「労働力」を含む日記 RSS

はてなキーワード: 労働力とは

2023-11-11

anond:20231111120410

すぐに日本円価値が落ちていって「安い賃金で真面目に働く外国人若者」が確保できなくなる。

かつ、逆に日本人若者が「安くて真面目な労働力」として海外で重宝されるようになる。

大変だね。

2023-11-09

anond:20231108120557

若いというだけで全ての人が将来高スキル人材になれるわけじゃないからな。普通難度の知的作業普通にこなせる程度の知能じゃ機械に取って代わられる時代なら特にそう。

介護産業は、直接は輸出・外貨獲得には繋がらないが、低スキル人材がこれを提供することで高スキル人材介護離職を防げる、経済性の非常に高い分野だ。

しかも今後も強い需要がある。

よく勘違いされてるが、団塊や団ジュニア死滅した後も、高齢化率は悪化の一途を辿る。高齢化率は出生率平均寿命で決まり出生率団塊ジュニア時代よりも悪化しているからだ。厚労省の試算では、いま30%に過ぎない高齢化率は40年後は38%に増える。

人口減少に伴い市場規模は縮小しても、介護産業GDPに占める割合は増加を続ける。

40年後の介護産業を支える人材必要だ。

そしてそれは、機械化で中スキル人材仕事が無くなった後にその労働力を活かせる重要労働集約産業でもある。

40年後に日本GDPの大部分を占める介護産業トップに立つのは、いま20代若者だよ。

2023-11-07

介護賃上げ

介護人手不足とはいえ失業率低くてどこも人手不足なんだから、ある職種賃上げしても、別のところで問題が出てくるだけじゃね?

国は、どの仕事がいらない仕事かとか、どうやって労働力やすかとか、考えてもらわんと困るわ。

anond:20231106230356

華中華本当嫌いだった。

300円チャーハン主人公労働力搾取されてる結果なのに庶民の味方みたく綺麗事に描かれてるし。

2023-11-05

anond:20231105231243

市場経済が上手く機能するには色々と条件があるんだけど、医療のように患者医師の間で知識に大きな非対称性のある分野、あるいは健康のように不可逆性の高いものに関する分野、または小分けにできない(手術を細切れにして依頼する医師を選べないとか)で一山いくらでの取引となる分野、などは市場が上手く機能しないということがよく示されてきた分野となる。つまり国民皆保険制度のような介入がないと社会的に厚生が悪化する分野でもあるということである国民皆保険制度健康のように不可逆性が高くかつ一山で取引するものに対して医師の独占力による価格釣り上げを防ぐといったことに加えて、単にお金だけの話ではなく、標準診療というものを作ることで専門知識の無い患者がそれ故の損害を受けることを防ぐ役割も担っている。そして、市場経済が上手く機能しない分野では価格を含めて政府が決めるというのはよくあることだ。電力しか交通しかり。貸し金の金利だってそうだ。逆に、政府が何にも介入しなければそれがフェアだろう、誰から文句を言われる筋合いのない自然価格だ、とはならない。

そもそも医師の数が医学部の定員という政策によって規制されているのだから医療価格をどのように弄ったところで医師患者の間での富の分け方が変わるだけで、医療による社会的負担というものは大きくは変わってこない。つい、医療費という金額ベースで考えてしまいがちだが、経済全体での話のような場合は金は単なる潤滑油に過ぎず、人や物といった実物がどう配分されるかで見ないとならない。すると、国民皆保険制度廃止によって医学部が定員割れするくらい医師という職業の魅力が損なわれるのでもないのであれば、限りある労働力のうち医師にとられる数は変わらない。つまり医療による負担がこれから増えていくということの解決には殆ど繋がらない。たとえば医療費を節約して子育て支援に回そうといったことは実質的にほぼ不可能なのである。子育に従事する労働力が湧いてくるわけでもないのだから

