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はてなキーワード: 土建業とは

2021-02-20

anond:20210220201306

これね、いつも言ってるっていうけど、増田の総意というよりいつもの人がまた出たよってことだと思うのね

多分女は土建業やりたがらないよね、とかいうのと女は管理職嫌がるは同じ人だと思う

2021-01-13

大雪でも除雪全然間に合わないのは「土建業を食わせてこなかった」ツケがきてる

っていうけど、普通一家に一台、除雪車くらい持ってるもんじゃないの?

そりゃでっかい大型の除雪車土建業者じゃないと無理かもしれんけど、

家庭用のちっちゃな除雪車で、みんながせっせと除雪すればいいだけじゃんって思う。

2021-01-08

anond:20210107223500

そう言えば、ふた昔前のTVドラマって

「悪の象徴=おじさん政治家とおじさん土建業田舎道路ビルを建てて自然破壊

だった記憶がある

そんで意識高い主人公

「木を伐るな!ホタルを殺すな!自然が壊れる!小鳥の声が聞こえなくなる!」

とおじさんたちを非難するのが常だった

でもよく考えたらそのおっさんたちって

地元の沢山のブルーカラーとその家族地元産業飲食業とか)に金をまわしてたんだなあ

2020-08-29

anond:20200829112243

土建業界に金を落とすため

そのオコボレに蟻のように纏わりつくのが...

2020-06-15

IT業界死亡事故が多いのは、DOS時代からWindows時代になった20年ぐらいの間は少なくとも常識だった。

死亡原因もそれなりにある。

ただ、いわゆる土建業よりへたすると 死亡率が高くなってしまう。率だけでいえば、土建のほうが実際は高いが

従事している人数がIT業は比較的多く、そのわりにこの死亡件数となると

土建ITどちらが安全か?というのは一概には言いにくい。

また、生半可な知識がひろがるのは避けたいが

様々な問題があり、回避できない発注元となるべく企業が増えてしまうことは事実

その中でも、なんとかしようとしている若手リーダは大変だなとは思うが、できることには限りがあるし

ヘタに手を出すと逆に危険というものもある。

納品だけを見れば元請けメーカが金をわれわれに払えば納品そのものはできる。ノウハウがあるから

だが、じゃぁと気軽に応札されても困る。できもしないのに入札するという事故はごくまれにおきる。

2020-06-14

anond:20200614062237

経済が減速というのはIT業界では不本意

リモートワークの技術をどれだけ大盤振る舞いでだしたとおもってんだぐらいの勢い。

病気などでなければ、まだだしていないノウハウも開示しているだろうし、これで原則と言われるのはIT不本意

おなじく土建業についても3ヶ月がどうこうって、プレハブか?

 

広告産業が仕方がないというのはわかるが

どこの業界が3ヶ月のコロナで減速したのか、業界ごとに原則度合いを書いて

2020-05-13

anond:20200513110506

工場土建業もなくなったファンタジー世界で生きてるのか

どうやって書き込んでるんだ?

2020-05-05

anond:20200505112053

文化はともかく、インフラ公共施設が作られっぱなしで放置されてるとこを見ると、なんだかなーと思う。そこに水道管やら施設やらがあれば、それを定期的にメンテするという仕事が生まれるはずなのに、不景気から仕事が無いとは一体。

荒れ放題になって利用者が少なくなったか更新しませんとか閉鎖しますとか、わざわざ自分らで潰してる感ある。

そうこうしてる間に地元土建業がつぶれていっちゃって、雇用は減るわ職人さん達の技術がなくなったり育たなくなったりしてるのを見ると、残念でならない。

2019-12-11

多数派向けの求人が多くて

少数派向けの求人が少ない

のはよいとおもうが

さまざまな問題

多数派向けの求人と少数派向けの求人が同じぐらいまでになってしまうと問題がある。

もともとプログラマーなんて少数にしか適性がないことがわかってきている。

米適正(同一の仕事に対して同じ程度の負荷を異なる人にかけたとき職業的苦痛を訴える人がほかの職業の同一サンプリングより多いただし、異なる職種間では同一労働定義しないものとする)

今は昔の話だが土建業有意義な数の自殺者が出たようにIT行でも職業有意義自殺者数の話題がされる程度には苦痛を伴う職業なんだとか危険を伴う職業なんだというのがデスクワーク一種ということで理解できない人がいる

