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はてなキーワード: 新海誠とは

2022-11-15

anond:20221115082832

愛媛自分は好きだった

段々東に向かうに連れ理解が易しくなる方言とか

きっとスナックママにも〇〇孤児である事は暴露したんだと思う。

そこで、制服に気を取られたおっさんとか登場する余地も無くて良かった。

新海誠作品には、地方の温かさと都市の冷たさが対比構造として横たわっていて

あの愛媛のシーンがあったからこそ、「行ったなあ」「また行かなくちゃな」と言う意思に繋がった。

聖地巡礼地域復興する意味も持たせたのでは。

かに鬱屈したウジウジした感情の無い鈴芽は俺達に眩し過ぎた

でもあれは、ジュブナイルを初めて観る子供達のもんで

あれくらいポジティブ自分探しの旅をして良いんだくらいの軽いノリで描かれてんのが良いんだと思う

彼女にとってある意味弔いだったろうからね。

「すずめの戸締り」を観て新海誠脚本のヤバさを改めて実感した

「すずめの戸締り」観てきた.新海誠作品は全部観てきたけど,さすがにもういいかなと思ってしまった.

色々言いたいことはあるけど,脚本ダメ過ぎる.脚本には多くの問題があるが,一番問題なのが物語を通じて主人公に成長が無い点である

主人公最初から何の問題も抱えていない.何の問題も抱えていないのだから成長しようがないのである

伯母との距離感に悩んでいたり将来への不安を抱えていたりといった,思春期特有課題を何一つ抱えているように見えない主人公は,最初から最後まで万能感溢れる陽キャ存在である

このようなキャラがわざわざ旅に出て何かを達成する必要があるのだろうか?陽キャ特に欠点もなさそうな女子高生が旅に出たらそりゃ大体何やっても上手くいって当然としか思えない.

から観ていて自分はこの主人公に好感を持てないし,主人公応援しようとも思えなかった.

また,多くの「使えそうな設定」があるにも関わらず,ただの舞台装置として浪費してしまっている点も問題であると感じた.

主人公過去母親を失うという喪失経験しており心に傷を負っているのだが,その設定が物語後半になるまで生きてこない.これは非常に勿体ない.

震災経験したせいで将来に対して異常に悲観的になっているとか,地震自然災害に対して人一倍敏感になってるとか,そういうフックとして使える設定なのに何故か物語前半では全く活かしきれていない.

ベタではあるがこういう分かりやすい特徴が一つでも欲しかった.そうすればそこから成長につなげる道筋が立ち,旅に出る動機が明確になるのである

他にもせっかくうまく活かせそうな設定が沢山あるのに,殆どがただの舞台装置として消化されてしまっている.とても勿体ない.今からでも遅くないかコミカライズする時は使えそうな設定をもう一度拾い直してくれ.

anond:20221115082832

新海誠セルアウトして大人になったんだよ。今は数少ないスクリーンの向こうにいるオマエ=鬱屈した青年=かつての新海誠自身のためではなくて、部屋でRADWIMPSを聴いたりYouTube見ながら、何となく明日学校行きたくないな、部活の仲間とちょっと喧嘩しちゃったし、みたいな真っ当な思春期の瞬間的ブルーを抱えたマジョリティ少年少女に向けた映画を作ってるわけ。

知らんけど。

まいじつ、ヤバ過ぎるだろ。

まいじつ

『すずめの戸締まり』空席祭り劇場スクリーン独占も「ガラガラでした」 - まいじつ

https://myjitsu.jp/archives/392475


実際

『すずめの戸締まり』累計興収18億突破ダントツ首位!新作4本がランクイン:映画週末興行成績|シネマトゥデイ

https://www.cinematoday.jp/news/N0133562


すずめの戸締まり:公開3日で興収18.8億円突破 133万人動員 新海誠監督作品最高の好スタート - MANTANWEBまんたんウェブ

https://mantan-web.jp/article/20221114dog00m200020000c.html


「すずめの戸締まり」公開3日間で興収18億円突破 新海誠監督作品史上No.1の大ヒットスタート : 映画ニュース - 映画.com

https://eiga.com/news/20221114/12/


まいじつ、これもうフェイクニュースサイトじゃん。


こういうサイトバンド名の後に”売れない”とか、服のブランド名の後に”ダサい”とか

めし屋や商品名の後に”まずい”みたいなサジェストを出す一因になってるのかと思うと腹立ってくる。

すずめの戸締まりに対する不満

端的に言って、新海誠映画の中に自分が出てこなかったのが一番の不満だ。

新海誠主人公ってのは、独り善がりと被害者意識自己陶酔で生きてるような、普通に見れば気持ち悪いものを持っているのが魅力だった。ああいキモさ、自分を、許容してくれるのが新海誠作品だったのだ。ほら、新海誠好きな男なんて大抵キモいだろ。俺もそうだ。

すずめの戸締まりでは、そういう気持ち悪いキャラが出てこない。ダイジンキモかったが、見た目が猫なので許されている。あれおっさんだったらみんな勘違いストーカー野郎だと罵倒するだろ。まあ、おっさんだったらすずめにうちのこになる?なんて言われないけど。

すずめもそうたも芹澤もあまりにもキレイすぎる。

新海誠の描く相手キャラってのは非常に都合の良い、もっと言えば自我がないキャラとして描かれるから、そうたは想定内だった。

しかし、主人公であるすずめも、きれいすぎた。被災者であり地震悲惨さを実感しているからこそ、母の形見を取り戻すため、そうたを元に戻すために戸締まりの旅をする。なんだそのキレイすぎる推進力は!!最初イケメンからって惹かれたところが新海誠っぽいけどな!

あと、なんだあの芹澤って男は、いいヤツすぎるだろ。メンタル化け物かよ。自分と対比したら彼岸にいるよ。

あー、もしかしたら環が芹澤と寝てれば、岡部稔のBSS共感できていたかもしれない。それもなかったけど。

結局のところ、自分持っているもの描写してくれるのが新海誠だったのに、それがなくなってしまったのが寂しいわけ。

新海誠は俺のことわかってくれてるんだって思ってたのに、変わっちまったな誠。でも、いいんだ。俺はお前と通じ合えてた思い出を胸に、お前のいない現実を生きていくよ。誰とも分かち合えない苦しみが、お前との思い出を輝かせる。

から、この苦しみは俺の誇りなんだ。だろ?誠。

ふぅ・・・

わかるか?新海誠。今、俺はお前の主人公より新海誠主人公だぞ。

---

まあ、それはさておき、すずめの戸締まりはそこそこ面白かった。

すずめの自己救済の話としてよくできていたと思う。

いいところは沢山あるが、どうせ沢山語られるので不満点を書き出す。

1.閉じ師の存在

はじめ、現実にあった震災ファンタジーにしてよかったのか?とも思わなくもなかったが、まあロー・ファンタジーだし、こんなもんかなという気持ちに落ち着いた。

どちらかというと、閉じ師の存在が納得いかない。あんなに大事仕事なのに、あの映画ではそうたとその祖父しか出てこない。それこそ、各地に人員を配置していたり、東京では他の閉じ師が寄ってきてもいいはず。そうたがこういうのは知られないくらいでいい、みたいなことを言っていたが、何を舐めたこと言っているんだ。周知徹底して人員増やせ。閉じ師の必死さが全く見えてこないので、大学生カジュアルにやってる仕事しか見えない。あってもなくてもいい存在ってことなのか?

2.愛媛存在

愛媛のシーンが中途半端すぎる。すずめはあそこで何を得た?他の土地に比べて、薄味すぎる。他で入れるとくどくなりすぎる要素をまとめて配置したようなとてっつけた感。東京に行くまでで、神戸だけじゃさみしいし、愛媛あたりでも入れとく?みたいな。みかん女の親も何家出少女普通に受け入れてるんだ。

ただ、道中でどんどん衣服GETして自分が変わっていくってのは面白い要素だった。東京でそうたを失ったあと、ただのすずめとして元の制服を身にまとい行動する。歩む足にはそうたの靴。いいね

3つめ、書こうと思ってたけど、明確に出てこなかったので、これでおしまいにする。

すずめの戸締まり、前二作のほうがよっぽど被災者に失礼でしょ

別に前二作を否定するわけではなくて、比較したらという話ね。

すずめの戸締まり被災者配慮が〜エンタメとしての消費が〜みたいに言われてるけど、

君の名は。とか天気の子のほうがよっぽどひどくない?

君の名は → 人がいっぱい死んだ災害だったけど、なんかすごい力でなかったこしました☆

天気の子恋人と他の人を秤にかけて、災害で他の人がいっぱい死ぬことを選びました☆

どっちも架空災害だけど、誰がどう見ても3.11のことを描いてるし、なんだったら新海誠本人も3.11の影響受けましたっていろんなインタビューとかで言ってるわけよ。

なのに映画内で具体的な名前出したらそれは許さないって人はどういう了見なのかさっぱり分からん

地震アラートが嫌いとかは知らん、あん不協和音みんな嫌いだしびっくりするだろ……。

2022-11-14

【滅茶苦茶ネタバレあり】「すずめの戸締まり世界設定について

この記事にはすずめの戸締まりの重大なネタバレを含みます!!

これから観るつもりの人は回れ右!!観るつもりない人もこれだけ読んでもおもんないし回れ右!!観た人だけスクロールしてくれ!!!




























すずめの戸締まり観てきた

すずめの戸締まりを観てきた。ネットネタバレを踏みたくないのと、たまーにレイトショー映画を観ると気分が良くなるので公開初日レイトショーで。感想としては「すずめちゃんカッコイイな」とか「やっぱ映像綺麗だな」とか「今回はPV演出やらなかったんだな」とか「ドライブしてるあたりが一番面白かったな~」とかそんなところ。個人的には君の名は。と天気の子には及ばないけどなかなかい映画だった。ネットでもいくつか既視聴者感想検索してみたが、刺さった部分の感想は人それぞれでありつつ、それなりに好意的評価が多かったように思う。また、劇中でははっきり名前こそ出さなものの、「東日本大震災」が起こった世界を正面から描き、主人公の追悼と成長を描いている点も、今のところはおおむね評価されていた。一方で、事前の予告では東日本大震災を直接的に取り扱った物語であることは示されておらず(私の知る限りでは、緊急地震速報流れるシーンがあるとかその程度の周知だったと思う。小説読めばわかったらしいけどまぁ読まないよね)、物語後半に割と不意打ち的に311描写があることへのある種の懸念と、個人的嫌悪感を示す人も多少見られたと思う。これらのレビューについて、皆それなりに首肯できる部分もあり、個人の感想と照らしあわせながら楽しく読ませてもらった。でも、これらの世に出てきたレビューを読みつつ、個人的に気になった点が一つある。

みんな「世界観と設定」について、全然話題にしてないな?ということ。この映画の最大の瑕疵、というか問題点になりえるとしたらこ世界設定の部分だと感じていたので。

まりにみんな何も言わないので、匿名ブログを書いてしまった。匿名なのは卑怯といわれるかもしれないが、そもそもブログやってないので…。

すずめの戸締まり世界観と設定

すずめの戸締まり世界観と設定について、私が映画をみた限りでの理解を以下に記す。あくまで私の理解なので、誤っていたらご指摘ください。

  1. 日本列島には、「ミミズ」という意思なきエネルギー生命体のようなもの存在している。
  2. ミミズ日本各地の廃墟に発生する「後戸」を通じて「常世」という裏世界から現世に表れ、災害を引き起こす。劇場内で配布された特典「新海誠本」では災害や疫病を引き起こすと書かれていたが、劇中での災害はすべて地震の様子。
  3. これを止めるためには、「閉じ師」と呼ばれる代々受け継がれた役職者たちが、「後戸」を占める神道的な儀式を行う必要がある。
  4. また、ミミズを封じるために「要石」と呼ばれる半神たちが2柱、それぞれ2カ所に封じられている。作中で閉じ師の草太が無理やり要石にされ、すずめはそれを解除するために奔走する。この要石たちは最初から神ではなかったようで、元々の要石であったダイジン、サダイジンが要石になる前になんだったのかは不明。姿形通り猫だったのか、それとも草太のように人間だったかもしれない。
  5. この世界では(名前こそ直接的にだされないものの)東日本大震災にあたる災害が作中では12年前の3月11日に発生しており、多くの死者を出しているようである。すずめの母もこの時亡くなっている。また、福島県に帰還困難区域が発生している描写から原発事故も起きた様子。
  6. 東日本大震災ミミズのせいで起きたものかははっきりとは明言されていなが、否定するセリフもなく、ミミズによるものと考えるのが自然
  7. 物語終盤、要石の封印が解けたこからミミズ活動が活発化。東日本大震災の起こった東北圏でもう一度大災害が起こりそうになったため、すずめと復活した草太がそれを止める。

どうだろうか。列記すると滅茶苦茶カルトな設定だなと思う。作中ではもう少し自然に描いているのは確かだ。でもそもそもこの映画を観たら、「映画として面白かったかどうか」とは別に「この設定が受け入れられるか否か」がかなり心に引っかかるのではないだろうか。個人的にはちょっとウェッという感じで、この設定使うなら311じゃなくて君の名はのように架空災害として扱うか、もしくは311ミミズ由来のものじゃなかったことを明示しとくべきじゃないかと思った。福島地震に遭遇するシーンでミミズが現れないことから、「あぁ、すべての地震ミミズ由来ってわけじゃないのね…」と少し安心したら、そのあとの「草太さんが抑えてくれてるんだ!」というセリフでずっこけた。ほんとにカルトだよ。

「結局創作なんだからいいじゃん、現実創作は別だよ」という意見もあるかもしれないが、311は実際に起こった災害であり、それを作中で扱ったにも関わらず原因ミミズなんです、はちょっとなんか、私はイヤですね、という感じ。

ちなみに「作中では311は止められなかったのか?」という至極当然の問いに対しては作中では特に答えはないが、ファンコミュニティ間では「そもそも震源地が海だから無理だった」とか「草太の父世代の閉じ師が出てこないことから察せる」とか色々考察があるようである。まぁ書いててむなしくなるような話題である

なお、現実世界の話をすると阪神淡路大震災震源淡路島南部直下型地震関東大震災神奈川県西部東京湾北部山梨県東部震源三つ子地震だったといわれている。作中でもふたつの震災は起こっているっぽいので付記する。

なぜみな口をつぐむのか

上のような設定について、私は「みんな特に何も違和感をもたなかった」とはあまり思えない。みんな「違和感があるけど口にだしていないだけ」なんじゃないか……と、他人心中勝手想像している。ツイッターやインスタ等の短文SNSだったら確かに面白かった!芹澤いいわ~」で終わりだろうけど、ブログレビューサイトで長文のレビューかいててこの世界設定に触れないとかあるの?と思っている。ただ一方で、確かに語りにくいよなと感じる部分もあって、これもその理由を列記する。

  1. そもそも震災の話なので口に出しにくいから。…映画感想ではなく直接的に311の取り扱いに至る話になるため。「すずめちゃんが前を向けてよかった」とか有体な感想をいうのとはわけが違う。それこそ親族が亡くなった人が大勢いるのが東日本大震災であり、うかつに口を出せない。そもそも被災者達の感情が優先されるべきでは?という遠慮が先にくる。
  2. 海監督本人は真摯に描いてるつもりで悪気はないっぽいから。…悪気がないのはわかるので、現時点で強く批判する気持ちにもなれない。
  3. まだファンしか観てないから。…公開から一週間もたっておらず、新海誠ファンしかみていないため、批判意見を言わない、積極的に言おうとしない。

1について、実際の被災者の方はどう思っただろうか。上記の不意打ち的な311描写も含めて、東北劇場では結構トラウマえぐられた人も多いのではと勝手心配をしている。ちなみ当時東京に住んでいて被災といえば計画停電くらいだった私でも、日記のシーンと燃え盛る瓦礫のシーンはちょっと心にきた。

2については皮肉抜きに新海誠尊敬する。「シン・ゴジラ」も「君の名は。」もアフター311映画ではあったが、東日本大震災のものとしては取り扱わなかった。押しも押されぬ超人監督として、期待のかかった商業映画東日本大震災をメインテーマひとつに据えた心意気は本当に見上げたものであると思う。扱い方は個人的にはうーんではあるが。また、ここで難しいのが、すずめの戸締まりにおいて311はメインテーマの「ひとつ」でしかないところである311映画ではない。

3については、これからファン層以外にリーチしたときにどうなるのか気になるところ。例えば金ロー放送したときとかさ。

今後の評価について

現在ネット上で閲覧できるレビューはほぼファンによるもので、おおむね好意的ものが多い。これから本職の映画評論家や、メディアによるレビューが始まるだろう。彼らはおそらくこの世界設定について、ファンレビューのように目をつむることはできないのではないかと思う。上記1のような問題もあり、どのような評価がされるのか気になるところである

ちなみに、IGNJapanの11月12日(公開翌日)付レビューでは以下のような一文がある。

>> しかし僕が気になったのは別のことだ。3.11後の物語性や震災歴史、そして天災を鎮める世界観として神道を引っ張ってくる意図についてはこれからメディアでの評論レビューで嫌になるほど言及されるだろう。そこに自分の関心はあまりない。 <<

この筆者本人は関心がないそうだが、記載の通りよくもわるくも嫌になるほど言及されるだろう。

結局のところ

みんなどう思った?俺はめっちゃ違和感あった。映画のできそのもの否定するわけじゃないけど、世界設定については滅茶苦茶やんけって思った。気にならないって人のほうが多いのかな?

anond:20221112235005

公開3日間で『君の名は』(2016年公開・興収250.3億円)対比で観客動員数138.7%、興行収入147.4%を、『天気の子』(2019年公開・興収141.9億円)対比で観客動員114.9%、興行収入114.7%を記録。新海誠監督作品史上No.1ロケットスタートを記録した。

https://www.oricon.co.jp/news/2256919/

バフが消えている?

anond:20221113002846

そもそもみんなが何の話しているのかさっぱりわからなかったが、ようやく理解した。

新海誠の「すずめの戸締まり」か。

なんで、元増田コメ欄もかたくなに映画名ださないの?

君の名は感想、そして天気の子感想

テーマとしてはほしのこえや秒速でやったように、距離時間が人を分かつことのドラマ性を描くということなので、そこに新規性はあまり無く、

しろかつては宇宙を用いて膨大な距離時間、秒速でも子供大人になる20年程度を使って描いたテーマを、今の俺なら現代社会舞台にしても3年で描けるという新海誠本人のテクニカル面での洗練さ、自信のあらわれなのかなと強く感じました。

新海誠の鋭さを考えればやはり物語としては「町は救えたけど二人は再会できない」か「町は救えたけど二葉死ぬである方が良かったな、テーマを考えればそうであるべきだよなと思いますが、そこは商業故の大衆迎合した形なのかなと思います

テーマ性や失うことの輝きみたいなものを考えると天気の子の方が完成度としては格段に高いなと思いました。

天気の子の良いところは主人公選択によって世界が変わるという点ですね。

それほどに選択は重く尊重されるというところが大変に良いと思いました。

天気の子世界にもヒロイン一人を犠牲人類を救うべきという人もいたでしょうが選択するのはお前ではないということを突きつけるのも良い。

すずめの戸締まり ネタバレ感想

草太といい芹沢といいイケメンばっかで女子なって見てえ〜と思ったのが第一印象ですはい

草太の印象

先祖代々家業を継いで全国歩き回る旅人か?と思いきや普通に東京大学生教師志望って固えなオイ〜

鈴芽の安全位置にいさせたいから躊躇なく危険に飛び込むから自己犠牲タイプかな?と思ったけど普通に生に執着してるから人間味があっていいキャラに仕上がってる。愛媛で泊まる時後ろ向いて大人しくしてたのも紳士的で良い。

しかしまあ鈴芽が恋に落ちるのは分かるけどお前相手は一応高校生からな〜?条例〜?そんなに踏まれたのが良かったんか〜オイ?

芹沢の印象

芹沢と草太が並ぶシーンはほぼ無かったけど、見なくてもこの二人なら間違いなく仲良いいだろうな〜というキャラだった。チャラそうに見えるけどかなり草太のこと真剣心配してるのが分かったし、選曲昭和なのは実はおばさんに合わせるためだとしたら気遣いもできるいいやつだ(でも多分おばさん小室くらいの世代だぞ)。草太が閉じ師の都合で芹沢迷惑かけることもあっただろうけど、芹沢はまたかよ〜仕方ねえな〜で簡単に許してくれそう。助手席に草太乗せてドライブとかしてそうだよね〜。彼女もいるだろうけど、草太乗せた回数の方が多い(確信)

でもガムテープで車直すような性格なんだよな…

新海誠にしてはファンタジー寄り

今回はだいぶ作風ファンタジーに寄せてきたな〜というのが全体を通しての印象。

廃墟に出現する後ろ戸は常世に繋がっていて、それを閉じる閉じ師と彼が持つ特別な鍵、要石は神様で姿を変えて猫になる、日本の地下にはみみずがいて、昔から震災を起こす元凶で、後ろ戸をくぐったことある人だけが姿が見える…まだ挙げられるけどファンタジーのパーツがかなり多い作品だったと思う。

というかジブリ的?

あと、日本縦断する道中に会う人々がみんな鈴芽のことを肯定したのはジブリ的だなと思った(ジブリは大きく二つにわけて人間美と肯定感を意識した作風だと思ってる)。「異なる世界に迷い込んだ少女が道中出会う人に祝福を受けながら目的のために前に進む」話は自分の中では千と千尋特に印象強いんだけど、新海誠は今回のは魔女の宅急便意識してると感じた。作中BGMはもちろん、最後男の子を救うところとか、おばちゃんキャラ立ち位置とか、途中で同世代女子出会うとか、小さい相棒連れてったりとか

あとダイジンみみずまどマギだなあとか、天災祝詞が天気の子君の名はだなあとか、ちょっと鈴芽の心象変化が早いなあとか

後ろ戸とは忘却されつつある過去

後ろ戸には災害元凶という役割が当てられているけど、廃墟にそれは存在してるという設定から自分忘却されつつある過去象徴してるのだと思った。

3.11から10年経って、ようやくこういう映画が世に出せるというのは、傷が癒えてきたという証左であり、それはつまり悲しみを忘れつつあるということでもあるのだろう。

ひょっとして、将来の自分の顔と自分の母を勘違いしてるあたり、鈴芽は母親の顔を忘れかけてるのではないか震災後に残ったのは形見椅子だけで、写真すら残ってない可能性がある。作中でも最後まで母の顔は出てこなかったのはそういうことかもしれない。いやでも流石におばさんとか親類が出産とか結婚とかの写真を持ってるか…。

そもそもダイジン

めっちゃ野暮だけど、この話、結局はダイジンが逃げ出さずすぐ要石に戻れば良かったって話じゃね?なんで最後に「開く扉の場所を教えてくれたのね…」っていいことをしてたみたいなことになってんの。西の要石が無くなったのが全ての原因じゃないの?あれ?なんか違う?

左大臣わからん

おばさんが鈴芽に言いすぎたのって左大臣の影響?乗り移られたから?なんで?ちょっと突拍子なかった展開なので疑問。

好きなシーン

好きなシーンは船の中で「歩く椅子見た?」に対して平然と「知りません」って答えたところとJKに乗られて足踏みされてるところと尻に敷かれてる(物理)の3点です

過去作のBGM

糸守高校とK&AのBGM全くわからんかった。多分クラブの店内BGMとかかな?

×タイムループ ○過去の閉じ方

タイムループものという見方もあるみたいだけど、単純に扉の中で過去現在が交差しただけで、ループものとは違うのではないかなあ。先に触れた通り、扉は過去象徴であって、この話は「過去の閉じ方」を描いたものだと思う。

過去の閉じ方を描いた他作品

過去の閉じ方を描いた作品として、鑑賞中は緑のルーペ青春のアフターを思い出していた。あれほど過去の後始末に苦心する話はない。

あと、天気の子好きな人世界に対して次作で世界好きな人のアンサーをしたのが、こいのことばの待ち続けて戻ってきた人に対する青春のアフターの待ち続けて戻って来なかった人のアンサーだった点も

無くなった椅子の脚は?

ところで無くなった椅子の脚がキーになると思ったけど全く出てこなかったな。喪失事実として残り続けるという示唆かな。

全年齢向けアドベンチャーゲーム「すずめの戸締まり

2周目からどっかで分岐して草太を助け出すのを一旦諦めてダイジンと一緒に閉じ師として全国を周りながら草太を救う方法を探し、草太と同い年くらいになってから皇居地下の扉に戻ってくる…みたいな

2022-11-13

anond:20221113112205

なんていうか、動物を描かせたら、超絶可愛いのが新海誠の魅力だよねぇ

ネタバレ】すずめの戸締まり 感想

面白く無いわけではないが今回はちょっと微妙かな。新海誠元カレ元カノ勢も流石に今回は…と思ったところで異常性癖が発揮されて面白くなっていった。

しかしここから最後どうやって締めるんだのところは予想通り過ぎて捻りも何も無い訳だが、経験から得られた言葉を重ねていく様は大変良く、枯れた異常独身男性の心も汗をかいしまったようだ。

ネット極北であるところのはてなになんぞ入り浸っていると正直、もうあの件をエンタメとして消化して良いタイミングなのかはわからないところがある(途中微妙に感じたのもそこ)。

が、先の通り最後が良かったので救いの物語として十分有りなのではないか

anond:20221113003155

新海誠脚本ダメ

本筋以外の伏線ぶん投げ過ぎ

どうせ小説版とかで補完するんだろうが映画映画単体で一応まとめなきゃだめでしょっていう

すずめの戸締まり細田守監督にないもの全部詰まってた※ネタバレ注意

細田守監督の“竜とそばかすの姫”で何それって思った大人の子供への悪い意味での無関心、関係性の希薄さ、大人としての責任放棄

そう言ったところ全部当たり前にあってくれて良かった

日本アニメーション映画死んでなかった

どっちも田舎少女が1人で田舎を飛び出して東京やら都会へ行ったりするんだけど、「信じてる」とか言って何もしないでむしろ「行ってこい」みたいな訳のわからない展開に「はあ?」ってなった“竜とそばかすの姫”

新海誠監督の“すずめの戸締まり”では仕事休んででも子供追って出向いて、何も言わない子供に訳がわからなくても心配して付いてきて、挙句言ってはいけないことまで言ってしまって喧嘩もするけどそこは上手くファンタジーフォローもしてて後の仲直りも描けてて、作り方さすが上手いなあと思った

なぜ細田守監督が近年巨匠みたいな扱いの一角になってきてるのか全くわからないんだけど、こう言う人間らしい関係ちゃんと描けないの本当ダメでしょ

今日“すずめの戸締まり”観てきて、なんかそう言うとこでも救われました

ありがとう海監

2022-11-12

すずめの戸締まりって陰謀論じみてて新海誠不安になる

新海誠地震はなんかデカミミズっぽいモヤモヤした化け物が作ってるんや!」

うわ~~~~トランプ中国が作った地震兵器がどうこうのアレじゃ~~~~ん

すずめの戸締まりは失敗する

理由その1:君の名は。効果が天気の子消滅した

君の名は。一世を風靡した新海誠。そのバフで天気の子の初動にブーストをかけることに成功したが、ざんねんなことに天気の子の中身があまりよくなかったため、今作については及び腰になっている層が結構いる

 

理由その2:何度もみたくなる作品ではない

昨今の映画界には興収を稼ぐための方程式が二つある。ひとつは広く多くの人に見てもらう。もうひとつが同じ人に何度も繰り返し見てもらう、だ

100億越えの大ヒットを目指すなら上記二つを両方とも達する必要がある。が、理由1に挙げた通り君の名は。バフが消えているため広く多くの人に見てもらうのは難しい

さらに今作、作風から言って何度も見たくなる映画ではない

暗いし、重い。一部ではPTSDを引き起こすと言われているほどで、エンタメ性が高いとはとてもいえない

 

というわけですずめの戸締りは100億に届くことなく失敗するだろう

『すずめの戸締まりネタバレ感想

めっちゃネタバレから読むとき気をつけてね。











では感想劇場から帰宅して勢いのままに書いてるのでパンフ絵本小説も未見)。

なんで新海誠脚本自分で書くんだろう……

俺が新海誠に対して高評価しているのは映像を作る力であって、ストーリーについては「彼女の猫」の時代からミリも期待してないままなんだけど…

ほしのこえとか「で?映像は凄いね」でしなかったわけだけど、映像に対しては「これを……個人???インターネットにある他の自主制作とは桁が2つ、いや3つ違う」っていう衝撃があったけどさ。

まあ確かにやりたい映像をやるなら脚本自分のほうが早いのかも知れないけど、アイディア出すだけ出してあとの加工はプロに任せたほうがよくない?

つうか新海が本当にやりたいのって劇場アニメなのかな本当に。

梅津泰臣みたいなスーパーOPクリエイターじゃ駄目だったの?

2022-11-11

新海誠監督は次期宮崎駿監督枠だし日本でのマーベルディズニーはもう大して人気ないんだからそら優遇されるのも当たり前では

2022-11-07

萌え絵定義

細野守のは萌え絵じゃなくて新海誠のは萌え絵って認識なんだが

あと泣きたい私は猫を被る主人公個人的にはぐう可愛い

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