はてなキーワード: テントとは
私が使う行き先の電車は少しして動き出したけど、丁度乗り換えで降りたホームの反対側で、線路からの引き上げ作業が行われていた
私達に気付いた救助の人が、こちらに向けて青いテントのような幕を展開して目隠しをした
私も気になってつい見てしまっていた
たまたま私の進行方向と、救助の人たちがブルーシートやその他の青い目隠しで取り囲んでゆっくり進む方向が同じだった
駅を出てペデストリアンデッキの上から丁度見えるところに救急車が止まっていて、そこに運び込まれるのを見ていた
担架に紺色のシートのようなものが張ってあって、その下から脚が突き出ていた
片足にニューバランスのグレーのスニーカーを履き、もう片足は紺色の長い靴下だけだった
隣の女性二人組が「まだ若そうなのにねぇ」と喋っているのが耳に入った
脚は、スニーカーを履いた方は普通に担架に仰向けになった時の向きになっていたが、もう片方はなんだか不自然な形に向いていた
Twitterには、女性がバラバラになったとか、飛び込んだのは女子中学生だったとか、そんな本当かどうか分からないことが書かれていた
ワイがああなってた予定も余裕であったしなぁ
ワイもニューバランス履くしな、てか今正に履いてるし
グレーのニューバランスを履いた脚から目が離せなくなり、救急車の中に仕舞われるまでずっと見続けていた
救急車に運び込まれる際、救助の人のうちの一人が、拡声器で「下がってください!モラルですよ!」と救急車に近付いてくる野次馬に向けて叫んでいた、あの叫んでいた人はどんな気分だっただろうか
私の目の前でスマホのカメラで動画を撮ろうとしていた人、普通に若い太めの女性で、リクルートスーツ姿だった
こういう人も採用されたりするのか
私はというと、自分で撮影こそしないものの、Twitterに何かしらの動画や画像がないか探し回っていた
同じ穴の狢どころか、自分で手を汚さない分、より悪質かもしれないと思った
結局飛び込んだのか落ちたのか、男性なのか女性なのかすらも分からなかった
丁度今月ニューバランスのスニーカーを新調したところだけど、グレーも検討していたんだよな
今後買うことはないかもしれない
職場の外で仕事の用事をしなければならない日だったから、ただごとでない雰囲気の駅の中で、何とか電車が動くことを祈って用事に間に合わせないといけないという使命感も相俟って、妙に高揚してしまい、気分が悪かった
私の仕事が人を助ける仕事だから余計に、変な使命感に駆られる状態になってしまった
これまで幾度と無く自殺を考え、実際に二度未遂して蘇生させられている身としては他人事ではなかった
電車への飛び込みも選択肢の中にあった、もっと楽な方法を知ったからやらなかっただけだ
もしやったら、自分もこんな風に大勢の野次馬の餌食になりながら運ばれるんだなぁと思った
寝る前に吐き出したかったのでここに書いた
月のアレが2日めで痛くはないけど手が震えるので調理日記はなし
(というかもうネタが切れてるしやる気がない)
朝雑炊と昼豚しゃぶとおやつにミニあんこ玉1つとストロベリーミントチョコアイス残りと手作りプリン5キューブ、夜はせんべいといわしの缶詰と白いご飯食べてちまちま血糖値維持
ここで「生理中は甘いもの食べたくなるけど痩せるために我慢しろ絶対食うな」とかいうやつは低血糖の恐ろしさをしらねー無知野郎
みんなも絶対信用すんなよ 万が一昏倒したら歯とか折れたり頭蓋骨骨折もあるよ
生理んときはちまちま甘い、腸を刺激しないものを食べろ(糖尿患者以外)
まぁ一応豚しゃぶはつくった
でもとにかく茶碗さわっても箸置こうとしても手と体の動きの見積もりが狂ってしまっている。
「手に付かない」というか「吸盤がなくなった」というか。
とにかく持ったものをなんでも取り落とす、南極探検隊がテントで手がかじかんでるのとおなじくらいな見た目。
「腕の筋肉をこれだけうごかしたらテーブルに届く」とおもっていつもどおりにやってるのが急に筋肉が変質してすべて届かなくなってる感じ
箸なんか3回くらいおとした
ホルモンは怖いぞ
一回くらい男性も打ってみればいいのにな 子宮がなくても手が震えるとかだるーい頭ぼーっとするーとか味わえるんじゃないの
