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はてなキーワード: デビルマンとは

2018-01-06

DEVILMAN crybaby めちゃ良かった

マインドゲームとか四畳半神話大系とか、湯浅政明監督作品はすごく好きだし、デビルマン原作も読んで衝撃を受けたことがあったので、この二つの意外な組み合わせにワクワクしながら一気に鑑賞した。

Netflixめちゃ良いチョイスしたよ本当に。湯浅政明監督には、さらに潤沢な資金でまた次回作を作って欲しい。

今回はチャレンジングな内容なせいか、全体としては多分地上波アニメプラスα程度の予算しかかけてなさそうなのが若干勿体無かった。

特に顕著なのが劇伴BGMとかSEで、「僕だけがいない街」のオリジナルドラマとかはBGMにもめちゃ予算かけて作りこんでる感じがあったけど、デビルマン地上波アニメ品質だった。狙ってなのかもしれんけど。

デビルマンクライベイべまじやばい日本終わる

デビルマンクライベイベまじやばい最高のアニメーションがぶっ飛んできたところがしかし歳から結構複雑な感情になってきた例えばヒロイン父親が突然聖書引用したり飛鳥了唐突聖書を開いて朗読したりする米欧の物語において唐突聖書はよく見られるがネットフリックス戦略垣間見られるあと日本語ラップ多用してたのもこれなのかなそれはそうとケンザ390とか般若とかアヴちゃんとか声優に起用されててアツい話戻すとネットフリックスでできた事もあって完全インターネットオンリー配信なのでヴァイオレンスセクシュアル描写90年代アニメの一個上ぐらい行ってるなどがあるところで海外の反応を見ようとredditをあさってみたら音楽すげぇサントラすげぇエロくて危ないエロいの良かった湯浅最高湯浅もっとやってという感じだったともあれ外資戦略的資金投入してマジでアニメーションを作るとこのクオリティーになることがわかり彼らはこれからシバシこのクオリティーを吐き出してくるだろう全話一挙公開という形式からも鑑みられるように彼らはターゲットユーザー研究最適化を行いつつも最高のクリエイターを集め最高のアニメーションを作ることができる650円塩ラーメン一杯価格ネットフリックスJapanese animeは飲み込まれるのか共存するのか黙示録が始まるのか

フィクションネット表現

2015年予告犯という映画で、主人公ネットいじめにあうときに、ネット表現ツイッターぽくなってた。

それに評論家が「いまだにこういう表現してる」みたいな感じで遅れてると評してた。

個人的にはツイッターでいいじゃんと思うけど、あの評論家はどういうイメージだったんだろう。

日見デビルマンの新作では、まだ2ch風だった。

2018-01-05

デビルマン宣伝で「アヌシーで最高賞を取った湯浅監督の、あのこの世界の片隅により評価された湯浅監督の最新作」って宣伝しないだけ高潔だと思うの

2018-01-01

お目当てのアニメを見るのに

伊藤潤二を見るためにdアニメ課金

デビルマンを見るためにネットフィリックス課金

刻々を見るためにamazonプライム課金

 

金かかるな。

2017-12-18

anond:20171218012216

デビルマンといっしょで酷評されまくると気になって見に行きたくなってしま

2017-11-29

ニコニコは死んだとかネガティブなことばかり言ってないで

有料会員が増える方法を考えてみよう。

 

自分課金してるサービスは、

楽天マガジン → 月400円で一冊でも読めばモトがとれて二冊目以降はただだから加入したけど、思ったより読まないから解約しようかと思ってる

アマゾンプライム → 去年入会金が安くなってから勢いで入ったけど、地方から荷物は早くならないし、ビデオとか見ないし、今年は更新しないと思う

ネットフィリックス → 見たいアニメのあるときだけ入会して終わったら即解約を繰り返してる。1月デビルマンがあるから一ヶ月だけ入会するつもり

 

まり俺のようなケチには、継続して払わすのはムリってことか。

演技の上手い下手って

基本的役者日本語喋ってる限りにおいてしか判断できなくないですか?

