はてなキーワード: 秋田書店とは
元とらのあな店員が決める 漫画10選と成年漫画10選 http://anond.hatelabo.jp/touch/20141222015250
元とらのあな店員が決める 漫画10選と成年漫画10選2 http://anond.hatelabo.jp/touch/20160201015410
の続き。
①Osaka.sora
ふたりの掛け合いが楽しそうでなにより。くだらないゲームとかできる人いるのいいなぁー。
あと、背景が大阪の街が出てきて懐かしいって感じになる(一時期関西にいたので)。しかも、わかる人にはわかる感じで描かれてるのがなお良い(フェスティバルホールとかね)
③バイナリ畑で捕まえて
④地底旅行
緊張感が、しっかりと描写されて、表現されて、こっちも息を呑むようにして読んだ。
昔の日本ってこんな感じだったのかなぁーって思うと、現代に生まれてきて良かったって思う作品。
日本を再発見っていう意味で言うと、英国一家、日本を食べる的な面白さがある感じ。
無用力っていう思春期の女の子だけが持ってる能力(イライラすると手がゲソになっちゃうような、無意味な能力。しかも制御不可)がある世界を描いた、1話完結の日常系ほんわかまんが。
絶対あり得ない事が起こるのに、無用力だからしょうがないね、みたいなゆるい雰囲気が良い、優しい世界。普通だったら手がゲソになってたらニュースどころの騒ぎじゃないんだけどね笑
どの話も構成がしっかりしてて、引っ掛かりがなく、気持ちよく読めるのもいいね。
ぬいぐるみのことを、ぬいって読んでるんだとか、そんな普通のことでも、渡辺さんってそうなんだ!みたいに裏側が覗ける感じがして、楽しい。
⑧銃座のウルナ
人を選ぶ作品かもしれない。僕は好きです。
⑨辺境で
短編集です。
非常に詩的な作品。
なんか非常に興味深い作品。
ニコニコ漫画で読ん出るのだが、まだ3話くらいしか読んでないが面白い。
魔女ってこんな感じだったらいいなぁー。
てか、テレビアニメ化してたのか!!知らなかったです。
あと毎回、成年漫画も紹介してたんだけど、最近成年漫画読んでません。すみません。
代わりと言ってはなんですが、
書きながら考える
バイトが寝転んだ?冷蔵庫に入ってたアイスが嫌かってたら、私はそんなでもない。
袋に入ってたんでしょう?
醤油さしは嫌だな。嫌だけど外食には常にそういう危険性がつきまとうってことだ。
私も出しすぎた爪楊枝を戻したことがある。
出しすぎた醤油を戻した、ってのはどうだろう。
うーん。
家のやつならまあ、ありかな。
何でかっていうと梅干の種をとっておいて別のことに使うって料理家の人が書いてて
そのときもちょっと汚いなーと思ったけどまあ家族のだったらいいかーって思ったので。
あとねぇ、社食のパートのおばちゃんがラーメン出すときに指が汁に浸かってて、
「だいじょうぶよーあつくないからー」ってそういう問題じゃない!というのも思い出した。
人が触ったから毒、ではないんだよね。大腸菌は世の中にあふれているので、(゚ε゚)キニシナイ!!方がいいんでないの。
若い頃の、仲間内のおふざけみたいなの、大学の同級生がつり革にぶらさがってたことあったし、あれ今だったら炎上すると思う。
「おまえも(モラルがない人の)仲間なんじゃないか?」って言われるのが怖いんだろうな。
疑われたときに「自分は違う」と説得できないと自分で思ってるんじゃないか。
職業はいろいろあり、各職業で「周囲で許容されてはいるが外から見たらおかしいこと」ってあると思う。
思いつかないけど、例えば給食のおばちゃんが鍋に指つっこんで味見するとか?