ひげも薄くなるかもしれんし
恐らく自分のほうが気違い認定されることが容易に予想されるのだがそのような意見は無視する。
思い当たる人があれば教えて頂きたい。
隣人にずっと嫌がらせを受けているのだが、最近はどんどん内容が高度化していてどうやっているのかわからない。
恐らく工業機械だと思うのだが2つの部屋を区切る壁のボードを越えて以下のようなことができるようだ。
相手は主にこちらが寝ている場合に上記のような攻撃を行ってくる。
この時、非常に鼓動が速くなり、体温が上がり、発汗が酷くなる場合がある。
起きている時にも攻撃があるのだが、1番に当たると割と痛い上に意識がぐにゃぁとする感じがある。血管がピクピクしたりもした。アゴが無意識にガチンと激しく閉じられて驚く場合も何度もあった。
機械的な攻撃と予想するのはこちらに対する攻撃時に派手にスイッチやボードを操作する音がすることと、「カチッ」といった動作音が派手に鳴る場合があるためだ。家鳴りとは異なるリレー的な音で録音もできている。
夜間は部屋内で動画を常に撮影しているのだが記録に残るのは悶える自分と隣で派手に鳴り響いているスイッチ類の音だけだ。
2番に関しては最初は床から振動を伝えているのだと思った。しかしベッドにしても状況は変わらず、さらにベッドや布団に鈴を付けても鈴が鳴らないことに気付いた。このため何らの手段で自分だけが振動を感じているのだと理解した。
恐しいのは3番でどうやっているのかわからないが、ベッドをいくら移動しても、自分が寝る姿勢を変えたりしても、完全に細かく1番の攻撃で撃ってくることだ。実は最近はベッドの上にベッドテントを設置して例え部屋が覗かれているとしてもテントの外部からは頭や足の位置が見えないようにしたのだが、それでも平気で攻撃してくる。ベッドテントの中に遮蔽物を設置した時に1の攻撃が来ると「パス、パス」と言った何か弾のようなものが当たる音がして攻撃を止めることができた。しかし、2番の攻撃になると並大抵の遮蔽物は通過してしまうようでうまく止めることができない。
警察の生活安全相談課には相談したのだがほとんど信じてもらえなかった。
実際、自分でも他人事なら信用できないだろう。全く聞いたことが無い類の話だ。
しかし起きている時でも攻撃され、物理的な痛みを共なうこと、さらにはある程度のパターンが存在し、少なくとも1番の攻撃は遮蔽物で止まることから機械的なものの利用だと判断している。しかし隣の部屋から壁を越えて撃てるようなものが実際にあるかというと全く思い当たりがない。
2番の攻撃はかなりきつくて寝ていても飛び起きる。このためいつもかなり寝不足だ。
転売価格が上がるとかじゃなくて、当のメーカーが定価自体を平気で2割以上値上げしたりする。
本当に発売半年で平気でそのくらいシレッと値上げする。
・ネット以上の情報がまとまったキャンプ入門書がこの世に存在しない
ネット程度の知識を180ページくらいにまとめて表紙だけちゃんとしてる本が1番まともという世界。
何より酷いのはキャンプ用具の宣伝に終始してるもはやパンフレット状態になってる入門書が8割ということ。
しかもコスパ最強すぎてもはや定番となってしまった中華ギアとかでも安物はめったに紹介しないという。
・自転車や電車でキャンプ来る人間を白眼しするキチガイが希少種じゃない。全然存在する。
日本への送料とか関税とか諸経費を諸々ひっくるめてもネット注文で6万円で買えるテントが日本の通販サイトで11万円で売られてる。Amazonでも楽天でも。
・数万円の新品買って不良品届くとかが平気である。穴空いてたり、糸くずだらけだったり、蛾の死体が挟まってたり、酷い時には違う製品送ってこられたり。
そういうのに目くじら立ててはいけないくらいにはよくあることみたいになってる。
アウトドア系出版社も日系大手アウトドアメーカーも、それどころか外資大手のアウトドアメーカーですら中の人が奴隷待遇で貧乏強いられてる。
別に高いの買えとは言わない軽でもいい
車なんてアウトドアの極みなのに?と思うだろうが俺は逆だと思う
我が部屋が城ならば車は外という脅威から守ってくれる動く城でもある