ホテルビーナス」っていう、邦画なのに全編韓国語で演技させるって演出映画があるんですよ。そしたら主演の草彅剛や中谷美紀他全員が天才かよってぐらい上手く見えたんすよ。

デビルマン」っていう、映画かと思ったら大根博覧会だったって見せ物があるんですよ。そんな中で唯一光ってたのがニュースキャスター役のボブサップなんすよ。英語喋ってるから

海外の子役、どいつもこいつも神童かと。演技観ててストレス感じた事が殆どない。

スタンド・バイ・ミー」とか「IT(2017)」とか「ストレンジャー・シングス」とか最高に好きなんだけど、あれを日本の子役が演技したらツライなーと思う。

言葉が分かってしまったら彼らの下手さに気付いてしまうんだろうな。魔法が解けてしまうんだろうな。

でも、逆に言うと、英語わからん僕はブラピが神と崇めるゲイリー・オールドマンの偉大さを100%味わえてないわけですよ。それは勿体ねぇなと思う今日この頃です。

:追記

たくさんコメントありがとうございます。おススメの映画も嬉しいです(苦行みたいなラインナップだ…)。

シン・ゴジラの件ですけど「あ、俺でも聴き取れる」と思った時点で彼女の喋る英語は「日本語の演技」として耳が分類しました。

ホテルビーナス」の場合韓国語勉強たことが一切ないので日本人俳優の喋る韓国語がどの程度不自然わからんのですよね。タモリ形態模写に英語がないのも同じ理由かなと。

インターネットでこんなにコメント貰ったことないので会社でそわそわしちゃいました。

ツイッターで誰にも読まれない駄文をずっと垂れ流してたのですが、作文教室のエントリ読んで自分でも書いてみよかなと思った次第です。教えには何一つ従えて無い気がするけど…

https://anond.hatelabo.jp/20171128171505

蛇足

邦画洋画字幕吹き替えアニメ舞台も全て愛してます

あと、僕の神は大竹しのぶさん。

2017-11-17

世界最低の原作付き映画

デビルマンだと思うが、これを下回るオリジナル映画はあるのだろうか

2017-11-02

このアニメタイトルは?

幼児向けアニメ

絵はメルヘンタッチ動物主人公

シナモロールみたいな色使いで、プリキュア小動物を大きくしたような感じ。

BGM少年合唱団みたいなやつ。

平和なほのぼのパートから一転、親が殺し屋に殺される。

主人公、悲しむかと思いきや、殺し屋弟子入り。

世の中は弱肉強食だってことに気付いた!みたいな。

そこから徒弟愛パート

すっかり殺し屋になった主人公が、故郷に戻って一族皆殺しをしようとしてるなか、ふっと母子の姿に動けなくなる。

ヤれ!と言う師匠にカッとなり師匠を殺してしまう。

こうなることを望んでいたと言い残して死ぬ師匠

主人公、完全覚醒デビルマンみたいになり、闇に消えてエンド。

2017-10-26

最近、超映画批評面白い

前田有一氏の超映画批評は、10年以上前から続く個人映画批評サイトなので知っている人も多いと思う。

2004年あたりの「デビルマン酷評レビューなどでネットで人気になっていたが、映画レビュー内に前田有一氏のかなりアンチ韓国中国右寄り思想がにじみ出る感がリベラルが多いはてな村では嫌悪されてきた記憶がある。最近は昨年の「シン・ゴジラ」のレビュー話題になったくらいで、あまり読んでない人も多いと思う。

なんか最近ふと思い出してここ最近映画レビューも読んでたんだが、いい意味前田有一氏かわったなーと思えて面白かった。

昔はそれこそ「ネットで真実に目覚めた!」系のお方で、それこそいまでもチャンネル桜レギュラーもっているようなネトウヨめんどくさいおっさんだったと思う。それがどうもいつの時期からか彼の視野が開けてきており、ネトウヨおっさんというより小林よしのりのような「話の通じる保守」的な言動が増えてきている。

