はてなキーワード: 金太郎とは
固有名詞だろうが人名だろうが、読んで読者が分かるなら一文字だけ伏字にしたところで何の効果も意味も無い。
http://www.ishioroshi.com/biz/mailmag/topic/topic20130806/ http://www.courts.go.jp/app/files/hanrei_jp/917/082917_hanrei.pdf
ウ なお,「あずきバー」との商標は,証拠上確認できる範囲内では,原告以外に
3社が自社の商品に使用しているが,いずれも,「玄米あずきバー」(乙20),「十
勝あずきバー」(乙21)及び「セイヒョー金太郎あずきバー」(乙22)という各
商品の名称の一部として使用されているものである。しかも,これらのうち,「セイ
ヒョー金太郎あずきバー」も,自社名を商品に付していることで差別化を図ってい
ることがうかがえるばかりか,「玄米あずきバー」の広告ウェブページには,「ライ
バルは井○屋!!」との大きな記載があり,原告と本件商品との関係を強く意識し
(判決文小括の項目より)
上記、井村屋が「あずきバー」と商標として登録しようとしたら法律上無効だと特許庁が拒否、それを不服として井村屋が特許庁を訴えた裁判。
「玄米あずきバー」の広告ウェブページでは「ライバルは井○屋!!」と伏せ字ありで書いてあり、これは井村屋を意識している表現であると判断されたのだから、伏字にしたところで意味ないって事。井○屋 → 井村屋 そのまま。実名使っているのと変わらん。
まあ、普通に考えたら分かることで、言わなくても当たり前。(伏字がどうこうは裁判とは直接は関係ないので判例とは言えないが)
1文字だけ別の記号に置き換えたところで読めるし、仮に知らない人でも、検索したら答えは出てくるし。検索回避にもならない。
判決で例として挙げられていることは問題となる表記ではない。一方、仮に誹謗中傷を書いたなら一文字伏字にしたところで結局は名誉毀損で裁判沙汰。だからそういうリスクのある誹謗中傷はハナから避ける事が必要。訴えられたくなければ、責任を取りたくなければマナー守れってこと。伏字に意味があるんじゃなくって、誹謗中傷を書かないことに意味がある。
https://okwave.jp/qa/q284937.html
↑ってことで、無意味。店だろうとツイッターだろうと漫画だろうとyoutubeだろーと。
以上
流石は金太郎さん!つよい。
ある日、日課の芝刈りから帰ってくるとおばあさんがでかい桃を携えて帰ってきたところだった。芝刈り用具で桃を割ってみると中から小さな男の子が出てきたので「桃太郎」と名付けたんじゃ。わしがしたことはこれくらいかな。え、この財宝? これは桃太郎が持って帰ってきたものじゃよ。
いつもと変わらない日、川へ洗濯に行くと川上から「どんぶらこ、どんぶらこ」という異音がしたのでその方を見てみると、とてつもなく大きな桃が流れてきた。桃を拾い上げて持ち帰ったんだ。中から男の子が出てきて、おじいさんは「桃太郎」と命名していたね。大切に育てたさ。
やがて、桃太郎は「鬼退治に行く」とか言い出したのできびだんごを持たせた。わたしがしたことはこれくらいかな。
何かいい匂いがしたので近寄ってみたんだ。美味そうな団子だったね。「ください」と言ったら「等価交換だ。ついてくるならあげよう」と言われたので、ついていった。それがあんなことになるとは夢にも思わなかったワン。
