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はてなキーワード: 研究とは

2023-11-21

自然科学を掘りつくすな

世代先まで科学を遅らせることで将来の東大生研究可能になる

持続可能にしよう

anond:20231121133904

そういうのって基礎研究の発表数とかを他国比較して出すんじゃないの?

知らんけど

日本は基礎研究を軽視している」というソースを見たことがない

一部の大学関係者SNS自称学者はしきりにそう言うのだが、そのソース一生懸命探しても全く見つからない

誰か知ってる人教えてくれ

逆になんで男は下方婚すんの?

人類は大昔に一夫一婦制選択して共同で子育てするようになった。それによって子の生存率が上がったことが繁栄した要因の一つなわけじゃん?昔の元気に育てば幸せって時代よりも現代育児に求められることは増えていて、そのパートナー探しならどう考えても自立した賢い相手の方がいいよね。頭の良さが遺伝するって研究結果もゴロゴロ転がってるわけだし。

年収とか学歴とかって部分に関しては統計的女性の方が低いのでどうしようもない部分があると思うけど、明らかに生活能力がないのを場合によってはチャームポイントとして扱うのは明らかに認識バグってないか

anond:20231120165050

anond:20231120172028

anond:20231120192029

それまでに書いた論文を纏めて「自分研究総まとめはこれです!」みたいな博論書く人もいるけど、どっちにしろまとめ直し・再推敲・補足追記とかあって作業量的にはかなりのもんになるね

anond:20231121012244

じっ けん 【実験】


(名)


①実際に試み,考え方の正否を調べること。特に自然科学で,特定現象関係研究するため,人工的な一定の条件を設定し現象を起こさせて,観察し測定すること。仮説や理論検証し,新しい現象を探し出すために行われる。「実験室」


実際の経験「昼夜吸入器を掛けねばならない様な場合の気苦労は実験せねば解りません/一隅より」〔「英和対訳袖珍辞書」(1862年)にexperimentalの訳語として「実験上の」とある明治初期は「経験」と混用され,のちexperimentの訳語として現在意味で定着した〕


くび じっけん 【首実検】


(名)


①昔,戦場で討ち取った敵の首を大将の前で面識者に見せ,その首の主を確認させたこと。


②(容疑者などを)知っている人に会わせ,本人かどうかを確かめさせること。〔「首実験」と書くのは誤り〕


明治期の文書を読むなら国語辞書古語辞典漢和辞典スマホに入れとくと便利よ。

優秀な友人と平凡な僕を比較しないでくれ

嫁に「あなたの友人の◯◯は結婚して子供も生まれ一流企業で働いて家も買ってるのに、何が違うんだろうねぇ」と言われた。確かに友人は順調な人生を歩んでいるわけだけど、僕は田舎高校卒業し、四流私大をなんとか卒業して中小でテキトーに働いているだけ。一方の彼は博士課程を修了し、一流企業研究職をやってるわけで、まず学歴が違うし、頭の良さが全然違うんだよと伝えた。すぐに納得してくれたのでよかった。

2023-11-20

研究開発には断食である

断食をすれば頭が生命危機を感じるので働きが良くなる可能性がある

教科書に載る偉人も今の世代より栄養を取っていなかった

不要不急の研究

100年後の東大生やらせるのはどうじゃ?

anond:20231119130236

文系研究者のハシクレ(そろそろ若手じゃなくなりそう)として補足しておく。

今でも単位取得退学普通にある経歴

文系特に文系では博士論文執筆キッチリ3年で終わる人は少ないし、博士課程にいられる年限を使い果たしてしまう人も多い。しかし、東大をはじめとした多くの大学では「博士課程単位取得退学後3年間のうちに博士論文を出して防衛できたら、課程博士と見なす」という運用をしている。

