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2023-12-16

anond:20231216193129

40歳ババアだけど、子どものころ劇団○○○○ってところに姉妹所属してて、そこのダンス練習で全員強制的レオタード着させられるのが恥ずかしくて嫌で嫌で嫌で仕方がなくて、普段意見の合わない姉ともそこだけは意見一致して親に抗議して退団した記憶がある。

2023-12-10

舞台に出てる人すごすぎない?

舞台を見るたびに思うんだけど、舞台に出てる人達ってすごすぎない?

何百人という人を前に、毎回やり直しの効かない一発勝負を続けなきゃいけない。数時間にわたるセリフや動きをすべて覚えなきゃいけない。

それを1日2回×数週間(時には数ヶ月)続けるなんて、とてもじゃないけどプレッシャーに耐えられないし、気力体力がもたないと思ってしまう。自分だったらセリフが飛んで舞台が止まる夢を毎晩のように見て確実に心が病む気がする。

舞台に出る人をテレビドラマに出てる人より下に見るような風潮があるけど、いくらでもやり直しの効くテレビドラマなんて舞台と比べたらプレッシャーなんてあってないようなもんじゃない?

ここ数年舞台活躍している芸能人自殺が続いたり、舞台を中心に活動する劇団内部のパワハラ問題になったりしてるけど、そりゃ極度の重圧でみんなおかしなっちゃうよなと思ってしまう。みんなさらっとやっているように見えるけど、信じられないくら過酷世界な気がしてしまう。

すてきなお芝居を見た日のこと(かみさまを殺すための旅/あまい洋々)

かみさまを殺すための旅」/あまい洋々 を観劇しました。


普段はあまりお芝居の感想ネットに書くことはないのですが、

これは多くの人に知ってほしい、という気持ちと、

芝居の熱量を受けて何かアウトプットしないと、

居ても立っても居られない気持ちになったため、

拙いながら書いてみることにしました。


お芝居の詳細な感想もさることながら、

作品を作る上で登場人物の描かれていない裏側を想像するように、

役者さんのTwitterを見て、作品が完成するまでの様を想像するように、

この芝居を見たひとりの自分、がどうこの作品出会い、どんな行動に至ったのか、というような

記録があってもいいのかな、と思いこの記事を書いています


■この劇に出会った経緯

 詳細には覚えていないけれど、「何かいいお芝居ないかなあ」とTwitter徘徊していた10月頃、

 仮チラシとタイトルを見て、「あ~たぶん好きなやつ」と思って、カレンダーに追加したような記憶

 「かみさまを殺すための旅」というタイトル。「あまい洋々」という団体名。

 (この漢字ひらがなバランスがうまくいえないけどすごくいい)

 (ぜひタイトル解釈や、団体名の由来について、どこかで伺えたらいいな、とふんわり思っている)

 柔らかいタッチイラストと、少しビビッドな色遣いの仮チラシ。

 そのときに、主催結城真央さんのアカウントを見て、

 1999年まれなんだ、自分ひとつしか変わらない歳の人が、

 自分劇団を持っていて、もう4回目の公演に取り組もうとしているんだ、と。


劇場に行くまでのこと

 なるだけ、芝居を見るまで感想バイアスになる情報は入れないようにしよう、と思いつつ。

 しかし、予約する段階でチェックした本チラシのデザインは仮チラシからさらアップデートされた素敵で、

 「オムニバス形式短編詰め合わせ、ぜったいすきなやつ~」という気持ちと、

 「虐待・性暴力モラルハラスメントを想起される表現を含みます」というのに、ちょっとびびったりもしていました。


観劇当日のこと

 観劇をした12/9(土)は少し温かい冬の日で、雲一つない晴れた日。

 北千住に降り立つのはたぶん初めてで、アクセスがいい都内の駅だけれども、意外と遠いなあと思いながら電車に揺られていました。

 勘違いしていたのだけれど、BUoYを初めて調べたときカフェが出てきたので、「カフェでやるタイプの芝居かあ」と思っていたけれど、

 実はカフェは2階、劇場は地下ということでした。終演後に2階のカフェに行ったら満席だったので、改めてカフェも行ってみたいな。


観劇をしたあとのこと

 劇場に入ってから、出るまでのことは、別の記事でまた語るとして。

 わたしは、素敵な芝居を見た後は、台本を買って帰るのが自分の中で決めた約束事みたいにしているところがあります

 もちろん、帰って、改めてじっくり味わいたいというのもあり、チケット代以上に何か劇団還元できれば、みたいな思いもあり。


 物販で売られていた、主催結城さんが書かれたイラストも素敵だったな。

 この芝居を通して、すっかりわたしは、結城さんのファンになってしまって、

 何かの形でこの方が芝居や創作活動を続けていくのに、貢献できたらいいな、

 この方は芝居をつづけていくべき(べき、というと断定的で独善的で強い言い方に聞こえて嫌だけれど)人なんだろうな、と思いました。

 それくらい、芝居やアフタートークで見えるかわいらしい印象の反面、パワーを持った方でした。


 劇場から出た後は、一緒に芝居を見に来てくれた友人と、(二人ともが台本を買って)

 近所のカフェでおいしいお茶を飲みながら、作品感想をじっくり語りました。

 正確には、カフェに向かう道中から電車の中で解散するまで、たぶん2時間くらいほぼずっと、この作品について、考え、話し続けていました。

 それもやはり、話さずにはいられなかった、という感覚に近く。


 しかし、そのうちの半分くらいは、建設的な議論なんかではなく、

 「めちゃくちゃよかったね」「しんどかったね」「今年イチかもしれない」

 「マジで観に来てよかった」「なんでもっと早く出会わなかったんだろう」「もう1回みたい」

 「ていうか知り合いの演劇関係者全員見て」「とりあえず帰ったら近所の演劇人にLINEしよ」

 みたいな、オタクじみた、そういう、感想だったのですが。


 あ~~~でも、本当に、今思い出してもよかったな。行けて、観れてよかった。

 初めての劇団を見に行くときは、好きになれるかな、ちゃんと楽しめるかな、といつも心配になるのですが、

 今回に至っては、友人を誘って予約した自分をめちゃくちゃほめたたえたい、そんなお芝居でした。

2023-11-30

https://news.yahoo.co.jp/articles/0570e5729e8ed8130a700b2e2138554f6cd4b9ba?page=1