怪しげな男に犬が隷属していたので興味本位に近寄ってみると、男はごちそうを携えていた。「くださいな」と言ってみたら「わたしの指示に従うならあげよう」と言うのでついて行ったよ。何しろ美味そうな団子だったからね。鬼? 誰だいそいつは? ウキキキ。
変な男と犬と猿が歩いていたね。そのコミュニティに参加したいと思っていたら、男は美味しそうなものを持っていた。あれは魔力だね。「くださいな」と男に言ったら「これから鬼の征伐に行くんだ。共闘するならあげよう」と言うのでついていったよ。戦いには興味がなかったが、花より団子だからケーン。結局、鬼ってのは誰だったんだろうね? わたしは会ったことがないのでわからないな。
何かいきなり来たんですよ。「征伐だ」とか言って。正義感を振りかざす男一人と動物が三匹いましたね。数の暴力。お父さんはこてんぱんにやられました。理由? わかりません。何しろ突然だったもので、何が何だか。財産もすべて奪われました。せめて父さんを返してほしい。だけど、あの平穏な日々は戻ってこない。なんで罪もない父さんはこんなことにならなければならなかったのでしょう。父さんが「隠れていなさい」と言ってくれたのでぼくは命を救われましたが、あんまりです。犯人には死罪を求めます。今はその一心です。
知りませんよ。じいさんとばあさんが鬼ヶ島へ行けって言ったんです。そこに行くといいことがあるよ、って。鬼? ぼくが殺したのかって? まさか。何もしてませんよ。犬と猿と雉が勝手にやったことです。ぼくはあっけに取られていたのですから。「おい、やめないか」とも言った。だけど、あいつらは喜び勇んで鬼の命を弄んだんだ。正直、見てられなかった。
財宝? 知りませんよ。おじいさんとおばあさんの家で見つかった? 証拠もある? まさか。ぼくが鬼ヶ島から強奪してきたものとでも言うんですか? 馬鹿言わないでください。ぼくは知りませんよ。
あ、そうだ。浦島太郎とか言うやつが怪しいんじゃないですか。亀をいじめてたとかいう噂がありますよ。あと、ほら、金太郎。熊を撲殺したとか。恐ろしいですね。ぼくにはそんな無謀で残酷なことはできないなぁ。疑うなら先にやつらを調べたほうがいいんじゃないですかね。
意外に最後まで言えるのは少ないはず。そして実は読んだことがないのも多いと思う。知らなかったら読んでみるといいね。コメントつける時に○○みたいだね!ってするとちょっとかっこいいね。
知ってる数は何個ありますか?
1、鶴の恩返し
2、カチカチ山
3、かぐや姫
4、桃太郎
5、金太郎
6、浦島太郎
7、一寸法師
8、舌切り雀
12、かさじぞう
13、うばすてやま
14、寿限無
15、人魚姫
16、みにくいアヒルの子
18、親指姫
19、ヘンゼルとグレーテル
21、白雪姫
22、大きなかぶ
25、アラジンのランプ
26、空飛ぶじゅうたん
27、フランダースの犬
30、ピーターパン
32、あかずきんちゃん
34、青い鳥
35、3匹の子ぶた
36、ジャックと豆の木
37、ロンドン橋
38、一休さん
39、金の斧 銀の斧
41、北風と太陽
43、はだかの王様
46、わらしべちょうじゃ
47、こぶとりじいさん
48、ウサギと亀
49、アリとキリギリス
50、ねむり姫
結果診断
知ってた数は何個でしたか?
0~10個
結構知らないもんでしょ?興味があったらググって見てね!
21~30個
31~40個
普通の人より知ってると思うよ!誇っていいよ!
41~50個
そんなに知ってるの!すごいよ!もう自分で新しい話できるんじゃない!
