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はてなキーワード: 次元とは

2020-04-23

女の顔がちょっと化け物に見えることが増えてきた

特に画面越し。誰が見ても整形モンスターとか、次元を超越した画像修正とかの話ではない。

現実世界ではまだマシなんだが、ネットに上がってる女の画像とか自撮りとか、AVとか。気持ち悪い。

昔は割と単純に「おぉ、美人~」「かわいい~」って思ってたけど、今はそう感じることができない。

なんか気持ち悪い。最初は整形臭さ、修正臭さが気持ち悪かったと思うんだけど、だんだん(たぶん)修正してない人まで気持ち悪くなってきてしまった。

悲しいなぁ。

https://mainichi.jp/articles/20200422/k00/00m/040/261000c

夏休み期間を短縮して授業の時間を確保する意向を示した

まだ夏休み短縮くらいで取り戻せると思ってるのが笑える

既にそういう次元ではないだろう

2020-04-22

急にスピリチュアルに行くのなんで?

なんかね、最近思うんだけど、急にスピリチュアルに行く人いるじゃない

しか既存宗教がとっくに通過したところをまるで自分が到達したみたいに自慢する人。けど用語は完全に自分言葉から一見違うけど聞いてるとあーあれね、ってなるやつ。

しか結構急に目覚めるらしく、突然そっちに行く。

急に宇宙からのメッセージとか、何十何次元の人との更新とか、超能力かに目覚めたら様々。

なんでかなと思っててなんかピンときた。

自分おかしさを客観的に見れないんだよ。

自分一人が正しくて他はみんな間違ってるのに気づかない。そうか、私はみんなより遥かな高みにあるからだ、よしそれに向けて理屈を考えよう。

だってガリレオだってそうだったじゃない。歴史上にそんな人は数限りなくいる。私もその一人になったわー、いやー、まいるわー

そんな感じかなと。

ただ、そういうのに信者がつくのもまた事実。なんか新時代の新たな思想体系(1年ぶりン千回目)とかを作り出してて、しかも先人を敬わない。

それってブッダの言ったアレと同じ?

いやいやそんなのと一緒にしないでください。むしろ10万年前の何かしかが言ってきたので、ブッダも同じこと言ってるかもしれません

的な

2020-04-21

別冊マガジン眼力すごくない?