最近レビュー特に印象に残っているのは「ハクソー・リッジ」と「わたしは、ダニエルブレイク」だ。「ハクソー・リッジ」については少なくても10年ほど前の反日ハリウッド映画を叩くことしかしなかった彼には書けなかった素晴らしい内容になってる。「わたしは、ダニエルブレイク」ではまさか前田から緊縮財政批判が聞けるとは思わなかった。レビュー最後英国のメイ首相日本新自由主義政治家(名指しはしてないものの明らかに安倍晋三)に痛烈な批判を残してしめられている。あの前田有一氏がここまで弱者に寄り添って権力者に怒りをぶつけるレビューが書けるのか!とうれしい驚きであった。

映画批評のことを「右寄り思想ウザイレビューサイト」と思い込んでいるはてサの皆さんにこそ、時間があったらチェックしてもらいたい。この変化の度合いはなかなか新鮮である

2017-09-28

一番厄介なのはよくわからないで勢いだけで批判してブチ上がっている奴ら。

デビルマン最後に出て来る群集タイプ

2017-09-14

https://anond.hatelabo.jp/20170913192726

マーベルプロデューサーが「日本の(公式二次創作は糞」って発言した記事が前にあったと思う。

もちろん、礼儀として具体例は出さなかったわけだが、この発言念頭には、実写版進撃の巨人や、実写版デビルマンや、実写版~~、などの存在念頭にあったのはちがいない。

アイアンマンスパイダーマンと比べると、引っ張ってこれる金やら何から何まで、商業システムの時点で勝負にならないのでぐうのねもでない。

で、ゼノグラシアだが。

何度もいうが、あれは「アイマス」としては駄目。アイマス世界劇中劇と錯誤できるような演出・設定すらない。

いわゆる原作厨wwとか揶揄されたりもするが、IPホルダー側がまともにブランドマネジメントしないと、メディアミックス戦略の失敗によって、IPのもの毀損するんだよ。

まともにブランドマネジメントできていない。

ゼノグラシア月姫おかげで、少なくともアニメでは原作を完全に無視することは忌避されるようになってきた。

というか、真ゲッター月姫は、売上自体は当時の基準大成功だったので、アニメ製作側がドヤ顔インタビュー受けて、自分たちのやり方が良かったとか誇っていたのが今でも腹立つ。

その後のフェイトの展開を見て、自分たちが何をやったのか理解して、完全にそういう言説は封印されたが。

2017-09-04

https://anond.hatelabo.jp/20170903205302

変身後の顔を晒しているという点では男女そう変わらない。

ただ、男の子変身ヒーロー人間離れしてるんだよ。

変身前の顔そのままではないけれど、変身後はウルトラマン仮面ライダーデビルマンも顔は隠してない。

「仮面」ライダーという名前に騙されて、顔が隠れているように感じているだけだ。


実写のゴレンジャーとかはスタント使う都合上隠すしかないでしょう。

2017-08-08

https://anond.hatelabo.jp/20170808192414

増田は賢ちゃんが虚無るのと豪ちゃんがデビルマンにしちゃうのどっちがマシだと思う?

