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はてなキーワード: オンブズマンとは

2023-09-22

暇空も仁藤もどうでもいい小物だろ

リーガルハラスメント弁護士とかオンブズマン制度を私用化した政党とかのが百倍やべえよ

anond:20230922120815

ビジネスマンとかオンブズマンとかはビジネスパーソン・オンブズパーソンとかに言い替えになったのに、

ワンマンとかイエスマンみたいな否定的意味を持つ言葉だけマンのまま言い換えられてないのおかしいと思うわ

anond:20230922090845

これ

本当に正義感から始めたならオンブズマン共産党叩きなんてせずちゃん最初から真の巨悪だけを攻撃するべき

フェミニストリベラルを叩きたいから騒いでいるのが見え見え

2023-09-14

毎日、抱っこをせがまれてつらいです!

オンブズマン制度だけでなく、ダッコズマン制度の充実をお願いします!

2023-09-09

「入札にしないと日本共産党が騒ぐんだよ」は一部正しい

https://anond.hatelabo.jp/20230908054922

入札にしないと日本共産党が騒ぐんだよ

この増田に対して、こんなブコメが付いてる。(9/9PM1:00の上位から順に)

○随契はそんな「どっかの政党がうるさくて」やってない、みたいな制度じゃないよ。どういう場合に随契にできるか、条例で全部決まってるの。

○他の日本共産党叩きにもこういうデマが混じってるのかなという参考にはなった。

一定金額以上の案件随意契約に持ってくのは役人も大変だし、別に共産党なんて関係ねえよ。役所相手に働いたこあんのか?

それらブコメはそれぞれそのとおりなのだが、では共産党(に代表される政府自治体批判的な者)が全く影響を与えていないかというとそれは誤りなので少し解説しておく。

なお、国の制度を例にとるが基本的にはどの自治体でも同様の定めとなっている。

条文はいずれも予算決算及び会計令昭和22年勅令第165号)から

随意契約要件法令で厳格に定められているか

定められているのだが抜け道がある。

随意契約によることができる場合

九十九条 会計法第二十九条の三第五項の規定により随意契約によることができる場合は、次に掲げる場合とする。

一 国の行為秘密にする必要があるとき

二 予定価格が二百五十万円を超えない工事又は製造をさせるとき

三 予定価格が百六十万円を超えない財産を買い入れるとき

(略)

そう、随意契約というのはあくまで「できる規定」であり、入札によることをまったく否定していないのである

実際、国の場合でいうとここで提示されている金額よりももう少し広めに一般競争入札実施されている(役所にもよるが物品購入の場合だいたい100万円くらいから)。

何故か?簡単だ。共産党(などの左派政党)や市民団体共産党系のオンブズマン典型からの追及が鬱陶しいからだ。

例えば予定価160万円弱の入札があったらどう思われるか。「随契にするために安めに予定価を設定したな」と追及されるのである

「後ろめたいことがなければ反論したらいい」との意見もあるだろうが、そのためのコストが非常に大きく、かつ反論したとしても一度報じられて広まった場合、それを打ち消すことが困難な以上、役所安全策を取らざるを得ないということになる。

余談だが公金を扱う仕事の大きな部分は「不正をしていないことの証明」の為に使われている。よく槍玉にあがる科研費をはじめとした大学先生方の事務手続きもその一部だと思っていい。

低価格の入札に共産党の影響はあるか

入札を実施する際にはまず予定価を定める。予定価とは、この金額を超えて入札に参加してきても落札はできないという基準価格のことだ。

予定価をどう定めるかは役所ブラックボックスなのだが、基本的には事業者から相見積もりを参照する。

この見積もりについて、微に入り細に入り明細を求めるのもまた不正していない証明共産党などから批判予防)のためだ。

例えば「○○費用一式」ではダメで、「マネージャー1名×日当○円×○日」「調理師○名×時給○円×1日当たり勤務時間時間」「食材費1食○円×想定食数」(時給は地域求人を参照して最低額)などを求め余裕のないものになっている。

(余談だが、サービスの購入の複数年度契約場合物価条項を付けていることが多い。単年度の場合リスク事業者負担となっているんだろう)

(更に余談だが給食事業者の食材費は実費負担としているケースもある。事業者事務負担が増え、更に利益が削られる場合もあるので嫌がる事業者も多い。)

まりからないギリギリ金額を予定価とせざるを得ない構造になっていると言っていいだろう。

そんなことしてたらどの事業者落札できないんじゃないの?