まり報道はみていないのだけど、なんとなく5に貼られてたこ記事ちゃん真剣に読んでみようかなと思ったのだけど、

会見冒頭、亡くなった劇団員への哀悼言葉もなく、遺族に対するお悔みや謝罪もなく、いきなり報告書説明からまりました。最初違和感を覚えたのはこのときでした。

ここで最初違和感を覚え、フル動画見直したら哀悼の意も述べて謝罪もしていた。

https://www.youtube.com/live/-Fp4uhPPjX8?t=1m14s

本日はお忙しいところ、急遽お集まりいただきまして大変申し訳ございません。当団では、この度の宙組生の急逝を受けまして、なぜこのようなことが起こったのか、また、一部報道されているような事柄につきまして、事実関係や原因について、調査を行うべく、外部弁護士による調査チームに調査を依頼し、11月10日調査報告書受領いたしました。当団として、調査報告書の内容を真摯に受け止めており、対処すべき課題として、ご指摘いただいている内容を含め、今後、全力で改善に取り組んでまいります。この度の宙組生の急逝につきまして、謹んで、哀悼の意を表しますとともに、ご遺族の皆様には、大切なご家族を守れなかったことを、心より深くお詫び申し上げます。今後も、ご遺族の皆様に誠心誠意対応してまいる所存でございます。また、宝塚ファンの皆様並びに関係者の皆様に、多大なるご心配とご迷惑をおかけしておりますこと、深くお詫び申し上げます。誠に申し訳ございません。ではこれより着席してご説明させていただきます。まず、お配りした資料に基づき製作部長の伊庭よりご説明いたします。

ドアタマにあるべきだったのだろうか。特にそんなことも引用した以降に触れられてもおらず、いずれにせよ、やはり読む気を失くしてしまった。


まあ、劇団自体失くなってもやむなしと思っているけれども

2023-11-27

性や恋愛に許せなさがある話

いくら許せなくても世界側に代わってもらうのは無理だから自分で受容適応するしかないのはわかるけどまだ出来ねえ~~って話。

世の中に趣味娯楽はたくさんあって、深入りしてるからこそ苦しんでる事例もたくさんあると思うんですが、

私はその中でもセックス恋愛で不幸になってる人をみると勝手になんかつらくなっちゃって、

出来るだけ共感半径に人を入れないとか、友達でも性事情は浅いとこまでしか聞かないみたいなことを割と意識的にしてまして。

その直接的な原因が、創作物でもNTRBSS(僕が先に好きだったのに)で変なダメージ食らうんですよね。

特にBSS被害者面する正当性なんもないからね。でもつらいよな)

あと女子高生・大生が身内パーティではしゃいでたらそんなつもり全然なかったのにお持ち帰りされるやつ。

で、「なんでこんなダメージ食らってるん?」って自問自答して、

「こういう要素のこういうところが苦手かもしれない」って要素の羅列です。

「そうじゃない人もいる」のは百も承知なんですが、

「その傾向がある」「こうなる可能性を排除できない」の話です。

貞操に対する価値観をすり合わせることが不可能

 誰でも、何に対しても100回目より初めてのほうが特別だと思うんですよ。

 でもセックス場合って片方が「おれ20回目だしこんなもんでええやろ」くらいの気持ちでもう片方初めてだったのに!

 みたいなことも起こるじゃないですか。

 男女ひっくり返るパターンももちろんあるけど、そういう「相応の覚悟がないまま他人人生に影響を及ぼす」ってのがなんかグロく感じる。

 貞操観念が完全に一致してる社会ってのを想像してみたりもしたんですが、

 多くて十数人程度かつ権力勾配がほぼない小集団ならともかく、それ以上になると無理じゃないか…? と思うわけでして

 特に権力と結びつくと無理。

 原始的社会においても権力持つ男にとってはセックスは安いし、

 権力血縁が結びつくようだと権力者の娘の貞操は高くなる。


セックス恋愛対象を金銭的・量的価値で換算することが当然なのが嫌い

 女性で言えばかわいかったり、若かったり、アイドルだったり、未経験だったりするとまあ性的に求められる機会は増えるじゃないですか。 応じるかはさておき。

 でもって金銭価値計算することが可能になるわけじゃないですか。

 もっと単純に風俗店ランキングでもいい。

 それにキモさを感じるんですよね。

 よりキモいけど確実にあるだろうな…って例でいえば、

 「実際は違うけど、相手が喜びそうだから初めてのふりをする」

 「逆にしてみて、初めてじゃないとわかるとキレる」

 BSSのこと好きになれないながら馬鹿にもしがたい理由がこの辺で、生理的なショックは止めようないもんな…。

 処女厨に関しては思考実験として、義務教育で全員性教育実習するような社会だったら変わるのかもしれん。

 が、少なくともこの社会はそうではない。

男性女性ゲームルールが違う

 どっちが有利かってのは置いといて、

 一般的に男は顔や、金や、話術や、センス相手を探す(短期的なお相手ゲームになりがちだし、

 女は顔や、若さや、仕草お金に変換したり、相手を探す(人生パートナーゲームになりがちじゃないですか。

 二者の切実さに差があると、優位なほうが搾取可能になるじゃないですか。

 「可能からってやるとは限らない」なんて希望は全人類に対してはとても持てない。

 特定個人に対しては超がんばれば持てるけど、しばしば裏切られる。(芸能人不倫とか)