鳥山明ドクタースランプの連載をはじめたときは、パッと見て、それまでのギャグマンガ次元が違うってわかるレベルジャンプがプッシュしたのはわかる。

進撃の巨人もプッシュされてたけど、どこらあたりでヒットすると判断したんだろうな。

頭の弱いお母さんや奥さんが居る人

今回の内容をスピリチュアルに絡めた詐欺が必ず出現します。多分もうある。

なのでタイトルのような家族がいる方、気を付けてください。

多分「コロナウイルス次元上昇の為の選別」的な内容で書かれ始めると思います

それ自体はまあ、胡散臭いとは思うけど別にいいのです。

変な話、それが真実である可能性を否定する事は、誰にもできないので。

問題はここから先。

それを利用して、例えば「この数珠を買うと選別を抜けられる」「このセミナーにいくといい」とかそういう話になった場合

前者は金銭的な詐欺だし、後者お金を取られたり、そもそも今人に会うなんておかしいですよねって話。

これぐらい露骨だと分かりやすいけど、「自然食を食べましょう、プラスチックをやめましょう、そうすると選ばれます」みたいなのもそう。

今そんな事してる場合じゃねーこと、頭のいい方ならお分かりだと思いますけど。頭の弱い人は分からないんです。

頭の弱い人が「他人受け売りによる超理論」にハマりやすいのは、教養を身に着ける過程をすっ飛ばし他人より賢くなった気になれるからです。

普段からコンプレックスの有る人間はハマってしまますが、こういう非常時、特に気を付けるべきです。

こういうの、殆どは「頭の弱いお母さんや奥さん」がハマっちまうのでこのタイトルになってます

「頭の弱いお父さんや旦那さん」は同じ精神状態になった時、こういう超理論より、店員暴言を吐くとかもっと実害的な方向に出る傾向にあります

とはいえ可能性は0ではないので「頭の弱いお父さんや旦那さん」も気を付けてください。

もちろんそこが重要じゃないことはお分かりだと思いますが、お友達とかご兄弟に置き換えて頂いても大丈夫です。

2020-04-20

anond:20200420185626

そらそうやけど、要するに一般人ワンピ・進撃・鬼滅しかてへんっちゅうことで、

それは「自分の周りにファンいるかどうか」というのとはまた別の次元の話やからな。

それ言うなら元増田が挙げとるアイドルオタクなんて金使うほど好きな奴は一握りやし。

anond:20200420123928

戦時中の配給マインドかよ

台湾はそうしてるけど次元が違うから

1月に先手打って買ってたら正しい

転売屋ともどもいま買い占めに走ってるのはアホ

1月に買い占めたやつは市中引き回しのうえ5人長屋マスクを配ってまわれってか?www

anond:20200420042241

まず陽子4つを11次元から次元に展開して回路をやきつけてそれを11次元陽子にもどして加速器で4光年むこうから地球におくりつけてみそ?

話はそれからだな

2020-04-19

anond:20200419183314

金融人間を信用しないのが根底にあるんで、リモート含めた外部から作業できない事自体はいいんだけどね。

タコ部屋突っ込んで作業させるのはそれと次元が違うんだよなぁ

anond:20200419130305

から、そこまでの次元で安定させられない企業企業ではないとして潰さなかったのが悪いんでしょ

anond:20200419024320

腐女子ではない。同性経験もあるが異性好きという自覚を知った上でバイと付き合っていた。

マジレスすると、あなた失礼だよ。LGBT次元が違うとか高低とか、それは異端視扱いの視線だ。

性的嗜好に高低があるのか?高低があるなら理由を述べてほしい。

2020-04-18

さすがに慣用句次元から拾ってレスバしてきてキチガイだの言うやつは構ってられんな

横だけど

2020-04-16

童貞卒業したときメモが出てきた

今日童貞を捨てた

12秒くらいで射精した

死ぬほど気まずかった、とりあえず笑っておいた

2回戦目に突入するそぶりを見せながら頭の中ではその場を切り抜ける方法を探ってた

2回戦なんてできるわけねえだろ

薄々気づいて居たが今日はっきりした

俺は清々しいほど射精に向いてねえ

人類の、何万年も繰り返して来た、神秘的な営みで、ちょっと大きめのくしゃみした時くらいの達成感しか得られねえ

俺は射精に向いてねえ

とりあえず女をなだめすかして布団に入った

簡易ベッドで眠りについた

眠れねえ、腰がいてえ、暑い

簡易ベッドじゃ寝られねえ

俺の布団で名前も知らない女が寝ている

寝息を立てて気持ちよさそうに寝ている

深夜二時半

俺は泣きそうになって、逃げ出したくなった

どこから?わからねえ

ここが俺の家じゃなければ絶対逃げ出していた

俺の人生は大きく変わった

予感はして居たが俺は陰茎で生きられねえ

セックスをするより700円のレバニラ定食を食った方が満たされる

相手が悪いとかではねえ

そういう次元ではねえ

12秒は救えねえ

明日はこの女とデートに行くらしい

原宿にお洋服を買いに行くらしい、朝から

バカみてえ

ふかふかのベッドで眠りてえ

股間が痒い

アホみてえ

今したいこと寝たい逃げたい布団を干した今走りたい風呂に入りたい飯を食いたい殴られたい今したくないことセックス

2020-04-15

[] 情報という概念が何らかの概念の近似であるという可能

https://anond.hatelabo.jp/20070905170808

13 年前に書かれた増田エントリーです。

観念的な問い. 古典力学量子力学の近似ととらえるように、

情報科学における情報という概念情報を包括するようなさらに高次な概念の近似としてとらえることが可能か。

ただし、ここで書いているのは量子情報のことではなくて、情報のものの高次な概念があるのではないか

いただいたコメントまとめ:

 情報の高次元=量子情報でいいのではないか

 認知によってその場が変化することで、情報が発生する。

 同様に、情報理論は近似であって、実はなんらかの極限状況だと、エントロピー性質とかがおかしくなるとか。

  • 情報がなにかの近似ではないのかと言われて、直感的におもいうかぶこと:

 シュレーディンガー波動方程式というものがある。原子の周りを電子が飛び回ってる単純なモデルがあって、それを特定するのは確率しかないみたいな。

 でも、時間をとめることができればそれがどこにあるかは特定できる。この場合は「時間で切り取っている」というケース。

 問. 現実をある面で切り取ったもの情報か。

 久保亮五先生の『統計力学』の最初のところにはお金を分配するだけの簡単金融経済モデルが出てくる。

 気体の「体積」「1分子あたりの熱エネルギー」「モル数」はそれぞれ違う次元の数。

 ディスク上の情報構造物の「占有領域」「最低/平均ブロックサイズ」「圧縮した場合バイト数を表現するのに必要レジスタ幅」はまったく意味が違うのに、いずれもバイト数で表される。

 これは情報科学根底にあるトラブルの原因ですが、いまは統計力学情報理論の間に安易な橋渡しができないことだけを意識するように。

 ただ、気体でも極端に自由度の低い系(絶対零度近くとか、強い磁場の下にあるとか)では体積は圧力にも温度にも比例しない。

 それと似たような話として、自由度の低い情報構造物情報理論適用外。

 個々のビットの間の関係恣意的であって、あまり統計的扱いに向かない。

 問. 古典力学の前提で、粒子間の引力も斥力も無視するとボルマン統計量子力学ならボーズ統計フェルミ統計に従うという話があるが、

 すべてのアプリケーションが書き出すビット列にそういう統計を考えることは可能か。

 アプリケーション各論を展開できるほど柔軟で包括的数学を使えば、情報構造物ミクロ理論は好き勝手に展開できる。ただし、それはアルゴリズムの単なる記述ではないのか。

当方が二十代の頃になんとなく発した問いにリアクションいただいたこととを、大変ありがたく思います

未だにこの辺の答えは出ていません。 あまりこういう問い立てや考えることをしなくなってきたのもあります

識者の方々におかれましては、何かコメントいただければと存じます

anond:20200415090126

すべての記憶 すべてのそんざい すべての次元を消し

そして わたしも消えよう

永遠に!!

2020-04-14

anond:20200414093933

自分たち不利益を被ってるのに駅前ネオンを光光とさせてるのが気に食わないってなんで言えない

自分がつらい思いをして働いているのにのうのうと朝から行列作ってるやつらが気に入らないってなんで言えない

そんな低俗な僻み根性を滲ませた批判をしている人がどこにいる。

企業や客の態度が気に食わないだなんて低次元なことを言ってるんじゃない。

利用客が感染することを心配し、また外出を助長して周囲や自分の近くにも拡散されることを心配し、そしてパチンコ中毒性の高い娯楽の皮を被った実質賭博である特性ゆえに客が自制しづらい環境になってしまうことを心配して、事業者側の人間こそ安全寄りの考え方に徹するべきだと考えて、それと真逆の節がある増田に対してみな口を挟んでいるはずだ。バズって吸い寄せられてきた口汚いヤジ連中も、懸念が先に立って絡んできたはずで、言葉のアヤで人格批判ビジネス批判に矛先がそれているだけだ。

それを、正義のフリだの叩きたがりだのと愚弄して、被害妄想にとらわれ、真剣心配する意見を受けても「それは誤解で、現実対策はこう」と丹念に説明するでもなく、接触感染行列などの指摘も、「勝手根拠」「お花畑」と断じてクラスターがまだ発生していないんだから余計な心配だと言わんばかりに、死ね、お前ら人殺しだと吐き捨てている。そんな「今まで大丈夫だったか大丈夫」のような薄弱な理屈では拡大を予防できないことが明確に想像できるから、みな自粛している。なおやたらビジネス正当化に関しては饒舌だが、そこは今は本質ではない、あくま緊急事態下の振る舞いの話をすべき。ビジネスの是非はさておきこういう事態下で恨みを買っていることだけ真摯認識してくれれば良いのだが。ともかく書きぶりを見るに、かなり自分勝手で都合の良い受け止め方をしているようにしか見えない。命の選択などと大仰に言って身内の経済的安定を贔屓するばかりで、市民生命危険晒すことには無頓着に感じられる。むしろ市民を恨んでいるせいで自粛要請意図理解できていないそぶりがあり、恐ろしい。何度も指摘されているとおり、「日本クラスターを追ってそこを潰しつつ生活は続けます」というフェーズは終わっている。それでは拡大が止まらない勢いだから国の緊急事態宣言自治体から要請が出されていることをなぜ理解しない。そしてその影響はパチンコ店以外の遊興施設も等しく受けている。だから増田の書きなぐっている感情大衆への逆恨みであり、責任転嫁であり、拗ねているだけだ。むしろ、非公営賭博なのに特別扱いされているパチンコは国(官と議員)との癒着があるからこそ、長いことメディアでは表立って触れられなかった。そのため自粛ムードが迫るのが遅く、周りがみな自粛ムードに移行してもパチンコ店は相変わらずで浮いた存在として目立つようになってからやっと槍玉に挙がるようになっただけで、他業種より猶予期間が長かっただけ恵まれているのではないか?また最初に述べたことと重複するが、ほとんどの国民は、パチンコ中毒者が防疫的に正しい行動を取れるよう態度を改善できるとは思っていない。だからこそ事業者側の増田のような人間が頼みの綱であるのに、はっきり言って増田被害妄想自己弁護の強さには失望しかない。業界増田のような考えの人ばかりでないことを祈るばかりだ。