入札価格が予定価を越えてしまうことを、「不落」とか「不調」と言ったりする。その場合の特例がある。

九十九条の二 契約担当官等は、競争に付しても入札者がないとき、又は再度の入札をしても落札者がないときは、随意契約によることができる。この場合においては、契約保証金及び履行期限を除くほか、最初競争に付するときに定めた予定価格その他の条件を変更することができない。

まり、予定価の範囲内で随契していいということだ。実務的には最低入札額を提出してきた事業者交渉し、予定価ギリギリで受けてもらうことが多い。

なんでそんな仕組みでまわってたの?

不況と重なったから。

共産党などによるこういった役所への追及が激しくなったのが1990年代バブル崩壊以降だ(それまではそれなりに利益が出ていた。見積もり利益を上乗せして)。

役所仕事は必ず現金が手に入るので、儲からなくとも現金が欲しく、また雇っている人を遊ばせたくない事業者は手を挙げてきてくれたわけだ。

それが人手不足となり、また公共事業じゃなくとも儲かるとなれば入札になかなか参加してくれなくなる、これが最近の状況というわけだ。

こういった追及自体意味がなかったわけではないと思うけどね、監視自体必要だし。それが必要以上に厳しかったりと党派性にまみれてたりすることは問題だけど(共産党系の団体中央指導が行き届いているので近しい団体は追及しない。それどころか別方向から監視されたら「攻撃された」と言い始める)。

まとめ

以上みてきたように、随契にし得るもの一般競争入札としていたり一般競争入札の中でも予定価を締め上げて契約額を下げる方向性仕事を、共産党はしてきたと言える。

もっとストレートにいうと公共調達ゆとりのない、儲からない仕事にしてきたということだ。

正に共産党が望んできた姿であり、実績なのだから胸を張って誇ればいいと思う。

その他

今回の給食提供停止について、防ぎようはなかったのか。

個別の入札で、予定価の○%を下回るような安値場合調査した上で契約しないとなっている(「低入」という)。

ただ、個別事業者について、その経営状況や資金調達計画が入札の要件に入ることはまずないのが現状だ(複数年度にわたる大規模なPFIならあるが)。

これを求めてしまうとあまりコストがかかるからであり、その代わりに入札参加資格として過去の実績を条件としていることがほとんどとなっている。

2023-08-30

なぜ、暇空茜を支持するのか?

結論から言うと、戦略的勝利できると思ったから。

現在の状況

男性向けの表現コンテンツに対する立場

まず、仁藤夢乃女性性を利用する男性向けコンテンツに対する憎悪敵愾心がある。これは、彼女の生い立ちや、現在社会的位置、支持者や周辺の人物意向などさまざまな要因があると思われる。

実在女性モデルに用いた性的コンテンツはもとより、イラストアニメなど架空女性性的に扱うような表現について、明らかに敵対的に振舞っており、そのようなコンテンツ製造流通、消費全ての段階において公的ないし私的規制がされることを歓迎し、あるいは規制を行うように働きかけると予想できる。

重要な点は、仁藤夢乃はこれらの表現コンテンツが一掃され、その作者、著作権者消費者流通広告などの関係者が損失を被ることについて、一切考慮する必要が無いということである。少なくとも、そのような配慮妥協そういった姿勢を見せたことは無く、現実的温泉むすめのスポーツ文化ツーリズムアワードの受賞辞退という事態を招き、そのことに対し一切の後悔も配慮もしていない。

したがって、仁藤夢乃が、将来にわたって、その社会的影響力に応じて、そのような男性向けコンテンツに対して一切の限度なく攻撃し、最終的にはこれの完全な社会的排除を目指し続けることは間違いない。

