はてなキーワード: リュックとは
①
彼とはバレンタインデーに一緒に外食をして、私の家に泊まっていきました。濃厚な接触はしてません。一緒の布団で寝ただけ。
その翌日に私の家の家事を手伝ってもらっていました、週2-3はいるので半同棲くらいですかね。なのでいつも休みの日は掃除など一緒にやってます。ひととおり掃除を終えて、大きな洗濯物を乾燥機へ持っていこうとしていたときでした。彼が突然熱があるかもしれないと言い出しました。測ってみるとなんと38度ありました、体の節々が痛いかもしれない。あら大変と、ここまではまぁ少し楽観視してたかもしれません。とりあえず、病院探しです。彼の熱がぐんぐん上がっていって、自分で病院探しができないようでしたので私が代わりに探しました。私の住んでる県のホームページを見てみましたが、とりあえず自分で病院探してね、でした。とっても見づらいPDFを見て近いところを片っ端から電話かけてました。全然当日に予約できないんですね。検査ができる発熱外来は繋がらないか、明日です、明後日ですばかりでした。翌日は仕事なのでできれば今日診てもらって会社からの指示をもらわなければなりません。ひとまず、検査は出来ないですが診察はできます。という発熱外来の予約をなんとか抑えることができました。風邪なのかインフルなのかコロナなのか、その診断だけでも取れれば…と思ったんです。さぁ行くぞ、と思ったんですが、どうやって行くのか、タクシーはダメだし、自分の車なんて持ってないし、、友達に頼むわけにもいかないし、歩いて行ける距離じゃない、仕方なく電車に乗って行きました。端っこで縮こまって座らず喋らず、2駅。彼氏はその間にもどんどん熱が上がって、体の痛みも増しているようで辛そうでした。自家用車がないと病気のとき辛いですけど、自分の給料じゃ厳しいので色々考えてしまいました。やっとの思いで病院に着いて、彼だけ病院に入れてその間に近くのスーパーやドラッグストアで必要なものをリュックがパンパンになるくらい買いました。病院の外で荷物を持って待っていると診察を終えた彼が出てきました、このときの診断は「喉風邪」でした。いや嘘やんとかってちょっと思いました、あれだけオミ株は喉がヤバいって言ってたのに喉風邪て!ここに書いてある発熱外来を受診して、もしアレだったら検査場に紹介してくれるみたいな県のホームページの案内だったんですが、紹介なし。抗生物質とか風邪系の処方だすので帰ってね。下がらなかったらまた別の病院探してね。だそうです。いやそんな雑なことあるんかって(笑)あ、その病院はインフルの検査もやってないみたいです。予約した意味〜来た意味〜(笑)県のホームページってなに〜(笑)
とりあえず彼は職場へ電話、様子見をして熱が下がらなければPCRを受けてくれと指示されました。私は職場に彼と付き合ってることなんか言ってないし、現段階では彼が陽性じゃないから職場に報告することもできないから翌日は仕事に行くしかないと判断しました。今週が彼と一緒にちょっと変わったシフトで休-仕事-休というシフトということもあり、明日大人しく仕事に行って、彼の病状を確認しつつ、彼のPCR検査を翌日に予約取って、その結果を待って職場へ報告するという段取りにしました。ひとまず彼を私の家へ持って帰り、一晩看病することに。彼の実家は少し距離あるのでそのまま帰すわけにもいかなかったので。でも私の家は6畳1K、ベッドはセミダブル 1個なので隔離とか無理です、陽性だったら、と思いましたがもうこの時点で結構諦めてました。このあとどうするのかな〜ずっとうちにいるのかな〜って思ったけど、明日私が出勤したあとに家族に迎えに来てもらって帰ると彼も段取りをつけたらしいのでまぁ一安心?
・洗顔:海外のホテルはボディーソープ、シャンプーとリンスはあるが洗顔はないことが多い。顔もボディの一部と思ってボディソープで洗うと顔がパリパリになるぞ
・ボディタオル:これもついていないホテルが多い、手で洗い続けると背中が大変なことになる。百均で買って入れていけ
・スリッパ:紙製のスリッパはあるかもしれないが長い間はいているとダメになるし足も痛い、足の甲で止めるタイプのサンダルを買え
・アルコールティッシュ:インドの食堂とかで飯を食う時にカトラリーをふくのに使う。気休めにはなる
・リュック:土日に外出するのに使える、なんだかんだカメラとか入れるとサコッシュレベルでは収まらないのでフラットにできるユニクロのとかを入れておこう
駅ナカの立ち食い蕎麦屋でバイトしてんだけど、ああいうとこってほぼ常連で成り立ってんのね、
そのほとんどがスーツ着たサラリーマン、あとは作業着姿のおじさんってとこ。働く男たちだよね。働いて疲れた顔してる男ってそれだけでちょっと色気あるじゃん。
で、暇つぶしに常連さんにあだ名付けて、そん中でも色気すごいお客ランキングを個人的に作って1人で楽しんでんだけど。
そのランキングで今 殿堂入りしてんのが、滝川さん(仮名)。毎日ではないけど、かなりの頻度でいつも同じ時間帯に、早めの夕飯食べに来るサラリーマン。年齢はおそらく30代後半〜40代前半。
黒のスーツに黒い薄手コート、黒いリュック。体型は中肉中背ってかんじ、筋肉体質。足短め。ちょっとタイトめのスーツ着てる。肌色は浅黒、黒髪短髪で癖毛気味。重めの二重(常に眠たそうな目してる)、ちょっと吊り目で、まつ毛長め(たぶん)。鼻筋めっちゃ綺麗で横顔完璧。動きは割とゆったりしてて歩き方もノシノシってかんじ。黒(or焦げ茶?)のファスナータイプの長財布。手はごっつめで左手薬指に指輪あり。声は小さくて低め。
で、毎回コロッケ蕎麦を食べる。七味をかけて。絶対に浮気しない。新商品が出ても絶対食べない。コロッケ一筋。食べてる間もスマホとか見ずにただただ食べてる。店内滞在時間おおよそ3分。つゆは全部飲み干すタイプ。最後店員の目見て「ご馳走様」って小さい声で言う人。でも毎日来るわけではないから、来てくれた時のラッキー感がすごいし、来ない日は何を食べてるのか異常に気になってしまう・・・
・・・いい男過ぎんか
目あった瞬間死ぬんだが。
春に桜並木をただただ一緒に歩くだけのデートとかしたい。公園でぼーっとするだけのデートとか。家でダラダラするだけのデートとか。何も喋らなくても同じ空間に居るだけで癒されそう・・・。
『マトリックス レザレクションズ』を観に行って、わたしが観たかったのはコレじゃない感があって、だったらどういうのが観たかったのかという妄想が膨らんだのだけれど、そういうのを書くと2次創作になるのかな。著作権侵害? ウォシャウスキーに怒られる? でも膨らんだ妄想は放出しておきたいのでここに。
わたしが好きなのは『MATRIX』。1999年3月全米公開。
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ぜんぶ妄想です。
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1998年の9月、モンタナ州ロッキー山脈のふもとに住む14歳のジョージは、遂にボンダイブルーのiMacを手に入れた。8月にAppleから発売された最新機種で、ディスプレイ一体型のパーソナルコンピュータは、長らく遅れのAmigaしか与えられていなかったジョージに狂気乱舞しても足りないほどのものであった。
インターネットに接続し、睡眠時間も惜しんでありとあらゆるものを検索した。様々な都市伝説、真偽不明の陰謀論、そしてハッカーという恐ろしくも魅力的なソフトウェアの魔術師たちの存在も知るようになった。
「裏山にトレッキングにでも行ってみては?」
父親も
と言う。ジョージはiMacを取り上げられる可能性があるとみて素直に両親の提言に従った。
その日、ジョージはリュックにサンドウィッチと飲料水を詰め込んだ。母親は父親を陸軍病院に車で連れて行くという。父は軍属だったが、数年前のハイチでの作戦に参加して負傷して車椅子生活になり、何よりも精神を病んで家族はこのモンタナ州に越して来たのだった。軍医は自然豊かな土地で療養することを父に勧めたらしい。
幾つかキノコでも採ってくれば両親は納得するだろう、そんな気持ちでジョージは出発したのだった。
家から少し離れた森の中でキノコを狩り、昼時にサンドウィッチをもそもそ食べて、もう帰ってもいい頃だろう、そんな風に思った時に遠くから人が近づいてくる気配がした。そして遠くから銃声。ジョージは素早く大きな木の根本の窪みに身を隠した。誰か、恐らく二人の人間が走り去る足音がする。
しばらくすると数人の足音がする。ジョージは好奇心を抑えられず音のする方向をそっと見ると黒のスーツにサングラス、耳には大統領の警護官のようなイヤフォンをした男たちがいた。先程の二人を追っているのだろうか。男たちはまた走り去ってしまった。
ジョージは走って山を降り、森を抜け出した。家に着いた時には助かったという気持ちでいっぱいだった。キッチンでコップに水を汲んでがぶがぶと飲んだ。その時、家の呼び鈴が鳴る。両親が帰ってきたのだと思ったが、玄関には見知らぬ男と女が立っていた。
白いスーツの短髪の女と黒いスーツに髪を後ろに撫でつけた男、女は男の腕を肩に抱えて男はうつむいている。女は言う。
電話を貸すだけなら別に構わない。隣家も離れているこんな田舎ではこういうことも仕方ない。最近普及している携帯電話を持っていない人たちなのだろう。父親のように分厚いモトローラの電話を持っている人はまだ少ないのだから。
家に二人を招き入れたが、男の方は腹部に血が滲んでいる。その時に気づいた。あの黒いスーツの男たちに追われていたのはこの二人なのではないのかと。
「私はスイッチ、彼はエイポックと言うの、ありがとうこれで助かるわ」
不安に思っているジョージを尻目に、部屋を見回したスイッチはiMacを見つけたのだろう。
ジョージは頷く。
「どんなものをインターネットで見つけたの?」スイッチは言う。エイポックは体の傷が痛むのか椅子に腰掛けうずくまっている。
ジョージは素直に陰謀論や都市伝説、そしてハッカーのことを調べたということを話した。スイッチは言う。
エイポックは素直に受話器を耳に押し付ける。すると驚くべきことに彼の姿は受話器に吸い込まれるように消えてしまった。
「今のを見たわよね?」スイッチは言う。ジョージは言葉を失ってうなずくしかなかった。
「あなたが見た都市伝説や陰謀論の中には真実が少しだけある、この世界がソフトウェアだという話を目にしたことは?」
ジョージは確かにそのような荒唐無稽な話をインターネットで読んだことがあった。
「それはマトリックスよ、トリニティを探しなさい、そうすればあなたも目覚めることができるわ」スイッチのその言葉の返事としてジョージは
「あなた達は何を探してるの?」と訊いた。
スイッチは少し逡巡して
そして電話機がまた鳴った。
「行くわね」スイッチが笑顔で受話器を取って耳に押し付けると彼女の姿も消えて、コードにぶら下がった受話器だけが残った。
マトリックスとは?
というか、おじさん(おじいさん?)としては、「リュック」という言葉が堂々と使われているのがあらためて小さな驚きだなぁ、、と言ったら大袈裟かもだけど、、
僕が若い頃には「リュック」なんて言うとダサいと笑われた覚えがある。それじゃあ小学生が遠足の時に使うキャラクター商品みたいだってね。😅
まあ、「リュック」なんて元は多分ドイツ語由来の言葉だろうから、そういうのってどんどん英語風の言い方に置き換わって行ったんだよね。英語風の中でもアメリカ風の言い方にね。「リュック」はよくぞ復活を果たしたよなぁ。まあ、こっちの方が紛らわしくなくて実用的には良いことだと思うよ。
他にも、バイトやカルテやヨットやアイゼンやあれやこれや、ドイツ語由来の言葉が生き残ってることもついでに思い出しちゃった次第です。山とかスキーとか医学とかの関係が多いかな。ペーハーやインシュリンは消えかかってるけど。
昨日5歳の息子と出かけてたら、こう言われた。
「パパ!リュック、片方かけ忘れてるよ!」
たしかに俺はリュックの肩掛けを両方せずに、右肩だけ掛けていた。
「いや、パパはこうやってかけるのが楽なんだよ」
そうは言ったが、本当にそうなのだろうか?
そういえば、周りを見ると、リュックを掛けている若者は片方だけかけている人はいない。
女性も両肩かけている。
片方だけかけてるのは、おじさんだけだ。
これには理由があると思った。
単にその方が楽だとかそういう意味ではないのだ。
おじさんの世代は、「リュック=カッコ悪い」というイメージがあった。
だから少しでも着崩ししようと、片方かけをしていたのだ。
それだとギリかっこ悪いのを避けれるような気がしていたのだ。
もし良かったら、街でリュックを片方掛けしてる人を探して欲しい。
ほぼ間違いなく、おじさんだから。
そうは言っても、俺は今後も片方掛けをする。
もう手放したけど、10年くらい前に買って5年くらい前に捨てたバッグのことが妙に頭の片隅に残っている
なぜか買った場所とだいたいの値段は覚えている
なのに肝心のデザインや色、形が思い出せない
当時は札幌近辺にいて、札駅のエスタの雑貨屋で1万くらいした。結構頑丈で小旅行程度なら問題ない感じのバッグ。
でもジッパーが壊れて近所の修理屋で1万ちかくかけて直して貰った。グズグズなジッパーがYKKのちゃんとしたものになっていたっけ。
と、ここまで思い出せるくらい利用していたのに、捨てたら外観から何まで殆ど覚えていない。黒だったのか赤だったのか、ショルダータイプか手提げか。そんな基本的なことまで忘れている。恐らくリュックタイプではないはず。それに加えて海外のブランドという以外にわからない。
収納力があって取り出しやすくて軽いリュックとか。オールシーズン着れて洗濯にも強い服とか。→そんなものを売ったら買い替えがなくなってしまう。昔はあった
何時間歩いても疲れない靴とか。一瞬で風呂場が温まる装置とか。場所を取らない食洗機とか。温度を変えずに空気の入れ替えをしてくれる窓とか。物撮りの影を消してくれるカメラとか。→販売されている
すべて売ってるし、お金で解決できるかと。方法を列挙していくね。
・無印のリュックとかanelloとかがおすすめだけど、まずは荷物を減らしたり軽くするのが良いと思う。
・PCならLIFEBOOK UH、タブレットならiPad miniとか。surfaceにしてPCタブレットをまとめるとか。充電器は家や職場など頻繁に行く場所にそれぞれ据え置いて持ち歩くのをやめる。
・子育てや介護の荷物でつらいなら車買うと便利。どうやっても荷物を減らすのには限界があるし。
・家事代行頼むのといいよ。鍵を預けて不在中にしてもらえば、洗濯・たたみ・収納まで終わってるよ。
・自分でするならパナソニックか日立のドラム式の一番いいの買う。洗剤自動投入してくれるし、だいたい乾燥までOK。それで洗えない服は捨てて買い直せばいいよ。
・家事代行のときに栄養を考えた食事を作り置きしといてもらうといいよ。レンジで温めるだけですぐに食べられる。
・ビルトインの食洗機を購入しよう。大容量が良ければミーレ、洗浄力ならパナソニックの深型が良いかと。
・エアコンはダイキンのうるさらXに変えるのがいいよ。メンテナンス面ではデメリットあるが、換気と加湿は便利。
■一生冷めないカップとか。
・カップウォーマー買おう
よく行くところ全てにQiの充電スタンドおいて置いておいて、充電スタンドをスマホの定位置にするといいよ。
ちなみにiPhoneならPro MAXにすれば電池の持ちがいいので普通の使い方なら1日中充電不要だよ。
■物撮りの影を消してくれるカメラとか。
■何時間歩いても疲れない靴とか。
・このあたりは山系で探すと色々いいのがあるよ。高いけど。
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2022/1/13 id:kou-qana さんへ https://anond.hatelabo.jp/20220113113152
・収納力があって取り出しやすくて軽いリュックとか。→ anello grande
・何時間歩いても疲れない靴とか。→人によるけどおばあさんむけのダサいデザインのウォーキングシューズは軽くて疲れない
・オールシーズン着れて洗濯にも強い服とか。→ユニクロのダウンジャケット。 https://www.amazon.co.jp/dp/B07Y4Y2Z25/ ほぼ着る毛布の屋外版。薄手で軽い。おしゃれ着洗剤でおしゃれ着コースで洗濯機にかけろ。すぐ乾く。 中身はスティーブジョブズで
・いくら食べても飽きない完全栄養食品とか。 →ゆで卵。スチームオーブンで週一回10個つくってバジルマヨとか塩とかめんつゆにつけて味玉とか100均卵カッターで刻んで卵サンドとか。プロテインたっぷり。板東英二も大喜び。あと一応ビタミンCと食物野菜は野菜ジュース。マルチビタミンストロングもおすすめ。女性は鉄剤も補え。最初からビタミン入ってるプロテインの粉がいちばんらくだし味変できるし。COMPもまあ人によっては飽きないらしいし。
・一生冷めないカップとか。→物理法則的に無理だけどUSBカップウォーマー買え
・あらゆるものを洗えてボタンひとつで終わる洗濯機とか。→乾燥機つき洗濯機のこと?ちゃんとつかいこなせよ
・温度を変えずに空気の入れ替えをしてくれる窓とか。→パナホームの空気の道のことか
・物撮りの影を消してくれるカメラとか。 →白い箱のことか
ビジネスマンのデイリーユースから離れれば、ウルトラライトパッキングの分野に欲しい商品があるかもしれない。
空気の隔室をたくさん作ってヒーターを内臓すれば可能かもしれないが…
アイデアがすごい。
たしか、カップ一杯分の湯沸かしなら、一瞬でやってくれる家電はもう出来てたと思う。
空気の入れ替えも、エアコン時は窓をちょっと開けて、みたいに指示されるよね。換気も二酸化炭素量に応じて空調と並行して同時にやって欲しい。
俺はむしろ、ボタンも押さずに毎日自動で洗濯開始してくれる洗濯機が欲しい。洗濯物を投げ込んでおけば内容物に合わせて洗剤量乾燥諸々、まったく入ってなければ何もしない。すべて全自動で。なぜ無い?
私の実家がある地域では、成人の日の前日、日曜に成人式が開かれる。それなりにこだわって選んだ振袖と、それなりに調べて決めたヘアスタイルで、成人式に出た。コロナ禍とはいえ、それなりに盛り上がったように思う。二次会の飲み会は“自粛”の名の下に日付が変わるくらいまでで終わった。友達同士で三次会に繰り出すグループもあったけれど、私は優等生、つまり「クソつまらない真面目グループ」の人間だったので、二次会で帰ってきた。
「クソつまらない真面目グループ」の面々は、都会暮らしをして垢抜けてる子も、高校デビューか大学デビューを済ませ少し派手になっている子もいたけれど、「地元」の中ではまったくかたなしで、おしゃれにしているはずの着物姿の向こうに、当時の地味な彼女等の姿がオーバーラップしてみえた。たぶん、「それなり」のよそおいはできていたはずの私の向こうにも、耳の下で馬鹿みたいに量の多い髪を箒みたいに括っていたダサい芋女が映っていただろう。
いじめられるほどの哀れさも、いじられキャラに躍り出るような強さもなかった私は、同じ中学出身者が誰も受けない高校を受けた。真面目グループのひっそりしたマウントの取り合いにも疲れたから、誰にも相談しなかった。高校ではそこそこのポジションで、なんとか過ごし切ることができた。でも、何か満たされなかった。都内に住むためだけに受けた滑り止めの滑り止めの大学に進学しても、やっぱり満たされない。
満たされなさの理由に気がついたのは、オンライン塾講師の面接を受けていたときのことだ。面接官とは名ばかりのヘラヘラした先輩講師からかけられた「ところで◯◯大ってことは、◯◯サークルあるでしょ?俺、そこのOBなんだよ〜、立ち上げからやってさ〜。楽しいから入りなよ笑」という言葉がきっかけだった。面接だしニコニコしておくか、と思った私は、ひたすら「そうですか、いやあ私どうにも出不精で」と断る方法に話を進めつつ相槌を打った。その後しばらく話してようやく、私を「アルバイト志望の学生」ではなく「ヤれそうな女」として話している、と気がついた。「てか結構おっぱい大きいよね笑 やべ、セクハラだよね笑」とまで言われてからだったが。
