はてなキーワード: イラストレーターとは
増田からしたら狭量な人格の人間が多くて、今思えばブラック会社だった。
7月・8月は精神的につらすぎて、初めてのボーナス10万は、全部風俗に使った。3日でなくなった。
風俗嬢にも仕事を辞めたいと泣きついていた。あかんたれだった。
留年は、当時は志望業界があったたため、就職留年のようなものをさせてもらった。教職などの資格は取っていない。
大学入学前は、1年間浪人もさせてもらった。結局、第一志望の大学には入れなかったが。
高校は、最後の1年は半分ほどしか行っていない。成績もだいたい下の方で、クラスメートとは連絡もほとんど取っていない。
いまは、親の自営業の手伝っている。儲かってはいない。実家寄生のフリーターのような現状だ。
このような状況、積年の怠惰癖が祟ったのかもしれない。奨学金の返済もあと200万弱はある。あかん。
地元の美容室に行って会社を辞めたと言ったら「大学行ったの無駄でしたね」と笑われる。
役所に行くと、中高の同級生が職員になってて同世代は世の中に出回りだしている。
顔本では、大企業に勤める知人の近況などを知ると、
現代の正規ルートから外れたことを一瞬だけ後悔したりするくそ情けない自分もいる。
世間的に見たら、コストパフォーマンスめっちゃ悪い人間だわ、自分。
今は、自営業の仕事の関連でほそぼそとフォトショップやイラストレーターを使って、
ハガキや名刺、ポスターを作ってクリエイター気分に浸っている。
お客さんに褒められて、「俺、デザイナーいけんじゃね?」とか思っても、
才能ややる気のある人は高校ぐらいからデザインやデッサンをやっていて、
25歳ならもう中堅ぐらいだろう、と思い、デザイン方面の仕事探しにも踏ん切りが付かない。
最近、大学で知り合い、ここ1,2年よく会っていた人と付き合いだした。
ふんわりとした雰囲気のやさしいひとだ。
増田が風俗でよく遊んでたことや、仕事がうまくいかないこととか、ださださなことも全部知っている。
「たまには、かっこいいところも見たいな」と最近言われた。
ただ、近くにいる人を大切にすることを起点に、動き直そうと思う。
寝れなくて、思い立って初めて書いた。
Unixという考え方という本を読んだ。もう図書館に返してしまったので、これから書くことはあまり正確じゃないと思う。〜的なという表現が多くなってるのはそのためだ。
この本で最も印象に残ったのが、梃子(てこ)の話。著者の叔母がちょっとしたマルチ商法で大金を稼いだ話を例にとり、「プログラミングもこういうもんさ、梃子を使うんだよ」的なことが書かれているが、倫理的な問題はおいといて、そういう感じでプログラミングをすることってどうすれば可能なんだ?と疑問が湧いた。自分のようなクズ野郎はもちろんのこと、たとえ修行僧のように淡々と技術を磨いているプログラマでも、本節を読めば自分の技術を使って著者の叔母のように大金が欲しいと思うはずだ。
プログラミングの梃子らしい部分は自動化だ。少なくとも、本にはそう書いてあった。梃子の具体例としてシェルスクリプトがあげられて、たった一行のスクリプトが賢いプログラマたちが作った何千行のプログラムを実行するんだ。これこそ梃子だ、的なことが書いてあった。いや、でもちょっと待って欲しい。こっちは叔母のように大金が欲しいわけだ。Unixの素晴らしさは他の章でも散々書いてあるし、ここでシェルスクリプトの話をされても困る。話をそらさないで欲しい。
著者が言いたいことはわかる。この節ではあくまでもシェルスクリプトの凄さを語りたかったわけで、叔母が大金を稼いだ話はそのための撒き餌に過ぎないんだろう。でも、ほとんどの人間にとって、本気で考える価値があるのは大金の方だろう。優秀なプログラマが生産性を上げた結果、それだけで幸せになれると思うか?むしろ仕事が増えているじゃないか。資本家はいつだって労働者を限界までこき使う。プログラマが創造的な仕事だということは、プログラマにしか理解されない。梃子をプログラマの幸福につなげるには、どうしても社会で使える通貨にしないといけない。
さあ、シェルスクリプトの梃子を使って金を生み出すとして、どういう具体的な手段があるんだ?