 そして搾取構造が一度出来上がると、密室内での関係というのも相まって、ブレーキや法が及ばず、どんどんエスカレートすることが度々ある。

意味けが多重的すぎる

 まあ恋愛ってそういうあいまいな部分を解釈していくのが醍醐味みたいな部分もあるんだけど。

 普通にラブコメは好きなのでそういうの好きーてなることもあるんだけど。

 ちょっと心が闇落ちに傾くと、

 生殖愛情表現ソフト支配暴力人間部分的トロフィー化と単純な快楽と他もろもろが混ざってるの正気の沙汰じゃねえ…ってなる。

 流石に差し引き不幸より幸福を生み出してるとは思うけど、

 不幸も大半がちょっとしたすれ違い程度だろうけど、

 かといって世の中曲芸みたいのこと乗りこなして生きてんな…という感想は消えない。

 セックスをゴールと思ってる人とスタートだと思ってる人のすれ違いとか。

・でも性欲からは逃れられない

 まあ今のところ。

 損得の上でいくら嫌だなあ、嫌だなあって思っても、逃れられないのでなんらかの形で受容するしかない。

 日夜エロサイト巡るだけで済めばいいけど。

 飽きから逃れられないのもだるポイント

競争の側面から逃れられない

 特にモテる」人に対して。

 選ばれなかったからと言ってフラれた人の価値が貶められないのはわかってるんだけど、

 自尊心に傷を負うのは避けられないし、

 傷を負った人を馬鹿にしたくない。

 いくら傍目に見て「本気で落としたいならもっとちゃんとやりなよ」という人であったとしても。

 これに「処女価値を見出す価値観」とか絡んでくると、

 まあまあ「それは君が考え方を改めるべきだよ」案件ではあるもののやっぱり共感もしちゃう

倫理観を消し飛ばしてくる

 単行本派なので全然ツイッター知識なんですけど、

 ワンピースベガパンク天竜人の所業を見て頭の片隅で「うらやましい」と思ってしまって欲を切り離した、みたいな描写があるらしいんですよね。

 ツイッターで聞きかじったときに「めちゃくちゃわかる…」となってしまって、

 この場合は性欲ってより絶大な権力に対してのものですが。

 「そうしても怒られないし、罰せられる人がいない」って状況に置かれたとき

 「これは期間限定のものではないし、あとで負債を取り立てられる心配がない」って状況のとき

 倫理観を維持できる自信がない…。

 現実的にはそこまで極端な特権にはたどり着けないものの、(たどり着いた人もいる、という別枠の闇もあるが)

 過剰に疲れていたり、被害者意識をこじらせていたり、あるいは躁的な全能感が強い時期だったりすると

 「これくらいなら大丈夫なんじゃないか?」って考えがよぎらないと言えば、まあ、嘘。

 今のところ頭の別の部分でブレーキかけたり、メンタルが平常に戻るまでCPU稼働率落として、

 能動的な行動起こせないようにスリープ状態にできてるけど、死ぬまで保てるかはあまり自信がない。

 特に生理的事実として脳が衰えると精神的なブレーキが弱まって起こりやすくなったりするし。

 「死ぬまで穏やかでいい人だった」って平凡に見えるけど、年々そういう人への尊敬度が増していく。

仮定の話だけど、

人間がみな不老だったり後天的に外見を調整できる技術安価化している(外見年齢による事実上の結婚市場タイムリミットがない)

・片方が嫌だとなったら強制的セックスを中断させることができる

・というか子供が欲しい人は体外受精するのでセックス生殖行為と切り離される世界になる

・性欲をコントロールする技術が生まれ、「性欲を抑えきれない」という状況がなくなる

上記のようにセックスが非常に優先度の低い娯楽なので、金銭に変換する文化が廃れる

みたいな世界だったら許せるかもしれない。

(つまり不可能という話ではある。)




おまけ

脳が破壊された(性・恋愛描写でもってしばらくひきずった)作品や、性・恋愛で感心する描写があった作品

クリスマス解放戦線 / 渡辺源四郎商店(なべげん)

ローカル劇団舞台

うろ覚えな筋としては、

戦時中英語アメリカ文化禁止された名残で(時代設定忘れたけど平成初期くらい?)クリスマス禁止されている日本

若者たちのための祭りとして「クリスマスをさせろ」という趣旨の「クリスマス解放戦線」がかつてデモ学生運動を繰り広げた。

が、その暴動鎮圧され、今や戦線わずか4名のメンバーが残るのみ。

デモ主催となった女性犯罪者として中東紛争地域慰安婦として送られ、

戦線メンバーはそれぞれ鬱屈を抱えてはいものの、思春期で親に反抗したいいいとこのお坊ちゃんお嬢ちゃんなど。

ささやかな」反抗として4名でのクリスマスパーティを決行するものの、警察に察知されてしまう。

その時現れたサンタ装束に身を包んだ男性

メリークリスマス!」の掛け声と共に袋から取り出したのは小銃

戦線メンバーの一人はキリストの墓根拠にしている過激新興宗教信者だった。(地元にはキリストの墓と呼ばれるところがあります。なぜか)

精神的に追い込まれささやかだったはずの反抗から特攻兵に仕立て上げられた若者たち

テロに参加せず取り残された主人公は、実は警察スパイかつ、デモから戦線メンバーだった。

クリスマスパーティ場を密告した見返りとして戦地での慰安婦から帰ってきた先輩(かつての指導者)は妊娠して(させられて)いた。


僕の小規模な自殺 / 入間人間

未来人と名乗る鳩に、「きみが片思い中の彼女はこのままだと死ぬ」と脅され、

半信半疑ながらもその手伝いをする。

主人公彼女が好きだと言っているくせに、「自分はまだふさわしくないから」と決定的な告白をせずにいる。

何の意味があるのかと思いながらも手伝いをしていると未来からの別勢力が現れ、いよいよ信じはじめ、

彼女を守るために未来人の操る熊に車で突撃までする。

が、主人公告白しようと思った時には既に彼女には恋人がいた。

未来人のそそのかしによって)ほかならぬ自分が仲立ちさせられた男が。


ラピスの心臓 / 羽二重銀太郎

なろう原作

人類は全て手の甲に石が埋まっており、

その石が濁っているか透き通っているか魔法が使えるか否か、ひいては貴族かどうかが決まる。

一度平民の血が混ざると子が大丈夫でも隔世遺伝魔法の使えないものが生まれるため、貴族社会で混血は忌み嫌われている。

主人公孤児の濁石(平民)。

だが魔物に対抗する訓練を受けており、従軍任務の結果、貴族平民かかわらず多くの仲間に恵まれる。(一方的に好いてくる異性も)

