はてなキーワード: 立派な大人とは
働き始めたころ、もうアラサーの立派な大人なのに連日おねしょをした。
翌日から、尿漏れパンツを着用し、敷布団と布団シーツの間に尿漏れガードシートを敷いて、
仕事のストレスから、夜中に何度も「お母さーん!!」と寝言で叫ぶ日が増えたそうだ(家族談)
通院先の主治医に話したが、そうですかーと真剣に聞いてもらえなかった。
仕事をするたびにお漏らしをして、夜中に奇声を発し家族の安眠を妨害する。
処方が増えた睡眠薬によってまた取り止めにない文章を書いてしまう。
衝動が抑えられない。
私はゴミだ。
障害のことは伏せて働いているけど、普通の人のふりをするのがつらい。
つらいよ、助けて。
セブンイレブンは厳重注意なんちゃらーだけど慶應自体もその程度で終わらせちゃうんかな。
やってたんでしょ。
大学生はもう子供じゃないんだから、横領罪でしょっぴかれるのは当然じゃないの。
こんなん厳重注意で済ませてたら、世の中のバイト君も同じことやるぜ?バレなきゃいいんだしなんて感じで。
実際にくいもんやのバイトでバカなことやった奴がSNSで写真あげて各地でバカが増えたっしょ。挙句の果てに店潰されるというレベルまで発展したのに。
それと同じじゃないのこれ。ほんとに最悪な結果になると店潰されるでしょ。
オーナーも注意云々とかで済ませてて駄目やん。
本人はもうバイトやめたみたいな事らしいけど、セブンはもっと厳しくいかないといけないし、慶應はサクッと退学処分にしたほうが良いと思うけどね。
旬ジャンルか知らんが自衛しててもイラストががっつりTLに流れてきやがる。もう見てられん。
そのCP地雷だからやめろ!とかそういう話じゃない。倫理観の話だ。
何で未成年…しかも小学生に手を出す大人の絵を見させられなきゃいけないんだよ。最悪なのはキスしてたり、さらにはセッしてたりするのが平気でドカドカ流れてくること。明らかに性犯罪なのにどういうつもりだよ。
考えんなつってるわけじゃなくてやるならゾーニングなりフィルタリングなりしろっつってんだよ。
だからなんなんだよ。高校生だからなんなんだよ未成年に変わりないだろアホか。最近にも山口達也の事件あんなに話題になっといて知らんぷりか。未成年に手を出すなんて絶対に、良い大人がすることじゃないんだよ。
しかも中身が高校生だろうが天才だろうが、その成人男性側が「小学生だと思ってる」上で手を出してるんだから最悪だろ。中身知ってて手を出してるのも「中身は高校生だから良い」とか思ってるってことだしもっと最悪。小学生の筋力とガラスぶち割る成人男性の筋力どんだけ差があると思ってんだ。
あとマジで気持ち悪いのは「映画で盗聴とかやってるからOK」って思ってるのか知らないけど小学生を盗撮して興奮してる描写。あれどういうことなんだよ。好きなキャラをどんだけ気持ち悪くかけば気が済むんだ?
「〇徹目」って書けば盗撮だって未成年のレイプだって何させてもいいと思ってんだろ。可哀想にな、徹夜させられて性犯罪者にさせられて。
これは本当に疑問なんだけど、そいつ警察じゃないのかよ。しかも正義感の強い、20代後半のエリートの、"立派な大人"じゃなかった?
さっきも書いたけど、どれだけ中身は高校生でも天才でも「合意」でも未成年に手を出すのは立派な性暴力なんだよ。
正しい大人なら絶対に、絶対に手を出さないもんなの。小学生に好意を抱いてるのはよしにしたって、その好意を露わにするやつなんか絶対にろくな大人じゃないんだよ。わかってんのか?