2017-08-02

https://anond.hatelabo.jp/20170801110653

私女だけど仮面ライダー好きだったな。

ヒーローは虫だろうが乗り物乗ってようがなんだろうがカッコよく見えていた。

なので再放送でやってた黄金バットデビルマン妖怪人間もカッコよくて好きだったのである

アンパンマンなんてパンだし。

2017-06-05

http://anond.hatelabo.jp/20170605142005

寄生獣だって連載当時には老害が「デビルマンの焼き直しで何が面白いか分からない」とか思ってただろうよ。

から同様のことを考えてるのが老害になったってことでは。

http://anond.hatelabo.jp/20170605140925

最近若い奴が寄生獣を知ってるわけないだろ。

寄生獣だって連載当時には老害が「デビルマンの焼き直しで何が面白いか分からない」とか思ってただろうよ。

はいえ、東京喰種寄生獣とは違うよね。

もっとオサレで、女性からの人気もあって、たとえるなら後期の幽白って感じ。

2017-06-02

http://anond.hatelabo.jp/20170602140610

元増田です。コメントありがとうございます(明らかに誹謗されているので、ありがとうと言っていいのか分かりませんが・・・

今すぐに地獄に行く訳にも行かないのですが、そこまで徳を積んだ人生を送ってきたわけではないので、60年だか70年もすれば元増田地獄に行っているものと思われます。ご安心下さい。

そんな地獄推しをする増田氏は、漫画を読んだことはありますか?できればお勧め漫画などあれば教えて頂けると嬉しいです。

鬼灯の冷徹」のような地獄漫画や、「デビルマン」「バイレンスジャック」のようなこの世の地獄を描いた漫画ちょっと変わったところでは、麻雀漫画の「アカギ」で、最近地獄閻魔様が出ていました。

2017-06-01

本田氏のツイート発狂している人とリアル絶対に会いたくない

いいじゃん。スポーツ選手が感じた率直な意見じゃん。

応援メッセージじゃん。

生きている世界が違うんだからさ、一般的感覚考慮した内容にならないことなんて分かるじゃん。

なんか有名人に対して夢見過ぎだよなって思う。

「あの人有名だけど私達の気持ちもわかってる!好き!」

とかヤバイだろ。

住む世界が違う成功者から学ぶことは言葉遣いじゃないだろ。


本田氏のツイート言葉尻をとって発狂している奴って、普段から周りの発言に耳をかたむけて、

なんかあったらやたら権利ばかり主張してウザそう。


弱者を虐げたー!ひどいー!燃やせー!

あいつはクソだー!我ら一般庶民正義なりー!


デビルマンみたいになりそう。


話が飛んだ。


本田氏のツイートを見て、自殺願望ある人が

「ひどい!もう死ぬ!」

って騒ぐ前にさ、周りの人間

「ひどい!ねっ?ひどいよね?!自殺した人、しようか迷っている人を侮辱しているよね?ねっ?ひどいよね?!」

大騒ぎ。馬鹿なんじゃなかろうか。


完璧配慮人間をお求めなのか?

寛容が大泣きしてるよ。

「居場所が無い」って。

2017-05-05

邦画レイシスト達にモノ申したい

 映画好きの女子大生主人公にした、安田剛助先生の『私と彼女のお泊り映画』という漫画があります。僕の大好きな作品です。

 この漫画の最新話の一部が2ちゃんねる抜粋掲載されて、そのスレッドまとめブログにまとめられたことでちょっとした話題になりました。

映画通の男「邦画はクソ。黒澤映画だけは認める」 女さん「はぁー(クソデカイため息) 論破してやるわ」

【映画】なんだよこの漫画www【注意】 : 2chコピペ保存道場

よくいる「ちょっとオタク入ってるめんどくさい大学生」がここまで見事に再現されるとはwwwww : 無題のドキュメント

 この男子大学生が登場する回は実は僕もあまり好きではなくて、というのも、彼のキャラクターが如何にもな“ステレオタイプ自称映画通”すぎるからです。

 主人公小春の最後のセリフあなたが好きなのは映画』じゃなくって『映画が好きな自分』じゃない??」を言わせるためにでっち上げられたキャラクターで、所謂邦画ファン仮想敵でしかありません。

 そういうのを言い負かす啓蒙的な作風はこの漫画に求めるところではありませんでしたし、そもそもこんな事言う自称映画通なんて今どき存在しないだろうと思っていたのですが……