大雪除いて天候に左右されずに外出できるというのは心に大きな余裕が生まれるのである
例えば君が映画好きならば映画館に行こうとしても雨が降っていたらそこで断念するだろう
家から車で映画館にいってそのまま映画で見て車で家に戻る間はずっと室内にいるような気持ちだから
もしも君がゆるキャン△を読んでキャンプにちょっと興味が湧いたとして正直キャンプ用品を抱えて生身だけで行くのは無謀に近い
そこで車を味方にすればいい重たい荷物を持たなくても良いし、テント張って泊まるの心細いなら車内で寝ればいい
それはキャンプといえるのか?はともかくとして何もしないよりはマシだろう
それならば車という城を手に入れて立ち向かえばいい
眠れない今日もまた眠れない
眠気があっても寝ようとして横になり
じっとしている間に覚めてしまう。
一度寝てしまえば朝まで起きないどころか目覚ましにする気づかないのにとにかく入眠が下手すぎる。
目を瞑ると色んな考えが頭の中で渦を巻いて
思考が止まらないし、不安なことがひゅっと出てきてさらに眠れなくなる。
寝なくていいんだ、眠くなってから寝よう、とすると朝5時ごろまで起きている。そこで体がやばそうな感じがしてやっと寝られるが寝起きは最悪だし寝過ごしてしまう。
友人は電池が切れたように入眠できる子が多かったり長くても5分とかいっていて羨ましくなった。
元よりベッド以外では眠れないタイプで
授業中に死ぬほど眠くても机では息苦しくて眠れないし、夜行バスでは徹夜をしていても睡眠薬を飲んでも眠れない。
今までは疲れて入眠するために自慰を利用していたけど、最近になってはアドレナリンが出るのかさらに目が冴えるようになってしまった。
ちなみに事後は毎回寝られず徹夜になる。
どこでもどんな状況でも寝られる生き物は強い。
寝られないと頭もすっきりしないし体力も回復しない。登山にはまって今後は山小屋やテント泊をしてみたいと思っているのに山行前日も眠れず山小屋でも眠れずなんて未来がみえている。
非常に困る。満腹にして寝る、入浴する、ヒーリングミュージックをかける、睡眠薬を飲む(だるい感覚がすごくて逆に寝られなかったり日中ずっと眠気、だるさがあって辛かった)色々試したけどうまくいかない。
最近は自律神経が狂ってるんだろうけど入眠が下手くそすぎるのは昔から変わらず最速30分、平均1時間くらいはかかってるんじゃないだろうか。
何も考えないように瞑想とかを極めたらいいんだろうか?
どこでもさっと入眠できるようになりたい。
あとでまとめる → まとめた
日付 | 担当者 | URL |
---|---|---|
11/30(月) | 増田 | いよいよ明日から! |
12/01(火) | 増田 | 2020年12月1日時点の物資供給状況 |
12/02(水) | 増田 | 検索用 |
12/03(木) | 増田 | 風呂 天井 結露 |
12/04(金) | 増田 | 「○○に行ってきました」みたいな土産物 |
12/05(土) | 増田 | テクノカットが流行ると思ったのに |
12/06(日) | 増田 | 年賀状、足で摘まんで投函し足で摘まんで配達するのが正しいマナー |
12/07(月) | 増田 | 都会の歩行者、ウィンカーとストップランプの装着義務化を |
12/08(火) | 増田 | 今年はアドベントカレンダーが大人気らしい |
12/09(水) | 増田 | 日本語の生成が追い付いてない |
12/10(木) | 増田 | 対応がこなれてきたレジ袋有料化 |
12/11(金) | 増田 | コーンな体験、初めて!【買ってよかったもの】 |
12/12(土) | 増田 | ネットに影響されすぎるぜ |
12/13(日) | 増田 | 「スポンジー」って褒め言葉なの? |
12/14(月) | 増田 | 今年の漢字は「増」 新型増田反映、増田が発表 |
12/15(火) | 増田 | いっそ清々しい |
12/16(水) | 増田 | そっくりなタイトルと言えば |
12/17(木) | 増田 | 大容量コンパクト洗剤 |
12/18(金) | 増田 | 「立ち往生」は不適切? |
12/19(土) | 増田 | 新型コロナ担当大臣どこいった? |