業界が逆風下にあるなかで、心労の大きさもあるだろうし、常識を外れた荒れた言動になるのもある程度は分かる。けれどそれにしたって、他人を侮り軽んじすぎていないかと思う。その人格をどうこう言うわけじゃない。その素振りが、ともすると営業再開後も隙あらば自粛無視対策なおざりなまま休業を挽回するような性急な営業をするんじゃないかと思えるくらいに、自己正当化が激しい論調から、これだけトラバブクマがついている。大手パチンコ店はさすがにまともだと信じたいが、6月あたりに増田のような意識店長がいる悪あがきせざるを得ない規模の弱小店が下手をしてクラスター発生源になったりしないか不安だ。追記を読んでもそういう思考回路であることがよくわかる。本筋の話でないながらも「違法じゃないんだから合法」「俺らだけが依存者をカモにしてるわけじゃない皆やってる」「具体的な健全化は医療福祉に丸投げ」という事を無難言い回しで言っているだけだ。この我田引水な考えのまま行動するのではなく、感染拡大下では「~だろう」ではなく「~かもしれない」を極力徹底して業務にあたってもらいたい。「みんなで頑張って乗り切ろう」を揶揄しているうちは増田のような事業者はその業態に関わらずヒステリックな反応を受けても致し方ない。多くの企業が身を削りながら守っているものを一事業者のせいで台無しにされる恐怖に、みなピリピリしているのだから

[] #84-14「幸せ世界

≪ 前

「これは使命だと思った。全ての人間、いや森羅万象幸福にせよという己(おれ)の使命だと」

彼はそのフラグで、悪魔的なヒラメキを得たのである

それが世界を分裂させることだった。

「“最大多数の最大幸福”はベターな考え方だったが、ベストではなかった。多様性自由というものがある以上、その“最大幸福の中心”から近い者ほど幸福になりやすく、遠い者ほど不幸になりやすいからだ」

例えば、人物Aが幸せになれる世界をAとする。

この世界Aでは、人物Bは幸せになりにくい。

かといって、人物Bが幸せになれるよう世界Aのルールを変えてしまうと、今度は人物Aが割を食う。

「ならば新たに“最大幸福の中心”を、別の世界線で作ればいい。誰にでも分かるシンプルな解答だろう?」

人物Bが幸せになれる世界Bを、人物Cが幸せになれる世界Cを。

そうしてフラッガーは次元渡り歩き、世界をどんどん分裂させていったのだ。

恋愛シミュレーションゲームマルチエンドを作るようなものだよ。たくさんヒロインが出てくるのに、一人としか結ばれないなんて悲しいじゃないか。結ばれないヒロイン可哀想だ。サブキャラ攻略対象にして、それぞれトゥルーエンドまで用意しなくっちゃ」