村人たちが「その一帯では熊がたびたび出没し、暴れ回って困っている」と話しているのを耳にしたんだ。
私は村人を安心させてやろうと、熊退治に乗り出した。
ただ殺すだけでは解決しないと私は思った。
そこで熊に決闘を申し込み、ちゃんとした戦いのもと納得して貰うことにしたんだ。
フィジカル勝負で勝てないことは分かりきっていたから、私は人間の培った技術で熊を翻弄したのさ。
勝てないことを悟った熊は負けを認め、私を背中に乗せて村人たちに服従の意を示した。
よほど感心したのか、貴族は私に貴族の階級とファーストネームをくれたんだ。
こうして私はマスダキントキと名を改め……
「叔母さん、“やったな”」
「はあ、また粗探しかい」
あそこまでフカシておいて、よく俺の指摘を「粗探し」の一言で片付けられるな。
「なんで薪割りしているのかってことはまだいいよ。なんなら熊と戦って勝ったのも百歩譲って信じる。でも『マスダキントキ』はふざけすぎだ」
「お偉いさんから名前を貰うことはそこまで珍しい話ではないよ。古今東西、色んな英雄たちは二つ名や、あだ名とか、改名後の方が有名だし」
「その名前が『マスダキントキ』って、完全に金太郎のパクりじゃん。坂田金時の逸話だろ、それ」
俺がそう言うと、叔母さんはゲームのコントローラーを盛大に手から滑り落とした。
ほんと分かりやすいな、この人。
「へえ~、金太郎ってそんな感じの話なんだ。マサカリと熊くらいしか知らないから気づかなかった」
「その金太郎の話自体が逸話なのに、それを更に自分用に翻案するという、バカげたことをやったわけだ」
叔母さんはバツが悪そうだ。
で、こういう時にとる叔母さんの行動は相場が決まっている。
「はあ~、嫌な子だねえ。私の話を台無しにしようとして」
こんな感じで、指摘した箇所について辻褄合わせをするのでもなく、俺の人格問題に摩り替えようとするのだ。
「意識しなくても、既存の話と多少はカブっちゃうこともあるよ。それに、翻案することの何が悪い。現代だって色んなものをモチーフにして、色んな話が作られているじゃないか」
こうなった叔母さんに、人の話をマトモに聞き入れられる余裕はもはやなく、俺たちは黙るしかない。
「仕方ない。お気に召さないなら、アンタらが好きそうな、とっておきの話をしてあげるよ」
「え? まだやんの」
俺も弟もさすがにウンザリしてきていたが、叔母さんは懲りずに話を続ける気マンマンだった。
「だったら年寄りどもの巣窟に行くかい? 私の話より有意義だと思えるなら話は別だが」
俺たちは老人組のいる、居間の方をおそるおそる覗く。
「お前さん飲みすぎだぞ。さすがにそんなのと一緒にするのはヒッピーが可哀想だ」
「そうじゃそうじゃ。それに括りが雑じゃ。リベラルっていっても色々あるんだから。クラリベ、モダリベ、ネオリベ、ニューリベ、カタリベ、スイヘイリーベー……」
「……『エバンゲリオン』を語る際にはラカンの精神分析理論を知っているかどうかが重要なんだよ」
「……つまりな、『ファイヤポンチ』は偶像と戦うことをテーマに描かれた群像劇なわけ。ヒーロー戦記じゃない」
「まあ、それを踏まえたうえで面白くなかったけどな。1話がバズっただけの、期待はずれな作品」
「なんだとコノヤロー!」
大分みんな酔いがまわってきてるな。
飲んでない人まで周りにあてられているのか場酔いしている。
酒の席で政治やアニメ・マンガの話はやめろって昔から言われていただろうに、しちゃうんだもんなあ。
こうなると、叔母さんの話を聞いていたほうがまだマシだな。
「じゃ、次の話いくよ」
「愛称だけで岡山空港とわかる」が条件 岡山県が空港の愛称募集 来年3月開港30周年 - 産経WEST
http://b.hatena.ne.jp/entry/www.sankei.com/west/news/171119/wst1711190029-n1.html
桃太郎岡山起源説は在野の研究者の主張に昔の県知事が乗っかっただけのもので学術的な根拠は限りなく薄弱。
起源を主張したがる某国みたいだが定着してしまったので今さらどうしようもない。
宮本武蔵も小説では岡山出身になってて宮本武蔵駅まであるけれど実は兵県出身ということでほぼ決着がついてる。
今週、家の近くの店で一杯やってほろ酔いで歩いて帰っていたところ、大きな看板が目に飛び込んできた。
近くで買ったコーヒーを飲みながら歩いていた私は、向かいの公園に座りながら、
桃太郎伝説のことを思い出していた。正確には、新桃太郎伝説(SFC/ハドソン/1993年)だ。