 まとめを見ると男の方に同意している人間が多くて驚きました。

 というか、少し引きました。

8名前名無しさん 2017/04/26(水) 21:36:48.05 ID:M9GbgbRG0

邦画がゴミなのは事実だし

内容空っぽミーハー映画観て面白いだのと

言う女に同意できるわけ無いだろう

別に男が悪いとは思えないのだが

69名前名無しさん 2017/04/26(水) 21:56:57.52 ID:nt7/WWjT0

邦画がクソなのは事実だがあえてリアルで言えばこうなるわなw

265 名前:/名無しさん[1-30].jpg[sage] 投稿日:2017/04/26(水) 22:34:42.86 ID:naDWyRswp

言ってることは間違ってないな

クソみたいな映画を絶賛するアホ女多すぎ

 もちろん、邦画に対して肯定的な意見も多くあるのですが、ネット上とはいえこんなアホみたいな大学生に同調する人間が多くいることに驚きました。

 そしてここからが本題です。

 思えば確かに、ここ最近ネット上での邦画叩きは目に余るものがあるなと感じていました。

 個人的に、その流れは三池崇史監督の『テラフォーマーズ』が公開されてから加速していったように感じられます

 漫画原作映画が増えてきている昨今、『テラフォーマーズ』の出来が芳しくなかったという風説を受けたオタク達が挙って“漫画原作映画は叩いていいモノ”、そこから派生して“邦画は叩いていいモノ”という風潮を作りあげているのではないでしょうか。

 漫画作品映画化されるという報せが届く度に、2ちゃんねるTwitterのようなSNS上で、まるで親の敵に出会ったかのごとく、批判の嵐が巻き起こります。続いてビジュアル予告編が公開されると、その勢いは更に加速していきます。やれ再現度が低いだの、コスプレ大会だの、ダサいだの安っぽいだの。

 批判有りきのバイアスを掛けて見れば、正当な評価などできようはずはありません。公開前の作品に対してそこまで否定的なことを書き続けるのは最早ネガティブキャンペーンの一種でしょう。しかもそこから「だから邦画は糞だ」みたいな論調に持っていくのだからもう目も当てられません。

 そんな差別主義者、邦画レイシスト達に、僕はモノ申したい。観もしない映画を批判するんじゃないと。邦画は、あなた達の批判オナニーのおかずじゃあ無いんだと。


邦画は本当にショボいのか

 はじめにことわっておくと、僕自身別にそれほど邦画が好きというわけでもありません。映画はよく観ますが、圧倒的に洋画のほうが多いです。

 こんな記事を書いておいて何を言うのかと思うかもしれませんが、重要なのは映画のものが好きだということです。日本に住んでいる以上、邦画も映画興行一角です。邦画の衰退は、日本映画興行全体の衰退につながります

 邦画レイシスト達を批判するのは、邦画を擁護したいというよりは、日本映画を取り巻く環境に対する悪影響を危惧してのことです。

 さて、ネット上で同意の声が聞かれる、「お泊り映画」の大学生の主張ですが、彼が邦画をショボいとする根拠として

ケータイ小説のような安直なコンセプトばかりのイメージ

アイドル性重視のキャスティング

の二点をあげています。明らかに、ろくに邦画を見ていない人間らしい的外れな批判ですが、彼はこれが真理だと言っています

 先に言ったように、このキャラクター小春の最後のセリフを引き出すために設定された馬鹿な仮想敵で、そもそも発言に正当性なんてあるはずはありません。しかし、一部の邦画レイシストは彼同様これが真理だと思っているようです。

 わざわざ間違った発言をあえてしているキャラクターの間違いを指摘するのは野暮というものですが、こちらもあえて、彼が如何に的外れは批判をしているのか示しましょう。

 まずは、ケータイ小説ばかりのイメージ。といっても、『世界の中心で、愛をさけぶ』がケータイ小説原作でないのは言わずもがな今日ケータイ小説なんて名前も聞かなくなった死語同然のワードで、恋空ブームになったのももう随分前です。病気で殺しとけばいいと思っているような邦画といえば、最近だと『バースデーカード』や『四月は君の嘘』、あとは事故死ですが『Orange』あたりもそのイメージでしょうか。なんにせよ、ここ最近ではそれ程多くないように感じられます