したがって、最近よく見る経歴は、「◯◯大学大学博士課程単位取得退学博士(◯◯学)」というもの。これは単位取得退学したあとに博士号を取得した、という意味

今でも単位取得退学就職できる場合がある

実際に単位取得退学助教講師ポストをゲットした人は最近でもたまに見かける。増田の同年代で2~3人くらい(あくま増田観測範囲なので、実際はもっと多いだろう)。まあ、そういう人たちは和文論文だけじゃなくて、英語論文(分野によっては+英語以外の外国語論文)書いてたし、下手な博士より論文数多かったけどね……。博士号取得者を蹴落として任期付きポストをゲットした単位取得退学者も知ってる。純粋に業績が多ければたまに博士号取得者ではなく単位取得退学者が選ばれる場合があるということ。

このように、形式上単位取得退学でも応募できる公募は今でも多い。JREC-IN文系公募を見てみると、「博士号取得者、あるいは、博士学位を取得した者に相当する能力を有すると認められる者」っていう募集条件が書いてあることがあるけど、後者単位取得退学を指している。こういう条件の公募普通に東大でもまだ出てるからね。ただ、条件に書いてあるからといって選ばれるかというと、よっぽど卓越してない限り厳しいんじゃないかしら。

修士号しか持ってなくても業績が卓越してれば採用されるというのは、みんな大好きユーリィ・イズムィコa.k.a.小泉悠センセが示しているところだと思う。彼はそもそも博士課程に入ってないはずだけど、ロシア軍分析するアカデミックな著書を何冊も出してたら東大専任教員にまで上り詰めた)

とはいえ今はさすがに一部大学学振PDでは単位取得退学は不可

とはいえやはり、博士号持ってない人への風当たりは強まっている。一部の宮廷や有名どころの国立大学では、常勤ポスト募集にあたっては人文系であっても博士号を要求しているし、学振PD海外学振10年くらい前から文系でも博士必須になっていたはず(逆に言えば、40代以上の文系研究者の中には、博士号なしで学振PDやってた人が大勢いるってこと)。

エラいセンセの博士号の有無なんて誰も気にしてない

ただし、博士号持ってない人への風当たり、というのはあくまで若手の就職市場アカポス採用されるかどうかという話で、もう就職しちゃったセンセについては博士号の有無とかあんま気にしたことない……博士論文以降ロクに論文書いてない人より、単位取得退学面白い論文や著書いっぱい書いてる人の方がエラいじゃん? というのが文系感覚だと思うんだが、どうだろう。池内恵センセくらい業績があったら、博士号の有無なんてもう誤差でしょ誤差。

ただ、外国博士号獲った人についてはやっぱり一目置くかも。はてな界隈で有名な人だと北村紗衣センセとか。博士論文というのはだいたい1冊の本になるくらいの分量のものを書くということなので、それを外国語で書いてる時点ですごいよ。特にアメリカだと博士課程では厳しいコースワークがあるから、あれをくぐり抜けたってことだもんね。

文系と人文系って違うの?

最初に「文系特に文系」って書いたけど、「文系」と「人文系」は違う。「文系」は「人文系」と「社会科学系」に分かれていて、文学とか哲学とか歴史学とかは人文系社会学とか政治学とか経済学とかは社会科学系、ってことになってる(あくまでもこれは日本の話。国によって分類は違う。たとえば歴史学社会科学系に入れる国はヨーロッパはいくつもある)。「単位取得退学」はもともと文系全体でよくある経歴だったけど、今ではほぼ人文系に限られてる印象。上で書いた単位取得退学ポストをゲットした人たちも、観測範囲ではみんな人文系

ただ、法学政治学20年くらい前まで学士助手という制度があったので、学歴という点では人文系以上にガラパゴスだったりするのだが……学士しか持たずに教授になってらっしゃる人たちが何人もいる分野です。はてな界隈で有名な人だと木村草太センセとか大屋雄裕センセとかね!