出来のいいダークファンタジーだなあという感想で読んでいると、本筋とはあまり関係ない一幕で

「この世界では男女が愛し合っていなくては子供ができない」という設定が明かされる。

この世界に望まれず生まれてきた命はない。

孤児主人公も、

名門貴族平民の混血である相棒キャラも。


血界戦線 / 内藤泰弘

シリーズ2の5巻目くらい。

父親身体病気ゼリー状になっていじめられる娘が、不良グループとつるむようになって、

不良グループの男がその父親に「親はこんなのくせになかなかいい具合だったぜ」っていうのが嫌すぎて続刊買えなくなった。

これを心理的安全性が脅かされた状態と呼びます


ランスシリーズ / アリスソフト

名作エロゲシリーズ

父親遊んだエロゲ!』

個人的に感心している設定は、

「この世界避妊魔法でする。 男性側にかけ、定期的にかけなおすものの数週間程度はもつっぽい?」

魔物人間迫害する本能があるためレイプするもの人間との生殖能力はない」

個人的には好きじゃないけどリョナ好きへの需要があるのはわかるし、世界観の残酷さが示されることで主人公の無体も『まあ結果的に命張って戦って人々を守ってるし…』とバランスがとれてる)


(しんどそうだから読んでないけどこのテーマからすると直撃っぽい)

死ぬほど君の処女が欲しい / てぃーろんたろん

一話だけ読んだ。

キモデブオッサン主人公が元ギャル奥さんラブラブなんだけど、

奥さん若いころ相当性経験値があって、主人公はそれを非常に負い目に感じている。

しか主人公記憶を保ったまま学生時代タイムリープし、

(当時は本当に接点ゼロにも関わらず)

奥さん処女が欲しくて頑張る話…っぽい。


皇帝と女騎士 / Team IYAK(ピッコマオリジナル漫画

家族から邪険にされ、女らしさとは無縁に軍属として生きてきた主人公が、

帝国の王(最初王子だったかも)の侵攻に耐え、

「女のくせに」と言わず一人の戦士として尊重してくれる王に絆され、女騎士として仕える話。

ただ、平和な世の中まで行くと周りから「女の役割」というもの圧力を感じて、

戦の功労者にもかかわらず生きづらさを感じたり、開き直ろうと変な突っ走り方したり。


追記増田初めて使ったけど、筆者の代わりにコメント返信してる人がいるのクソおもろいね

2023-11-19

卒業メンバーは「身内」じゃないよな

劇団員と、劇団外の人間による対談」って特集過去所属していた劇団員を呼ぶの何?

対談だけに退団ってか、ハハ、笑えねえよ 

直近の出来事ではないが、時間薬とやらが効かないので書く瀉血をする

好きな役者が、所属していたグループを退団した。

フリーになって活躍!ではない。客演の多い役者ではなく、実質の引退宣言だ。

それは、いい。

いいというか、仕方ない。

劇団との間にトラブルがあったような話も聞かないし、そもそもファンがどうこう言えるものでもない。

時々オフでは連絡を取り合っていたようだ。ただ、劇団として名前を出すことは無かった。

から喧嘩別れではないにしても、仕事上は関係の切れた仲なんだな、と思ってきた。何年も。

そこに突然の対談企画である

絶縁してないことはそれ自体が「同じ劇団にいられなかった事実」を強調するようで、文字起こしを見る手が震えた。

自分で思うより、劇団にいるその俳優のことを好きでいたらしいことに驚いた。

どう受け取ればいいのか分からない。

ファンサならグロすぎるし、当て付けなら甘すぎる。

主宰自分の対談について「おもしろいくわだて」とツイートしていた。面白いか?なあそれ面白いか?面白がったらいいのか?

出会いの思い出に触れて、

在籍中のエピソードをまるまるすっ飛ばして、

これから展望について語る対談。

振り返って

「××となら、(略。希望的な未来予想。)していける気がしたんですよね」

なんて。

過去形じゃん。

どんな顔して読めばいいんだよこれ。


卒業や退所をして長い人間に、いつまでも内部ヅラさせるのは問題だろう。

去った人間を身内カウントしないバランス感覚は正しいと思う。身内扱いしてくれよと思うわけではない。

ただ、だからといって全くの他人でもないんじゃないか

それなら、どうなれば満足か?

自分でも分からない。

からいから困っている。

anond:20231113020407

向う(劇団)はジェンヌとその親を通して、こっちの好意や熱意を人質に取るんだよね。

会の運営は、そのジェンヌさんそれぞれに違いがあって、親御さんの関係する会社社員にしてもらって給料も出る、経費もちゃんとしてくれるようなところもあるらしいけど、この方の係った会はかなり待遇悪いほうだと思う。

お金の面は、ちゃんとしてあげないと。お金がなくてロクな食事ができないと体だけではなく精神も壊れて、こうやって代表からスタッフまで全員潰れていく。

会員も、スタッフが無給のボランティアで愛と責任感でやってるということを知らなかったりするので、平気で文句言えるんだと思う。

代表が降りる、スタッフがほぼ全員辞めてしまう、会が維持できなくなって潰れるというのを時に見聞きしてるが、精神的・肉体的・金銭的に追い詰められて破綻するんだろうと思う。

会を立てたいジェンヌの親御さんにこのダイアリーを読ませたい。

会の代表スタッフをやろうかどうかと考えてる人にも。

会の問題が表面化してないから、しばらくはこの先もこの状況が続くと思う。

そうなると会の代表スタッフも引き続き需要があるだろうし、引き受けるときに「大好きな○○さんのお役に立てるならがんばります」ではなく、条件交渉もして自分の出来る範囲を明示して引き受けるようになってほしい。