なのでポジティブ効果は乏しく問題点は多い、国民皆保険制度廃止なんてなされることはないだろうし、薬価は今後少しは上がるかも知れないが診療報酬は下げられていく形での対応がなされるだろうね。それこそ玉木の言うように医師会は大反発するだろうけど、所詮規制される側。政治力いつまでもどうこうなるものでもない。

anond:20231105103853

ウサヨなんですよ

左翼の主張(現実

結果的資本を集中させて、金融産業資する

保険会社国債200兆円持ってるなんて言わない

右翼も、産業保護主義で結果は同じ

基本的に、経済ヤクザ法律ヤクザ防衛団体の味方である

https://anond.hatelabo.jp/20231104051556

2023-11-03

anond:20231103205304

異性への関心とかじゃなくて日本の女はまじで世界底辺だし

出生率に貢献しない上に労働力にもろくにならなくて社会福祉だけ食いつぶす存在が国にいたら国が傾くのは当然じゃん

2023-11-02

発達障害』や『毒親に自立心奪われた子ども』や『生きる力が弱過ぎる子どもサポート』は高等教育役割ではありません

ご家庭のご両親のお仕事です

それから大学就職予備校ではなく、大学専門家を育成するところです

 

Fランガンガン潰そう。地域格差なくすため国立大学ネット無償卒業できるようにしよう。オンライン工学部作ろう。とりあえずCSくらいはとっとと取れるようにしよう

 

大企業ほど、現業IT営業などの中途採用で、学歴不問(規定があってもせいぜい高卒)で直雇用で入れる部門がある

IBMエグゼクティブ チェアである Ginni Rometty は、2016 年に「ニュー カラー仕事」という用語を作り出しました

 

IBM はまた、多くの職位から教育要件を取り除くことで、新しいカラー ジョブの波を推進しました。ロメティとチームが最初学位よりもスキルを優先したときIBM職務の 95% で 4 年制の学位必要でした。会社手紙によると、2021 年の時点で、必要とするのは半数未満です。

 

米国国勢調査局によると、25 歳以上の人の 40% 未満が学士号を持っていません。これは、就労資格のある人の過半数 (62%) が、1 つの学位要件だけでジョブプールから除外されることを意味します。

 

企業は、大学学位必要としない役割仕事規律、および責任があることをようやく理解しています」と Herrera 氏は言います。「彼らは、才能ある人を惹きつけたり採用したりすることに関して、自分たちの思い通りになっていないことに気付きました。」

 

「彼らは、履歴書学位しかないエントリーレベル個人採用するのではなく、実績のある仕事ボランティア、およびスキル経験を持つ候補者をターゲットにしています。」

 

2016年にニューカラー雇用モデル採用して以来、Rometty氏はフォーチュンに、IBM学士号を取得していない従業員は、学士号を取得している従業員や高度な博士号を取得している従業員と同じくらい成功していると語った. スキルを持った学位を持たない人材採用しても、企業ビジネスに悪影響を与えることはありません。雇用にかかる時間節約し、多様な労働力を育成するための資産となる可能性があります

 

New Collar Jobs: Why Companies Are Prioritizing Skills Over School

https://www.theforage.com/blog/basics/new-collar-jobs

 

 

 

anond:20231102121135 anond:20231102132544 anond:20231102145335

2023-10-28

anond:20231028154211

労働者がそのまま楽になることは無いけど別の分野の労働力にするとかはできると思う

でも4050のおじさんたちが今から新卒と同じステージで一からやってくれと言われて納得しないんだと思う

2023-10-26

日本衰退の理由って100%女だよな

世界有数に子供産まない働かない長生

これが過半数いる国が発展するわけないくない?

労働力は減って社会福祉だけ増えてくんだから

2023-10-22

anond:20231017005537

以前「これから出生率を上げるのはかなり厳しい」という文章を書いたことがあったので、この機会に乗じて投稿します。

---------------------------

まずは、「何故少子化社会になってしまたか」の考察

まず原因の一つとして、「産業構造の変化」にあると思います

戦時中は全体の半数ほどあった第一次産業が、平成17年では5%、つまり10分の1ほどに減少しています

https://www.stat.go.jp/data/kokusei/2005/sokuhou/03.htm

農家にとって子供を産むと言うことは明確な動機づけがありました。

それは、産んだ子供はいずれ「労働力」になるということです。

しかも、その労働力は、学力などの「投資」を行う必要がありません。

ですが、現在日本労働構成の多くを占めるサラリーマンにとってみれば、子供を産む動機づけ農家などよりは低いのは否めないかと思います

まり、昔の農村部の人にとって子供は「資産」であったものが、現代の人にとっては「投資対象」になってしまったということであるかと思います

また、そうして第一次産業が減少することで、人々が地元から離れ、都市部に移動します。そうすることで核家族が増えたのも、ひとつの要因かと思います

核家族になる前は、子育て祖父母、近所の親戚、近所の人たち等で負荷して、その負担分散させていましたが、核家族になってその負担が親に集中してしまった。そうなると以前のように多くの子供を育てるのは物理的に困難になるでしょう。