 なので、男のイメージを前時代的と断ずることは容易です。ただ、安直なコンセプトという意味では確かに現状邦画の一角を占める存在が有ります

 それはつまり、女子中高年向けの少女漫画原作映画です。

 現在公開中の『PとJK』や『ひるなかの流星』をはじめ、少し遡るだけでも『今日キラくん』や『オオカミ少女と黒王子』や『溺れるナイフ』や『ヒロイン失格』など、枚挙に暇がありません。加えて、『ハルチカ』や『リライフ』や『君と100回目の恋』など、本来少女漫画が原作ではない映画も、そのイメージに取り込まれています

 しかも、このたぐいの映画ヒロインとその相手役に現在売り出し中の俳優/女優を起用して話題作りをしているので、二点目のアイドル性重視のキャスティングにも引っかかってきます。つまりこの一角は、彼の批判を真向から受けるゾーンということになります

 正直に言うと僕自身、この辺りに対しては公開される度に「またか」という気持ちにもなりますし、違いもよくわかっていません。だって観てないから。

 確かに、この一角は邦画の一側面では有りますが、無論これが全体を体現しているわけではありません。マーケティングが大々的だからそのように感じてしまうだけです。

 逆に言うと、観ていないからこそそれらの映画がショボいのかどうか判断はできません。

 例えば『ひるなかの流星』はレビューサイト「KINENOTE」で67人の平均点73.4点との評価がくだされています。鑑賞人数は少ないですが、キネ旬が運営するサイトなのでそれなりの映画ボンクラ達が集まっているはずなので、この評価はなかなかのものだと思われます。どれも同じように見えても中身が違うのは当然で、玉石混交する中にはちゃんと面白い映画があってもおかしくはないのです。

 つまり、コンセプトの安直さがそのまま映画のショボさに繋がるかというとそんなことはないということです。

 この程、マイケル・ベイ監督が『トランスフォーマーシリーズの量産体制に入り、既に14本分もの脚本が仕上がっているという報道がありました。14本って、相当な量ですよ。『トランスフォーマー』は作れば売れるが約束されているからここまで攻撃的な体制が取れるのです。これこそコンセプトの安直さの極みでは無いでしょうか。そして、『トランスフォーマーシリーズ一本一本がショボい映画ではないことは皆さんご存知のはず。

 あとは、マーベルスタジオも自社のコミック原作の映画をどんどん量産していますよね。2020年までの上映計画が既に確立されている。これも当然、作れば売れるが約束されているからです。そして、こちらのクオリティに関しても周知の通り。

 少女漫画原作の邦画群もまた作れば売れるが約束されているコンセプトだから量産されているわけですが、それを以って製作が手抜きだと断ずるのは浅はかにも程が有ります

 実際に観てみると、本当にどれも同じような映画に観えるのかもしれません。しかし観てない以上、その一点で批判するには感情に寄りすぎているのではないでしょうか。

 それに何より、そういった映画群が対象にしているのは女子中高生です。それが邦画全体であろうはずはありません。安直なコンセプトもアイドル性重視のキャスティングも、それが対象にするのが女子中高生だから効果的なのです。邦画を批判して悦に入ってるような、オタク中年男性なんて端から対象にしていません。

 なのにそれを論ってショボいだの言ってるのは大人げないの一言につきます

 ケータイ小説のような、今で言うなら少女漫画原作のような映画けが邦画じゃあありません。そんなことを言っている人は、マスメディア宣伝にしかアンテナを張っていないと自白しているようなものです。映画に対する関心が薄い、芸能ニュースだけをみて映画情報を仕入れている気になっている人間に、邦画全体を批判する権利なんてありません。恥を知ってください。



漫画原作に対する怒りは正当なのか

 先程も言ったとおり、僕自身はそれほど邦画を観るわけではありません。昨今よく漫画実写化失敗例として挙げられる『テラフォーマーズ』も『進撃の巨人』も観ていません。なぜなら興味が無いから。

