしれないが、なんていうか「かけ算順序問題」で理系出身者が絶対に納得しないのと同じで、定義が異なるものを分かりやすさや印象ベースお気持ちゴリ押しすることに対して、科学者技術者としての職業倫理的に許し難いという根本的な嫌悪感があるのだ。

製造業だと製品仕様書で適切な用語が使えなければプロジェクトは上手くいかないわけなので当然と言えば当然の話であるエンジニア達がこの問題烈火の如く怒っている原因はここにあるわけなんですよ。

最後

技術関係仕事をしている人って、世間無理解特にマスコミ関係の扱いにフラストレーションを抱えてるん人って本当に多いと思うね。

WBC日本代表メンバー発表の記者会見の場に野球ルールを知りませんっていう記者絶対に送らないと思うんですよ。だけど、ノーベル賞受賞者とか宇宙開発関連だと平気で無知リスペクトの無い記者を送り込んでしまう。

から誤報を伝えたくない慎重な人ほどマスコミへの信頼が低くて、ちょっと前に話題になってたゲラチェック問題にしても意図が捻じ曲がらないかすごく気を使うことになってるんだと思うんです。

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