はてなキーワード: 乗客とは
のではないか?と思ったので書いてみる。筆者は医療関係者ではない素人なので表に出ている情報をいじくりまわすだけである。間違いがあったら指摘していただきたい。というか間違いであってほしい。
まず最初に断っておくが、筆者はDMAT(災害派遣医療チーム)従事者をバイ菌呼ばわりしたり差別したりという事に賛成するわけではないし、むしろ大反対である。
発端として、ビビったのがこの朝日新聞の記事とこの記事に対するブコメである。
https://www.asahi.com/articles/ASN2Q52PHN2QPLZU001.html
https://b.hatena.ne.jp/entry/s/www.asahi.com/articles/ASN2Q52PHN2QPLZU001.html
ブコメはほぼ批難一色といっていい有様だ。勿論自分もDMATに参加した医師を中傷するなんて間違ったことだとは思う。しかし見落とされている視点があるのではないか?(ざっと見た感じ1割位のブコメは言及している)
この記事の中でも触れられているが、DMATはコロナウィルス対応では、チャーター便帰国者対応とクルーズ船DP号乗客対応との2種類に大別できるようである。このうち前者、チャーター便帰国者対応については現在の所従事者が二次感染したという報道はなく、DMAT従事者もウィルスにさらされることなく安全であったと考えられ、コロナウィルスキャリア呼ばわり差別などはもってのほかだと考えられる。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200220/k10012293771000.html
新型コロナウイルスの集団感染が確認されたクルーズ船で、業務にあたっていた厚生労働省と内閣官房の職員合わせて2人の感染が新たに確認されました。
クルーズ船ではこれまで船内で業務にあたっていた検疫官と厚生労働省の職員の2人が感染していて、感染が確認された国の職員はこれで4人となりました。
実際にDP号での作業従事者に感染者が出ている。また、削除はされたとはいえ、神戸大岩田教授の動画で、DMAT従事者も感染の恐れのある状態で作業していたと紹介されていた。となると、DMAT従事者はクリーンではないはずで、コロナウィルスキャリアである可能性が否定できない。
となると、DP号でDMATに従事したスタッフは二週間の観察期間を置いてから病院へ復帰する事が求められるのではないか?
2/22にホッテントリ入りした以下のニュースでは厚労省職員らがウィルス検査を受けずに職場復帰することを大糾弾しているのとも矛盾してしまう。(ウィルス検査をキャリアでない証明として使っている事はとりあえず置いておく)
https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3911566.html
https://b.hatena.ne.jp/entry/s/news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3911566.html
ここで疑問なのが朝日新聞記事における日本災害医学会の対応である。彼らは自分のような素人ではないのでここで述べたような事は十分承知のはずだ。だが、記事にはDMATから帰ってきてから観察期間を置いたという話はない。実際はそれが行われていたのに省かれたという場合はなんの留保もなくDMAT従事者への中傷は批難されるべきである。だがそうでない場合、DMAT従事者がコロナウィルスキャリアである可能性が排除できない場合、観察期間を置かずに職場復帰するのは同僚にとっても本人らにとってもとてつもないリスクとなるのではなかろうか。厚労省内部の官僚も激務で健康状態が心配ではあるが、病院はそれとは比較にならないほど、コロナウィルスに感染した場合のリスクが高いからだ。
まとめに入るが、これら全ての元凶となったのはDP号内部で医療従事者をウィルスから完全に守る体制をとらなかった責任者だろう。コロナウィルスはまだしばらく世界中で暴れるのだろうが、DP号については下船も完了したとのこと。次回があった時にはきっちりと対応できるように、今回の問題点の検証含め、マニュアルやガイドラインを作成していただきたいものだ。
クルーズ下船者が感染 栃木の60代女性 待機終了後、新型ウイルス初確認
2/22(土)
栃木県は22日、新型コロナウイルスの集団感染が起きたクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」から下船した同県在住の60代女性について、新型ウイルスの感染を確認したと発表した。
女性は船内待機期間を終え、19日に下船していた。
待機期間後に下船した日本人乗客の感染が確認されたのは初めて。
…
「船内待機期間」は、無意味。
ソースはダイヤモンドプリンセス号で対応をしていた高山医師のFacebook
https://www.facebook.com/permalink.php?story_fbid=2708129445907212&id=100001305489071
以下、書き起こし
さて、多くの方が心配されていること。それはクルーズ船から下船した人たちより、発症者が出る可能性はないか・・・地域での感染拡大の原因にならないか・・・ということのようでした。
結論から言って、ほとんどの方は感染していないでしょう。しかし、発症する方が出る可能性はあると思っています。国内で自宅に帰られたのは970人ですが、PCR検査の感度が100%ではなく、船内の感染対策も限界があったことを踏まえれば、発症者を想定しておくべきだと私は思います。
では、公共交通機関で自宅に返してよかったのでしょうか?ここを指摘される方が多かったですね。私は妥当だったと思います。
PCR検査にて陰性かつ症状もないことを確認した方々です。前述のように偽陰性の可能性はありますが、あったとしても極めてウイルス量の少ない無症状性病原体保有者です。
症状がない人であってもウイルス量が上昇しており、感染力を有する原因になっているとの指摘があります(Lirong Zou: N Engl J Med. 2020 Feb 19.)。
そのような人がPCR偽陰性となる可能性は低いでしょう。よって今回下船した方々が電車やバスといった一時的な空間共有をしたとしても、感染を広げるとは考えにくいです。
今後、発症してくる方がいるとすれば、それは自宅に戻られた後、数日してから発熱や呼吸器症状を認めてくることでしょう。ですから、なるべく自宅で過ごしていただき、症状があれば保健所に連絡するようお願いしています。
実はこれ、いま市中で確認されている新型コロナの患者さんの濃厚接触者と同じ対応なのですね。市中における濃厚接触者は自宅で過ごすことを認めているのに、クルーズ船の乗客には隔離を継続するというのは、矛盾していますし、人権にも関わると私は思います。
繰り返しますが、ほとんどの方は発症しません。ですから、乗客の皆さんも、迎え入れた地域の方々も、ことさらに恐れる必要はありません。14日間の船内隔離に協力いただき、PCR検査で陰性を確認している方々なのです。市中における濃厚接触者よりも、よほど厳格な条件をクリアした方々であることを理解してください。
だったら、市中における濃厚接触者も隔離しろ!という声が聞こえてきそうです。そう、完全な感染管理を求めるのであれば、それが一番だと私は思います。ただし、日本は憲法に基づいて施政が行われる民主国家です。隔離というのは人権の制限であり、濫用すべきではありません。だからこそ、国会で議論したうえで感染症法が定められ、それに基づき入院勧告が行われているのです。法を逸脱して運用することは憲法違反です。
しかるに、日本では、濃厚接触者を隔離する法体系にはなっていません。外出自粛を要請するのが限度です。今回のクルーズ船では、検疫法に基づいて「手続きが終了するまでは入国を認めない」という法理によって、事実上の隔離を行ってしまいました。ですから、「あれは人権侵害なのではないか!」という声の方こそ、むしろ私は丁寧な説明が求められていると感じています。
いわんや、下船させて検疫手続きが終了した方々について、さらに長期間の隔離を継続するなどできません。症状を確認いただきながら、外出自粛をお願いすることが法的な限界ですし、感染対策上もそれでよいと私は考えています。
以上、私見を述べさせていただきました。それぞれの専門家が立場を離れて、自由に見解を述べられる社会であって欲しいと思ってます。
・中国からの訪問客を制限する ← 効果は限定的だが時間は稼げた(しかしもう遅い)
・ダイヤモンドプリンセスを受け入れない ← 受け入れてしまった
・ダイヤモンドプリンセス内での乗客の行動を制限する ← 対応が不十分で感染を広げてしまった
・ダイヤモンドプリンセスから降ろした乗客を開放しない ← 感染の疑いがあるのに放つとは愚の骨頂
↑何をすべきだったのか
↓これから何をするべきか
そりゃ船内で作業してる奴らはそうだろうよ
もし沈没するなら乗客に救助船の席譲らなきゃいけないし、船長なんて最後の一人が降りるまで残らなきゃいけない
船ってそういうもんだよ
すでにダイヤモンドプリンセス乗客が隔離が正当で経過観察が終了したと船を降り始めているのにまず仲間をつくて筋を通して?バカじゃないの?
というか、ダイヤモンド・プリンセスから降りた偽陰性の乗客からの感染ほんとどうするのよ。
更に隔離がダメだったから厚生労働省役人にまで感染させて、厚生労働省といったりきたりして、どうも厚生労働省でパンデミック起きそうな雰囲気なのに。
更に岩田医師の告発がなかったら、ダイヤモンド・プリンセスの隔離がうまく行っていた前提で動いたよね。というかダイヤモンド・プリンセス乗客の下船も隔離がうまく行ってる前提でやってるのだからさ。
東大卒増田。コロナ客船で働いてた厚労省職員は、そのまま電車で霞が関に戻って、普通に働いてたらしい…
「だめだこいつ…早くなんとかしないと…」と心底思った。こりゃ、夏には東京オリンピックどころじゃなくなってる。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200222/k10012296751000.html
コロナ客船(ダイヤモンド・プリンセス)の乗客を下船させるまでは、まだ何とか理解できた。あの中に感染者がいるとは思う。PCR検査に時間かかるから、検査中に船内で感染した人とか、擬陰性の人とか、500人いたら、確実に数人はいるはず。
ただ、世界から批判されてるし、すでに国内には100人単位で感染者いるだろうから、数人感染者が増えても大差ない、それより、下船させて世間からの批判を抑える策を取ろう…そう、上層部でコッソリ考えて下船させたのかと思ってた。
今回の、厚労省職員をそのまま霞が関に直行させて働かせたのは訳が違う…
日本の政治的中枢でコロナが蔓延するって事だ。ダブルスタンダードとなんと言われようと、絶対に霞が関にはコロナを入れない…ぐらいのことはするかと思ってた。まさか、自分から自滅しにいくなんて…
ほんとに、理性を失っているんだな、と思った。
これから何が起きるか、完全に分野外の素人だが、一応理系の俺が予測してやろう。
中国での武官封鎖前のコロナの増え方を見ると、感染者数は3日で2〜3倍だ。控え目に見積もって、3日で2倍になるとしよう。(この数字は、感染者、グラフ、とかでググって各自調べてくれ)
今、霞が関の厚労省本部の建物に1人はコロナ感染者がいるとする。厚労省本部に勤める職員は3,383人。
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E5%8E%9A%E7%94%9F%E5%8A%B4%E5%83%8D%E7%9C%81
30日後、つまり、3×10日後の感染者数は?理系なら高校生でもわかる。2の10乗は1024なので、厚労省本部の感染者数は約千人。厚労省本部職員の1/3がコロナに感染して、ただでさえギリギリの人数で回している厚労行政は完全にストップし、崩壊する。
2/21(金)の30日後は3/22(日)なので、3/23(月)として予想しておく。2/21(金)に、そう予想したので記録のために書いておく。予想が外れて、俺が皆から東大卒(厳密には東大卒かつ東大修士卒)のくせにバカ、と言われますように。
海運の現場において重要な役割を果たすスキルに専門性をお持ちの方にとって法や政策の問題が専門外なのは仕方ないけど、ちょっと問題が多すぎる。
検査を強制することはできないという結論は正しいものの、legally-binding とはいえ、IHR(とその国内法化)に直接根拠を求めるのは不適。陸で強制的な検査ができないのと同じこと。
自発的な協力を引き出すことに加え、間接強制も、事前の法整備があればおそらくは可能。
旗国主義は歴史的な経緯に基づくもので、かつては実際に「海に浮かぶ領土」として解されたが、現在ではむしろ運航の便宜のための制度として位置づけるのが通説。
内水 internal waters とは、領土の基準線以内にある水域のことで、港の工作物も領土とみなす。すなわち、港は内水となる。
UNCLOS では内水は旗国主義の例外であり、旗国 Flag States ではなく沿岸国 Coastal States の法的管轄に属す。
ただし、船員 crew については、内水においても旗国の法的管轄となる。その意味で「治外法権」と表現されることはある。
入港拒否を基礎づける法的根拠はない(むしろ、相互主義のもと、救助についてはすべての国の義務とされている)。
ただし、現実的な理由から受け入れを拒否することはありえる。グアムのような飛び地であったり、自国の医療も整備されていない発展途上国では、受け入れたところで医療リソースが足りない蓋然性が高いことから、拒否が乗員乗客の利益になりうる。
ダイヤモンド・プリンセス号の旗国はイギリス、母港はロンドンであり、そこへ行くことも不可能。
主権の発動として任意に入港を拒否することは依然として可能ながら、海事であれそれ以外であれ相互主義の上に立つものであることを忘れていはいけない。
ましてやダイヤモンド・プリンセス号は横浜を発って横浜へ戻るはずの船だった。中国を除けばアジア最大の先進国である日本が入港を拒否すれば、対日世論に与える影響は計り知れない。
ちなみにウェステルダム号は香港発であり、おそらく(当時陽性反応が出ていなかった)船の側の判断で香港へ引き返すことを避けたものと思われる。日本政府はウェステルダムが香港に戻ることを前提としていたと報じられている。ダイヤモンド・プリンセスの受入とウェステルダムの拒否という二つの判断は矛盾しておらず、むしろ一貫している。
「水際」というのは単に日本特有の慣用表現・言い回しであって、なにか「水」の「際」であることを必要とする根拠があるわけではない。
「水際」を border の意味としても、どれだけ対策を強化しても感染症をそこで止めることは不可能というのが常識であって、市中へ拡散した後の抑え込みと一体的に取り組む必要があるというのが専門家が述べているところである。
時間 | 記事数 | 文字数 | 文字数平均 | 文字数中央値 |
---|---|---|---|---|
00 | 153 | 17616 | 115.1 | 38 |
01 | 68 | 5188 | 76.3 | 47.5 |
02 | 50 | 4029 | 80.6 | 30 |
03 | 59 | 11359 | 192.5 | 41 |
04 | 37 | 3988 | 107.8 | 65 |
05 | 10 | 1015 | 101.5 | 54.5 |
06 | 26 | 3923 | 150.9 | 39 |
07 | 41 | 4953 | 120.8 | 61 |
08 | 78 | 6209 | 79.6 | 35.5 |
09 | 111 | 6867 | 61.9 | 37 |
10 | 208 | 13914 | 66.9 | 31 |
11 | 146 | 12001 | 82.2 | 42 |
12 | 190 | 9213 | 48.5 | 26 |
13 | 190 | 13336 | 70.2 | 29.5 |
14 | 194 | 14010 | 72.2 | 28.5 |
15 | 162 | 8267 | 51.0 | 31 |
16 | 129 | 8275 | 64.1 | 36 |
17 | 143 | 13684 | 95.7 | 43 |
18 | 143 | 17545 | 122.7 | 30 |
19 | 168 | 12007 | 71.5 | 30 |
20 | 131 | 13425 | 102.5 | 36 |
21 | 107 | 9966 | 93.1 | 35 |
22 | 146 | 10189 | 69.8 | 33.5 |
23 | 137 | 10591 | 77.3 | 27 |
1日 | 2827 | 231570 | 81.9 | 34 |
海事(6), フジリュー(4), 見せつけよ(4), 2月20日(5), 船籍(3), ajax(4), 退所(4), 商船(3), Corona(3), クソオタ(3), 海運(5), クルーズ(21), 感染者(24), 乗客(19), コロナ(44), February(12), ラブライブ(17), 感染(58), 厚労省(12), ウィルス(10), ウイルス(19), 船(22), 武漢(12), 隔離(20), 蔓延(10), マスク(23), 専門家(16), ゾーニング(13), 検査(20), ワイ(124), 宇崎(26), 共感(23), アスペ(11), トラバ(22), 症状(12), 患者(13)
■「不快なものを俺の視界に入れさせるな」圧が高まってるよな /20200220181204(20), ■新型コロナウイルス:海事関係者の視点 /20200221183446(19), ■JA西浦のラブライブ! パネルは何故揉めるのか /20200221074011(18), ■みなし残業80時間って普通なの? /20200219160626(14), ■ネット対戦ができなかった時代の家庭用格闘ゲーム /20200220225216(10), ■こういうときってどうするのが正解なの? /20200221123452(9), ■在宅勤務のどこがいいんだ? /20200220113736(7), ■ハァーーーーーッ(クソでか溜息) 何もわかちゃちゃいねえ /20200220181731(7), ■岩田医師はどうなんだろうと思うんだけど /20200221191537(7), ■ /20200221103231(6), ■コロナウイルスの件は政治的な意見いうやつがノイズになってる /20200221115024(6), ■ソーセージをフライパンで焼かないで欲しい /20200220181209(6), ■anond:20200221163336 /20200221163421(5), ■anond:20200221102133 /20200221103031(5), ■あの、これって本当に /20200221161112(5), ■ゲイアプリで就活をしてみた話 /20200219224805(5), ■ペニス付きトランス女性を怖がるのは差別らしいが /20200221135820(4), ■YouTubeにおけるゾーニング /20200221162900(4), ■はじめてのプログラミング言語 /20200221164125(4), ■anond:20200221164427 /20200221164620(4), ■無職経験者いない? /20200221184415(4), ■ズルって言わねーの? /20200221185032(4), ■彼氏に私の気持ちを分かってもらいたい /20200221214642(4), ■今日嫌なことがあった増田よ、 /20200221220641(4), ■女が絡むとメンヘラになる /20200221223212(4), ■性欲がない /20200221223353(4), ■今日嫌なことがあった奴 /20200221224024(4), ■革靴について /20200203232919(4), ■三連休キター! /20200221231534(4), ■ビッグバン・セオリー /20200221001143(4), ■統合失調症の知人を見ていてつらい /20200221004849(4), ■厚労省が民間検査使わなかったのって、隠蔽できないからだよね /20200221060839(4), ■一人Git /20200221075916(4), ■おっさんは今の若者の韓国人気を実感してないのか? /20200221101700(4), ■anond:20200221101700 /20200221102133(4), ■◯○だわ っていう語尾がいやなんだけど /20200221103545(4), ■anond:20200221105212 /20200221105328(4), ■不妊治療してたけど意味あったんだろうか /20200221111337(4), ■anond:20200221121859 /20200221122011(4), ■anond:20200221122139 /20200221122600(4), ■ /20200221122829(4), ■ /20200221124617(4), ■キャラより人間をキモがりたいのでは? /20200221133224(4), ■ /20200221135022(4)
7050234(2566)
ワイ法学修士(増田ほどの専門性は無い下級戦士)より追加論点。
このため、会議室ひとつ借りるにも所有権者の許可が必要になる。
無いという増田の主張に加えて、
船内で政府の対策チームが活動することにも所有会社の全面協力が必要だった。例えば備品の機動的な借用や場合によっては損壊時の免責などであろう。
また、停泊中も基本的にはクルーズ船としてのサービスを絶やしていなかったが、理想を言えばこれは一旦全面停止してもらって、検疫という目標を最優先とし、最低限の衣食住の維持に絞ったサービス提供フローに組み直す必要があっただろう。
船会社も船長も日本政府側もこうしたイレギュラーな事態尽くしで、政府のハイレベルがリーダーシップを取って利害調整し、決裂しても検疫達成のためには船会社と乗客の私権を踏み倒し、現場は専門家に委ねるべきであったとワイは思ってる。
上記は「明らかな証拠」ではなくまったく非科学的な断定にすぎない。
WHOの推計によれば、コロナウイルスの潜伏期間は1-12.5日であり、中央値の推計は5-6日。
この値を根拠に厚生労働省のサイトでは、「多くは5-6日」としている。
中央値が全てではない。
5日の客室待機開始後に感染し、6~9日に発症することだって充分にありうる。
それにもかかわらず「明らかな証拠だ」などと断定するのは科学的態度ではない。
このようなごまかしに負けて納得すべきではない。
クルーズ船内の感染予防が不十分だったのではないかとの疑問が出されている。今回のオペレーションの最優先の目的は3700名の乗客乗員の中に何名いるかわからぬ保菌者が入国し国内で感染が広がることを阻止する事だ。これには成功した!— たけみ 敬三(自民党 参議院議員・東京) (@TakemiKeizo) February 20, 2020
ちゅーか残酷だけど日本政府がダイヤモンドプリンセスに、対して最優先にとった防衛ラインは「日本にたいしての感染を押さえる」だったんでそれは達成してるんだよね。— もへもへ (@gerogeroR) February 20, 2020
時間 | 記事数 | 文字数 | 文字数平均 | 文字数中央値 |
---|---|---|---|---|
00 | 179 | 14850 | 83.0 | 37 |
01 | 110 | 12758 | 116.0 | 50.5 |
02 | 87 | 12073 | 138.8 | 43 |
03 | 38 | 5883 | 154.8 | 51.5 |
04 | 35 | 6302 | 180.1 | 43 |
05 | 23 | 3185 | 138.5 | 34 |
06 | 24 | 1637 | 68.2 | 33.5 |
07 | 65 | 6012 | 92.5 | 64 |
08 | 125 | 13011 | 104.1 | 49 |
09 | 148 | 12357 | 83.5 | 54 |
10 | 143 | 14759 | 103.2 | 49 |
11 | 247 | 18516 | 75.0 | 54 |
12 | 250 | 19802 | 79.2 | 32 |
13 | 137 | 13138 | 95.9 | 46 |
14 | 155 | 12019 | 77.5 | 41 |
15 | 166 | 13197 | 79.5 | 37.5 |
16 | 172 | 12873 | 74.8 | 37.5 |
17 | 171 | 14354 | 83.9 | 38 |
18 | 172 | 15648 | 91.0 | 38 |
19 | 124 | 11822 | 95.3 | 27.5 |
20 | 135 | 9640 | 71.4 | 40 |
21 | 107 | 9032 | 84.4 | 29 |
22 | 173 | 14550 | 84.1 | 27 |
23 | 215 | 14592 | 67.9 | 30 |
1日 | 3201 | 282010 | 88.1 | 40 |
グリーン・ゾーン(8), 接岸(6), 岩田(87), ワルサーP38(5), 下船(30), 内海(4), レッドゾーン(16), グリーンゾーン(12), DMAT(14), 高山(17), ZIPPO(12), 隔離(123), 乗客(37), 感染(138), 感染者(33), コロナ(79), 厚労省(22), 不潔(21), 船(44), 在宅(21), ラブライブ(21), 専門家(43), ウイルス(25), 教授(37), 清潔(15), 告発(16), 施設(38), 現場(56), 患者(35), マスク(27), 症状(24), 勤務(25), 政府(43), 完璧(20)
■歩く時音楽聴かない人って何を考えてるんだろう /20200219210238(18), ■在宅勤務のどこがいいんだ? /20200220113736(11), ■Twitterに居る謎な人 /20200220012929(11), ■性的虐待ひでぇな /20200220164455(10), ■不老不死って何で創作だと「死にたがるやつ」みたいな扱いなんだろう? /20200220033838(9), ■歳を食ったら余計にきもちわるい誘いが増えた話 /20200220123620(8), ■お前らっていつまで日本に居座り続けて /20200220050018(8), ■GMOの在宅勤務体制を経験したので、所感を残す /20200217005231(7), ■謝ったら死ぬ病と揶揄する割に、謝っても許さないだろお前らは /20200220072915(7), ■仕事でsexって書くの恥ずかしい /20200220115809(7), ■まずいカレー /20200220145848(7), ■クルーズ船に4000人居るじゃん(内2000人は外国人) /20200220161610(7), ■見た目が若い女性が増えた原因ってなに? /20200220114807(6), ■ちょっと会社やめてくる /20200220224950(6), ■岩田さんを叩いてた人が /20200220171828(6), ■「不快なものを俺の視界に入れさせるな」圧が高まってるよな /20200220181204(6), ■第二次性徴期の女子は臀部が膨らむ→スカート着用が合理的 わかる /20200220104654(6), ■冷静に考えたら、皮膚ってすごくね? /20200219221244(5), ■ハァーーーーーッ(クソでか溜息) 何もわかちゃちゃいねえ /20200220181731(5), ■叱責ってパワハラに入るの? /20200220180739(5), ■ローカル日本を賞賛する風潮 /20200220085341(5), ■もしかしてワイって複数人いる? /20200220223125(5), ■anond:20200220153942 /20200220154332(5), ■電車の遅延について /20200220100440(5)
7047668(2112)
2/5,政治主導の旗の下,憂国の志士達からなる対策会議は,14日間の隔離と称する行動制限を開始した。動かしやすく命知らずな災害救助隊を派遣し,慣れ親しんだトリアージで緊急性の高い患者を救助し,それ以外の乗員乗客も2/19に開放する。輝かしい戦果が予定されたのである。
2/11,とある感染症の専門家が,仲間とともに現地に入った。彼らは「空気感染やエロゾル感染経路を想定し、PAPRを持ち込」む,常識的に万全の準備をした。
しかし,そこは実際には「ベッドマップもラインリストもエピカーブも作れない世界」であり,「間接的接触感染の概念すら誰も理解してい」なかった。
このような状況で14日間行動制限を課したところで,行動制限開始以降に感染した者についての非感染は担保されない。したがって本来は,この時点からでも名ばかりではない隔離を開始し,「14日間」の終点を固定しなければならない。それには船内のリソースでは足りない。十分な空間のある地上の設備を用意したいし,「その際、国籍別の移送隔離は現実的な選択である。」
隔離の新たな始点を設定することは,それまでの隔離と称する行動制限の失敗を世に晒すことになる。外国人を無意味に身体拘束した点で外交問題となるか。いや,それ以上に,これを主導した愛国者達の名声を貶めるものとなりかねなかった。愛国者の輝かしい軌跡が2/5から始まっている以上,その終点は2/19しかありえない。
彼は「PCRの結果を要求する力が混沌事象の律速要素になっていることに驚き、その方針決定プロセスの解明は」彼「の職責ではないものの、少なくとも臨床疫学者の視点ではないと直感し」た。「我が国が移送手段を提供してでも国際共同オペレーションを実施」するというのは,もはや彼の「個人的な夢」に留めるほか無かったのである。
彼は,もはや「予防衛生的なニュアンス」が通用しないと悟り,「ミリタリーオペレーション」的な「感染制御」に舵を切ることにした。
じきに,具体的には2/19に,感染者が解放される。否,そもそも本船以外からも流入を阻止できているとは思われない。そうであれば,「新型インフルエンザの対策概念」を「何も変える必要はない」。市中感染は不可避であるという前提に立ち,「医療への過剰な期待や欲求」を捨て,感染拡大を抑制しピークを下げる戦略をとるべきなのである。なぁに,「大方の若者にとっては悪性の風邪程度に過ぎない。卵酒を飲み、体量のおばん茶でも飲みながら家で寝ていれば良いのだ。」
目標は定まった。感染の阻止ではなく抑制。2/19に下船する3000人の感染者予備軍において,感染者が一人でも少なくなるようにすべきなのだ。
2/13,彼はそこで見てきた光景を大衆に伝える役割を任された。しかし,第一に「厚労省の許しがないと全てを話すことはできない」。すなわち,愛国者の面目を潰すような,船内感染が止まっていないことをあからさまに述べてはならず,むしろ対策がうまく行っていると述べなければならない。実際のところ,トリアージそれ自体は必要なことでもあった。
彼は「厚生労働省が重症化リスクの高い高齢者らを優先的に下船させる方針を示したことについて「判断は正しい」と評価した。」
行動制限の効果は覿面である。新規の感染は,それ以前に比べれば大幅に減少している。スタッフにも多少の発症者が出ているが,想定の範疇だ。
2/18,珍入者が,船内での隔離が為されていないことを暴露した。なるほど御説によれば,いまからでも隔離を開始し,今から14日後に下船させよということなのだろう。もう1週間も前に捨てたアイデアである。
しかし,感染を防ぐ手立てが不十分な中,現場は感染を覚悟して頑張ってきた。すなわちスタッフ全員が感染者予備軍である。今からグリーンゾーンを形成しようとすればスタッフ全員を入れ替えなければならず,それはまったくもって非現実的である。「現場にいなかった者にはただのカオスに見えたのでしょう」が,船には「多くの意思決定プロセスがあります。」
また,隔離が現実的に行えないということは,船全体が培養シャーレと言って良い状態である。「どうやら船の中の感染率は5-6%のレベルにあり、武漢市内に匹敵するレベルにある。もちろん日本国内より遥かに高く、クルーでは更に感染率が高いだろう。」したがって「いかなる理由でも下船を躊躇すれば、全員を危険に晒す事になるであろう。全員下船を急がねばならない。」
下船を中止させかねない世論が突発的に生じてはならない。下船者が感染者予備軍であることを明かしてはならない。
2/19,感染者予備軍の下船が始まった。
本来であれば彼らは「自宅で自己検疫(self quarantine)を行うことが必要です。実際には、検温や不要不急の外出自粛、なるべく人に会わずに14日間を過ごすなどです。」
もっとも,自己検疫の推奨は2/5に始まった隔離と称する行動制限が無意味であったことを宣伝することに他ならない。つまり,下船者は完全に解放されなければならず,公に自己検疫を勧めるようなことはあってはならないのであった。
恐れることはない。3月の上旬頃には既に感染ルート不明の患者だらけになるのだから,愛国的措置が失敗であったことを証明する手立てはない。いや,仮にそれが失敗だと断じられたところで,失敗したのは2/11以降に関与したにもかかわらず正しい手を打てなかった専門家集団である。極初期においてトリアージと船舶自体の隔離が正しかった以上,愛国者の判断は間違いではない。
さいわい,諸外国は自己検疫ではなく自国で検疫を行うようだ。海外への感染拡大を防ぐべく,英語での発信を優先したのは間違いでは無かった。