2019-07-22

自民党投票していない若者から見た自民党若者から支持される理由

若者雇用改善

本当にこれだけ。

近年の売り手市場のおかげで良い就職ができた若者たちは一生自民党投票し続けるぐらい感謝している。

から僕は、野党若者に支持されるためにさら若者雇用改善する政策コミットして欲しい。

既に自力で良い勤め先を見つけた都会の賢い若者だけでなく、自民党移民を入れることで切り捨てようとしている田舎低学歴・低職歴・低スキル若者でも妻子を養えるほどの収入を得られるように。

具体的に思いついたのは、ボンクラでも仕事が見つかった昭和再現して、たくさん人を雇う土建業製造業仕事を回す公共事業の拡大だ。

日本人若者を雇った数と支払った賃金に応じて入札できる仕組みにして、企業若者を片っ端から雇って子供を育てられるだけの稼ぎになるまで政府仕事を作り続けると約束する。

財源は国債で賄う。この政府支出のおかげで仕事に就けた若者や生まれることのできた子供が将来返済するのだから、これは正義にかなっている。

2018-12-22

職業差別主義者が人種差別問題にしている件

ツイッター上で、テレビに映ったテロップ農業土建業従事者がラテン系黒人専門職白人として描かれているのは人種差別だみたいツイートがバズってますけど、それ職業差別ですよね。

で、その職業差別かとの問いに対する反論に、不当な扱いされているのだとズレた反論をしている。

もしかして外国人実習生問題に率先して切り込む人たちって無意識的に土着保守的仕事を蔑む職業差別主義者ばかりなんですかね。

2018-12-18

左翼リベラルが裏切ったか極右が台頭した

左翼リベラル諸氏が黙ってる不都合な真実だけど、左翼リベラルが全世界弱者が裏切ったか極右が台頭した。

弱者の味方をリベラルがしなかったか極右が台頭したんだよ。

マクロン見りゃわかるじゃん。トランプ観てもわかるじゃん。

左翼リベラルが全世界で、恵まれない人達を助けると言いながら、金持ちアクセサリーとしてのチャリティーはするけれど、隣の家の困ってるおっちゃんに職を与えなかったんだよ。

彼奴等は怠けてる。グローバルスタンダード移民を入れろ。困ってる外国人無視するのか? と。

困ってる遠くの難民を助けるのには力を注ぐけれど、ちょっと遠くのガラの悪い地域人達を助けることはアクセサリーにならない。

KKOとか、仕事がなくなって困ってる土建業製造業おっちゃん家族には極めて冷淡だった。

可愛そうなやつを助けるという顔をして、「お前らは滅びて消えろ。難民を助けてやる」とやり続けた。

そのくせ金持ちだけはしっかり優遇した。

メルケルオバマ民主党マクロン、どいつもこいつも弱者の味方って顔をして、国内キモいが助けなくてはいけないはずの同胞に対しては、冷淡で、尊大で、何より無能だった。

無能だけならまだしも貧民層をいたぶって全滅させようとした。

左翼がこんなだから極右に賭けたんだよ。

こういう事を言うと必ず「左翼のせいにするな」というよね。

いや、左翼のせいだよ。民主党政権下の就職率忘れたの?

誰がいま、野党政権を渡したら景気が良くなって、給料が上がって、税金が安くなるって信じるの? 過去そう言ってたくせに、全部裏切って真逆政策を全力推進したじゃん。民主党政権文字通り裏切ったんだよ。

裏切り者は滅びろ。

2018-12-05

anond:20181205192001

IT業界の売上げの多くを官公庁需要と金業界依存してしまたこと。

税金を取るため、自社開発のソフトウェア償却資産となってしまたこと。

この2点によって日本のIT業界土建業界と相似形のIT土方派遣SIerが幅を利かせるようになってしまった。

旧帝院卒でも仕事は人出しのピンハネだったりする。

自分で手を動かしたいというと、上司もっと儲かることをやれと言われてしまう。

2018-11-24

anond:20181124164534

自分の妻を国外出稼ぎさせて、夫は妻が知らないことを良いことに妻が稼いだ金でニートするどころか愛人囲い、更には麻薬を買ってジャンキーになるというクズ

しかもあまりにもそんな男が増えすぎて体力仕事である土建業人材不足を起こし、フィリピン国内交通通信インフラ拡張・整備が滞るという事態

流石の真面目なフィリピン女もこれにはブチ切れて、フィリピン女たちの支持を受けて誕生したのがロドリゴ・ドゥテルテ大統領

そりゃジャンキーぶち殺しますわ

2018-11-19

anond:20181119224603

見下している?

いわゆるTwitterフェミニストを見下している自覚はあるぞ?