したがって、そのような男性向けコンテンツに対して愛着のある者は、必然的に仁藤夢乃とは同じ社会共存することが不可能な、実存的な異質者として対峙することになる。

公的助成に対する状況

仁藤夢乃は、都から委託事業を受けており、その中で都から指導に対して不満があるという姿勢を何度も示している。

これは逆に言ってしまえば、都から指導に対して適切に対応できていない可能性が高いということを示唆している。

これは、明らかな弱点である

役所の状況

筆者は元地方公務員である

行政無謬性という法的な擬制がある。これは、行政行為(いわゆる行政処分、つまり許認可や行政罰、補助金交付決定など)は裁判で覆されない限り、法的に正しいと見なすという仕組みである

この、行政無謬性を担保するために、役所は間違ないように慎重に仕事をし、自分たちが悪くないと証明するために膨大な文書という証拠を積み上げている。そして、万が一間違ってしまったときは大問題になり、間違いを起こした事業は改廃を余儀なくされたりする。

しかし、現実的に間違いは存在する。ただ、多くの間違いは些細なもので、そんなものを細かく指摘することは、手間や金がかかる割に意味が無く、自分の利害にも悪影響を及ぼすから、誰にも気づかれず無かったことになる。

稀にオンブズマンが重箱の隅つつきをするが、これは、政党労働組合市民団体といった人的・金銭的なバックアップがあるから政治的目的のために手間がかかることができるだけである

そして、役所はこのような事態が起きることを徹底的に避けようとする。

戦略的方針

現在の状況をまとめると以下の通りである

実は、私も開示請求で精査しようと思ったが(元地方公務員なので文書は読める)、金と時間問題で諦めた。

しかし、金と暇があり、最高裁まで戦った実績のある男が現れたのである

結果

実質的監査委員会が認容した段階で、戦略的には勝利している。

役人立場から言えば、舛添以来の認容であり、それが出た時点で本事業受託者はアンタッチャブル存在になった。

桜を見る会」は今後開かれることは無いし、「温泉むすめ」が今後何かの公的な賞を取ることも無いだろう。それと同じである

2023-06-14

anond:20230614103538

悪意を問題にするなら、ほとんど通らない監査請求を出し続けて行政リソースを奪うオンブズマンが真っ先に排除されそう。

通らないと分かってて職員への嫌がらせでやってるだろう?って。

暇空は監査請求できなくなるけど、オンブズマンは変わらず監査請求できる都合の良い条例なんて作れるのかな?

2023-06-13

弱者マイノリティけが使える聖剣なんて無い

本来ならばキャンセルされる側の人たちがキャンセルカルチャー手法を用いる逆転現象が起きています

ポリコレキャンセルカルチャーは心正しき弱者けがから引き抜ける聖剣ではなく、誰でも他人をぶん殴るのに使える棍棒だということが明らかになった。

住民監査請求は正しい動機を持った市民オンブズマンのみに与えられた権利ではなく、動機がなんであれ手続きさえ正しければ暇な小金持ちの一般人でも誰でも権利を使い倒して弱者女性支援事業キャンセルに追い込める。

女性差別主義者/同性愛差別主義者と呼ばれてポリコレ棒で殴られ続けた男たちは「俺の性自認女性だ! 俺はLGBTQ+でマイノリティだ!」とトランス棒で武装してJKローリングを殴り女子トイレ破壊する逆襲を始めた。

2023-06-11

市民オンブズマンのせいで余計な仕事が増えた

何年か前に弊社に市民オンブズマンから連絡が入った

自社製品仕入元が不正談合を行っているという情報で、裁判をするというもの

色々あって結局裁判になったんだが、マジで余計な仕事なんだよな

談合はいけないことだがそもそも談合があったという証拠自体が滅茶苦茶少なくて言いがかりに近い

それを相手方がズバッと言ってきてしまったので、被害者であるけど大して熱意のないこちら側としては「あーはいそうかもですね」というしかない

だって最初から提示している証拠ってのが公正取引委員会ペライチの書類だけなんだし、それ以上はないからもうどうでもいいよね

負けたらどうなるかは俺にはわからないけど、そもそも裁判に持ち込まなかったら逆にオンブズマン側がこっちを訴えかねないので仕方なく裁判しているだけなんだわ

まじでそれだけで仕事が増えた

埼玉水着撮影会の件もcolaboの件も

記者会見してメディアに取り上げてもらうやり方が通用しなくなってきたのかな。

特定団体特定オンブズマンも含め)の記者会見報道しまくるのがある意味やらせというか仕込みがありすぎるという。

しかしなあ、県知事が夜中に水着撮影会対応Twitterで速報してんのはみっともないと思うのは一般市民感覚じゃないの?