外国で出された博士に相当する学位」って何だよ

ところで、公募条件に「外国で出された博士に相当する学位」という謎の文言があることがある。外国で出された博士、ならともかく、外国で出された博士に相当する学位って何だよ。

実はかつての日本同様に博士号は功成り名遂げた大物が書くものという文化がまだ残っている国があって、具体的にいうとロシアとかそのへんの旧ソ連諸国。あのあたりでは博士候補カンジダート・ナウク; кандидат наук; kandidat nauk)っていう学位があって、これがPh.D.に相当する。博士候補論文大学院に進んで数年かけて書くやつで、実質的博士論文博士候補号を持ってればロシアでは准教授になれる。ロシア留学して博士号獲った、って言ってる人のかなりの割合が、実は博士候補号の取得者だったりする。まあ、ロシアカンジダート号は他国Ph.D.と同等っていうのはよく知られてるから別に嘘じゃないんだけどね。

ところでウクライナでは2014年7月にこの博士候補制度Ph.D.に置き換える制度改正を始めて、2020年には全廃したらしい。うーん、ロシアとの縁を切って西欧共通制度に置き換えるなんて、2014年にいったい何があったんやろなぁ(棒読み)(時期的に完全な偶然というのもありそうだけど)。

ブコメへの応答

博士課程単位取得退学博士”これは課程博士と同じ扱いです。3年の課程を修了し学位論文間に合わずに退学した場合も、3年以内に学位論文が出れば課程博士となるのです。

厳密には、「◯◯大学大学博士課程単位取得退学博士(◯◯学)」のすべてが課程博士というわけではありません。単位取得退学から10年後に博士号取得したら論文博士ですし。なので、経歴を見るか(たとえば、2022年に単位取得退学して2023年に博士号獲ってればほぼ確実に課程博士)、あるいはCiNii博士論文検索するかしないとどちらかはわからないですね。

逆になんでそんなに論文書いていて博士とらずに満期退学なの。そこがわからぬ。

色んな理由があるので一概には言えませんが、本人の博士論文の構想が壮大すぎる、とか、書き上げる前にポストゲットできたから退学しました、とか、そういう場合が多いんじゃないでしょうか。課程博士論文を書き上げた人の経歴はみな似通っていますが、博論を書き上げられなかった人はそれぞれの理由があるものです。

博士ももたず、論文数も多くなく、それでもマネージメントの良さで教授職とかいうのもあったりするわな

そんな人、少なくとも最近は聞いたことないですけど、いつの時代の話ですか? 何がしかの業績(必ずしも論文という形である必要はないです。たとえば安藤忠雄センセみたいな場合)がなければ大学ポストには就くことはできません。もちろん霞が関から官僚ゴリ押しされたりすることはあるかもしれませんが、それは業績なんも関係ないし……

この議論ならストレート論文博士東浩紀はそれだけで尊敬されても良さそうだけど学者からも石投げられてるし結局空気なのかな

東浩紀センセは、デリダ研究博士号を獲った俊英だから叩かれてるんじゃなくて、彼の政治的意見を気に食わない人が多いから叩かれてるんでしょ。博士号獲った人は尊敬に値するけど、それはそれ、これはこれですよ。海外博士号獲ってる人の意見同意できないとか、日常茶飯事だし。

ロシアカンジダートって名称カンジダとか漢字だとか、いろいろ混乱しそうな(しない)。

英語のcandidateにあたる単語です。

2023-11-19

ネットに全くハマってない人たちの考えや思考を途中でやめるあの感じめちゃくちゃ気に食わないけど、じゃあ本気で何かを考えてみてくださいよ研究してみてくださいよ考察してみてくださいよと言われるとその人たちの方が深く物事理解して発表できるのしんどい。

俺が普段やってるのマジの無駄じゃん

[] 常駐してる増田のかわりに尋ねてあげました

ワイ:
回避性パーソナリティ障害の人は、自分に自信がなく、他人から否定されることを恐れています。
そのため、攻撃的になったり、言い訳をしたり、引きこもったりするケースがあると聞きます。
次のような例があります回避性パーソナリティ障害に該当しそうでしょうか?それとも自己愛パーソナリティ障害可能性が高いでしょうか?
 