12/20(日) | 増田 | 男の乳首に目が釘付け |
12/21(月) | 増田 | 意識高い行動を嘲う風潮 |
12/22(火) | 増田 | グッズ付き雑誌の高額化 |
12/23(水) | 増田 | 寒さ対策に「こたつ記事」? |
12/24(木) | 増田 | 便器のフタは透明が望ましい |
12/25(金) | 増田 | チキンキエフがホッテントってない |
12/26(土) | 増田 | 乳袋はOK、玉袋はNG。おかしくないですか? |
12/27(日) | 増田 | カルミックのエアーフレッシュナー |
12/28(月) | 増田 | ペットボトルの小容量化 |
12/29(火) | 増田 | TVの報道に緊迫感を感じない |
12/30(水) | 増田 | ハンドドライヤーはいつ使用解禁されるの? |
12/31(木) | 増田 | 増田様専用予約済み増田 |
※増田アドベントカレンダーは様々な宗教を信仰する方達に配慮し特定の宗教色を薄めるため、敢えて大晦日まで開催致しております。
ワイも部屋の中にテント作って越冬してるで
マリオカートクラブと称し、マリオ、ルイージ、ワリオ、ワルイージ、ピーチ姫、キングテレサ、ドンキーコング、ヨッシー、キノピオ、クッパなど15種類のキャラクターに扮した20代の若者から某一部上場企業の会長さんまで約10人のメンバーからなる。当初は子どもたちに割り勘で買ってきた文房具や玩具、駄菓子を配っていたが、その後は交通安全を呼びかける活動をメインとし、活動日は主に週末としている。特にマリオは、普段から買い物や喫茶店へもそのままの格好。ちなみに、メンバーにはイタリアの特殊部隊出身の人もいるらしい。
会社役員で、防護服や除染テントの輸入販売をしている今中聡氏。名前でネット検索してみると、エアーグループジャパンリミテッド代表らしい。兵庫医科大学を中退後、ヨーロッパ各国のレスキュー隊に所属していたが、2000年の沖縄サミットをきっかけに日本へ帰国。10種類以上のレスキュー免許をもつ救急医療士、イギリス・スタフォードシャー州救急局S.C.A.T(特殊災害医療チーム)のチームマネージャー、奈良県庁防災統括室知事公室の奈良県国民保護法等専門アドバイザーなどの肩書きをもち、警察学校や消防学校、海上保安庁、病院などで災害救護や生物化学テロ対策についての講演を行っている。また、交通安全を呼びかける活動が認められ、奈良市と奈良県から表彰されている。
赤い帽子は趣味のカートに乗っていた2010年10月、ひげを見た近所の女子小学生からマリオに似ているとプレゼントされた。服はユニクロなどで買ったもの。
50ccや125ccのカートとバイク。カートは市町村にミニカー登録さえすれば普通免許で乗れ、ヘルメットも不要。価格は十数万円で、時速は60km/hまで。実は、マリオになる前から今中さんはカートレースが趣味。
高級住宅地である奈良・学園前にある。小学校の近くで、子どもたちからピーチ城と呼ばれている。かなりの豪邸で、S.C.A.T Team JapanのBranchでもある。
2004年8月、高校に入学したばかりだった今中さんの次男・篤史さん(15)が友人の運転するバイクに乗っていて、右折しようとした乗用車に巻き込まれて亡くなった。それを機に、近所の子どもたちに交通安全を呼びかけたが、子どもたちはあまり聞き入れてくれなかった。そんなとき、次男がマリオのゲームが好きだったことを思い出し、オーバーオールを着てカートに乗ってみたところ、それを見た近所の子どもがマリオの帽子をプレゼントする。そこで本格的にマリオの格好を始めてみると、最初は変なおじさんに見られることもあったが、次第に子どもたちの方から来てくれるようになり、話にも素直に聞くようになったという。
中野駅は、千葉から三鷹市を結ぶ総武線や、山梨の大月まで伸びている中央本線の中継点になっている。ふだん通勤で新宿駅と阿佐ヶ谷駅のあいだ(つまり総武線のほんの一部区間)を毎日行ったり来たりしているだけの私には、中野は少しイラッとさせられる駅だ。停車時間がいつも長いからだ。中野駅に電車がいったん着くと、ドアを開けたまま、再び走り出す気配すらない。思い出したように電車が再び走り出すまでの間、乗客は列車の中で押し黙っている。