ソフトウェアで大金を稼いだやつを思い浮かべろ、と言われたら真っ先にビル・ゲイツの顔が浮かぶだろう。彼がやったことはなにか。ソフトウェアを作って、ライセンスを刻んだ。そのソフトウェアがどこのメーカーのハードウェアで動作しても、ソフトウェアはMicrosoft社のものだということがはっきりしている。そこから、利益を得るわけだ。これはまさに本に書いてあった梃子(著者の叔母はタッパを販売して、さらにその販売先の客に販売を勧め、その利益の一部を手にしていた。マルチ商法だ。)と同じ類のものだろう。
「I'm CEO, bitch.」
学生時代にFacebookを作り上げたマーク・ザッカーバーグは、FacebookがダサいSNSになった今でも、若い起業家の憧れの的だ。
彼がやったのはなにかというと、広告だ。
学生たちが楽しめるようなプラットフォームを無料で提供し、そこに広告を掲載することで大金を生み出した。広告のどこに梃子があったかというとソーシャル・ネットワークだ。広告で稼ぐにはたくさんの人に見られる必要があるわけだが、SNSという特性自体が梃子になり、ユーザー数がみるみると増大していったことが、広告による大金を生み出した。
主に日本で見られた現象が、ソーシャルゲームだ。これは偶像を売る商売だ。一度イラストレーターが作成したものは、いくらでも複製できる。それを消費者の射幸心に訴えかけながら売っていく。この電子的な麻薬が、なぜか日本では異常なほど受け入れられる。梃子の力は複製が容易ということだけでなく、消費者の脳内でも起きている。消費者自身の購買行動が次の購買を促す仕組み、中毒性こそがこの商売にユニークな梃子だ。
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飽きた。ブクマがたくさんつけば書き足す。
ブクマの伸びがゆっくりなのでここらで書き足しておく。上に書いたのは、本を読んで率直に感じた疑問と、それに対する、偏見なども大いに含んだ主観的な考察だ。しかし、こんなことをしたのは、他の誰のためでもない、自分のためだ。興味本位でプログラミングを始めてしまって、それが楽しくなってしまった自分の行く先を少しでも認識したいという切実な願望があったからだ。
ちょうど他の増田に漫画家の話が書かれていたけれど、ソフトウェアエンジニアだってああいったことになりかねない。いや、もうなっているかもしれない。創造的な人たちがつくりあげた偉大な製品が、資本家に食い尽くされることが、平気で行われている。以前ネットで知り合ったインドネシアのプログラマーは、自分の仕事が不当な扱いを受けていると嘆いていた。「海外の安い人件費」として働く彼らは、高度な技術を持っているにも関わらず、正当な報酬を手にすることができない。
まどろっこしいので言いたいことを言おう。梃子は生産性を高めるために使うだけじゃだめだ。自分や他の創造的な人々の権利を守るために使わないといけない。でなければ結局、プログラミングを始めたときに感じた魅力や全能感、思考力を捨てて、資本家の歯車になるような未来しか待っていない。
サービス料って月額324円だろ。これで質問3つなら、質問1つにつき100円(税抜)。
実際は質問以外のサービスも全部使えるわけだから、質問部分については100円以下か。
そんなタダみたいな値段で専門家による親切丁寧な回答を期待する方が間違ってるわ。
つーか回答する医師側は無報酬だよねこれ。こんな会費で報酬なんて出せるわけない。
プロのイラストレーターにタダや超端金で絵描けと言う奴と同類だろこれ。
専門家Q&Aサービスを幾つか開発した経験からすると、回答している医師はほとんど売名目的(来院患者数増)のために答えている。善意で答えてる人は皆無に近い。
(といっても小説ではなく漫画家•イラストレーター系絵仕事の方の)になってた。
(女の子の絵ですごく上手い)
(しかし漫画を見せてもらうとめっっちゃ下手 さっきの表紙が嘘みたいに人体もパースもめちゃくちゃ…)
なんかこの画力の辻褄があわないところがいかにも夢なんだけど、
しかし長年小さい頃から絵描いてて画力を磨きそのポストを憧れ、今でも本当は作家として独立したいと熱望しつつも
それになれず(とてもじゃないがこれだけでは食べれない)
腰掛けでゲーム会社のデザイナー社員をずっとやってる自分はまあ激しく嫉妬した。
弟は自分より後にポッと出で絵描き始めたにも関わらず商業作家として多少なりとも成功し仕事もらってその道を歩み始めている。
だってその証拠にラノベの表紙なんてそうそう貰える仕事じゃないじゃん。漫画の方はひでー画力だったけど…
弟はだんだん私の嫉妬を察知して、多分仕事がしにくいから母に遠ざけるようなんか相談してた。