別にこのCPにケチをつけるために書いてるわけじゃない。私だって未成年と成年のCPが嫌いってわけじゃない。どれだけキャラクターを崩壊させようが、このCPが好きな人がいっぱいいることも知ってるし、好きにかけばいいと思う。好きに恋愛感情だろうがなんだろうが持たせればいい。
ただ、そういう素振りを描写するなら「この行為は性暴力ですよ」「私はこのキャラを性犯罪者にしてますよ」ってことを理解しろ。それをふまえて、最低限、(本当は性愛表現は全部してほしいくらいだけど最低限)、キスやらセッさせるやらくらいは注意書きなりワンクッション置け、ゾーニングしろって言ってんだ。今はぷらいべったーとか鍵垢とか色々やりようがあるだろ。
今回はたまたま旬ジャンルでしかも小学生相手でめちゃくちゃ目につくのがこのCPだったからこのCPについて言ってるけど、どのCPどのジャンルどの性別でも未成年に手を出してるやつは全部そうだし全部性暴力だからゾーニングしてくれって言ってるからな。見たいやつだけ見れるようにはできないのか?
今まで出た映画は観てたから、今年も見に行った。どれだけ格好良い姿見せられようと、お前らがTwitterでそういうの垂れ流してくれたおかげで私の中の彼の印象は、格好良いキャラクターから性犯罪者に変わったよ。どうもありがとうな。
一人暮らしももう4年目で、自炊もある程度手慣れたものになりました。
最近は、節約とダイエットのためにバイト先や学校へ手作りのお弁当を持っていきます。
それを見た周りからは「えらいね」とか「女子力高い」とか言って褒められます。
でも自分のお弁当作ることくらい、褒められるようなものじゃないと思うのです。
私の周りには大学生になってもなお、お母さんが作るお弁当を持ってきている人が結構います。
そういったお母さんたちが、バイト代もある大学生にもなって子供のために毎日お弁当を作ることに比べたら、私は自分のことを自分でしているだけで何も偉くありません。
そういった他の周りの大学生に比べてということであれば納得なのですが…
でもそうしたら、子供のためにお弁当を作るお母さん方はどれほど偉いのでしょうか?
小さい子ならともかく、大学生なんてもうお酒も飲めるしバイトで稼ぐこともできる立派な大人です。
専業主婦のお母さんなら家族のケアが仕事のため、毎日お弁当を作ることもある種仕事と考えられるかもしれません。
けれど、働くお母さんもたくさんいますよね。大学に通うよりも忙しいはずです。なのにそんな子どものために毎日お弁当を作るお母さんは本当に神のような存在だなと思ってしまいます。
うちの母親も教師として残業も多い中働きながら、高校時代は毎日お弁当を作ってくれました。今の私の状況と比べても本当に偉いなと思います。
まとまりがなくなってしまいましたが、お弁当を作る私全然偉くない!
以上
お父さんがパソコン使う仕事というが、今時パソコン使わない仕事なんか、それこそ土方しか思いつかない。
パソコン使えないのに社会に出るのは危険だ。泳げないのに漁船に乗るようなものだ。
平成30年でいうパソコンを使えるっていうのは、ダブルクリックとかエクセルとかだけじゃないぞ。
エロサイト見ててウイルスもららないとか、悪魔的に時間を浪費するゲームにハマらないとか、嘘を嘘と見抜くとか、みだりに個人情報を晒したりしないということも含む。
そういうスキルを身につけるにはどうするか。教科書はない。スクールもない。
逆説的だがエロサイト見てウイルスもらって学ぶしかないとおれは思う。
若い頃パソコン使わなければ立派な大人になれるってもんでは全くない。
お父さんを説得するために、ダイニングで小説を書くというのはどうだろう。
原稿用紙に手書きでガリガリ書いてるのを見て、パソコンも悪くないと思わせる作戦よ。
それ見て万年筆を買ってくるお父さんだったらごめん。
「これからは後進国が大学教育を充実させるため、国内の知的労働者は海外の低賃金労働者に職を奪われるでしょう」というニュースを聞いて、「これまで以上に勉学に勤しみ、良い大学に入らなければならない」と決意する。
「これからは機械が人間の能力を超えるため、人間が行う労働は縮小するでしょう」というニュースを聞いて、「機械が不得意な分野を見つけ出し、そこで必要とされるスキルを身につけなければならない」と決意する。
「これからは大量の失業者が予測されるため、現在の社会保障を維持できないでしょう」というニュースを聞いて、「路頭に迷わないように、安定した仕事に就こう」と決意する。
根性でなんとかできる段階はとうに過ぎ去っており、このまま進んでも不毛な削りあいが待っているだけですよって知らせが入っているのに、なんで気合を入れ直して突っ込もうとするんだよ。避けなよ。
子供の頃に憧れた立派な大人になりたいのはわかるんだけど、それはオリンピックで金メダルを取ろうとする人が向かう先で、我々凡人が食っていくための道ではなくなっているんだ。