結局、メディアリテラシーの問題って気がしてきた。
企業がすべきことはSNSの利用指針をつくる、ってことだけで(うちの会社は職場に携帯持ち込み禁止ということになっている。ドメイン規制もあるよ。)
店舗閉鎖決めたのは会社のくせしてバイト君に損害賠償するのは変だよ。
客として行って、不味い!ってSNSにアップしたら「あなたのせいで売り上げに影響しました」って訴えられそうだもん。。。
会社の肩書きやフォロワーの多さを利用して自分の意見を拡散するんだったら責任が伴うってこと。
そういえば件の写真はどうやって広まったんだろうね。
モラルに欠ける奴がいるから拡散しよう、というのは正義感ではなくて明確な悪意だよね。
バイト君はその行為自体じゃなくて風評によって罰せられたんだけど
店は
「今後このようなことのないよう指導を徹底して参ります」じゃいかんのか。
そういう店だったら行くけどなあ私…。
店は謝罪のコストを嫌気しただけじゃなく、損失分をとれるところからとりかえそうとしていて醜悪だと感じる。
失われた信用というのは謝罪でしか取り戻せないと思うのよね。
謝るとコストがかかる、こんな世の中に誰がした。
ほら、マスゴミだの何だの言うけど、みんなまだ無意識にマスメディア信頼してるだろ。
「但しソースは日経」ってのは、裏返すと、毎日だの読売だのに載ったりTVで流れる情報を「事実」だとする連中が多いってことよ。
情報が錯綜している時に、ここで「毎日新聞」とか引っ張ってくると、(たとえ伝聞として書かれていても)それを事実扱いするバカが湧くだろ。
j-castなら、眉に唾つけて読むだろ。
それほんとに元従業員が言ったのか?とか裏取れてんのか?とか。
元社員側は伝聞情報しか無くて「言い分すら正しく出てるか怪しい」状況。
honeybe
リボン型ヘアクリップだが、記載された当選者数50名、実際用意してあった景品数5個、実際の当選者3名かもしれないだろ!2013/08/22
ソウネ。
社告を字面通りに読めば、「解雇理由は、恣に景品を窃取したから」としか無いもんね。
「秋田書店も5個しか準備してないが、2個パクられた。なので解雇」ってのもあるよね。
でも、それもウルトラCだと思うんだよなー
するなら休職前にするだろうし、ソモソモ共犯関係にあたるから、そんな理由で解雇しねえだろ。
つうかな、社告にしちゃマジで脇が甘すぎだろう。
「元社員が賞品をほしいままに不法に窃取したことによるものです」
って書いちゃうとさー
字面では「秋田書店が準備してなかった」「元社員が窃取してた」は両立し得るけどさ、
フツーそうは読み取らんだろ。
言い方を変えると、そう読み取ってほしいと思って書いた、という強弁は通らなかろう。
この文面だと「今回の件は全部元社員のせい」って主張してるって読み取られておかしくないし、
(懲戒解雇の場合、横領の証拠がっちりありますってレベルじゃないと認められないしな。謎なくらい厳しいよ解雇権適用って)
みんなわかってて口に出してないだけだと思うけどさ、これ見えてる現象とはまるっきり逆だと思うんだよね。
「景品表示法に基づく措置命令」の件で揉めてるんじゃなくて、まるっと「解雇事由」で揉めてんだよね。
オレのゲスパーだと、こんな流れ。
もうぶっちゃけた話「社内で調査中なのでお話できない」でお茶を濁しつつ、
金払って和解してナアナアにするのが一番だったと思うんだけどなー
あー、まあそういう意味では、
社告で全ツッパ、世の中には元社員が全部悪いと印象づけておいて、
編集部がそもそも虚偽のプレゼントをやっていた→例の元社員はそれを見てプレゼント窃取してもいいんじゃないかと思って犯行に及ぶ→秋田書店の内部調査で虚偽プレゼントがバレ、その過程で窃取も明るみに→元社員解雇→元社員逆ギレして訴える、って流れはあり得ると思うんだが
「山口組がA店からみかじめ料取ってました!やべえ!」みたいな話でしょ?