速報するのは当事者同士でよくて行政から出すならまとまった情報正式に出せば良いわけじゃない。

鎮火するのかねこ話題

2023-06-02

anond:20230601211416

そうなったらまた誰かが住民監査請求すればええやん。利益相反にならんからオンブズマン仕事できるで。

2023-05-06

日本共産党維新の会ネオリベ

これがかなり近いTweet

ttps://twitter.com/charinko_fumi/status/1178697622787260417

”真面目な話、大阪共産党ネオリベ的な改革を期待していた人が、選挙の際に『反自民』のマインド維新投票した人も多かったというのもよく聞きます。”

12:46 AM · Oct 1, 2019

ttps://b.hatena.ne.jp/entry/372187950/comment/memoryalpha ”世の中には志位委員長ネトウヨ呼ばわりする面白い人も居るから困るよw”

ttps://twitter.com/orthodoxygkc/status/922806463273230337 ”勝手な試算を流布してブルジョワへの課税強化を邪魔する赤旗ネオリベ化が嘆かわしい”

〇 ttps://twitter.com/orthodoxygkc/status/857378841378947074 ”ネオリベ共産党親和性が高いこと、それを多数の有権者が支持しているということを知らしめた功績はあるかもしれません”

ttps://twitter.com/orthodoxygkc/status/904871189436174336 ”共産党社会党ネオリベがつるんで小さな政府を追求してきたのが日本戦後” 

  これは共産党社会党対立点ではなく共通点を見る指摘

ttps://twitter.com/sunafukin99/status/1242662640993763328 ”「税金無駄遣いをやめて効率的に使え」論って、要するに「俺の気に入った使い道に回せ」という話にすぎないからなあ。たとえば共産党などは昔から軍事費削って福祉に!」と叫んでたけどそれも同じ発想”

ttps://twitter.com/onigumoobasan/status/1213710614066909184 ”共産党までもが消費税減税とか廃止を主張していることに、暗澹たる気持ちになる。彼らは「小さな政府自己責任社会」を目指しているとしか思えない。”

ttps://twitter.com/lautream/status/1200036696080801793 ”日本共産党ネオリベなのかい

ttps://twitter.com/BarberSeidan/status/1178662366818422785 ”日本共産党も隠れネオリベみたいなとこありますからね 大きな政府公共投資に対する不信感とか”

ttps://twitter.com/charinko_fumi/status/1019369443665670144 ”未だに、市民オンブズマン共産党系とか共産党よりとか思っているtweetには、少々辟易するな。寧ろネオリベやぞ。”

ttps://news.yahoo.co.jp/articles/b598fe0e3a9b22bc3f0839ef40d86c9c930889fc ”若者共産党が「保守」だと思っている…最近日本における「保守」「リベラル」って何?”

ttps://kojitaken.hatenablog.com/entry/2020/06/20/113931 ”MMTerにもネオリベにもコミュニストにも「無税国家論」の俗信が一定存在すると共産党大和高田市議・向川まさひで氏が指摘”



これは中国共産党 

ttps://twitter.com/kaikaji/status/1260839714384306178 ”コロナで大きな影響を受けた主要国の経済対策の中で、中国のそれが最も供給面重視かつ財政支出消極的、すなわちネオリベである、ということはもっと広く知られるべき事実







anond:20230506074203

2023-04-26

東京都若年被害女性支援事業に対する住民監査請求監査結果への疑念

Colabo事業への監査結果を読んでみる

https://anond.hatelabo.jp/20221229122645

Colaboの監査請求役人文学の話(追記あり

https://anond.hatelabo.jp/20221229223951

元増田です。

東京都若年被害女性支援事業(前回のColaboを除いた、若草プロジェクト、BOND、ぱっぷすの事業対象)に対する監査結果が出ました。(https://www.kansa.metro.tokyo.lg.jp/PDF/08jumin/5jumin/5jumin2.pdf