会なんてなくてもジェンヌを続ける事はできるんだから自分ができる事以上を求められても断れるようになってほしい。

コロナ禍の前に、応援してた生徒さんから会の代表を打診されたけど、即断った。

かなり気軽な頼まれ方をされたのも気にくわなかったし、断り方も乱暴だったのはちょっと失敗だったかな。

気軽に頼んできたのはきっと、大変さの度合いを知らなかったんだと思う。サークル部長くらいの大変さだと思ってたのかな。

以前別の方の会の会員だったこともあって、会員として見ていただけだけど会の大変さも知ってた。

会立てを打診されたタイミングはその組のトップさんが退団する公演だった。

そうでなくても大変なのに、そのタイミングでほぼ最下級生として会立てしたら激務すぎてスタッフ全員潰れるから、この時期も反対だった。

私が頼まれたのは東会(東京)で、西はやってくださる方がいたので、トップさんの退団公演が終わってから西会だけ立てた。

親御さんが「会を立てるのがこんなに大変だったなんて」と後からこぼしていた。

普通は娘が宝塚に入って初めて親御さんはこの世界のことを知る。

会の運営の大変さなんてそりゃ知らないよね。

会を立てたら親御さんは裏方にはいるがそれでも大変らしい。表に出る代表スタッフの大変さをいざ思い知れ。

立てる前は、会立てにかなり積極的というかもっと娘を上に上げたいだから会立てなきゃみたいな焦りがあったみたいで、東西立てなくてはと思い詰めてたみたいだったが、西会を立てた後はおとなしくなった。

会を立てることの有利不利や大変と一言でいえない大変さを知ったのだろう。

結局、東会は立てずにコロナ禍の中、そっと退団して行った。

お茶会もガードも各種イベントもなくなるとわかってたら、負担もだいぶ少なくなったし、だったらできたかもしれないと思ったが、先のことはわからないしね。

私が一番苦痛だったのはガード。あの大変さ。

会員でも大変だったのに、あれを仕切る側はさぞかし大変だったろう。

詳しいことは省くけどコロナでガードがなくなって最高に良かった。

やるとしても千秋楽初日だけで十分じゃん。

2023-11-18

anond:20231115181535

いや週刊文春はとっくに把握してるよ。むかし記事にもしてた。つかなんで劇団内のもっとやばいネタ把握してる文春が知らないと思ったのか。

2023-11-17

anond:20231113020407

現役でスタッフやってる。

やめたければやめればいいってみんな言うけど、どうやってやめればいいのかわからない。

増田ほど大変な目には遭ってないけど、それでも観劇の楽しみとかなくなったし、自分が好きだったジェンヌが早く退団しないか考えてる自分がいる。

でもわたしがやめても劇団FC押し付けてくる仕事が消えてなくなるわけじゃないし

会とかいうクソシステムごと爆散してくれないと

他のスタッフもお手伝いしてくれてる人も残して自分だけ逃げていいの?って

でも新しいスタッフ増やさなきゃ新しくお手伝い声かけなきゃって相談してんだよな。わたしだって現状に加担してるんだわ ねほぱほのブラック企業面接官を笑えねえわ、まだ見てないけど

今回の増田のおかげでFCの闇が世に突きつけられて、「俳優上下関係スタッフにまで持ち込まれてるのおかしい」とか色々みんなが言ってくれて、ああおかしかったんだ、って思えた

増田ありがとう不本意ながら後輩になっちまったけどわたしも生き抜くよ

みんなありがとう、外の意見に触れられて本当に心が助かった

しょーじきどうせ劇団はこういう声も無視して現状維持し続けようとするんだろうなって思うけど、

でも色んな人がやべえやべえって言ってくれてよかった

あわよくばこのクソシステム崩壊してほしいけどな マスコミさん、頑張ってー

こういうの匿名でも書くのすっげえ怖い。手めっちゃ冷たいし。心臓バクバクゆってる

増田ありがとうね 勇気もらった

今すぐじゃなくてもいつかこのクソシステムがなくなったら、どっかでそれぞれ祝杯あげような

宝塚用語「ワッカ」

なんで劇団にチクリ屋がいんだよ……?

そういう問題じゃねえ!教えはどうなってんだ 教えは!

anond:20231117112424

ローテーションでネット民血祭りにあげられる対象が出てくるからね。

今回はマフィン屋さんが熾烈な糾弾対象になった。

また次の、薬物が蔓延した大学部員を殴ってるスポーツ団、性的搾取をした劇団とかが出てくるはず。

そうなったら今回のことを忘れてみんなそっちに飛びつくから、それまでの辛抱だと思う。

2023-11-16

anond:20231113020407

自分自身もいわゆる「推し活」をするのでこの記事が身につまされる。

性差についてはわからないけど日本人海外人間に比べ文句を言いつつも表向き運営従順な人が多いから(これは推し活の話ではなく社会全般の話)、まあブラック企業悲鳴を上げながらも辞めない、みたいなのと根本的には変わらないと思う。

娯楽はあくま自分が楽しむ余暇から義務になる時点で不健全なんだよね。わかってはいるんだけど抜け出せないんだよね。

推し活というものをあまりしてなくて客観的に見ている人は馬鹿馬鹿しいと思うだろうけどそんな状態でも続けてしまった気持ちわかるな、と思いながら読んだ。

件の劇団事件が起こってしまったので問題が表出したけど舞台界隈は多かれ少なかれコアなファンが身を削って支える事が前提になってる部分があるしコロナ禍以降余計にその傾向が加速しているから今後どうなっていくやら。