Twitterフェミニスト覚悟が足りないと思っているからな

どんどん過酷現場に女を送り出して欲しいのだが、その覚悟は無いようなので口だけだなと見下している

男女比が激しい業界をどんどん叩いて女性雇用を増やすよう圧力を掛ければ良いのに何故かそうはしないからな

土建業界は男女差別女性現場雇用を抑えていると吹きあがれば見直してやるぞ

2018-11-11

よくあるやつへのよくある回答一覧

他になんかあったっけ?

2018-09-27

anond:20180926235412

3000万も必要になるのは、それなりの大学まで通わせた場合からなぁ。

貧困家庭だと、そもそも子供勉強嫌いになり大学までたどり着かない事も多そう。

若いからガテン系で働き始めて、要領良く成功ちゃうパターンもあるからね。

土建業だと中卒で年収1000万を超えている人もいっぱいいるよ。

高校大学に通うという目的は、お金を払って知識技術、人脈を手に入れるためだと思う。

人生成功させるために高校ブースト大学ブーストお金を払ってステータスを上げているわけだ。

子供ガチャ特にハズレとされる人は、大学まで通ったけど、それに見合った知識技術を身に付けられず助け合える人脈にも出会えなかった。または、卒業後にそれを有効に活かす環境に移ることが出来なかった人だね。

2018-08-08

anond:20180808215605

翁長さんが相対した相手はあまりにも強大過ぎました

米軍CIAカルト教団政府官僚機構土建業界…

貴方の言う通り、日本に「保守(弱者を助け、強者と戦う)」が居ればまだ違ったと思いますが、

今の日本弱者を挫き、強者に諂うという最低な国です

沖縄はその酷い国のせいでかつての大戦で多大な犠牲を払い、

70年経った今もさらに傷つけられ続けています

世界有数の観光資源があり、

台風以外は非常に住みやすい島。軍事基地なんて本来は一切必要ないのです

沖縄を助けてあげられなくて、日本人として申し訳ない気持ちでいっぱいです

翁長さんがやられてしまった。

琉球首長翁長雄志さんがやられてしまった。

67歳、末期がんだったという。



米軍CIAカルト教団政府官僚機構土建業界、


つよい順に並べたが、

まりに相対する敵の勢力が強すぎた。


翁長さんの受けたプレッシャーストレス想像を絶するものだったと思う。

病の原因と進行は過剰なストレスが一番大きい。


まれ育った琉球という島が、外部の人間によって破壊されていくのを止められない。

しかったと思う。


沖縄県民と翁長さんの意志を継いで引っ張って行ってくれるような人は現れるだろうか。

命がけで、勝てる可能性の低い戦いに身を投じなければならない。


このまま、他の離島のように組織票によって極右市長土建市長になってしまうのではないか

この国の未来にはまったく希望は持てないが、かつて大戦において過大な迷惑をかけた琉球にこれ以上のさらなる迷惑を強いるというのか。


本当にこの世界は汚れていて、救いようのない世界だなと改めて思う。

自分は今本島ではなく離島にいるので、ただ静かな海を眺めているだけでその汚れを忘れられる。

ただ、それすらも壊されようとしているのだ。

2017-09-19

イケメンの姉

姉はイケメンだ。かなりぶっとんでるし、ちょっとどうかと思うような行動に走ったりもするけど、総じてイケメン性格姉妹正反対。私は人見知りで、基本的にいつもおどおどしている。今までいろんな局面で何度も姉に助けられてきた。そんな姉への感謝気持ち綴りたい。

まずは小学校入学式のこと。

うちは母が早く亡くなってる。私が5才になる年に喉頭癌でこの世を去った。姉は私より11才上で、私が小学校に入った年にはすでに高校生だった。

そんな姉が、私の入学式に母の代わりとして参加してくれたのだ。その時のスーツ姿がとても素敵だった。人指し指に緑色翡翠指輪をはめていて、それは母の形見だと教えてくれた。入学式の時の写真を見返すと、やはり姉は保護者の中で一人だけ幼げに見える。

姉は高校ではかなり目立っていた。たまに雑誌にも出てた。エルティーンという十代向けのファッション誌で、モデルみたいなことをしてた。私はまだ小学校に入りたてで、そんな姉を芸能人だと思い込んでいた。そのうちテレビにも出るんだと思ってた。その予想はのちに別の形で実現するんだけど、その話はあとに回そう。