少し前のジャンプアニメというか、少年漫画原作の夕方アニメのノリがふと懐かしくなる。
原作の重要回を気合い入れて再現したと思ったら、原作じゃこのノリは絶対やらねえよなと思わせるようなオリジナルの一話完結回が唐突に入ってきたり、原作のストックが枯渇してアニメのオリジナルシリーズが始まったり、そういうのを繰り返してだらだらと数年に渡って続けていく、みたいな。
立派な大人のオタクになった今、一つの作品として見返すとテンポが悪いとか引き伸ばしがひどいとかスタッフ原作ちゃんと読んでないだろとかどうしても思ってしまうのだが、当時キッズな視聴者だった自分は、テレビをつけたらおなじみのキャラクター達が動いて喋って活躍している、それが毎週続いているだけでも何だか妙に楽しかった。いつかは最終回をやるんだろうなとはぼんやりと思っていても、それは多分相当先の話なんだろうと安心させる何かを、逆に画面のテンポの悪さから感じ取っていたのかもしれない。
なので実際に最終回が来てしまうとやはり寂しくなってしまったものだが、長い間馴染みがあった分、逆に一つの充実感というか、感慨を持って最終回を見届けられた作品もあった。あとから見返すと大体終盤なんだからもうちょっとテンポよく盛り上げろよ話数無駄に使うんじゃないよと思ってしまうのだが。
話数の枠を知らず、また意識せず、テンポも特に気にしないでただ贅沢に大長編を楽しんでいた頃。きっとただのキッズだったから純粋に楽しかったのだと思うけれど、やはり妙に懐かしい。
持っちゃいけない小物が権力持つとどうしようもないクズができるのは今年のニュースだけでも枚挙に暇がない。不可抗力でそいつの部下になっちゃったなら気の毒だと思うけど、はあちゅうさんは自発的にこの人にアプローチしたんだよね。
事業部も違う上司でもない社内有名人に、下心満載で自発的にすり寄っていったわけでしょ。気に入られたくて。打算的に。そんなん、こいつクズだと思ったら見切って逃げられる立場じゃん。
中傷めいた言い方になるけど、このはあちゅうさんて人の今の商売のしかた見てれば、この岸って人にも自分が若い女性であることを十分意識しながらそれを武器に近寄っていったのは間違いないでしょ。
部活のコーチの言うことに逆らえない中高生じゃなくて立派な大人がですよ。クズとわかっててもそれと引き換えにそいつから得たい何かがあったんでしょうよ。夜中に呼び出されて男の自宅にのこのこ上がり込むとかさ。スクショとかしっかり残してるあたり、途中からは将来陥れる気マンマンで証拠集めしてたのかもしれんし。
マアー同情の余地なしと思いますけどね私は。みのもんたじゃないけど、「お嬢さん、あんたが馬鹿だよ」と言いたい。
あ、別にこの岸とか言う男を擁護する気もまったくないよ。コンプラ的には数え役満でアウトでしょ。こいつも大馬鹿。失脚して当然。
50万ぐらいするねんけど、給付金?っていうのがあって、
それでも最初は50万払わなあかんし、途中で諦めたら給付金ももらわれへん。
大変な額や。
でもな、ちゃんと一括で払っても生活困窮せん程度には貯金もしてるから大丈夫。
まぁ、ずっと言うてる引越しとかはしばらくお預けやけどな。
でも、この資格は多分、今のうちのキャリアにプラスしたら絶対にいい方向にいくはずやから頑張るわ。
模擬試験とか見てたら、今の知識でも答えられるようなのが半分くらいあったし、
なんか実技試験もあるみたいやけど、ぶっちゃけうち、対人スキルめっちゃあるから、
国家資格やで。
種類は別やけど、妹が大学4年間で学んで一生懸命とった国家資格と同じやつや。
今はこういうの、大学行かんでもとれるねんな。
ええ時代や。
自分で稼いだお金で、自分の意思で、必要なタイミングで、欲しいからこの資格をとるために頑張る。
絶対にとれる。大丈夫。すごいやろ。かしこいやろ。えらいやろ。
だからな、もうあんたらええ加減、「お姉ちゃんを大学に行かせてあげられなかった」と思うのやめなさい。
そやのに、妹が高校のと気におじいちゃんが死んで遺産ががっぽりや。
そのお金で妹は浪人して、大学行って、国家資格とって、確かにうちよりかけてるお金はずいぶん多い。
そりゃもちろん最初は妬ましかったよ。当時まだ20代前半でしたからね。
でもな、うちはずっと、ちゃんと感謝してるねん。
あんだけお金ない中で、2年ならっていう風に言うてくれたから、
確かに安めのところ選んだけど、奨学金も払ってへんやんか。これはすごいことやねんで。
それに、その専門学校に行きたいって言ったんは、限られた選択肢の中からやったかもしれへんけど「うちの意思」や。
介護福祉士とか保育士とかやなくて、カメラマンとかデザイナーとか安定性の低い系の学科やったけど、
反対もせんと、学資保険とおかんの隠れ貯金使っていかしてくれたやんか。
明らかに専門学校の経験がきっかけで今の仕事を選ぶことができたし、
今、月収27万ももらえてる。おとんやおかんが稼いだことない金額やろ。
自慢の娘やろ???ん??