ちなみに、人間は閉経後の寿命が他の哺乳類に比べてかなり長く、「おばあさん」の存在があるのは人間だけだそうです。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%8A%E3%81%B0%E3%81%82%E3%81%95%E3%82%93%E4%BB%AE%E8%AA%AC

次の原因としてあげられるのは、「見合い結婚の減少」ではないかと思う。

https://www.ipss.go.jp/ps-doukou/j/doukou15/gaiyou15html/NFS15G_html06.html#:~:text=%E8%A6%8B%E5%90%88%E3%81%84%E7%B5%90%E5%A9%9A%E3%81%AF%E5%85%A8%E4%BD%93%E3%81%AE,%E3%81%A8%E6%AF%94%E7%8E%87%E3%81%8C%E9%80%86%E8%BB%A2%E3%81%97%E3%81%9F%E3%80%82

お見合いが減少した理由として考えられるのは、若者農村部を出ることで、核家族が増え「ご近所付き合い」や「親戚付き合い」等が減少したこと価値観の変化で「自由恋愛」の価値観が向上したことなどがあるかと思われます

では、なぜ「見合いが減ったことで少子化になったか」の理由です。

恋愛結婚は、個人自由意志結婚できると言う側面がありますが、もう一方は「弱肉強食世界であると言う側面を持ちます

https://neputime.com/wp-content/uploads/2020/07/20200722_1.jpg

これはマッチングアプリの縮図を表したものですが、だいたい現実もこんなもんかと...

まり所謂非モテ」の人たちは、ある程度の妥協をしないと結婚することは結構難しくなっている。

しかし、「じゃあ妥協して結婚しよう!」と簡単にそうならないのが現実ではないかと思う。

テクノロジーや娯楽が発達した現在結婚せずとも有意義時間を過ごす方法はたくさんあります

独身貴族」と言う言葉があるように、むしろ結婚しない方が幸せに暮らせると言う考え方も一理あるでしょう。

以上のように、少子化になっていったのは、元は「第一次産業が減少したのがそもそもの始まり」と言えるかもしれません。

しかし、それも元を正せば、18世紀にヨーロッパで起こった産業革命起源と言えるでしょう。

まり少子化世界歴史の流れの中での必然出来事なのかもしれません。

実は少子化日本だけの事ではなく、世界的な傾向です。

それはいわゆる「途上国」でも起きています

https://president.jp/articles/-/49555

この記事によれば、原因のひとつとして「子供の死亡率の改善」を上げています

まり、「子供の死亡という不幸な出来事が減ってきたことが結果的少子化につながった」と言うことです。

幸福を追求した結果、少子化につながった」とは皮肉なことです。

以上、まとめるとこうなります

少子化世界歴史の流れの中での必然出来事

技術進歩や、娯楽の充実、個人尊重の流れが少子化を加速させた

②に関してですが、別に個人尊重否定しているわけではありません。

そもそも価値観絶対は無く、時代文化環境など様々な要因によって変わるということを言っておきたい。

---------------------

以上

多くの日本人の意識が「個人尊重より国の発展が大事!」みたいな「そういう空気」になったら少子化は止まる可能性はあると思うよ。よっぽどの事だと思うけど。

2023-10-21

anond:20231017005537

生活不自由になる→子供産まないとやべーってなるっていうのはどういうことなんだろ

世の中の風潮としてそうなるってこと?

じゃあ労働力がほしいか子供作るってこと?

途上国とか昔の日本だったら分かるけど、現代日本子供作ったところで将来ただのサラリーマンになるだけじゃないの?