4月から久々に仕事に復帰してみたら妙に忙しい部署に放り込まれしまい完全に乗り遅れましたが、今までの経緯もあり最後まで付き合うつもりです。

結論

まず最初結論を。

1.本監査結果が全面的に正しいとした場合、以下のことを導くことができる。

(1)事業者の実施状況報告書重要ものであるにも関わらず、誤記記載方法の不統一など不備が非常に多い。これを漫然と見過ごしていた事業実施部局責任は重く、これを監査委員に指摘させただけでも、本監査請求の意義は高い。

(2)同実施状況報告書の内容を信じた者(ここでは請求人)が、本事業会計に不備があると判断することは自然である

2.本監査請求結果は、監査委員が直接会計確認したものではなく、監査対象局の言い分を監査委員が全面的に受け入れて成立したものである。なお、監査委員が直接会計確認しなかった理由不明である

3.監査部局が「不当ではない」と判断したことについて、理由が示されていない。

4.その他多数の疑義があり、住民訴訟により明らかになることを望む。

私のスタンス

これまでも書いてきましたが、本論に入る前に私のスタンスを書いておきます

住民監査請求や不服審査請求情報公開請求などについて、それを乱発するなどして行政リソースを過度に費やすような状況ではない限り、どのような者でも実施することができる。

 これは当然でしょう。これをとがめるとなると、左派系市民団体オンブズマン活動はかなり制約されてしまます

住民監査請求や不服審査請求(また住民訴訟国賠訴訟行政事件訴訟等)については、請求人(原告)側が100個論点を立てたとして、そのうち1件でも認められたら請求人側の大勝利

 行政相手の不服審査訴訟について、このように評価報道されることが一般的です。行政側が専門性を持ち、また巨大なリソースを抱えている以上、これも当然でしょう。

1.事業者による実施状況報告書に不備が多い点

監査結果26ページ)

(2)意見

本件各契約に基づいて都に提出することとされている実施状況報告書は、概算払の精算の基礎であり、また事業の履行状況を明らかにするための書類であることの重要性に鑑み、監査対象局は受託者に対して、数値や文章誤記がないよう正確に記載させるとともに、相談人数等の集計方法統一させるよう、契約時及び履行期間中において指導を徹底することを求める。

事業者の実施状況報告書に不備が非常に多かったことが伺えますこれを指摘させただけでも本監査請求には重要意味があったと思います

また、仮にこれが単なる不備であったとしても、その情報公表されていない以上、この点において、公表資料を信じて会計不正があると判断した請求人には何ら落ち度はないと考えます

監査結果においてもこのように触れられています

ちなみに、本監査結果において実施状況報告書に不備があったと結論づけられているのは以下のとおりです。

はっきりいって事業実施部局は何のチェックをしてるのか、というレベルですね。

法人Aが相談を受けた人数のカウント方法

法人Aの本件事業に要した経費の総額

法人Aが保護した人数のカウント方法

法人Cの通信運搬費と光熱水費

法人Cが相談を受けた人数のカウント方法

※ちなみに、本当に単なる誤記であったのかどうかは本監査結果からは読み取れません。

2.監査委員が直接会計確認していない点。

前回のColaboの監査請求では、監査委員が自ら関係人(Colabo)の調査を行い、帳簿、領収書等を確認していました。(https://www.kansa.metro.tokyo.lg.jp/PDF/08jumin/4jumin/4jumin5.pdf 14~18ページ)

今回の監査請求結果では、関係調査実施していないため、監査結果の各項目に「監査対象局の説明により確認した」などという文言が繰り返されます

少なくとも、本監査請求結果を読む限りにおいて、監査対象局の説明が正しいとする合理的根拠は認められませんが、監査委員には領収書等が提示されたということなのでしょうか。

例えば以下のとおりです。

監査結果20ページ)

支援のうち相談については相談窓口の拡充により当初の計画額を上回ったということを監査対象局の説明により確認した。

監査結果22ページ)