が、私は嫉妬の炎が収まらず 事あるごとに、まあ前述の漫画の酷い絵とか、
とにかく弟の作品の粗探しをして酷くこき下ろした。こんな絵で商業なの?とかまあなんか色々醜いただの八つ当たり。
弟はある時私の悪口に我慢できなくなったのかいつものように嫌味を言ったら
いきなり肩を掴まれて何か言いたそうな目で鋭く睨みながら、
でもどこか哀しそうで涙を滲ませそうな目で震えながら私を見つめた。
私はハッとしてそれ以上何も言えなくなった。
そこで夢は突然終了。
起きてもあの目が印象的で忘れられない。
なかなかうまくいかない自分の方のプライドを保とうとしてる面が現実と繋がってて刺さる。醜い。
夢の中の弟=多分現実で先に芽が出て抜きん出て行った作家さんたちのような。
先にめっちゃ大手になって商業で沢山声かかって作家として成功してった人 2人程周りにいる。
自分も多少ファン着くようになってきたけど彼女達程には到底及ばない。
あぁ、売れたいなぁ。出る杭になりたい。
色々やってるけど本当に運やチャンスを掴むのは難しい・・・
多くの注目を集めるカリスマ性はなくて、
よくて脇役位のキャラなのかなぁ、
そういう運命とか星回りの元に生まれたかな〜…なんてつい言い訳してしまう。
人気を集める人ってのはやっぱいる。某A●Bの選挙に例えるなら
皆順位上げるために日々ライブしたりファン交流したりするけど1位ってのは一人しかなれない。
もし頑張りまくって2〜5位まで上り詰めたとしても
なかなか1位にはなれない状態がずっと続くとしたら?やっぱ悩むよね。
1位だけが全てじゃないとか、自分はそこの役回りではなくここのポジなんだ、
ここで頑張る星回りなんだ、って自分のポジに理由つけて自分に納得させるしかない。
そんなような気がしてる最近。
ああー売れたい…売れたいなあ。もっとがんばろ。
ジャニーズが一歩歩いただけで、手をあげただけで、女がキャーキャー言うのと同じだな、きっと。
綺麗な絵を描くイラストレーターが、朝「むくり」と書くだけで周りの喜ぶこと喜ぶこと。
……あっ、自分も喜ぶ側かもしれないです……。威光に弱いです。
岡山県倉敷市の女児(11)が監禁され、5日後に保護された事件で、逮捕された岡山市北区の無職藤原武容疑者(49)は、大学院で哲学を学び、研究者を志した寡黙な青年だった。監禁容疑での逮捕から26日で1週間。県警は未成年者略取容疑での立件に向けて、事件の全容解明を進める。
「カントを愛している」
約20年前、大阪大学大学院の博士課程で倫理学を専攻していた藤原容疑者は、研究室の宴席で同窓生にこう打ち明けた。寡黙で勉強熱心。青春時代の藤原容疑者を知る人たちの印象は似通う。交友関係は少なく、存在感は薄かった。
地元の私立高校を出て、一浪して法政大学に進学。その後、ドイツの哲学者カントに心酔し、大学院の研究室で研究者を志した。
だが、学問の壁に突き当たる。学友が順調に助手や教職に就き始める中、1人だけ就職先が見つからなかった。ある同窓生は「進路が決まらず焦っていた。気まずかったのか、周りに気づかれないように単位取得退学した」と話す。1995年ごろのことだ。
大学院を退学した後は、家庭教師などの職を転々としていたようだ。96年~99年ごろは、大阪府内の公立中学校で夜間に校内を見回る宿直員として働き、宿直室で寝泊まりしていた。
同じ時期に勤務した男性教諭は「岩波書店の難しそうな本を黙々と読んでいた。無口だが愛想がよく、先生や生徒とあいさつを交わしていた」と話す。休日の電話番を引き受け、部活動の早朝練習に来る生徒のために、早起きして校門を開けていたという。
親族らによると、藤原容疑者は30歳のころに結婚したが、すぐに離婚した。今年初めごろまでの約10年間は、兵庫県西宮市に住んでいたという。築32年の4階建てアパート。家賃3万円の1階6畳一間。コインランドリーで洗濯する藤原容疑者を、複数の住民が見ていた。ある住民は「平日の昼過ぎで、仕事をしていない人だと思った」と話す。
暮らしぶりには不明な点が多く、岡山市の実家に戻ってからも人付き合いはほとんどなかった。ただ、洋室のリフォーム代や母親の介護費用などは工面できていたようだ。逮捕後に名乗った職業はイラストレーター。小学生くらいの女の子を描いたA4サイズの絵を見せられた人もいる。
横だけど、前半の例えと後半が繋がってない。
学生は学校のレポート出して金貰ってる訳ではなく(むしろ金払ってる立場だが)当然プロでもないので
レポートを学生である他人に書かせるのはOK!とならないと論理的に繋がらないんだが。
っつーけど、その相手が絵が上手いだけの素人だったら構わないのか?んなわけないだろ?