 両作品とも、アニメは観ていました。特に巨人は、現在放送中の第二期も毎週楽しみにしています。大好きな作品です。しかし映画は、特に興味がわきませんでした。

 そもそも映画は、テレビ番組や雑誌掲載の漫画とは違い、観るかどうかの判断の多くは観る側に委ねられますだって、わざわざ映画館に足を運んで、1800円のチケットを買わないと観れないのだから。

 ザッピングしていて目にとまることも、とりあえずで録画することも、買っている雑誌をパラ見して視界に入ることもないのです。テレビなんか比じゃないほどに「嫌なら見るな」が成立するコンテンツなんです。

 漫画が原作の映画が公開されて、それがひどい出来だったか原作ファンが憤る。これは理解できます。その作品が好きで、その作品の新たな一面が見られるのだと期待に胸を膨らまして劇場に足を運び、目にしたものが原作を踏みにじるような駄作だったなら、それは批判してしかるべきでしょう。また、はじめからバイアスをかけて劇場に臨み、批判箇所をピックアップしながら鑑賞し、帰ってネットにそれを書き連ねる。僕自身はあまり理解できない楽しみ方ですが、それも正当なことでしょう。なぜなら能動的に足を運んでお金を払って鑑賞しているのですから。

 しかし、そうでない人間はなんなのか。ビジュアル予告編が、それどころか実写化の報せが出ただけでクソ認定してメタクソに叩き、果ては邦画の体制までもバッシングする邦画レイシストはなんなのか。原作のファンで、実写化した姿など見たくないというのなら、見なければいい。最初から期待が持てないのなら、無視すればいい。原作が好きだからというペラペラ免罪符を掲げても、その実やりたいことは何かを批判して快感を得ることでしかないのではないでしょうか。確かに上映期間中はテレビでもCMが流れたり芸能ニュースを席捲することもあるでしょう。でもそんなのは、上映期間中のほんの一ヶ月程度と、それ以前の宣伝期間の、正味二ヶ月程度のものです。それさえすぎれば、余程のものでもない限り、もう目にすることはなくなります

 例えば『銀の匙』や『男子高校生の日常』や『ひぐらしのなく頃に』が実写映画化されたことを覚えている人が果たしてどれくらい居るでしょう。どれもアニメ化もされた大人作品ばかりですが、映画の方はまず話題に上がりません。その程度のものなのです。

 無視していればそのうち過ぎ去っていくのをわざわざ叩くのは、原作愛でもなんでもありません。批判して快感を得たいだけのただのオナニーです。漫画原作映画は、邦画は、邦画レイシストのおかずでは決してありません。


邦画レイシストは邦画を観ていない

 『テラフォーマーズ』も『進撃の巨人』も僕は観ていません。なので両作品に対して言及することは出来ません。便乗している人間はともかく、観た上で批判している人たちの意見は正当なんだろうなと思います

 しかし僕も、漫画実写化の中でも悪名高いあの作品は観ました。そうです、『デビルマン』と『キャシャーン』です。

 『デビルマン』は、今でも漫画実写化の際に名前を挙げて「だから実写化は糞だ」という批判につなげる格好の材料となっています2004年の公開にも関わらず未だに話題性を持続している、ある種伝説的な作品です。

 これ一作で邦画批判につなげるのは短絡的に過ぎますが、実際この映画がそびえ立つ糞なのは事実です。僕自身観た作品なので遠慮なく言います。本当に酷いです。苦行かと思えるほどに。評判の悪い映画はあまり積極的に観ようとしない質なので、自分の中ではクソ映画の極北として君臨している作品です。

 しかし『デビルマン』は本当に極端な例です。漫画実写化が全てこのレベルなら邦画批判も已む無しと思いますが、このレベルのクソはなかなかひり出せるものではありません。納豆が臭いからという理由日本料理全体を批判するのはお門違いというものです。というのも、『デビルマン』と同年に公開され、クソ実写化の双璧と並び称される『キャシャーン』が、蓋を開けてみると実はそれほど酷いものでもないからです。