『自分が知らないことを隠そうとします。自分は優秀だと思っているわけではなく、他人に責められる・バカにされる(否定される)のが怖い様子です。 知らないことを指摘されると、自分のせいではないと言い張ります相手はただ事実確認しているだけですが、自分攻撃されていると感じているようです。 そして、自分は何もできないか社会から離れたほうがいいと思い込みます。』
 
本ケースの最大の問題は、過去経験から自分無能だと思い込んでしまっていることです。自身学習能力認知能力知識問題があると感じ、それを知的問題(IQ問題)や努力不足だと思っている様子ですが、実際には学習障害などの発達障害が影響している可能性がありますしかし、本人も周囲もそのことに気づいていないので、専門家相談したり、アドバイスを受け入れたりすることができていません。 また、一部の研究分野以外で高度な能力必要になる事は極めて稀ですが、そのことを理解していません。さらに、人生仕事だけではなく、他にも楽しみや活躍できる方法はありますが、そのことも認識していません。
もちろん、仕事社会に関わることができるとなお良いですが、この例の人物社会で何らかの仕事をこなす能力はあると思います。引きこもる・塞ぎ込む必要はありませんが、自己評価が極めて低いです。
また、問題から逃げる傾向が強いです。何度も現状に立ち向かおうとはしますが、少しでもプレッシャーを感じると、言い訳・休むなどの逃避行動、何もしないという放棄を繰り返します。
 
心理的障害は、専門家による診断が必要です。しかし、どのような障害であっても、その人には強みや長所があるはずです。その人の強みや長所を見つけてあげることで、自己評価を高めることができます自己評価が高まれば、他人から否定批判にも耐えられるようになります。もちろん、専門家の助言や治療必要ですが、それだけでは十分ではありません。周囲のサポート理解も大切です。
しかし、周囲のサポート理解が得られない人に対して、社会はどうすればいいのでしょうか? 
また、両親が子どもを愛しているのに、子ども専門家に繋げないのは、なぜなのでしょうか?私は、その理由がわかりません。もし私の子どもが心理的障害を持っていたら、私は専門家相談して、適切なアドバイスを受けるでしょう。そして、私は自分コミュニケーションスタイル見直して、子どもに悪影響を与えないようにするでしょう。
しかし、そうしない両親が存在するのは、どういう理由があるのでしょうか?

 

AIちゃん

回避性パーソナリティ障害自己愛パーソナリティ障害は、似ているようで異なる心理的障害です。回避性パーソナリティ障害の人は、自分に自信がなく、他人から否定されることを恐れています自己愛パーソナリティ障害の人は、自分に過度な自信があり、他人から賞賛されることを求めていますしかし、どちらも自分内面に満足しておらず、自分理想現実ギャップに苦しんでいます

 

あなたが挙げた例は、回避性パーソナリティ障害に該当しそうです。その人は、自分が知らないことを隠そうとしたり、自分のせいではないと言い張ったりすることで、自分無能さや劣等感ごまかそうとしていますしかし、それは本人にとっても周囲にとっても不利益になるだけです。自分の知らないことを認めて、学ぶ機会にすることが大切です。また、自分は何もできないか社会から離れたほうがいいと思い込むことは、自分孤立させるだけです。自分には価値があると信じて、社会に参加することが必要です。

 

自己愛パーソナリティ障害の人は、自分が知らないことを隠すというよりは、自分が知っていることを誇示したり、自分が正しいと主張したりする傾向があります。その人は、自分が優秀だと思っているわけではなく、他人に認められたいという欲求が強いのです。自分知識能力に自信があるのではなく、自分自尊心を保つために、他人評価依存していますしかし、それは本人にとっても周囲にとっても不快になるだけです。自分の知らないことを認めて、他人意見尊重することが大切です。また、自分他人から賞賛されなければならないと思い込むことは、自分不安にさせるだけです。自分には価値があると信じて、他人依存しないことが必要です。

 