私はそこで、目の覚める思いがした。そうか、私がかけられたかった言葉はこれなのか、と。電車通学をしていた高校生の頃は、何度か痴漢にあい電車を変えたりしていた。痴漢にあうのはムカつく以上に怖いので、ひたすら恐怖と戦っていた。「性的な目で見られる」ことは不快なことで、恐ろしいこと、だったはずだ。それなのに、私はどこかでカースト上位のちやほやされるために生きているような同級生には憧れていた。服装検査で引っ掛かる以上のメイクと、校則で禁止されたリュックを背負って、彼氏の話ばかりしている子たち。私はといえば、高二の冬に一度彼氏ができたけど、たった一度キスしただけで別れてしまった。それからは、ダサい人間に落ちないように過ごしただけだ。
私はそれまで、満たされなさの理由を、「彼氏が欲しいから」だと思っていた。周りに自慢できる、顔が良くて優しい素敵な彼氏がいたら、それはそれで満たされるだろう。でも、現実問題そこまで高望みできない。だから、青天の霹靂だった。「てか結構おっぱい大きいよね笑」そうだ、私は、おっぱいが、大きいんだ。そして、おっぱいは、手っ取り早いセックスの代替だ。そこにあるだけで、(そこそこの数の男性は)ニヤニヤした目つきを私だけに向けてくれる。
アンダー75のGカップ。Gカップなんて、ネットの世界では、有象無象に近い、どうでもいいサイズだと思う。それに加えて、アンダー75は正直デブだ。運動部に入ろうと思ったことすらない私は、我ながら締まりのない体をしている。でも、自撮りならおっぱいだけ写せばいい。もっとびっくりするほど大きいおっぱいの女の子や、アニメキャラみたいなスタイルのいい女の子も自撮りをアップしているけれど、おっぱいだけを撮影している限り、それでも私(のおっぱい)を褒めてくれるのだ。ダルダルにふにゃけた体だって、ぽっちゃりです、と言ってネットにあげれば、「ぽっちゃり好きです」なんて褒め言葉が飛んでくる。みんな私を承認欲求を満たすために気軽に乳を晒すバカな女、としてちやほやしてくれる。
私はおっぱいを晒しながら、今も(リアル男性を対象とした)処女であり続けている。私の膣に挿入されたことがあるのは、ひとり暮らしを始めてからAmazonで取り寄せたピンクローターとスティックローター、そして無数のポスカくらいのものだ。別に大事に取っておきたいわけなんかではなくて、小心者なだけだ。根っこは今も、「クソつまらない真面目グループ」の半端者だ。死ぬ程セックスはしたいけれど、危険を冒す勇気はない。ネットで知り合った男性は、みんな私をナマで犯し、中出しして、要らない子供を産ませようとしていると思う。それか、ホテルで私に薬を飲ませ、刺し殺すかも。
だから、私はネットにおっぱいを晒す。成人式でさもそれなりの大学生活を送っているかのような話をした飲み屋のトイレで撮影したおっぱいを、晒す。オナニーだってそこそこ気持ちいいし、何より安全だ。これまで「それなり」で生きてきた私にとっては、いろんな人におっぱいを褒められて、ローターを挿れて、AVで喘ぎ声を聴きながらイくことができているだけでほぼほぼセックスだ。
顔を晒して叩かれたら立ち直れないから、晒すのはおっぱいだけ。でも、みなさん私をちやほやしてくれる。いつかちやほやされなくなる日までに、処女を捨ててめくるめくセックスライフを享受できるようになればいいんだけど。そうは言っても、そのための努力より、手軽に得られる「えっちだね」「ペロペロしたい」なんて言葉の方が、やっぱり手軽だ。安全なセックスが手軽に得られるようになればいいのに、そんなことを思いながら、成人式の夜を終えようとしている。名前も朧げなかつてのクラスメイトのおちんちんには、やっぱりとうとう縁がなかったみたいだ。