 確かに手放しで褒められる作品ではないのですが、少なくとも『デビルマン』に比べると兆倍面白いですし、見応えがあります。PV畑出身の紀里谷和明らしく映像面のこだわりは強く、サイバーパンク的意匠が凝らされたディストピア風美術を日本で展開する舞台は一見の価値が有りますアニメ原作であることを意識して、アニメーションを取り入れた演出がなされていたのも斬新でした。実写用にブラッシュアップされたキャシャーンデザインもかっこ良く、今のアメコミ映画の隆盛に先駆けていたとすら思えますクライマックスで明かされるダークヒーロー然としたキャシャーンの背景も、賛否は別れる気はしますがテーマに重みが出て興味深いです。主演の伊勢谷友介や悪役のブライキング・ボスを演じる唐沢寿明の怪演を始め、キャスト陣も申し分ありません。冗長な展開や説明的且つ啓蒙的すぎるセリフ回しが鼻につくことはあっても、『キャシャーン』は『デビルマン』と並んで語られるような作品では断じてありません。そもそも『キャシャーン』への批判は、設定改変によってキャシャーンヒーロー像を歪められたことに対するファンの憤りからくるもので、映画のものクオリティとは別の由来です。

 しかし、漫画実写化の際に『デビルマン』と『キャシャーン』の名前を挙げて批判している人間が居ます。彼らはまず間違いなく『キャシャーン』を観ていません。邦画レイシスト達の共通理解として“『キャシャーン』は叩いていいモノ”があるからの現状なのです。このことからも、邦画レイシストが如何に短絡的で、感覚的に邦画を批判しているかがわかります。彼らは邦画を観ていません。イメージと伝聞でしかものを語れないのです。

 近年、僕が観た邦画の中で面白かったと感じた作品をいくつかあげます。(一応、アニメは除きます

・『ちはやふる 上の句・下の句』

・『アイアムアヒーロー

・『寄生獣

・『シンゴジラ

・『残穢

・『日本で一番悪い奴ら』

・『SCOOP!

・『クリーピー

 どれも大々的に宣伝された大作映画ばかりで、映画通が好むミニシアター系とかじゃありません。更に上の三つは漫画原作です。どれも実に面白い邦画でした。これらよりつまらない洋画をいくつも挙げることが出来ます

 映画好きな人間であれば、意図的に避けようとしない限り邦画を観ることもあると思います。そのどれもが全く琴線に触れない人間など本当に居るのでしょうか。漫画を原作にしていても面白い作品はたくさんあります。邦画全体となれば尚更です。

 本当に観ていれば、やたらと批判なんて出来ないはずです。それは、自分の感性も批判することになるのですから。実際、邦画それ自体が肌に合わないという人もなかにはいるのでしょう。しかし、SNSで邦画叩きをしている人間が皆そうなのでしょうか。おそらくそんなことはないでしょう。多くは叩きたいから叩く、邦画は叩いていいモノだから叩く、と思考停止している人間なのではないでしょうか。

 自分はモノを見ないで感情的に対象を批判する、欠片の理性も持ち合わせないような人間ですと自白して、恥ずかしくはないのでしょうか。

さいごに

 僕もまたこうして、邦画レイシストなんてアホなネーミングの仮想敵を作って、一方的に批判を飛ばし悦に入っているだけの人間です。さっきも言ったとおり、邦画そのものに対して特別な思い入れはありません。

 しかし、こうして文章にして発信することで、仮想敵だと思われた邦画レイシストが食らいついて、話題になってくれることを密かに望んでいます

 映画は好きです。邦画にも好きな作品がいっぱいあります。『銀魂』や『トーキョーグール』や『鋼の錬金術』等、観に行こうと思っている漫画原作映画もあります。自分の好きなモノを理由もなく批判する人間は当然不愉快です。何よりも僕の映画ライフのために、そんな不快な人間が一人でも考えを改めてくれることを願っています

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