集団就職貧乏実家仕送り…とかもうなくない?

anond:20231017005537

長期的にインフレする国では若い労働力ほど有利な資産はないからこれから若者に明るい未来が来ると思う。

年金生活者は苦しくなるけどね。

anond:20231021140826

子供労働力に使ったり売り買いしたりするくらいまで貧困になれば産む

anond:20231017005537

違います

貧困国が子沢山なのは、「子供労働力から」です。

子供を産めば産むほど働かせて稼げるし、子どもの世話を子供に任せられるから子育てコストがほぼ掛からず、家計的にプラスからポンポン産むんです。

日本子供労働力だった頃は子沢山でした。

子供をどんどん働かせてオッケーにしない限り、子供は増えません。

2023-10-18

anond:20231017011022

他人を思って、恋愛などの意味ではない、本当の愛があるからこそ、相手を殴る、ということがある

これに対して批判的なブコメが多いけど、暴力ダメという以前に、この手の手段が使えない致命的な理由があるのよ。

それは、若い女の体に高い価値があるということ。

ヤンキー現場親方にぶん殴られながら成長できるのは、男の体の価値一般的労働力以上にはならないから。そこから逃げるとなると犯罪組織に入るとかしかないけど、そこも割と厳しい世界だ。

対して、若い女の体の性的価値は極めて高いから、グルーミングして売春させて換金するとか、直接に肉便器として利用する奴らが現れる。だから、厳しいことを言う大人とか、正論を突きつける役所ケースワーカーが囲い込むことができない。役所ケースワーカーより、ホストの方が魅力的なのはどうしようもない。水は低きに流れる。(そんで、性的価値が消尽してグルーミングされなくなったらマン二毛作を始めることになる)

仁藤の問題意識もおそらくそこにあって、だからこそ役所の細かい予算の使途とか報告とかを敵視・軽視しているんだと思われる。20年前の彼女を救わなかった正しい大人彼女彼女支援する女子の敵なわけ。

まあ、私は仁藤もトーヨコのアホ女も好きじゃないので、正論通せないなら知るかよとしか言えないけどね。(逆に、弱者男性の拗らせは、自分蔑ろにしてきた女への憎悪みたいなところはあるのかな)

anond:20231018101159

たかが数百人程度の労働力将軍家の継続のどっちが価値があると思っているのだ

あと、作中では男はほとんど労働力になってない

2023-10-17

無産階級にとどめ続けるように仕向けるのはサステナブルである

権力者権力サステナブル

労働力を売るしかない状況をサステナブル

そういうことでしょう

anond:20231017022945

男は労働力を生み出すことができないし機械での代替可能から価値

しろ犯罪率が高いし攻撃的で非論理的個体が多いので、穏やかで争わない個体を除いて他は処分でしょ

こんなのが社会にいるだけで防犯コストが嵩む

優秀な個体精子だけあれば十分

遺伝的に不安定なので障害者低脳バケモノも多い


女は男に比べて知能も高く真面目で労働力としての質も高いし、あまり出産数が多くないので処分できるほどの余裕がない

遺伝的に安定してるのでクオリティ女性の方が遥かに

お前は思考が浅すぎる、男だから優秀な一部の個体を除いて残りはみんな雑魚なんだ。頭が悪いのも仕方ないよ処分されてきな

2023-10-16

東大生の頭は付加価値生産より安売り特化に使いなさい

東大生も大好きなコスパ

安く労働力を使う

安い労働力になる

これが東大生の至福である

anond:20231016205730

産む機械・孕ませる機械としての人間と、育てる人間と、労働力としての人間をそれぞれ分離して、管理統制下に置いて人口増減を人為的可能にするのが良いと思うんだよね

2023-10-14

anond:20231013195131

話題全然違うけど。

少子化が言われてもう何十年も経つけど、街では妊婦子連れをたくさん見かけて、いったいどこが少子化なんだと思うけど、よく見てみればそんな子供達よりもお年寄りの方がよっぽど多くああこれが少子高齢化なんだと思ったりする。