フラッガーの例え話はイマイチからなかったが、自分のやってきたことを“誰もが幸せ世界”の最適解……だと思い込んでいるのは伝わってきた。

さすがSSS+級の指名手配犯なだけあって、頭のネジがブッ飛んでる。

そもそも世界が分裂すると、形を保てなくて消滅してしまうから意味がない。

仮に維持できたとしても、フラッガーの計画には重大な欠点がある。

世界が分かれている時点で、“人物も分かれてしまっている”からだ。

“Bの世界にいる人物B”は幸せになれるかもしれない。

だが“Aの世界にいる人物B”はそのままだ。

次元から同一存在ではない。

更に言えば、“世界Bにいる人物A”は幸せになれない可能性が高い。

まりフラッガーは“幸せ人間を増やしている”と同時に“不幸な人間も増やしている”んだ。

それを“誰もが幸せ世界”だというのは独善的だろう。

もっとも、それを指摘したところで聞く耳を持たないだろうけど。

「己は全てを幸せにするために、できることをやった。お前らのような輩は邪魔をすることしか考えていない。お前らが理想郷を滅ぼしたんだ。お前達にはそれが分からない」

計画を一通り語りつくすと、フラッガーは「お前達には分からない」と連呼し続けた。

分かる分からないとかじゃなく、俺たちには分かってやる筋合いがないというのに。

自分理解してもらおうと勝手に期待して、勝手失望してやがる。

こいつの言う“最大幸福の中心”には、実のところ“己”しかいなかったのかもしれない。

…………

それから十数分後。

かけつけた次元警察にフラッガーを引き渡し、俺はようやく元の世界に返れることになった。

「ちなみに、あの後フラッガーはどうなるんだ?」

帰路の途中、俺はガイドに尋ねた。

「たぶん永遠に眠ってもらうことになるだろうね」

死刑かよ。容赦ないな」

「違う違う、文字通りの意味だよ」

ガイドによると、フラッガーは刑務所に入れられて、そこで睡眠装置に繋がれるらしい。

「それで心地よい夢を永遠と見れるようにするのさ。脱獄意志を与えないようにね」

老衰死ぬまで、ずっとそのままってわけか。

ある意味死刑よりもエグい。

「……いや、フラッガーにとっては“幸せ世界”なのかもしれないな」

フラッガーの目指した世界と、いま奴が夢で見ている世界

あいつにとって、果たしてどちらの方が幸せなのだろうか。

いずれにしろ、もはや奴は夢の世界にいつづける他ないんだが。

俺はその選択肢が残されているだけ、今のフラッガーよりは恵まれている方なのだろう。

何が幸せで、そのために何が必要か考えられる。

理想を追い求めることも、夢を見ることも、譲ることも、面倒くさくなって妥協することもできる。

それ自体幸せではないのかもしれないが、“目を瞑るかどうか”自分意志で選べる余地はあるんだ。

(#84-おわり)

2020-04-13

anond:20200413231439

ブラック企業根性論なのとウイルスとはだれがみても関係ない別次元の話だ

 