元増田自分人生を一番大事にして身体に気をつけて過ごしてほしい。

anond:20231113020407

親戚に夫婦でその劇団の長年のファンがいるけど

地主で立派なお屋敷暮らしふわふわとした雰囲気の殿上人から

コツコツ会社員して働いてるような人が支えるのは無理なコンテンツなんだと思ってた。

クラシックコンサート程じゃないけどチケット代も高いし…

anond:20231116092430

一流の劇団にいる一流の女優使用する機材が

一般的な家庭用と一緒なのか不明よね

anond:20231116081703

補足

ジャンル宝塚が違うのは劇団側が「ファンヒートアップするシステムを黙認してる」とこで

正直それはジャニーズの比じゃないレベルなんだよ だから札束の叩き合いになる。

ジャニーズだとよくファン身体売ってブランドの財布やバッグ貢いで…とか問題になるけど

宝塚だとこれが「車」とかになるからね…

とりあえず劇団は「ジェンヌ自身お金を出して衣装グレードアップする」のを禁止した方がいいと思う

トップファン同士で「燕尾は私が作る!」とかなるのやっぱり良くないと思うんだわ

相撲の化粧廻しと一緒といえば一緒かもだけど公演数が違うし毎回やってたらそりゃ破綻するよ…

そして後援会通じて買った公演チケットの席がどこかで「自分が今どの序列いるか」が目の当たりになるし

みんな席が上がった下がったで一喜一憂してる

anond:20231116081852

宝塚場合別にノルマがなくても回るは回るんだけどね(多分)

劇団側が後援会の人数やチケットのさばき力を組の人事の判断材料にしてる部分がある。

でもまあそれは仕方ないかなという気はする。なまじっか5つ組がある分、人気の差が露骨に出るし。

anond:20231113020407

一応、ちょっとだけ宝塚にハマってた時期があったから補足したいけど、みんながみんなこうじゃないし

全部のFCがこういう感じでもない。ジェンヌさん性格とかFCの体質にもよると思う。でも「こういうとこあるだろうな」とも。

自分は友人がFCに入ってたからそこからチケ回ってきたけど、そこは運営メインはジェンヌの親御さんだった。大変そうだったけど。

年間動員300万人らしいけど、FC枠のチケットと一般チケットの比率ってどのくらいなんだろうね。自分体感だと半々くらい?

しかしたら2:1かもしれない。誰か知ってたら教えて欲しい。

あと、ジェンヌさん側も「世間知らずのいいとこのお嬢さん」が外を知らないまま特殊世界で育ってしまう不幸もある気がする。

宝塚に残れる人たちが良家の子女が多いのは仕方ないことであって、音楽学校に入る時点でバレエ声楽素養があるというのももちろんだし

宝塚には新人公演っていうのがあって、今やってる公演の演目をそのまんま新人がやるんだけど

これが将来トップになれるかどうかの試金石なんだよね。でもトップの役をやる子はチケットノルマが200枚とからしい。

まり「この数くらいさばけないと将来のトップは無理だよ」と劇団から言い渡されるも同義

それが可能なのは「その時点で200枚さばけるほどの人気がある新人か」か、「親の経済力と人脈でなんとかするか」。

これを20歳そこそこで突きつけられるのはきついよなーっていつも思う。

anond:20231115093816

もともとは鉄道会社旅客誘致のための催し物劇団みたいな感じじゃなかったか

追記】見に行ったことある。まあ、そもそもミュージカルを見る人自体少ないよね。

母親ビデオ持ってた、天海祐希真矢ミキコンビでやったロンドンミュージカル・ミーエンドマイガール面白かったなあ。

2023-11-15

anond:20231115233908

宝塚ではヘアアイロン日常的に火傷事故が起こっているというのは劇団も認めるところです^^

あなたの周りの方もさぞよくヘアアイロンで火傷なさってるんでしょうね

やっぱり火傷される方はあなたと仲が悪い方が多いんですか?

anond:20231115112055

80年代90年代くらいまでは専業主婦率も高かったしバブルもあったし「余裕がある主婦たちの趣味活動の一貫」だったんだろうね。

芽が出ないジェンヌは後援会芦屋あたりの奥様の見合い斡旋結婚退団していくとか

そういうところまで含めて完結されていた世界だったのが、不景気皮肉にも女性社会進出とで

従来の「後援会活動」が成立しなくなった。でも後援会システム自体劇団は求めてる。

なぜなら、個人チケット販売力=劇団にとっての人気を測るバロメーターでもあるし

劇団がまかないきれない部分を任せられるところでもあるから

推し活」の感覚で働く独身女性が飛び込むとこうなっちゃうんだよなぁ…

とあるトップさん後援会入ってた知人は金銭的なところで追い込まれ寸借詐欺まがいやらかした。裁判にもなって負けた。

普通な出禁だけどトップさんの取った対応は「回すチケットの席を後ろに下げる」だった。

劇団も団員もそういう「毒を食らわば皿まで」の世界なんだなとしみじみ実感したよ。

anond:20231115105026

昨今の「推しビジネス」にまとめるのもだいぶ違和感があるんだよな。

会は「私設」ファンクラブ劇団がそれを収益化している訳ではない(公式ファンクラブ収益化されているジャニーズとの大きな違い)。伝統芸能の公演にあたりタニマチ連中が胡蝶蘭並べるのと同じ(それが役者の箔になる)。育成・公演だけならそんな仕組みいらない訳でタニマチ以外の普通の観客が苦々しく思っているのはよく分かる。

anond:20231115103202

勘違いしているけど相撲力士歌舞伎役者と同じでトップレベルや有望株に対して金を出してくれたり(出資融資ではなく無償)、各種支援を行う慣行(パトロンタニマチ文化元増田が"御贔屓の一部"と言っていることからも明らか)はあり、公演に対する劇団から給与報酬問題ではないんだよ。

この構造では本来搾取されているのは役者側になりやすい(パトロンの言うことに従わざるを得ないことも多々発生するため)が、本来パトロンが出来るような資力がない人が入ってしまうと構造搾取されることになる。実はホスト資産女性のみを相手をしている時代はこうだった。

anond:20231113020407

この機会に宝塚好きといっても全員が個人FC入ってるわけではないって認識も広まってほしいわ。

好きなのは大勢で作り上げる舞台だけで個人深追いする気無いですって人が透明化されて、劇団やばいニュースへのコメントでやれ推しビジネスが~とか知ったかで語られて本気で嫌。

それほどのめり込む人たちがノルマチケットうから保たれてた面があるのも分かるけどさ

2023-11-14

もう宝塚ダメです

遺族側「上級からヘアアイロンを押し当てられた」

加害したとされる側「やってない」

宝塚歌劇団「やってない」

あのさあ……

なんで劇団がそんな事を速攻で断言できるんや?専門家集団がよってたかって議論する裁判ですら事実認定するのに何ヶ月もかかるぞ???というかこういう行為隠蔽体質に見えるってわからんのかよ?無能すぎん???ジャニーズ騒動何を見てたんや?

今の宝塚は有名映画ゲーム漫画舞台化したりしてご新規さん取り込みとマンネリ解消に必死なんだよね。劇団も昔のままじゃ続かないってわかってるんだよ。なのにこれ。もうダメだよ。

2023-11-13

ジェンヌの個人FC運営で鬱になった話

連日の報道で、忘れたい記憶がどんどんよみがえってくる。

劇団内部の人間ではないものの、その近くで数年携わり、生活精神も壊した身として、心当たりが多すぎる。

便乗ファンによる創作だと思ったら、どうか読んだら忘れてほしい。

固有名詞用語意味が分からない人は、そのまま一生分からずにいてほしい。

でも、どこかに、仲間がいると思うから自分以外にも壊れた人がいるはずだから

まとまりもないほどの書きなぐりになるだろうけど、腹を決めた今、匿名で言わせてほしい。

もう無視できないところまで来ていると、心当たりのある各位に気付いてほしい。

該当劇団には、公式ファンクラブ以外にもジェンヌ個人の私設ファンクラブ(以下「会」と呼ぶ)があることは有名だと思う。

いわゆる代表やお付きと呼ばれるマネージャー責任者と、スタッフやお手伝いといわれる他数名の小間使い組織運営している。

自分新人公演にも出演し、何度か主演も演じた人気ジェンヌの会運営スタッフを数年担当した。

明確な時期や個人名の明言は避けるが、当ジェンヌは現役在団中とだけ書き記しておく。

毎朝晩の入出待ち立ち会いかお茶会などイベント企画運営チケットの取次配席およびグッズ作成など...

所属経験のあるファンなら思いつくであろう業務、全部に携わった。会員数百人に対し、片手以下のスタッフで。

無給は当たり前、経費も持ち出し、24時間365日ジェンヌや関係者の呼び出しに応えながら平日フルタイム会社員

睡眠時間金も体力も心の余裕も何もかもなくなった。倒れて運ばれ、スタッフを辞めた。

業務をもう少し細かく説明すると、

・入出立ち会い

よく日比谷劇場前で見るようなスクワットでジェンヌのお迎え・お見送り。あれをやる時に暴走するファンが出ないか見張ったり、一般人クレームに頭を下げたりする。

毎朝7時前後、早いときは6時前に毎朝集合場所で立ち合いをして会社へ出勤。ジェンヌから翌朝の入り時刻連絡が来るのは平均深夜1-2時。

それを待ってファンクラブ会員へ見送り場所への集合時刻を配信、他ファンクラブ運営へ報告したりするので自分が寝られるのは3時を回るのもザラ。

毎日5時前には起床、始発の電車に飛び乗り現着から動き回ってフルタイム勤務で夜にはまた出待ちに立ち会う日々。

大体毎日何かしらの細かすぎる指導上級生会から入り、寝不足により回らない頭で必死謝罪文をしたためお送りしていた。しんどい

イベント企画運営

お茶会新人公演出待ち後のミニお礼グリーティング、季節や誕生日の入出イベントなどなどあらゆる企画運営

ただ企画すればいいだけでなく、上級生会に逐一お伺いを立て、実施許可を得、内容も重箱の隅を最早ぶっ壊れるまでつつかれまくる。

あらゆる方面の顔色を窺い、企画台本が出来上がるまで気が遠くなるほどの時間と神経を要する。

それでようやく実施まで漕ぎつけたと思ったらジェンヌ本人の機嫌ひとつで全部イチからやり直しになる。

三徹で必死に準備を間に合わせたお茶会を、本人会場到着までのタクシー内で「やっぱ嫌」の一言でひっくり返されたとき殺意が芽生えた。しんどい

チケット取次・配席

ファンクラブ会員はジェンヌ個人販売成績に結び付くよう、会からチケットを取り次ぐ。

が、限られた座席数、入団年数が長い上級生に多くのチケット劇団より宛がわれる、入団から5年くらいは1公演で2席しかチケットがないこともザラ。

それでも会員はもちろん贔屓の舞台姿をたくさん見たい、当たり前だ、たくさん申し込んでくださる、だがしかし席がご用意できない。

そんな限られたチケットと大量の申込データ(自会は全部エクセル手打ち管理)を照らし合わせ、ファンクラブへの貢献度諸々を加味し、どのお席にどなたへお座りいただくか決める。

こちらも最大限のチケット確保に奔走するものの、ご用意できなければ面と向かっての罵倒はまだ良し、掲示板に名指しで役立たずと晒される始末。

データ捌いて配席悩んで胃を痛めているところにジェンヌ本人や関係者からも配席や取次内容に文句を言われ身内用にチケットを攫われていく。しんどい

・グッズ作成

お茶会お土産、総見のおまけ、お茶会販売する小物や舞台写真、お礼状、グリーティングカード、挙げればキリがないほど準備物が多い。

ジェンヌ本人にイラスト手書き文字提供協力を頼みこむも多忙一言で切り捨てられ、こちらでロゴなど用意すれば会員やジェンヌ本人からすらもダサい文句を言われる。

しかも当たり前だがこれらすべて事前の商品発注で毎度結構金額必要とされる、が、ジェンヌの家族が会運営の経費用口座を管理していて前借も楽ではない。

結局毎回数万~場合によっては数十万円(お茶会会場費用など)も立て替える。そうじゃないと間に合わないほどすべてのスケジュールがカツカツなため。

しかも公演終わりの経費精算まで数か月待ったりする、携わっていた最後の公演では大卒初任給くらいの経費が返ってこなかった。

グッズの売り上げは全て会運営費としてジェンヌ家族が持っていくため、スタッフに一切の還元や儲けはない。公演期間中は飯が食えなかった。しんどい

・正直ここでしか言えないが人間関係が一番重労働

ファンクラブ会員、つまりジェンヌを愛し会活動に貢献してくださっている方々は熱量も並のものではない。そこは覚悟してスタッフ就任を引き受けた。

そのため会員からまれたり文句を言われたり、会の中での派閥争いや揉め事などは(楽ではなかったものの)捌くのもまあ堪えられた。

しかし何故か同じ運営という立場で苦楽を共にしている他会運営陣やジェンヌ家族関係者対応など、これが本当に一番きつかった。

ジェンヌたちが厳しい上下級生文化に生きているというのは既報の通りだが、ほぼその文化がそのまま会運営にも持ち込まれる。

朝は上級生会スタッフより早く出動・席および場所取り・雑用使いっ走り・全ての解散前には「ご指導」というクソ細かい姑のような小言...

劇場チケット出し前には劇場レストラン施設の一部(クリスタルルームでわかる人は仲間)を陣取り、謎の待機時間が発生する、もうこれが本当に耐えられなかった。

上級生会代表飲み物をお持ちし、その時通るルート差し出し方全てに厳格なルールがあり、数時間も使いっ走りに待機するのに作業および会話禁止という苦行。

2回公演の日ほど朝も早く夜が遅い、業務も溜まっていて限界なところにこの謎待機と小言で5-6時間は奪われる。

それもこれもすべて「上級生会の様子を見て学び、自分たちが将来は組の会全体を取り仕切れるように指導する」という、どこかで聞いたことのある理論

劇団への、ジェンヌへの、下級生会への愛があれば全ては指導という建前のもと許される。代表毎日きついいびりに泣いていた。本当に、本当に、しんどい

ジェンヌでもなく、会運営委託契約を結んだわけでもない、ただの一般人がこのザマである

会に所属したことがある人は、多少なりこの空気感をわかっていただけると思う。あの、「私たちも御贔屓の一部」と見做されるような感じが。

全ての言動根底には愛があり、清く正しく美しいジェンヌ像やファンダムイメージを求められていた、それにそぐわないものはすべて闇に葬られていたあの感じが。

運営陣は、ジェンヌを、劇団を愛しているから。

無給でいつ何時でも労力を捧げてくれる。常に最善最良の案を考え前向きに運用してくれる。寝る暇がなくてもそれだけ携われることが幸せ

妬み僻みも有難いご意見として真正から受け止める。上級生会から理不尽指導意味あるものとして理解昇華する。

仕事よりも私生活よりも会運営を何よりも最優先してくれる。どんな無茶ぶりや激務も手を取り乗り越え逞しくなってくれる。

そんなことがあるわけないだろ。

平日フルタイムで8時間仕事に会運営10時間以上を兼業し、公演期間中は1日1時間眠れたら御の字。仕事パフォーマンスはそれはそれは最悪だった。

盆や正月連休はもちろん全て会運営に求められ、ロクに身体を休めることも実家帰省することも友人と会うこともかなわなかった。

急いで来いと急な呼び出しがかかり、内容も知らされないが仕事を無理言って早退し駆けつけると「明日からの公演で必要ものを近所のドラッグストアで買ってきて」という内容だった。

社会人数年目で貯蓄もさほどなかった頃に無給の会運営で全国を飛び回り、立て替えの嵐、慢性的寝不足で眠気も止まらず、安価血糖値の上がらないもやしカット野菜しか食べられなかった。

周りのすべての人から「早く辞めろ」と言われ続けたが、もはや洗脳のように愛や貢献という言葉に縛られ何も自分判断できなくなっていた。

死にたいという気持ちが募り、毎朝駅で線路に飛び込もうか悩み始めた頃、千秋楽出待ち後に倒れ運ばれた。栄養失調だった、この現代社会で。

入院強制的劇団や会と離れられなければ、いずれ自ら命を絶っていたと思う。亡くなった彼女生活円グラフは、まさに会運営に携わっていた時の私のようだった。

鬱も発症精神的にも不安定になっていたことをやっと自覚し、ジェンヌ本人にスタッフを辞める旨申し出た。代表も鬱で会から去ったと聞き、LINEを送ったが既読がつくことはなかった。

もう一度繰り返す。ジェンヌじゃない一般人にすらこれほどまでに異常な文化がまかり通っている。劇団内部はいかほどばかりか、想像するだけで息苦しくなる。

携わっていたジェンヌ本人も、本当に寝る時間もないほど過酷環境に身を置き、公演前夜の3時に稽古から帰るところも目撃したことがある。

運営に携わるようになってからは度々言葉を失うような「指導」の様子を伺うようになり、いつの間にか自分は一切観劇する気力が湧かなくなっていた。

何が愛だ。何が清く正しく美しくだ。何も清くも正しくも美しくもない。ただのパワハラ過重労働異常上下関係いびりしごきいじめ

社会的な常識が一切通用しない、異常な文化形成され受け継がれ、異を唱えるものは全て排除され隠ぺいされてきた、ただそれだけである

亡くなった彼女のおかれていた環境報道事実関係は知り得ないため、それに関しては軽率発言はできないものの、でも、遂にこうなったかと思った。

その手前でぎりぎり退団していった人を、何人も知っていたから。

巨大企業ファンダム抗う力を持ち合わせていないがため、ただ黙って去っていった人たちを見てきたから。

自分も、声を上げられなかったひとりだから

彼女の死は、自分無関係じゃないと、毎日罪悪感に涙が止まらいから。

溢れ出る記憶も思いも止まらず、何が書きたいのか、どこまで書けそうか、もう分からなくなってしまった。

このあたりで切り上げることにする。いつか追記修正をするかもしれないし、しないかもしれない。もうこの編集画面に戻ってこないことが最良と分かりつつ。

自分は今後二度と件の劇団に関わらないと決めているが、報道の行く末はしっかりと追おうと思う。

もう誰もこんな目に遭わない未来を願って。同じ罪悪感を抱えることがないように。誰かに手を延ばし声を上げられるように。

けがえのないいのちを、薄っぺら言葉で葬ることがないように。

妹さんにはお世話になりました、心からのご冥福祈ります

助けてあげられなくて、ごめんなさい。

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