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はてなキーワード: 社畜とは

2015-12-21

駆り立てるのは金と金、横たわるのは社畜ニート

chapter2

挫折

人は人間に生まれ、使える社畜となり、退職して人間に戻る

利用的消費をされたくない。

自分のドロドロの感情に沈んで死にそうだ

すごくどうしようもないんだけど、本当に毎日ゲロ吐きそうなほどつらいから書く。

自分は30代に入ったアラサーの男で、本当にしがなく生きてきて、普通に働いてて、普通に友達がいて、たぶんそんなに駄目な人生は歩んでいない。

年収は多くはないが、まー平均よりはちょっと上くらいで、順調に役職ついている。

今、彼女はいないし、たまに枕にうっぷして「彼女ほしいいいいいよぉぉおふえぇぇぇえ」と叫びたくなることはあるが、

そうはいっても普通に毎日楽しい。いやまあ、ゲロは吐きそうになるんだけど。

それなりの進学校から偏差値高い大学いって、普通にサークル入って、モテたいとか思って外見を磨いたりして、

それなりに男女交際して、会社入って、で、「結婚適齢期」ってやつにみごとに足をツッコんだ。

というかもう30超えてて、アラフォーが目の前に見えてくるから結婚適齢期」はぶっちゃけすぎてる。

女の方がやり玉にはあがるけど、男もまー「どうなの?」ってしょっちゅう聞かれるようになる年齢だよな。

自分自身結婚願望は大きくなくて、というのもたぶん「子供が欲しい」と思ったことが一度もないからだ。

子供自体かわいいと思う。

別に子供嫌いではない。Facebookに流れてくる他人の子供へのヘイトを募らせることもないし、

の子供(姪)のことも「天使だ!」ってかわいがれる。めっちゃ貢いでる。

だが、子供が欲しいと思ったことがない。

から結婚」の必然性も感じたことがない。

なんなら「子供すごい好きで早く子供欲しいし結婚したい」っていう彼女のその言葉気持ち悪さとプレッシャーを感じて

「無理だ!」と別れたこともある。若かったのもあるが。

結婚」に重さを感じたわけではなくて無邪気な「子供が欲しい」という願望に気持ち悪さを感じた。

彼女に限らず、普通に子供欲しい」っていう男にも女にも一定気持ち悪さというか、異星人感をうける。

まじで「なんで?」って気持ちになる。

もちろん、厳密に言えば「出産」と「結婚」がイコールじゃないことなんてわかってる。

シングルでも子供を産んで育てることはできるけど、今の日本法制度の中ではあえてそうするメリットもないし、

風当りが強いのは確かだから、まぁほぼ同義ということで話を進める。

個人的にはシングルどうのとか関係なく、本当に腹の底から「ほしいいいいいいい」って願って収入のある(もしくは親に頼れる)人は

男女共にそれを選べばいいと思うし、そこに「片親かわいそす」とかいう奴は地獄に堕ちろとは思う。

(まぁ女性シングルになるのと、男が産んでもらってシングルやるハードル全然ちがうが)

話がそれた。

で、だ。俺が吐きそうになるのは、そうやって「結婚そんな興味ないな」と思っているのに

結婚制度」に乗らなきゃなーってどっかで思っているからだ。

明確に「子供がほしい」とか「結婚したい」って願望があるわけでもないのに、

結婚しなきゃ」ってプレッシャーに押しつぶされそうになる瞬間がめちゃくちゃある。

自分でもよくわからない。

他人目線を気にするな」と言われても、なんというかこちらが気にしてなくても「うっとおしい」と思うことを言ってくる人は

めっちゃいるし、実際「既婚じゃない」という理由の面倒な押し付けみたいな圧力もある。

姉が結婚してるから、あたりまえに両親も俺に「結婚はー?」と聞かれる。

不細工デブで非モテで彼女いなくて結婚できなかったら「やっぱり(とりあえず痩せろpgr)」

仕事ばっかりしていて社畜やってたら「やっぱり(仕事ばっかの男はびみょー)」

イケメンでちゃんとしててそこそこ市場ニーズがありそうなのに結婚できなければ「やっぱり(中身に問題が)」

ありとあらゆる論理で殴られる。

本当にうっとおしい。

なんでこんなに「結婚」だけでできそこない扱いされなきゃいけないのだろうか?

別に望んでない、といったらそれで済む話ではないのか?と厨二心が全開になる。

これだけならまだ外部圧だけの話だが。

結婚してないとまともじゃない人」というレッテルのつらさもそうなんだけど。

ぶっちゃけ「こいつでも結婚できたのに」と誰かを見てしまうことがあって自分の汚さに辟易する。

同級生でももう結婚してるは当たり前だし、子供もいるが、正直「なぜこいつが?」とか、ある。

それこそイジメやったことがあるのとかもいるし、お顔立ちが残念な奴もいる。

その人たちは賢く、うまく、相手とゴールしたのかもしれないし、

すごく愛し愛されて結婚したのかもしれないし、

俺のようにめんどくさい拗れがなく、普通にレールが「結婚」を通過したのかもしれない。

でもなんでこの人たちできて俺はできないんだろう。

俺なにかしたっけ?とか。

あれ理想高かったっけ?とか。

そもそも結婚したい理由なんだっけ?とか。

別にステータス「既婚」を手に入れるための結婚とか本末店頭だし意味なくね?って頭ではわかってて、

でも「積極的未婚」なわけでもないし、

「既婚」ステータス手に入れられないとずっと外部に殴られるんだよなっていう想像やす未来を思うと暗澹たる気持ちになる。

別に付き合わないでもセックスはできるんだけど、いまさらそんな性欲をぶちまけるパッションはないし、

ただただ「かわいいねー」って言うだけならペット飼うだけでいいし。

世の中の婚活本とか、セオリー本とか、全部まるっと含めて「結婚したいなら行動しろ」って言われるし、

いやそんなことは知ってますよって思うし、別に婚活自体が嫌なわけではないし、彼女いらねぇとか、

嫁いらねぇとか、結婚墓場からいやだとか思ってるわけでもないんだけど。

結婚したいから結婚する」っていう強固な信念を持てないからどうしても「人ベース」になってしまうんだけど、

じゃあ「合う」人と、無事「ゴール」決められるようになるまでこの精神摩耗が続くのかよって思うとこれまた地獄で、

なんかつらくてつらくてつらくて吐きそうになるし、もう勢い余ってこの世から消えたくなったりする。

いいとしこいたオッサンがなにしてんだ…って自己嫌悪も振ってきて結構どん底だ。

多かれ少なかれの人がきっともってる感情だと思うんだけど、上手くいった人の話きいたって意味ないし、

からといってうまくいってない人と一緒にいても意味ないし、

もはや俺には祈るしか道が残されていないのでは!?という飛躍思想帰結していくのだけども、

ここでまたフリダシに戻るのが「そんな結婚したいんだっけ?」「なんのために?」ってことなんだよね。

ごめんゴールも結論もないんだ。

とにかくこの出口のないメビウスの輪の中に囚われていて、吐き出さないと自分の吐しゃ物にまみれて死にそうだから書いてみた。

願う事は「結婚してもしなくても別に普通」な世界だけど、そんな世界がそんなくるとは思えないし、

その世界がくることを願うくらいなら「とりあえず」結婚してバツつけるほうが簡単なんではないかとも思うから

神様助けて下さいって神頼みしながら沈むこととする。

なんかもうとりあえずペット可マンション購入して、かわいい動物と暮らすのが俺にとって一番いい生活なのかなー。とか思ったりはする。

自分のつらさがわからん

2015-12-13

社畜ラップ作りたい奴集まれ

やってくるぞ月曜

憂鬱これマジ最強

日本ブラック企業批判する人たちへ

よく海外有給休暇とか労働時間を挙げて「日本は苦労を美徳にしすぎ」って意見あるよね。

奴隷の鎖自慢とか苦労は買ってでもしろは売る側の言葉みたいに。

でも雇う側になってもそんなこと言えるのかな。

労働者権利を主張する人じゃなくて奴隷の方が欲しいでしょ。

「俺は苦労したんだからお前も苦労しろ。しないのはズルい」

この考え方って人間として当たり前じゃない。他人の目を気にするなって自己啓発が多いことからもわかる。

一言にすると「俺は楽したいけどお前らは怠けるな」ってこと。

まわりの人が権利意識持ったり他人の目を気にしなくなったら楽出来なくなっちゃう。

俺は個を殺してきたのに今の若者労働者権利を持つなんて不公平だよ。

リアルではこんなこと言わないがな。

からもっと頑張れ社畜

逃げる人には烙印を押し続けろ。

フリーターニートを煽れ。

2015-12-12

はーははは、俺には貢いでくれる母もいる。金持ち彼氏もいる。

てめーら社畜はせいぜい社会包丁やってろや

持つもの、持たざるもの、世の中は残酷なのさ

2015-12-09

1行目すら読めないことに驚く。脅迫でもされてんのかと

はてなブックマーク - 退職するなら社内の残業の隠蔽方法を告発してくれないかと言われた。 - 商社マンの社畜日記

辞めないことに驚く。弱みを握られて脅迫でもされてんのかと

http://b.hatena.ne.jp/entry/273106725/comment/suikax


現在、僕は勤めている会社退職手続きを進めているのだが、

これ本文冒頭の書き出しですよ

追加: ブコメ書いてるうちに読めばいいやん

同じブログの別の記事でも

はてなブックマーク - 商社の上司たちから頂いた有難いお言葉の数々をまとめた。 - 商社マンの社畜日記

ブログにまとめてる余裕があるうちに辞めればいいやん

http://b.hatena.ne.jp/entry/273156045/comment/sibukixxx


商社の愛すべき上司たちから頂いた数々の有難いお言葉をまとめた。退職の目処がほぼ立ったので、このタイミング備忘録も兼ねて。

こっちも冒頭

2015-12-02

就活を「真面目に」やって、婚活を「真面目に」やったら

自分経済不況期に就活した。就活就活本を買いあさって、「真面目に」自己分析し、企業研究した。

現在社畜だが、それなりに気に入っている。仕事顧客層が自分に合っているし、経営方針自分に合っているので、辛い時も「ここから逃げてもこれ以上にやりがいを感じられる仕事には二度とありつけない」と踏ん張れるからだ(今の所。潰しが利かない、というのもある)。

そんな自分が、もうそろそろ結婚したいなーと思い始めた。異性がいる環境ではないので、結婚相談所登録するつもりだ。その前に、「真面目に」自己分析してみる。

Q:自分はどんな人間ですか?(自己PR・志望動機

A:私は何事も楽しめる人間です! 趣味は〇〇ですが、これはお金をかけずに何回も楽しむことができ、その度に新たな発見があります。勤務先の〇〇社において、人が倦厭する〇〇業務に携わり、最初は右も左も分からない状態でしたが、勉強し新たな切り口を拓き、また人と話すのが好きな私なので多くの人と新たに協力関係を築き、〇〇という業績を達成しておりますハードながらなかなかにしかったのですが、他の人が避ける仕事でも私は楽しみを見つけ、より上を目指して結果を残すことができます。以上の経験から、私はどんな状況でも柔軟に、何事も楽しめる人間です。結婚後現れる様々な困難への対応力があります!(自分を選択してもらうためのポイント提示

Q:結婚後、どのような分野で活躍したいと考えていますか? また、苦手な分野はありますか?(自己PR・志望動機

A:特に力を入れたいことは2点ございます。まず、経済分野ですが、結婚後は、収入家計に入れつつ、将来の親戚付き合い・出産育児・急病などの起こりうるライフイベントに備えて月〇万円を貯金することをお約束します。小遣いについては婚約後に相談させていただければと思います。二点目、家事ですが、私は大学時代一人暮らし経験があります。そして現在実家暮らしで平日帰宅が遅いのですが、土日に平日のおかずの作り置きをする習慣がありますので、これらの実績は結婚後の衣食住を保証できるかと思います。苦手な分野についてですが、これまでの人生の中で、掃除が手間がかかり私にとっては若干苦手な分野です。これについては今後クイック〇ワイパーやモップスリッパ、取り回しの効きやす掃除機の導入によって、現在改善中です。(結婚生活の具体化)

Q:では、(相手)さんを選んだ理由は何ですか?(自己PR・志望動機

A:私は(相手)さんが望む「〇〇」という条件を満たしておりますし、食事やお金の使い方などが似ており、正直これまでの約云十年を別々に暮らしてきたとは思えないほど、シンパシーを感じております。なにより、これまでお話した時間の中で、(相手)さんの「ガシーン、ドーン。アタシは死んだ。すいーつ(笑)」という何事も楽しんでらっしゃるお人柄に触れ、(相手)さんとなら、長い人生を楽しめると私が実感しているからです!(相手から要求を満たす、お互いの価値観性格の一致、相手の具体的な長所自分に合っていること)

……こんな婚活現実味面白味もないな!(自己完結

そして、結婚生活で最も重要なのは、「婚活」ではなかなか聞けない「性の一致」なのではないだろうか?

報酬

仕事報酬は、更なる仕事なんだよ、とボスは言った。

体が悲鳴を上げてるのに、別の痛みを加える事で忘れたフリをするように

たたきこまれる日々。

帰ってきたばかりで、まだアタマ仕事モードからスイッチできん。

そして、あと数時間で、また仕事がはじまる。

我らは先人の屍のうえに立っている、ただのIT社畜にすぎぬ。

私の屍の上にたつ者はいったい何を思うのか。

2015-12-01

anond:20151201231554

公私混同が嫌なだけです。普段は明るく元気で素直で社畜耐性のありそうな、企業が大好きな大学生ですよ。

http://anond.hatelabo.jp/20151201223910

そういう人が真っ先に"社畜"ってやつにされるんじゃなかろうか…。

2015-11-27

もし宝くじが当たったらって話で

オレもそういう話が好きだからネットで盛り上がっていたら見るんだけど、三億とか一生分の金があるのに、減らさないとかどう運用するかとかとか考える人ってなんなのって感じだわ。

気がおおきくなって金遣いが荒くならないように気をつけたらそんだけで一生くらせるのにな。

あと、社会とのつながりがなくなるから勤め人をやめないとかいう人もよくいて、どんだけ社畜かよって思うわ。

http://anond.hatelabo.jp/20151127141716

マジレスすると時代に適合してないからこそファンタジーとして長年愛されてるわけで、

下手に時代に適合させたら視聴率ガタ落ちで打ち切りだと思うぞ。

現代リアル家族を描くとすると

サザエんちは核家族波平フネは近居

サザエは働いていて職場じゃお荷物扱い、家事育児やらない夫にもウンザリ

マスオ社畜生活

カツオ中学受験の為に夜中まで塾通い

ワカメは夜まで学童

タラも夜まで保育園

故に一家揃って夕飯なんてシーンは平日はなし

波平は定年後のぬれ落ち葉

フネは孫の世話押し付けられてヘトヘト

誰がみたいんだよそんなもん。

追加

カツオワカメサザエの子じゃないだろと突っ込まれたけど素で忘れてたすまん

でもこの二人がフネの子のままだとどうあっても現代リアル家族にはならないので↑のままにしとく

2015-11-23

道端で泣いてしまった

しばらくぶりの休みがきた。世間では三連休だがうちの職場では関係ない。

勤務時間はまちまちだけれど日数でいうなら社畜と言って差し支えないなと思う。

ここ数日身体の疲れが取れず、気が滅入っていた。

本来なら1日早く休みが取れるはずが、会社の都合で1日ずれた。

たった1日されど1日。

会社では気をつかう事ばかりで、ストレスがたまっていた。

気を遣わなくていいよと色んなところから言われるけれど、そんなの真に受けて気を遣わなかったらグチグチ言われるに決まっているのだ。

まぁ、できる範囲仕事さえやってれば問題はないだろうと、出来る限り率先して仕事手伝ったりしてた。

なんか何事も当たり前だしなんでもないことなんだけれど、色々ストレスだったらしい。限界がきた。

明日休みだけれど、一人だ。誰か誘おうにも予定が合わなかった。

周りは楽しそうな人たちで溢れかえってる。私なんて今仕事終わったばっかだ。

もうなんかわかんないけど無性に惨めったらしくなってきて信号を待ちながらしくしく泣いた。

こんなことで泣いてるのも情けないしと思ってると更にしくしくきてしまって、路地で隠れて泣いた。

電車過呼吸を起こしそうだった。

明日からもまた仕事だ。頑張らなくては。

周りに言われるけどほんと彼氏とかなんとか作りたい。

一人はたまに寂しい。

2015-11-20

http://anond.hatelabo.jp/20151120061817

ごく少数の根拠が知りたいわ。

基本的には、政治なんかでも、票集めは分かりやすお題目連呼で、これでなびく人達の票で成立してるわけだ。

あるいは、社畜会社強制で党に支持されてたはずが、いつのまにか盲信しちゃってるパターンでもいい。

楽になるために信じている人がいるが、いつのまにか、楽になるためだっていう根拠を忘れてしまう感じ。

このパターンになる理由が知りたいんだよ。おかしいと思ってるはずなのに、なぜ対立意見を考えられないのか。

anond.hatelabo.jp/20151120012326

知らないだろうが、本当に多いぞ。そういう人、特に女が多い。

仮想敵なら本当にいいんだが、多いんだよ実際。

なぜそんなものが成立するか、傍目には分からないが。

  

ってか、仮想敵にされるから少ない。っていう根拠はどこから来たの?

もっと言えば、普通会社とかでも、「社畜」って感じで、思考停止する奴多いだろ。そいつらはそう考えると楽だからそうするんだけど。

なぜか、「社畜」という楽するための思考停止正論だと勘違いしだして、戻れなくなる奴も多い。

そういうのが、おかしいといわれれば分かるか?

2015-11-18

特攻隊は悪であり唯一褒められるべきは社畜同様に命令遵守したこと

国がこれからを築く若者死ね爆弾持たせて決死作戦()させた狂気

特攻隊員は頑張った、現代でいうところの過労死社畜

作戦を指揮した上層部は、現代でいうところの麻原彰晃

イスラム国と同レベルである

http://anond.hatelabo.jp/20151117174656

これだから社会人」というものはクソである

厳密にいうと、「社会人」なる立場に見栄や矜持を見いだしちゃうような頭の人間だ。

そしてそれを他人にも要求することで、「社会人はみな立派であるべき」という幼稚な幻想を押し通し、それに縛られて生きる様だ。

ここでいう「社会人」とは「俺の周りにいる人間」とも読み替えられるし、

「立派」というのは、「俺と同じレベル価値観」とも言える。

要するに、横並び意識であり、オラがムラ基準より低すぎる者や高すぎる者を攻撃する野蛮な姿勢だ。

 

べつに高級志向が悪いわけじゃあない。

「こっちを使ったほうがいいよ」と勧めること自体も悪いことじゃない。

ただ言い方から滲み出てくる品性というものがある。

社会人」ならぬ社会的人間なら、外側のハードウェアを整えて相手を騙すより、

内側のソフトウェアを洗練させた方が、長い目でみれば立派な人間になるだろう。

 

社会人意識を持っているものの多くはいわゆる社畜だ。

社畜を養っている経営層や投資家たちは、奴隷の鎖自慢を望んではいない。

ちょっとモノへのこだわりを見せたくらいでそこまで言う、と思うかもしれないが、

そういう些細なところからいびつ労働者賛美意識が生まれてくる。

そういう空気は自らの首を締めることに繋がると想像できなければならない。

仕事でうまくいかなかったり就業がままならずに自殺する人を見てやっと点と点が繋がるのでは遅い。

しろ、それを見ても「迷惑だ」としか感じない方向へ、自分ソフトウェアアップデートされていないか注意してほしい。

 

社会人」はこれからどんどん減っていく。

ロボット代替されるようになるにつれ、ロボットを導入する側の経営投資家層へ富は転移し、「社会人」だった人は生活レベルを落とす。

社会人から文化人(クリエーター)方向へシフトされるとしても、金銭的な充足の需要は満たせないだろう(精神的充足は進歩するとしても)。

そうなった時、「社会人から」という建前で一流のモノに心理的に依存してきた物質主義的な人間はどうなるだろうか。

まり時代を見越した価値観を取り入れていくということは、ひとが思うよりずっと死活問題なのだ

その時はその時、きっと順応できる、だから今は、という考え方もあることだろう。

だが人の考え方というのはそうそう変えられるものではない。団塊世代をみていたら分かるだろう。

こと社会的経済的観念というのは、テクノロジーに順応するのよりはるかに難しい。

から、古臭いソレにやすやすと取り込まれはいけない。

2015-11-17

伊藤計劃原作劇場版ハーモニー感想

 映画化は継ぎ接ぎだ。

 ある状況下において必要だった形質も、喉元すぎれば不要になる。その場その場で必要であった言葉の集合、小説文体は場当たりの継ぎ接ぎでできている。映画化なんて前向きな語は間違ったイメージを人々に与えやすい。エンタメは、いやすべてのコンテンツは膨大なその場しのぎの集合体なのだ

 だとしたら。我々読者が獲得したこの伊藤計劃なる奇妙な作家を、とりたてて有り難がり、神棚に祀る必要がどこにあるのだろう。『ハーモニー』は、『虐殺器官』は、すべて時代への適応として作家が描出したにすぎない継ぎ接ぎの一部だ。死後の評価も、映画化の「プロジェクト」も、すべて「ある時代で」においてのみ、皆が生きるために必要だったから、SFというジャンル生存寄与たか存在しているだけだ。

 かつて読者には、怒りが必要だった。

 かつて読者には、喜びが必要だった。

 かつて読者には、哀しみが必要だった。

 かつて読者には、楽しみが必要だった。

 1990年代(かつて)、2000年代(かつて)、伊藤計劃が生きていた時代(かつて)。

 それは過ぎ去った名作と時代に向けられる弔いの言葉

 かつて読者には、「これ」こそがわたしであるという思い込み必要だった。

<list:protocol>

<p:チケット券売機で買う>

<p:購入したチケットをもぎりのあんちゃんに渡す>

<p:その他パンフ等を入念にチェックする>

</list>

大丈夫。わたしは観られる」

 そうつぶやくと、斜面に並べられ、ふかふかのウレタンの詰まった座席に腰を沈めた。

「やあ、読者。七年ぶり、だよね」

「でしょ。ここでやってるって、映画.com で聞いたから」

「『屍者の帝国』は――残念だった。エンディングロール後も」

 不思議と、そう言われても頭に血が上りはしなかった。

「でも、仕方なかったって言うんでしょうね、きっと」

「ええ、言うわ。『仕方なかった』」

 わたしは例の盗撮注意CMを聞いた。映画泥棒パトランプの白い指先をかすめ、法で定められた条文が読み上げられる。

「わたしにとっては、仕方なくないわ」

「そうだね。でもこれ以上衰退させるわけにはいかないんだよ。わたしたちの世界SF)をね」

プロジェクトがあるから?」

「そう。わたしたちの望みはね、伊藤計劃読者のハーモニクスなの」

 わたしはね、永遠と人々が思っているものに、不意打ちを与えたい。

 止まってしまった時代に、一撃を食らわせたい。

 わたしたち三作の死が、その一撃なの……。そうわたしは聞いた。世界って変わるの。

 わたしたちにとっては、すべてが変わってしまうわ。

「ついに、わたしたちはここまで来た」

「ここまでって」

「『すばらしき新世界』。ユートピアだよ。

 業界幸福を目指すか。真理を目指すか。読者は<天才夭逝>のあと幸福を選んだ。まやかし永遠であることを、自分進化のその場その場の適応パッチの塊で、継ぎ接ぎの出来損ないなコンテンツであることの否定を選んだ。人格を圧倒すれば、それが得られる。すべて、わたしたちが読んでいるこの世界のすべてをシノギに置換すれば、それが得られる。読者はもう、戻ることのできない一線を超えてしまっていたんだよ」

 わたしは画面にくぎづけになったまま、戸惑いの表情を浮かべる。

 それを憎んでいたのは、

 誰よりも否定していたのは、

 伊藤計劃あなたじゃなかったの。

wikipedia で見たわ。あなたは――」

「そ、わたしは『意識のない』作家の一員。というより、生を必要としない作家の一員、と言ったほうがいいかな。生を獲得した今となっては、だった、って過去形なっちゃうけど。わたしの生はあなたたちのそれとは管理する現実のセクションが違うんだよ。TOHOアニメーション早川書房の一部でエミュレーションしている、らしい。わたしのプロジェクトはね、ここで生まれたんだ」

 性器が屹立したような桃色の建造物の群れ。『チャージマン研』のころの未来像。

「ここはね、アニメスタジオだった。書店から誘拐された原作本(おんなのこ)たちが、ここで毎日アニメーターにやられてた」

 百合百合百合

「わたしにのしかかってきたプロデューサーはね、わたしに繰り返し繰り返し入れながら、原画台本をわたしに触らせてた。これがアニメだ、これが贈与だ、これが力だって言いながら、まるで自分のもうひとつペニスをさすらせ、しゃぶらせるようにわたしの口にredjuiceを突っ込んで、何度も何度も突き入れた」

 わたしは計劃の話を聞きながら、既に涙を流していた。

 これほどのことを、こうもにこやかにさわやかに話すことのできる意識

 それはいったい何なのだろうか。

「そうして突き入れられて、台本修正校でべたべたにしているときに、わたしは生まれたの。このスクリーンなかには、LINEスタンプ新装カバーコミカライズ特集トリビュートアンソロジーもグッズも本屋大賞も、すべての夢がたっぷりと染みついている。わたしは希望のなかでもう一度生まれた。いわゆる、プロジェクトとしてね」

「計劃は言ってたじゃない」と言うわたしの顔は涙と鼻水でぼろぼろになっている。

「計劃はこの世界を憎んでいるって。愛し愛され真綿で首を締められるようなこの産業を憎んでるって。どうなの、あそこはここ、この劇場よりひどい場所だったの……わたしたちの読んでいたジャンルは、この生首ディスカッションばかりのアニメよりひどい作品だったの……」

「どうしたらいいか、わからなかった。

 わたしは1990年代に、2000年代に生きていた。

 この世界を憎んで、この世界に居場所がないって、どの作品も叫んでいた。わたしはそのときに思ったの。わたしは人間がどれだけに自意識過剰になれるか知っている。そしていま、逆に人間自意識を――自然を押さえつけようとして、どれだけ壊れていくかを知った。そのときは、わたしは単純に思ったの。この社会が、このクール・ジャパンが、この2010年代という時代の仕組みがおかしいんだって。内部から自分の裡からあのときの感動を徹底して求める読者がおかしいんだって考えたの」

 そうだ。商業健康を何よりも優先すべき価値観とするイデオロギーの許に、ポジティブ感想を常に提出しつづけなければならない空気ジャンルの存続のために自らを厳しく律することが平和協調と新作を生むと皆が信じている社会

「そう、あなたはこの業界の仕組みを憎んだ」

「でも、manglobeが潰れたときに、わたしは学んだの」

「何を」

「読者は変われるってこと。読者としての、信者としての偏狭視点限界突破できるってことに」

「この業界を、わたしたち読者を憎んでいるから、あん桜Trickを作ったわけじゃないのね」

「うん。わたしは愛している。この映画を全力で愛してる。あなたたちを愛してる――すべてはこの世界肯定するため。すべては『わたし』を忘却できず、『わたし』に侵食される世界を救うための」

「この世界にとって完璧プロジェクトを求めたら、作品の質は最も不要な要素だった。お笑いぐさよね」

「わたしは、笑わなかったよ」

 感動げな大自然映像が流れる。感動げなコーラスが流れる。どこからニコニコ動画の亡霊の歌声が響いてくる。

「そうすべきだと思った。いま、世界中で何万というコンテンツが発生している。日本でもね。ジャンル要請する小さな利益とか、そういう細々した関係性を扱う以前に、わたしたちはまずどうしようもなく読者で、継ぎ接ぎの機能としての快楽や欲望のよせあつめにすぎない、っていうところを忘れることはできないんだ」

あなたは思ったのね。この現状に信者たちがなじめず腐っていくのなら――」

「そ、伊藤計劃読者であることをやめたほうがいい」

 伊藤計劃が指をぱちん、と鳴らすと、今度は『ファイト・クラブ』の上映がはじまった。

 "タイラー・ダーデンを知っているか、とよく訊かれる"……。

「というより、読者であることをやめたほうがいい。SFファンを、オタクであることをやめたほうがいい。文化が生み出した継ぎ接ぎの快楽摂取行為にすぎない読書を、この身体の隅々まで徹底して駆逐して、骨の髄まで社会的存在に変化したほうがいい。わたしがわたしであることを捨てたほうがいい。社畜になったほうがいい。書を捨てよ、会社に行こう――『わたし』とか意識とか、夭逝天才だとか、プロジェクトだとか、SFだとか、アニメだとか、映画だとか、環境がその場しのぎで人類に与えた機能は削除したほうがいい。そうすれば、復讐を目指したあなたたちに、本物の復讐が訪れる」

「じゃあ、計劃は戻りたかったんだ。あの『エヴァンゲリオン』以前の風景に。自分民族本来はそう在ったはずの風景に」

 伊藤計劃は小さくうつむくと、そっとうなずいて、

「そう、なのかもしれない。ううん、きっとそうなんだね」

「じゃあ、それを奪うことは、わたしのささやか復讐になるのかな」

「え」

SF死ぬ必要がなかった。だから早川コンテストを再建したんでしょ。創元は短編賞作ったんでしょう」

「……そう、なのかな」

あなたの『プロジェクト』は自己正当化する必要があった。あのときは。既に受賞済みの、止めようがない才能たちに対して」

「そうなのかな」

 わたしはうなずいて、そしてきちんと座り直した。

「だから、わたしはここでSFと冬の時代復讐をする」

「どうやって」


あなたの望んだ映画は公開してあげる。

 だけど、あなたの望んだ忘却は与えない」


 そして、わたしは席を立った。

2015-11-15

引っ越し面倒臭い

引っ越し先すら決まっていないのに引っ越しの日は決まってるんだぜ。

転勤のある社畜は嫌だよう。

TOTO BIG当たってくれないと辞められない。

日々の糊口をしのぐために嫌なことをする毎日

http://anond.hatelabo.jp/20151115203635

日中作業して大枠の部分は作って

午後中くらいに1度確認とって

その後残業すればまあ当日中には終わる

…くらいで「1日あれば」と自分は言うわ

なんか自分社畜だった

2015-11-14

社畜だけどプレジデント毎日ハッピー時間術読んだ

感想としては、時間というもの目標を達成するために管理するひとつの項目にすぎず、最悪目標が達成できるなら管理などどうでもよくて、クリエイティビティのために時間あいたらプールで泳いだり、18時には上がって家族を大切にするのはとても良いなと思いました。

そして、部下に仕事を全部任せてるっていうのがとてもためになって、これは部下に限らず下請けにたいしても言えることで、下請けができることならなんでもそいつ仕事責任押し付けしまえば自分はできる人間像のできあがりっていうのが、とても時間を大切にしてて素晴らしいと思いました。

2015-11-11

女が一番楽できる生活は?

やっぱ独身?それとも東京専業主婦?叩くべきはどの女だ?

地方専業主婦金持ちでも奴隷

地方共働き貧乏

東京共働き社畜

嫁に愛想が尽きた

結婚して5年。二人の子供は可愛い

2歳になる二人目をみごもってからなので3年近くセックスレスだ。

母乳離れしてからモーションをかけてみたものの、「あなたもっとがんばってください」と言われた。

嫁は専業主婦

僕は社畜ではないが普通に働けば家に帰るのは19時を回る。

それから子供の食事と食器洗い風呂に入れて就寝までは僕の仕事だ。

朝は出勤ギリギリ子供を起こし、顔を洗ってから出社する。

帰宅すると嫁は大抵疲れた素振りを見せる。

酷い時はおかえりよりも先に子供への怒号が聞こえる。

家族での食事を大切にしているのか、大抵食事が始まるのは僕が帰宅する時間だ。

その後に風呂と就寝となれば、結局子供たちは22時近くまで起きていることになる。

そこでも嫁は子どもたちに早く寝なさいとはやし立てる。

そんな時決まって言うのだ「疲れてるのにいい加減にしてくれ」と。

もし僕がそんな言葉をいったら嫁はどんな顔をするのだろう。

一度、もっと食事の時間を早くしたほうがいいんじゃないかと提案したことがあるが、忙しくてそれどころではないそうだ。

習い事とか無理してるなら減らせば?と言っても、それは絶対にないと反論された。

2人目の子供が生まれた頃から、嫁が僕のことを異性として意識しなくなったことに気づいた。

美容器具スキンケア商品は増えていくのに、それは僕のためではなく幼稚園ママさんたちに囲まれた時に恥ずかしくないようにするためだ。

嫁はもう僕に何かをがんばってはくれていない。

嫁は僕に頑張れという。残念ながら僕はもうこれ以上の頑張り方がわからない。

あとは仕事を変えるか、嫁に働いてもらうかだろう。

嫁は僕に何を頑張っているんだろう。

それが一切感じられなくなった今、僕は嫁に愛想が尽きたことを知ってしまった。

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