おまえがブラック企業にお怒りだとしてもウイルス名前をあげるだけではなくしっかりとした理由をつけて主張すべき

anond:20200413130409

それって平時理屈しかないんで話にもならんのだわ

愛知で検体の取り扱いをしくじるような事故が既に起きてるんでそういう次元の話はもうできないんですよ

[] #84-13「幸せ世界

≪ 前

俺たちはフラッガーを拘束して、次元警察に引き渡すまで船で待機することになった。

「ふふふ……己(おれ)も年貢の納め時が来たというわけか」

信者達が俺たちを捕まえようとしたとき、「神妙にお縄を頂戴しろ」とか言っていたのがフラッガーだ。

独特な言葉選びをする奴だとは思っていたが、こいつがフラッガーだったとは。

いや、そういえばガイドも「そうは問屋が卸さない」だの宣ってたな。

こいつらの時代流行っているのだろうか。

「ああ……次元が元に戻っていくのが分かる」

スタングレネード後遺症なのか、フラッガーは意識が混濁しているようだった。

先ほどから虚空に向けて喋り続け、リアルツイッターみたいなことをやっている。

或いは、あの状態で俺たちに話しかけているつもりなのかもしれない。

「せっかく……せっかくフラグを立てたのに」

そして聞いてもいないのに、フラッガーは身の上話を始めた。

稀代の犯罪者でも、お決まりパターンはやりたがるんだな。


次元警察に引き渡されるまでの間、フラッガーは長々と自身の思惑を語り続けた。

だが、どうでもいい他人自分語りを親身に聞いてやれるほど、俺は真面目じゃあない。

今日会ったばかりな上、二度と会わない相手なら尚更だ。

なので、ここの件は要約させてもらおう。

「己(おれ)は“誰もが幸せ世界”を作りたかっただけなんだ……」

昔のフラッガーは、世界の全てを幸せにしたいと願う、善良な若者だった。

そのために彼はエンジニアとして努力し、その過程で様々なもの発明していったという。

しかし頑張れば頑張るほど、その願いには限界があることを彼は思い知らされた。

無駄だった……いや、無駄であることを知れたという点では、無駄ではなかったかもしれないが」

誰もが等しく幸せ世界なんて有り得ない。

なぜなら、幸せの形は人の数だけ存在するのに、人々は同じ世界共存しなければならないからだ。

例えば人物Aの幸せが、人物Bの幸せと相反する場合、どちらかは妥協する必要がある。

彼らどちらかの幸せが、その世界ルールにそぐわないってこともあるだろう。

「己(おれ)の世界において、幸せとは妥協連続だ。多くの人間我慢して、たまたま世界ルールに適合できた者が幸せ謳歌する。そういう幸せの譲り合いを“優しい世界”と奴らは呼んでいたが、“ぬるま湯”がいいところだ」

そんな時、彼の元に舞い降りたのが“フラグ”という次元干渉システムだった。

次 ≫

2020-04-12

[] #84-12幸せ世界

≪ 前

「なあ、今すぐじゃないとダメなのか? また次回にでも……」

「頼むよ。こんなチャンス、二度とこないかもしれない」

ガイドたちは、今までフラッガーの犯行悪戦苦闘していたらしい。

フラグを立てられたら修正して、他の世界が分裂したら繋げて……

そうしてイタチごっこネズミごっこを繰り返してきた。

だがフラッガーを捕らえることができれば、その“ごっこ遊び”も風化していく。

イタチネズミ危険外来生物絶滅危惧種になるわけだ。

俺の世界でも転売ヤーとかがイタチごっこに興じているが、もしいなくなったら世界はより良くなるかもしれない。

次元の分裂だとかは壮大すぎてピンとこないが、そう考えると躍起になるのも分かる気がしてきた。

「さあ着いたよ、この辺りだ」

移動を始めて数分、あっという間に人気のない森深くまで辿りついた。

船には窓がついていないので分からなかったが、とてつもないスピードで走っていたようだ。

ステルス機能で隠していたようだけど、場所さえ分かれば関係いね

ガイドが手元の端末を操作すると、目の前にフラッガーの船が現れた。

俺たちが乗ってきた船とフォルムが似ている。

だが、こちらは全体的にチグハグデザインで、機体に見合わない部品が至る所に取り付けられている。

たぶん改造しているのだろう。

おかしい、船を放置したままなんて」

つつがなくフラッガーの船を見つけたはいものの、肝心の本人がいない。

「こんな大きな痕跡を残したら、見つけてくれと言っているようなもの。ただでも防護バリアを破るために、一刻も早く船に乗って脱出したいはずなのに」

「一刻も早く船に乗れない事情でもあるんじゃないか? 昼寝の真っ最中とか」

何の気なしに言った、テキトー意見のつもりだった。

「昼寝……そうか、それだよ!」

だけどガイドは、それで天啓にうたれたらしい。

…………

一体どこに行くかと思いきや、そこは俺たちが先ほどまでいた、次元が分裂した場所だった。

犯人現場に戻ってくる、ってやつか?」

現在進行形でね」

しばらく経っているはずだが、信者達は未だ痺れて動けないようだ。

ガイドはまたも珍妙装置を取り出すと、彼らにそれをあてがう。

「お次は何だ?」

スキャンしているんだよ。この世界と適合している存在か」

世界と適合している存在……まさか

「この中にフラッガーが紛れてるってのか?」

「いま考えると、辻褄は合うよ。この世界はボクたちに敵意を感じるようルールが設けられていた。次元を元に戻そうとする者たちの妨害、あわよくば排除目的だろうね」

「この世界の俺が粛清されたのも、フラッガーの思惑通りだったってわけか」

ルールを作るには裁定者に取り入って、内部から民意コントロールする方が合理的だ。

それは自分が逃げやすいようにする、保険でもあったのだろう。

もし俺たちのような存在が別次元から来て、偶然かち合ったとしても逃げる時間を稼げる。

しかガイド世界全体にバリアを張ったことで、早期の脱出が困難になってしまった。

そこで俺たちを排除してからゆっくり時間をかけて脱出することにしたんだ。

「確実に始末するため、念には念を入れて自ら前線に出たんだろうね」

「周りくどい割に、強引なやり方だな。クレバーなんだかクレイジーなんだか」

「それほど追い詰められていたってことさ」

そして、俺たちを捕らえる寸前までいったはいものの、ここでも誤算が起きる。

ガイドが強力な護身武器を、ためらいなく使ったんだ。

あえなく他の信者共々、スタングレネードの餌食となってしまう。

こうして俺たちが世界を元に戻すのに必死だった間、フラッガーはずっと地面に突っ伏していたわけだ。

「いたよ、こいつがフラッガーだ!」

SSS+級犯罪者の幕切れとしては、随分と不恰好だな。

次 ≫

2020-04-11

anond:20200411220830

というか、声をかける奴がいるのか?