監査対象局において再調査実施したところ、本件事業に要した経費は2,601万円であり、その内訳は、第1四半期が453万円、第2四半期が543万円、第3四半期が706万円、第4四半期が899万円で、領収書も全て確認したとの事であった。こうした説明により、第4四半期のみが殊更に過大な支出であることはなく、また経費全体で本件委託の上限額を超えているということが確認でき、当該説明に特段不合理な点も見当たらない

監査結果24ページ)

家財道具代や引っ越し代、不用品撤去医療機関に対する支払を年度末にまとめて行っており、支出根拠となる領収書も全て確認したということを監査対象局の説明により確認した。

今回、監査委員がなぜ関係調査実施しなかったか不明ですが、少なくとも監査委員がこの説明をもってよしとした理由訴訟で明らかになっていくでしょう。

3.監査委員の判断理由が示されていない点

2と似ていますが、「監査対象局の説明により確認した」としている点以外の部分でも監査委員が判断をした基準が全く示されていませんので、本監査結果が妥当であるか否か、外部から確認をする術がありません。

例えば、請求人に「LINE相談人件費が過大である」と指摘された部分について、このように記しています

監査結果21ページ)

請求人は、(略)東京都最低賃金である時間額1,072円を考慮しても高額である旨主張する。このことについて、オンラインアウトリーチ自殺企図等の対応など慎重かつ精神的な負担も大きい業務であることを監査対象局の説明により確認した。様々な困難を抱えた若年女性支援するという業務性質からすれば、こうした説明に特段不合理な点は見当たらず、また、このような業務内容を考慮することなく、最低賃金との比較において当該金額の当否を論ずることは適当とはいえない

通常、役所人件費積算する場合役所内部で持っている単価表や一般社会における求人標準的数字(例えばハローワーク求人広告)を参照します。しかし、本監査結果では、「業務性質」というのみであって、本件で計上された金額妥当であるかという点には一切触れていませんので、説得力の欠ける文章になっています

(ちなみに、個人的には請求人の主張はこの点では妥当ではなく、有資格者公認心理士臨床心理士社会福祉士などとまでは言わなくとも、民間カウンセラー資格など)による実施であれば、十分に見合う金額だとは思いますが、本資料からそれを読み取ることはできません。)

4.その他多数の疑義

監査結果11ページ)

夜間見回りについては、事業計画では、秋葉原界隈を月1回、御茶ノ水界隈を年4回、神保町界隈を年4回、赤羽界隈を月1回行うこととしていた。

御茶ノ水神保町については、コロナ禍で対面でのアウトリーチが難しい中、有効手段は無いか検討したところ、中学校高校専門学校等が多い地域特性を踏まえ、11校、9図書館に対してアプローチを行い、生徒に団体活動を紹介するリーフレットを配付してもらう方法に変えたものである

赤羽については、地元消防団等の協力を得てアウトリーチ実施する予定であったが、協力が得られず、また、客引き行為などの検挙が続出し、治安悪化したことから実施を断念したものである

結果として、アウトリーチ秋葉原での13回となったが、その人件費は、事業計画で300万円のところ、実績に基づき、支出額は877,100円となっている。

一方、利用者要望を踏まえ、当初計画以上にまちなか保健室の開催日及び開催時間を拡充したことから、まちなか保健室人件費予算額400万円に対し、実績額は653万円となっている。

当初計画との若干のずれではなく、根本的にやり方を変えているわけですが、このようなやり方をするのであれば当然担当部局(今回の監査対象局)の事前の承認必要でしょう。

契約記載の有無にかかわらず、です。

文章では事前の承認があったようには読み取れませんので、おそらく事後承諾なのでしょうが、このような事後承諾を認めていればなんでもありになってしまます

バラ色の計画書を提出して事業者に選定され、「〇〇の協力を得て事業実施するつもりだったが協力を得られなかったので代わりに××をした。事後承諾してね」なんてのが認められたら委託事業は全く成り立ちません。

かかった経費がオーバーしていればOKというものではありません。これを認めると事前の計画無意味となり、いくらでも経費の横流し(例えば事業者に関係性の深い者の雇用等に切り替えるなど)が可能になります

※この部分に限らず、事業者の言い分を事業実施部局がそのまま鵜呑みにしている部分が多いんですよね。事業実施部局は何のために存在するのかってくらいに。

監査結果14ページ)