定食屋の話とか「なんでも労働化」とか言ってるのはかなり的外れというか明後日の方角からまさかり投げてる感じよね。
「人付き合いを金に換算する」とかもそうだけど。
こういう考え方が自然にできる人間って小学、中学、高校、大学と宿題、課題、レポートを当然のごとく誰かに任せるなり頼るなりしてきたのでは?と思ってしまう。
逆にこういう考え方できる人は「算数の問題わかんないからやってくれない?」とか「経済学のレポート何書いていいかわかんないから見せて」と言われて場合に
「人助けだ。30分ぐらいでやったもので人助けできるなら喜んでやろう!」となるのかな?
いや実際助けてくれる人もいるのかもしれないけど、喜んでやってる人はほぼ0でしょ?断れないだけでしょ?
これが社会に出てその人が仕事でしていること、つまりはそれでお金を稼いでいることに対しても同じ感覚で「ちょっとやって」って言えるのはどういう神経なのかと。
社会に出たなら「分からないことを訊く」のと「出来ないことをやってもらう」のはほとんど違う次元でしょっていうのを理解できないのはニートなんですか?
http://anond.hatelabo.jp/20140723012105
とかが酷いんだけど、プロとか関係ないと考えている時点で多分この人はなにもできないアホなんだろうなぁ...と。
プロだからこそいい加減な仕事はできないし、安請け合いもできないんだよ。
現実問題知り合いから頼まれたら断りきれないこともあると思うし、元増田の人もそれなりに折り合いをつけて生きてそうな気もするけどね。
about CGM
消費者って、ソフトウェア「初音ミクを」などの購入者、ユーザー。イラストレーターでもフォトショップでもいいんだけど。
消費者じゃないじゃん。製作者じゃん。そりゃ、大工もトンカチ屋さんからすれば消費者なんだけど、普通は製作者でしょ。
家とか作るんだし。
ミュージシャンも、楽器メーカーからすりゃ、消費者だろうけど、製作者ってイメージのほうがよっぽど強いよね。
飯が食えるかどうか、プロかアマかは別として、作ってるんだったら製作者だろ。
日曜大工が趣味の人間が製作者っていうイメージは弱いけど、単純な消費者じゃないよね。
ディアゴスティーニとかを買って作る人は製作者じゃなくて消費者だろうけど。
キットを作ってるだけなら消費者かもしれない。プラモデルとか。
そこに改造を加えていくような人は、単純な消費者っていうイメージが薄れていく。
アニメのワンシーンをジオラマで再現してるような人は、製作者じゃないかな?
たぶん、「『消費者』が作るメディア」っていう言葉の「消費者」という言葉。
そこに強く違和感を覚えて気持ちが悪いんだろうな。
スキルについて教えるんじゃなく、立場の手に入れ方を教えないからダメなんだ
イラストレーターとかカット描きならすぐにでもなれるんで、pixivで淡々とイラスト上げて声がかかるのを待つといいよ
小説は難しいけどライターとかなら行けるんじゃない?とりあえずwebのコラムの埋草を書く人はいつでもどこでも募集してるはず
ゲームは最近難しい(一時期のブラウザゲーバブルの時は簡単だった)けど、単にプログラマーにだけなりたいんならこの中で一番ハードルが低いはず。
リクナビから適当なIT会社を選ぶだけでよい。経験などなくても派遣先に紹介される時に「超経験者です」って言われて紹介される
「そこまでイラストにこだわってません」のあたりは読み誤ってた(「そこまでイラストレーター名にこだわってません」なら特に何も思わなかった)。あと「イラストに興味ない」は強い言葉過ぎた(「ラノベ読者のマジョリティに比べるとイラストに興味ない」とは思うけど)。その2点は申し訳ない。あと、ブクマを見て思ったことも含めてしまってた。
売れる/売れないの話をしたいなら、もっとイラストの話をしようや、くらいにしときます。面白い/面白くないの話なら、内容についての話だけでもいいけれど。
「イラストレーターのファンが少しでも買ってくれたら」くらいの気持ちだったら分かる
と、ちゃんと書いているのに、「ラノベサイトの人らがイラストに対して興味ない」とか変な勘違いを振りまくのはやめてくれませんか。
幾谷氏が「無名な作家と無名なイラストレーターでは売れない」と主張しているからです。
だからこちらは、
「有名イラストレーターでないとまったく勝機がない」というほどまで思い詰め
ないでくださいと、そう書いているんですよ。
「特効薬ではない」というのは、「それだけ飲んでいれば病気が治るというようなものではない」という意味です。どうせ「影響はあるに決まってるだろ」みたいな揚げ足取りがくるだろうと思って、わざわざ「特効薬」という単語をチョイスしているわけです。
「そこまでイラストにこだわってません」の、「そこまで」ってどこまでかと言ったら、「作家生命を賭けてまで」ということですよ。「こんな騒動を起こすほどこだわるところではない」「有名イラストレーターじゃなきゃ駄目だ、有名イラストレーターが宣伝してくれなきゃ売れない、ということはない」と主張するために、記事を書いたんですよ。
そこのところをどうかご理解ください。
『転醒のKAFKA使い』は買いました。
http://kazenotori.hatenablog.com/entry/2014/06/19/160241
しかしそれは「4割バッターだって4打数ノーヒットの試合がある」みたいなもんで、それ自体は正しいけど、かといって4割バッターも1割バッターも同じというではないわけで。特効薬ではないが、均してみれば効果はありますよそりゃ。
あと、なんで「いいイラスト」=「いいイラストレーターのイラスト」になってるのか。まず、「ゲームで人気が出る絵、漫画で人気がでる絵、pixivで人気がでる絵」などと「ラノベで人気がでる絵」が違う(もちろん全く重ならないわけでもないが)し、同じイラストレーターでも、キャラデザインの差、構図の差、配色の差、題字などを含めたデザインの差があるわけですよ。特にヒロインのデザイン。
例えば艦これの金剛型だって、ゲーム内性能や服装はほぼ同じなのに金剛>>>榛名>>比叡・霧島みたいな人気差があるわけで、それはもちろん台詞(キャラ設定)の差もあるけど、「金髪ロング強い」「黒髪ストレートロング強い」「ショート弱い」「眼鏡弱い」みたいなのの差があるわけですよ(艦これでピンと来ない人は、自分のピンとくるところで「作中の扱い以上に人気がある/ないヒロイン」に置き換えて下さい。「マミさん退場早いけどピン人気はトップクラス」とか「染谷まこほんと人気ねえ」とか何でもいいよ)。「A級イラストレーターがうっかり本文中の描写に忠実に描いた染谷まこ系のキャラデザの表紙」より「B級イラストレーターが描いた巴マミ系のキャラデザの表紙」の方が当たりやすいわけですよ。その辺、それこそ編集の舵取りの差だったりするわけで。ビブリアで表紙ではなんで眼鏡を外してたのかとか、分かりやすい話ですよ。(あとここでの強い/弱いはさっき言った打率みたいなもんなんで、個々の事例では強いのが外す時も弱いのが当たるときもありますよ。トータルの話な)
ラノベサイトの人らがイラストに対して興味ないこと自体はいいことでも悪いことでもないと思うんだけど、その感覚がラノベ読者一般のものと思っても仕方ないですよ。「石川博品はなんで売れないのか」って、そりゃ、「緑髪+ぱっつん+まろまゆげって、そりゃ当たらんで不思議ないだろ」とか「切符たんはいい絵描きだけど、しかし暗め+寒色でまとめるの、確実に出塁できるタイプの表紙じゃねえしなあ」とかしか言えないですよ。そりゃ中身は面白いけど。まああの人は一般小説に言ってもそう持ち味死なずやれると思うんで大丈夫なんじゃないでしょうか。私は一般小説だと持ち味出なさそう&現状不遇の比嘉智康とかの方が心配なんじゃオラッ。
あ、配色とかデザインも結構大きいですよ。Web上とかで見る分にはそこまででもなくても、店頭の平積み台だとすごく沈むデザインってのはある。悪い例に使っちゃって恐縮だけど、GA文庫でしばらく前に出た『マ・オー』とか、店頭での浮かなさすごくてビックリした。
出たらしいが、最初の企画通りに進めば面白楽しい本になったことだろう。
しかし、各方面巻き込んでの騒動の記憶のほうが強くて、とても「わー楽しい本だねー」とは言えない状況。
その騒動の渦中にいた人のブログで、ユーメイド側のイラストレーターについて触れている。
同じアホ息子をもつ母として、同志として、仲良くなれるかもしれなかったと思うと、今もどこかで心を痛めておられるのではないか、とずっと心に残っています。
なんという、きれいごと。
「心を痛めて」るに決まってるよね、普通に考えて。
意訳;あんな騒動の後では、もうあの名前でイラストレーターとしてやっていくこともできず、もしかしたらジョブチェンジしてるかもだけど、まあ再起できるんなら、がんばってね。
…うーん、この冷酷さ。
母は強いねえ。
と思いました!