「東京で働くならちゃんと大学行かせてあげればよかった」とおとんが言うようになった。
おかんもそう思ってるみたいやし、妹も、「おねえちゃんかわいそう」と思ってるみたい。
いや、やめい。
確かに、今周りにおる人たちはみんな学歴コンプレックスとは無縁や。
でも、別にそれで「あなた専門学校卒業でしょ」みたいな嫌味言われたこともないし、普通にやっとる。
確かに、学びの基盤の差を感じるときもあるけど、「こんなもんかい」ってやつもおるからなぁ。
あとな、
うちはとにかく正社員になりたいって理由だけで大好きな地元を離れたから、長期休みは欠かさず地元に帰るで。
ほんまのこといえば、今でも仕事とか安定とかそんなん考えやんと地元に戻って、家族の近所で暮らしたい。
でもな、「お金使ってあげられへんかったから」とかいって何回かに一回、交通費を渡してくるの、やめい。
親孝行したくて外食のお金を出そうとしても、「ええから」って逆におごってくれるのも、やめい。
たまには払わせてや。うちこの中で給料いちばんもらってんねんぞ。
ほんでそのお金で生活してな、好きな服買って、外食して、遊んで、貯めてな、
国家資格とろうってなるまできたんや。
今はな、大学なんか行かんでも、こういうスキルはみにつくねん。
でも、行かんでも、こうやって10年くらいたって目指せたりするんや。
十分やで。
ていうかな、
正直、20歳まで育てるまでに十分お金つかってくれてるし、専門でもお金出してくれてるからなあんたら。
あんたらももう、「お姉ちゃんにお金を使ってあげられへんかった」なんて思わんと、
私がお金出す、言うたらたまにはそれも娘孝行やと思って受け取ってや。
(そして年々その可能性は高まっていくばかりやけど)
そやからそれぐらいさせてくれ。
おかんが、自分のいろいろを犠牲にして育ててくれたん、ちゃんとわかってる。
おとんは、ちょっと今さら思うなら早くどうにかしてよって思うけど、
それでも今そんな風に後悔してくれたら、もう十分や。
やから、「ごめんね」なんて、もうやめてや。
苦労ばっかりで悲しい顔してた分、そういう顔はもう見飽きたから、
楽しそうにしてるあんたらの顔がみたいんや。
次帰ったら、もう「ごめん」なんて顔やめてや。
なんかええもんでもご馳走させてくださいね。
15分前に来いって言われた。
着替えのために早く来いって事かと思ったら、
着替え済ませて15分前には仕事始めろって事だった。
これおかしいだろと思って、店長とか経営者に聞いても、テナントで入ってる別の店を例に上げて
「他のとこもこんな感じだからねぇ.....」
で改善もその分の時給つける気も無し
その上法律では45分休憩のところ、30分しか休憩与えられない。
でもこの30分は"サービス"らしく、時給発生するらしい。
サービスってなんだろう。
なんか不信感が募ったので辞めた。
俺の考えが甘すぎるのだろうか
■追記
断っておくと初めてのバイトではない。
休憩時間の件も確かにお金だけ見れば損しているわけではないので気にならない奴にすれば寧ろラッキーなのかもしれない。
でも時給で働いているのに時間に対しての認識が甘いのは雇用される側として不安だ。(損得は別として)
雇用される側はただでさえ立場が弱いのに、未だに15分刻みのタイムカード、着替え時間が無給だとかを受け入れている実状がある。
広告に関する研修で、ここんとこのCMの炎上の件について話し合う機会があって、
むかつく当事者のひとも、そうでない人も、まずはお互いの意見について聞く耳を持っていない場合が多いなと思った。
牛乳石鹸の映像(https://www.youtube.com/watch?v=CkYHlvzW3IM)を見ていて、
とある女性のが言っていたのは「私の旦那が同じことやったら許せないからこのCMはだめだと思う」
だった。
これはCMの中の話である。CMの中のとある男性の気持である。
TVドラマのサスペンス劇場の犯人に対し、視聴者が怒っている構造と一緒である。
と、気付かないのであろうか。
怒るのは結構だが、(同意できるかは除いて)そういう男性の気持ちも世の中にはあるという読み込みの容量が無いんだなと感じた。