姉はふだんはあまりエルティーンを読ませてくれなかった。小学生にはふさわしくないエロい特集が多かったのだ。そんな雑誌にちょくちょく載る姉の姿に、私は幼いながら、妖しい憧れのような感情を抱いていた。

父は土建業を営んでいたが、この頃には経営が苦しくなっていた。それまではずっと絶好調で、姉は何の疑いもなく「うちは金持ちだ」と信じ切っていたらしい。でもそんな幸福時代はあっけなく終り、父は一気に萎れてしまった。母に先立たれて、経営も傾き、悲嘆にくれる日々。父がお酒に溺れ始めたのはこの頃だ。それでも父は姉を私立大学に入れた。娘の教育は疎かにしない、それは母の遺言でもあったそうだ。

二つ目感謝は、このころの話。

当時、私がまだ9才の時。姉が私をあるイベントに連れて行ってくれた。姉の大学友達の中に、ひとりだけ9才の私が混ざるという、かなり無茶な形だった。野外で開催されるテクノパーティ。でもそんな詳細はすべてあとから知ったことで、当時は右も左もわからないまま、姉に連れられて、ただついて行った。そこはまさにカオス空間だった。広大な森林のいたるところで人々が踊り狂っていた。真夜中にトランス状態で踊り狂っている大勢大人たち。あの光景が私の音楽原体験になってしまったのは、なんかちょっとまずい気もしている。

夜、私は姉と並んで芝生に寝転んだ。遠くではドンドンという無機質なテクノビートが鳴っていた。私と姉はふたりで夜空の星を眺めながら話した。その時に姉がとつぜん言ったのだ。

ママはもういないけど、私がお姉ちゃんとお母さんの両方をやるから

後年、姉にこの話をしたら「そんなくさいドラマみたいセリフ言うわけない」と全否定した。でも私は完全に覚えている。ありがとう。あの言葉にどれだけ支えられたかからない。

三つ目は、話自体がかなりぶっとんでる。

私が中2の時、父の会社が潰れた。全てを整理しなければならなくなり、家族は家も失った。私たちアパート引っ越した。父はもはやアル中の一歩手前みたいになっていた。

姉はすでに大学卒業していたが、就職はしていなかった。なんと、カリスマキャバ嬢になっていたのだ。当時の某歓楽街ではかなり有名な存在で、テレビ取材も受けていた(冒頭に書いたテレビ出演の話はこれのことだ。ちなみに姉はこの後にもまた別の形でテレビに出るのだが・・・)。姉は客に媚びないSっぽいキャバ嬢という設定で、何度か深夜番組に出ていた。それはけっこうサマになっていた。

姉は家では父にハッパをかけ、とりあえず一労働者に戻って建築現場で働くことを勧めた。父は最初経営者という立場にこだわり、かたくなに拒んでいたが、やがてしぶしぶ従った。

ここから急展開が訪れた。カリスマキャバ嬢としてのブームが一段落して、父もどうにか社会復帰できたというタイミングで、姉がいきなり海外留学してしまったのだ。なぜこのタイミング?と思ったけど、どうも男絡みのようだった。色恋沙汰なら、もう誰が何を言っても無駄だ。姉の留学先はコスタリカだった。

姉は私に銀行カードを託した。「本当にやばくなったらこお金を使いなさい」と姉は言った。さらにもう一点、「絶対に父には秘密にすること」姉はそれだけ私に言い残して、さっさと異国へ旅立ってしまった。当時、私はまだ中2だった。おいおい、母親の代わりをするって話は?

預金は600万円だった。コンビニATMで残高を見た時、足が震えた。私はこわくなって、すぐにカードを机の引き出しにしまい、鍵をかけた。それは中2の私に背負える額ではなかった。

そのまま中3になり、受験の時期を迎えた。姉がいなくなってからというもの、家の中はめっきり暗くなっていた。父は働いてはいものの、お酒の量がどんどん増えていた。親子の会話もほとんどなくなっていた。学校でも、私の家が落ちぶれたという噂がうっすらと広まっていて、なんとも言えない惨めな気分だった。姉の600万だけが心の支えだった。まだ大丈夫、うちにはこれがある、そう言い聞かせながら日々を送っていた。とかいいながら、カードからお金を引き出す勇気なんてまるでなかった。私は根っからの小心者なのだ大金を前にして、完全に怖気づいていた。どうしても心細くなって、ひとりで布団をかぶって泣く日もあった。勉強にも身が入らず、だんだん授業がちんぷんかんぷんになっていった。高校に受かる気がしなかった。この時期は私の人生いちばんしかった頃かもしれない。

