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はてなキーワード: イノベーションとは

2013-02-24

イノベーションを追及するというチームw

 イノベーションを追及するというチーム編成をする、ということであればギリギリ権限委譲はナンセンスだと言えるかもしれないけど、そういう最先端クリエイティブ世界で飯を食って、それ相応の報酬や評価を得られる人なんて何万人も日本にいないんじゃなかろうか。

やまもとのおっさん自分イノベーションしたこともないくせに

なんでこんなことが語れるんだか

 っていうか、自発的に己の能力役割認識し、主体的にプロジェクトに全員が関わってくれるようなモチベーションの高い集団であれば、組織である必要はないよ。でもね、地方自治体やらスーパーマーケットやら、大きい組織で給料を貰って動くような世界だと、「私、これができるからやります!」とか馬鹿言ってんじゃねえって話になると思うよ。っていうか、自ら能力を規定し仕事コミットするなんて奴、見たことない。目の前の窓口に並んでる県民や区民にサービスを滞りなくやるためにお前は8時25分に来てタイムカードを押せってところから始まる。モチベーションへったくれもないわなあ…。

 追記も読んだけど、まったくピンとこない。人数がでかい組織ほど、あほみたいに大量のルールに縛られる。世界共通。っていうか、メンバーが自発的に仕事コミットする組織なんて200社以上見てきたけど存在しないんじゃないかな。理想だし、いい話ではあるが。ロシア炭鉱労働とかやってて小さいチーム大きな仕事とか言ってたら絶対に仕事量の多い少ないが理由で労働者同士殴り合いが始まる。知的労働でも「それは俺の仕事じゃない」が始まるか、「ここはうちの仕事から口を出すな」が起きる。

 最近GMSの手伝いなどを始めているけど、そこでもやっぱり創意工夫を引き出すためのモチベーションコミット大事である一方、仕事を覚えて一人前になるまでは勤務時間中とりあえず息してたら客にケツ向けず働けってなる。んで、実際にちゃんと働かせるチームが成績を上げるし長続きする。小さな組織っていってるけど、店舗ごとに見ればどこも小さな組織だし。

 そもそも、みんなその仕事をしたくて入ってきた連中ばかりじゃないんだよねえ。仕方なくそ職場で働いてるって人ばっかり。そこにいる理由も「辞めたら、次が見つかるか分からいから」とか。でも働くって多くの人にとってそういうもんだと思うんだ。それでも生きるためや、家族を食わすために頑張って働いてる。

 そして、うっかりやって失敗したらクビになることも知ってる。だから、なるだけ能力にあまるリスクはとらないようにするし、他の部署に仕事を取られて「来月から君要らないから」って言われないようにしたい。30年以上組織で働いて、生き残って管理職になっている人たちってそういう生き物であることのほうが遥かに多いよ。

 それでもそういう人たちを使っていくのが経営者からねえ。成績を上げて利益を出していかなければならない。「カンバン課題見える化して、毎日5分のスタンドアップミーティングを開いてチームが正しくゴールに向かっているかを確認するとか」それこそスーパーマーケットでもやってるから。そんなのノウハウですらないと思うよ。私の家内ですら、医局でそういう活動やってる。

 話を戻すと、権限委譲ってのはそういう「毎日5分スタンドアップミーティングバイトさんパートさんたちとやっておいてね。任せたよ」とエリア長が店長に言うことですよ。あるいは、毎週火曜、朝に30分全体会議やっておいてって幹部に言うことですわ。GithubとかIT業界スタートアップではもちろん知名度も影響力もあるけど、月給20万の奴を使って売上を上げていくことを義務付けられた職場なんぞ見てるとやっぱりあっち界隈は何か浮かれすぎてるんじゃないか? って思うよ。

まじで経営者として足したことないのによくこんな発言ができるな

2013-01-25

http://anond.hatelabo.jp/20130125074808

そうだね。思考停止することを求めるような社会なのに、

いざとなると、がんばれ!とか民間企業イノベーションがとか言い始める。

矛盾した社会だ。

思考停止しろ思考停止しろ!といってるのにイノベーションを起こせというのは、矛盾

2013-01-21

http://anond.hatelabo.jp/20130121163705

それに、これからイノベーション雇用を増やすより減らす方向に働きそうだしね。

何やってもダメな使えない人間の行き場はますますなくなるでしょう。

上手くいけばイノベーションを積み重ねて働くなくとも生きていける社会にまで辿り着くかもしれませんが、

自分が生きている間にそれを見ることはおそらくないのだろうな。

極端な例だけど

新たな医薬品(先発医薬品新薬)の開発には長い期間(十数年)と巨額の費用(数十億から数百億円)を必要とする

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8C%BB%E8%96%AC%E5%93%81#.E5.8C.BB.E8.96.AC.E5.93.81.E3.81.AE.E9.96.8B.E7.99.BA

最近の薬ではスパコンのお陰で、薬の開発が1年~4年ぐらいに短縮されているという事実はある。

http://www.doshisha-u.jp/~ey/images/pdf/BlueLED_Judgment.pdf

青色LED

1985 名古屋大学天野氏・赤氏から始まって青色LED 1991まで6年。

当然だけど、そもそも科学者成るまでに、大学院での研究もあれば、それまでのバックボーンもある。

 

イノベーションというものは、長い年月を必要とする。

http://anond.hatelabo.jp/20130121185838

まぁ、なんだろう。日本人的には3日で起こせるものイノベーションなんだろうな。多くの研究者が泣くよ。

そんなこと無理だ。できるわけがない。バカじゃないの?

時代遅れ、わかってない。バカは黙ってろ。

みたいなことを 永遠言われ続けても、自分は正しいと思って、続けられる?

給料出てるからいいや、薄給だけどいいや。他の仕事しながら、開いた時間で作ろう。こっそり残業して、がんばろう。

そうやって、仕事できる?ブラック?とかそういう問題じゃないんだよ。

時代の流れと違う、賛成してくれる人がほとんどいない、世の中に書籍も出回っていない。なにもわからない。

それでも、自分は正しいと思って続けけられるか?

 

たかだか、それだけのことだよ。そして、努力は報われないこともある。薄給のまま終わることもある。時代が変わらず終わることもある。

それが、イノベーションだ。

 

誰もわからないんだから、賛成者がほとんどいない時期があるんだよ。

周りが賛成者ばっかりて、もう、それはイノベーションされているんだよ。だから、賛成者が多いんだよ。

http://anond.hatelabo.jp/20130121163705

イノベーションって才能というか・・・

起こそうとしてないヤツのほうが多いだろ・・・

出来るかどうかもわからないことに 毎日毎日 挑戦して記録をとって

わけもわからないことを試し続けて

報われるかどうかもわからない、教えてくれる人もいない。

それでも 5年 10年 1つのことを続ける。

 

そういうことをそもそも、やろうとしないだろ。

もっと簡単に報われることがある、ってそっちばっかやるじゃん。

そんなの、イノベーションが起こせるわけもない。 才能以前の問題だよ。

http://anond.hatelabo.jp/20130121134149

これから日本は、(参入障壁が高い)成長産業市場か、

参入障壁が低い)低賃金(単純)労働市場しか雇用先は残りません

新聞配達女子は、10代にして、下側に行ってしまったということです)。

上側は、参入障壁が高い分賃金も高いのですが、しか雇用絶対数が少ない。

下側は、参入障壁が低い分賃金も低いのですが、雇用絶対数は多い。

一見すると、一長一短に見えるかもしれませんが、重大な側面を見落としてはいけないと思います

そう「下側は、競争が極めて激しく、世界中労働者ライバルとなる」という事実をです。

都内のコンビニ居酒屋の店員はほとんどが外国人になっていますが、その領域がどんどん拡大すると思ってください。

楽天ユニクロパナソニックばかりが、外国人を雇いたいわけではないのです。

「同じ仕事を、より安い賃金でこなしてくれる人」なら、あらゆる企業が雇いたいに決まっていますから


 すっげークリティカルな文。これは事実でしょ。

 で、俺が「脱社畜ブログ」を見るたんびに思うのが、まさにこれな訳。「脱社畜したサラリーマン」が「(参入障壁が高い)成長産業市場」にほんとうにいけますか? ってはなし。断言しても良いけれど、日本サラリーマンの8割は、そっちにいけないよ。

 それはスキルがどうとか言う問題ではなく人格的な問題で。

 上の文章では、「(参入障壁が低い)低賃金労働競争が厳しい」みたいなことを書いてるけれど、「(参入障壁が高い)成長産業市場だって別の意味競争が激しくなることは予想に難くない。+いままでよりもそっちに行きたい人が増えるんだからハードルがあがる。そう、まさにその「行きたい人が増えて、ハードルがあがる」という時点で、キツイと思うよ。

 何らかの技術を身につけるってのは「(参入障壁が高い)成長産業市場」にいくための手段なんだ。そんでもって「(ほぼ自明である)手段を選べる」ってのは、これはもう、性格とか性向の問題。日本人は「毎日競争の中で生きる」ことに、あまりにも慣れていない。それは戦闘能力ではなく、むしろ、緊張感を持って生きるという、サバイバリティに近いものだよ。

 いま、経済的に格差があるという現実、いわゆる格差社会問題というものがある。その事実は認める。それを解決したいと思う人が相当数いて、さまざまな側面から望まれているのは、判る。俺だって穏便にそれが解決されるのであれば、解決したいと思う。

 しかし、この問題のポイントは、アホなやり方で解決しようとするとかえって格差が広がり、その格差問題社会にまき散らかしてしまうことだと思うんだよ。経済的な格差をへたくそに解決しようとすれば、経済的な格差社会のあちこちに飛び散り、より大きな問題になるだろう。さらに悪いことに、そのとき経済的な格差さらに大きな毒を連れてくると思うよ。

 「脱社畜ブログ」に頻繁に現れる「イノベーション」ね。経済雑誌にも良く登場する。あいつら本当に「イノベーション」なんて起こせると思ってるんだろうか? もちろん、確率的な問題で言えば、世界中イノベーションは起きてるし、起き続けてるよ。絶え間ない改善だの革新だので世界は進んでいる。でも、まさに個人の問題として、本当に引き受けるつもり、あるのかな? たとえばある増田が「(参入障壁が高い)成長産業市場」になんとか潜り込むことが出来たとする。そこで言われる「さあ、イノベーションを起こして下さい。そしてこの会社の(企画の、プロジェクトの、業界の、部門の)生産性を150%にしてください」と。

 断言する。それって、才能なんだ。8割以上の人間には「イノベーション」なんておこせない。

 俺は幸いそういう業界にいたこともあるし、周辺で「イノベーション」が起きるのを見たことがある。自分でも小さいながらいくつかのそれに参加したよ。「イノベーション」ってのは、ざっくりいってしまうといま日本で考えられているいわゆるサラリーマンのする「仕事」じゃない。サラリーマンという身分の中で行う「クリエイターデザインワーク」に近いものであり「政治的な構造改革」だったりする。その事実の重さを、「脱社畜ブログ」だのはどうにも茶化しているようにしか見えないんだよ。

 話をがらっと変えるけれど、Pixivを見てみる。

 この20年で「イラストを描く」という行為の敷居はぐっと下がった。パソコンによるデジタルな彩色なんかのと有情で、効果消耗品である絵の具などはすっかり減ったし、なによりイラストSNSなどがこうやって大きくリュウセイし、人に見せる環境がととのって、ネットには教材が溢れた。日本創作系の力は、全世界で見ても異常だよ金ももらってないアマチュアがこんなに上手で、しかもその数が莫大なんて、ちょっと珍しい。まぁ、それはいいとして、システムが整備され、敷居がすごく下がって、参入者が増えた。

 で、そこに現れたのは、平等な楽園かというと、そんな事ないわけだよ。

 創作系ってのは非常に無慈悲に出来る、出来ない、魅力のあるなしが峻別されてしまう。いまや、イラスト1枚書く障壁は神のように薄い。てもとにあるノートの切れ端に落書きをしてスマホで撮ってUpしてもいい。WinだのMacだのに標準付属してるようなお絵かきソフトをつかいマウスで20分でかいたのをUpしてもいい。事実「そんなもの」が大きな魅力を持って人気を集めるなんてままある。その一方で、Photoshopをはじめとしたン10万円のソフトを使っても、ブックマーク数1だの2だのって現実も同時に存在するんだ。

 現れたのはこういう現実だ。

 ダメなやつはなにをどうしてもダメ

 日本労働環境は確かに劣悪かもしれない。むかつくかもしれない。ある種の地獄かもしれない。でも、それを壊したからってマシになるとは限らない。「社畜自己弁護」とか「ブラック用語」と言われるかもしれないけれど、これが素直な感想だよ。ブラックで使われてる人たちの、少なくない割合は、ブラック企業に守られている。身体だの精神だのを切り売りさせられてるかもしれないけれど、少なくとも「俺は本当ならもっとクリエイティブですごい仕事が出来るんだ」という幻想は、守ってもらえている。「イシキタカイ系」の人たちは、その事実をもうちょっと考えた方が良いと思うぜ。

2013-01-18

iPad miniの購入手段に臓器提供が適する5の理由

1.iPad mini、それは美しい

おそらく多くの読者はご存知ないだろうが、

あなたの体内では、食欲も失せるようなグロテスクな物体が蠢いているのだ。

見た目が9割であるとする哲学書が大衆に支持されたことは記憶に新しい。

名は体を表すなら、"見た目はもの本質を表す"。(Dertar-lamae Chapter.8)

鏡の中はイケメンでも写真には異星人が写ることから証明されるように。

iPad mini腎臓撮影検証する頃には、自ずと答えは出ているはずだ。


2.時代の変化に対応できない個体は滅びる運命である

つの腎臓を残すことで個体の生存へ貢献するのは、

多数の経済リスクを抱える現代において、ローリスクハイリターンな選択であると、

京都大学の方から来た脳科学者・増田増造氏は指摘する。

また、多数の有名人ブログで絶賛するネオサイコメトリカ増田外科は、非常に安全な可能性が高い。


3.リーダー道徳であるべきだ

日本世界有数の富裕層を保持する一方、ワーキングプアという問題は、

目の上のタンコブのように我々を悩ませている。

からこそ、未来ある諸君はここで一肌脱ぎ、無謀な誠意を示すことが大事なのだ

くだらない自分から素晴らしい他人へ、これこそが”価値を創る”真のイノベーションである

新世代の奉仕を身をもって提示できるリーダーを、時代は求めている。


4.精神的な満足は、ネットライフを豊かにする

弘法筆を選ばず、という言葉の欺瞞には、賢い読者であればお気付きであろう。

才能ある者が力を発揮するには、一定水準のインフラ必要なのだ

しかインフラを手に入れた時、誰もが思うのは「こんなはずではなかった」・・・

同じ土俵に立ったことで、己の無力さに落胆し、モチベーションの再定義を迫れられる。


己の身体の一部が他人の一部として働くということは、

自我形成、自己認識自己同一性社会適応現実認識寄与し、上記のような”心のスキマ”にフィットするのだ。


5.あなた恋人と共通のデバイスを所有する、未知の体験

人と同じ事をしていては、いつか乗り遅れ、烏合の衆の藻屑と消えてしまう。

かといって、無防備な雛が荒波に飛び出すのは、無知のなせる技である

Mursder Saikoh氏の著名な論文で言及されたのは既知の通りだ。

「皆が使っている」・・・これ以上にどのような肯定があるだろう。

さあ、急げ、摘出。


あなたと真性なるApple Devicesに幸あれ!(ー人ー)

2012-12-29

http://anond.hatelabo.jp/20121229152821

こういうことを恥ずかしげもなく書ける人間は、イノベーションという英単語意味をわかってない馬鹿か、日本経済史を欠片も知らない馬鹿なのか、判断に困る。

http://anond.hatelabo.jp/20121229134908

こういうことを恥ずかしげもなく書ける人間は、イノベーションという英単語意味をわかってない馬鹿か、日本経済史を欠片も知らない馬鹿なのか、判断に困る。

http://anond.hatelabo.jp/20121229111033

戦後の混乱期を除いて、日本イノベーションなど起きたことがない。

前例がないで叩き潰してきたんだから

2012-12-28

http://anond.hatelabo.jp/20121228160124

じゃぁもう最初から負け戦じゃん。

作戦もなく、奇策(イノベーション)もなく、正面からコスト競争したって勝てるわけないのに、なんで正面から戦うんだろう?という話。

そしたらまずは、アメリカ企業にはない我々の強みってなんだろう?とかそういうところから入るのが普通ですが、全く見えてこず。

なんだろう。どうせなら日本製品を買いたいけど、高い値段で性能が悪い方を買うというのもおかしいし、僕らどうしたら良いの?と。

2012-12-25

http://anond.hatelabo.jp/20121225101945

セクターによる。土建業なら給料は短期的には上がるだろ。家電ITなら、下がってもおかしくない。

要するに、インフレ公共事業なら非技術系は上がっていく、技術系は短期的には上がるが長期的には下がっていく(政治主導になるのでイノベーションが起きなくなる)

 

たまに、政治主導でイノベーションという声もあるが、組合せ論的に不可能だろ。iPS細胞は頑張ったほうだと思う。

2012-12-18

http://anond.hatelabo.jp/20121218190236

i-Podイノベーションだし蒸気機関発明イノベーションだけどインパクトの大きさが違って、それによって生み出す市場の規模も違う。蒸気機関ほどのイノベーションじゃなくても、それに準ずる規模のイノベーションを起こさないといかんよ、と、トラバしてくれた増田はちゃんと分かってると思うけど一応補足を。

物理学は知らんが、何年かかるかを度外視するなら、月や火星の開発もできるだろうし、次世代エネルギー実用化も見えてる課題の中ではでかいイノベーションの可能性を秘めてるよね。

(追記)

エリート教育イノベーション起こせるの? って疑問については、間接的に起こる確率を高めることはできると思うって答えになる。1万時間法則とか言うけど、あれの一番微妙ポイントは、その分野のエリート教育受けてるヤツじゃないと1万時間もそれに費やせないですよ、ってこと。経済的な視点から、高い素養を持つ人材が長時間その分野に時間を費やせるような体制を築くことで、イノベーションの可能性を高めることはできるはず。

海外から見ると自民党民主党よりリベラル

長いので主なところを抜粋。きっちり読みたければリンク先を見てくれ。WSJに出てたアメリカンエンタープライズ研究所日本部長マイケルオースリンのオピニオン記事。

 安倍氏首相に就任してもいないうちから批評家らは日本の政治右傾化する危険性を警告している。彼らは間違っている。民主党政権就任中にいか保守化していたか、一方で自民党いか国内問題に関して左傾化していたかを彼らは理解していない。安倍氏国内では困難な任務に直面しているが、アジアを危機に陥らせるようなナショナリズムの復活を象徴する存在では決してない。

 

 安倍氏はしばしばナショナリスト中傷されるが、前回の首相就任時には中国との関係改善している。確かに今年、日本軍事費増額を要求してはいるが、このことは実質的にさほど大きな意味はない。日本の防衛費が過去10年、段階的に縮小しているのに対して、中国の防衛費は2桁増となっている。

 

 また、自衛隊名称国防軍に変えるという安倍氏の計画もナショナリズムとは無関係だ。そのアイデアを大げさに批判しているのは、いかなる種類の信頼性ある日本の防衛能力にもアレルギー反応を示す人たちだけだ。

 

 さら重要なのは民主党近年いかタカ派に転じていたか批評家らが認識していないことだ。野田首相は最新鋭ステルス戦闘機F35や垂直離着陸輸送機2機の購入を決断したほか、数十年にわたって維持されてきた、武器の輸出を原則として禁じる「武器輸出3原則」も緩和している。野田氏よりもリベラルな菅氏でさえも、中国の軍備増強によってもたらされる日本領域への脅威を強調し、従来の受動的防衛姿勢に代わる「動的防衛力」構想の導入を要求する新たな防衛大綱の公表を10年に承認している。

 

 安倍氏が危機的状態に陥るかどうかは、投資イノベーション技術革新)を促す明確な成長戦略を打ち出せるかどうかにかかっている。この点も民主党と共通しており、民主党にはそれができなかった。日本有権者が最も懸念している問題は経済であり、それ故、民主党にしびれを切らして取りあえず自民党にチャンスを与えようとしたようにみえる。他国は日本有権者の判断を尊重すべきであり、日本の次期リーダーを恐れるべきではない。

 

【オピニオン】安倍次期首相危険ナショナリストにあらず - WSJ.com

http://jp.wsj.com/article/SB10001424127887324222904578186740674409674.html

だってお。

http://anond.hatelabo.jp/20121218184434

ジョブズがやったような、Apple信者が褒め称えるような小手先のデザイン改良をイノベーションと呼ぶなら別だが、

世界根本的に変えるようなイノベーションってエリート教育推進程度でなんとかなるもんじゃないだろう。

から100年前といえば、ちょうど相対論量子論黎明期だけれども、

あれくらい人類史インパクトのあるイノベーションって、今後の物理学で起こり得るんだろうか?

テクノロジー雇用経済体制

MIT研究者Enterprise 2.0提唱者として知られる Andrew McAfee 氏は、ブログ上で現在雇用賃金についての問題を米国内の雇用賃金の推移グラフなどを用いて指摘している。その中で、民間雇用率や GDP労働生産性などの経済指標の中から、1980 年代以降、平均家計所得の上昇率だけが低下していることを問題視している。

 

同氏は近年、平均家計所得の上昇率が低下している理由として、グローバル化政府税金政策の変化、オフショアリングの普及に加えて、コンピュータロボット技術が高性能化していることが影響しているという (Andrew McAfee’s Blog の記事、本家 /. 記事より) 。

 

これまで経済学世界では、技術進歩によって発生する失業は (市場の成長よりも下回ることから) 、一時的な問題に過ぎないという考え方が主流だった。しかし、最近はこの考え方を変える経済学者が増えているという。

 

ノーベル賞を受賞した経済学者 Paul Krugman もその一人。NewYorkTimes のコラムの中で、コンピュータの主要部品であるマザーボードの製造はほとんど自動化されており、アジアの安い労働力はもはや不要になった。技術革新進歩労働者の多数を傷つけることができると指摘している。

 

Andrew McAfee 氏は、コンピュータロボット教育不要であることから新入社員などの仕事を奪い、労働賃金の低下圧力となった。今後、ロボットますます強力になり、賃金仕事ボリュームに影響を与える幅が大きくなれば、その影響はより大きくならざるを得ない。教育起業家システム根本的な変革が必要なのかもしれないとしている。

 

テクノロジー雇用を奪っている? | スラッシュドットジャパン IT 書いた人:taraiok

http://it.slashdot.jp/story/12/12/17/0258208/

資本主義が悪い!」みたいな言説は遺物になって久しいわけだけど、もし資本主義という経済のあり方が変わることがあるとしたら、こうした問題が究極的なところまで進んだときだと思う。一匹の牛から急速培養で1週間につき200頭の仔牛が生産できますとか、そういう状況になったら、あらゆる経済活動を資本主義に任せる意味は薄いと思う。とはいえ、現時点ではちょっとそういう可能性を現実に考えるのは早計過ぎるようにも思うんだ。

この問題は通時的に考える必要があって、産業革命以降社会技術進歩による市場の拡大を経験してきたわけだけど、ここ100年はその前の100年に比べて大きなイノベーションが起きていない。技術進歩の停滞のツケが、家計の上に表れてきてるんじゃないだろうか。雇用が激減しているとかじゃなく、平均家計所得の上昇率だけが低下しているってところから見ても、そう説明したほうがしっくり来るように思う。

まりもっとイノベーションを起こして、もっとハイスピードフロンティアを開拓しなくちゃいけないんだ。そのためにも、もう前時代発明に寄っかかって平均的な人材を大量に育てる教育システムはやめて、一部の特別な天才リソースを集中する方向に教育の方向を切り替えるべきなんじゃないだろうか。

2012-11-04

http://d.hatena.ne.jp/Chikirin/20121103

未だにこんな陳腐な話するか?と少し腹が立ってブコメ非公開だったので酒の勢いで殴り書きしてみる。

なんて言うか現役電機メーカーエンジニアたる俺からしたら、決定的に現場の状況を知らない。

最近絶不調の電機業界論に決定的に欠けているのが、エンジニア視点だと思うわけですよ。

フラッシュメモリ竹内先生とか、発言するエンジニアが居ない訳じゃないけれども、

彼の言説も、『ポジショントークか?』と思える部分が多々あって。

東芝出身で、今現在企業と共同研究をしている竹内氏が現場を知らないはずがないし、

自分自身、NEセミナーや、講演等を通して部分的に氏を知っているだけに違和感を感じる。

大前提としてエンジニアにはパブリックな場で発言するとと会社不利益をもたらす情報

多々あるわけで大手メーカー意志決定できるポジションにいる人の話は絶対に出てこない。

と言うことで、勝手ながら評論家たちよりは真実を知っている折れ様が

サイレントマジョリティたるエンジニアを代表して現場視点を述べてやる。

経営重要性なんて、偉そうに言ってるけど、すでにみんなよく知っているって。

俺が大学生をしていた10年くらい前からすでに経営重要性が説かれていたし、

産学連携イノベーションセンターみたいなのも流行で、うちの大学にもあった。

で、選択科目として、MBA的な授業もやってた。

東洋経済とかダイヤモンドとかが愛読書だったマセガキの俺は、

おもしろがってたくさん履修してたもんだ。単位取りやすかったし。

HDDインチダウンにおける破壊イノベーションとか、

当時出たばかりの任天堂DSソニーPSPを題材にした、枯れた技術の水平思考とか、

ユニクロを例にとってSPAとか水平分業とか。フラット化する世界とか。

そんなトピックスをやってたね。

そんな俺が電機メーカー入社して、事業部で知った事実は、評論家たちの意見とは違う。

ビジョンがないとかグローバリゼーションに乗り遅れたとか、そんな大げさな問題じゃなくて。

結論から言うと、

純粋現場の開発能力が落ちて、まともなものが作れなくなってきてる。

それも、ここ数年で急激に。

台湾企業のODMを増やしているのも、コストや水平分業とかじゃなくて、

プロパー設計よりもレベルが高いから。とか。あまり書くと問題になるかもしれんな。

他のメーカーにいる友人たちといろいろ話して感じたコンセンサスがこれ。

AppleSamsungはすごい企業で特別なのかもしれない。

勝てないのは仕方ないのかもしれない。だけど、LGやAcerといった所にも勝ててない。

経営ダメでも、技術が今でも一流なら、さすがにこのあたりとは良い勝負が出来るのじゃないのか?

90年代だってMicrosoftIntelにはかなわなかったけど、今より良かったわけで。

技術立国日本(笑)

その開発力の原因は何かというと、一つには開発現場のいびつ人員構成に構造的な問題があるんじゃないかと思うわけで。

まず、2000年代半ばの好景気時に大量採用で入った人間が多いこと。総じて彼らのスキルは低い。

年代韓国台湾エンジニアよりかなり低い。(折れもその世代なのであまり偉そうなことは言えないが。)

彼らも30歳前後の年齢となり、ここ2,3年で発売された家電のかなりの部分にこの世代が関わっていると言うこと。

次にその製品開発の統括をしているリーダーバブル世代40代が中心になっていると言うこと。

さらに、彼らが大学で学び、若手としてスキルを磨いた時の知識が時代遅れになっていると言うこと。

そして、そんな現場をかろうじて支えているのが氷河期世代の30代。

デジタル家電普及の過渡期に入社し、技術の発展と共に育ってきた世代

リーダーの補佐から若手の尻ぬぐいまで、この世代がいなければ現場破綻する。

ただし、人数が少なく、常に激務。あらゆる所から引っ張りだこ。

いかスキルがあろうとも、細部まで目が行き届くわけではない。

この世代が他の世代のフォローに回れば回るほど、製品完成度は少しずつ下がっていき・・・

余談だけど、地味に響いていると思うのが、社内文章の電子化

自社開発の製品設計資料は電子化されているが、セキュリティ対策で、社外から参照できなかったりする。

ベテランエンジニアが飲みの席で『おれば若い頃は図面を持って帰って勉強したものだ』

とか言うけれど、最近はこんな事は出来ない。

しかもなぜかアクセス権の問題で、入社前に作られた製品ドキュメントが読めなかったりとか。

書き出すときりがないけれども、眠いし終わらないので中途半端だけどここまで。

気が向いたら、明日続きを書くかも。

2012-10-21

http://anond.hatelabo.jp/20121021180320

「「マネタイズ」が嫌い 」が嫌い

技術者自分楽しいことだけやりたい。金儲けは営業や企画部門の方々が考えて下さい。

って人ばっかだからロクにITを知らない賢い山師の考えた目先の利益を追求するようなしょうもない消耗品が巷に溢れるんだよ。

ITビジネス技術者オーナーになって主導すべき。

どういうサービスを作ってそのサービスでどういう風に金を稼ぐか。

そこまでを技術者が考えてこそ新しいものが生まれるんだよ。

メソドロジーだけのビジネスマネージャイノベーションは起こせない。テクノロジーあってのイノベーション

から技術者は言いモノが作れれば満足で他の余計な事は考えたくないって姿勢はやめて欲しい。

※よく見たらITじゃなくて製造業だった・・・orz

2012-10-01

デザインっつーとすぐアップルアップル言う奴がいるが

アップルイノベーション本質ってものすごく多面的で、単にデザインがいいから売れてるってモノじゃないんだけどなぁ。

有名な所ではティム・クックをはじめとする強烈な在庫管理物流生産ドメインの支配力があるし、小品種極多量生産による購買力の向上なんてのもそう。ハードウェア機能(≠性能)を極限まで制約することで全世界モデルを一元化し(iPhone5ではLTEバリエーションがあるようだが)、ソフトウェア側にローカライズ機能を振ることでさらに小品種化を進めている。そのソフトウェアは、コントロールができないものを極力排除する方針によって安定性を維持すると同時に、ソフトウェア側の(iTunes側の)支配力を強める。そんな感じ? (まだ何か見落してるのがありそうだ)

一方サムスンやLGは、どちらかというとローカライゼーションを積極的に進めていますサムスン製品ラインナップに詳しくはないけど、先日話題になってたのは、冷蔵庫宗教上の安息日対応するモードを含める、というもの。多品種多量生産ですね。日本メーカーは本来はこっちから学ぶべきなんだけど、(1)プライド邪魔をしている(2)中間管理職より上が外国市場に理解もやる気もない の2つの理由で今のところいいようにやられている、という気がします。

まぁ、かっこいいのにあこがれるのもわかるけど、アップルの方式は、一つダメ製品を出したら一気にバランスシートが傾く博打経営なわけで、本体部分がデカメーカー系がフォローすべき道ではない。とはいえ、大陸と地続きの韓国勢のメンタリティを今から獲得するのも難しそうです。島国ならではの海外への出方を考えないといけませんね‥‥‥。

2012-09-30

http://anond.hatelabo.jp/20120930225409

うん、挑戦が悪いことじゃないとは思う。ただ、だからといってカラバリは「ないわー」の一言で完了しちゃうのですよ。

だって過去になんぼでもやってて、結果は出てないわけだから

それをもって「挑戦してないwww」とか「だからサムスンに負けるんだwww」とか言われると、ちょっとカチンとくるよね。

マスマーケット品に個人の嗜好を載せるには、相当程度なコストアップ必要になるわけだけど、実際今の10万円切るようなテレビなんて実用品だから、そのコストアップを入れる余地なんてないのですよ‥‥‥。つまり、本当に必要イノベーションってのは生産側のコストダウンって話になって、まぁ、そりゃ、血眼でやってますよ‥‥‥うん。

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