その名の通り、桃太郎が主人公のゲームだが、AUのCMの先駆け、金太郎や浦島太郎が出てくる。
当時の私は、その世界観に惚れて、ドラクエ以上にハマっていたし、天外魔境ではなく桃太郎伝説をやり込んでいた。
そして、こう思ったのだ。
「最近のゲームって、日本の歴史や文化に触れるソフトってないよな」
ある。
少し冷静になってググったらモンストにも、妖怪ウォッチにもいる。
そしてよくよく考えると、毘沙門天が何者か全然知らないし、桃太郎伝説に出てくるあしゅらもよくわかってないし、
敵キャラでわりと記憶があるのって、獄卒と酒呑童子ぐらい。そして、覚えているのは苦労したことぐらい。
この思い込み力(コミ力/こみりょくと言いたいぐらい)がむくむくと育っていることに背筋が凍る。
アダルトVRに興味はあるが設備を整えるだけのカネは無く(全部で20万円以上かかるんだぜ)、しかし時間はあるので、その手のコンテンツを試せるお店にいくつか行ってみた。現在、アダルトVRを体験できる店は、自分の知る限りは次の三種類だ。
我ながら暇人だと思うが、とりあえずこの三つを一通り体験してみたので、軽く感想を述べてみたい。
ネカフェはそもそもアダルトコンテンツを楽しむ店ではない。楽しんでも良いが、本格的に楽しむことは歓迎されない店である。
そういう訳で、ネカフェのVRはアダルト専用という訳ではない。「VRをとりあえず体験してみる」ための存在であり、幅広く(もないんだけど)集められた各種VRコンテンツの一種類としてアダルトも入れてあるよ、という程度。メインはどちらかというとミクさんに会いに行く方面だ。
いわばネカフェのアダルトVRは体験版であって、とてもじゃないが実用に耐えるものではない。しようと思えばできる人もいるだろうけど、前述の通りネカフェでそういうことしちゃダメです。
個室ビデオ店とは、ご存じの通りアダルトコンテンツを本格的に楽しむための場所である。金太郎花太郎グループはその大手で、最近、都心の一部店舗でDMM VRを導入したと宣伝している。
DMMはというと、これまたご存知の通りデジタルコンテンツ配信の大手企業。最近はアダルト以外のコンテンツも配信しているが、元々はアダルトがメインで、現在もその方面では他の追随を許さない。昨年くらいからはVRにも注力しており、そのサービス名がDMM VRだ。
個室ビデオ大手とコンテンツ配信大手の組み合わせと聞いて胸を躍らせない人はあまりいないだろう。自分もかなりワクワクで導入店舗に足を踏み入れたが、詳細を聞いた途端、期待はもろくも崩れ去ってしまった。選べる作品が少ないのだ。
誤解の無いように書いておくと、DMM自体はかなり多くのVR作品を配信している。ところが、花太郎のVRゴーグルには、その中の10作品程度しか入っていない。月替わりか何かで入れ替えるそうだが、作品の決定権は店側にある。ひょっとしたら店が選ぶのではなくDMMから送られて来るのかもしれないが、とにかく好きな作品を自由に見られるという訳ではないのだ。何だか入ってた作品も微妙だったし(これは偶々かもしれないが)。
これで「DMM VR導入!」と声高に宣伝するのはちょっとどうジャロという感じである。まあこのサービスは本当に始めたばかりのようなので、今後、DMMと提携するなどのような驚きの展開があれば化けるかもしれない。
ちなみに、VRコースでもDVDを持ち込めるので、その点は良心的と言えなくもない。
SODはソフト・オン・デマンドという会社の略称で、アダルトビデオの大手メーカーである。実写のアダルトVRに先鞭を付けたのは、事実上この会社であると言って良い。
冒頭にも書いたが、VRコンテンツの鑑賞環境を準備するのは本当にカネがかかる。
いつの時代も先端機器を広めるのはエロだとかいう話もあるが、個人の設備投資だけに頼るのは限界があると感じたのかどうなのか、SODはなんと自前で公式店舗を作ってしまった。店で体験してハマったら自分でも設備を整えるだろうという考えなのかもしれない。実にこう何というかスジの通った話である。
公式店舗だけあってSODで制作・販売しているVR作品はすべて鑑賞可能であり、作品数はこの手の店舗では2017年8月現在ダントツ。多いと言っても今のところ数十本くらいなのだが、それでもこれだけあればかなり楽しめる。女優やシチュエーションもそれなりに広くタイプを押さえているし、何と言ってもきちんと本番までやっている作品が多いのが素晴らしい(本番という言い回しがわからない人はお父さんに聞いてみよう)。今後どんどん投入されてもいくだろうし、街でアダルトVRを体験したいなら、現状SODVR公式店舗一択といっても過言ではない。
あ、なんだかSODの回し者みたいだけど違いますからね、念のため。作品クオリティという意味ではKMPというメーカーにも興味があるので、KMPVR公式店舗みたいなものがオープンしたら是非行ってみたいと思っている。しかし、あくまで現状はSODVRが頭一つ抜けている。
それと、VRゴーグルと一緒に、穴の開いたアイマスクみたいな奴を渡してくれたのは嬉しかった。これを顔に装着してからVRゴーグルをかぶるようになっており、まあ下着みたいなものだ。VRゴーグルは想像以上に蒸れて汗ばむので、こういう配慮は中々にありがたい。
というとですね。
うまく作られたアダルトVRコンテンツは、普通のアダルトビデオに比べ、確かに圧倒的に没入感がある。その一方で、没入感が高いが故の違和感というのもかなりある。ひとことで言えば「目の前にあるのに触れない」というのがそれだ。
触覚が伴わないのは、例えばヴァーチャルコンサートのようなコンテンツでは問題になりにくい。
しかしアダルトのような、密なコミュニケーションを仮想体験するコンテンツでは大いに問題になる。だってさ、手を伸ばせば触れるところにある(ように見えるし聞こえる)女体に、実際に手を伸ばしたら触れないんですよ。こういうのは軽く脳が混乱してしまう。慣れの問題もあるかもしれないが、視覚聴覚の没入感は本当に大したものなので、触覚が伴わないのは本当に残念な訳である。
ちゃんとしたレビューならこの辺は「可能性を感じた」という風にお茶を濁すところだろうが、可能性を感じるというのは、裏を返せば実用にはまだ遠いということでもある。まあ触覚フィードバック技術も開発が進んでいるので、そう遠くない将来に解決するかもしれない。しかしながら、現状はとにかく「あと一歩」感がすごい。
それから、これはアダルトVRに限った話ではないが、手元が見えないのは地味に結構なストレスだ。何か取ろうとするたびにゴーグルを取らなければならないのでは、興がそがれるどころの話ではない。DMM VRはこの辺も考慮に入れて開発が進んでいるが、善し悪しというのが正直なところ。特にアダルトではナニをアレする必要もある訳で、こういった面でもまだまだ発展途上なんだなという印象である。
いろいろと書いたが、一応最後に言っておきたいのはこれ。
確かにVRは発展途上の技術で、言ってみればまだまだのコンテンツが多い。けれど、それはユーザーの声が制作や開発の現場にフィードバックされやすいということでもある。例えば、SODVR公式店舗にはアンケート用紙が置いてあるのだが、これはSODをはじめ、アダルトVRに関わる人たちの熱意の表れそのものだ。
制作側の熱意に答える方法は、とにかく体験し、感じたことをどんどん伝えていくことではないかと思う。そして総合的な熱量に比例して洗練されていくに違いないのである。
だから少しでも興味のある諸氏は、ぜひとも一度は体験してみてほしい。そして皆でアダルトVRを育てていこうじゃないですか。
あと、これ読んで「なにそこまで熱くなってんだよw」とか言わないでくれると嬉しい。
いろいろとコメントをいただいたので、気になった辺りだけでもちょっと追記。
ご指摘通り、実写VRだけならスマホと安いVRゴーグルでも十分楽しめると思う。PSVRでも10万円くらいというのもそうですね。でもどうせ自分でVR環境作るなら、高スペックPCと高解像度ゴーグルが欲しいよね。VRエロゲもやってみたいし。とはいえ、最低でも20万円からみたいな書き方をしたのは軽率だった。すみません。
ただ、スマホVRは本体をゴーグルにマウントするためか、やたらと熱を持ちがちで、短時間の使用じゃないとキツいという印象はある。スペックはともかく、個人的にはパソコンVRの方が快適に感じた(ネカフェはスマホVRで、SODVRはパソコン。花太郎は何か単体のゴーグル)。画質については、店舗に置いてあるのは多分エントリーモデルなのでお察しというか、スマホもパソコンもそこまで差は無い感じ。PSVRは未体験なので未知数。
ゴーグルの機種とか眼鏡のデザインにもよると思うけど、案外大丈夫。自分も眼鏡っ子ですし。でもまあ装着時にちょっとコツがいるのは仕方がないところ。
おっしゃる通りかもですが、提供元がそう呼んでるし、世間でも概ねそういう認識なんだからとりあえず良くね? ダメ?
業態としては個室ビデオみたいなもんだから大丈夫。実際にイケるかどうかは個人の趣向にも関わるので何とも。どんな作品があるかはSODのサイトで確認できるので、気になるなら事前にチェックしてどうぞ。
たくさんのブクマ、ブコメ、トラバありがとうございます。VRって関心が高いんだな。せっかくなのでもうちょっとだけ追記。
言いたいことはわかるけども、さらに選択肢が少なすぎてどうにも。でも、アダルトコンテンツの行き着く先は、リアル寄りであれ二次元寄りであれ、エロゲの発展形になっていくんだろうとは思う。
上で書いた通り発熱の問題がほぼすべて(※個人の感想です)。パソコンVRも暑くなるが、スマホVRは極端に言うと猛暑。スマホで動画かゲームを開きっぱなしにして、目の前10cmくらいに固定してみたら、少し感じがわかるかも。
VR機器に詳しい訳ではないので、機種まではよくわからない。少なくともVIVEとかOculusみたいなメジャーどころではなかった。触った感じ数千円レベルのものでもなかったと思うけども。おそらく実用になるクラスのエントリーモデルといったところかと。
ものすごく作り込まれた水族館のトンネル水槽で海中気分を味わう感じ。まるで本当に海の中にいるみたいなのに、息はできるし体も濡れないし魚にも触れない感じ。アダルト関係無いな。
残念ながらライターさんではないが、確かに読み返すとステマっぽいな。お褒めの言葉と受け取っておきます。ちなみにSODVRの水城奈緒がなかなか良かった(蛇足)。
「ああ、やるよ、クマ。最近のクマはネットぐらい嗜むって。あんたら若いのに、そんなことも知らないのか」
僕はその言葉を聞き、先輩と二人で青くなった。
話は二週間前にさかのぼる。僕は先輩と仕事帰りに安い居酒屋で飲んでいた。先輩は仕事面では頼りになるが、飲むといい加減なことしか言わない人だ。赤い顔をした先輩は、僕にスマホの画面をよこす。そこにはあるブログの画面が表示されていた。
「これ見てみろよ、クマだぞ、クマ。クマのくせにブログアドバイザーって、笑っちゃうよな。人間様がクマに教わってブログ運営なんで、二宮金次郎もビックリだな!」
「二宮尊徳は薪を担いでいた人ですよ。クマと関係あるのは、金太郎のほうでしょう。まったくもう、そろそろ帰りますよ」
「いいなー、クマ。巣にこもって一日中ネットやるってさ、最高の生活だよな。ーーああ、なんだか腹が立ってきたぞ」
「クマ、クマって、これは擬人化というか、ただのイラストじゃないですか。実際にクマがブログやっているわけがないでしょう」
「よし、決めた! 今度の土日は暇だよな。俺もお前も彼女いないし。山に行ってクマ退治しよう! ちょうどいい塩梅に、親戚にマタギがいてさ、人が足りないって話を聞いたんだよ。よし、頼もう! クマのくせにネットやるなんて許せないぞ!」
話は今に戻る。先輩の親戚だというマタギの先生は、変わった形をした銃ーーP90という、特殊部隊等で使われる短機関銃らしいーーを僕と先輩に寄越した。
「気ぃ付けなや。最近のクマは強えぇぞ。いいもん食ってるからな」
先生はどっしりとあぐらを組みながら、呵々と笑った。先生の歯はほどんど抜けている。
先生の話によると、最近のクマは市街地に住んでいるらしい。山岳まで開発の手が及んだ影響が大きいが、エアコンの発達により、冬でも冬眠せずに生活できるようになったことが移住の決め手になったそうだ。クマといえども生き物だ。食べなくては生きていけない。街での生活にはお金がかかるが、クマが人間に混ざって働くわけにはいかない。