そんなときに、姉が帰ってきた。まるで私の危機を察するみたいに。姉は予告もなく、いきなり家に現れた。あの時、姉を見た瞬間、私の全身にぐわーっと広がった強烈な安堵感が忘れられない。自分いかに姉を頼りにして生きているのか、骨身に染みて分かった。

姉のコスタリカでの日々は、それだけで一冊のルポルタージュが書けるぐらい強烈だった。でも私がここに書くのはちょっと無理だ。筆力が足りなすぎる。姉はコスタリカ日本人恋人暮らしていたのだが、やがてその男と別れて、現地でスペイン人と付き合うことになった。交際から数日後に、ふたりパナマに小旅行に行ったら、国境を渡るバスから彼がいきなり逃亡してしまった。理由はわからない。ともかく姉は一人にされてしまった。それから姉は執拗警察の取り調べを受けたりしつつ、どうにか事なきを得て、家に帰りついた。後日、彼が麻薬組織幹部だということが発覚した。姉はそんなこと何も知らなかった。彼がなぜ逃げたのか、どこに逃げたのか、全てが謎に包まれていた。

そういう話が他にもたくさんあるんだけど、とても書ききれない。とりあえず姉は無事に日本に帰ってきた。そしてコスタリカでのエキサイティングな日々を迫力満点に語ってくれた。私はなんだか自分の悩みがバカらしくなってきた。受験不安だとか、ほんとに小さなことって気がしてきた。姉に相談したら「勉強しろ」と言われた。2秒で話が終わってしまった。銀行カードをいちども使わなかったと言ったら「あんたらしいね」と笑った。姉が相変わらず人差し指翡翠指輪をしていたので、私は「お母さんの指輪だ」と言った。姉はそっけなく「あれウソだよ」と言った。「蛍火の墓を見て、適当でっちあげた」「マジで!?」「うん」私は脱力した。

それから受験勉強に身をいれて、私は無事に第一志望の高校に受かった。姉は父の酒浸り生活も、きびしくたしなめた。父は何だかんだ言いながら、姉には従う。酒の量を控えるようになり、少しずつ生気を取り戻していった。やがて昔の仲間と一緒に、また小さな会社を発足させた。最近土建以外にも手を広げて、高齢鞭打ちながら、建物管理資格勉強なんかをしている。

姉はコスタリカで築いた人脈を駆使して、某国大使館アルバイトをするようになり、そこで能力を見込まれて、正規職員になった。大使館について詳しく知っているわけではないけれど、私は漠然と「超エリート仕事」だと思っていた。姉のイメージとはどうしても結びつかなかった。最初に聞いた時は、女スパイ組織に潜入しているような姿が頭に浮かんでしまった。

姉の最後テレビ出演は、この大使館バラエティ番組取材を受けたときだった。姉は有名な芸人さんにおいしくいじられていた。姉は完全にキャラ変して、シャイで生真面目な妙齢職員を演じていた。「あなた、かなりの箱入り娘でしょ。男性経験も少なそうだな」芸人さんがそんなようなことを言って、姉をからかっていた。姉は恥ずかしそうに両手で顔を隠した。『かわいぃ~』みたいなテロップが入った。いやいやいや、と私は全力でテレビに向かってつっこんでしまった。

そんな姉も、長く勤めた大使館をやめて、今はスペインバルオーナーマネージャーとしてバリバリ働いている。ほんとはここにお店のサイトリンクを貼って、微力ながら宣伝したいんだけど、それをするには姉の許可を得なくちゃいけない(というか、こんなの宣伝にならないか)。

ちなみに私は普通に高校を出て、短大を出て、今はOLだ。ほんとに波風のない人生。何から何まで姉とは対照的だ。そのうち私にも、めくるめく冒険の日々が訪れるのだろうか。

結局、姉への感謝はたくさんありすぎて、とてもここには書ききれない。何でこんなことを書こうと思ったかというと、このあい何気なく実家で昔のアルバムをめくっていたら、幼い頃の姉の写真を見つけたから。3才ぐらいで、まだ私が生まれる前。姉は母の腕に抱かれていた。泣き出す直前みたいな、絶妙な仏頂面。姉を抱く母の人差し指には、緑色翡翠指輪が光っていた。なんだ、やっぱり形見じゃん。本当だったんだ。きっと照れくさかったんだろう。いかにも姉らしいと思い、うれしくなってしまった。それで姉への気持ちをまとめてみようと思ったんだけど、うまくまとまらなかった。無理もない、姉自身がまとまってないんだから

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