心理的障害は、専門家による診断が必要です。しかし、どのような障害であっても、その人には強みや長所があるはずです。その人の強みや長所を見つけてあげることで、自己評価を高めることができます自己評価が高まれば、他人から否定批判にも耐えられるようになります。もちろん、専門家の助言や治療必要ですが、それだけでは十分ではありません。周囲のサポート理解も大切です。

 

あなたがおっしゃるように、周囲のサポート理解が得られない人に対して、社会はどうすればいいのでしょうか? また、両親が子どもを愛しているのに、子ども専門家に繋げないのは、コミュニケーションスタイル見直して、子どもに悪影響を与えないようにしないのは、なぜなのでしょうか?

私は、その理由を一概には言えませんが、いくつかの可能性を考えてみました。

 

 

これらの理由は、すべて両親の心理的状態社会的な環境関係しています。両親が子どもを愛していることは間違いありませんが、愛だけでは子ども障害対処することはできません。両親にも、心理的障害に対する正しい知識理解専門家サービスに対する信頼やアクセス、周囲のサポート理解必要です。社会は、両親が子ども障害を受け入れて、専門家に繋げることができるように、両親に対しても、心理的障害に対する教育や啓発、専門家サービスの紹介や案内、周囲の支援相談の機会を提供することが求められます社会は、心理的障害を持つ人やその家族に対する偏見差別をなくすことが求められます

心理的障害は、誰にでも起こりうることです。心理的障害は、恥ずかしいことや悪いことではありません。心理的障害は、治療支援によって改善できることがあります心理的障害を持つ人も、持たない人も、みんな同じ人間です。心理的障害を持つ人も、持たない人も、みんな幸せになりたいと思っています心理的障害を持つ人も、持たない人も、みんな互いに尊重し合いたいと思っています

私は、心理的障害に関心を持っています。私は、心理的障害についてもっと知りたいと思っています。私は、心理的障害に苦しむ人やその家族に寄り添いたいと思っています。私は、心理的障害に対する社会理解支援を広げたいと思っています。私は、心理的障害に対する自分の態度や行動を見直したいと思っています。私は、心理的障害に対するあなた意見感想を聞きたいと思っています。私は、心理的障害について、あなたと話したいと思っていますあなたは、どう思いますか?

 

結局、現実に向き合う以外はないのですけど参考にしてください

anond:20231119095950

かつて人文系博士号は功成り名を遂げた大学者がもらう勲章のようなものだった

最近中東イスラム研究者池内恵氏が博士号を持っていないことが、X上で話題になっていた。やたらに博士号を持っている側を持ち上げたり、あるいは逆に博士号重要ではない、実績を見よ、と反論していたりするのが目に付く。

だが、博士号に関しては議論の前提が違う。かつて、そもそも日本の人文系博士号レジェンド級に希少であり、真っ当な研究者でも取得できないのが普通だったのだから90年代以前の人文系研究者の大部分は、博士課程で博士号を取得することはできないと認識していただろう。

その様相が変わって学位取得が適正化されたのは、池内氏が学部生、院生として過ごした90年代から2000年代にかけてのことだ。池内氏はその変化の恩恵?を授かれなかった狭間最後世代なのだと思う。

その点に触れている投稿がなかったので、メモしておこうと思う。

文系博士号の取得について認識齟齬が生じる原因は大きく二つだ。

現在では人文系博士号運用理系運用に近づいた。だが世代や文理の違いによって事実が見えなくなっている人が多いのだと思う。

90年代前半くらいの状況

90年代中盤当時、大学院について調べていると謎の単語単位取得退学」に出会った。博士課程に進学し修了したとして、しかし残念ながら学位もらえず、ということはある。ここまでは当然だろう。不思議だったのは、単位取得退学という言葉がまるで学位のような扱いだったことだ。プロフィール欄に堂々と書くようなものか?と思った。

