はてなキーワード: 芋女とは
Xのおすすめ欄が男女論から女→女のルッキズム至上芋女叩きに切り替わっている。キツイ。
今回見たのは「そう美容に気を遣わないのに穴モテで勘違いしてる芋女」への批判だった。
これに対しての引用で、
「結局お飾りになることが正しいと思い込んでいる女が、自分のやっていることが正しいと確認したいがために、お飾りになろうとしない女を叩いてる」
ってあって目からウロコ。
美容に気を遣い垢抜けて着飾るのが社会規範くらいに思ってるから、そこで違和感を感じたら自分の努力が間違ったものだと認めることになる。
それとこのテの話に出てきがちなのは、
「変な奴に舐められないために垢抜けて着飾ってる」
って主張。
みたいなの。
いやそれ垢抜けでどうにかしようとしてるのが間違いじゃないか。
それは舐めてくる人がおかしいだろ。
着飾ってる人も着飾らない人も、みんな等しく加害されないべき、ってならないのかよ。
女は男のために着飾らないとか言ってるけど、やっぱりルッキズムを加速させてるのは女なんだな。
異常だろ。
仮に弱男が若女になっても、着飾ったりメイクしたりダイエットどころか整形までしたところで意味無い芋女だから無理って言いつつ、インターネットでイケメン崇拝して男叩きに精を出すのが見えてんだよなぁ
この人の過去作を見ていくと、ものすごい典型的な昭和的な価値観を持っていたことがわかる。
今やっちゃいけない表現をすべてやっている。
とくに男女のあれそれについては、本当に「不適切にもほどがある」レベル。
まじっく快斗を見てから映画を見るほうがいいが、主人公がまあセクハラ野郎なので現代っこはドン引きするかもしれない。
ただこうやって名探偵コナンが受け入れられているのは一定レベルまで時代とともにアップデートできた人だからだと思う。
勿論、青山剛昌の価値観は今では古いものだと言わざるを得ない。
でも、小五郎はずっと駄目な大人として描かれているからなんとかなっている。
新一が修学旅行で風呂を覗きたい話に賛同しそうになったときも結構叩かれたけど、でもまぁ高校生男子にそのような欲があること自体は否定できない部分だし、元々新一って聖人君子なキャラでもないのでとくに好感度が爆下がりすることもない。
そういえば新一と蘭の両親はびっくりするほど自由人だ。平成初期だと(いや令和でもだめか)虐待と言われても仕方ないレベルだが子供がハイスペなのでなんとかなっている設定である。
まじっく快斗の親レベルになるともう好き勝手しすぎて犯罪だ(泥棒だ!)快斗普通に可哀想な子だろ。最新話で出てきた青子の母親も仕事が人生のようだった。(読者は死んだと思ってた)
家庭を大切にしなかったり暴力的だったり人を殺したりする。
家庭にとらわれず好きなことをする大人たちと、自由行動ができる子どもたち。
全体的に大人も子供も好きに生きろ感があるのが今も生き残れている理由かもしれない。
好きに生きればいいけど人は殺すなよって感じかな。
あと青山は子供向けに描いてはないと言っているけど、それが結局少年誌らしからぬ描写となって、まあコナンだから良いかと青年誌的な扱いを受けた感じもする。(たまに少年誌なのに!と怒られてるけど)
もう一つ言うと青山の女性趣味が「自立した女性」だったのもあるかもしれない。
青山は強気な女が好きだ。見た目が弱々しくても中身はツンとした女ばかり描いている。芋女キャラでも浮気した男にムカついて惨殺するくらいには強気だ。
おそらく青山の中で女性はそういうものという想いがあるのだろうし、長年、毎クール恋愛ドラマを見まくってるせいで変な女がインプットされ続けているのかもしれない。
そしてサザエさん方式の作品だが時代設定だけは現代だ。必然と今の日本を描くことになるからアンテナは張っていないといけない。結果的に青山の価値観は現代の最先端ではないが大衆の中では「あるある」レベルを維持できているのだろう。
コナンが生き残れたのは青山の価値観だけではなく、多分いろいろと偶然が重なっているのだろう。どうやったら第二のコナンのような作品が生まれるのか、さっぱり分からない。
女性全員が批判していたわけではなく、精神的に不安定なルッキズム全プッシュ整形モンスター系と、自立した女性像を希求する女性たちが主に叩いていた印象だ。
批判対象とされたのは以下。
あれ叩いてる女性アカウント見てきたけど、精神科病院入院歴のある夜職整形モンスターの方だったので、問題はピク芋女ではなく整形モンスターの方の心の中にあるんだと思う。