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はてなキーワード: 母親失格とは

2014-08-04

http://anond.hatelabo.jp/20140804145011

中絶が無理ならいっそアルコールで押し流す勢いでメタクソに飲みまくっちゃうのもひとつの手かも知れんね。

どうせ胎児の体に影響が出ない範囲チビチビ飲んでたって母親失格のクソ女ってぶっ叩かれるんだから、いっそ母親ごと辞めちまえばいい。便所ブラシの血を引くガキが流れたら仕事差し支える事もなくなるしさぞスッキリするだろ。

ガキなんて既婚者に平気で股開ける鋼の神経を持つ相談女(吉田)のほうに産ませとけばいいわな。そのぐらい図太い女なら腹に何が入ってようが飲みたきゃ飲むだろうし、投稿者と違って誰に何言われようが気にもすまいよ。

2014-03-19

男が酷い目に遭ったと聞くと内心胸がスッとする

世の中には善人も悪人性別に関わらず両方おり、一部のゴミ性別が男だからって、全部の男がそいつと同じゴミじゃないことは頭で分かっている。

だが先日、柏の通り魔に不運な男性数名が襲われひとりが殺されてしまったとき被害者を素直に悼む思う一方で、間違いなく自分の心の中に闇があった。

「そんな暗い夜道を歩いていたからいけないんだ。殺されるようなお前に落ち度があったんだ」

女に産まれていれば腐るほど聞かされる、犯罪の被害に遭った女性嘲笑い落ち度を責める言葉をそっくりそいつらに投げ返してやりたい衝動で胸が一杯だった。

被害に遭った男性がたはそんな酷いことを考えるような人たちではなかったかも知れないのに。


木島香苗の事件やそれに類する保険金殺人が起きたとき、人を騙して殺すなんて最低の女だと犯行を憎む気持ちの一方で、間違いなく自分の心の中に闇があった。

「そんな女に騙されて付き合う方が悪い。犯罪者だと見抜けなかった見る目の無いそいつがいけないんだ」

だってそうじゃないか、女はストーカーに遭って殺されようが勤めていた耳かき屋の頭のおかしい客に殺されようが女が悪いと言われ、場合によってはビッチに気を持たされた男性が可哀想だなどと加害者に同情まで起きるんだ。下心見え見えのアピールに簡単に引っかかって、ホイホイその相手に入れあげて殺される落ち度がもし女にあった場合、間違いなく男のそれの10倍は酷く言われるはずだ。

女が日頃から言われまくっている事に比べたらちょっと連中の言葉を借りて言い返す事なんか屁でもないはずだ。

(被害に遭った男性がたはそんな酷いことを考えるような人たちではなかったかも知れないのに)


あるサイトで、自分男性不妊である事が分かってEDになってしまったという、とても落ち込んでいる男性の記事を読んだ。

「そこまで思い詰める事は無いのに。夫婦で話し合って子供を持たず暮らす道もあるじゃないか」という慰めの言葉の反対側に、間違いなく闇があった。

「こいつだって妻が不妊だったら掌を返して石女は要らないと捨てたり、マトモな嫁が欲しかったと被害者ぶるくせに」


その記事には沢山のコメントがついた。

「これが女だったら産めない欠陥品の上に便器としても役立たずだと言うくせに」

「女が原因ならどんなに苦痛だろうと当然のように治療をさせて金がかかると文句を言うくせに」

「嫁とそのご両親が可哀想だから早く離婚してあげろよ、我が子や孫の顔を見られない人たちの気持ちも考えろ(皮肉)」

「孕ませられない種無しの欠陥品になんて価値ないよね? 結婚してる意味ないよねこの男(皮肉)」

自分と同じことを考えている女が案外世の中にはいものなんだなと思った。

(悩んでいるその男性は、妻に対してそんな酷いことを考えるような人ではなかったかも知れないのに)


暴力浮気を受ければ女が至らない(見る目が無い)せい、犯罪に遭えば女の落ち度のせい、子供が出来なきゃ欠陥品、作れば迷惑邪魔者子育てに落ち度があれば母親失格容姿が冴えなければブス、年齢が20歳を超えていればババア共働きでも家事育児全てこなさなければ亭主を蔑ろにする無能妻、専業やパート寄生虫独身女は出来損ない、男の本能に従わない女は愛されないクズ、女はゴミ家畜、劣等生物産む機械、便器、


そんな言葉ネットに吐き捨てるのは心の歪んだゴミのやることだ。人生がうまく行っていない不幸な連中が、自分より劣っていると勝手に信じている他人を理不尽に攻撃して、その場限りでも強くなった気分に浸りたいだけの単なる戯れ言だ。

良識をお持ちのご立派な他人に今更言われなくともそんなことはわかっている。だからなんだ。黙っていたって反論したって汚い言葉倫理の歪んだ言説を撒き散らすあいつらが、そう割り切ったら全員死んでこの世から消えてなくなるとでもいうのか。

何年もそうした奴らを黙って見ない振りして来た。やり返すのも同罪だから大人になろうと諌める理性的な同性に従った。それで何が変わったのかと言えば何ひとつ変わらなかった。増長してより一層汚らしい言葉を撒き散らすばかりだった。

増長し過ぎて幼女のマ○コ舐めたいだの女強姦して孕ませ家畜にしたいだのネットの隅で一般人にバレないよう隠れて言ってりゃよかった性癖を堂々と表で抜かすようになったものから、とうとうPTAや教育委員会といった冗談の通じない方々の目に触れて表現規制問題なんて物が起きた。言論弾圧だともっともらしいことを言って被害者ヅラする連中に内心笑いが止まらなかった。ざまあみろなにが言論の自由だ。諌める声を片っ端からスマンコ黙れだの幼女嫉妬するババア乙だの罵って封殺して来たお前らが言うな。



ネットから離れてPCの電源を落とそうが、周りのまともな男女と話して現実を取り戻そうが、そいつらの言葉は心の中にわだかまっていつまでも闇を作ってきた。

から男が酷い目に遭ったと聞くと内心胸がスッとする。


被害に遭ったのが何の落ち度も無い男性ならば本当にお気の毒だ。

だが、あるとき心の中にわずかでも「される女にも落ち度があったのだ」と被害者の女を安全なところから責め立てて悦に入った日があったなら。

人生がうまく行かなかった頃のある日にカッとなって「女なんか肉便器だ。全員家畜にしてやればいい」と過ぎた言葉をどこかに書き込んだ事があったなら。

心の底から指さしてそいつらを笑ってやれる。少しの良心の痛みも感じない。


かつて散々罵って来たそいつらの言葉を、堂々と投げ返してやれる瞬間のなんと気持ちがいいことだろう。

お前らに落ち度があったからそういう目に遭うんだ。ざまあみろ。日頃お前らが言ってることだろうが。自分が言われた途端に被害者ヅラなんて論理的男性のすることじゃないだろ? 女みたいにヒスを起こして感情的になるなよ。冷静な男なら笑って受け流せよ。ははは。はははは。



まっとうな男性とまっとうな男性を身内にお持ちの女性には、読むに耐えない暴言を深くお詫び申し上げます

どうせこんなもの書いたところで女叩きが大好きなキチガイ君共の脳に届くことは一生ないのだろうが、今日という今日は書かずにいられなかった。




【追記】

@haha64 さんの疑問にお答え

この理屈で行くと、被害者女性女性が叩く場合もあるので(ベビーシッターの事件では母親女性たちに叩かれていた)、女が酷い目に遭っても内心胸がすっとしているはず。なんでそうならないんだろう。


私女だけど最近の女は警戒が足りないと思うの。隙があるような服装をしてたからよ」と言ってた女が犯罪被害に遭ったり

私女だけど最近の女は我慢が足りないわよね、全然男性を立てないし」と言ってた女が超弩級男尊女卑一族に嫁いで猛烈な嫁いびりを喰らったり

私女だけど浮気くらいで目くじら立てる女ってバカじゃないのと思うの」と言ってた女が男に浮気されたうえ愛人と一緒になりたいから別れてくれと言われたり

私女だけど子供を愛せないとか言う母親理解できない。どんな子でも愛するのが母親でしょ」とか言ってた女がすっげえ育てにくい子産んでノイローゼになったりしてたら


内心どころか心底胸がすっとするよ! 名誉男性も(※ゴミのほうの※)男の一部だからね!!

ざんまあああああああああ因果応報でメシがうまいとか思っちゃうよ!

(というか、実際のところは男性に対しても「もし夜道を歩いてた女が悪いとか言ってたゴミ男だったらざまーみろ!!」と思うからこそ胸がスッとするのであって、普通男性が酷い目に遭った事自体に対しては全然メシは美味くならないよ! 普通男性が死んでしまうのはその分ゴミ割合が増えて不愉快なことだからね!)



なんかブコメ付けてくれた一部の人アカウント晒すカスが出てて本当に申し訳ない。こんなキチガイ増田賛同ブコメなんかするのさぞ嫌で勇気がいったでしょうに。

皆さん本当にありがとう

2014-02-12

子育てに悩まない人種

親友Twitterを見るのが辛い。

子ども出産したときからある程度の時期まで、自分はあまりハッピーな状態ではなかった。

俗に言う、産後うつだったのだと思う。

とにかく必死だった気がする。

無力感とか疲労とか、嫌悪感とか厭世感とか、そういった毎日溢れ出す辛い気持ちを持て余していた。

というか「母親なのに」そういう辛い状態になっている自分が、まるで母親失格だと感じて余計に辛かった。

まわりの母親たちは皆幸せそうなのに。

親友はその幸せそうな母親だ。

しっかりと地に足を付け、大きく構え、力強く我が子を抱き、微笑みあやしなく覚めることができる人だ。

流行ものが好きですこし頭がわるくて恋愛に熱心で絆されやすく、そして情に熱い女だった親友

こんなにいいお母さんになるなんて。

眩しくて親友を見るのが辛い。

私もああいうふうに我が子に向き合える人間になりたかった。

2013-12-18

アラフォー既婚子持ち女性ですが

身内に頼まれてメイド喫茶メイドやってた

オーナーからスカウトの子は他にもいてみんな見た目重視だったし、ホールスタッフに大人がいないためリーダーとしての雇用でちゃんとしてたつもり

お店では隠していたけどそれ知ってる一部の人で、30代女性にはよく思われてなかったみたいです

家庭放置でチャラチャラして遊んでるみたいな当てこすりを言われた

まあ、男性客ばかりでその機嫌とる仕事だしそう見えても仕方ないけれども

家庭があると、一瞬一人で出かけただけとか、きれいにしてたら母親失格!みたいに言われること多いですね

言う人は全員独身ですけど

2013-12-04

産後

anond:20131202121619

出産の話を書いたところその後の話を…というトラックバックをもらったので、その後のことをおおざっぱに書いた。

シモの話も多いので、お食事中の方や苦手な方は注意してください。

初日母子は別室で過ごした。私の両親や兄弟、遠方にいて立ち会えなかった夫が訪ねて来た。出産という大きな出来事を終えて、神経が興奮したのかあまり休めなかった。

二日目から私の眠るベッドの隣に、赤ちゃん眠るケースが置かれた。母子同室だ。赤ちゃん眠るケースというのは、ミルトンCMなんかで見る透明のキャスターがついた箱のようなものだ。私も赤ちゃんも疲れきっていたのか、二日目の昼過ぎまでグースカ寝ていた。出産の疲れと当日の来客ラッシュで、ベッドの近くに助産師さんが来ていても気づかずに爆睡していた。助産師さんは私の様子を見て、夜からお世話のしかたを教えてくれた。

まずオムツの替え方。

昔むかしは布オムツこそ正義、紙オムツは発育を妨げる!という論調があったらしいが、病院では普通にオムツが使用されていた。紙オムツにはテープタイプパンツタイプがある。病院で使ったのはテープタイプだった。余談だがオムツは市販されていない新生児用のメリーズメリーズは通気性がグンバツで人気も高い。近所のドラッグストアでは常に品薄。中国人がまとめ買いをするらしい。

オムツは新しいものを開き、お尻の下に敷く。赤ちゃんの履いているオムツテープを剥がし、おしり拭きでお尻を拭く。おしり拭きを古いオムツの中に入れて、くるくる丸めて捨てる。下に敷いておいた新しいオムツを履かせる。おわり。

助産師さんには赤ちゃんのおしりをごしごし拭き過ぎないようにと言われた。赤ちゃんは肌が薄いので強く肌をこすられるとすぐ荒れてしまう。もし赤ちゃんのおしりがかぶれてしまったら、温かいお湯でおしりを流してあげ、よく乾かしてからオムツをはかせるといい。ペットの糞尿を始末する時に使う吸水性のシート(水色っぽいやつ)を赤ちゃんの下に敷いて乾かすと、おしっこをされても床やベッドが汚れるリスクが減る。部屋の室温は赤ちゃん風邪を引かない温度に。

市販の紙オムツには大体どのタイプでも「おしっこお知らせライン」みたいなものがついている。仕組みはよくわからないが、赤ちゃんおしっこをするとオムツの一部にあるラインの色が変わる。リトマス試験紙オムツの中に入っているようなものかと思う。赤ちゃんオムツはこまめに買えてあげた方がいい。ラインの変色はその目安になるので便利だ。赤ちゃんの体調は排泄物の量や色でチェックする。オムツ替えの際は助産師さんが健康赤ちゃんのうんちはどんなものか、危ないうんちはどんなものか教えてくれる。これは母子手帳にも書いてある。

次に授乳

助産師さんに授乳する時の赤ちゃんの抱き方や、乳首のくわえさせ方、離し方を教わる。これが一番きつかった。

私が出産したのは総合病院だった。出産中何かトラブルに見舞われた場合、すぐに対応できる大きな病院がいいなと思ったので。その総合病院母乳育児に力を入れている病院だった。母乳外来という母乳トラブル対応した外来もあった。母乳で育てようと考えている人は、出産する病院産後のことをどこまで相談できるか調べておくといいかもしれない。身近に赤ちゃんがいない人でも、赤ちゃんが飲むものといえば母乳粉ミルクというイメージが湧くと思う。たぶん離乳食がはじまる生後半年くらいまでは、ほとんどの赤ちゃん母乳粉ミルク以外のものは飲まないと思う(例外があるとするなら、赤ちゃん用のイオン飲料か、赤ちゃん用の麦茶くらいかと)。母乳粉ミルク以外のもの(果汁やはちみつを溶いたお湯など)は体によくないらしい。

病院では母乳だけで育てることを「母乳栄養」、粉ミルクのみで育てることを「人工栄養」、母乳粉ミルク両方を使って育てることを「混合栄養」と呼んでいた。それぞれにはメリットデメリットがある。

母乳栄養」のメリットは、赤ちゃんがぐずったり泣きだしてから授乳するまでにあまり時間がかからないこと、生後半年まで母乳を経由して赤ちゃん免疫をつけられることかと思う。デメリット乳房トラブルが起こりやすいこと、いい母乳を出すために食生活に気をつけなければならないこと…など。

「人工栄養」のメリットは、母が薬を服用していたり出先でも授乳ができることだろうか。それから母乳では不足しがちなビタミンKも、ミルクでは補うことができるらしいと聞いた。デメリットミルクを作るのに時間がかかること、出先で荷物が多くなることかな。

私は母乳9割の「混合栄養」で育てている。体調が悪い時や夫に面倒を見てもらう時はミルク、それ以外はほとんど母乳だ。

母乳出産したら出るというものではない。赤ちゃん乳首を吸うと母親の脳が刺激され、母乳が分泌されるらしい。母乳は「練習」をしないと出ない。赤ちゃんはうまく乳首をくわえて吸う「練習」、お母さんは赤ちゃんを抱っこして乳首をくわえさせて、母乳を吸わせる「練習」。こう書くとごく簡単なようだが、実際は大変だった。

育児書には赤ちゃんは3時間おきに栄養必要します的なことが書かれている。助産師さんに赤ちゃんの抱き方から乳首のくわえさせ方などを指導してもらい、3時間置きに授乳する。とはいえ大人が思うように赤ちゃん母乳を飲んでくれるわけではない。赤ちゃんにも都合がある。乳首をくわえずに泣いたり、くわえながら眠ったりしてしまう。しかもベッドに置くと泣く。私ははじめの一日から五日目までは、赤ちゃん泣く→授乳→置く→泣く→授乳→置く→授乳…のエンドレスパターンで、ほとんど眠れなかった(あとから調べてわかったことだけども、赤ちゃんお腹の中にいる時、昼間眠って夜は起きているらしい)。

入院中、乳首が擦りきれて出血した。痛かった。大きなかさぶたが出来た。血は毒にはならないから痛みが我慢できないようでなければそのまま授乳してと助産師さんに言われた。私はできれば母乳栄養で育てたかったので、そのまま授乳を続けた。乳首の傷には母乳を塗ったり、馬油を塗って、ラップでパックをすると治りが早いと教えられた。

余談だが赤ちゃんの吸う力というのは意外に強力だ。ある時赤ちゃんの顎を肩にのせるような形で縦抱きしていたら、いつの間にか肩に吸いつかれていた。あとで見てみると、肩に大きな赤あざができていた。あざはしばらく消えなかった。どうせなら星型に切り抜いたマスキングテープでも肩に貼っておけばよかった。うっかり指を吸われた夫が「ギャーッ!痛い!持ってかれる!」と叫ぶことも時々あった。

産まれた直後から何のトラブルもなく母乳を吸う赤ちゃんも、吸わせることができるお母さんも、そう多くは無いと思う。だから母乳で育てようとしているお母さんのまわりの人々は、くれぐれも「おっぱい出てないんじゃない?」「赤ちゃんお腹空いてるんじゃない?かわいそう」とか言ってはいけない。母乳ストレスで止まってしまったりする。どんなゲームだってはじめはレベル1の初心者からはじまる。プレイヤー以外がやいのやいの言ったところで、上達するわけではない。栄養が足りているかどうかは赤ちゃん体重おしっこの量で見ればいい。心配ならお母さんを質問責めにするのではなく、その道のプロである助産師医師相談したらいいと思う。

また赤ちゃんは産まれた時におおよそ3~4キロくらいあるので、授乳する時に結構腕が痛くなる。育児書には授乳は15分程度とか書いてあるけども、ベストポジションを探す、乳首をくわえさせる、吸わせる、ゲップさせるの流れを2回分(両乳分)やるので、私は毎回30分くらいかかっていた。赤ちゃんによってはちょこっとずつ飲んだりするので、さら時間がかかったりすると思う。こんな時は授乳クッションが便利だ。授乳指導をする病院や産院にはきっと置いてあると思う。もし家になかったら、あらかじめ買っておくといいと思う。

それから何度か乳腺炎になりかけたこともあった。乳房にしこりができ、触れるとひどい筋肉痛のような痛みがある。夫がふざけてしこりをつついた時、強い殺意を感じた。それくらい痛かった。乳汁が乳腺で詰まってしまうとできるらしい。熱が出ることもある。悪化すると乳腺をとる手術を受けなければならない。私は生クリームを口にした直後、よくしこりができていた。

母乳には和食のようなあっさりした食事がよいらしく、高脂肪のものはよくないそうだ。たまには甘いものが欲しいとうっかり食べてしまって、後々とても後悔した。それから洋菓子は避けておやつわらび餅煎餅を食べ、豆乳やにぼしを意識的に食べるようにした。とはいえ、生クリームを食べても全然大丈夫な人もいる。乳腺炎スイッチになる食べ物は人によって違うらしい。

私自身が母乳で育てているので母乳寄りの話になってしまったけど、母乳ミルクに優劣はないと思う。どちらにもそれぞれの大変さ、メリットがある。

沐浴は産前に母親教室でも勉強したけども、病院でも教えてもらった。手順は大体同じだった。

赤ちゃんのお世話を教えてくれる母親教室には、なるべく夫婦家族で参加した方がいいと思う。赤ちゃんは重い。沐浴はなるべくなら2人以上でやった方がいい。水場では足元が濡れていて転倒する可能性もある。大変だけど1ヶ月の辛抱だ。助産師さんには生後1ヶ月たつと親と一緒の湯船に入れるようになると言われた。

赤ちゃんは大人より新陳代謝がいいので、毎日風呂に入れなければならない。夏は一日二回、午前と午後に入れる(この場合、午前はシャワーで汗を流すだけでもいいと言われた)。どうしてもいれてあげられない時は、シャワーで汗を流してあげたり、お湯で濡らしたガーゼで全身を優しく拭いてあげる。

私は生後1ヶ月後、赤ちゃんと2人でお風呂に入るのが怖かったし、季節は真夏だったので、赤ちゃん用のバスチェアを買ってシャワーで済ませていた。生後1ヶ月たったら大人用の石鹸を使ってもいいと言われたけども、肌荒れが怖かったのでしばらくは赤ちゃん用の石鹸ボトルに入っている、ポンプを押すと泡状のやつが出て来るタイプビオレのやつがいい感じだった)を使っていた。しばらくは赤ちゃんの頭から男性加齢臭のような匂いがしていた。ちゃんと洗っているのに何でだろう?と不思議だったが、思いきって石鹸を大人用の牛乳石鹸に変えたらすぐに加齢臭が消えた。やっぱり大人用の石鹸の方が洗浄力が強いんだな、赤ちゃんって思っているより汗をかいてるんだなと思った。

まとまりなく書いてしまったけど、産後は3ヶ月くらいまでストレスマッハだった。こんなことを書くと「赤ちゃんが可愛くないのか!」「母親失格だ!自覚が足りない!」「産む前にもっと勉強して覚悟しろ!」と言われそうだけど、聞くとやるのとは大違い、百聞は一見に如かず、とにかく毎日初見殺しだった。

お父さんになる人や同居の家族は、できれば家事を手伝って欲しい。洗いものとか料理とか、1人暮らし男性ならできそうなことをやってくれるだけで、とてもとてもとて~も有りがたい。夫はもともと料理が好きだったので、時々土日にご飯を作ってくれた。私にとってそれは天恵だった。嬉しかった。今でもすごく感謝している(欲を言えば料理した後の食器も洗って欲しかった…)。反対に「夕飯は作るの大変だろうから、外で食べて来るよ~」という気の遣い方はノーセンキューだった。ご飯炊いちゃったよ…、私ひとりでゆっくりご飯食べられないよ…、一緒に食べられないのは寂しいよ…ボスケテ…という心情だった。

4ヶ月を過ぎて首が座り、赤ちゃんの表情が豊かになってくると、少しずつ精神にゆとりが出てきた。赤ちゃんは生後3ヶ月くらいまでイロモネアの観客も引くくらい無表情だ。頬笑みかけても変顔を見せても、ほとんど笑わない。相手の気持ちがわらからないのは辛い。言葉も話せない赤ちゃんのことを、わかってあげたくてもわかってあげられないのはすごく辛い。たまにニコッとするけれど、それはいわゆる生理的微笑で、「あっ、ここ笑うところだな」と判断して笑っているわけではない(それだってとても可愛いのだが)。けれどめげてはいけない。赤ちゃんは大人の笑顔を見て、笑うことを学習していく。

赤ちゃんが笑うと、心の底から幸せを感じる。私は産前あまり子どもと接することが得意ではなかったので、ちゃんと赤ちゃんを可愛がれるのか心配しかたなかった。けれど今は何でこんなに可愛いのかよくわからないと思うくらい可愛い

夜のお世話で寝不足が辛い。朝起きられない。夫のお弁当が作れない。泣く子の相手をしていると、洗濯掃除がなかなかできない。買いものにいけば暑さや寒さで赤ちゃんが苦しくないか、車や自転車死角から向かってこないか、急に泣き出したらどうしよと気が気でない。料理中に泣くといちいち火をとめないといけないので、料理時間がかかる(こんな時、シリコンチーマーが私をよく助けてくれた)。お風呂に入れる頃にはへろへろ…。私はもともと家事が上手ではなかったので、夫には色々と迷惑をかけてしまった。家事赤ちゃんのお世話もうまくやりたいと思えば思うほどうまくいかないことが辛くて、時々授乳しながら泣いていた。

時々、夫が「毎日ありがとう」「今日赤ちゃん可愛いね」と言ってくれることが、とても嬉しかった。ある時「家に帰って赤ちゃんの顔を見ると、とても癒される」と言ってくれた。そういう気持ちを口にすることは気恥かしくてためらわれるかもしれないけど、ほんの少しでいいので勇気を出して伝えてみて欲しい。きっと心を支えてくれる大切なお守りになると思う。

思うまま書いてしまったけど、私の失敗や経験が役に立てば嬉しい。

これから赤ちゃんが産まれるご家族の方、おめでとうございます赤ちゃんのいる毎日を楽しんでください。携帯カメラコンデジ毎日写真を撮ると、後から成長がわかって楽しいですよ。赤ちゃん写真を残しておこうとすると必然的に一緒に時間を過ごすことの多いお母さんが撮ることになるけど、そうするとお母さんと赤ちゃんが一緒の写真がなかなか残せないので、ご家族の方は意識的赤ちゃんとお母さん、赤ちゃんとお父さんのツーショットを撮ってあげてください。

2013-10-16

http://anond.hatelabo.jp/20131016191631

こうでなきゃいけないだとか、母親失格だとかそこまで自分を追い込んじゃいけないと思う。

日本母親にすべてを押し付けすぎだし、当の母親もそれを内面化しすぎて、本来助けを求めるべきところまで無理に我慢している。

親が幸せであってこそ子供幸せなんだってことはいい加減わかってもいい時代だ。

いつまで中世みたいな母性神話に頼ってるんだ? 

そんなんだから少子化になる。

本当にこの国の男はバカばかりだ。

出産後の育児スタートのあまり過酷さに鬱になった話


 結婚して1年、29歳で初めて妊娠出産をした。

妊娠前は深夜帰宅のそこそこ激務なIT系ブラック企業に務めていて

学生時代にはスポーツをしていたから、心身の健康にはまあまあ自信があった。

同じ年の夫と結婚して1年、妊娠が発覚した。



 産むまでの妊娠経過。

私は健康優良妊婦だった。つわりは人並みにあったものの、血液検査の結果も尿検査の結果も毎回良好、血圧も正常。

不正出血もなく、順調そのもの妊娠生活だった。

陣痛は、予定日を3日過ぎた日の夜中にはじまった。



 陣痛出産

陣痛は、私のちんけな想像はるかに凌ぐ、ものすごい激痛だった。

痛みの感じ方には個人差があるというが、私にとっては鋭いナイフ下腹部をえぐられているかのような痛みだった。


はじめは軽い腹痛みないなものなのだが、時間経過とともにどんどん痛みが増してくる。

脂汗が全身から吹き出し、痛さからなんとか逃れようと、体が勝手にのたうちまわる。

陣痛のピーク時には、あまりの痛みに気絶し、また痛みで覚醒する、というのが数十秒〜数分ごとに数時間続く。

本当に地獄だった。

見ていた実母が言うには、私は白目をむいていたらしい。

あとから見たら自分の腕が傷だらけだった。こぶしを握っていた手のひらからは、血が滲んでいた。

永遠に続くかと思われた陣痛を超えて、分娩台に移動し、死ぬ思いで我が子を産み落とした。


それでも出産までは8時間と、初産にしては安産だと言われた。

でも想像してほしい。8時間もの間、一昼夜を越して不眠不休だ。

食べ物は一切口にせず、激痛に体をこわばらせ、死に物狂いでお腹から3キロの塊を出すのだ。


産んだあとは骨という骨がきしみ、体中が鉛のように重く、分娩台から上半身を起こすことさえできなかった。

どこにも力が入らないのだ。

助産師の手を借りて体を起こすと、頭がふらふらとする。

自力ではとても歩けなかったので、分娩台から長い時間をかけて車椅子に乗せてもらった。

その後、入院する部屋のベッドに寝るまでの間、トイレで二度倒れた。


猛烈に体が疲れていた。こんなに疲れたのは生まれて初めてだと思う。指一本だって動かすのがおっくうだ。

体中が汗と血でベトベト、身をよじりまくっていたおかげで、髪の毛は鳥の巣のようだった。

股間は麻酔が効いていたが、鈍い痛みが続いていて、姿勢かえることすら一苦労だった。

前日から何も食べてないし一睡もしてないし、とにかく疲れきっていて、ゆっくりたかった。



 過酷育児のはじまり

だけど、産んだ直後から母子同室で3時間おきの授乳が始まった。

分娩台で1時間休んだあとは、すぐ個室で赤ちゃんと二人きりにされた。

ゆっくり寝ることも体を休めることもできないまま、ハード育児の始まりだ。

こんなにボロボロに疲れているのに、すぐとなりに、かよわく、自分で首一つ動かせることもできない赤ちゃんがいる。

「私はゆっくり休んではいけないんだ」という暗い事実は、くたくたの私にとって絶望だった。

この体中の疲労に身を任せた瞬間、赤ちゃんに何かがあったら。この子の命は、この精魂尽き果てた自分次第なんだ。

体中の疲労とともに、ヒリヒリするような緊張感と責任感が重くのしかかった。



 母乳過酷

産んですぐに母乳がでるお母さんは、実は少ない。

赤ちゃんに吸われることで、それが刺激となって脳内ホルモン乳房に働きかけ、母乳が出るようになるという。

から、でなくてもとにかく3時間おきに赤ちゃん乳首をくわえさせなくてはいけない。

でも、産まれてすぐの赤ちゃんは吸いつく力も弱く、「吸う」こと自体がとても下手くそだ。

そして母親にとっても授乳はとてもむずかしい。

赤ちゃんの位置、乳首との高さの調整、手の置所、クッションや座布団をいくつも使って、位置を調整しながら、汗だくで吸わせる。

赤ちゃんは体力がなくて少し吸い付くと力尽きてしまう。

まごまごしながら右の乳首をどうにかくわえさせる。吸い付いたと思うとすぐに口から外れてしまう。またくわえさせる。また外れる。

そのうち疲れて赤ちゃんが寝るので、起こす。

今度は左右逆のおっぱいだ。

左を吸わせて、おしめを替えて…これでもう一時間だ。

体中が悲鳴をあげていて、眠たくて眠たくて頭が割れそうに痛くて、貧血でふらふらするのに、寝る時間は二時間しかない。

横になる。

すぐには寝付けない。

三十分ほどでようやく眠りにおちる。これで一時間半。

さあ、もう一時間半たった。睡眠時間時間半で、赤ちゃんが泣く時間だ。

これが朝まで繰り返された。



 入院2日目ー死ぬほどねむい

初日の夜を超えた時点で私の疲労はマックスをとっくに超えてた。

授乳の合間の2時間以下の細切れ睡眠しかとっていないまま、迎えた朝。


翌朝は6時に検温があり、9時に朝食があり、合間に授乳をする。

何をするにも体中が痛くて、だるくて、眠くてたまらず、すごく時間がかかる。

出血も続いているので、トイレにも度々行かなくちゃいけない。

12時にお昼があり、見舞いにきた実母に子を見てもらってる間に急いでシャワーを浴びて歯を磨く。また授乳

たまった洗濯物をランドリーで洗う。戻ると検診がある。担当看護師が交代したとかで挨拶がある。また授乳

赤ちゃんの顔を見に見舞い客がある。相手をする。帰る。洗濯物をとりに行く。

また授乳

昼はまとめて寝るどころか、横になる時間もろくにとれない。


ねむい、ねむい、ねむい、ねむい…

横になりたい。ゆっくり、ぐっすり寝たい。お願いだから起こさないで。辛い。辛い。辛い。

横になれない。眠れないし休めない。


昼間はろくに眠れない。寝れなかったことに猛烈に焦る。そしてまた夜が来る。


深夜の授乳は鉛のように体が重い。

赤ちゃんは相変わらず上手に吸えないのに、乳首がめちゃめちゃ痛くなってくる。

例えるなら、尖った爪で皮膚をおもいっきりつねられているような痛み。

乳首が切れて血が出てくる。

それなのにそこを吸わせなくちゃいけない。

傷口に鋭い爪がたてられるよう。

授乳のたびに歯を食いしばって、息をのむ。叫びだしそうな痛さに耐える。

出がよくないかマッサージもされる。これがまたすごくすごく痛い。


授乳室の隣の人は、おっぱいの出がいいみたいだ。

赤ちゃんがゴクゴク、と美味しそうにおっぱいを飲んでるのが見える。

幸せそうに微笑んでそれを眺めているお母さん。

我が子はおっぱいを一滴も飲めず2日目。産まれてからまだ何一つ口にしていない。

何も飲まなくても3日は胎内にいたとき栄養が残っているか大丈夫だという。


でも、赤ちゃんは日々痩せてる。お腹がすいて泣いてる。まだ産まれてたった2日しかたってないのに、飢えて泣いてる。

大人だって2日くらい食べなくたって死なないけど、すごく辛いよね。

こんな小さな我が子が空腹に耐えてると思うと、切なくて切なくてたまらない。

しかも飢えさせてるのは私。おっぱいが出ない私のせい。

の子お腹いっぱいで満足して寝てるのに、私の子は空腹に泣き疲れて眠ってる。辛い。眠い



 入院3日目

体中がふらふらして頭がぼーっとする。見舞いに来た夫や実母にひどい態度をとって、ケンカをしてしまった。

看護師心配して「何か悩み事があったら相談してくださいね」と言う。


「ただ寝たいんです。」


と言いたかった。でも他にもたくさんのお母さんが寝ずに赤ちゃんを見ていて、そんな情けないことどうして言えるだろう。

睡眠欲に母性が負けるなんて。そんなこと言えない。


3日めからミルク10ml与えていいことになった。

哺乳瓶でおそるおそるあげると、手をグーにして、目を大きく見開いて、必死に飲んでる。

飲んでる姿を見て涙がとまらない。

飢えさせてごめんねという気持ち。やっとお腹を満たしてあげられるという満足感。

おっぱいが出ない敗北感と屈辱と疲労と、いろんな気持ちがないまぜになる。



 入院4日目

4日め、私はもうボロボロだった。見舞いにきた妹に顔を見て絶句された。


赤ちゃんにはミルクを与えることになったものの、母乳への刺激をなくしてはおっぱいが出なくなってしまうため、

赤ちゃんには相変わらず乳首を吸わせなくてはいけない。

まりは今までのおっぱいとの格闘に、ミルク作りがプラスされて、授乳もっと時間がかかるようになったのだ。

その分削られるのは眠る時間。ただでさえ1時間しか眠れないのに、もっともっと眠れなくなる。

一睡もしないまま次の授乳時間、ということが出てきた。


体中の痛みと貧血が収まらず、鉄剤と鎮痛剤が処方された。

でもふらふらで、眠さとだるさは蓄積されて楽になるどころか、いっそう辛くなる一方だった。

とにかく体がしんどくて、ほとんど何も考えられなくなっていた。拷問みたい。


ただひとつ、「ねむい」という欲求だけが、こびりついて離れない。


鏡の中の自分は、真っ青で目の下にくっきりクマができて、10は老けたように見えた。

何もしてないのに、涙が出てとまらない。赤ちゃんがなんだか恐ろしい。かわいいのに、愛しいのに、何より恐ろしくてたまらない。

だって、まだたったの4日め。長く長くいつ続くともしれない育児の、たった4日めなのだ

のしんどい日々が延々とこれから続く。こんなに疲れてるのに、ぐっすり眠ることの許されない日々が待ってる。



 退院

5日め。私は退院を迎え、自宅に戻った。

産後実家で1ヶ月お世話になったが、こんな調子が2週間続いた。

しろ病院では哺乳瓶を洗ったり消毒したりするのは病院がやってくれたから、その分の仕事が増えてますます眠れなくなった。


里帰り後の1回の授乳で費やす工程は以下のとおり。


赤ちゃんが泣く→起きてミルクの支度をする→ミルクを人肌に冷ます間におっぱいを吸わせる→

搾乳した母乳を与える→ミルクを与える→げっぷをさせる→寝かしつける→

母乳量をふやすために搾乳をする→哺乳瓶を洗って消毒する


眠れる時間は1時間あるかないか

たとえば寝かしつけに手こずったり、オムツからウンチ漏れて着替えさせたりなど

何かアクシデントが発生すれば、眠れずに次の授乳時間になることも珍しくなかった。

日に日に、赤ちゃんを見ても可愛いより何より、ただただ、怖い気持ちが蓄積されていく。

赤ちゃんが怖いのに、離れるのはもっと怖い。何かあったらどうしよう。

30分の睡眠は、いつも悪夢を見た。赤ちゃんを落とす夢、踏んでしまう夢、誰かに連れて行かれる夢。


今思うと完全な鬱状態だった。



 SOS

生まれてから14日めの夕方。

赤ちゃんと二人きりになるのが恐ろしいと、実母の前で号泣した。


陣痛のあの夜から2時間以上眠っていないこと、眠くて眠くてたまらないこと、

夜になるとまた今晩も眠れないと思って焦りと不安で動悸がしてくること、

こんなに体中がふらふらなのに赤ちゃんに何かあったらどうしようかと想像すると恐ろしいこと、

かわいいよ赤ちゃんがとてもとても怖い存在に思えること・・・


泣いて訴えながら、睡眠不足がつらくて赤ちゃんが怖いなんて、自分母親失格だと思った。

世間のお母さんがみんなできていることができないなんて。

母親なのに、情けなくて仕方がなかった。

その夜は両親が赤ちゃんを一晩みてくれ、私にゆっくり休むよう言ってくれた。

出産後はじめて赤ちゃんと別室で5時間寝た。

15日目の朝は、驚くほど気持ちが落ち着いていた。


その後の日々は、私の両親はもちろん、夫も毎晩仕事帰りに車を飛ばして会いにきてくれ、手伝ってくれた。

それから母乳マッサージに通った結果、母乳が十分量出るようになって、

ミルクをあげなくてよくなったため、深夜に哺乳瓶を洗ったり、消毒したりということから開放された。

夜間授乳は、細切れでも3時間は寝られるようになった。



 三ヶ月後、現在。振り返って思うこと。

三ヶ月たった今でも、産後からの2週間のことを思い出すと、絶望感でいっぱいになる。

あのころ本当にただただ寝たくて、寝たくて、

それなのに「もしこの子に何かあったら」ときう緊張感で常に気が張っていて、目を離すのが恐ろしくてたまらなかった。


そのうち、「もしこの子に何かあったら」「病院入院することになれば」


「そしたら眠れるな…」と考えたことがあって、ゾッとした。



もちろん、あくまでこれは個人的な体験だ。

でも、多かれ少なかれ多くのお母さんに共感できる部分も多いはずだと思う。

もし里帰りしなかったらどうなっていたことか。



 どうしたらよかったんだろう

私の出産は初産の平均時間12時間より短かったけれど、精も根も尽き果てた状態で育児スタートしたのがよくなかったと思う。

病院によっては、出産したその日はナースステーション赤ちゃんを預かってくれるそうだ。

私も、出産後1日でいいかゆっくり眠れていたら、その後に2週間は違ったものになっていただろう。

今は、子はあやすニコニコ笑って、母乳も順調だ。夜は相変わらず3時間で起きるけど、体が慣れた。

やっと我が子がかわいく、愛おしく見える。

でも、我が子がとても恐ろしく見えた産後2週間のことが忘れられない。

2012-04-19

http://anond.hatelabo.jp/20120419191620

ならばそういう論理中絶殺人罪を科せばいい。

そして妊娠は男女双方の責任から父親を捕まえ出して母親と全く平等に罪を償わせなければいけない。

殺人じゃないけど堕胎罪があるでしょーって何回言ったらわかるんだよお前は。ニワトリか? 三個以上前の記事のことは覚えていられないのか?

中絶したら殺人罪に問われるようになれば減る。

減ーりーまーせーんー。

堕胎と「事故」が増えるだけー。

から妊娠しない限りにおいては実際に同意している。それは私の意思だから「無理やりやられた」とは言わない。

でも妊娠させられたら「妊娠させないで」って言ってるのにそれを無理やりさせられたから、「同意していない」と言う。

無理ー。和姦のワガママトラブルど真ん中過ぎて誰も擁護してくれないー。「無理矢理やられた」証拠ないー。デキてから騒ぎ出す無責任バカー。

女がそう判断したら結婚を拒否するだろう。

子供養育費出してくれて自分生活費まで出してくれるだろう、嫌でも金があれば我慢するしかないと女が思ったら結婚するだろう。

女に意思決定の自由はある。

からー? 金出してくれるかなーと思ったらビタいち出さないとか余裕でありうるんですけどー。

意思決定の自由があるからってその結果を何もかも引きうけることはできないしする必要もないんですけどー。

離婚? 乳飲み子どうすんの? どうやって働くの? 預ける金なんかないんですよ?

「ああこんなことならおろしておけばよかった、この子全然幸福にしてやれない、もうだめだ母親失格だーわあああああ」。みたいなのしか浮かばないんですけど―。

そう思うならそんなきっかけを作った男とは結婚せずその男強姦罪で訴えればいいだけだ。

から、そうしたいと女が思ったとき意思決定カードだの婚姻届だの偽造されて女が泣き寝入りするような可能性の隙間を残しとくべきじゃねーんだよ。

制度のものの欠陥。

女が嫌なら拒否する。

その男が嫌いでも、養育費自分生活費を払って守ってくれそうだから我慢しようと女が判断したら結婚する。

結婚してみてそうならなかったら離婚すればいい。

女には自由がある。

何その「拒否する」って。強姦をか。強姦するやつが拒否されて強姦とりやめにすると思ってんのか。

強姦されてもカネのためなら女には我慢がきくはずだと思ってんのか。レイプファンタジーか。

わかってますかー? あなた相当バカですよー。

殺した犯人が罪を償えば平等性は保たれる。

既に生きている人間を殺害した犯人を処罰するのは、その殺した人間人権侵害した分、犯人人権を制限することで、釣りあいを取るためだ。

いや、胎児生命平等性っていうのは親・胎児間での平等のことじゃなくて出生を遺伝子差別されて阻害されることがあってはならないっていう平等から

あたまわるすぎだろ。

生前鑑定が危険だと言うなら、出生後に鑑定して、両親を特定した後、このまま育てるか殺すか二人に決めさせればいい。

遺伝学的な両親を特定して双方が「殺人犯になる」同意をしないうちは子供を殺させない。

ただしどうしても出生前中絶したいという両親がいたら、場合によっては金を払わせて、出生前鑑定も認めてもいいだろう。

マジなんでそんな出生前にこだわるの。意味ねーじゃん。

元々お前の主張では中絶ダメージを男女に負わせるっていう意向なんでしょ?

そのために胎児の命利用するんでしょ? 胎児助けるより人殺し裁きたいんでしょ?

だったらダメージがよりでかくなるからって出生後の殺しに躊躇って出生前にこだわるのは非合理的でしょ。

犯罪歴を書くのではない。

既に出生している子供の氏名が戸籍に書かれるのとまったく同じように、胎児存在事実も書く。

親が望めばなぜ中絶に至ったか書けるようにする。

そうでないと、正当防衛や過失致死なのに、殺人犯扱いされてしまうだろ。

お前中絶殺人罪扱いにして犯罪にしたいとかほざいてなかった?

なんでここに来てまったく正反対なこと言ってんの。

真剣に頭になんか欠陥あんじゃないの?

自分に都合のいいことしか見えなくなりすぎだよお前。やばいよ。病院行きなよ。血栓とかできてたりして。

子供を作る能力の有無についてではなくて、

中絶をするような人間」とは結婚したくないと考える人が多いだろうから、それは人生を共にする相手には開示した方がいい情報だろう。

そういう人間との結婚を避けることによって、幸せな家庭を築けるチャンスが高まるのだから

法で強制する根拠にならない。「この人になら開示しても大丈夫だ」と思った本人が自分で相手に話すのがベスト信頼関係の構築の仕方としても。

でやむを得ない中絶はその事情戸籍に書くわけだから結婚に不利にはならない。

なる要因があるとしたら妊娠能力に乏しい可能性があるということか。

から我慢してでも産むだろ。

ついちょっと上で「親が望めばなぜ中絶に至ったか書けるようにする」って書いてるじゃん。

これは逆に言えば、親が望まなかったらそんな詳細は記載しないってことだろうが。

なんで事情戸籍に書くことが前提されてんの? バカなの死ぬの?

「後ろ暗いところがないんだから書いても大丈夫なはずだ」とかどんだけ暴力的なのかわかってんの?

堕胎処置とれるようにするよ。

しか母体保護のための中絶正当防衛から犯罪扱いにしないよ。

母親自分が死んでも子供を産みたいと言ったらそれをかなえさせてもいいというだけ。

から、現況「経済的理由で母体健康が損なわれる」という理由で中絶されてるのと一緒じゃん。

結局これだけツリー消費して現状に戻ってきてんじゃん。

あと「母体リスクがあっても産みたい」という母親は今も普通にいる。

医師希望に沿うようにしてはいるはずだが、「胎児はどのみち助からないが母体は助けられる」となったら医師希望は曲げたりする。個々のケースやね。

中絶か産むか意思決定に男女双方が参加できないのはおかしいし、

その結果に平等責任を負わないのもおかしい。

現状は意思決定だけに男の権利がなく、女だけが殺人の罪を負うようになっている。

「男に中絶か意思決定権がない」だ?

男がおろせって土下座してきてどうしようもなくなって婦人科の門叩く女がどれくらい居ると思ってんだボケ

殺人の罪だ? 母体保護法調べたか? 誰も裁かない。

子供を作るのは男が体内射精しないとできない。だからそれは不可能。

結婚してない(男が子供の養育義務を負ってない)段階で、女がコンドームに穴をあけるとかピル飲んでるとか安全日だと嘘をつくとかして、女が男が意図していないのに子供を作ることはできるかもしれないじゃないかって言うかもしれないけど、結婚していない男女のセックス違法にするし、風俗にしても生でやるのもピル飲むのも違法にするから

風俗で使うゴムは全て男持参にして、穴開けられたりしてないことを確認すればいい。

旦那死ぬほど嫌いな不幸な鬼女とか歓喜ですね。

ゴムなんて肉眼で見えない穴が開くってのに、男が持ち寄ったからって責任おえねーよ。

だいたい違法にするしったって強姦罪の強制適用でしょ。あーあ、男は詰んだな。

2011-09-26

http://anond.hatelabo.jp/20110926205719

・未婚なら「行き遅れ産廃

結婚出産を機に寿退社なら「専業主婦社会お荷物・・・寄生虫で恥ずかしくないの?」

キャリア産休育休なら「てめえの事情で周りに迷惑かけやがってマッタク・・・なんで仕事やめないの?」

子供預けて産後も働くなら「自分の満足のために育児放棄する母親失格人間・・・なんで仕事やめないの?」

2010-08-04

http://anond.hatelabo.jp/20100803175120の続き

昼間仕事をしながら書いた元の文章は単に事実を羅列しただけだが、それをふまえて続きを書く。

  

結局児童虐待というものはある日突然タガが外れ、全ての責任を放棄してしまう事から始まるんだと思う。

ならばタガが外れないような日々のストレス軽減策と、

それでも外れそうになってしまった時の為にいつもすぐそばにいて支える人が必要になる。

  

前者は社会保障なりなんなりでフォローするとして、問題は後者だ。

俺が調べた範囲でだが、なぜか知らないがシングルマザーというものは新しい恋愛をしてはいけないという変な風潮がある。

育児をしながら恋愛などできるはずがない、子供がかわいそうだ。母親失格だ。

という声がなぜか同じシングルマザーからあがる、らしい。

(実際ネット上でもちょっと調べればいっぱい見つかる。

恋愛をしたいシングルマザーとそれを非難するシングルマザーという図式が簡単に)

  

結局のところ、シングルマザーを身近で親身になって支える事ができる人間というのは

その親子の為に身を削る覚悟がある人間でないと厳しいと思う。

そしてそれを見つける一番手っ取り早い方法はちょっとアレだがやはり新しい恋愛なのではないだろうか。

その部分をちょっと野暮ではあるが社会保障という形でなんらかの支援ができれば、

長期的にも短期的にも親子を守れるんじゃないだろうか。

  

もちろんそこでダメな男とくっついてしまうと育児放棄コースまっしぐらになってしまうので

そこは危険といえば危険なのだが。

2009-10-24

http://anond.hatelabo.jp/20091023120138

あなた、悪い方の感情でしか生きてないみたいね。ニッコリ笑ってくれたなら、それは喜んでいるんだよ。

相手がどんな思想を持っていようが、あなたに何の関係があるの?何かを言われて腹が立ったって、そんなのただの思想の違いじゃん。敵意丸出しで何かされたの?そうじゃないでしょ。

あなたの子供もあなたとは違う思想を持つ。

その時にそれを認めてあげられそうもないなら、母親失格だから、それまでにしっかり成長しとこうね、あなた自身が。

2009-04-01

http://anond.hatelabo.jp/20090401183838

お前の頭の悪い意見はどうでもいいんだよ。実際にお前の言うように、母性の沸かない女が母親失格だろうが動物失格だろうがなんでもいいんだよ。

じゃあ、その母親に「お前は母親失格だ」と言って虐待が減るとでも思うのか?

そういう言葉によって、虐待は減るどころかむしろ増えるんだと言っているんだよ。

つまりお前のような物事を広く見られないバカが「母性のわかない女は母親失格だ」とわめき、そういう風潮を作ることが、虐待が増える遠因となるんだよ。

母親失格の女にも、ちゃんと子供は愛せないにしても、虐待せずに育ててもらうようにしないと、実際に虐待被害を受けるのは子供なんだから。

http://anond.hatelabo.jp/20090401183542

「生んだはいいが、どうしても可愛いとは思えない」「でも、生んだからにはちゃんと育てなくては」と気負っている母親に対して、「お前は母親失格だ」「母性がないなんて、人間失格だ」という風潮を押し付けることによって


だからぁ、そもそも母性が欠落してるのがおかしいんだって。それは風潮じゃなくて母親失格そのものでしょ。

生物として劣ってるってことは別に人間として劣ってることを意味するわけじゃないし、そういう人は子供なんか生まないでほかの生産活動すればいいんだよ。

進化した動物なのかもしれないんだからさ。

動物ってのは子孫を残すことが生きる目的なんだし、それができないなら動物としてダメダメって話だよ。

http://anond.hatelabo.jp/20090401183129

本当に頭が悪いな。

そのアブノーマルでマイナーな親、いや、そこまでいかなくても「生んだはいいが、どうしても可愛いとは思えない」「でも、生んだからにはちゃんと育てなくては」と気負っている母親に対して、「お前は母親失格だ」「母性がないなんて、人間失格だ」という風潮を押し付けることによって、追い詰められた母親によってかえって虐待が増えるっていう話だろ。

子供がかわいくない親もいるよ」「でも、がんばって育てようね」という言葉をかけることによって虐待が減るんだよ。

もうちょっと考えてからモノを言え。

2008-07-06

http://anond.hatelabo.jp/20080706215045

伯母(62)が若かりし頃、無痛分娩で産んだら色んな人に「そんなの母親失格」的なことを言われたらしく、今でも恨みに思って当時のことをぶーぶー言ってるもんなあ。何でだろうね? わけわからん。出産なんてはさみでチョッキンしたりもするんだし手術みたいなもんだろうに。歯医者ですら麻酔のための麻酔とかしてくれるのに、無麻酔で「じゃあこれから手術しますよー」と同じことじゃないか? ありえないよな? まったく合理的じゃない。

2007-12-12

伯母から母に手紙が来た

まず、伯母の家族構成を書いておく。

年金と三男からの仕送りが6人の生活費になっている。三男が未婚である理由は言わずもがなである。

昨日、伯母から母に手紙が来た。我が家家族全員宛に季節の便りを葉書で送ってくれることはたびたびあったが、今回は母宛で、封書だった。母は宛名を見た瞬間いやな予感がしたという。達筆であった伯母の筆跡がひどく乱れていたからだ。

昨夜帰宅した私に、母が手紙を見せてくれた。父には手紙が来たことをまだ話していないという。私も伯母の筆跡の乱れように驚き、いささかならぬ恐怖を感じながら便箋を開いた。文面は私が知る伯母のものとは思えない乱筆乱文、そして悲惨と恐怖に満ちたものであった。

長男が暴力を振るうようになったという。

長男は夏頃までは月に1、2度古本屋へ出かけたり、かかりつけの病院へ診察を受けに行くなど普段通りの生活を送っていた。家族との会話も少ないながら交わしていた。ところが秋に入ってから食事とトイレ以外は全く部屋から出なくなった。食事ができると伯母が部屋へ呼びに行く。食事に箸はつけるものの、じっと俯いて黙ったまま。そして突然顔を上げたかと思うと、食器類を食卓に叩き付け、「なんでこんなものしか食えないんだ」「こんな生活しかできないのもみんなお前らのせいだ。死ね。お前らみんな死ね」などと声を荒げ、部屋へ戻ってしまう。伯父と伯母に殴り掛かろうとしたこともあったが、二男が羽交い締めにして止めた。

こんなことになったきっかけが全くわからない、そもそも私の育て方が間違っていたのだろう、○○(三男)にも申し訳ない、母親失格だ、殺されても仕方がない、云々。読みながら手が震えた。家の中の澱んだ空気が臭ってくるようだった。

どうにも頭が混乱したが、母には父にも手紙を見せることを勧めた。父は普段は穏やかな人だが、いったん激昂するとなかなか冷静になれないところがある。伯母は当然父のそんな性格を知っていたから、母に手紙を出すしかなかったのだろう。しかし、これは父も知らなくてはいけないことだと思ったので、母と話し合い、内容をあらかじめ話した上で父に手紙を見せることにした。

手紙を読み終えた父の表情は恐怖と怒りと悲しみ、そして苦渋に満ちていた。便箋に目を落としたまま呟いた。「なにせ遠いもんだからなかなか顔を合わせる機会もないけれども、時々電話ででも話を聞いてやってればなぁ…」。母は泣いていた。「明日、姉さんに電話して、土日であっちへ泊まるようにするから。とにかく、直接話を聞かないことにはなんともならん」。父は便箋を畳んで封筒にしまい、鞄に入れた。

私には何ができるのだろう。まずは伯母宛に手紙を書いて父に託すくらいしかできないと思うが、何を書いていいのかまったくわからない。布団に潜って考えていたら眠ってしまい、伯母が台所に立って包丁を握りしめている夢を見て汗びっしょりで目が覚め、これを書いている。階下で母も起き出したようで、さっきから食器を洗う音がしている。父も起きているのかもしれない。三人ででお茶でも飲んで、少しでも落ち着こう。

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