このことを家に帰って嫁と話をしていたら、
「もし文句をつけるなら、子どもが怒るなら分かるが、嫁が怒る理由が分からん。子どもの気持ちを汲んだつもりなんだろうが嫁が怒るのはお門違い。親のエゴ。もし自分が同じような境遇にあったとしたら、その時は感情に流されて怒るかもしれない。でも正しくないって分かってはいるから。」
だそうだ。
現時点で、本人が参加を辞退している以上、もう掘り起こさなくても良いんじゃないかとも思うけど、今回の件で色々と考えさせられたので、自分の中のもやもやを整理するためにこの日記を書いています。
なので、自分と違う価値観の方には全然落ちてこない内容かもしれない。そして私は、コミケや同人誌即売会というイベントにサークル参加した経験はないが、一般参加は何度もした事があり、友人に同人サークル活動をしている人もいて売り子で協力した事があります。このため、出来る限り中立的な目線を持ちたいですが、所謂コミケ参加者側の"オタク"の価値観に寄った意見になる事をご容赦ください。
ただ、自分にも真剣に応援している推し俳優がいるので、今回の一連の騒動はなんだか他人事とは思えなかったので。
まず、問題は一つではなく複数あり、複数の問題が複合的に重なった結果、今回の騒動が起きてしまったんだと思う。混ぜて話すと分かりにくくなるので、1個ずつ取り上げてみることにする。
また、「真木よう子にコミケ参戦を促した黒幕が別にいるから彼女には何も落ち度はない」という意見もあるかもしれませんが、ここでは論点が少しずれるので詳細には言及しないこととします。
まず問題なかった点というか、これは是非とも賛同したいなと思えた点から。
「オタクは普段から表現の自由を訴えている癖に、彼女の表現する機会や表現する自由を奪った」という記事や意見を多数見かけたが、コミケ参戦反対派のオタク(以降、便宜上「オタク」と略す)の中で「写真集を作成する」という行為自体を否定している人はほぼいなかったと思う。写真集を作成し、彼女が写真やエッセイ等で自分自身を表現すること自体はとても素敵で素晴らしいことだ。今回は残念ながらプロジェクトが頓挫してしまったが、今後また別の機会があれば是非とも再挑戦してほしい。
ただしその時は、その作品を発表・発売するのに一番適切な環境や手法について熟慮して頂くことを心から願いたい。
これは既に多くの記事でも言われている通り「クラウドファンディング」自体は資金集めの手段としては画期的であるし、彼女を応援するファンが支援できる、という事は全く悪いことではないと思う。ただ、「クラウドファンディング」というビジネスモデルに頼って「多額の出資金」で作成された「プロライクな作品」を「コミケのアマチュアサークルとして頒布する」となると、やはり違和感が拭えない。
正式にルール化されていなくても、アマチュアサークルで作品を作り頒布する人のほとんどは、例外を除き自費制作が主流。これは、出す作品が同人誌でも写真集でも雑貨でもCDや映像作品でも一緒だと思う。当然、自費制作なので多額の資金を準備するのは大変だし、制作数にも限りがある。そういう制約の中で最大限の努力をして、自分の作品を出す。コミケというのはこういうDIY精神がベースに根付いているし、そういう人達の活力で出来ている。
「クラウドファンディング」の「制作したいものがあっても資金がないので、パトロンを募って出資してもらおう」という精神は今の時代の風潮に合う素晴らしいものかもしれないが、「コミケ」の中の主流である「自分達の制作・頒布するものは基本的に自分達の資金力・能力の範囲内で準備する」という精神とはやっぱり相容れない部分が大きい気がする。
多くのオタクが拒否反応を示したのはこの部分のはずなので、同じことを別の人がやってもやっぱり叩かれていたと思うが、真木さんほどの有名人がやろうとしてしまったことが大炎上に繋がったのだろう。
コミケの企業ブースであれば、出展料金はアマチュア向けブースよりもかなり高くつくものの、そもそもが商用のスペースなので、企業ブースに出展する企業とコラボレーションして参加するという話であれば、もしかしたら成功していたかもしれない。(企業ブースには声優等の有名人が登場することもある)
何故コミケに参加したいのかという質問に対し、真木さんは「ファンの方と交流したい」という回答をされているのを拝見した。コミケは、確かに作品の頒布者とそのファンが交流できる場でもある。ただそれは、あくまで作品を頒布する際に生まれる「副産物」であって、そもそもファンとの交流に適した場所ではまったくもって無い。
コミケは、毎年ニュースになるほどの人混みになる。アマチュア向けサークルのブースは基本的に長机を半分で1サークルが使い、サークル側の1ブース内に入れる人数は2人程。大手サークルでも2スペースで長机一つ分。一般参加者が歩き回れる通路もとても広いとは言えず、移動したくても身動きが取れなくなってその場で立往生するなんてことは当たり前に発生する。人混みではない場所でもブースの周りにずっと人だかりが出来ていたら、近隣のサークルに迷惑がかかる。そもそも、入場するまでの待機列から目的の場所に辿り着くまでに3~4時間以上経っている…なんてことも当たり前に起き得る。夏コミなら炎天下の灼熱地獄の中で長時間外で並ぶことになるし、冬コミなら早朝の凍え死にそうな寒さの中で長時間並ぶことになる。
そんな場所で、所謂有名人である彼女が参加することで起きるであろうリスクを考えるのは簡単だろう。コミケ参加者・彼女のファンを問わず、真木よう子というネームバリューがあれば大量の人達がそのブースに押し掛ける。コミケ参加に不慣れな彼女のファンとコミケ常連客との間でトラブルが起きるかもしれない。それによって、近隣のブースで作品を頒布するサークルに迷惑行為や被害が及ぶかもしれない。コミケに不慣れなファンが長時間外で並ぶことで体調不良者が続出したり、救急車が出動することもあるかもしれない。
こういった可能性に対するリスクマネジメントをきちんと行い、徹底的に対策することまで考慮されていたのかは定かではないが、少なくとも頒布する場所がコミケではなく、個別に専用の会場を抑えてファンミーティング・握手会等といったイベントを開催した方がよっぽどリスクが軽減されるはずである。それに、彼女程の女優であればそのようなイベントを開催することも可能なはずだ。つまり、芸能人とファンとの交流に重きを置いているのであれば、コミケという場は正直不適切としか言いようがない。
これは、自分の推し俳優に当て嵌めて考えても、やはりコミケに出たいと言われたら絶対に全力で反対するだろうし、専用の会場を抑えてファンイベントを開催してくれた方が正直何百倍もありがたい。というか、あんな過酷な空間に推しを放り出すのはファンとしてとてつもなく心配である。
あとこれは、個人的な意思が多分に含まれるが、コミケというのはそもそも芸能人とファン交流の場ではないので、それを正々堂々と「ファン交流のためにコミケに参加したい」と芸能人が言ってしまうのはコミケを私物化したいと言っているようにも捉えられかねないと思う。やはり、ファン交流が目的ならば別の会場をブッキングするべきである。
もちろん、今年の夏コミでの叶姉妹のように上記リスクを全て懸念の上、事前のリサーチと対策を徹底的に行い、かつ準備を入念にしているというのをアナウンスをしてくれれば「そこまでしてでも参加したいのであれば…」と参加を応援する声が増えていたかもしれない。コミケに来るオタクの一部は、とてもトラブルに敏感である。そして「有名人が参加する」という事はそれだけでアマチュアサークルの何倍ものトラブル勃発の可能性を内包している。有名人とアマチュアサークルのコミケ参加にはそれくらいの差があることを、彼女のファンの方々にも是非知って頂きたい。
これは想定の話になってしまうが、発表時点で「クラウドファンディングで写真集を作成をする」という事だけが公表されていて、「コミケ参加」は当選が確定した後に発表されていれば、ここまで批判する者はいなかったように思える。もちろん、コミケ参加を発表する際には、先述のリスクに関する対策案も同時に発表しなければ結局炎上していた可能性はあるが。
毎年多数のアマチュアサークルからの応募があるが、その分落選するサークルだっている。そういった背景があるにも関わらず、確定前に「コミケに参加する」という発表をするのは「芸能人だからたぶん当選するだろう」という驕りにも見えるし、「コミケ」というキーワードを使えば話題性も高まるのでクラウドファンディングで資金集めをするネタにしようとしていたようにも見える。この辺も、オタクからの反論を買うことになってしまった要因の一つだと思う。
この辺は所属事務所の規定にも関わってくると思うが、本人のみで完全に非公式プライベートでコミケに参加するというのであれば、会社員をやりながらコミケに参加するアマチュアサークルと形式は一緒な気がするが、クラウドファンディングというのは一つのビジネスであり、実際の必要経費よりはかなり少ない額とはいえ800万円もの資金を所属事務所を通さず、大々的に公表して集めて、事務所側から何も文句は言われないのか?というところも疑問である。
コミケという場を借りててっとり早く本を出すよりも、少し時間はかかるかもしれないが、事務所と相談するなり、事務所を移籍するなりして、事務所側に彼女自身が望む企画を理解してもらえるように働きかけるべきだったのではないかと思う。
今となっては、あの発表内容に書かれていた文章が、本人による言葉なのかどうかは分からないが、ファンから集めたお金を使う以上、沢山のファンやコミケに関わる全ての人が閲覧できる場所で、あの内容を「本人の言葉」として発表する事を許容してしまったのは、一端の大人であり、女優という注目されやすい仕事をしている社会人として、あまりにも配慮が足らなかったと言えると思う。
これは、かなり個人的な意見になるが、Twitterにて批判を受けた際に、数あるリプライの中から、特に暴力的なツイートを引用して、謝罪文を投稿した事は正直ドン引きだった。彼女の元に来ていたリプライを見ていた人なら分かると思うが、その中には暴言だけでなく、建設的な助言や意見が多数寄せられていた。にも関わらず、謝罪ツイートにそれらの意見を引用するならまだしも、敢えて特別ひどい暴言を引用した意図が全く意味不明だった。
正直、自分のファンに「こんな酷い暴言を受けても謝罪しているアタシって可哀想」というアピールをしているように見えても仕方ないやり方だった。事実、その後Twitterでの論争は更に広がり、彼女の擁護派対オタクでの言い争いが巻き起こっている。こういった状況を誘発する事すら想像できなかったのだろうか。
世間には何も考えずに心無い暴言を吐く人間が山程いる。特にTwitterをやっている有名人というのは、そういう人間には格好の餌食だ。そういうのを真に受ける必要はどこにもないし、逆に相手にすることによって、相手の負の感情を助長してしまう事もあるので、そういう相手へのスルースキルを持つべきである。
逆に、彼女のことを親身に考えてアドバイスをしていたオタクやファンも沢山いたのだから、そういう意見を尊重し引用すべきだったのではないだろうか。そうすることで、擁護派の人もオタクの意見に寄り添えたかもしれないし、オタク側の理解者も増えていたと思う。少なくとも、今よりもう少し、平和な状況になってたと思う。
このTwitterでの一連のやり取りから感じた彼女への印象は、SNSの煽り耐性の無い人なんだなぁ、という印象である。仮にも34歳の立派な大人なのだから、SNSで発言すること、インターネットという世界中に開かれた場所で情報を発信する意味を、もっときちんと考えるべきだと思う。
最近この騒動を受けてか、Twitterアカウントを削除されたようだが、一旦彼女自身がSNSとの距離感を考える良い機会になってくれたら良いなぁと思う。
…以上が、一連の真木さんのコミケ参入に関する一連の騒動への所感です。素人意見なので、色々と間違っているところもあるかもしれないですが、自分なりに整理してみました。
いつか真木さんご自身が、これらの問題をすべてクリアにして作品を発表できる事になったら、その時は快く応援させて頂きたいですね…!
その日が来ることをお待ちしております。