http://anond.hatelabo.jp/20130822001326
リボン型ヘアクリップはパクったわけじゃなくて撮影用の3個しか購入してないんだろ。
まともにニュースも読み聞きしてないくせにくだらない長文垂れ流すなよ。
それっぽく書いてるが、
7. 秋田書店が恒常的にパクってた(そもそも準備してない)上に、社員が少ない景品をさらにパクってた
くらい普通に考え付くだろ。
揉め事ってのはたいていどっちも問題あるんだよ。
白か黒かで判断しようとするやつ大杉。巨悪企業VS善なる労働者って構図にしたいのかね。
今考えるなら、社員がパクったのは
・勧められて無理やり
・最初は抵抗したがそのうちノリノリで持ち帰った
・この社員だけでなくみんなでパクってた
・パクったのは上司
・パクったのは誤解またはグレー(ロッカーに商品を入れたまま休職したとかなんとか)←朝のニュースで出たらしいが未確認
とかその変。
秋田書店の話、かんたんにまとめておくな
http://www.caa.go.jp/representation/pdf/130820premiums.pdf
腐ってもお役所仕事なんで、「認められました」って書いてあるって事は裏が取られてる。
なので、公式にこれが「事実」な。
(1) 対象商品
「ミステリーボニータ」、「プリンセス」及び「プリンセスGOLD」と称する漫画雑誌
(2) 対象表示
ア 表示の概要
(ア) 表示媒体
a 「ミステリーボニータ」の誌面
b 「プリンセス」の誌面
(イ) 表示期間
(「2011年2月号」から「2012年5月号」まで)
(「2010年6月号」から「2012年5月号」まで)
c 平成22年7月16日発売から平成24年3月16日発売まで
(「2010年8月号」から「2012年4月号」まで)
というわけで、少なくとも3誌において、1年〜2年分はやらかしてた裏が取れましたってことだな。
(これ以前からやってたかどうかは判らないが、少なくとも公式に裏取りできたのがこれだけってことだろ)
http://www.akitashoten.co.jp/news/201
なんか「元社員を名乗る人物」って書いてある次の文で「元社員の」とか書いてて、だいぶリリース文も混乱してるな。
まず社員かどうか疑わしいとか、其処の確認からじゃねーのかな。
んで、「元社員が商品を恣に不法に窃取した」ってあるけど、これは横領を指すんだろうな。
(業務上じゃなくて、私傷病ってのは、まあ裁判になって認められるのに時間かかる系な。鬱とか認めない企業まだまだ多いしな)
ここがポイントだが、消費者庁から措置命令が出るまで、一切紙面にお詫び記事が出てない。
まあもうガッツリ措置命令でかかれとるが、少なくとも下記の号まではやらかしてるわけだ。
なので、「元社員が恣に不法に搾取した」が「別にお詫びとかは出してない」状況。
http://www.j-cast.com/2013/08/21181939.html
正確に言うと、元社員の言い分としてJ-castが書いてる言い分な。
(普段マスゴミマスゴミ言うんだし、こういうときねじ曲がってる可能性も頭には置こうな)
女性は上司から「会社にいたかったら文句を言わずに黙って仕事をしろ」と言われ、不正を働くことへのストレスで病気になり11年9月から休職。12年2月に「多数の読者にプレゼントを発送せず、不法に窃取した」との解雇通知書が送られてきたというのだ。女性側は「罪をなすりつけて懲戒解雇された」と訴えているという。
まあ、ど真ん中アウトだあな。
11年9月からの休職が認められるかは微妙だが、12年2月の解雇通知書が送られてきたのがほんとだとすると(これは書面がのこっとるだろう)
そもそも「どうやってそれが発覚したか」「それが本当に事実なのか」を秋田書店側が明確にする必要がある状況じゃないのかな。
こっちは「業務として景品表示法に違反しつづけて」「別にお詫びとかは出していない」状況。
まあ、時期だろうな。
解雇通知書に本当に「12年2月」の日付が入ってるなら、秋田書店側が「2月の時点で、4月6日発売の書面訂正が間に合わなかった」としないと厳しい。
(双方ともに理由は「不法に窃取」となってるので、そこにズレはないので)
あと、休職が「11年9月」からかどうかな。あと、いつから復帰してたのか、復帰せずに辞めてるのか。
j-castが相当スカタンな書き方してないかぎり、11年9月〜現時点まで元従業員は景品関連にタッチしてないと思われるわけだ。
(双方とも「休職」にズレはなくて、私傷病か業務上かの差しかないので)
の組み合わせのどれかしかないんだよな。
で、どれにしても景品表示法には違反してて、どこにもお詫びを載せてないと。
お詫びってのは誌面にな。消費者庁に指摘されるまで黙ってたというわけだな。
まあ、発覚した腹いせに消費者庁にタレ込んで、盗んでたら普通そんなことしないべ、という心証でもって裁判に勝つ気で元従業員が突っ走ってる可能性も無くは無いな。
可能性だけなら。
ただなあ。
実は休職とかしてませんでしたウソデースとかじゃないかぎり、時期が変すぎるんだよなあ。
だから、景品購入とか納品の領収書とか受領書がガッツリあって、
元社員の自宅ガサ入れしたら現物出てきたとか、ヤフオクで売ってた痕跡とかでてこないと、厳しいと思うんだよな。
消費者庁の例示を見てくれよ。
記載された当選者数 50名
実際の当選者数 3名
ワンセグポータブルDVDプレイヤーをパクった、とかなら判らんでも無いんだけどな。
リボン型ヘアクリップ、47個パクってなにするつもりなんだよ。
社の見解だすの、早過ぎやしねえかコレ。なにがあったんだ一体。
不祥事専門のリスクコンサルとか雇った方が良いんじゃないのか。
弁護士だって、ホントのこと知らされなかったら、適切な対処なんかとれねえよ?
解雇の理由は、元社員が賞品をほしいままに不法に窃取したことによるものです。また、元社員は業務上ではなく、私傷病による休職です。
「窃取した」と言うなら被害届を警察に出しているか、検察に告発書を出しているはずだろう?
被害届には盗んだ従業員とやらの名前も書くのか? 告発手続きになるのか?
もし、無実の人を罪にきせようと捜査機関に働きかけたら、その時点で誣告罪が成立するね。
警察が秋田書店に捜査が入って、逆に詐欺の真犯人が逮捕されるかもしれないし、誣告罪で逮捕者が出るかもしれん。社告は、もしかしたら、とんでもないブーメランになるかもしれないな。
秋田書店は、読者プレゼントを盗んだ証拠とやらを用意しているだろうな?
それとも私文書偽造か?
それとも誣告罪か?
どこまで秋田書店は堕ちるんだ?
なんだかワクワクしてくるな!
つまり秋田書店側としては、この元社員とやらが不正をやったからクビにしたのに、この元社員が不正を指摘した自作自演だ、っていう立場なのか
http://www.akitashoten.co.jp/news/201
この度は読者プレゼントに関する弊社の一部編集部の不祥事について多大なご迷惑とご心配をおかけしたことをあらためてお詫び申し上げます。
上記の件に関し、8月21日付の毎日新聞夕刊に元社員を名乗る人物による証言記事が掲載されました。この記事は弊社への取材も一切おこなわれず一方的に元社員の言い分を掲載したものであり、また、書かれている内容と弊社の認識とは大きな隔たりがあり、とうてい容認することができません。
一例を挙げれば、元社員は、あたかも社内の不正を指摘し、改善を訴えたために解雇されたなどと主張しておりますが、解雇の理由は、元社員が賞品をほしいままに不法に窃取したことによるものです。また、元社員は業務上ではなく、私傷病による休職です。
毎日新聞の記事によれば、元社員は懲戒解雇を不服として解雇撤回を求めて弊社を提訴する意向とあります。弊社としては法廷の場で事実関係を明らかにし、解雇の正当性を証明する所存です。
全面対決ワロタ
http://anond.hatelabo.jp/20081228014905 の続きです。
<インタビュー>
シェーンヘル(以下シ):どうしてカンパニー松尾と称するようになったのですか?
松尾(以下松):中学時代にさかのぼるんですが、自分の「会社」を始めたんです。社員はぼくひとり、ジュースや手作り弁当をクラスメイトや友人に売ってました。毎朝、20個の弁当をかかえて登校したものです。で、みんなが僕をカンパニーと呼ぶようになったと。これがぼくのペンネームになり、映像のキャリアを通して使ってます。
シ:まず最初に、ハメ撮りの歴史について少々語ってもらえますか?
松:ハメ撮りスタイルの作品は、80年代初期からありました。ハメ撮りということば自体が使われるようになったのは、88年か89年だと思います。昔はAVの小さな一角を占めるだけでしたが、それから大きくなりました。
松:はい、そうです。働きだしたのが1988年、22才の時です。
シ:そのとき、V&Rプランニングはすでに大きな会社だったのですか?
松:いや、とても小さかったです。ぼくは4人目の社員で、会社自体もまだ2年目でした。
松:はい、そうです。
シ:V&Rは最初からドキュメンタリースタイルのAVに力をいれていたのですか?
松:はい。安達はテレビ出身で海外映像の輸入エージェントとして働いていました。モンティ・パイソンとかそうですね。でも彼はおもに死体ものとかのキワモノにもっぱら興味があったようです。それが彼の嗜好だったんですね。
彼は撮影については知りませんでした。自分で会社を始めて、自分でこうあるべきだと思うやり方で彼はドキュメンタリーを作ったのです。会社自体はキワモノですが、安達は非常に真剣な作品を作ろうとしました。
シ:V&Rの意味は?
松:ビジュアルアンドリテイルです。バイオレンスアンドレイプじゃないですよ、皆さんの思うところとは違って(笑)。
シ:V&Rでは最初は助手、そして1989年に自分の作品を制作し始めます。最初の作品はどんなでした?すでにハメ撮りでしたか?
松:いえ、ハメ撮りは1991年からです。その前はドラマ仕立てでした。
シ:後期の林由美香があなたをハメ撮りに導いたという記事を読んだのですが…
松:いや、直接ではないです。林由美香とは1989年からやってました。正直にいうと、ぼくは彼女が好きだったのです。一緒にパリ・ロンドンに旅行して、ビデオを撮ったこともあります。僕の作品である、「硬式ペナス(1990年)」は彼女への愛を宣言したものです。その作品で、彼女はスターになりました(原注:林はその後すぐに松尾と別れ、他の出演作品の監督と関係を深めることになる)。彼女との作品では、自分で男優はしませんでした。でもそれは非常に不自然に思えました。彼女のおかげで、ハメ撮りが一番自然な撮影方法だと感じられるようになったのです。つまり、そのやり方だといい作品をじかに作れるし、ハメ撮りだと女の子に近づく、彼女自身がオープンになれる、本当の気持ちを見せられるといったことや僕自身の女の子に対する気持ちを表現できるのがあります。僕にとって重要なのは、女の子と緊密な関係をきずく、女の子が好ましく思えるってことです。でなきゃ、いい作品は作れません。
松:ええ。彼女は素人としてこの仕事を始めました。彼女のデビュー作はぼくが撮りました。1991年のことで、ハメ撮りが僕の撮り方の主流になってました。「私を女優にして下さい」ですね。次のシリーズものが「熟れたボイン」です。ぼくの作品で素人から有名女優になった最初の女の子です(原注:松尾自身もこの共同作業により今日知られるようになった有名監督になった)。
シ:V&Rで活躍する一方、マンガ「職業・AV監督」の原作も手がけられています。
松:はい、これ実話です。井浦秀夫が絵をかいてます。1997年から98年の作品で、全5巻で秋田書店から出ています。ぼくの仕事、ぼくの作品に関わる女の子たち、V&Rの人々、安達かおる…まあそのころのこと、すべてですね。
松:中堅どころといった感じです。AV市場では大きな会社はいっぱいあります。でもV&Rはその中には入らないですね。大会社のビデオはあんまり興味ないです。その点、小さいところの方がいい作品をだすかな。V&Rは間違いなく、変態を極めた会社のひとつです。
シ:V&Rが制作した「ジャンク」シリーズにも関わってますよね?こうしたデス・ドキュメンタリーは南米で撮影されたものですか?
(原注:「ジャンク」の原題は「faces of death」。もともとコナン・ド・シレールが1979年から90年にかけて制作した4本のアメリカ作品。V&Rが引き継ぎ、ジャンクのタイトルでデス・ドキュメンタリーを制作し続けた。同様のケースはドイツでも見られる)
(訳注: http://www5b.biglobe.ne.jp/~madison/worst/mondo/junk.html が興味深い)"
松:1989年頃のものですね。V&RはAVだけでなく、デスビデオを海外で撮影してました。カメラマンのイシカワ・タケシが両性具有者にただならぬ関心を抱いていたのです。そのためにブラジルのタブロイド新聞と連絡をとっていて、ブラジルに詳しくなりました。向こうが言うには「デスビデオを撮るならブラジルにこなきゃ」と。で、安達、イシカワ、そしてぼくがブラジルに行って、2週間ほど彼らと行動を共にしました。
新聞のカメラマンは、警察無線を傍受していて、事件が起こるや、すぐに現場に直行しました。ブラジルの警察は動きが遅く、たいていカメラマンが先に到着しました。日本だと死の現場はいつも警察が人目につかないよう隠しますが、ブラジルだとそんなことはないです。ぜんぶオープンですね。
松:両方です。何もかも。殺人はとても多かったです。撮影には何の支障もきたしませんでした。愉快なもんじゃないけど、ぼくができるのはそれしかなかったし、使命感みたいなものも…たぶん、ふつうはそういうのって撮れないと思うんですよ。たまたま機会にめぐまれて、現場に行ったと。でもぼくはだんぜん、AVがいいです。デスビデオとセックスビデオには共通点があります。どちらもひどく当たり前のことで人間の根源にかかわるのに誰もが隠そうとする。ぼくらは封を開けて、それが見えるようにしてるんです。
シ:ジャンクはシリーズものです。どのエピソードを担当しましたか?
松:6番です。
シ:どこで撮影しましたか?
松:リオデジャネイロです。リオはぼくの好きな街ですけど、別に死体を撮ったからってわけじゃないです。リオは美しいところで、ほんとうに輝かしいものから暗い側面まで、すべてがあります。丘の上のキリスト像からファベーラと呼ばれるスラム、美しい町並み、そして白い砂浜まで。美しい娘からギャング、ホームレス、麻薬の売人、そして殺人犯。すべてがそこにあって、生きている、街に存在するのです。パワフルな場所です。美しく、そして同時に恐ろしくもあります。一回しか行きませんでしたが、今でも魅力的です。
シ:リオでハメ撮りは?
松:いや、まったく。アメリカやヨーロッパでは何本か撮りましたが、ほんとうにしたいようにはできませんでした。もちろん、言葉が大きな理由です。ハメ撮りの現場に通訳は連れて行けませんから(笑)。でも言葉の違いより文化の違いの方が大きかったと思います。ハメ撮りでは、女の子の内側に行ってみたいのです。何を考え、どう生活し、夢、そして現実はどうなのかと。生命の中に隠されている汚れた、感情的なものを取り出したい。外国でできるのはセックスを撮ることだけ。それじゃ十分じゃないし、ぼくは満足できない。セックスシーンを撮るだけなら、俳優を呼んで女の子とやらせればいい。ぼくなんてお呼びじゃないです。ハメ撮りだったら、なぜ彼女はこれしてあれするのか、動機、考え、そうしたことを詳しく理解できます。ぼくは女の子の個性を描写したい。欧米の娘とだと、ちょっと無理です。セックスが好きかもしれない、オープンかもしれない、でも日本の娘たちとのようには近づけない。ほんとうの性格がわからない。つまり、ぼくは彼女たちとビデオを撮れない、ってことです。
シ:他のアジア諸国だと?
松:アメリカやヨーロッパはポルノに関して長い歴史があります。スクリーンにセックスが映しだされることについてオープンです。でもアジアはかなり遅れています。厳しい規範があり、ポルノ産業において多くを語ることが難しいです。日本はずっと先を行ってますね。
シ:V&Rにはいつまでいましたか?
松:2004年までです。それからハマジム、現在の会社を仲間と始めました。
松:浜田写真事務所、略してハマジムです。みんなそう言うし、領収書も短い名前の方が便利です。今ではもっと短くなって、「HMJM」です。もともとカメラマンの浜田さんが由来です。彼はぼくらのなかで最年長、みんな尊敬しています。彼がボスです。
シ:現在、何人が働いていますか?
松:7人です。
松:たとえば、「広瀬舞、海老原しのぶ」(2004年)、あ、ふたりの女優の名前から題名つけたんですけど(訳注:ハメドリズム01?)、200万円前後ですね、DVDジャケ込みで。「アテネマラトン」(2004年)はオリンピックのときにギリシャで撮影しました。300万円ほどでした。基本的には一本、200から300万円です。
シ:「オークション01」「オークション02」(2004年)のような純ハメ撮り作品だと、旅費がばかにならないと思いますが?全国を旅して撮りましたね。
松:実際、そっちの方が安いんです。スタジオ撮影は高い。スタジオ代だけでも100万かかります。それだけあれば、ほんといろんなところに行けますからね。
シ:基本的に、彼女たちの住んでいる町、実際の生活環境で会ってますね?
松:ええ、基本的にそうしたくて。
シ:あなたは常に、親密で個人的な彼女たちの肖像を切り取っています。彼女たちの本当のやり方をつかんでます。ビデオの中で彼女たちは、ビデオ出演の動機も含めて大いに語っています。ところで、彼女たちが作品に出演する動機、これはどうお考えですか?
松:女の子それぞれというのはもちろんですが、お金が主な理由だと思います。でもハメ撮り一編に登場しても大した金にはなりません。一回会うのが5万円、つまり彼女たちがぼくに電話するのは他の理由があるにちがいない。好奇心だったり、非日常に惹かれたり、もしくは日常のストレスから抜け出したかったのかも。そして単純にセックスに興味があったというのもあります。でもほとんどの場合、彼女たちはほんとうにくつろいで、作品に出ることを楽しんでいます。ところで、あなたはドイツ人だとおっしゃられましたよね。笑い話なんですけど、実際にAVをドイツで撮ろうとしたことがあったんです。2年前に女の子ひとり連れてベルリンに行きました。ぼくのプランは、アウトバーンを時速300キロで飛ばしながら女の子にしゃぶらせるというものでした。日本は速度制限が厳しいというのもあってこの計画には非常に興奮しました。これは全男子の夢だぞ、車をかっ飛ばしながらセックスをするなんて。女の子はいるし、おしゃぶりしてくれると。ポルシェを借りてアウトバーンに出ました。最初の誤算は300キロ出なかったことです。260キロくらいまででした。で、女の子が車酔いしちゃったんです。なんにもできませんでした。ドライブだけで終わりました。
シ:でも撮ったんですよね?
松:ええ、全部収めました。衛星放送向けAVの一編になりました。
シ:これからの予定は?
松:ぼくはAVが好きで、今やっていることをこれからも続けたい。テレビや映画には興味がないし、AVを作りたい。大会社に所属したくもないし、ハマジムを大会社にする気もない。ビジネスのことは考えたくない。ただ自分の好きなことをやっていたいです。