団塊の世代子供であった時、いったいどれほど街に子供があふれていたんだろうかと思う。騒がしいどころではなかっただろうし、そりゃ学校も荒れることが多々あるだろうな。彼らが成人になれば日本労働力が満ち満ちていていくらでもなんでも作れただろう。旅行に行けばどこも満員、そりゃ団体ツアーしかさばけないし、温泉旅館は大部屋で機械的対応にもなるし、海やプールは人であふれて水面が見えないことにもなるよな。デパートは連日混雑し、レストランは常に満席屋上まで人であふれただろう。

ゴールディン氏の主張を額面通り受け取っていいのか

ノーベル経済学賞受賞者の主張が日本のX界におけるいわゆる”アンチフェミ”の主張と整合であるということでアンチフェミ界隈が沸き立っているが、そもそもゴールディン氏の主張自体額面通り受け取っていいのかという問題がある。

そもそもゴールディン氏の主張は”アンチフェミ”的なのか?という点については、彼女の著書を普通に読めば、解釈に多少の幅はあれ概ねそのような内容であることは明らかだと思う。すなわち、同じ仕事や同じポジションに付く男女について差別に基づく賃金の差は既に存在せず、実現している男女の賃金格差家計における合理的キャリア選択の結果として現れているものであるという趣旨であり、労働条件における系統的女性差別存在を主張する人々の考え方とは対立する)

自分経済学学位を持っており、大半の人よりは経済学に詳しいという自負があるが、それ故に経済学的なもの見方限界について思うところがある。経済学とはそもそも定量的に観察された社会事象」を「人々の合理的意思決定を前提」として解釈する学問である。こうしたアプローチは、以下の様な点で、男女差別の様な問題を考える際に色々な問題があると思われる。

まず「人々の合理的意思決定を前提」とする考え方の問題点とは、そもそも差別とは経済的観点から基本的に非合理的なので、経済学理論で世の中を解釈するとそもそも差別など存在しないという結論に偏るバイアスがある。例えば以下は経済学的な考え方の例である。「もし男性と同じ能力を持つ女性に対して差別的に賃金を低く設定している企業存在しているなら、他の企業はその女性に対して今より少し高い賃金オファーして彼女を雇うことで男性と同等なのに少し安い労働力を確保できて得をする。これが女性男性と同じ賃金になるまで繰り返されて、男性女性賃金は同水準に収束する。もしそうなってないならば、何か別の経済的インセンティブが働いているはずである」この様に、経済学理論は首尾一貫して経済的合理性のみで物事説明することを試みるため、文化的要因や社会心理学的な要因が入り込む余地はない。差別という経済合理的事象は、そもそも経済学理論スコープから排されているのである

また、「定量的に観察された社会事象」のみを分析対象とする点も問題である。こうした経済学スタンスは、証言なども含めたテクストに対して丹念な分析を行う歴史学社会学・ジェンダー学といった人文科学アプローチとは対照的である。数量データに現れない出来事が世の中に存在しない訳ではないのである。例えばナチス政権下でのユダヤの人々の苦しみは、数字のみによって語られるべきではないのと同じである。彼らには統計的事実に現れない日常的苦しみも確実にあったわけで、それは例えばアンネ・フランク日記などの記録から定性的に読み取ることで明らかとなる。これはフェミニズムの文脈でも同様である現代日本において多くの女性が進路選択キャリア形成に際して有形・無形の差別存在を感じ、声を上げているということが事実として存在しているわけで(例えば進学に際して親から「あまり高学歴だと結婚できない」と言われるなど)、それが例え統計データとして現れないとしても、その苦しみが存在しないということにはならない。

ノーベル経済学賞というのはあくまでも経済学という学問世界の中での権威が認められたというだけの話である上記の様に、経済学のものが、社会事象の一側面を切り取って分析を行う学問である以上、経済学的なもの見方が男女格差という複合的な社会事象の全ての側面を明らかにした訳では全く無い。ゴールディン氏の分析結果は、もちろんそれはそれとして有益考察材料としつつ、あくまでこの問題を扱う本流である歴史学社会学・ジェンダー学の考え方と合わせて、この問題に関する理解を深めていくというのが正しい知的態度だろう。

2023-10-13

anond:20231013085727

女が子袋、労働力としても重宝される時代地域では「体が強そう」は婚姻の条件でもかなり上位だぞ。

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん