はてなキーワード: オイルショックとは
恥ずかしながらもうすぐ90になる祖母のことだ。
見かけはそれ相応の年齢だが、人一倍健康なのをいいことに、最近は毎日朝から晩まで敬老パスや福祉タクシーを使って買い集めているらしい。
一人暮らしなのに、すでにマスクの箱は一部屋を占拠している。もっとも家全体が色々な物で溢れてゴミ屋敷一歩手前になっており、マスクの下の地層は見えないので正確にどれくらい買ったの不明だ。
会社でも話題になっていた。マスクをつけていないおばあさんがこの町のあちこちのスーパーやドラッグストアに出没してマスクを買っていると。それは身内(またはその同類)のことだとは言えなかった。
祖母は若い頃からこの手のことを繰り返してきた。儲かると聞けばどんな話にでも飛びつき、無くなると聞けばどんな物でも買ってきた。
古くはオイルショックで、トイレットペーパーが無くなると噂が流れた時、祖母宅はトイレットペーパーで溢れ、部屋に置き切れない分はビニールに包んで庭先に積み上げられて、祖母宅に付いたあだ名はチリガミ御殿だった。当時中学生くらいだった私の母も、塾や部活などそっちのけで大量買いの手伝いをさせられたらしい。私が小学生だったのは1990年代で、隣町の元チリガミ御殿とされる建物が、祖母宅そのものだったことを知った衝撃は忘れられない。
若い頃の体験、つまり戦争中の物がない欲しいものが手に入らない悲しさと苦しさが祖母をそういう性格に変えてしまったのだと母はいう。他人を出し抜いてでも自分やその一族が優位に立ちたい、そのためならば犯罪以外ならなんだってやる。それが祖母のライフワークであり、命がけの執念なのだ。だからこれ以上買っても意味がないよねとか、他の人に迷惑だよねとかいってもそれは全くの無意味なのだ。これは病気です。会心させられるものなら50年前にしています。
1980年代以前はケインズ主義、1980年代以降は新自由主義。
ケインズ主義は1919年昭和大恐慌を踏まえてうまれた。デフレ不景気の時には政府が財政出動をするべきだという立場だった。同時にマルクス主義も起きたが、ケインズ主義諸国は経済発展した。
だけども、1960年代にオイルショックが起きてしまう。オイルショックというのは中東戦争による石油の供給不足、そのためにインフレになってしまった。
ケインズ主義は大きな政府になりやすく、政府が実態を見ていない非合理な政策により政策が歪めると考えられた。
何よりケインズ主義時代は企業、富裕層の税金が高かった。今から見れば、企業、富裕層はほっといたら金を貯めこんで景気を落としてしまうからだというのは言える。
けども、日本では1989年にバブル崩壊が起きた、海外でも2008年にリーマン・ショックが起きた。これらのバブル崩壊後に企業は借金返済の要請と保身により金を貯めこむように移ってしまう。
リチャード・クーによりバランスシート不況というのが提唱されている。
新自由主義は金利調整だけで良いという立場だったが、金利0になっても企業は資金調達せず貯めこむばかり。
かつ財政出動は政府による非合理な政策の一つだということで新自由主義は否定的な考えだということもある。
それから、時折財政出動してその後財政破綻する国が現れたこともある。ただ財政出動は景気を良くするが、自国産業が弱いと輸入をむしろ増やしてしまう。
輸入が増えると国際収支は経常赤字になる。海外から借金することになる。けども、自国通貨建ての借金と海外からの借金を区別せずに政府が借金し過ぎたら財政破綻すると新自由主義は考えた。
逆だろ?
とにかく自由にするのが最適なんだ!という考えのもと法人と富裕層をとにかく減税してきたから財源がなくなったんだよ。
挙句の果てに、そいつらが金を溜め込みまくったから、景気も悪化した。
更にいうとこれは100年前の再来な。100年前も自由主義がおき、その元産業化がすすんだ。だが、貧富の格差が膨れ上がり、さらにはバブル生成、バブル崩壊と、バブル崩壊後の長期不況が起きた。
その過程の中で、ドイツはメフォ手形を使っての財政出動をしたが、行きづまって海外拡張をした。
日本でも国を守る兵士の姉妹が貧困ゆえに売春宿に売られるとは何事だ!と226事件が起きた。226事件は鎮圧されたが、軍部が強引に物事を動かすのが良いという風土になり、二次大戦に至った。
一方で、ケインズが生まれ、資金循環についての思想が生まれた。西側諸国であれど、戦前の自由主義思想は放逐されて、国が資金循環を調整する考えがあった。
ケインズ単独ではオイルショックのような突然の生産力減少に対処できないが、だからといってケインズを否定する形で生まれた新自由主義はそれに解を与えるものでもない。
ただバブル生成崩壊とバブル後の長期不況が起きるという100年前と全く同じ流れとなっている。失われた30年を作った。
ケインズ時代に富裕層、法人にとって税金が高くて嫌だったというのはわからんでもないが、放置していたら金を溜め込んで景気を落とす。
ー以下コピペー
一定割合で回さない金はどうなるの?となると貯蓄になるんだよ。だからそれが期間の最後に落ち着く金になるんだよ。だけど、簡単に説明しているいいサイトがないので、ここで説明する。数式見難いけど。
無限等比数列の和の公式は初項a,公比rとして、a/(1-r)-①だ。この展開の理由は流石に無限等比数列の和で検索して他所を見てほしい。
そうすると国民所得Yとはまさにこのa/(1-r)の式になる。
期間の最初に動き出した金というのが投資(以前の貯蓄の取り崩し含む、資金調達しての支出。最初に動き出した金)Iで、
Y=I/(1-c)となる。
なのでcが大きいと、分母が小さくなって国民所得が大きくなる。もちろん初項Iが大きくても国民所得が大きくなる。
財サービスの価格と需給量についての需要と供給を表す需要曲線にも変動を与える。
では、貯蓄の方はどうか?
まず第1段階がI(最初に動き出した金)
第2段階は消費がIc,貯蓄はI(1-c)
第3段階は第2段階の消費のみにかかるので、消費はIc^2,貯蓄はIc(1-c)
第4段階は第3段階の消費のみにかかるので、消費はIc^3,貯蓄はIc^2(1-c)
つまり、貯蓄Sは初項I(1-c),公比cの等比数列の和なわけです。
これを①式に代入するとI(1-c)/(1-c)=Iとなる。
なので経済は最初に動き出した金Iと、次に回す金の割合cこそが大事。またこれに基づいて需要曲線も変動する。
バランスシート不況で損を取り返すために貯蓄をしようとした。これでcが下がった。加えて直接cにかかる形での税金の消費税を上げ、
次に回す金の割合が低い主体をフリーハンドで減税した。限界消費性向cの平均より低い限界消費性向の人間に回る金を増やすと、平均のcは下がる。
これでもcが下がった。
とすると、全体としてのcが下がる。Iとして政府が財政出動しても効果が薄い。これこそが失われた30年の原因の一つ。
次に回す金が少ない主体に多めの税をかける、具体的な支出のみに対しての減税のみをする。これでもcは上げられる。
「経済構造が変わった」というならそう。この基本原理を無視して、自由にすればうまくいくんだ!という人々の暴走によってね。暴走を止めさせないとならない。
高度経済成長期はこれらのケインズが提唱した数々の数式に基づいて運用されていた。ただし、数式外の問題による供給不足までは取り扱えないがために否定された。ただ、数式外の問題の供給不足も、例えば経常赤字の継続で外貨借金の増大と輸入不可、そもそものオイルショックのような資源の供給不足、戦争による生産設備の破壊などね。だけども、その供給不足になる要因を一つ一つ対処していけば、ケインズの元の運用が正しいとなる。ケインズを無視し、政府が財政調整の役目を放棄したが故の高度成長期以降の経済低迷だから。経済構造が変わった原因が、政府が新自由主義にとらわれて無能力になったから。というのは言えるかもしれないがね。
でも使わなければ、この国の政治家(地方も国会も)には届かないんだろうな…
何なんだ。この世の中…
心が痛い。悲しい。
コメンテーターとして出演していた橋下徹さんによれば、「下流の都市部を氾濫させないために、上流で川幅をあえて狭めて決壊させている…」
下流地域の人たちは犠牲になった地域の人たちへの感謝を忘れるなと。
海なし県で生まれ育った人間として辛い現実であるが、橋下さん、勇気を持ってこの国の闇にメスを入れてくださったことに感謝申し上げます。
確かに、都市部で大災害が起これば、経済損失は大きいし、そうならないように対策をする。これは橋下さんの仰る通りその通りだと思う。
その中でも特に、花角英世、中原八一、篠田昭、塚田一郎、石﨑徹。
この輩ども3人は、選挙の度にこう言う。
「新潟の拠点性を向上させる」「新潟冬季五輪を」「上越新幹線新潟空港延伸を」と…
しかし、彼等の口からは一言も治水行政、特に上流地域への配慮の言葉を聞いたことなど一度もない。
信濃川水系の下流に当たる新潟市が水害の被害にならないように、我々長野県の県民や行政は、上流にいる人間の責任として治水対策について激論し、浅川ダム建設等自分達の出来る範囲のことで努力してきた。
このようにして、新潟県、特に新潟市を始めとする下越地方の人たちの生命と財産は守られている。
その裏では、我々長野の人たちは今回の決壊で、いろいろな意味で犠牲を背負ったのだ。
これだけの災害なのだから、大切な人を亡くし、家族の大切な思い出を川に流された…
そのような人がいてもおかしくないと考える。
下流にいる人たちは、上流の人たちの犠牲の上に、安全な生活環境や経済活動が保証されている…
今後、地価の低下や風評被害が何らかの形で表面化し、立ち向かわなければならない運命にあるのに…
話が反れるけれど…
新潟市は、これまで多くの地域の犠牲の上に発展し、80万の政令市まで上り詰めた。
国鉄の大赤字やオイルショックの最中であったのに、上越新幹線は造られた。
大した苦労をする事なく、易々と手に入れたのだ。
浦佐駅や、上毛高原駅など明らかに利用者数が少ないのに、どの駅にも待避線を備えた2面4線の豪華に造られた。
ホームドアだってこの時代には熱海や新神戸に既に導入されていたのに、わざわざ浪費をしたのだ。
そのツケが、国鉄解体と民営化に繋がり、その後建設された整備新幹線沿線地域には並行在来線の運営を押しつけられたのだ。
長野の場合、あるパターンでは運賃もJRだったら240円で済むのに、しなの鉄道になったことで同じ区間を350円払う必要がある。
長野だけではない、北陸新幹線沿線の、上越糸魚川、金沢など整備新幹線沿線の地域では同じように値上げで悲鳴を上げている。
しかも、長野県ではフル規格にするのかミニ規格にするのか、時の情勢に引っ掻き回され、振り回され続けてきたのだ。
それによって、いくつも疲弊した地域、地域間に確執が生まれたところも現実問題としてあるのだ。
そして、あえて言わせてもらえば、20年経ったいま、その影響が顕著に現れている。
JR東日本管内では、モバイルSuicaで鉄道を利用すれば、最大で5%、ポイント還元でキャッシュバックされるようだ。
しかし、長野ではSuicaは導入されておらず、住む地域によって格差が生まれている。
随分話は反れてしまったけれど。
そう考えたとき、選挙に於いて上流地域の治水問題に一切触れることなく、新潟の拠点性の向上などとふざけた戯言をよく言えるよね。
中原八一も花角英世も塚田一郎もいつもいつも上から目線ですよね。偉そうに。
被災地出身の者からすれば、はっきり言って、新潟市、死ね!、ふざけんなよ!、なめんなよ!
あんたたちが、安全で生活が送れているのは、上流の人たちの並々ならぬ努力の結晶なんだからね!
感謝しなさいよ!
上流の人たちの犠牲や苦しみ、悲しみ、涙や汗が流れていると言うこの事実の上に、新潟市が水害に強く経済活動できているということを忘れるな!
今回決壊した箇所には少なくともスーパー堤防及び貯水池を、氾濫が確認された地点には貯水池を、国と新潟県及び新潟市に全額負担させる事を前提に早急に整備計画を策定することを求めます。
今回の決壊で、我々は犠牲を強いられたのだから、これは当然のことですよね…
長野県民も、下流地域の首長がふざけた言動をしないように厳しく目を光らせ監視する必要があります。
市民ファースト、県民ファーストという意味でもこれは当然のことです。
新潟県や新潟市が、財政難だからと言ってしらを切るようなことを新潟市の犠牲の下にある被災地出身の者として絶対に許すわけにはいかない。
勿論、新潟市の住民に痛みが伴うかもしれないし、財政破綻するかもしれない。
しかし、新潟県や新潟市は華々しい政令市を妄想して無計画に市内の至る所に大型ホールなどの公共施設を造りまくり、無駄であると指摘されている県立病院もきちんと見通しを立てることなく建設され…都市高速並の8車線国道バイパス網が整備されていて…
そのしっぺ返しとして、いまの財政難に陥ったのだから、財政難を理由に補償金支出は出せませんというのは、言い訳に過ぎないのである。当然だよね。
確かに、花角知事や中原市長は、財政再建に向けて給料とボーナスを20%削減した。
しかしながら、所詮20%。知事や市長にとっては、痛くもかゆくもないんだろうな!
我々庶民目線、被災地出身者目線からすれば、よくもこんな、なめた真似が出来るよね!
これで、この人たちは身を切る改革をしていると言うが、皆さんはこの現状で本当に改革らしい改革の努力をしていると思いますか。
財政難であるというのならば、ボーナス、退職金のぐらい丸ごと返上してみろよ!
名古屋の河村たかし市長みたいに、ボーナス、退職金返上で50万とか60万とかにしてみろよ!
当然出来ない事ではないですよね!
軽々しく身を切る改革などと言ってんじゃねーよ!
どうせ最後は保身に走るんだろ。
あえてマジレス的に考察比較してみる(★印は主観だが、世界的観点のつもり)
世界:帝国主義の絶頂期。飛行機が実用化、ドレッドノート級軍艦が登場。
世界:清・独・露・オーストリア・トルコが革命で帝政やめる。第一次世界大戦で陸海空の技術レベルが激変。男が兵隊に取られた分を埋めるため女性の社会進出が拡大。
世界:基本的に2つの大戦間の平穏な時期。アメリカは大戦後の好景気で急成長。自動車産業が発達。あと各国でラジオと映画が普及して大衆文化が拡大。
日本:大正デモクラシーの時期。藩閥政治家が高齢化して影響力を失う。
世界:第二次世界大戦の勃発と終結と冷戦体制の到来。核兵器とロケット兵器の実用化。戦勝国の多くも植民地を手放す。
日本:敗戦で大日本帝国は一度滅亡。新憲法が制定。社会制度は激変したが、日本人の大部分は引き続き貧乏農民で、生活の風景は昭和初期とそれほど変わってないはず。
世界:冷戦体制から緊張緩和。東南アジアとかアフリカ諸国とか次々と独立。カウンターカルチャーとか出てくる。新左翼運動が激化。汎用コンピュータと月ロケットが登場。
日本:高度経済成長が本格化。農家や個人商店からサラリーマン世帯が激増し、家電製品や自家用車が一気に普及テレビが普及してエンタメも変化
世界:ベトナム戦争は失敗。米中が国交樹立。米ソ両陣営とも停滞。
日本:オイルショックで高度経済成長が終了。新左翼運動が失速。
世界:前半は停滞の冷戦体制。後半急に米ソ冷戦は雪解け、ソ連より中国のほうが危険視されるようになる。イランイラク戦争を契機にイスラム原理主義が台頭。
日本:一億中流とかポストモダンとか言ってたおめでたい時代。後半はバブル突入。
世界:冷戦体制が終結。世界はアメリカ一人勝ち……と思ってたんだよこの頃は。インターネットの普及、といってもまだダイヤルアップ時代。
日本:バブル崩壊。だんだんみんな貧乏になる。ネットはまだどちらかといえばオタクのアイテム。宮崎勤という男のせいでオタは日陰者だった黒歴史時代。
世界:テロ戦争の時代。中国経済が急成長。最後のほうはリーマンショック。ネットの高速・常時接続化とともに電子商取引が普及。後半にスマホが登場。
日本:失われた10年だか20年だか。新自由主義と構造改革で活性化するつもりで失敗。宮崎駿だの押井守だの庵野秀明だのの商業的成功のせいか、いつの間にか「ジャパニメーションは日本が誇る文化」になった。
ナチスだって、あれほどの残虐行為ができたのは、その前にメフォ手形を使っての実質的な財政政策で景気を立て直したから。
ただ、政策が行き詰まったから、「敵を作ってそれを叩く」というモデルでユダヤ人たちが殺された。あいつらを殺し尽くせばドイツがうまく行くんだと。
日本だって、オイルショックに伴い、ケインズ主義に疑いが持たれ、新自由主義が起きた。ただ、新自由主義は金の量も回転もみずに教条的に財政均衡を訴えるから、景気を落とす。
うまくいかないから、公務員だとか外国を敵にしてそいつらを叩き潰せば日本はうまく行くんだと。
その結果、医療、教育、大学基礎研究、介護みたいな、経済原理に沿いにくいか、収益がすぐでないようなものがみなボロボロになってしまった。
一方、新自由主義的な消費税増税と、フリーハンドの法人税減税を推し進める。8%の時にせっかくのアベノミクスを潰したみたいにね。
自民だからいい、民主だからいい、れいわだからいい、共産だからいいという以前に、まず経済をまともに運営してくれ。ということだ。
経済の流れとして、昔は政府がガッツリ経済に関わってたケインズ主義だった。大きな政府になりがちで、たしかに非効率な側面もあった。何より、オイルショックには無力だったがために新自由主義に乗っ取られた。
というのと、ケインズ主義の元だと、企業、富裕層の税金は高い。再分配という側面もある。それから、ほっとくと金を溜め込むからという側面もあるだろう。なので、富裕層にとっては嫌なんだよ。
企業、富裕層の税金を安くするためには、政府がやっていることを減らすのと、他から税金を取ること。前者が故に、公的サービスはどんどん石を投げられ衰弱し、他から税金を取るために消費税を上げられた。
累進所得税、法人税はビルト・イン・スタビライザーが強い、消費税はビルト・イン・スタビライザーが弱い。けど、消費税を推進したいからビルト・イン・スタビライザーを使いたくない。
確かに野放図に借金を増やしすぎるのは良くないけど、ビルト・イン・スタビライザーが嫌だから、単純な財政均衡を基準にしてしまう。
何より、新自由主義って適当思いつきで敵を作って攻撃すればいいだけだから理屈なんかいらない。だけど、敵を作って攻撃するというのが、人間ってのは敵を作って攻撃しやすいという特性とあまりに合致した。