はてなキーワード: 世界史とは
まず俺の経歴から。06年にセンター試験地歴を世界史B選択で受けて100点。二次試験は東大文系で日本史世界史選択、現役合格。
俺の高校の世界史担当はほんとに評判悪くて、それこそ山川の教科書読みながら配布したプリントを埋めてくだけ。面白くないから誰も聞いてないし、内職の時間になっていた。だから世界史が好きな俺と友人は自分で勉強すべく色々と教材を探した。実況中継とかナビゲーターとか片っ端から参考書買っては読んだ。参考書読むだけなら楽しいし別にいいんだけど、定期試験は点をとらないといけない。だから試験前は必死で用語を覚えた。結果的に世界史の点数は3年間ずっと一番だった。
結局ほぼ独学みたいなものだったけど、世界史は一番の得意科目だったし、授業聞かなくてよかったと今でも思ってる。ちなみに俺とその友人以外はどうなったかというと裏話があって、3年次に世界史の教師が変わって、壊滅的な状況だったのを見かねてウルとかウルクとかほんとに最初からやり直すことになった。みんなの頑張りとその先生の教え方がうまかったのもあって、最終的には学年としても世界史の出来はそんなに悪くならずには済んだ。むしろよかったんじゃないだろうか。
以上、俺の経験から言わせてもらうと、世界史は今からやってもなんとか間に合うし、それが独学でも何の問題もない。学校の授業なんか当てにせずに予備校行ってるやつもいるだろうし、学校の授業でとってないからやってはいけないなんて法律はない。そもそも地歴二科目必須の東大文系なんかだと、学校で片方しかやってくれないところは自分でやるしかないから独学せざるをえない学生もたくさんいる。
独学とは書いたけど、予備校を利用できるなら利用すればいいし、昔と違って今はスマホで授業を受けられる予備校もあるみたいだし、方法はいくらでもある。日本史はとりあえず赤点をとらないようにだけすればいい。
もし世界史を自分でやる気になったなら、まずはほとんどの大学入試世界史のタネ本になっていると言われている、山川の教科書・詳説世界史Bを手に入れるといい。大きな本屋なら売ってるし、教科書を扱ってる書店なら取り寄せもしてもらえる。
教科書を手に入れたらあとはその400ページだかをひたすら覚えていく、やることはそれだけだ。教科書だけだと分かりにくいと感じるなら、おすすめは東進の荒巻先生の「世界史の見取り図上中下」だ。たった3冊だし、通読するだけなら土日が2回もあれば十分だろう。詳説世界史Bには専用の問題集もたくさん出ているから、一問一答などを用いながら兎にも角にも潰していってほしい。まだ夏休みもあるし時間は十分にある。やる気があるなら今すぐ始めたほうがいい。
今まで曲がりなりにもやってきた日本史を捨てて世界史を一から始めるのは勇気もいるだろうと思う。でも日本史に少しでも苦手意識を持ってるなら世界史をやったほうがいい。日本史と世界史ならセンター試験で高得点がとりやすいのも圧倒的に世界史だ。日本史は年によってかなりムラがあっておすすめできない。もう6月だし、と思うかもしれないけど、時間さえ投入すれば今からでも世界史センター8割には確実にもっていける。
ちなみに高校までの勉強なんて大学の前説程度にしかならないって書いてる人もいるけど、世界史に関してはそんなことなくて、これほど広範囲の歴史を学ぶ機会は高校世界史くらいしかないからやる価値は十分にある。大学はもっと専門的だから、狭く深くは学べるけど、こんなに広く浅くやる機会はもうない。
高校の歴史なんてのは「嫌いな人でも最低限」押さえておくべきような内容なので、大学で勉強しようと思うなら、高校の必修なんてどれでもいいよ。
とりあえず通史は河出でも中公でもいいから文庫になってるやつを全部読みなさい。
で、あれはもう古くなった知識も多いので、流れを抑えるという程度にとどめ、興味を持ったところがあれば新書あたりから始めて、専門書を読んでみなさい。
世界史が好きな高校生が興味のある地域・時代を読むのであれば、多分専門書でもある程度は理解できるよ。
で、そうすれば、高校で勉強する世界史というのが、歴史を学ぶ上で「押さえておけば役に立つが、そこが決定的に重要というわけではない」というのが実感できるはず。
きみが指定校推薦や公募制推薦を受けることを希望しないなら、授業はてきとーにやっつければいい。
受験科目について、別に今から変えてもいいんじゃないかな、とおもう。
受験する学校だって、無理に外国語学部にこだわる必要はないんじゃないかな。
とにかく、何とかして大学に行くことだけ考えてみるのもいいかもしれない。
私の妹は私から見れば、「要領悪いし勉強できないやつ」だった。
美大に進学して、ある日図書館で借りてきた本を読んで、「世界史面白い! 勉強面白い!」となって、それ以来よく本を読み、作品を作り、卒業していった。
(しきりにゴンブリッヂ先生がーと言っていた。元増田もよかったら読んでほしい。私は読んだことはない。)
知識を得るだけでなく、組み合わせること、表現すること。それを妹はよく実践していた。
今は販売の仕事をしているが、「お客さんにどうしたら興味を持ってもらえるか?」 情報を仕入れたり、実践したり楽しそうだ。
妹は大学で、まさしく学びのあり方を学び、卒業した今も実践しているのだと、誇らしく思う。人間として尊敬している。
世界について学ぼうと思ったとき、回りと自分を比べる必要はない。自分の力で学んでいけばいい。
ぶっちゃけいくら進学校だったって入学時にそんな進路に関わる無茶苦茶な選択させるんじゃねえよとか、分割履修やめろ転入のとき面倒なんだよとかそんな気持ちです。
好きじゃないことは強制されないとできないから、今のうちにできてラッキーと思っておいても良いんじゃないですか。
大学の専攻がなんであれ、授業があろうがなかろうが、勉強したければ勝手にすれば良いかと。
そんな焦らなくても、興味があるのなら、どうとでもなりますよ。
ちなみに私は、学生時代に日本史をろくすっぽ勉強していませんでした。
日本の歴史のほうが案外知らないことに事あるごとに気付かされ(主に外国人との会話で)、
世界史の方が好きだし向いてると思ったのにAにしたの?
大学受験ではBを使うことの方が多いよね。
どうでもいいけど、世界史は必修なんだよね。
アラサーの私が高校生だった頃、世界史の履修漏れが全国的にニュースになったの思い出した。
懐かしいね〜。
難関大学目指してる高3女子で文系。タイトル通りなんだけど、端的に言うともう日本史したくなさすぎて泣きたい。学校の指導方針?なのかは分からないけど、三年間で世界史AまたはBを選択することになってて。文系で地理選択はなし。社会の科目選択って入学したときにするから、将来やりたいことも特になかったのでなにも考えず一年で世界史Aを選択した。これがすべての始まり。悪夢。
もちろんA科目とB科目の差は分かってるつもりで、だけど自分は世界史好きだし向いてるなーと一年のとき思ってしまって。2年から今も日本史Bやってるけどクッッッッソつまんなくて泣きたい。文理混合クラスだから少ない文系の中でも日本史選択は2人しかいない。そして恐ろしいことに気づいた。大学に行って外国のこともいろいろ知りたい!と思ったとしても(もともと外国語学部志望ではなかった)、まわりは多分みんな高校で世界史やってるからわたしが大学で一から世界史を学ぶとか不可能。
ああああああああああああ
社会人になって趣味で世界史をだらだら勉強してるもんなんだけど、youtubeで世界史授業の動画探したらこんなのでてきた。
https://www.youtube.com/playlist?list=PLdG31GUo-My-kgENYDal25CJtarSwk7CD
https://www.youtube.com/playlist?list=PL10Gth9S1y6UsjC7frDds4xH3-mWbfTPR
二つとも登録不要で無料。その他にもN予備校っていうのに登録すれば茂木誠という有名な世界史受験講師の動画も70-80個ただで見れる。
あとはCMでやってる月額900円で教科問わず見放題のサービスがあるのはご存知通り。
今の子はこういうのが当たり前でスマホ片手に勉強してるんだよなあ。
こんなわかりやすい授業をただで受けられるなんて羨ましい。
そりゃ学校の授業なんて聞かないよな。
今までは個人個人・素人が単発でクオリティ無視でyoutubeに挙げてたけど、こういうプロが体系だった授業をフリーで提供する時代になったことにちょっとした感動がある。
僕らはそういう恩恵は受けられなかったけど、社会人勉強としてはタダで教材が整ってきたといえるし、敷居はずいぶん低くなったと思う。
今更ではあるんだけど、なんか人に伝えたくなって書いてみた。
http://anond.hatelabo.jp/20170413141722
(書き直した。書き直し前のは1年前に人気だったブログ)
The 互助会
クレジットカードの読みもの http://b.hatena.ne.jp/entrylist?url=http%3A%2F%2Fcards.hateblo.jp%2F
発達障害就労日誌 http://b.hatena.ne.jp/entrylist?url=http%3A%2F%2Fsyakkin-dama.hatenablog.com%2F
古株。近頃やる気
シロクマの屑籠 http://b.hatena.ne.jp/entrylist?url=http%3A%2F%2Fp-shirokuma.hatenadiary.com%2F
paiza開発日誌 http://b.hatena.ne.jp/entrylist?url=http%3A%2F%2Fpaiza.hatenablog.com%2F
炎上芸
ピピピピピの爽やかな日記帳 http://b.hatena.ne.jp/entrylist?url=http%3A%2F%2Fwww.pipipipipi5volts.com%2F
本しゃぶり ttp://b.hatena.ne.jp/entrylist?url=http%3A%2F%2Fhoneshabri.hatenablog.com%2F
誰かの妄想・はてな版 ttp://b.hatena.ne.jp/entrylist?url=http%3A%2F%2Fd.hatena.ne.jp%2Fscopedog%2F
エンタメ系が得意
いつか電池がきれるまで ttp://b.hatena.ne.jp/entrylist?url=http%3A%2F%2Ffujipon.hatenablog.com%2F&of=20
パル ttp://b.hatena.ne.jp/entrylist?url=http%3A%2F%2Fnegineesan.hatenablog.com%2F
俺の遺言を聴いてほしい ttp://b.hatena.ne.jp/entrylist?url=http%3A%2F%2Foreno-yuigon.hatenablog.com%2F
歴ログ -世界史専門ブログ- ttp://b.hatena.ne.jp/entrylist?url=http%3A%2F%2Freki.hatenablog.com%2F
古株
Everything You’ve Ever Dreamed ttp://b.hatena.ne.jp/entrylist?url=http%3A%2F%2Fdelete-all.hatenablog.com%2F
今にも崩れそうな本棚の下で ttp://b.hatena.ne.jp/entrylist?url=http%3A%2F%2Fkido-ari.hatenablog.com%2F
mizchi's blog ttp://b.hatena.ne.jp/entrylist?url=http%3A%2F%2Fmizchi.hatenablog.com%2F
デマこい! ttp://b.hatena.ne.jp/entrylist?url=http%3A%2F%2Frootport.hateblo.jp%2F
面白い新顔も多い。1年前に比べてはてな以外のブログに注目が集まりづらくなっているようだ
azanaerunawano5to4.hatenablog.com
hakaiya.hateblo.jp
ongakudaisukiclub.hateblo.jp
http://ascii.jp/elem/000/001/162/1162199/
英語学習に関しては自分も成功体験があり、高3の時はセンター模試40点から半年で182点まであげたことがある。この記事内で紹介している体験ではなく脳科学的なアプローチであるSLAだが、高3で受験勉強を始めるにあたってボトルネックだった英語をあげるためにいろいろリサーチした中で出会った英語学習の本で同じメソッドが紹介されていた。御歳80歳くらいの同時通訳者が戦時中に中学校の英語教材を音読によって全部暗記したら米軍の言葉が聞き取れるようになった経験から、英語学習は中学レベルの教科書を音読するのがいいというメソッドだ。これを僕は愚直にやり、英単語を日本語に訳さなくても頭に意味がイメージできる状態にする→文章を音読して英語の文のままイメージできるようなになる(同時に英語のリズムを覚える) これを繰り返し、普通の市販の教材を暗記しまくったら解法テクニックは覚えなくてもセンター過去問で10分あまって90%の得点率になった(本番はメンタルが弱いので75%ぐらいしか取れなかったがw)。また大学3年の時は就活に備えてTOEICの勉強をしたときは、脳のワーキングメモリの処理の概念は理解していたので、TOEIC用の単語を覚える(無意識に呼吸レベルになるまで)→長文を音読するで英語学習の感覚を取り戻しつつ語彙を増やし、TOEIC用の対策本で文法問題は○×△法+エビングハウスの忘却曲線にそった反復学習で1回目の暗記→9時間後(または翌日)→1週後の3回くりかえすことで長期記憶に定着。これの勉強法で、3週間で460→645点であがった。そこで自分で考えて短期的に結果を出す経験を得たことに満足してまいその後の学習はしなかったがw、この記事で書いてあることは自分の経験則としてすごくよくわかる。
こうしてみるとグリットが足らない人生だね、筋はいいことはできてるし自分で考えて行動して結果を出すことも部分的にはできているけど一番のゴールは達成できていない。
中学校最初のテストでたまたま数学学年一位で部活の先輩とかいろんな先生にちやほやされて自分は本気だせば勉強できるとか勘違いして、授業以外ではほぼ勉強せずにトータル学年10位-20位くらいをうろうろ、3年最後のテストで一位とってやろうと思って勉強するも4位どまりで一位は無理か〜と思ったが、もっと前のテストから1位を狙っていれば学習のPDCA回せたと思うのにそんなことは気がつかず。
高校も県外に引越しのタイミングなので志望校選びを家から一番近い高校にして入ったが、入試の開示されたあの点数なら県1-3の高校合格ラインだったのに思考停止してた。
高校は勉強せずにテストで0点とかとってるのがクラスで目立ってたのがウケてたと思ってたので二年間勉強せず学年ビリとったり、英語数学国語で1とって進級できない人向けの試験受けることになってる時でも、本気出せばいけると思っていたw 今思うとこの時に勉強を通じて思考力や集中力、自分なりの課題解決のプロセスを確率する訓練を積んでいないのがいまに悪い意味で繋がっていると感じる笑
受験勉強も他の人からするととても伸びて結局国立大受かったのに、もっと上いけるとか思って浪人して堕落し結局一朗ニッコマでしょ、予備校入りたての時は地理は東大コースで京大の過去問といて他の生徒よりいい成績出したりしてたのに、夏になぜか世界史に変えてそこからめんどくさくなってセンター本番50点でまた地理にもどすという超迷走かましてた
そこで自分で浪人を選んだのに結果がでなかったのでネガティブになり消極的になったんだ、思い出した笑
つまり自信を失ってるのは自分で選んだ選択で結果がでなかったからで、自分への信頼がないわけで、そこを改めてとりもどさないと一生このままでしょ
やろう、ポテンシャルはあるはず、足りないのはやりきる力
私のフォロワーに、世界史が本当に好きという人がいた。(仮にその人をAさんとする。)Aさんは、模試で早稲田A判定をとる実力がありながら、地元九州の私大に進んだという異色の人だった。
彼に「世界史の授業でアルプス一万尺のメロディで中国の歴代王朝を覚えるっていうのを教わったよね」と聞いたら、Aさんは
「いや、そんなもん知らないな」と答えてきた。じゃあどうやって中国の歴代王朝を覚えたのと聞くと、
「自然に覚えた。年号とかもゴロで覚えたことなんてない。」という答え。頭をハンマーで殴られたような衝撃だった。
よく考えてみれば私自身も鉄道が好きであるが、歌とかゴロ合わせで、「なんとか系はどこを走っててどんな車両で~」みたいなことはやってなかった。
ゲームとかもそうだけど、本当に「好き」なものって、なんもしなくても自然に頭の中に定着しちゃうんだよね。
私も日本史が好きだと自覚していたが、年号とかはゴロ合わせで覚えたので、まだまだ日本史好きを名乗る資格はないなとそのとき思わされた
ちなみにAさんは現役のアイカツおじさんでもある。
現役時代に私立専願で早慶MARCHに全滅しましたが、1年の浪人生活で旧帝法学部に合格できました。
数学、世界史、化学については、浪人生活が始まってから取り組み始めました。
この1年間何をしたかというと、基本的には予備校のカリキュラムに忠実に従っていました。
予備校のテキスト以外では、システム英単語と高校時代の教科書、過去問を利用した程度です。
予備校のテキストを繰り返すだけで1日が終わってしまい、市販の参考書に手を出す暇がありませんでした。
日々の生活は、朝8時前に予備校に行き、夜7時半まで勉強していました。
1週間の予定をたて、予習と復習を中心に、丁寧に勉強することを心がけました。
理系科目については、予備校のテキストに取り組む前に、教科書の該当部分をノートにまとめ、教科書の簡単な問題に取り組みました。
浪人開始から理系科目に取り組むことになったので、かなり慎重になっていたのですが、結果的には一番の得点源になりました。
基礎と標準問題を徹底的に繰り返したのがよかったのだと思います。
その他の科目については、繰り返しになりますが、とにかく予備校のテキストを繰り返し、センター過去問、二次過去問に早い時期から取り組んでいました。
効率的な勉強をしようとするのではなく、普通の勉強をすることを心掛けるのが良いと思います。
あと、先手必勝で、夏までは我武者羅に頑張りました。自分は、プレッシャーに弱いことが現役時代の経験から分かっていたので、後半で余裕が欲しかったからです。
先手必勝は、結果が出てくるとそれを維持しようとモチベーションも保てるのでお勧めです。まぁ、余裕は最後までなかったのですが。
「予備校をちゃんとやる」という当たり前の結論になっていて、大変申し訳がないです。
しかし、「普通に勉強する」ために、多くの工夫をしていました。
これについては、山ほど社会人向けの勉強方法本に書いてあるのでそれを利用しました。
気持ちの部分で気を付けていたこともあるにはあるのですが、役に立ったのかは不明です。
私は、とにかく真面目な人間を演じるという意識で予備校では生活しました。
例えば、模試の前に、「やべぇ、全く勉強してないぜ」とおちゃらけることを意識的に止め、「良い点数を取りたいからギリギリまで勉強する」と友達に話していました。
これ、友達も感化されたのか、一緒に真剣に勉強してくれたので、良い学習環境を友達とも作り上げることができました(その友達も第1志望に受かりました)。
結局、1年でセンターは5割強から8割強に(前年度も一応受けていました)。早慶MARCHの受けたところは全勝、旧帝合格という感じでした。
生まれて初めて計画的に生活していましたが、うまくいって良かったです。
計画的でつまらないかと思いきや、かなり充実感も感じていて、うまくいきだすと楽しくもなりました。
今、やりたいことがたくさんあります。この1年で得た経験を基に、丁寧にいろいろなことに取り組んでいきたいと思います。
以上です。
インターネット上に関西の駿台の実情に関する情報がほとんど無いので関西(主に兵庫、大阪、京都、奈良近辺)在住の文系東大志望の方の予備校選びの一助となるように書き残しておきます。理系の方でも多少は参考になるかと思います。
どのクラスをどの講師が担当してるかとか一年の予定みたいな情報は「駿台大阪校wiki」が詳しいのでそちらを参照してください。
1.自己紹介
2016年3月某私立中高一貫校を卒業し東大不合格を経て駿台大阪校LSクラスに入学したのち2017年3月東大文科某類に合格しました。
ゆえに以下の内容は2016年度に大阪校のLSクラスに在籍していた頃の生活に基づくものになります。
特に4の項目は年度次第で実情とは異なる可能性があります。ご了承ください。
2.クラス分けについて
駿台のパンフレットにはコースについての説明はあってもクラスについての説明はほとんど無いと思うので説明しておきます。
まず東大志望が入りうるクラスはLS、LA、校舎によってはLBがあります。
このうちLSは大阪校にのみ設置されているクラスで、東大文系EXコースの生徒は無条件で通年このクラスとなります。
東大文系EXコースは模試か認定テストで相応の成績を取れば入れるコースですが、まあ不合格B以上ならほぼ間違いなく入れるんじゃないでしょうか。
合格率とかクラス平均点みたいな指標を頑なに開示しようとしなかったのでクラスの具体的なレベルは把握しにくいですが、聞いた話と自分の知ってる範囲では合格率は7割ぐらいです。
また生徒は某大寺とか某陽や某(一文字なので伏せようがない)高校の生徒が多く生徒の質はかなり高いです。
次にLAやLBですが、上述のEXコースではない普通の東大コースに入った場合このクラスとなります。
このクラスは東大志望から阪大志望までまとめられるクラスなので、仲間と切磋琢磨出来るかというと微妙と言わざるを得ません。
また往々にしてクラスの人数が多かったり講師の質も落ちるなど待遇面の粗悪さも見られます。
合格率に関してはそもそも東大受験者が少ないのでサンプルが少ないですが、まあお世辞にも高いとは言えないんじゃないかなあと。
以上まとめると、「東大志望は極力大阪校の東大文系EXコースに入ってLSクラスに入るべき」だと言えます。
まずクラスの人数は例年40人~60人だそうです。2016年度は60人弱でした。
男女比は年によってかなり揺れがあるようで2015年度は10%を切っていたそうですが2016年度は20%ぐらいでした。
関東の御茶ノ水のSXでもあるようですし他のクラスもそうなのかもしれませんが上位進学校の生徒が多いので高校ごとにかなり群れます。おまけに男子校が多いので騒ぎます。
そういう進学校の方々は快適なのかもしれませんがそうでない方はあまり快適に感じられないかもしれません。
実際僕が後期から授業にほとんど出ずに自習室に篭っていた一因はそこにあります。
まあ彼らが排他的ってわけじゃないですし他人に直接危害を加えるわけではないですから上手く付き合えば快適には過ごせるんでしょうが。
4.授業について
●国語
現代文は全て中野芳樹師の担当です。やや好き嫌いが分かれます。現役時に林修に帰依していた人々は嫌う人が多かったようですが僕は好きでした。
現役時に現代文をほぼノー勉だったあるいは確固とした解答スタイルを確立出来ていなかった人にはうってつけの講師だと思います。
市販の「現代文読解の基礎講義」を読めば師の授業スタイルが垣間見えるんじゃないでしょうか。
これまた好き嫌いが多少分かれますが古文をフィーリングでなくちゃんと読むことが出来るようになる授業です。
漢文は週1時間しかないですしその1時間もはっきり言って出る価値はない授業だと思います。自習室で句形覚えて赤本解いてる方が有意義でしょう。
●数学
僕は数学を現役時にほぼ完成させていたので授業の大半の時間は解説を聞き流しながらひたすら大数とか過去問を解いていました。
そのためどの講師がいいのかをはっきり述べる自信はありませんが、どの講師もハズレはいなかったように思います。
テキストのレベルは前期→後期にかけてかなりレベルが上がります。
後期の難しい問題は解けなくても何の問題もないと思います。ただ解けなくても問題無いからといって授業を放棄するのは考え物でしょう。
解説をしっかり聞いて考え方のエッセンスを吸収していくことが大事なんじゃないでしょうか。
また週に1回EXLといって大数C~クラスの問題を2問50分で解くテストがあります。
平均点は毎回10点(2割)程度です。出来なくてもしょうがないけど問題は面白いですよ。
●英語
概して京大を意識した講義が多いです。長文英作の授業と普通の英作の授業が1時間ずつありますし精読重視の授業がめちゃくちゃ多い。というか精読重視の授業しかない。
はっきり言って東大が求めている英語力を養成するのは難しいカリキュラムだと思います。4分の1をを占めるリスニングの授業も5分の1ぐらいを占める自由英作の授業も皆無だし。
東大英語という講座は後期からありますけど1週間に1問要約などの過去問を解くだけのゴミみたいな授業です。
英語の授業は自分に合うものを何個か選んでそれ以外の授業の時間は東大に特化した対策に充てるのがいいんじゃないかと思いました。
ただし竹岡師の授業は絶対に出たほうがいいと思います。僕の駿台の学費の7割は竹岡師に払ったつもりです。英語観変わりますよ。
通期授業だけじゃなくて講習の自由英作文のエッセンス、英単語/熟語特講、直前期の差がつく英単語300(正式名称忘れた)もかなりお勧めです。
特に最後の講座は慶應経済でconventional wisdomとか当たりまくってて試験中笑ってました。
●理科基礎
授業に一回も出たことがないので分かりません。東大志望の方なら相当現役時代に理科をサボっていたのでもなければ直前期だけちゃんとやれば満点近く取れるでしょう。
●地歴
平常授業(世界史通史、系統地理)は時間の無駄と判断したのでほとんど出ませんでしたが本試で知識不足が露呈して点数を落としまくったのでちゃんと出た方がいいと思います。
ただテキストの質はあまり良くないと思います。特に世界史のテキストはさっさと捨てて教科書だけ読んでいた方がいいでしょう。地理も絵抜きで白黒の資料集みたいな感じ。
地理論述、東大世界史はぼちぼち出ていましたがまあ質は普通でした。
世界史はテキストに1980~の東大過去問が全て載っているのが素晴らしいです。赤本を買う必要が無くなります。
解答はありませんが赤本程度のレベルの解答があっても特に意味はないのでデメリットにはならないんじゃないでしょうか。
●講習
それ以外に東大志望の方が魅力的に見えるだろうなあと思える講習もあまりありませんでした。
関東の駿台の講習のパンフレットを見ると面白そうな講習がたくさんあって羨ましい限りです。
まあ休暇中にやるべきことは講習のバイキングではなく平常授業の復習なんでしょうけどね。
5.模試について
スカラシップの認定はめちゃくちゃ厳しいです。東大志望内3位でも5万しか貰えなかったらしい。
なので必死にスカラシップ狙いで全部の模試で本気出す必要はないです。駿台全国と東大実戦だけ真面目に受けて後はサボるか肩慣らしでいいんじゃないでしょうか。
ただサボると家に届く成績表が悲惨なことになるので事前にサボる理由を親に説明出来る人だけサボるべきでしょう。あとサボったからにはその日はちゃんと勉強しましょう。
6.総論
僕は関西駿台の東大コースのカリキュラムにはかなり不満があります。
特に英語は全く東大対策には適していません。まあ京大志望が多数派だしリソースは限られているので仕方がないことではあるんですけど。
また上述の通り東大対策の講習はほとんど無く直前期のプレ講座もほぼ全て映像授業とかいう有様でした。
これは河合塾のエクシードでもおそらく似たような事態になっているので(違っていたら申し訳ない)、散々関西駿台について説明した挙句元も子もない話ではありますが、
金銭的な余裕があるなら東大志望の方は駿台御茶ノ水3号館の東大コースとか河合塾本郷校に入学することをお勧めします。
金銭的な余裕があまりないとかそこまでする気がない関西在住の方は河合大阪エクシードとか駿台大阪EXでいいと思います。
なんだかんだ7割は受かるんで予備校の犬にならずに、また予備校から離れて堕落することが無ければまあ大体受かるでしょう。
あと宅浪は全くお勧めしません。概して生活リズムが崩壊しますし鬱になってる人が尋常じゃなく多いような気がします。
予備校代100万は決して安くはないですが東大合格のためならそこまで高い買い物ではないんじゃないかなあと個人的には思います。