委託については、委託契約書第3条において、「委託業務の全部又は主要な部分を一括して第三者委託することができない。ただし、あらかじめ委託者の承諾を得たときは、この限りでない。」と定められている。本事業における主要な業務とは、アウトリーチ支援・居場所提供に関する支援自立支援であり、報告書作成会計業務は主要な業務範囲である

監査結果22ページ)

委託について委託業務の全部又は主要な部分を一括して第三者委託する場合には、あらかじめ委託者の承諾を得ることになっているところ、法人Aが法人Xに再委託している業務は、事業報告書作成及びこれに係る会計業務であり、これらの業務委託事業を履行するための補完的な業務であって、本件事業の全部又は主要な部分ではなく、都の承諾を得る必要はない

(令和3年度事業契約書)

第 1 条 委託者及び受託者は、標記契約書及びこの約款(以下「契約書」という。)に基づき、別途添付仕様書及び図面等(以下「仕様書等」という。)に従い、日本国法令を遵守し、この契約を履行しなければならない。

(令和3年度仕様書

12 再委託の取扱い

受託者は、受託者が行う業務の全部又は主要な部分を一括して第三者委託し、請け負わせることは出来ない。

個人情報の取扱いに関する特記事項

第2 受託者は、個人情報の適正な安全管理が図られていることを都が確認し、都の許諾を得た場合に限り、再委託を行うことができる。再委託を受けた者が更に再委託を行う場合も同様とする。

監査対象局と監査委員は、報告書作成は「主要な部分ではないから事前の承諾は不要」としています

ただ、少なくとも令和3年度の契約書・仕様書によると、

・どのような再委託でも都の事前の承認必要

契約書の「委託業務の全部又は主要な部分を一括して第三者委託することができない。ただし、あらかじめ委託者の承諾を得たときは、この限りでない。」というのは、仕様書12を打ち消すために行われたもの

と読み取ることができます

監査対象局と監査委員の解釈は違うようですが、ね。

※ここで持ってきた仕様書は令和3年度のもので、令和4年度は変わっている可能性があります。ないと思いますが。

いずれにしてもこういった点は、訴訟になれば根拠資料も含めて裁判所から提示を求められるものなので、裁判の結果を見ないと何とも言えない、という結論しかなりません。

監査委員がこのように判断した根拠資料も添付してくれるのが一番わかりやすいのですがね。(おそらく監査対象局はそこまで資料を作りこんで説明しているはずなのですが)

まだ疑義のある点はありますがキリがないのでこのあたりで。

追記

ブコメから

○こいつも中立面してるが初手から既におかしいからな。普通HP上の数字があってなかったら「誤記かな?」って思うもんなんだよ。自分自分不正証拠ネットにアップする奴なんかいないって普通わかるだろ…

監査ってのは事業者ではなく、事業実施部局に対して行うものなんですよ。

で、事業実施部局が、そんな誤記だらけのものを通している時点で大問題なんですよね。

また、請求人の立場としては、事業実施部局が、そんな誤記だらけのものを通してるとは思わないでしょう。

弁護士会計士への委託は前から記載あったのに何でいきなり「いかなる再委託も許さん」みたいな話になっているんだろう?

事前の承認があれば委託していいんですよ。

弁護士等の場合計画書の時点で委託が前提なので、都の事前の承認がありますね。

会計士への委託があったかは知りませんが(税理士だったよーな)

2023-04-02

anond:20230402113250

市民オンブズマン無能邪悪の二択にするんじゃなくて市民オンブズマンは最善を尽くした上で、暇空が一騎当千の超絶有能って可能性もありうるんじゃないか…?

anond:20230402112736

暇空の監査請求が通りまくってるのは誰でも通そうと思えば通せる事例を拾ってきてるだけって説があったが

そうなるとろくに通さない上に監査請求するだけでニュースバリューになっちゃうような市民オンブズマン

のどれだろうな

anond:20230402111929

市民オンブズマンが「立憲共産リベラル系の公金チューチューは利益相反から調べません!お前が気に入らないならお前が叩けよバーカ!」しちゃった結果が今だからな…

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