クマが目を付けたのは、インターネットの世界だ。インターネットではお互いの顔は見えない。手間も時間もかかるし、頭を振り絞る必要があるが、インターネットを使えばクマが必要な生活費ぐらいなら稼ぐことができる。
「……ええっとですね、せんせい? 説明の途中で申し訳ないけれど」
ターゲットの家に向かう車の中で先輩が震えながら、先生に尋ねる。人のことは言えないが、銃の持ち方がサマになっていない。
「どうした。わからないことがあれば、何でも答えるぞ。もっとも、聞いたところで死ぬ奴はすぐ死ぬけどな!」
ひぃと、先輩は小さく悲鳴をあげながら、それでも質問を続ける。
「聞いた話をまとめると、特段人間様に迷惑をかけているわけじゃないですよね。退治なんか止めて、そっとしておいたほうがいいんじゃないでしょうか……」
「馬鹿野郎、野生を忘れた獣は獣じゃねえよ。クマはクマ。人間は人間。獣が人様と同じ暮らしをしちゃいけねえ。野生を思い出させるために、俺らマタギは市街地に押し入って、クマをとっちめるのさ。ーーおい、着いたぞ」
そこは一見普通のマンションであった。ーーとてもクマが住んでいるようには見えない。車を鍵が付いたまま玄関に止めると、先生を先頭に階段を駆け上がり、目的地に向かう。クマが住む部屋の隣の部屋のドアをピッキングで開け、侵入し、ベランダに出る。そしてターゲットが住んでいる部屋のベランダに忍び込み、様子を伺う。中の様子はカーテンが締め切られており、よくわからない。
「おい、構えろ」と先生が呟いた後、先生の合図に従って僕らは窓に向かって銃を乱射した。銃の取り扱い方の訓練は軽く受けていたが、本番とは違う。僕と先輩は悲鳴に近い大声を上げながら、必死に銃を撃つ。
撃ち始めてからしばらく経った後、「もういいぞ」と先生が言った。中の様子は変わらない。とりあえず中に入るぞと、先生がベランダから家の中に足を踏み出した途端に、衝撃波が頬を裂いた。横を見ると先生がいない。空を見上げると吹っ飛ばされる先生の姿が見える。僕は幼児向けのアニメ番組で正義の味方のパンチ一発でやっつけられる悪役の姿を思い出した。
そのクマは巨体だった。全身が茶色の毛に覆われおり、ところどころ弾がめり込んでいるが、攻撃が効いている様子はない。獣の筋肉を震わせながら、眼光鋭くこちらを射抜く。
「ああ、お前達が銃を乱射したせいで、家の中がめちゃくちゃになってしまったじゃないクマ! あれもこれも! 朝食のフルグラも! ブログのネタのため買った本も! ああ、パソコンまで! これから会社に行かなくちゃならないのに、どうしてくれるクマ!!!」
「あああ、寄るな寄るな、寄るなーーー!!」
先輩が銃を放つ。クマは動かない。先輩の放った銃弾は全て筋肉で受け止められる。クマは先輩の姿を冷ややかに眺めている。
「なにしてるクマ。ブログアドバイザーである僕には、銃なんて効かないクマよ」
「ブログアドバイザー? な、なんだよ、あのブログのクマじゃないか。な、仲良くしようぜ、な。お互い長生きしたいだろ? 健康のために、運動と瞑想と野菜350グラムを毎日欠かさずって、えええ!?」
先輩の言葉を待たずに、クマのラッシュが先輩の全身を撃ち抜く。目にも止まらぬ拳で先輩をボロ切れにした後に、先輩の頭をつかんでは振り回し、空へと放り投げる。さきほどの先生の飛翔より、距離は出ているようだ。
「その睡運瞑菜とか抜かす奴に、僕のブログがどれだけケチ付けられているか、知らないのクマかな。ところで、お前」
クマの巨大な黒目がこちらを見る。腰を抜かした僕は、立ち上がることすらできない。
僕は目を閉じ、合掌した。僕の無謀な冒険は、ここで幕を閉じる。二度と幕が上がることはないだろう。ああ、野生の力はおそろしい、おそろしい。