乗客の忍耐を承認と受け取ったのか、国鉄は中野駅での停車時間を少しずつ延長しはじめたみたいだった。
2分間停車とアナウンスではいっているのに、それより長く感じる。たぶん自分が焦っているだけだろうと思い、最初の頃は気に留めなかった。数日後、やっぱり長いなと思って時計で計ると、5分を越えていた。それから日ごとに中野での停車時間は長くなっていき、20分を越えた頃にはさすがに乗客のほとんどが異変に気づきはじめた。停車時間が2時間を越えた頃にはもう国鉄は隠すこともしなくなった。これから2時間停車する旨アナウンスが流れると、乗客は全員降りていった。
中野で毎日2時間電車を待つのはそれなりに大変だったが、しだいに慣れた。電車待ちの客をあてにした商売が中野駅の周辺で増えて、時間を潰す場所には困らなかったからだ。駅前広場のパブリックハンギングで人が首にロープをつけたまま落下するのを眺めたり、うずら園へ行ってお茶を飲んだり卵を拾ったりしていると、それなりにしのげた。
停車時間が2日間になったときには、もっと腰を据えて時間を潰さなくてはいけなくなった。それだけ時間があるなら歩いて阿佐ヶ谷へ帰ろうかとも思ったが、検問が行われていて中野から西へは自由に行けなかった。これほど長く乗客を中野に留め置くことは疫病対策になにか関係があるらしかったが、詳しいことはわからなかった。
なんにせよ2日間は長い。食料を仕入れて寝る場所を探そうと思い、とりあえずブロードウエイに行った。その名のとおりブロードウエイはとても広く、20〜30mくらい幅がありそうな道路の両端にはかすかに黄色い葉を残す銀杏が並び、樹の下には雑多な屋台が出ていた。植木屋、金物屋、肉屋、魚屋、おでん、綿あめ、射的、大人のおもちゃ、根付、オーディオ用品、型抜き、スマートボール、骨董品、ありとあらゆるものがあった。
道路脇にプロパンガスのボンベを持ち込んでソーセージを焼いていたので、2本買った。真冬でも麦わら帽子をかぶったおばさんが、ちぎった生のキャベツ、青い唐辛子と一緒に小さなビニール袋へ入れてくれた。この辺でどこか安く泊まれるところはありませんかとついでに訊くと、最近電車待ちの人向けにキャンプ場ができたよと教えてくれた。
キャンプ場はうずら園の裏手にあった。入口で受付を済ませると、カーキ色のテントと寝袋を借りた。米も売っていたので買った。調理場にたくさん積んである飯盒を借りて米を炊いているうちに日が暮れた。
暗くなると一気に寒くなった。このまま寝られるかどうかもわからないほど寒かったので、斜め向かいのテント前でやっている焚き火にあたらせてもらった。そこにいたのは自分と同じくらいか少し上の年頃の男性で、柔らかい物言いのわりに目の奥の光が鋭かった。焚き火の上で沸かしていたお湯で焼酎を割って飲ませてくれたので、自分はポケットに入っていた南部せんべいを渡した。
これから毎回、西に向かおうとする度に足止めを食らわせるつもりなんですかね、国も呑気なもんですね、などと話し合っているうちに私たちは打ち解けた。国分寺に住むミヤシタさんというその男性はカメラマンで、戦場というよりは紛争地帯の取材を専門にしているらしく、数年前、パキスタンからアフガニスタンへ入った時の話をしていた。自動小銃を持ち、黒い布で顔を覆ったタリバンの兵士が乗るピックアップトラックについて村を、学校を周って子どもたちを撮影したこと。片目のない子、腿から膝にかけて爆撃の痕で肉がえぐれたままの子が珍しがって寄ってきたこと、阿片栽培関連の場所は一切撮影を許されなかったこと。暗闇の中で炎を眺めながらそんな話を聞いていると、自分が東京にいることを一瞬忘れた。
テントに戻って眠りについたものの、寒さで目が覚めた。寝袋が冬用なのかどうかわからない。奥歯がガチガチ鳴るのを自分では抑えることができなかった。このまま横になっているのに限界を感じて外に出ると、空がかすかに明るくなり始めていた。バラックのトタン屋根が、木が、電柱が、金色と紫色の混じった光から現れてきた。今日一日をどうするかはまだ決まっていなかった。