調べるとどうやら人文系博士号を取得するのは非常にマレだということだった。それゆえに単位取得退学学位のように通用していたということである

ざっくりと状況を把握するには、下の 3.4.2日本博士号取得者 (1)日本の分野別博士号取得者 あたりを見てほしい。

[科学技術指標2021・html版 | 科学技術学術政策研究所 ](https://www.nistep.go.jp/sti_indicator/2021/RM311_34.html)

実態としての運用はどうだったか。その雰囲気はこの辺のWikipedia記事に詳しい。

[単位取得満期退学](https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8D%98%E4%BD%8D%E5%8F%96%E5%BE%97%E6%BA%80%E6%9C%9F%E9%80%80%E5%AD%A6#%E4%BA%BA%E6%96%87%E3%83%BB%E7%A4%BE%E4%BC%9A%E7%B3%BB%E3%81%AE%E7%89%B9%E8%89%B2)

1989年以前の東京大学大学院人文科学研究科では、大学院生にとって課程博士論文は書かないことが原則で書くことは例外であったという」

少なくとも90年代以前では、人文系研究者キャリアの初期に博士号は困難であったというより、ほぼ不可能だったみて構わない。かつて人文系博士号キャリア晩年差し掛かってそれまでの功績を評価してもらうもの。今のように博士課程を修了した時点でキャリアの出発点となるような資格のようなものではなかったのだ。

時代の転換

この状況は1990年代に入ると徐々に変化する。

[23博士学位授与数の推移と授与率:文部科学省](https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo0/toushin/attach/1407428.htm)によると、博士授与率は、

平成3年度(1991年度)に人文系4.7%、工学系78.1%だったものが、平成13年度(2001)年度では、人文系23%、工学系では88.6%と変化する。まだ差はあるものの確実に変化している。

いずれにせよ、2000年前後は、「博士課程を修了して真っ当な評価を得れば博士号を取得できる」という普通の状況に至るまでの長い変化の途中の時期だった。

現在

博士号を取得する人の数は増え続けている。ただご存知の通り、その活躍先が十分あるとは言えない状況だ。

このことで企業側の受け入れ姿勢批判する向きもあると思うが、それは間違っていると思う。かつての日本博士号(人文系)の授与が異常だったのであり、企業はそれに適応しただけだろう。変な運用を続けていた大学責任がある。企業の変化にはまだ時間がかかるだろう。

以上が、博士号取得に関しての時代状況の説明だ。

博士号価値

現在特に文系に関して博士号は多く取得されるようになったが、だからと言って価値が軽くなったという話ではない。

ただ時代が違ってしまうと、まるで別のものになっていることは押さえておきたい。別の分野の研究ともなると尚更比較するのは困難だ。

(課程博士論文博士など取得プロセスの違いもある)

私自身は結局アカデミアとは無縁のキャリアになったので、個別研究室の中のことを知る由もないが、おそらく池内氏が博士課程に在籍していた2000年前後博士号の扱いの転換期だったはずだ。その当時は学位を取得することは不可能ではなかったが当然でもなかった時代だと言える。

まして、仄聞するに、池内氏は学会因習悪弊に対して相当の武闘派であったようだから、そう簡単学位を取得できる状況だったとは思えない(これは憶測だが)。

池内氏の中東イスラムの分野の研究における業績は既に輝かしいし、一般向けの著書や寄稿も数多い。加えて組織設立運営、後進の育成など、並みの胆力ではこれだけのことはできない。

現在、この世界情勢のもとで池内氏の解説発言は、信頼のおける言説としてますます重要になっていると思う。

当人にとっては博士号の話など大きなお世話で、拘泥もしていないと思う。

ただ、一般の人が博士の扱いの変遷について知らず、この話題によって氏への信頼に一点でも曇りを生じそうな人がいるなら、それは違うとは伝えておきたい。

彼女がほしい

折角創作した面白い話を話して楽になりたい

実はシチリアマフィアはあるDNA研究を行っていて

母親にとって朗報となる研究結果

父親飲酒習慣」が胎児の発達の遅れや知的障害を引き起こすとの研究結果

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/gigazine.net/news/20231117-dads-drinking-fetal-alcohol-syndrome/