あそこは2次元しか目に入ってないだろ。

anond:20200411133330

おまけにその後カップ麺の値段みたいなクイズ国会でやって引きずり降ろされたからな

麻生まがりなりにも概算して喋ってるのを現物の値段と違うって次元に引き込んだ野党メディアと、それに乗っかった国民一同の責任

最初日清が出した時、えらい安いなーと思ったが」

1971年9月カップヌードル」新発売 発売価格100円  大卒初任給43,000

2008 大卒初任給198,800

(198 800円 * 100円) / 43 000円 = 462 円

[] #84-11幸せ世界

≪ 前

「フラッガー?」

宇宙規模で有名な指名手配犯さ。SSS+級のね」

そいつは激レアだな」

そのフラッガーとやらは様々な世界を行き来して、幾度も次元を分裂させているらしい。

次元を分裂させる犯罪者は他にもいるが、フラッガーはその元祖なんだとか。

フィクションとかで、特定因果律を“フラグ”っていうのは聞いたことあるだろ?」

「ああ、“死亡フラグ”とかってよく言われてるな」

「あれは架空概念じゃないんだよ。実在していることが分かったんだ」

「……驚くべきことなんだろうが、正直ちょっと反応に困る」

遥か未来では次元を行き来できるようになり、その過程で“フラグ”という概念発明された。

そのフラグを使うことで、次元に大きく干渉することが可能になったらしい。

しかし、フラグ情報技術未来でも閉じられている。

不特定多数が無闇に使えば、次元に悪影響を及ぼすからだ。

今回の分裂現象が、その最たる実例だろう。

「つまり、そのフラッガーって奴は独学でフラグ発見して、自在干渉する方法を見つけたと」

「というより、フラグ最初に見つけたのがフラッガーなんだよ。発明したのもね」

フラッガーは元の世界では、かなり著名なエンジニアだったらしい。

特に次元の行き来については、宇宙全体を見回してもトップクラスなんだとか。

「だから今まで捕まえることはおろか、足取りを掴むことすら困難だったんだ。けれど、今そのチャンスを“ボクたち”は与えられた!」

“ボクたち”っていうのが、すごく引っかかる。

このままフラッガー探しに突入しそうな勢いだ。

「もう、ここにはいないんだろう? 今さらいかけて捕まえるのは無理じゃないか?」

世界が分裂を始めた時、ボクはあらかじめ世界全体に防護バリアを張っておいたんだ。分裂した世界が、すぐに消滅してしまわないようにね」

防護バリアは内外問わずちょっとそっとのことでは破れないようになっているらしい。

そしてバリア世界が分裂した直前、つまりフラッガーが犯行に及んでいる最中に張られた。

ということは、まだフラッガーはこの世界のどこかにいるってことだ。

「フラッガーがまだいるのは分かったが、この世界宇宙より狭いってだけで、俺からすれば十分広いんだぞ」

「もちろんアテはある。さっきも言ったように、分裂世界では次元不安定から生身での行き来は出来ない。だからフラッガーも専用の船を持っているはずなんだ」

その船とやらは、持っている探査機を使えば、間もなく見つかるものだという。

ガイドは善は急げとばかりに探査機を起動した。

「じゃあ俺はこれで……」

いよいよマズい展開になってきたな。

嫌な予感を察知し、俺はにべもなく船から下りようとする。

「悪いけど、もう少しだけ力を貸してくれ」

扉に手をかけるが、うんともすんともいわない。

ガイドによってシステムロックされているようだ。

「俺の出る幕じゃないだろ」

「フラッガーは次元移動のスペシャリストだ。追い詰められた時、どんな奥の手を使ってくるか分からない。万全を期すなら、次元の影響を受けにくいキミがいるんだ」

その万全を期したとき、俺の身の安全は誰が期してくれるんだよ。

抗議も空しく、船はゆっくりと移動を始めた。

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