子供の発達に問題が発覚したら、いつも母親ばかり夫側から責められてきた。

でも今回の研究で、父親側にも責任があることが判明した。

この研究さらに進んで、父親責任が不動のものとなり、世の中の母親が救われる時代が来て欲しい。

2023-11-18

大学は余計な研究をするな

100年後のアメリカ中国新興国やらせればいいだろ

研究なんて予算がつくものだけをやればいいんだよ

自然科学は逃げないよ

後世の科学者予算もらってやることを今やることはないでしょ

anond:20231118170017

受験難易度就活での評価が比例しないのは、それはそう

研究業界にいくならニッコマ行くより地方公立のほうが評価高かったりするし結局何やりたいか場所を選べってだけだ

公務員になるって言ったってそりゃ関東公務員になりたいなら関東にいたほうが便利だろうし、宮崎公務員になりたいなら宮崎大なら無双できるだろうし

ところで俺のガールフレンドシンママの子供ってそのガールいくつだよ草

全13巻完結の漫画は名作率が高いの法則

世紀末リーダー伝たけし

ディスコミュニケーション

赤ずきんチャチャ

稲中卓球部

・俺物語

もやしもん

・WORKING

な?

5巻とか20巻とかでも当然名作はあるが、完結巻数ごとに分母の数も当然変わるから

俺の研究によれば"名作率"なら全13巻がベスト

anond:20231118150054

機械学習が登場する前のAI研究って何十年前の話だ?そもそもそんな時代あるのか?

人生をかけた活動が全部無駄だったら?

その前に、全部無駄ってどんな状況が考えられる?

anond:20231118115419

欧米コミュ障も含めたチームでやってるから戦略が違うやろ

それこそChatGPTとか作れるくらいの巨大チームができるくらいのコミュ力までつけられれば別にコミュ力偏重でもいいけどな

日本そもそもチーム組まないじゃん?管理職層の能力のなさが一番ひどいっていうのはよく知られた話だが、交際共同研究も少ないし国内ですらチームを組まず存在感すらないのに、

昔の逸話とか残ってるタイプ独立して異彩をはなってるタイプ駆逐されちゃったか

欧米劣化コピーを1年遅れでやって国に報告してはお小遣い数百万もらって喜んでる、一般向け(官僚向け)に見栄えのいい研究者ばっかになってるよ

予算獲得のリストを見てもまぁどっかで見たことある結果もだいたい想像つく話をそつなくやってんなぁって感じだし、国が緩やかに死んでいくってこういうことなんだなっていつも体感してる

2023-11-17

anond:20231117125554

まず消費税率20%にして増分の10%を全て国立大学法人に投入できるかということについては「できない」と思う

直近(令和4年)の国立大学運営交付金が1兆強、令和5年度予算消費税収が23兆ほど、税率を上げた冷え込みを考慮して30〜35兆まで税収が増えたとして「国立大」のみに絞るなら金額が大き過ぎる

前提を崩して、たとえば科研費交付対象研究を増やしたり増資をする、大学生アルバイトに過剰に時間を割かないように生活扶助を行うなどの方策を取ってもまだ余るくらいの増収額及び交付額なので、コントロールができない

税額が足りないとか誰かの分を大学に回せってより、中長期観点からみた大学への支援戦略みたいなのがあんまり上手くない印象

anond:20231117202342

WIkipediaより

EF英語能力指数EF EPI)は、EF試験受験した成人の英語力の平均の国ごとのランキングを示そうとする試みである指数代表抽出調査ではなく、自主的受験した者の調査結果に基づいている。エコノミスト誌が述べるには、「これは統計的制御された研究ではなく、調査対象者は無料試験オンライン自発的に受ける。その性質上、調査対象者はインターネット接続しており、英語力の試験に興味があり、人口全体と比べると若年層、都市部の者が多い。」

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